JPH07227783A - 多方向制御ジョイスティック - Google Patents

多方向制御ジョイスティック

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JPH07227783A
JPH07227783A JP1830994A JP1830994A JPH07227783A JP H07227783 A JPH07227783 A JP H07227783A JP 1830994 A JP1830994 A JP 1830994A JP 1830994 A JP1830994 A JP 1830994A JP H07227783 A JPH07227783 A JP H07227783A
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忠 三浦
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孝宏 金内
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光夫 山下
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位置制御モードと速度制御モードと間での切
り換え時における暴走状態の発生を防止する。 【構成】 ジョイスティックは、操作杆と、X,Y軸方
向検出部と、制御信号発生手段と、押しボタンスイッチ
とを備えている。操作杆は、基部を中心に任意の方向に
揺動可能である。X,Y軸方向検出部は、操作杆の傾斜
角度及び中立点を検出する。制御信号発生手段は、検出
部の検出結果に基づいて位置制御信号又は速度制御信号
を出力する。押しボタンスイッチが押されていない間
は、位置制御信号を出力する位置制御モードである。ま
た、押しボタンスイッチが押されると、速度制御信号を
出力する速度制御モードとなるが、この切り換えは検出
部が操作杆の中立を検出して初めて実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多方向制御ジョイステ
ィック、特に、基部を中心に任意の方向に揺動可能な操
作杆を有する多方向制御ジョイスティックに関する。
【0002】
【従来の技術】ジョイスティック(多方向制御スイッチ
の一例)が、微細な細胞を取り扱うマイクロマニピュレ
ータ、工業材料等から微細な異物を取り出すマイクロサ
ンプリングを行うマニピュレータ等の操作手段として利
用されている。たとえば細胞にDNA溶液の注入処理を
施す場合、一方に微小針をまた他方に捕捉針を配置した
マイクロマニピュレータと、その操作内容を観察するた
めの顕微鏡等を備えたマイクロマニピュレータシステム
が用いられる。一般的なマイクロマニピュレータシステ
ムでは、顕微鏡視野内で微小針や捕捉針等の微小器具を
操作してその映像をCRTディスプレイ等に表示し、表
示内容を観察しながらシャーレ等の容器内に入れられた
細胞等の微小試料に所定の処理を施すようになってい
る。この種のマイクロマニピュレータシステムでは、操
作パネル上に立設されたX,Y軸用のジョイスティック
と、前記操作パネル上に設けられたZ軸用の回転ダイヤ
ル等を操作者が両手で操作して、空間の3軸方向(X,
Y,Z軸方向)にマイクロマニピュレータを動作させ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】マイクロマニピュレー
タとして一般的なフリクション式のものを用い、マイク
ロマニピュレータの移動モードとして、ジョイスティッ
クの操作杆の傾斜量に応じた速度でアクチュエータが駆
動される速度制御モードと、操作杆の傾斜量に応じた距
離だけアクチュエータが駆動される位置制御モードとを
設け、両制御モード間の切り換えを、操作パネル上に設
けられた切り換えスイッチにより行なうことが考えられ
る。
【0004】しかしその構成において、ジョイスティッ
クを傾斜させた状態で位置制御モードから速度制御モー
ドへと切り換えると、操作者の意図とは無関係に自動的
