JPH07226963A - 電子交換機 - Google Patents

電子交換機

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JPH07226963A
JPH07226963A JP1563994A JP1563994A JPH07226963A JP H07226963 A JPH07226963 A JP H07226963A JP 1563994 A JP1563994 A JP 1563994A JP 1563994 A JP1563994 A JP 1563994A JP H07226963 A JPH07226963 A JP H07226963A
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祥子 伊吹
Akiyoshi Ueno
明美 上野
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Communication Systems Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は対向する局間に直通回線を設定する電
子交換機に関し、管理局のみの操作で、直通回線を設定
することのでき、且つ使用中の端末に対しても直通回線
の設定が可能な電子交換機を実現することを目的とす
る。 【構成】管理局100と支部局200の記憶装置20に
直通回線設定データ領域21を、中央制御装置30には
端末の収容位置を検索する収容位置検索部31と、収容
位置検索部31で検索した該端末の収容位置データを直
通回線設定データ領域21に設定する直通回線設定部3
2を設け、直通回線を設定するとき、管理局100の統
制台33から自局内の直通回線を設定する端末Tiを呼
び出し、次いで支部局200の端末Tjを呼び出し3者
通話状態とした後、統制台33から直通設定特番を送出
し、通話中の端末Ti、Tjの収容位置を検索し、該収
容位置データを直通回線設定データ領域21に設定する
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は対向する局間に直通回線
を設定する電子交換機に関する。例えば、防災無線シス
テムにおいては、災害発生時には、防災無線システムの
中心にあり、各種管理、統制を行う管理局から複数の支
部局に対して、早急に各種指示、通達を行うことが必要
であり、システムとして、緊急時の即応性、正確性が必
要である。また、緊急事態発生の場合の、運用上の混乱
を避けるためには、その運用、管理のすべては管理局に
委ねなければならない。
【0002】このために、各局に収容され、通常は一般
内線として使用されている電話機を管理局からの設定操
作のみにより、直通回線として設定し、緊急時の通信に
使用できる電子交換機が要求されている。
【0003】
【従来の技術】図7は従来例を説明するブロック図を示
す。図中の100は管理局、200は支部局であり、そ
れぞれネットワーク10、記憶装置20、中央制御装置
30を備えている。また、管理局100には、各種指
示、通達を行う機能をもつ統制台33と、各種データの
設定、コマンドの入出力を行うコンソール33Aとが接
続されており、支部局200にはコンソール33Aが接
続されている。T1〜Tnは電話機等の端末である。
【0004】ここで、例えば、管理局100の電話機T
iと支部局200の電話機Tjとの間に直通回線を設定
するときは、それぞれの局のコンソール33Aからコマ
ンドを入力し、直通回線設定データ領域(図中直通回線
設定データと示す)21に直通となる相手局への中継線
の収容位置と相手局の端末の番号を入力し設定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例におい
て、直通回線を設定する場合には、必ず両方の局からそ
れぞれの相手先のデータを入力することが必要である。
このとき、局間直通回線の場合、入力されるデータは
「自局内線番号」+「中継線捕捉特番」+「対局内線番
号」であり、それぞれの局で、保守者が番号計画をチェ
ックしながら、直通回線を設定するためのデータを入力
しなければならない。また、直通回線の解除も同様に、
それぞれの局のコンソール33Aから直通解除コマンド
を投入して解除する。そのために、それぞれの局に保守
者を常駐させておくことが必要である。
【0006】さらに、通話中の端末に対して、直通回線
を設定しようとすると、該端末が通話中ということで、
入力したコマンドははじかれてしまい、直通回線の設定
ができない。
【0007】本発明は管理局のみの操作で、直通回線を
設定することのでき、且つ使用中の端末に対しても直通
回線の設定が可能な電子交換機を実現しようとする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を説
明するブロック図である。図中の100は管理局であ
り、管理局100の中のネットワーク10には3者通話
トランク11を接続し、記憶装置20には直通回線設定
データ領域21を設け、中央制御装置30には直通回線
を設定する端末Tiの収容位置を検索する収容位置検索
部31と、収容位置検索部31で検索した該端末Tiの
収容位置データを直通回線設定データ領域21に設定す
る直通回線設定部32と、各種指示、通達を行う機能を
もつ統制台33を設け、支部局200の中の記憶装置2
0には直通回線設定データ領域21を設け、中央制御装
置30には直通回線を設定する端末Tjの収容位置を検
索する収容位置検索部31と、収容位置検索部31で検
索した該端末Tjの収容位置データを直通回線設定デー
タ領域21に設定する直通回線設定部32を設け、管理
局100と支部局200の間で直通回線を設定すると
