JPH0722704U - Ct装置 - Google Patents
Ct装置Info
- Publication number
- JPH0722704U JPH0722704U JP5818693U JP5818693U JPH0722704U JP H0722704 U JPH0722704 U JP H0722704U JP 5818693 U JP5818693 U JP 5818693U JP 5818693 U JP5818693 U JP 5818693U JP H0722704 U JPH0722704 U JP H0722704U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fulcrum
- link
- gantry frame
- stand
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- Prior art date
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- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】CT装置のガントリを仮想回転軸を中心に傾斜
させるためのリンク機構において、リンク機構部の高さ
を低くし、スタンドを、ガントリフレーム側に寄せて配
置することを可能とし、ガントリの小型化を図り、ま
た、スタンド及びリンクの位置を仮想回転中心からオフ
セットした位置に自由に配置可能とする。 【構成】ガントリフレーム2側とスタンド3(4)側に
各々回転自在のリンク7B,7C;7A,7D(8B,
8C;8A,8D)を一組設け、ガントリフレーム側と
スタンド側のリンクの大きさを変えてこれらのリンクを
組み合わせ、各々の支点と仮想回転中心Oにより平行四
辺形を形成しながらガントリフレームが仮想回転中心を
中心として傾斜するように構成した。
させるためのリンク機構において、リンク機構部の高さ
を低くし、スタンドを、ガントリフレーム側に寄せて配
置することを可能とし、ガントリの小型化を図り、ま
た、スタンド及びリンクの位置を仮想回転中心からオフ
セットした位置に自由に配置可能とする。 【構成】ガントリフレーム2側とスタンド3(4)側に
各々回転自在のリンク7B,7C;7A,7D(8B,
8C;8A,8D)を一組設け、ガントリフレーム側と
スタンド側のリンクの大きさを変えてこれらのリンクを
組み合わせ、各々の支点と仮想回転中心Oにより平行四
辺形を形成しながらガントリフレームが仮想回転中心を
中心として傾斜するように構成した。
Description
【0001】
本考案は、傾斜機構を有するCT装置に係り、特に仮想回転軸を中心としてガ ントリフレームを傾斜させる傾斜機構を有するCT装置に関するものである。
【0002】
従来の装置は、実開平2−42606号公報に記載のように、ガントリフレー ムは仮想回転軸を中心としながら傾斜するが、各リンクの支点間距離及び仮想回 転中心と各支点間の距離を等しくすると共に、前後のリンクの支点を結ぶ直線が 仮想回転中心を通り、その2直線のなす角度と等しくなるように、リンクの支点 を設けなければならなかった。
【0003】
上記のように従来技術は、ガントリフレームを、仮想回転軸を中心に傾斜させ るリンク機構につき、各リンクの支点間距離及び仮想回転中心と各支点間の距離 を等しくすると共に、前後のリンクの支点を結ぶ直線がそれぞれ仮想回転中心を 通り、その2直線のなす角度と等しくなるようにリンクの支点を設けなければな らず、ガントリフレームを支持するスタンド及びリンク機構部の高さは、床と仮 想回転中心の中間以上の高さが必要となるという問題点があった。
【0004】 また、リンク機構部は、2組のリンクとも、すなわちガントリフレーム側とス タンド側のリンクとも、同じ高さが必要となるため、高さ方向に大きくなるとい う問題点があった。 更に、リンクの支点を結ぶ直線が仮想回転中心を通らなければならず、更に、 支点間のなす角度も限定されるため、リンクの形状、大さき、スタンド及びリン ク機構の配置などが制限されるという問題点があった。
【0005】 本考案の目的は、リンク機構部の高さを小さくし、ガントリ幅を縮小すると共 に、スタンド及びリンク機構の配置に自由度をもたせたCT装置を提供すること にある。
【0006】