にマイクロマニピュレータのアーム部が移動を開始して
しまう(暴走状態になってしまう)。本発明の目的は、
位置制御モードと速度制御モードと間での切り換え時に
おける暴走状態の発生を防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多方向制御
ジョイスティックは、操作杆と、検出手段と、第1制御
信号発生手段と、第2制御信号発生手段と、受付手段
と、第1切り換え手段と、第2切り換え手段とを備えて
いる。前記操作杆は、基部を中心に任意の方向に揺動可
能である。前記検出手段は、操作杆の傾斜角度及び中立
点を検出する。前記第1制御信号発生手段は、検出手段
の検出結果に基づいて位置制御信号を出力する。前記第
2制御信号発生手段は、検出手段の検出結果に基づいて
速度制御信号を出力する。前記受付手段は、第1及び第
2制御信号発生手段の間で機能する方を切り換えるため
の切り換え指令を受け付ける。前記第1切り換え手段
は、第1制御信号発生手段の機能中に受付手段が切り換
え指令を受け付け、かつ検出手段が操作杆の中立を検出
したとき、第2制御信号発生手段へと機能する方を切り
換える。前記第2切り換え手段は、第2制御信号発生手
段の機能中に受付手段が切り換え指令を受け付けたと
き、第1制御信号発生手段へと機能する方を切り換え
る。
【0006】なお、操作杆に回動可能に取り付けられた
回転つまみと、回転つまみの回転角度及び中立点を検出
する回転検出手段とをさらに備え;前記第1制御信号発
生手段が、回転検出手段の検出結果に基づいても位置制
御信号を出力し;前記第2制御信号発生手段が、回転検
出手段の検出結果に基づいても速度制御信号を出力し;
前記第1切り換え手段が、第1制御信号発生手段の機能
中に受付手段が切り換え指令を受け付け、かつ回転検出
手段が前記回転つまみの中立を検出したとき、第2制御
信号発生手段へと機能する方を切り換え;前記第2切り
換え手段が、第2制御信号発生手段の機能中に受付手段
が切り換え指令を受け付けたとき、第1制御信号発生手
段へと機能する方を切り換えるのが好ましい。
【0007】また、受付手段が操作杆に設けられている
のが好ましい。さらに、受付手段が、操作杆の先端に設
けられた押しボタンを有するのが好ましい。この多方向
制御ジョイスティックは、両手用の1対のジョイスティ
ックであることが好ましい。また、マイクロマニピュレ
ータを操作するためのジョイスティックであることが好
ましい。
【0008】
【作用】本発明に係る多方向制御ジョイスティックで
は、検出手段が、操作杆の傾斜角度及び中立点を検出す
る。そして、検出手段の検出結果に基づいて、第1制御
信号発生手段が位置制御信号を出力し、又は前記第2制
御信号発生手段が速度制御信号を出力する。一方、受付
手段が、第1及び第2制御信号発生手段の間で機能する
方を切り換えるための切り換え指令を受け付ける。第1
制御信号発生手段の機能中に受付手段が切り換え指令を
受け付け、かつ検出手段が操作杆の中立を検出したとき
には、前記第1切り換え手段が、第2制御信号発生手段
へと機能する方を切り換える。又、第2制御信号発生手
段の機能中に受付手段が切り換え指令を受け付けたとき
には、前記第2切り換え手段が、第1制御信号発生手段
へと機能する方を切り換える。
【0009】ここでは、第1制御信号発生手段の機能中
に受付手段が切り換え指令を受け付けただけではなく、
検出手段が操作杆の中立を検出して初めて、第2制御信
号発生手段へと機能する方が切り換えられるので、位置
制御モードと速度制御モードと間での切り換え時におけ
る暴走状態の発生が防止される。なお、操作杆に回動可
能に取り付けられた回転つまみと、回転つまみの回転角
度及び中立点を検出する回転検出手段とをさらに備え;
前記第1制御信号発生手段が、回転検出手段の検出結果
に基づいても位置制御信号を出力し;前記第2制御信号
発生手段が、回転検出手段の検出結果に基づいても速度
制御信号を出力し;前記第1切り換え手段が、第1制御
信号発生手段の機能中に受付手段が切り換え指令を受け