き、管理局100の統制台33からの直通回線設定特番
により設定を行う。
【0009】
【作用】図2は本発明の動作フローチャートを示す。フ
ローチャートにより本発明の作用を説明する。
【0010】 管理局100と支部局200の間で直
通回線を設定するとき、管理局100の統制台33か
ら、自局内の直通回線を設定する端末Tiを呼び出す。 統制台33と端末Tiを通話状態とする。
【0011】 統制台33は自局内の直通回線を設定
する端末Tiを保留状態とした後、直通回線を設定する
支部局200の端末Tjを呼び出す。このときの、呼び
出しは通常のダイヤル信号送出方式で行っている。
【0012】 端末Tjの応答により、端末Tjと統
制台33が通話状態となる。 統制台33で図示省略の確認通話ボタンを押下げる
ことにより、3者通話トランク11を介して、統制台3
3、端末Ti、Tjが3者通話状態となる。
【0013】 実行ボタンを押下げることにより、統
制台33から直通設定特番が送出され、それぞれの局の
収容位置検索部31は通話中の端末Ti、Tjの収容位
置を検索する。
【0014】 該収容位置データを直通回線設定部3
2で直通回線設定データ領域21に設定し、以降直通回
線による通話を可能とする。上述の手順により、管理局
100からの設定操作のみで、管理局100の端末T
i、支部局200の端末Tjの間に直通回線を設定する
ことができる。
【0015】
【実施例】図3は本発明の実施例の直通回線設定データ
を説明する図である。図中の21Aは直通回線設定デー
タを示し、21Bは直通設定フラグ、21Cは直通設定
情報を示す。
【0016】直通回線設定データ21Aは直通設定フラ
グ21B、直通設定情報21Cより構成されることを示
し、直通設定フラグ21Bは直通設定可能内線0〜15
の16回線(この例では、直通設定可能内線数を16回
線としている。)中の直通回線を設定した回線に設定フ
ラグをたてて表示している。
【0017】また、直通設定情報21Cは内線電話機0
〜127(この例では、収容可能内線数を128回線と
している。)の128台のそれぞれの情報を示し、各内
線ごとに直通回線の設定の有無、回線の種別、中継線収
容位置番号、対局直通回線キーコード等を書き込んだも
のである。
【0018】図4は本発明の実施例を説明するブロック
図(1)を示す。図中の100は管理局であり、10は
ネットワーク、11は3者通話トランク、12は直通回
線インタフェース(図中直通回線INFと示す)、20
は記憶装置、21は直通回線設定データ領域、30は中
央制御装置、31は収容位置検索部、32は直通回線設
定部、33は統制台、33Aはコンソール、34は強制
切断部である。実施例では図が複雑になるので、管理局
100のみを示している。
【0019】直通回線を設定するとき、統制台33の直
通回線ボタンAと登録ボタンBを押下げると、中央制御
装置30は直通回線の登録であることを認識する。次い
で、統制台33より、テンキーFにより自局の直通回線
を設定する端末Tiを指定する。
【0020】次いで、統制台33より回線種別、支部局
200と直通回線を設定する端末Tjを指定し、回線接
続ボタンCを押下げることにより、直通回線インタフェ
ース12を介して、発信接続が行われる。このとき、管
理局100の端末Tiには保留音が送出されている。
【0021】支部局200では、送られてきた数字情報
より端末Tjを呼び出し、端末Tjの応答により、統制
台33と端末Tjが通話状態となる。ここで、確認通話
ボタンDを押下げることにより、端末Ti、統制台3
3、端末Tjが3者通話トランク11を介して3者通話
状態となる。
【0022】そして、、統制台33の実行ボタンEを押
下げることにより、中央制御装置30から直通回線イン
タフェース12を介して、「1パルス」+「直通回線設
定特番」+「対局端末キーコード」+「自局端末キーコ
ード」を送出する。
【0023】それぞれの局の収容位置検索部31は通話
中の端末Ti、Tjの収容位置を検索し、直通回線設定
部32により該収容位置データを図3で説明した直通回
線設定データとして設定する。支部局200は設定が完
了すると管理局100に対して設定完了通知を送出す
る。
【0024】このように、管理局100からの直通回線
の設定は3者通話の状態としてから、直通回線設定特番
により実行している。したがって、直通回線を設定しよ
うとする端末Ti、Tjが話中の場合には、直通回線の
設定が不可能となる。そこで、本実施例では、直通回線
を設定しようとする端末Ti、Tjが話中の場合でも、
直通回線の設定ができるように、強制切断部34を設け
ており、統制台33の呼び出しに対して端末が話中の場
合には、再度、確認通話ボタンDを押下げることによ
り、強制切断部34により、使用中の端末に話中音を送
出し強制切断する。そして、その端末がオンフックする
と、該端末の呼び出しを行い、端末が応答し、直通回線
の設定が可能となる。
【0025】図5は本発明の実施例を説明するブロック
図(2)を示す。図は図4で説明した構成にタイマ35
を設けたものである。直通回線の設定は管理局100の
統制台33からの操作により行う。このとき、中央制御
装置30は直通回線設定特番を送出する。タイマ35は
直通回線設定特番の送出と同時に起動され、タイムアウ
トとなると、タイムアウト信号を送出する。中央制御装
置30はタイムアウト信号となるまえに、設定完了信号
を受信できたか否かを監視している。設定完了信号を受
信できなかった場合には、統制台33のディスプレイG
に設定不可であったことを表示する。そこで、別の端末
を選択し、直通回線の設定操作を行う。
【0026】図6は本発明の実施例を説明するブロック
図(3)を示す。図は図4で説明した構成にデータ不一
致検出部36と直通回線解除部37を設けたものであ
る。図2で説明したような手順により、直通回線を設定
