JPH07227181A - 中通し振出竿と、中通し振出竿の手元竿、及び中通し振出竿等の穂先竿の構造 - Google Patents

中通し振出竿と、中通し振出竿の手元竿、及び中通し振出竿等の穂先竿の構造

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JPH07227181A
JPH07227181A JP30492794A JP30492794A JPH07227181A JP H07227181 A JPH07227181 A JP H07227181A JP 30492794 A JP30492794 A JP 30492794A JP 30492794 A JP30492794 A JP 30492794A JP H07227181 A JPH07227181 A JP H07227181A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中通し振出竿と、中通し振出竿の手元竿等の
構造に関する。 【構成】 中通し振出竿は釣糸挿入ワイヤを要さずし
て、中通し振出竿に、簡易かつ迅速に釣糸を挿入し得る
もので、その構造は、基端2aにリール5を備え、かつ
竿蓋8に釣糸挿通用の孔81を設けてなる手元竿2入れ
子式に収容される数本の中通し用の振出竿3の穂先側振
出竿31に収容され、かつ当該穂先側振出竿より振出さ
れた状態で、当該穂先側振出竿の先端開口部32に係止
される係合基部42を備えた穂先竿4、及び穂先竿の少
なくとも係合基部に設けた前記釣糸を挿通する孔41、
並びに穂先竿の振出部外周面に設けた釣糸ガイド環44
〜47及びトップガイド環48と、でなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中通し振出竿と、中通
し振出竿の手元竿、及び中通し振出竿等の穂先竿の構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、風による釣糸のぶれを防止するこ
とができる中通し振出竿が重宝されている。その構成
は、図25に示す如く、手元竿1000にリール100
1を取付け、当該リール1001から繰り出された釣糸
Aは、前記手元竿1000のほぼ中央の孔1000aよ
り竿内に入った後、中空状の中通し振出竿1002A及
び穂先竿1003を経由して、当該穂先竿1003の先
端小開口部(小孔)1004より、竿外に繰り出される
機構となっている。そして、この構成では、手元竿のほ
ぼ中央の孔より竿内に挿入することから、リールから小
孔まで竿外に露出する釣糸が邪魔となる問題がある。ま
た中通し振出竿から穂先竿まで釣糸を挿入するのに、釣
糸挿入ワイヤー(中通し挿入ワイヤー)を要し、作業が
面倒であること、又は釣糸挿入ワイヤーを別途要し、煩
わしいこと、等の問題がある。更に穂先竿内に釣糸を挿
入する構成であることから、当該穂先竿の外径寸法(外
寸)が大きくなる。したがって、在来の如く、穂先竿と
しての微妙な弾性(撓み弾性)に乏しいこと、又は魚に
違和感を与え、魚を取り逃すこと、等の問題が考えられ
る処である。
【0003】尚、前記問題の一部を解消する中通し振出
竿及びこれに類する先行技術としては、下記の発明又は
考案が見当る。(1)特開昭59−42827号の中通
し振出竿がある。この発明は、中空孔を有する穂先竿、
振出竿及び手元竿にて中通し振出竿(以下、改良中通し
振出竿とする。)を構成し、この改良中通し振出竿の手
元竿と、この手元竿の基端の竿蓋(保護キャップ)との
間に釣糸道孔を形成し、この釣糸道孔を経由して、穂先
竿の中空孔に達する構成である。(2)実開平4−62
061号の釣竿がある。この考案は、改良中通し振出竿
で、その竿蓋(底蓋)に大小の係止孔を形成し、かつこ
の大小の係止孔を形成し、かつこの大小の係止孔に係脱
する大小ストッパーを設け、中通し釣糸を長短させる構
成である。(3)特開平4−30740号の内蔵糸巻き
式振出し釣竿がある。この発明は、改良中通し振出竿の
手元竿の基部にリールを内蔵し、テーパー状の釣糸道孔
を介して、中空孔を有する穂先竿に釣糸を導く構成であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上で詳述した先行技
術は、改良中通し振出竿外に釣糸が露出しない構成であ
り大変有益である。しかし、その反面釣糸挿入ワイヤー
を必要とし、前述した従来の中通し振出竿と同様な課題
が考えられる。また穂先竿の貫通孔及び先端孔を介し
て、釣糸が当該穂先竿に導かれる構成となっていること
から、従来の中通し振出竿と同様に、外寸が大きくな
り、当然外寸の大きさに起因する多くの課題が考えられ
る。また穂先竿の先端まで釣糸を通す構造であることか