付け、かつ回転検出手段が前記回転つまみの中立を検出
したとき、第2制御信号発生手段へと機能する方を切り
換え;前記第2切り換え手段が、第2制御信号発生手段
の機能中に受付手段が切り換え指令を受け付けたとき、
第1制御信号発生手段へと機能する方を切り換える場合
には、さらに前記作用が顕著になる。
【0010】また、受付手段が操作杆に設けられている
場合には、操作性が高い。さらに、受付手段が、操作杆
の先端に設けられた押しボタンを有する場合には、操作
性がさらに高くなる。この多方向制御ジョイスティック
が、両手用の1対のジョイスティックである場合には、
前記作用がより有効である。また、マイクロマニピュレ
ータを操作するためのジョイスティックである場合に
は、さらに有効である。
【0011】
【実施例】マイクロマニピュレータシステム 本発明の一実施例を採用したマイクロマニピュレータシ
ステムを示す図1において、このマイクロマニピュレー
タシステムは、ベース1と、ベース1に載置された顕微
鏡2と、顕微鏡2の両側方に配置された1対のマイクロ
マニピュレータ3,4と、顕微鏡2及びマイクロマニピ
ュレータ3,4を制御するための制御装置5とを有して
いる。
【0012】顕微鏡2は、その中央部に操作台6を有し
ており、操作台6には細胞等の微小試料が収容されるシ
ャーレ7が配置されている。操作台6の下方には対物レ
ンズ(図示せず)が配置されており、対物レンズの下端
部にはTVカメラ9が接続されている。操作台6は、図
示しない駆動機構によって水平方向(X,Y軸方向)及
び上下方向(Z軸方向)に駆動され得る。
【0013】マイクロマニピュレータ3,4は、台1
0,11と、台10,11上に取り付けられた駆動部1
2,13とを主に有している。駆動部12,13は、そ
れぞれX,Y,Z軸方向に1μm単位の動きを行い得
る。駆動部12,13の顕微鏡2側端部には、駆動部1
2,13により駆動されるアーム16,17が設けられ
ている。アーム16,17には、試料に対して処理を施
すためのプローブ等の微小器具18,19が取り付けら
れている。
【0014】制御装置5は、モニタ24と、操作パネル
25と、制御ユニット26とを主に有している。操作パ
ネル25には、2つのマイクロマニピュレータ3,4を
X,Y,Z軸方向に別々に操作するジョイスティック2
7,28、及び各種キーを含むキー群33が設けられて
いる。制御ユニット26は、図2に示すように、RA
M,ROM等を含むマイクロコンピュータからなる制御
部40を含んでいる。制御部40には、TVカメラ9、
操作パネル25、マイクロマニピュレータ3,4を3軸
方向で駆動するための駆動部41,42、各種の設定値
等を記憶するためのメモリ43、及びTVカメラ9の撮
像画像を表示するためのモニタ24が接続されている。
【0015】次に、制御ユニット26の制御機能を図3
の制御フローチャートにしたがって説明する。まず、図
3のステップS1で初期設定を行う。ここではたとえ
ば、駆動部12,13を初期位置にセットする。ステッ
プS2ではジョイスティック27,28のいずれかが操
作されたか否かを判断する。ジョイスティック27,2
8が操作されない間は、そのままステップS6に移行し
て一般的処理を実行する。
【0016】ステップS2において、ジョイスティック
27,28のいずれかが操作されたと判断すると、ステ
ップS3に移行する。なお、ステップS2では、後述す
るジョイスティック27,28からの制御信号の有無に
より、ジョイスティック27,28が操作されたか否か
を判断する。ステップS3では、ジョイスティック2
7,28の動作モードが位置制御モードであるか速度制
御モードであるかを判断する。ここでは、後述するジョ
イスティック27,28からのモード信号により、制御
信号が位置制御信号か速度制御信号かを判断する。動作
モードが位置制御モードであると判断すると、ステップ
S4に移行する。ステップS4では、操作されたジョイ
スティック27,28の操作方向に応じて、駆動部1
2,13をX,Y,Z軸方向に位置制御駆動する。ま