したあと、直通登録された端末Ti、Tjからの発信は
オフフックすることにより行う。何れかの端末Ti、T
jがオフフックされると、中央制御装置30は直通回線
の発信であることを認識し、直通回線設定データ領域2
1を検索し、指定される中継線の捕捉を行いキーコード
で指定される端末Tjを呼び出す。このとき、直通回線
が設定された端末Ti、Tjによる通話と指定されたの
に、直通回線設定データ領域21にデータが登録されて
いなかった場合には、データ不一致検出部36でデータ
の不一致と判定し、直通回線解除部37で該端末Ti、
Tjの直通回線設定データ領域21の直通回線設定デー
タを自動的にクリアする。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、対向する2つの電子交
換機の間に直通回線を設定するとき、一方の局からのみ
の操作により、直通回線のデータ設定、解除が可能とな
り、さらに、2つの電子交換機の間で直通回線のデータ
の不一致が生じたときは、その直通回線データを自動的
にクリアすることのできる電子交換機を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を説明するブロック図
【図2】 本発明の動作フローチャート
【図3】 本発明の実施例の直通回線設定データを説明
する図
【図4】 本発明の実施例を説明するブロック図(1)
【図5】 本発明の実施例を説明するブロック図(2)
【図6】 本発明の実施例を説明するブロック図(3)
【図7】 従来例を説明するブロック図
【符号の説明】
100 管理局 200 支部局 10 ネットワーク 11 3者通話トランク 12 直通回線インタフェース 20 記憶装置 21 直通回線設定データ領域 21A 直通回線設定データ 21B 直通設定フラグ 21C 直通設定情報 30 中央制御装置 31 収容位置検索部 32 直通回線設定部 33 統制台 33A コンソール 34 強制切断部 35 タイマ 36 データ不一致検出部 37 直通回線解除部 T1〜Tn 端末 A 直通回線ボタン B 登録ボタン C 回線接続ボタン D 確認通話ボタン E 実行ボタン F テンキー G ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 明美 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目9番18 号 富士通コミュニケーション・システム ズ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する局間に直通回線を設定する電子
    交換機であって、 管理局(100)のネットワーク(10)には3者通話
    トランク(11)を接続し、 記憶装置(20)には直通回線設定データ領域(21)
    を設け、 中央制御装置(30)には直通回線を設定する端末(T
    i)の収容位置を検索する収容位置検索部(31)と、 前記収容位置検索部(31)で検索した該端末(Ti)
    の収容位置データを前記直通回線設定データ領域(2
    1)に設定する直通回線設定部(32)と、 各種指示、通達を行う統制台(33)を設け、 支部局(200)の記憶装置(20)には直通回線設定
    データ領域(21)を設け、 中央制御装置(30)には直通回線を設定する端末(T
    j)の収容位置を検索する収容位置検索部(31)と、 前記収容位置検索部(31)で検索した該端末(Tj)
    の収容位置データを前記直通回線設定データ領域(2
    1)に設定する直通回線設定部(32)を設け、 前記管理局(100)の前記統制台(33)から自局内
    の直通回線を設定する前記端末(Ti)を呼び出し、次
    いで直通回線を設定する前記支部局(200)の前記端
    末(Tj)を呼び出し前記3者通話トランク(11)を
    介して3者通話状態とした後、前記統制台(33)から
    直通設定特番を送出し、それぞれの局の前記収容位置検
    索部(31)で通話中の前記端末(Ti、Tj)の収容
    位置を検索し、該収容位置データを前記直通回線設定部
    (32)で前記直通回線設定データ領域(21)に設定
    することを特徴とする電子交換機。
  2. 【請求項2】 1項記載の電子交換機において、 前記中央制御装置(30)に、直通回線を設定する設定
    特番を送出したときに、直通回線設定する端末(Ti)
    が話中の場合、強制切断を行う強制切断部(34)を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の電子交換機。
  3. 【請求項3】 1項記載の電子交換機において、 前記中央制御装置(30)が直通回線を設定する設定特
    番を送出したときに、起動されるタイマ(35)を設
    け、 前記中央制御装置(30)が直通回線を設定する設定特
    番を送出し、前記タイマ(35)がタイムアウトになっ
    ても、設定完了信号を受信できない場合は、前記統制台
    (33)に設定不可通知を送出することを特徴とする請
    求項1記載の電子交換機。
  4. 【請求項4】 2項記載の電子交換機において、 前記中央制御装置(30)に設定された直通回線により
    発信したとき、2つの局間で設定データの不一致を検出
    するデータ不一致検出部(36)と、 前記データ不一致検出部(36)で、直通回線の設定デ
    ータの不一致を検出したとき、直通回線設定データを解
    除する直通回線解除部(37)を設けたことを特徴とす
    る請求項2記載の電子交換機。
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