JP3162617B2 - 電話交換システム - Google Patents

電話交換システム

Info

Publication number
JP3162617B2
JP3162617B2 JP31447295A JP31447295A JP3162617B2 JP 3162617 B2 JP3162617 B2 JP 3162617B2 JP 31447295 A JP31447295 A JP 31447295A JP 31447295 A JP31447295 A JP 31447295A JP 3162617 B2 JP3162617 B2 JP 3162617B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile phone
telephone
phone
desk
exchange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31447295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09163439A (ja
Inventor
木 啓 修 鈴
中 洋 浦
摩 英 明 南
笠 原 倫 利 小
木 健 次 高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP31447295A priority Critical patent/JP3162617B2/ja
Publication of JPH09163439A publication Critical patent/JPH09163439A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3162617B2 publication Critical patent/JP3162617B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、卓上電話機と携帯
電話機を併用する電話交換システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機の普及に伴い、オフィ
スなどで卓上電話機の他に携帯電話機を持つ場合が増え
ている。従来の卓上電話機のみを用いた場合には、会議
や打ち合せなどで席を外す場合、連絡がつかなくなり業
務に支障をきたしてしまう。
【0003】これに対して携帯電話機を併用する場合に
は、座席についている場合には卓上電話機に電話をし、
座席を離れている場合には携帯電話機に電話すれば連絡
をとることが可能である。
【0004】また、携帯電話機は座席を空ける時など、
非通常時に使うものであるので、卓上電話機と同数の携
帯電話機を用意することは経済的でない場合が多い。そ
のため、一つの携帯電話機を複数の人間が共用する場合
がある。同様に、現状のオフィス環境では携帯電話機の
みならず卓上電話機を複数の人間が共用する場合が多
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、卓上電
話機と携帯電話機の電話番号は一致しないので、従来の
電話交換システムでは、電話をかける側は相手の卓上電
話機と携帯電話機の計2つの電話番号を知らなければな
らない。
【0006】また、電話をかける相手の卓上電話機と携
帯電話機の各々の電話番号を知っている場合でも、相手
が卓上電話機の前に座っているのか否かをあらかじめ知
ることができないため、例えば始めに卓上電話機に電話
をして何度か着呼ベルを鳴らし、卓上電話機に相手が出
ない場合には卓上電話機を切り、改めて携帯電話機に電
話をかけるということが必要であった。
【0007】また、相手の卓上電話機が鳴っている間に
近くの座席にいる第三者が代わりに電話をとって不在を
伝えるということが行われるため、電話をかけた側とと
もに電話をとった第三者の作業をも中断させてしまう。
【0008】また、一つの携帯電話機を複数の人間が共
用する場合、相手を特定して電話をかけることができな
い。例えば携帯電話機(電話番号5000)を使用者
A、使用者Bが共用し、現時点では使用者Aが携帯電話
機を携帯しているときに、使用者Bに電話をかけるため
に携帯電話機の電話番号5000番に電話すると使用者
Aが電話をとってしまう。
【0009】また、従来の卓上電話機間の通話の場合に
は、着呼ベルが鳴っている最中に、電話をかけてきた相
手の卓上電話機の電話番号を表示することができるの
で、電話の相手を事前に知ることができるが、一つの携
帯電話機を複数の人間が共用する場合、共用されている
携帯電話機から卓上電話機へ電話をかけた場合には、着
呼ベルが鳴っている最中に、電話をかけてきた携帯電話
機の電話番号を表示しても、相手が誰であるかを特定す
ることができない。
【0010】また、携帯電話機は充電式の電池によって
駆動されるが、頻繁に携帯電話機を使うほど電池の消耗
が激しく、通話中に電池切れによって通話が妨げられる
ことがある。これは頻繁に携帯電話を使うほど発生する
確率が高くなる。
【0011】また、一つの携帯電話機を複数の人間が共
用するだけでなく、一つの卓上電話機を複数の人間が共
用する場合も多い。例えば携帯電話機(電話番号500
0)を使用者A、使用者Bが共用し、現時点では使用者
Aが携帯電話機を携帯し、且つ卓上電話機(電話番号4
000)も共用する場合、使用者Bに電話をかけるため
に卓上電話機の電話番号4000番に電話すると自動的
に携帯電話機に転送され、使用者Aが電話をとってしま
う。
【0012】また、一つの卓上電話機を複数の人間が共
用する場合、卓上電話機に電話がかかってきたとき、誰
にかかってきた電話であるか事前に知ることができない
ため、その卓上電話機を共用している人間が一旦電話を
とり、電話のかかってきた相手に取り次ぐという手間が
発生する。
【0013】本発明は上記の従来の課題を解決するもの
で、第1に、卓上電話機と携帯電話機を併用する人間に
対して電話をかける際に、相手が利用している電話機に
直接電話をかけることのできる電話交換システムを提供
することを目的とする。
【0014】第2に、一つの携帯電話機を複数の人間が
共用する場合に、電話をしたい相手に直接電話をかける
ことのできる電話交換システムを提供することを目的と
する。
【0015】第3に、一つの携帯電話機を複数の人間が
共用し、携帯電話機の使用者が卓上電話機に電話をかけ
た場合に、卓上電話機で携帯電話機の使用者を特定する
ことのできる電話交換システムを提供することを目的と