ら、当然穂先竿の外寸が大きくなり、しなやかさ等に欠
けること、及び魚に違和感を与える虞れが多分にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み、本発明は、
釣糸挿入ワイヤーを必要とせず、中通し振出竿に簡易か
つ迅速に釣糸を挿入し得ること、穂先竿の外寸を小さく
して、少なくとも従来のソリッド(中実、むく、又は中
実嵌め込み等を云う。以下同じ)、中空状の穂先竿と同
様な弾性感覚を発揮し得ること、を目的として、下記の
構成を採用した。
【0006】即ち、本発明の中通し振出竿は、基端にリ
ールを備え、かつ竿蓋に釣糸挿通用の孔を設けてなる手
元竿と、この手元竿に入れ子式に収容される幾本かの中
通し用の振出竿と、この振出竿の穂先側振出竿に収容さ
れ、かつ当該穂先側振出竿より振出された状態で、当該
穂先側振出竿の先端開口部に係止される係合基部を備え
た穂先竿と、この穂先竿の少なくとも係合基部に設けた
前記釣糸を挿通する穿孔、道孔、その他孔、開口等の孔
と、前記穂先竿の振出部の外周面に設けた釣糸ガイド環
及びトップガイド環と、で構成される。
【0007】また、本発明は、リールの取付け位置を変
更して中通し振出し竿に重量バランスを確保すること、
等を目的として、下記の構成を採用する。
【0008】即ち、本発明の中通し振出竿の手元竿は、
基端に当該基端より突出する手元釣糸ガイド環を有する
とともに、当該基端にリールを取付けるリール取付部を
備え、かつ竿蓋に釣糸挿通用の孔を設けた手元竿、及び
この手元竿に入れ子式に収容される幾本かの中通し用の
振出竿・穂先竿でなる中通し振出竿であって、当該中通
し振出竿のリール取付部は、竿蓋側にリール基板一方側
嵌合用の固定受入口を、穂先側にリール基板他方側嵌合
用の摺動受入口を、それぞれ配設する構成である。
【0009】更に本発明は、穂先竿の外寸を小さくし
て、しなやかさを十二分に発揮できること、及び魚に違
和感を与える虞れがないようにすること、等を目的とし
て、下記の構成を採用する。
【0010】即ち、本発明の中通し振出竿等の穂先竿の
構造は、手元竿の基端にリールを備えかつ竿蓋に釣糸挿
通用の孔を設けてなる中通し振出竿、又は手元竿にリー
ルを備えかつ当該手元竿に釣糸挿通用の孔を設けてなる
中通し振出竿、又は手元竿にリールを備えかつ当該手元
竿と元上が並継ぎで、その元上に釣糸挿通用の孔を設け
てなる中通し振出竿、及びこれらの中通し振出竿の手元
竿、元上等に収容される幾本かの中通し用の振出竿と、
この振出竿の穂先側振出竿に収容され、かつ当該穂先側
振出竿より振出された状態で、当該穂先側振出竿の先端
開口部に係止される係合基部を備えた穂先竿、等の穂先
竿であって、この穂先竿は、当該穂先竿の少なくとも係
合基部に設けた前記釣糸を挿通するための孔とかつ少な
くとも当該係合基部より穂先側に向かって設けた細径部
と、かつ当該振出部の外周面に設けた釣糸ガイド環及び
トップガイド環と、で構成される。
【0011】
【作用】以下、本発明の作用(釣糸の挿入方法、リール
の着脱方法等)を説明する。先ず、リールを取付ける状
態より説明すると、図16に示す例は、手元竿の手元側
(基端)に設けられたリール取付部の摺動受入口のロッ
ク片を押上げ、係止爪と係止溝とのロックを解除し、当
該摺動受入口をフリー状態とする(勿論、ロックが解除
された状況では不要の動作である。以下同じ)。そこ
で、続いてリールの基板一方側をリール取付部の固定受
入口に挿設するとともに、リール基板を取付部の本体部
に添接する。この状態において、フリー状態の摺動受入
口を前後動調整(以下、単に調整とする。)し、当該摺
動受入口をリールの基板他方側に套嵌する。そして、つ
いでロック片を押下げ、係止爪と係止溝とをロックし、
このロックを介して、摺動受入口は固定され、同時にリ
ール取付部にリールが取付けられる。
【0012】そこで、手元竿の竿蓋を取外した後、当該
リールより釣糸を導き出し(引き出し)、手元釣糸ガイ
ド環を経由させた後、竿蓋の孔に到らしめる(尚。直接
竿蓋に到らしめる場合も有り得る。)。つづいて穂先竿
の係合基部の孔に挿入した処で、少なくとも当該穂先竿
を手元竿より引き出し(引き抜き)、同時に前記孔に挿
通された釣糸を第1の釣糸ガイド環から順次挿通してい
き、第4の釣糸ガイド環(釣糸ガイド環の数と位置は限
定されない。以下同じ)を経由してトップガイド環に到
らしめる。そこで、釣糸を通した状態のまま穂先竿をも
との位置に戻した後、上栓をはずし(図示せず、以下同
じ)、望ましくは、釣糸を貫通させた穂先竿を僅か引き
出した状態で、釣糸の弛みをとり竿蓋を閉める。これ
で、手元竿、振出竿、穂先竿の一部に釣糸が中通しとな