た、ステップS3において速度制御モードであると判断
した場合には、ステップS5に移行する。ステップS5
では、駆動部12,13をX,Y,Z軸方向に速度制御
駆動する。
【0017】ジョイスティック ジョイスティック27,28は図4及び図5に示すよう
な構成である。支持部50は操作パネル25に取り付け
られている。支持部50には球体51が回転可能に保持
されている。球体51の上端には、操作杆53を構成す
る棒状部52が立設されている。棒状部52の上部には
把持部54が取り付けられている。把持部54の上端部
には、回転つまみ55と押しボタンスイッチ56とが設
けられている。支持部50の内部には操作杆53の傾動
角度を検出するためのX軸方向検出部57及びY軸方向
検出部58が設けられている。このX軸方向検出部57
及びY軸方向検出部58は、球体51を中心とする操作
杆53のX軸方向及びY軸方向の回転角度を検出するポ
テンショメーター等で構成される。回転つまみ55の回
転角度はZ軸方向検出部59によって検出される。Z軸
方向検出部59は、把持部54の内部に配置され、回転
つまみ55の回転角に応じて検出信号を出力するポテン
ショメーターまたはロータリーエンコーダ等で構成され
る。
【0018】図4のジョイスティック27において、支
持部50に対し球体51は摩擦力により保持されてい
る。操作杆53が傾斜させられると、この摩擦力によっ
て、その傾斜姿勢が維持される。また回転つまみ55と
把持部54の間にも摩擦力が介在しており、回転つまみ
55が操作された際にも、この摩擦力が操作位置を保持
する。
【0019】X軸方向検出部57、Y軸方向検出部5
8、Z軸方向検出部59及び押しボタンスイッチ56の
出力は、制御信号発生手段60に入力される。制御信号
発生手段60は、CPU及びメモリを有するコンピュー
タを含んでおり、X軸方向検出部57、Y軸方向検出部
58及びZ軸方向検出部59の信号を、それぞれX,
Y,Z軸方向の制御信号に変換して出力する。また、押
しボタンスイッチ56の操作に応じて、出力する制御信
号が位置制御信号であるか速度制御信号であるかを区別
するモード信号を出力する。さらに、制御信号発生手段
60は、操作杆53が中立点に戻ったことを示すXY軸
中立点フラグ及び回転つまみ55が中立点に戻ったこと
を示すZ軸中立点フラグを有している。
【0020】ジョイスティック27の制御信号出力の制
御フローチャートを図6に示す。ステップS11では、
押しボタンスイッチ56が押圧されているか否かを判断
する。押しボタンスイッチ56が押圧されていると判断
した場合には、ステップS12に移行する。ステップS
12では、XY軸中立点フラグが「0」であるか「1」
であるかを判断する。ステップS12において、XY軸
中立点フラグが「0」であると判断した場合には、ステ
ップS13に移行する。ステップS13では、操作杆5
3がXY軸中立点であるか否かを判断する。ここで、操
作杆53がXY軸中立点に位置していると判断した場合
には、ステップS14に移行し、XY軸中立点フラグに
「1」をたてる。この後ステップS15に移行して、X
軸方向検出部57及びY軸方向検出部58からの入力信
号に基づいてX,Y軸方向の制御信号を速度制御信号と
して出力する。このとき同時に速度制御モードを示すモ
ード信号を出力する。
【0021】ステップS12において、XY軸中立点フ
ラグが「1」の場合にはステップS15に移行する。ま
たステップS13において、操作杆53がXY軸中立点
にないと判断した場合には、ステップS16に移行して
XY軸方向の制御信号の出力を停止する。ステップS1
5及びステップS16からはステップS17に移行す
る。ステップS17では、Z軸中立点フラグが「0」で
あるか「1」であるかを判断する。ここでZ軸中立点フ
ラグが「0」であると判断した場合には、ステップS1
8に移行する。ステップS18では、回転つまみ55
が、Z軸中立点にあるか否かを判断する。ここで、回転
つまみ55がZ軸中立点であることを検出した場合に
は、ステップS19に移行する。ステップS19では、