する。
【0016】第4に、通話中の携帯電話機が任意の卓上
電話機に通話を転送可能とすることにより、携帯電話機
による電池切れなどのトラブルによって通話が途絶えな
いようにすることのできる電話交換システムを提供する
ことを目的とする。
【0017】第5に、電話をかける相手の個人IDを用
いて携帯電話機、もしくは卓上電話機へ着呼を行うこと
で、電話をかける相手が使用している電話機と確実に通
話を行うことのできる電話交換システムを提供すること
を目的とする。
【0018】第6に、一つの卓上電話機を複数の人間が
共用し、電話をかける相手の個人IDを用いて卓上電話
機へ着呼する場合、誰にかかってきた電話であるかを事
前に知ることで、卓上電話機を共用している人間が一旦
電話をとり、電話のかかってきた相手に取り次ぐという
手間を省くことのできる電話交換システムを提供するこ
とを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、第1に、LAN上のデータベースシステ
ムとデータ通信を行う外部インタフェースを備えた電話
交換機が、LANに接続したデータベースシステムのデ
ータと携帯電話基地局の位置登録情報をもとに、その携
帯電話機の利用状況を判断し、どちらの電話機に電話を
かけるかを決定して、利用している電話機に電話をかけ
るようにしたものである。
【0020】第2に、携帯電話機から個人IDを入力
し、データベースシステムが個人IDをもとに、携帯電
話機の電話番号と卓上電話機の電話番号の対応と、携帯
電話機の使用状況をデータベースに記録するようにした
ものである。
【0021】第3に、携帯電話機を他の人間と共用し、
かつ卓上電話機を使用する人間に対して着呼があった場
合に、電話交換機が、データベースシステムから卓上電
話機の電話番号と携帯電話機の電話番号の対応と携帯電
話機の使用状況を検索し、その携帯電話機の使用状況と
携帯電話基地局の位置登録情報をもとに該携帯電話機の
利用状況を判断し、どちらの電話機に電話をかけるかを
決定して、利用している電話機に電話をかけるようにし
たものである。
【0022】第4に、携帯電話機の使用者が卓上電話機
に電話をかける場合に、電話交換機がデータベースシス
テムから該携帯電話機を使用している使用者の個人名を
検索し、卓上電話機のディスプレーに表示するようにし
たものである。
【0023】第5に、通話中の携帯電話機から任意の卓
上電話機へ通話を転送できるようにしたものである。
【0024】第6に、電話をかける相手の個人IDを用
いて携帯電話機もしくは卓上電話機へ着呼できるように
したものである。
【0025】第7に、携帯電話機もしくは卓上電話機か
ら入力された電話をかける相手の個人IDを相手先の卓
上電話機のディスプレーに表示できるようにしたもので
ある。
【0026】第8に、電話をかける相手の個人IDを用
いて個人名を検索し、検索された個人名を相手先の卓上
電話機のディスプレーに表示できるようにしたものであ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、交換接続制御を行なう交換制御部およびLAN上の
データベースシステムとデータ通信を行う外部インタフ
ェースとを備えた電話交換機と、電話交換機に接続され
た複数の卓上電話機と、電話交換機に接続されて複数の
携帯電話機の位置登録情報を保持する携帯電話基地局
と、携帯電話基地局に通話時に無線で接続する複数の携
帯電話機と、LANに接続されて電話交換機とのデータ
通信のためのインタフェースを持ち、各個人毎に卓上電
話機の電話番号と携帯電話機の電話番号との対応情報を
記録するデータベースファイルに対してデータの書き込
みと読み出しを行うデータベースシステムを備えた電話
交換システムにおいて、電話交換機の交換制御部が、発
呼要求を受けた時に、データベースシステムから卓上電
話機の電話番号および携帯電話機の電話番号を取り出す
とともに、携帯電話基地局から携帯電話機の位置登録情
報を取り出し、この位置登録情報を用いて接続先の携帯
電話機もしくは卓上電話機を選択する手段を有すること
を特徴とするものであり、この構成によって、卓上電話
機と携帯電話機を併用する人間に対して着呼があった場
合に、電話交換機が携帯電話基地局の位置登録情報をも
とにその携帯電話機の利用状況を判断し、どちらの電話
機に電話をかけるかを決定して、利用している電話機に
電話をかけることができるという効果を有する。
【0028】本発明の請求項2に記載の発明は、交換接
続制御を行なう交換制御部およびLAN上のデータベー
スシステムとデータ通信を行う外部インタフェースとを
備えた電話交換機と、電話交換機に接続された複数の卓
上電話機と、電話交換機に接続されて複数の携帯電話機
の位置登録情報を保持する携帯電話基地局と、携帯電話
基地局に通話時に無線で接続する複数の携帯電話機と、
LANに接続されて電話交換機とのデータ通信のための
インタフェースを持ち、個人毎の個人IDと卓上電話機
の電話番号および携帯電話機の使用状況と電話番号の対
応情報を保持するデータベースファイルに対してデータ
の書き込みと読み出しを行うデータベースシステムを備
えた電話交換システムにおいて、電話交換機の交換制御
部が、携帯電話機から使用者が入力した個人IDを基に
前記データベースシステムにその携帯電話機の電話番号
と使用状況とを記録し、発呼要求を受けた時に、データ
ベースシステムから卓上電話機の電話番号および携帯電
話機の使用状況と電話番号を取り出すとともに、携帯電
話基地局から携帯電話機の位置登録情報を取りだし、こ
れら携帯電話機の使用状況と位置登録情報を用いて接続
先の携帯電話機もしくは卓上電話機を選択する手段を有
することを特徴とするものであり、この構成によって、
データベースシステムが個人IDをもとに携帯電話機の
電話番号と卓上電話機の電話番号の対応と、携帯電話機
の使用状況をデータベースに記録でき、携帯電話機を他
の人間と共用し、かつ卓上電話機を使用する人間に対し
て着呼があった場合に、電話交換機が、データベースシ
ステムから卓上電話機の電話番号と携帯電話機の電話番
号の関係と、その携帯電話機の使用状況と携帯電話基地
局の位置登録情報をもとに携帯電話機の利用状況を判断
することで、どちらの電話機に電話をかけるかを決定し
て、利用している電話機に着呼させることができるとい
う効果を有する。
【0029】
【0030】本発明の請求項に記載の発明は、請求項
1の電話交換システムにおいて、電話交換機の交換制御
部が、通話中の携帯電話機から任意の卓上電話機へ通話