り、かつ各釣糸ガイド環を介して、釣糸が装置される。
但し、穂先竿に添接される釣糸は、第1の釣糸ガイド環
〜第4の釣糸ガイド環並びにトップガイド環を介して、
当該穂先の外周面に沿って導かれる。そこで、釣糸を竿
長より長く繰り出した後、例えば、在来と同様に手元竿
より穂先竿及び振出竿の如く順次振り出し、一本の釣竿
とするとともに、釣糸をトップガイド環を介して、所定
の長さに繰り出される。このようにして、導かれた釣糸
の先端にある釣針に釣餌をつけて、釣を楽しむが、この
場合、リールが手元竿の基端にあることから、中通し振
出竿のバランスがよく、当該中通し振出竿を軽やかかつ
容易に操作できる。また手元竿に釣糸挿通用の孔を設け
た場合、先ず手元竿にリールをセットした後、止蓋(尻
栓、以下同じ)をはずし幾本かの中通し振出竿及び穂先
竿を手元竿より入れ子式の状態で取り出す。その後、当
該リールより適当な長さの釣糸を繰り出し孔に挿入し手
元竿の竿尻に釣糸をだす。但し、釣糸が細く、しかもし
なやかすぎて竿尻にでない場合は、当該釣糸の先端に孔
より小さいかみつぶし(おもり)をはさみつけ(取り付
け)、前記繰り出し孔に挿入した後、前記かみつぶしの
重さを利用して手元竿の竿尻にだす。ここで、かみつぶ
しをはずす。その釣糸を穂先竿の係合基部の孔に挿入し
たところで、少なくとも穂先竿を引き抜き、同時に前記
孔に挿通された釣糸を第1の釣糸ガイド環から順次挿通
していき、トップガイド環に到らしめる。そこで、釣糸
を通した状態のまま穂先竿をもとの位置に戻した後、幾
本かの中通し用の振出竿とともに手元竿に戻す。その
後、上栓をはずし、望ましくは、釣糸の弛みをとり、続
いて止蓋を閉める。さらに手元竿と元上が並継で、その
元上に釣糸挿通用の孔を設け、かつ当該元上に幾本かの
中通し用の振出竿及び穂先竿が挿設される中通し振出竿
の場合は、まず上栓として機能する嵌合方式の手元竿を
元上より脱外し、リールをセットする。次に幾本かの中
通し用の振出竿及び穂先竿が収容されている元上の元上
止蓋(図示せず、以下同じ)をはずし、幾本かの中通し
用の振出竿及び穂先竿を当該元上より入れ子式の状態で
取り出す。その後、当該リールより適当な長さの釣糸を
繰り出し、当該元上に設けた孔に挿入して、当該元上の
竿はじ(竿尻、以下同じ)にだす。但し、釣糸がでない
場合は、前述と同様かみつぶしを取り付け竿はじにだ
す。ここで、かみつぶしをはずし前記繰り出した釣糸
を、少なくとも前記穂先竿の係合基部の孔に挿入した処
で、当該穂先竿を引き抜き、第1の釣糸ガイド環から順
次挿通しトップガイド環に到らしめる。そこで釣糸を通
した状態のまま穂先竿をもとの位置に戻し、幾本かの中
通し用の振出竿とともに元上に戻す。望ましくは、釣糸
の弛みをとり、元上の元上止蓋を閉める。その後手元竿
と元上を並継する。
【0013】尚、図17〜図21に示す例は、リールの
他の各例を示している。その内、先ず、図17〜図19
に示す例は、手元竿の基端に設けられたリール装置とリ
ール取付部との組合せでなる例であり、具体的には手元
竿の基部に設けたリール装置の取付部固定受入口に手元
釣糸ガイド環を有するリール取付部の取付基板一方側を
挿設するとともに、前記リール取付部の取付基板をリー
ル装置の本体部に添接する。この状態において、フリー
状態(フリー状態になっていない場合は、ロック片を開
放する。)の摺動受入口を調整し、当該摺動受入口をリ
ール取付部の取付基板他方側に套嵌し、ついでロック片
を押下げ、係止爪と係止溝とのロックを介して摺動受入
口は固定され、同時にリール装置にリール取付部を介し
てリールが取付けられる。勿論、リール取付部にリール
が自由に着脱されることは、前述の通りである。次に図
20、図21に示す例は、前述図16に示した例の変形
例であり、具体的には、固定受入口に挿入孔を設け、こ
の挿入孔より手元釣糸ガイド環を有するリール取付具の
リール取付本体部を挿入し、ストッパーを挿入孔の周辺
に衝止させることにより、当該リール取付具は、当該リ
ール取付本体部を固定受入口と摺動受入口との間に装着
される。そこで、リールの基板一方側を固定受入口とリ
ール取付本体部との隙間に挿入するとともに、当該リー
ルの基板他方側を摺動受入口とリール取付本体部との隙
間に挿入する。これにより、リールの基板一方側及び同
基板他方側は、それぞれ係止されるとともに、リール基
板がリール取付本体部に添接されるので、前述の例と同
様にロック片の操作及び作用により、リール取付部にリ
ールが取付けられる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明します。そし
て、具体的な説明の前に、本出願人、本発明に対しまし
て、平成5年12月24日、特願平5−327366号