上記目的は、ガントリフレームをリンクを用いてなる傾斜機構を介してスタン ドに支持するCT装置において、前記ガントリフレームを支持する前記スタンド に第1支点が回転自在に取り付けられた第1リンクと、この第1リンクの第2支 点に回転自在にその第1支点が取り付けられかつその第2支点が前記ガントリフ レームに回転自在に取り付けられた第2リンクと、前記第1リンクの第1支点を 通過し第1リンクの第1支点と第2支点を結ぶ直線と所定の角度を有する直線上 で、仮想回転中心と第2支点間距離に等しい位置にある第1リンクの第3支点に 回転自在にその第1支点が取り付けられかつその第2支点が前記ガントリフレー ムに回転自在に取り付けられた第3リンクと、この第3リンクの第2支点を通過 し第3リンクの第2支点と第1支点を結ぶ直線と所定の角度を有する直線上で、 前記仮想回転中心と第2支点間距離に等しい位置にある第3リンクの第3支点に 回転自在にその第1支点が取り付けられた第4リンクとを具備し、前記第2リン クの第1支点と第2支点間距離と、前記仮想回転中心と前記第1リンクの第1支 点間距離を等しくし、更に前記第4リンクの第1支点と第2支点間距離と、前記 仮想回転中心と前記第3リンクの第2支点間距離を等しくすることにより、前記 仮想回転中心と各リンクの各支点は平行四辺形を形成しながら前記ガントリフレ ームを前記仮想回転中心を中心に傾斜させることにより達成される。
【0007】
上記手段によれば、リンク機構のガントリフレームに取り付けた側の高さを低 くすることができ、ガントリフレームを支持するスタンド及びリンク機構部をよ りガントリ内側に配置することが可能となり、ガントリの大きさを小さくするこ とができる。また、スタンド及びリンクの位置を、仮想回転中心からオフセット した位置に自由に配置することができる。
【0008】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図1は、本考案が適用されたX線CT装置の一例の概略構成を示す図で、(a )は正面図、(b)は側面図である。この図1に示すように、X線CT装置は、 X線管装置5とこれに対向するX線検出器6を搭載した回転板1が、ガントリフ レーム2を介してスタンド3,4に支持されてなる。 前記ガントリフレーム2は、その一端側が第1傾斜機構7を介してスタンド3 に支持され、他端側が第2傾斜機構8を介してスタンド4に支持されている。
【0009】 図2及び図3に、図1に示したX線CT装置の主な傾斜機構構成要素を示す。 第1傾斜機構7は、図2(スタンド3側リンク)及び図3(ガントリフレーム2 側リンク)に示すように、主に、第1リンク7A、第2リンク7B、第3リンク 7C及び第4リンク7Dで構成されている。 同様に、第2傾斜機構8は、主に、第1リンク8A、第2リンク8B、図示し ない第3リンク8C及び第4リンク8Dで構成されている。 なお、第1傾斜機構7と第2傾斜機構8とは同様の構成であるため、本実施例 では、第1傾斜機構7についてのみ説明し、第2傾斜機構8の説明は省略する。
【0010】 前記第1リンク7A及び第4リンク7Dは、一端(支点A1,B1)が回転自在 にスタンド3に取り付けられており、他端(支点A2,B2)が第2リンク7B及 び第3リンク7Cの一端(支点C2,D2)に回転自在に取り付けられている。ま た、第2リンク7B及び第3リンク7Cの他端(支点C1,D1)は、回転自在に ガントリフレーム2に取り付けられている。更に、仮想回転軸Oと各リンク支点 間距離には、
【0011】
【数1】 の関係がある。
【0012】 また、第1リンク7Aの支点A3に回転自在に第3リンク7Cの支点D3が取り 付けられており、これにより第1リンク7A、第2リンク7B、第3リンク7C 及び第4リンク7Dは連結される。更に、仮想回転軸Oと第1リンク7Aと第3 リンク7Cには、
【0013】
【数2】 の関係がある。
【0014】 次に、図4(a),(b),(c)にガントリフレーム傾斜動作図を示す。 上記のような関係に各リンクを設置すると、図4(a),(b),(c)に示 すように、各リンクと仮想回転軸Oは平行四辺形OA1,A1A2,C1C2,OC1 、平行四辺形OA1,A1A3,D1D3,OD1及び平行四辺形OD1,D1D2,B1 B2,OB1を形成し、ガントリフレーム2を、仮想回転軸Oを中心として真円運 動により傾斜させることができる。
【0015】 図4(a)はガントリフレーム2が左側に傾斜(前傾)した場合、図4(b) はガントリフレーム2が直立している場合、図4(c)はガントリフレーム2が 右側に傾斜(後傾)した場合、を示している。
【0016】
以上説明したように本考案によれば、リンク機構のガントリフレーム側の高さ を低くすることができ、ガントリフレームを支持するスタンド及びリンク機構部 をよりガントリ内側に配置することが可能となり、ガントリの大きさを小さくす ることができるという効果がある。 また、スタンド及びリンク機構部を仮想回転中心からオフセットした位置に配 置(自由度をもって配置)することができるという効果もある。
【図1】本考案が適用されたX線CT装置の一例の概略
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図2】図1に示したX線CT装置の傾斜機構構成要素
のうちスタンド側リンクを示す図である。