を転送する手段を有することを特徴とするものであり、
この構成によって、通話中の携帯電話機が任意の卓上電
話機に通話を転送することにより、携帯電話機による電
池切れなどのトラブルによって通話が途絶えることを防
止することができるという効果を有する。
【0031】本発明の請求項に記載の発明は、請求項
2の電話交換システムにおいて、電話交換機の交換制御
部が、携帯電話機もしくは卓上電話機から入力された電
話をかける相手の個人IDをもとに、入力された個人I
Dを持つ人間が使用中の携帯電話機もしくは卓上電話機
へ着呼を行う手段を有することを特徴とするものであ
り、この構成によって、電話をかける相手の個人IDを
用いて携帯電話機もしくは卓上電話機へ着呼を行うこと
により、電話をかける相手が使用している電話機と確実
に通話を行うことができるという効果を有する。
【0032】本発明の請求項に記載の発明は、請求項
の電話交換システムにおいて、電話交換機の交換制御
部が、携帯電話機もしくは卓上電話機から入力された電
話をかける相手の個人IDを、相手先の卓上電話機のデ
ィスプレーに表示する手段を有することを特徴とするも
のであり、この構成によって、一つの卓上電話機を複数
の人間が共用する場合、卓上電話機に電話がかかってき
たとき、誰にかかってきた電話であるかを個人ID表示
により知ることができるため、その卓上電話機を共用し
ている人間が一旦電話をとり、電話のかかってきた相手
に取り次ぐ手間を省くことができるという効果を有す
る。
【0033】本発明の請求項に記載の発明は、請求項
の電話交換システムにおいて、電話交換機の交換制御
部が、携帯電話機もしくは卓上電話機から入力された電
話をかける相手の個人IDを用いて個人名を検索し、検
索された個人名を相手先の卓上電話機のディスプレーに
表示する手段を有することを特徴とするものであり、こ
の構成によって、請求項6に記載の発明と同様に、一つ
の卓上電話機を複数の人間が共用する場合、卓上電話機
に電話がかかってきたとき、誰にかかってきた電話であ
るかを名前表示により知ることができるため、その卓上
電話機を共用している人間が一旦電話をとり、電話のか
かってきた相手に取り次ぐという手間を省くことができ
るという効果を有する。
【0034】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態について、図1から図10を用いて説明する。図1は
本発明の請求項1に対応する第1の実施の形態における
電話交換システムの構成を示すものである。図1におい
て、110はLAN150上のデータベースシステム1
60とデータ通信を行う外部インタフェース115を備
えた電話交換機、111は携帯電話基地局120とデー
タおよび音声の送受信を行うための携帯電話基地局用イ
ンタフェース、112は接続されている複数の卓上電話
機140毎にポートを有し、各ポートが卓上電話機14
0の電話番号と対応付けられてスイッチング部113へ
接続されている卓上電話機用インタフェース、113は
交換制御部114の命令により携帯電話基地局用インタ
フェース111を介して接続された携帯電話機130、
もしくは卓上電話機用インタフェース112を介して接
続された卓上電話機140の発呼側と着呼側の通話路を
設定するスイッチング部、114は携帯電話基地局用イ
ンタフェース111もしくは卓上電話機用インタフェー
ス112からの発呼要求に基づき、必要に応じて外部イ
ンタフェース115を介してデータベースシステム16
0と通信しながら着呼の相手先を決定し、スイッチング
部113に通話路を設定するように命令する交換制御
部、115は交換制御部114がLAN150を介して
データベースシステム160とデータ通信を行う外部イ
ンタフェース、120は携帯電話機130と無線で音
声、および発呼、着呼の制御データの送受信と携帯電話
機130の位置登録を行う携帯電話基地局、130は電
話番号XXXを持つ携帯電話機、140は電話番号YY
Yをもつ卓上電話機Aおよび電話番号ZZZを持つ卓上
電話機B、150は電話交換機110とデータベースシ
ステム160が通信を行うためのLAN、160は外部
インタフェース115を介した交換制御部114の要求
により、データベースファイル170のデータの検索を
行うデータベースシステム、170は個人の名前、卓上
電話機の電話番号および携帯電話機の電話番号が記憶さ
れたデータベースファイルである。
【0035】卓上電話機用インタフェース112は、卓
上電話機140から発呼要求がくると、発呼要求とその
相手先番号を交換制御部114へ送信する。
【0036】交換制御部114は、携帯電話基地局用イ
ンタフェース111を介して、携帯電話基地局120に
位置登録された携帯電話機の電話番号を読みとることが
できる。
【0037】携帯電話基地局120は、携帯電話機13
0と無線で音声、および発呼、着呼の制御データの送受
信、および携帯電話機の位置登録を行う。位置登録と
は、次のような一連の処理をいう。携帯電話機130の
電源をオンすると、携帯電話機130は、無線で携帯電
話基地局120へ自己の電話番号XXXを送信する。携
帯電話基地局120は、携帯電話機130の電話番号X
XXを記録する。その後、もしも携帯電話機130から
の電波が弱くなった場合には、携帯電話基地局120
は、電波の弱くなった携帯電話機130の電話番号XX
Xの記録を抹消する。この位置登録は、携帯電話システ
ムに必要な処理であり、たとえばパーソナルハンディホ
ンシステム(PHS)でも用いられている。
【0038】また携帯電話基地局120は、携帯電話機
130からの発呼要求を受けとった時には、携帯電話機
130の電話番号と相手先の電話番号を携帯電話基地局
用インタフェース111を介して電話交換機110へ発
呼要求を伝える。
【0039】また携帯電話基地局120は、携帯電話基
地局用インタフェース111を介して電話交換機110
から着呼要求を受けとった時は、無線を通して制御情報
を送信することで携帯電話機130を呼びだす。その
後、携帯電話機130から接続可能であるか否かの情報
を受信し、その情報を携帯電話基地局用インタフェース
111を介して電話交換機110へ送信する。
【0040】携帯電話機130は、発呼する場合には、
携帯電話基地局120へ無線で発呼相手の電話番号を送
信して接続を待ち、着呼の場合には、携帯電話基地局1
20からの着呼の制御データを受信して着呼ベルを鳴ら
す。
【0041】卓上電話機140は、発呼する場合には、
卓上電話機用インタフェース112へ発呼相手の電話番