の中通し振出竿と、中通し振出竿の手元竿の構造の発明
に基づいて、特許法第41条第1項の規定による国内優
先権を主張する。
【0015】図中1は中通し振出竿であって、当該中通
し振出竿1は、この例では手元竿2と、幾本かの振出竿
3(穂先側振出竿31を含む)と、穂先竿4と、で構成
されている。そして、先ず手元竿2の基端2aにはリー
ル5を取付けるリール取付部6が設けられており、当該
リール取付部6は、基端2aの竿蓋側に設けたリール5
の基板一方側51が挿設(挿入)される固定受入口6
1、表面に係止溝62を備え、かつリール5のリール基
板53が添接(当接)される手元竿2の基端2aに設け
たほぼ板状の本体部63、前記基端2aの穂先側に設け
たロック片64及び係止爪65を備えたリール5の基板
他方側52が挿設される摺動受入口66、とで構成され
ている。このリール取付部6の構成及び操作は、従来の
リール取付機構とほぼ同様であるが、手元竿2の基端2
aに固定受入口61が設けられていることが通常の取付
方法と異なる。そして、前述の如く、摺動受入口66
は、当該摺動受入口66の調整及びロック片64の操作
を介して、適宜位置の係止溝62と係止爪65とを係合
し、当該摺動受入口66を移動(摺動)位置で固定し、
この固定された当該摺動受入口66と固定受入口61の
緊締を介して、リール取付部6にリール5を装置する構
成となっている。尚、7は前述基端2aより突出するよ
うに設けた手元釣糸ガイド環、8は釣糸A挿通用の透
孔、道孔、その他孔、開口等の孔81を有する竿蓋で、
望ましくは螺着脱方式、嵌合方式等を採用する。
【0016】次に穂先竿4の構成を説明すると、当該穂
先竿4は穂先側振出竿31の先端開口部32に係止(振
出し時である。)され、かつ釣糸Aを挿通するための穿
孔、道孔、その他孔、開口等の孔41を備えた係合基部
42と、前記振出時に穂先側振出竿31より突出する振
出部4aと、当該振出部4aに設けた第1の釣糸ガイド
環44、第2の釣糸ガイド環45、第3の釣糸ガイド環
46、第4の釣糸ガイド環47並びにトップガイド48
と、で構成されている。そこで、係合基部42と細径部
43(詳細は後述する。)との関係を概説すると、当該
係合基部42より細径又は一部が細径でなる細径部43
の第1の目的は、前記孔41より振り出される(繰り出
される)釣糸Aが、前記振出し時に前記先端開口部32
をスムーズに導かれ、当該細径部43に達することであ
る。また第2の目的は、振出竿3中におけるこの穂先竿
4の孔41を経由した釣糸Aが、当該穂先竿4とともに
スムーズに穂先側振出竿31の先端開口部32を通過で
きることにある。尚、振出竿3の本数及び釣糸ガイド環
の数と位置は図例、説明例に限定されない。又穂先竿4
は、ソリッド方式(以下、ソリッドとする。)、中空方
式(以下、中空状とする。)又は、ソリッドと中空状と
の組合せ方式(以下、組合せとする。)等いずれの方式
も採用可能である。
【0017】続いて穂先竿4の細径部43の具体的な一
例を、図13の断面図に示すア、イ、ウ、エで詳述する
と、図3と図7のア、イ、ウ、エに示す位置において、
前記細径部43は前記図のア、イ、ウ、エに示す断面を
それぞれしている。そして、先ず、アは係合基部42の
基端42aで、穂先側振出竿31の先端開口部32から
ぬけ出ない太さでかつ環状(中実を云う。以下同じ)又
は中空状をなす。次にイは係合基部42のところで、穂
先側振出竿31の先端開口部32の内径とほぼ等しい太
さで、かつ環状又は中空状をなし孔41を有する。ウは
前記係合基部42の下側(海側)向き・上側(空側)向
きに設けられた細径部43のほぼ中央で当該部位の径の
1/2以上の太さでソリッド又は中空状をなす。またエ
は細径部43のほぼ先部で、切欠きは若干であり、ソリ
ッド又は中空状をなす。また前記細径部43の基端43
aが穂先側振出竿31の先端開口部32の内側に入り込
んでいる構成、又は入り込まない構成、更には係合基部
42が細径部43と連設・非連設等する構成等の何れで
も可能であり、限定されない。尚、細径部43が設けら
れる処は、振出部4aの上下面、側面又は上・下面より
側面に亘る部位等の組合せ面などがある。尚、穂先竿4
の調子・軽量化・魚の喰込み等を考慮して、細径部43
の基端43aより当該細径部43の先端にかけて一本又
は複数のU字形、V字形、凹形等の切欠きを設ける場合
も有り得る。
【0018】次に、穂先竿4の係合基部42、孔41及
び穂先側振出竿31の先端開口部32(以下、単に先端
開口部32とする。)との関係を示す各例を、以下に具
体的に説明する。先ず、図3に示す第1の例は、中空状
の細径部43と、この細径部43の基端43aに設けら
れた孔41を形成し、かつ先端開口部32に係止(係