のうちスタンド側リンクを示す図である。
【図3】図1に示したX線CT装置の傾斜機構構成要素
のうちガントリフレーム側リンクを示す図である。
のうちガントリフレーム側リンクを示す図である。
【図4】ガントリフレームの傾斜動作の説明図である。
1 回転板 2 ガントリフレーム 3 スタンド 4 スタンド 5 X線管装置 6 X線検出器 7 第1傾斜機構 8 第2傾斜機構 7A,8A 第1リンク 7B,8B 第2リンク 7C,8C 第3リンク 7D,8D 第4リンク O 仮想回転軸(仮想回転中心) A1,A2,A3,B1,B2,C1,C2,D1,D2,D3
支点
支点
Claims (1)
- 【請求項1】ガントリフレームをリンクを用いてなる傾
斜機構を介してスタンドに支持するCT装置において、 前記ガントリフレームを支持する前記スタンドに第1支
点が回転自在に取り付けられた第1リンクと、この第1
リンクの第2支点に回転自在にその第1支点が取り付け
られかつその第2支点が前記ガントリフレームに回転自
在に取り付けられた第2リンクと、前記第1リンクの第
1支点を通過し第1リンクの第1支点と第2支点を結ぶ
直線と所定の角度を有する直線上で、仮想回転中心と第
2支点間距離に等しい位置にある第1リンクの第3支点
に回転自在にその第1支点が取り付けられかつその第2
支点が前記ガントリフレームに回転自在に取り付けられ
た第3リンクと、この第3リンクの第2支点を通過し第
3リンクの第2支点と第1支点を結ぶ直線と所定の角度
を有する直線上で、前記仮想回転中心と第2支点間距離
に等しい位置にある第3リンクの第3支点に回転自在に
その第1支点が取り付けられた第4リンクとを具備し、 前記第2リンクの第1支点と第2支点間距離と、前記仮
想回転中心と前記第1リンクの第1支点間距離を等しく
し、更に前記第4リンクの第1支点と第2支点間距離
と、前記仮想回転中心と前記第3リンクの第2支点間距
離を等しくすることにより、前記仮想回転中心と各リン
クの各支点は平行四辺形を形成しながら前記ガントリフ
レームを前記仮想回転中心を中心に傾斜させることを特
徴とするCT装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993058186U JP2603176Y2 (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | Ct装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993058186U JP2603176Y2 (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | Ct装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0722704U true JPH0722704U (ja) | 1995-04-25 |
JP2603176Y2 JP2603176Y2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=13076993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993058186U Expired - Lifetime JP2603176Y2 (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | Ct装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603176Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014521467A (ja) * | 2011-08-10 | 2014-08-28 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | イメージングシステムのガントリのチルト支持部 |
-
1993
- 1993-10-04 JP JP1993058186U patent/JP2603176Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014521467A (ja) * | 2011-08-10 | 2014-08-28 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | イメージングシステムのガントリのチルト支持部 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2603176Y2 (ja) | 2000-02-28 |
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