号を送信して接続を待ち、着呼の場合には、卓上電話機
用インタフェース112からの着呼の制御データを受信
して着呼ベルを鳴らす。
【0042】図2はデータベースファイル170のデー
タ構造を示しており、各個人名毎に卓上電話機140の
電話番号と携帯電話機130の電話番号の対応情報を記
憶している。
【0043】以上のような構成において、以下、本実施
の形態における動作について図3を参照しながら説明す
る。本実施の形態では、卓上電話機B140が卓上電話
機A140へ電話をかける場合を説明する。また、使用
者Aが卓上電話機A140と携帯電話機130を併用し
ているものとする。
【0044】まず、卓上電話機B140から卓上電話機
A140の電話番号YYYへ発呼する(ステップ3
1)。次に電話交換機110が、卓上電話機B140と
卓上電話機A140かまたは携帯電話機130との接続
を行う(ステップ32〜36)。そして卓上電話機B1
40が、卓上電話機A140かまたは携帯電話機130
と通話を行う(ステップ37)。
【0045】次に、ステップ32〜36について詳細に
説明する。ステップ32では、卓上電話機用インタフェ
ース112が、卓上電話機B140からの発呼要求と相
手先である使用者Aの卓上電話機A140の電話番号Y
YYを交換制御部114へ伝える。
【0046】ステップ33では、交換制御部114は、
外部インタフェース115を介してデータベースシステ
ム160に対し、卓上電話機A140の電話番号YYY
を持つ使用者Aが使用できる携帯電話機の電話番号XX
Xを検索することを要求し、その結果を得る。
【0047】ステップ34では、交換制御部114は、
携帯電話基地局用インタフェース111を介して携帯電
話基地局120の位置登録情報を検索し、ステップ33
で検索された携帯電話機の電話番号XXXが位置登録さ
れているか否かを調べ、位置登録されているならばステ
ップ35へ、位置登録されていなければステップ36へ
進む。
【0048】ステップ35では、交換制御部114は、
相手先電話番号を卓上電話機A140の電話番号YYY
から携帯電話機130の電話番号XXXへ変更する。
【0049】ステップ36では、交換制御部114は、
スイッチング部113へ通信路を設定するように命令
し、スイッチング部113は、交換制御部114からの
命令に基づき通話路を設定する。
【0050】このように、本実施の形態によれば、卓上
電話機と携帯電話機を併用する人間に対して着呼があっ
た場合に、電話交換機の交換制御部が、携帯電話基地局
の位置登録情報をもとにその携帯電話機の利用状況を判
断し、どちらの電話機に電話をかけるかを決定して、利
用している電話機に電話をかけることができるという効
果を有する。
【0051】(実施の形態2)次に、本発明の請求項2
に対応する第2の実施の形態について、図面を参照しな
がら説明する。図4は本実施の形態における電話交換シ
ステムの構成を示すものである。図4において、410
は電話交換機、411は携帯電話基地局用インタフェー
ス、412は卓上電話機用インタフェース、413はス
イッチング部、414は交換制御部、415は外部イン
タフェース、420は携帯電話基地局、430は電話番
号XXXをもつ携帯電話機、440は電話交換機410
から送られてくる文字列を表示できるディスプレーを備
えた卓上電話機であり、卓上電話機Aは電話番号YYY
を持ち、卓上電話機Bは電話番号ZZZを持ち、卓上電
話機Cは電話番号XYZを持つ。450はLAN、46
0はデータベースシステム、470はデータベースファ
イルである。交換制御部414、データベースファイル
470、卓上電話機A440、B440、C440以外
は図1の構成要素と同様の機能を有する。
【0052】図5はデータベースファイル470の構造
でを示しており、各個人名毎に個人ID、卓上電話機1
40の電話番号、携帯電話機430の電話番号、携帯電
話機430の使用状況を記憶している。
【0053】以上のような構成において、以下本実施の
形態における動作について図6および図7を参照しなが
ら説明する。本実施の形態では、携帯電話機430を使
用者Aと使用者Bが共用し、現在は使用者Aが携帯電話
機430を使用しているものとする。また、使用者Aは
電話番号YYYの卓上電話機440を有し、使用者Bは
電話番号ZZZの卓上電話機B440を有しているもの
とする。さらに、使用者A、使用者Bはそれぞれ個人I
Dとして0010、0011を持つ。まず、使用者Aが
携帯電話機430を使用するために個人IDを登録する
手順を図6を用いて説明する。
【0054】ステップ61では、使用者Aが携帯電話機
430を使い、電話交換機410へ特番ダイアルを行
う。例えば”9”番など電話交換システム毎に決めてお
けば良い。
【0055】ステップ62は、交換制御部414は、携
帯電話用インタフェース411から特番、この場合”
9”と携帯電話基地局420から携帯電話機430の電
話番号XXXを受信する。
【0056】ステップ63では、交換制御部414は、
携帯電話用インタフェース411と携帯電話基地局42
0を介して個人ID入力を行うように、携帯電話機43
0の表示画面に入力を促す文字を表示する。ここで、携
帯電話機430に表示画面がない場合はブザーなどの音
により個人IDの入力を促すことができる。
【0057】ステップ64では、携帯電話機430から
使用者Aが個人ID(0010)を入力し、その数字
列”0”、”0”、”1”、”0”が携帯電話基地局4
20と携帯電話用インタフェース411を介して交換制
御部414へ送信される。
【0058】ステップ65では、交換制御部414は、
携帯電話機430から入力された使用者Aの個人IDと
携帯電話機430の電話番号XXXを、外部インタフェ
ース415を介してデータベースシステム460へ登録
するように要求する。
【0059】ステップ66では、データベースシステム
460は、交換制御部414から要求された個人ID”
0010”と携帯電話機430の電話番号XXXをもと
に、データベースファイル470の個人IDが”001
0”であるフィールドの携帯電話機の使用状況と電話番
号を書き換える。この処理により、携帯電話機の使用状
況が「使用中」状態に変更される。また、過去に携帯電
話機430の電話番号XXXが記録されていた場合に
は、その携帯電話機の使用状況と電話番号のフィールド
をそれぞれ未使用状態に書き換える。
【0060】ステップ67では、交換制御部414は、
携帯電話機430との接続を切断する。以上の手順によ