合、抜け止め等)される係止部として機能する環状の係
合基部42とでなる構成であり、穂先竿4の細径部43
が予め細径に構成した好ましい一例である。勿論係合基
部42は、細径部43の形成後に取付けられる構成でも
よい(以下同じ)。尚、孔41及び細径部43を介して
釣糸Aが穂先へ導かれる(以下同じ)。次に図4に示す
第2の例は、ソリッドの細径部43と、環状の係合基部
42との組合せ構成であり、前記第1の例とほぼ同様な
構成である。また図5に示す第3の例は、ソリッドの細
径部43と、この細径部43の基端43aに先端開口部
32に係止される係合基部42を設け、この係合基部4
2には、当該係合基部42の端面42aより細径部43
に達する孔41を設ける構成である。更に図6に示す第
4の例は、ソリッドの細径部43と、この細径部43の
基端43aに設けた先端開口部32に係止される係合基
部42と、この係合基部42に、当該係合基部42の端
面42aより細径部43に達する切欠き状の孔41を設
ける構成である。次に図7に示す第5の例は、ソリッド
の細径部43と、この細径部43の基端43aに設けた
先端開口部32に係止される係合基部42と、この係合
基部42に開口を経由して下方(下方に限定されず、後
述参照)に向かって、かつ細径部43に達する斜設した
孔41を設けた構成である。
【0019】尚、図9に示す第7の例は、この図7に示
す第5例の上向き構成例を示しており、その構成はほぼ
同様であるが、細径部のところが、中実嵌め込みのソリ
ッドとなっている構成等が相違する。次に図8に示す第
6の例は、ソリッドの細径部43を、振出部4aの側面
(図例では、手前側である。)に設け、この細径部43
の基端43aに設けられた前記係合基部42と、この係
合基部42に設け、かつ細径部43に達する孔41と、
でなる構成である。また図10に示す第8の例は、細径
部43(ソリッド、中空状を問わず)を振出部4aの上
面に設けた一例であり、前記図9に示す第7の例とほぼ
同様で孔41が開口を経由して形成されている構成であ
る。但し、前記細径部43の基端43aが穂先側振出竿
31の先端開口部32の内側に入り込んでいない構成等
が相違する。図11に示す第9の例は、ソリッドの細径
部43を係合基部42に到らしめ、その係合基部42の
端面に孔41を備えた孔構成部材41aを設け、この孔
構成部材41aの孔41と細径部43とを連通する構成
である。また図12に示す第10の例は、ソリッドの細
径部43を係合基部42に到らしめ、その係合基部42
に孔41を設け、この孔41を細径部43に到らしめる
構成である。前記係合基部42にガイド部を形成した構
成等が相違するが、このガイド部は細径部43の設けら
れる面及び/又は釣糸Aのスムーズな誘導、からみ、風
による各障害等を考え、例えば、確実性等の点から適宜
採用される。一方、前記第1の例〜第8の例、第10の
例では、それぞれ孔構成部材41a又はほぼ同様な構成
の孔構成部材(図示せず)を採用することは勿論可能で
あり、各例ともソリッド、中空状は図例、説明例に限定
されず、要は穂先竿4の係合基部42に釣糸Aが通過又
は導かれる孔41、通路、隙間、切欠、空間等の装置
(手段、又は方法)が設けられる構成であれば、いずれ
でも採用できる。また前述の如く、少なくとも細径部4
3の構成は、ソリッド、中空状の限定はない。
【0020】尚、前記穂先竿4は、色々の中通し振出竿
に使用できる。具体的には、前述の例の他に、使用する
リールが両軸リール・スピニングリール等の場合で、穂
先竿側(前方)に釣糸Aを繰り出した方が、リール操作
がし易くかつ使い易い、例えば、図22のような従来の
中通し振出竿1A、又は図23のような手元竿と元上が
並継である従来の中通し振出竿1Bであっても勿論使用
できる。即ち、図22に於て、リール5を備えた手元竿
200aに孔201aを設け(孔の位置は手元竿にあれ
ばどこにあつてもよいので、限定されない。以下同じ)
かつ幾本かの中通し用の振出竿3及び穂先竿4が入れ子
式に挿設され、図示しない上栓と止蓋800とで、前記
手元竿200a内に収容される構成の竿である。そし
て、当該竿を使用する場合は、まず上栓を取り外し、手
元竿200aにリール5をセットした後、当該リール5
より繰り出された釣糸Aを当該手元竿200aに設けた
孔201aより挿入し、その後、幾本かの中通し用の振
出竿3に到らしめ穂先竿4の係合基部42の孔41を経
由し、穂先竿4の第1の釣糸ガイド環44から順次挿通
されトップガイド環48に到らしめる構成である。また
例えば図23では、リール5を備えた手元竿200bに
元上202が並継され、当該元上202に釣糸挿通用の
孔201bを設ける(孔201bの位置は元上202に
あればどこでもよく限定されない。以下同じ)。したが