Z軸中立点フラグに「1」をたてる。次いでステップS
20に移行して、Z軸方向の制御信号を速度制御信号と
して出力する。
【0022】ステップS17においてZ軸中立点フラグ
が「1」であると判断した場合にはステップS20に移
行してZ軸方向の制御信号を速度制御信号として出力す
る。また、ステップS18において回転つまみ55がZ
軸中立点にないことを検出した場合にはステップS21
に移行してZ軸方向の制御出力信号を停止する。ステッ
プS11において、押しボタンスイッチ56が押圧され
ていないときには、ステップS22に移行する。ステッ
プS22では、XY軸中立点フラグ及びZ軸中立点フラ
グを「0」にする。この後ステップS23に移行して、
出力制御信号を位置制御信号として出力する。このとき
同時に、位置制御モードであることを示すモード信号を
出力する。
【0023】ステップS20、ステップS21及びステ
ップS23の終了後はステップS11に戻り、上述の動
作を繰り返す。使用例 上述の実施例の使用例を以下に説明する。シャーレ7内
の試料はTVカメラ9で撮影されてモニタ24に映し出
される。操作者は、モニタ24を見ながら、操作パネル
25の各種キー群33及びジョイスティック27,28
を操作し、両マイクロマニピュレータ3,4を駆動し
て、微小器具18,19による細胞処理を行う。この処
理操作において両ジョイスティック28,28は、操作
者がそれぞれ左右の手で握ることで操作される。
【0024】両ジョイスティック27,28の動作は同
一であるので、以下、ジョイスティック27に関して説
明する。操作者は、把持部54を右手で持って操作を行
う。押しボタン56を押さなければ、それは位置制御モ
ードの指定を意味し、中立点フラグは「0」である(ス
テップS22)。したがって、制御信号発生手段60
は、操作杆53及び回転つまみ55の現在位置からの操
作量にしたがって位置制御信号を出力する(ステップS
23)。マイクロマニピュレータ3では、この制御信号
発生手段60の出力する位置制御信号に基づいて、粗動
部12及び微動部14が駆動されて動作を行う。
【0025】マイクロマニピュレータ3の操作を速度制
御によって行ないたい場合には、操作杆53の頭部に設
けられた押しボタンスイッチ56を押す。ただし、ジョ
イスティック27が中立点に位置されるまでは、速度制
御は開始されない(ステップS13及びステップS1
8)。これにより、位置制御モードから速度制御モード
への切り換え時における暴走状態の発生が防止される。
【0026】押しボタンスイッチ56を押圧しながら操
作杆53を中立位置に動かすと、中立点フラグが「1」
になり(ステップS14)、XY軸方向に関し速度制御
モードになる(ステップS15)。これ以後は、押しボ
タンスイッチ56の押下を維持しつつづける限り、速度
制御モードが維持される。速度制御モードにおいては、
操作杆53を所望の方向に傾動させれば、操作杆53の
傾動角度に応じた速度制御信号が制御信号発生手段60
から出力され、速度制御信号に応じた速度でマイクロマ
ニピュレータ3がXY軸方向に動作する。
【0027】一方、押しボタンスイッチ56を押圧しな
がら回転つまみ55を中立位置に復帰させると、Z軸方
向について中立点フラグが「1」になり(ステップS1
9)、速度制御モードになる(ステップS20)。これ
以後は、押しボタンスイッチ56の押下を維持しつつづ
ける限り、速度制御モードが維持される。速度制御モー
ドにおいては、回転つまみ55を回転させれば、この回
転角度に応じたZ軸方向の速度制御信号が制御信号発生
手段60から出力され、速度制御信号に応じた速度でマ
イクロマニピュレータ3がZ軸方向に動作する。
【0028】押しボタンスイッチ56の押圧が解除され
ると、速度制御モードから位置制御モードに戻る(ステ
ップS22及びステップS23)。上述した実施例で
は、1本のジョイスティック27(28)を用いて、3
次元方向の制御を行うことが可能であり、かつ位置制御
信号及び速度制御信号の出力の切り換えも可能である。