り、携帯電話機から個人IDを登録することができる。
【0061】次に、携帯電話機430の使用者Aへ電話
をかける場合について図7を用いて説明する。本実施の
形態では、卓上電話機C440が使用者Aに電話をかけ
る場合を説明する。使用者Aは電話番号YYYの卓上電
話機A440と電話番号XXXの携帯電話機430を使
用でき、現在は携帯電話機430に個人IDの登録を行
い、使用しているものとする。
【0062】まず、卓上電話機C440から卓上電話機
A440の電話番号YYYへ発呼する(ステップ7
1)。次に、電話交換機410が、卓上電話機C440
と接続先の電話機を選択して接続を行う(ステップ72
〜77)。そして、卓上電話機C440が、卓上電話機
A440かまたは携帯電話機430と通話を行う(ステ
ップ78)。
【0063】次に、ステップ72〜77について詳細に
説明する。ステップ72では、卓上電話機用インタフェ
ース412が、卓上電話機C440からの発呼要求と相
手先である使用者Aの卓上電話機A440の電話番号Y
YYを交換制御部414へ伝える。
【0064】ステップ73では、交換制御部414は、
外部インタフェース415を介してデータベースシステ
ム460に対し、電話番号YYYを持つ使用者Aが使用
できる携帯電話機の電話番号XXXとその使用状況を検
索することを要求し、その結果を得る。
【0065】ステップ74では、交換制御部414は、
ステップ73で検索された電話番号XXXの携帯電話機
の使用状況を調べ、使用中であればステップ75へ進
む。未使用であればステップ77へ進む。本実施の形態
では、携帯電話機430は使用者Aが使用しているの
で、ステップ75へ進む。
【0066】ステップ75では、交換制御部414は、
携帯電話基地局用インタフェース411を介して携帯電
話基地局420の位置登録情報を検索し、ステップ73
で検索された携帯電話機の電話番号XXXが位置登録さ
れているか否かを調べ、位置登録されているならばステ
ップ76へ、位置登録されていなければステップ77へ
進む。
【0067】ステップ76では、交換制御部414は、
相手先電話番号を卓上電話機440の電話番号YYYか
ら携帯電話機430の電話番号XXXへ変更する。
【0068】ステップ77では、交換制御部414は、
スイッチング部413へ通信路を設定するように命令
し、スイッチング部413は、交換制御部414からの
命令に基づき通話路を設定する。
【0069】このように、本実施の形態によれば、デー
タベースシステムが、個人IDをもとに携帯電話機の電
話番号と卓上電話機の電話番号の対応と携帯電話機の使
用状況をデータベースファイルに記録し、携帯電話機を
他の人間と共用し、かつ卓上電話機を使用する人間に対
して着呼があった場合に、電話交換機の交換制御部が、
データベースシステムから卓上電話機の電話番号と携帯
電話機の電話番号の関係と、その携帯電話機の使用状況
と携帯電話基地局の位置登録情報をもとに携帯電話機の
利用状況を判断することで、どちらの電話機に電話をか
けるかを決定し、現在利用している電話機に着呼させる
ことができるという効果を有する。
【0070】(実施の形態3) 次に、本発明の第3の実施の形態について、図面を参照
しながら説明する。本実施の形態における装置構成は図
4と同じなので、構成についての説明は省略し、動作に
ついてのみ説明する。
【0071】本実施の形態でも、携帯電話機430を使
用者Aと使用者Bが共用し、現在は使用者Aが携帯電話
機430を使用しているものとする。また、使用者Aは
電話番号YYYの卓上電話機A440を有し、使用者B
は電話番号ZZZの卓上電話機B440を有しているも
のとする。使用者A、使用者Bはそれぞれ個人IDとし
て0010、0011を持つ。
【0072】以下、携帯電話機430の使用者Aが卓上
電話機B440へ電話をかける場合について図8を用い
て説明する。
【0073】まず、携帯電話機430から卓上電話機B
440の電話番号ZZZへ発呼する(ステップ81)。
次に、携帯電話基地局用インタフェース411が電話番
号ZZZを交換制御部414へ伝える(ステップ8
2)。これにより交換制御部414はデータベースシス
テム460に対し、電話番号ZZZの使用者が使用でき
る携帯電話機の電話番号とその使用状況と個人名の検索
を要求する(ステップ8 3)。次いで、携帯電話機の使
用状況が使用中であるか否かをチェックし(ステップ8
4)、使用中でない場合は、通話路を設定し、Bの卓上
電話機に発呼者名を表示する(ステップ87)。これに
対して、上記ステップ84において携帯電話機の使用状
況が使用中である場合は、その携帯電話機は位置登録さ
れているか否かをチェックし(ステップ85)、位置登
録がされている場合は通話路を設定し、Bの卓上電話機
に発呼者名を表示する(ステップ87)。そして、携帯
電話機430が、卓上電話機B440と通話を行う(ス
テップ88)。
【0074】次に、ステップ82〜87について詳細に
説明する。ステップ82では、携帯電話基地局用インタ
フェース411が、携帯電話機430からの発呼要求と
相手先の電話番号ZZZを交換制御部414へ伝える。
【0075】ステップ83では、交換制御部414は、
外部インタフェース415を介してデータベースシステ
ム460に対し、電話番号ZZZを持つ使用者Aが使用
できる携帯電話機の電話番号XXXとその使用状況、お
よび使用している個人名を検索することを要求し、その
結果を得る。
【0076】ステップ84では、交換制御部414は、
ステップ83で検索された電話番号XXXの携帯電話機
の使用状況を調べ、使用中であればステップ85へ進
む。本実施の形態では、使用者Aが電話番号XXXの携
帯電話機430から使用者Bに電話をかけているので、
使用状況は使用中に限られるが、もし未使用であればそ
れを無視してステップ87へ進む。
【0077】ステップ85では、交換制御部414は、
携帯電話基地局用インタフェース411を介して携帯電
話基地局420の位置登録情報を検索し、ステップ83
で検索された携帯電話機の電話番号XXXが位置登録さ
れているか否かを調べ、位置登録されていなければステ
ップ86へ、位置登録されているならばステップ87へ
進む。
【0078】ステップ86は、交換制御部414は、位
置登録されていない旨のメッセージを電話番号XXXの
携帯電話機430に送った後、呼を切断する。
【0079】ステップ87では、交換制御部414は、
スイッチング部413へ通信路を設定するように命令
し、スイッチング部413は、交換制御部414からの