って、通常は元上202に幾本かの中通し用の振出竿3
及び穂先竿4が収容される構成であるので、当該竿を使
用する場合は、上栓として機能する嵌合方式の手元竿2
00bを元上202より脱外し、当該手元竿200bに
元上202を並継する。尚、釣糸Aはリール5より繰り
出され、その後、元上202に設けた釣糸挿通用の孔2
01bに挿入される。そして、幾本かの中通し用の振出
竿3に到らしめ、その後、穂先竿4の係合基部42の孔
41を経由し、穂先竿4の第1の釣糸ガイド環44から
順次挿通されトップガイド環48に到らしめる構成であ
る。さらにまた図24に示す如く、前記穂先竿4は竿蓋
8に孔81を設けるかわりに手元竿200cの基端2a
に釣糸挿通用の孔201cを設ける場合には、リール5
より繰り出した釣糸Aは、手元竿200の孔201cに
通した後、当該手元竿200cから幾本かの中通し用の
振出竿3を経由し、穂先竿4の係合基部42の孔41に
到らしめる。その後釣糸Aは、穂先竿4の第1の釣糸ガ
イド環44から順次挿通されトップガイド環48に到ら
しめる構成である。尚、800は振出竿3及び穂先竿4
の抜け止用の止蓋である。以上の図22〜図24の例で
は、その効果は、中通し挿入ワイヤーを必要とせず、中
通し振出竿1A〜1Cに、簡易かつ迅速に釣糸Aを挿入
することができ、釣を楽しむことができる。
【0021】尚、図17〜図19はリール5と、手元釣
糸ガイド環17を手元竿2の基端2aに取付ける他の例
を示しており、具体的には手元釣糸ガイド環17を備え
たリール取付部16をリール装置18に着脱自在に設け
る構成となっている。即ち、リール取付部16は前記基
端2aに設けたリール装置18の取付部固定受入口18
1に挿入される取付基板一方側161、前記リール装置
18の本体部182に添接される取付基板162、前記
リール装置18の取付部摺動受入口183に挿入される
取付基板他方側163、とで構成されている。したがっ
て、当該リール装置18の取付部固定受入口181への
取付基板一方側161の挿入と、同取付部摺動受入口1
83への取付基板他方側163の挿入及びロック片64
の押下げ操作による係止溝62と係止爪65により、当
該リール装置18にリール5を取付けた手元釣糸ガイド
環17を有するリール取付部16が装置される。図中1
64はリール取付け部16の摺動受入口、165はリー
ル取付部16の固定受入口、166は本体部、をそれぞ
れ示している。また167は手元釣糸ガイド環17と取
付基板162とを連繋する補強杆であるが、必要に応じ
て設けられる。この例では、携帯時等において、手元釣
糸ガイド環17が基端2aより突出せず釣竿の形態、収
容等に利便である。
【0022】更に図20、図21はリール5と、手元釣
糸ガイド環27を手元竿2の基端2aに取付ける他の例
を示しており、具体的には手元釣糸ガイド環27を備え
たリール取付具116をリール装置18に着脱自在に設
ける構成となっている。即ち、取付部固定受入口61に
設けた挿入孔611よりリール取付具116のリール取
付本体部126を挿入し、その先端を摺動受入口66に
衝止(係止)する。これにより、当該リール取付具11
6は摺動受入口66と固定受入口61との間に装着され
るとともに、手元釣糸ガイド環27が手元竿2の基端2
a外に位置される。そこでリール5の基板一方側51を
固定受入口61とリール取付本体部126の基部との隙
間に挿入するとともに、その基板他方側52を摺動受入
口66とリール取付本体部126の先部との隙間に挿入
する。一方リール基板53には、場合により当部53a
を設けリール取付本体部126に当接させる。勿論当部
53aは、リール取付本体部126及び/又は基板53
の形状、構成等よりして不要の場合もあるし、又スペー
サー(図示せず)を介設することもできる。以上のよう
にしてリール取付具116及びリール5が取付けられる
ので、その後の操作及び手順は前述の例と同様である。
尚、効果も前記図17〜図19の例とほぼ同様に考えら
れる。またリール取付具116の全体構成は一例であ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上の構成を採用することによ
り下記の効果を有する。即ち、(1)釣糸挿入ワイヤを
要さずして、中通し振出竿に、簡易かつ迅速に釣糸を挿
入し得る。(2)穂先竿の外寸を小さくして、少なくと
も従来の穂先竿と同様な弾性感覚を発揮し得る。(3)
リールの取付け位置を変更すれば、中通し振出竿に重量
バランスを確保できる。(4)構造簡単であり、使用の
簡便性、低コスト化が図れる。(5)手元釣糸ガイド環
が着脱構成では、形態、収容、移行等に利便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】中通し振出竿の全体を示す一部省略の正面図で