また、位置制御モードから速度制御モードに切り換える
際には、中立点復帰の検出を条件にしているので、暴走
が確実に防止される。さらに、操作杆53及び回転つま
み55の操作位置を摩擦力によって保持するフリクショ
ン方式を用いているため、装置構成が簡単となり小型化
を図ることができる。 〔他の実施例〕 A)上述の実施例において、押しボタンスイッチ56を
操作杆53の把持部54の中間部に設けることも可能で
ある。 B)押しボタンスイッチ56の押圧が解除された直後は
制御信号の出力を停止し、操作杆53及び回転つまみ5
5が一旦中立点に復帰した後に、位置制御信号を出力す
るように構成することもできる。 C)操作杆53として、フリクション方式及びスプリン
グリターン方式の切り替えが可能なものを採用すること
も可能である。そして、押しボタンスイッチ56とし
て、押圧された状態でロック可能なものを採用してもよ
い。この場合には、押しボタンスイッチ56を押圧して
ロックした時に操作杆53がスプリングリターン方式に
なり、押しボタンスイッチ56のロックを解除した時に
操作杆53がフリクション方式になるように構成する。
【0029】速度制御を行なう場合は、押しボタンスイ
ッチ56を押圧してロックすれば、操作杆53がスプリ
ングリターン方式に切り替わるため、XY軸方向の速度
制御操作は通常のスプリングリターン方式のジョイステ
ィックと同様に行なうことができる。また、位置制御を
行なう場合には、押しボタンスイッチ56のロックを解
除する。 D)中立点の検出を、ソフトウェア的に行ってもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明に係る多方向制御ジョイスティッ
クでは、第1制御信号発生手段の機能中に受付手段が切
り換え指令を受け付けただけではなく、検出手段が操作
杆の中立を検出して初めて、第2制御信号発生手段へと
機能する方が切り換えられるので、位置制御モードと速
度制御モードと間での切り換え時における暴走状態の発
生が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が採用されたマイクロマニピ
ュレータシステムの斜視図。
【図2】前記マイクロマニピュレータシステムの制御ブ
ロック図。
【図3】前記マイクロマニピュレータシステムの制御フ
ローチャート。
【図4】本発明の一実施例の斜視図。
【図5】前記実施例の制御ブロック図。
【図6】前記実施例の制御フローチャート。
【符号の説明】 53 操作杆 55 回転つまみ 56 押しボタンスイッチ 57 X軸方向検出部 58 Y軸方向検出部 59 Z軸方向検出部 60 制御信号発生手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基部を中心に任意の方向に揺動可能な操作
    杆と、 前記操作杆の傾斜角度及び中立点を検出する検出手段
    と、 前記検出手段の検出結果に基づいて位置制御信号を出力
    する第1制御信号発生手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて速度制御信号を出力
    する第2制御信号発生手段と、 前記第1及び第2制御信号発生手段の間で機能する方を
    切り換えるための切り換え指令を受け付ける受付手段
    と、 前記第1制御信号発生手段の機能中に前記受付手段が切
    り換え指令を受け付け、かつ前記検出手段が前記操作杆
    の中立を検出したとき、前記第1制御信号発生手段から
    前記第2制御信号発生手段へと機能する方を切り換える
    第1切り換え手段と、 前記第2制御信号発生手段の機能中に前記受付手段が切
    り換え指令を受け付けたとき、前記第2制御信号発生手
    段から前記第1制御信号発生手段へと機能する方を切り
    換える第2切り換え手段と、を備えた多方向制御ジョイ
    スティック。
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