命令に基づき通話路を設定するとともに、ステップ83
で検索された携帯電話機430の使用者Aの個人名を使
用者Bの卓上電話機B440のディスプレー上に表示す
る。
【0080】このように、本実施の形態によれば、携帯
電話機の使用者が卓上電話機に電話をかける場合に、電
話交換機の交換制御部が、データベースシステムからそ
の携帯電話機を使用している使用者の個人名を検索し、
卓上電話機のディスプレーに表示することで、卓上電話
機で携帯電話機の発呼者名を特定することができるとい
う効果を有する。
【0081】(実施の形態4) 次に、本発明の請求項に対応する第4の実施の形態に
ついて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態に
おける装置構成は図1と同じなので、構成についての説
明は省略し、動作についてのみ説明する。
【0082】本実施の形態では、携帯電話機130と卓
上電話機B140が通話している際に、携帯電話機13
0から近くにある卓上電話機A140に通話を転送する
場合について説明する。
【0083】ステップ91では、携帯電話機130と卓
上電話機B140が通話している。
【0084】ステップ92では、携帯電話機130は、
電話交換機110の交換制御部114へ卓上電話機A1
40への転送を要求する特番(この場合、例えば”
8”)と転送を行う卓上電話機A140の電話番号YY
Yを入力する。
【0085】ステップ93では、交換制御部114は、
携帯電話機130から携帯電話基地局120と携帯電話
基地局用インタフェース111を介して、転送要求のた
めの特番(この場合”8”)と携帯電話機130の電話
番号XXXと転送先の卓上電話機A140の電話番号Y
YYを受信する。
【0086】ステップ94では、交換制御部114は、
携帯電話機130からの転送要求により、現在スイッチ
ング部113が行っている携帯電話機130の電話番号
XXXと卓上電話機B140の電話番号ZZZの通話
を、卓上電話機A140の電話番号YYYと卓上電話機
B140の電話番号ZZZの通話に切り替える。
【0087】このように、本実施の形態によれば、電話
交換機の交換制御部が、通話中の携帯電話機から任意の
卓上電話機へ通話を転送することにより、携帯電話機に
よる電池切れなどのトラブルによって通話が途絶えるこ
とを防止することができるという効果を有する。
【0088】(実施の形態5) 次に、本発明の請求項4、5および6に対応する第5の
実施の形態について、図面を参照しながら説明する。本
実施の形態における装置構成は図4と同じなので、構成
についての説明は省略し、動作についてのみ説明する。
【0089】本実施の形態では、携帯電話機430を使
用者Aと使用者Bが共用し、現在は使用者Aが携帯電話
機430を使用しているものとする。また、卓上電話機
A440を使用者Aと使用者Bが共用しているものとす
る。使用者A、使用者Bはそれぞれ個人IDとして00
10、0011を持つ。
【0090】以下、卓上電話機C440から使用者Bに
電話をかける場合について図10を用いて説明する。卓
上電話機Cは、使用者Bがどの電話を使用しているか分
からない。まず、卓上電話機C440が使用者Bへ電話
をかけるため、個人IDによって電話をかけるための特
番ダイアルと使用者Bの個人IDを入力する(ステップ
101)。特番ダイアルは、例えば”7”番など電話交
換システム毎に決めておけば良い。次に、電話交換機4
10が、卓上電話機C440の接続先である使用者Bが
使用している電話機を選択して接続を行う(ステップ1
01〜110)。そして、卓上電話機C440が使用者
Bが使用している卓上電話機B440かまたは携帯電話
機430と通話を行う(ステップ111)。
【0091】次に、ステップ102〜110について詳
細に説明する。ステップ102では、交換制御部413
は、卓上電話用インタフェース412から特番、この場
合”7”、と使用者Bの個人ID0011の数字列”
0”、”0”、”1”、”1”を受信する。
【0092】ステップ103では、交換制御414は、
外部インタフェース415を介してデータベースシステ
ム460に対し、個人ID0011を持つ使用者が共用
する携帯電話機の使用状況と電話番号、および卓上電話
機の電話番号の検索を要求し、その結果を得る。
【0093】ステップ104では、ステップ103で検
索された携帯電話機の使用状況を調べ、使用中ならばス
テップ105へ、未使用ならばステップ109へ進む。
【0094】ステップ105では、交換制御部414
は、携帯電話基地局用インタフェース411を介して携
帯電話基地局420の位置登録情報を検索し、ステップ
103で検索された携帯電話機の電話番号が位置登録さ
れているか否かを調べ、位置登録されていなければステ
ップ106へ、位置登録されているならばステップ10
7へ進む。
【0095】ステップ106では、位置登録されていな
い旨のメッセージを電話番号XXXの携帯電話機430
に送った後、呼を切断する。
【0096】ステップ107では、携帯電話機430を
使用しているのは使用者AかBかを調べ、Aの場合はス
テップ109へ、Bの場合はステップ108へ進む。
【0097】ステップ108では、相手先電話番号をス
テップ103で検索された携帯電話機の電話番号とす
る。
【0098】ステップ109では、相手先電話番号をス
テップ103で検索された卓上電話機の電話番号とす
る。
【0099】ステップ110では、交換制御部414
は、スイッチング部413へ卓上電話機C440の電話
番号XYZと相手先電話番号との通信路を設定するよう
に命令するとともに、もし相手先の電話機が卓上電話機
の場合には、使用者Bの個人ID0011を卓上電話機
C440のディスプレーに表示する。
【0100】また、ステップ110において、使用者B
の個人ID0011をキーとして外部インタフェース4
50を介してデータベースシステム460に対し、使用
者Bの個人名を検索することを要求し、その結果である
個人名を卓上電話機C440のディスプレーに表示する
ことも可能である。
【0101】このように、本実施の形態によれば、電話
をかける相手の個人IDを用いて携帯電話機もしくは卓
上電話機へ着呼を行うことにより、電話をかける相手が
現在使用している電話機と確実に通話を行うことができ
るという効果を有する。
【0102】また、本実施の形態によれば、一つの卓上
電話機を複数の人間が共用する場合、卓上電話機に電話
がかかってきたとき、誰にかかってきた電話であるかを
個人ID表示により知ることができるため、その卓上電