ある。
【図2】穂先竿を示す拡大正面図である。
【図3】穂先竿の係合基部、孔と穂先側振出竿の先端開
口部の第1の例を拡大して示す図で、(イ)は縦断面
図、(ロ)は端面図である。
【図4】穂先竿の係合基部、孔と穂先側振出竿の先端開
口部の第2の例を拡大して示す図で、(イ)は縦断面
図、(ロ)は端面図である。
【図5】穂先竿の係合基部、孔と穂先側振出竿の先端開
口部の第3の例を拡大して示す図で、(イ)は縦断面
図、(ロ)は端面図である。
【図6】穂先竿の係合基部、孔と穂先側振出竿の先端開
口部の第4の例を拡大して示す図で、(イ)は縦断面
図、(ロ)は端面図である。
【図7】穂先竿の係合基部、孔と穂先側振出竿の先端開
口部の第5の例を拡大して示す図で、(イ)は縦断面
図、(ロ)は端面図である。
【図8】穂先竿の係合基部、孔と穂先側振出竿の先端開
口部の第6の例を拡大して示す図で、(イ)は縦断面
図、(ロ)は端面図である。
【図9】穂先竿の係合基部、孔と穂先側振出竿の先端開
口部の第7の例を拡大して示す図で、(イ)は縦断面
図、(ロ)は端面図である。
【図10】穂先竿の係合基部、孔と穂先側振出竿の先端
開口部の第8の例を拡大して示す図で、(イ)は縦断面
図、(ロ)は端面図である。
【図11】穂先竿の係合基部、孔と穂先側振出竿の先端
開口部の第9の例を拡大して示す図で、(イ)は縦断面
図、(ロ)は端面図である。
【図12】穂先竿の係合基部、孔と穂先側振出竿の先端
開口部の第10の例を拡大して示す図で、(イ)は縦断
面図、(ロ)は端面図である。
【図13】図は穂先竿の細径部の具体的な一例を拡大し
て示しており、(1)のア、イ、ウ、エは、図3の各
ア、イ、ウ、エの断面図、同(2)のア、イ、ウ、エ
は、図3の変形例の各ア、イ、ウ、エの断面図、(3)
のア、イ、ウ、エは、図7の各ア、イ、ウ、エの断面
図、同(4)のア、イ、ウ、エは、図7の変形例の各
ア、イ、ウ、エの断面図である。
【図14】リールを更に拡大した斜視図である。
【図15】他のリールを更に拡大し、裏面視した斜視図
である。
【図16】リール取付部と手元竿との関係を更に拡大し
て示す斜視図である。
【図17】リール装置及びリール取付部と手元竿との関
係を更に拡大して示す斜視図である。
【図18】リール装置と手元竿との関係を更に拡大して
示す斜視図である。
【図19】リール取付部の他の一例を更に拡大して示す
斜視図である。
【図20】リール取付具とリール装置とのその他の一例
を拡大して示す斜視図である。
【図21】リール取付具とリール装置とのその他の一例
の装着状態を拡大して示す斜視図である。
【図22】穂先竿の使用例を示し手元竿に釣糸挿通用の
孔を設けた中通し振出竿の一部省略の正面図である。
【図23】穂先竿の使用例を示し元上に釣糸挿通用の孔
を設けた中通し振出竿の一部省略の正面図である。
【図24】穂先竿の使用例を示し手元竿の基端に釣糸挿
通用の孔を設けた中通し振出竿の一部省略の正面図であ
る。
【図25】従来の中通し振出竿の一例を示す一部省略の
正面図である。
【符号の説明】 1 中通し振出竿 1A 中通し振出竿 1B 中通し振出竿 1C 中通し振出竿 2 手元竿 2a 基端 3 振出竿 31 穂先側振出竿 32 先端開口部 4 穂先竿 4a 振出部 41 孔 41a 孔構成部材 42 係合基部 42a 端面 43 細径部 43a 基端 44 第1の釣糸ガイド環 45 第2の釣糸ガイド環 46 第3の釣糸ガイド環 47 第4の釣糸ガイド環 48 トップガイド環 5 リール 51 基板一方側 52 基板他方側 53 リール基板 53a 当部 6 リール取付部 61 固定受入口 611 挿入孔 62 係止溝 63 本体部 64 ロック片 65 係止爪 66 摺動受入口 7 手元釣糸ガイド環 8 竿蓋 81 孔 116 リール取付具 126 リール取付本体部 16 リール取付部 161 取付基板一方側 162 取付基板 163 取付基板他方側 164 取付基板摺動受入口 165 取付基板固定受入口 166 本体部 167 補強杆 17 手元釣糸ガイド環 18 リール装置 181 取付部固定受入口 182 本体部 183 取付部摺動受入口 27 手元釣糸ガイド環 200a 手元竿 200b 手元竿 200c 手元竿 201a 孔 201b 孔 201c 孔 202 元上 800 止蓋 1000 手元竿 1001 リール 1001a 孔 1002A 中通し振出竿 1003 穂先竿 1004 小開口部(小孔) A 釣糸

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端にリールを備え、かつ竿蓋に釣糸挿
    通用の孔を設けてなる手元竿と、 この手元竿に入れ子式に収容される幾本かの中通し用の
    振出竿と、 この振出竿の穂先側振出竿に収容され、かつ当該穂先側
    振出竿より振出された状態で、当該穂先側振出竿の先端
    開口部に係止される係合基部を備えた穂先竿と、 この穂先竿の少なくとも係合基部に設けた前記釣糸を挿
    通する穿孔、道孔、その他孔、開口等の孔と、 前記穂先竿の振出部の外周面に設けた釣糸ガイド環及び
    トップガイド環と、 で構成される中通し振出竿。
  2. 【請求項2】 上記穂先竿の孔は、当該穂先竿の係合基
    部に後付けされる構成の請求項1の中通し振出竿。
  3. 【請求項3】 上記穂先竿の穂先竿の少なくとも穂先側
    振出竿より振出される振出部に切欠、溝、切欠溝、細径
    等の細径部を設けてなる構成の請求項1の中通し振出
    竿。
  4. 【請求項4】 上記細径部は、少なくとも穂先竿の係合
    基部より穂先側に向かって設け、そのほぼ中央部の径
    が、当該部位の径の1/2以上の太さを有する細径部を
    設けた構成となっている請求項3の中通し振出竿。
  5. 【請求項5】 基端に当該基端より突出する手元釣糸ガ
    イド環を有するとともに、当該基端にリールを取付ける
    リール取付部を備え、かつ竿蓋に釣糸挿通用の孔を設け
    た手元竿、及びこの手元竿に入れ子式に収容される幾本
    かの中通し用の振出竿・穂先竿でなる中通し振出竿であ
    って、 当該中通し振出竿のリール取付部は、竿蓋側にリール基
    板一方側嵌合用の固定受入口を、穂先側にリール基板他
    方側嵌合用の摺動受入口を、それぞれ配設する構成とし
    た中通し振出竿の手元竿の構造。
  6. 【請求項6】 基端に当該基端より突出する手元釣糸ガ
    イド環を有するとともに、当該基端にリールを取付ける
    リール取付部を備え、かつ竿蓋に釣糸挿通用の孔を設け
    た手元竿、及びこの手元竿に入れ子式に収容される幾本
    かの中通し用の振出竿・穂先竿でなる中通し振出竿であ
    って、 当該中通し振出竿のリール取付部は、その竿蓋側にリー
    ル基板一方側嵌合用の固定受入口、またその穂先側にリ
    ール基板他方側嵌合用の摺動受入口をそれぞれ設けると
    ともに、前記固定受入口に設けた挿入孔を介して、当該
    固定受入口と前記摺動口との間に装着される前記手元釣
    糸ガイド環を備えたリール取付本体部を有するリール取
    付具を、設ける構成とした中通し振出竿の手元竿の構
    造。
  7. 【請求項7】 基端にリール及び手元竿より突出する手
    元釣糸ガイド環を有するリール取付部を着脱自在に取付
    けるリール装置を備え、かつ竿蓋に釣糸挿通用の孔を設
    けた手元竿、及びこの手元竿に入れ子式に収容される幾
    本かの中通し用の振出竿・穂先竿でなる中通し振出竿で
    あって、 当該中通し振出竿のリール装置は、竿蓋側にリール取付
    部の取付基板一方側嵌合用の取付部固定受入口を、穂先
    側にリール取付部の取付基板他方側嵌合用の取付部摺動
    受入口を、それぞれ配設する構成とした中通し振出竿の
    手元竿の構造。
  8. 【請求項8】 手元竿の基端にリールを備えかつ竿蓋に
    釣糸挿通用の孔を設けてなる中通し振出竿、又は手元竿
    にリールを備えかつ当該手元竿に釣糸挿通用の孔を設け
    てなる中通し振出竿、又は手元竿にリールを備えかつ当
    該手元竿と元上が並継ぎで、その元上に釣糸挿通用の孔
    を設けてなる中通し振出竿、及びこれらの中通し振出竿
    の手元竿、元上等に収容される幾本かの中通し用の振出
    竿と、この振出竿の穂先側振出竿に収容され、かつ当該
    穂先側振出竿より振出された状態で、当該穂先側振出竿
    の先端開口部に係止される係合基部を備えた穂先竿、等
    の穂先竿であって、 この穂先竿は、当該穂先竿の少なくとも係合基部に設け
    た前記釣糸を挿通するための孔とかつ少なくとも当該係
    合基部より穂先側に向かって設けた細径部と、かつ当該
    振出部の外周面に設けた釣糸ガイド環及びトップガイド
    環と、で構成される中通し振出竿等の穂先竿の構造。
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JP3076460U (ja) * 2000-07-10 2001-04-06 登志子 山田 洗濯機で洗えるロングライフ6p敷布団

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