話機を共用している人間が一旦電話をとり、電話のかか
ってきた相手に取り次ぐ手間を省くことができるという
効果を有する。
【0103】さらに、本実施の形態によれば、一つの卓
上電話機を複数の人間が共用する場合、卓上電話機に電
話がかかってきたとき、誰にかかってきた電話であるか
を名前表示により知ることができるため、その卓上電話
機を共用している人間が一旦電話をとり、電話のかかっ
てきた相手に取り次ぐという手間を省くことができると
いう効果を有する。
【0104】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、第1
に、卓上電話機と携帯電話機を持つ人間に対して電話を
かける際に、相手が利用している電話機に直接電話をか
けることができるという有利な効果が得られる。
【0105】第2に、一つの携帯電話機を複数の人間が
共用する場合に、電話をしたい相手に直接電話をかける
ことができるという有利な効果が得られる。
【0106】第3に、一つの携帯電話機を複数の人間が
共用し、携帯電話機の使用者が卓上電話機に電話をかけ
場合に、卓上電話機で携帯電話機の使用者を特定するこ
とができるという有利な効果が得られる。
【0107】第4に、通話中の携帯電話機が任意の卓上
電話機に通話を転送可能とすることにより、携帯電話機
による電池切れによって通話が途絶えることを防止でき
るという有利な効果が得られる。
【0108】第5に、電話をかける相手の個人IDを用
いて携帯電話機もしくは卓上電話機へ着呼を行うこと
で、電話をかける相手が使用している電話機と確実に通
話を行うことができるという有利な効果が得られる。
【0109】第6に、一つの卓上電話機を複数の人間が
共用し、電話をかける相手の個人IDを用いて卓上電話
機へ着呼する場合、誰にかかってきた電話であるかを事
前に知ることで、卓上電話機を共用している人間が一旦
電話をとり、電話のかかってきた相手に取り次ぐという
手間を省くことをできるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電話交換シ
ステムの構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるデータベー
スファイルのデータ構造図
【図3】本発明の第1の実施の形態における電話交換動
作を示すフロー図
【図4】本発明の第2の実施の形態における電話交換シ
ステムの構成を示すブロック図
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるデータベー
スファイルのデータ構造図
【図6】本発明の第2の実施の形態における個人ID登
録動作を示すフロー図
【図7】本発明の第2の実施の形態における電話交換動
作を示すフロー図
【図8】本発明の第3の実施の形態における電話交換動
作を示すフロー図
【図9】本発明の第4の実施の形態における電話交換動
作を示すフロー図
【図10】本発明の第5の実施の形態における電話交換
動作を示すフロー図
【符号の説明】
110 電話交換機 111 携帯電話基地局用インタフェース 112 卓上電話機用インタフェース 113 スイッチング部 114 交換制御部 115 外部インタフェース 120 携帯電話基地局 130 携帯電話機 140 卓上電話機 150 LAN 160 データベースシステム 170 データベースファイル 410 電話交換機 411 携帯電話基地局用インタフェース 412 卓上電話機用インタフェース 413 スイッチング部 414 交換制御部 415 外部インタフェース 420 携帯電話基地局 430 携帯電話機 440 卓上電話機 450 LAN 460 データベースシステム 470 データベースファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 笠 原 倫 利 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 高 木 健 次 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−307979(JP,A) 特開 平2−244865(JP,A) 特開 平9−37314(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/04 - 7/38 H04M 3/42

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換接続制御を行なう交換制御部および
    LAN上のデータベースシステムとデータ通信を行う外
    部インタフェースとを備えた電話交換機と、前記電話交
    換機に接続された複数の卓上電話機と、前記電話交換機
    に接続されて複数の携帯電話機の位置登録情報を保持す
    る携帯電話基地局と、前記携帯電話基地局に通話時に無
    線で接続する複数の携帯電話機と、LANに接続されて
    前記電話交換機とのデータ通信のためのインタフェース
    を持ち、各個人毎に卓上電話機の電話番号と携帯電話機
    の電話番号との対応情報を記録するデータベースファイ
    ルに対してデータの書き込みと読み出しを行うデータベ
    ースシステムを備えた電話交換システムにおいて、前記
    電話交換機の交換制御部が、発呼要求を受けた時に、前
    記データベースシステムから卓上電話機の電話番号およ
    び携帯電話機の電話番号を取り出すとともに、前記携帯
    電話基地局から携帯電話機の位置登録情報を取り出し、
    この位置登録情報を用いて接続先の携帯電話機もしくは
    卓上電話機を選択する手段を有することを特徴とする電
    話交換システム。
  2. 【請求項2】 交換接続制御を行なう交換制御部および
    LAN上のデータベースシステムとデータ通信を行う外
    部インタフェースとを備えた電話交換機と、前記電話交
    換機に接続された複数の卓上電話機と、前記電話交換機
    に接続されて複数の携帯電話機の位置登録情報を保持す
    る携帯電話基地局と、前記携帯電話基地局に通話時に無
    線で接続する複数の携帯電話機と、LANに接続されて
    前記電話交換機とのデータ通信のためのインタフェース
    を持ち、個人毎の個人IDと卓上電話機の電話番号およ
    び携帯電話機の使用状況と電話番号の対応情報を保持す
    るデータベースファイルに対してデータの書き込みと読
    み出しを行うデータベースシステムを備えた電話交換シ
    ステムにおいて、前記電話交換機の交換制御部が、携帯
    電話機から使用者が入力した個人IDを基に前記データ
    ベースシステムにその携帯電話機の電話番号と使用状況
    とを記録し、発呼要求を受けた時に、前記データベース
    システムから卓上電話機の電話番号および携帯電話機の
    使用状況と電話番号を取り出すとともに、前記携帯電話
    基地局から携帯電話機の位置登録情報を取りだし、これ
    ら携帯電話機の使用状況と位置登録情報を用いて接続先
    の携帯電話機もしくは卓上電話機を選択する手段を有す
    ることを特徴とする電話交換システム。
  3. 【請求項3】 電話交換機の交換制御部が、通話中の携
    帯電話機から任意の卓上電話機へ通話を転送する手段を
    有することを特徴とする請求項1記載の電話交換システ
    ム。
  4. 【請求項4】 電話交換機の交換制御部が、携帯電話機
    もしくは卓上電話機から入力された電話をかける相手の
    個人IDをもとに、入力された個人IDを持つ人間が使
    用中の携帯電話機もしくは卓上電話機へ着呼を行う手段
    を有することを特徴とする請求項2記載の電話交換シス
    テム。
  5. 【請求項5】 電話交換機の交換制御部が、携帯電話機
    もしくは卓上電話機から入力された電話をかける相手の
    個人IDを、相手先の卓上電話機のディスプレーに表示
    する手段を有することを特徴とする請求項記載の電話
    交換システム。
  6. 【請求項6】 電話交換機の交換制御部が、携帯電話機
    もしくは卓上電話機から入力された電話をかける相手の
    個人IDを用いて個人名を検索し、検索された個人名を
    相手先の卓上電話機のディスプレーに表示する手段を有
    することを特徴とする請求項記載の電話交換システ
    ム。
JP31447295A 1995-12-01 1995-12-01 電話交換システム Expired - Fee Related JP3162617B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31447295A JP3162617B2 (ja) 1995-12-01 1995-12-01 電話交換システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31447295A JP3162617B2 (ja) 1995-12-01 1995-12-01 電話交換システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09163439A JPH09163439A (ja) 1997-06-20
JP3162617B2 true JP3162617B2 (ja) 2001-05-08

Family

ID=18053746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31447295A Expired - Fee Related JP3162617B2 (ja) 1995-12-01 1995-12-01 電話交換システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3162617B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100315474B1 (ko) * 1998-11-26 2001-11-26 윤종용 홈존 서비스를 제공하기 위한 이동 통신 시스템 및 그 방법
KR100319384B1 (ko) * 1999-11-08 2002-01-05 김진찬 지능망 서비스 국번과 이동 통신 서비스 국번의 공동 사용장치 및 방법
KR100448636B1 (ko) * 2004-01-30 2004-09-16 엔에이치엔(주) 프레전스 기반의 전화 시스템 및 그 시스템에서의 호라우팅 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09163439A (ja) 1997-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6018665A (en) Wireless terminal with auxilary desktop unit
US8855722B2 (en) Integrated handheld computing and telephony device
JP2002118662A (ja) 携帯電話機及びデータ記録システム
JPH09186763A (ja) キーホンシステムにおける放棄呼発信者識別表示方法
JPH118690A (ja) 不在応答電話システム
JP3162617B2 (ja) 電話交換システム
KR100222781B1 (ko) 발신자번호를 이용한 착신호 검색 통화방법
JP3883104B2 (ja) 情報提供システム及び通信端末並びにネットワーク装置
JP2000261545A (ja) 複数のidを持つ移動局の発着信制御方法ならびに装置
JP2001197554A (ja) 携帯通信システム及びこれに用いる通信方法
JPH11136316A (ja) 着信端末機
JP2000308132A (ja) 構内交換システム
JP3145238B2 (ja) 電話システム
JPH11298568A (ja) 携帯電話機及びそれを用いた交換システム
JP2000217134A (ja) 構内自動交換システム
JPH06232975A (ja) 構内交換機
JP3311117B2 (ja) 電話機
JPH09284378A (ja) 電話番号検索装置
JP2000101735A (ja) 文字情報送受信機能付き電話機
JPH10262122A (ja) 電話帳情報伝送システム、一般電話機及び携帯電話機
JPS62291239A (ja) 個人位置登録機能及び着呼転送機能を有する電話機
JPH1117802A (ja) 不在応答電話システム
JPH09247739A (ja) 位置検索方式
JPH09284380A (ja) 電話端末、情報提供装置、相手先情報登録システムおよび相手先情報登録方法
JP2001320470A (ja) 電子機器、及び記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees