JPH07225767A - 言語情報提供装置 - Google Patents

言語情報提供装置

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JPH07225767A
JPH07225767A JP6040546A JP4054694A JPH07225767A JP H07225767 A JPH07225767 A JP H07225767A JP 6040546 A JP6040546 A JP 6040546A JP 4054694 A JP4054694 A JP 4054694A JP H07225767 A JPH07225767 A JP H07225767A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリに記憶されている文章を単独で出力で
きると共に、ユーザーの意思によって指示した語句を当
該文章に付加でき、かつ、メモリに格納するデータ量は
少なくできる。 【構成】 所定の言語の文章・語句を出力する言語情報
提供装置である。記憶手段9に、文章・語句の付加が可
能である付加可能文章・語句の情報を記憶する。付加可
能文章・語句が、文章・語句の付加が可能であることを
報知手段により報知する。記憶手段9に記憶されている
付加可能文章・語句をディスプレイ7やスピーカ13か
ら出力する。付加すべき文章・語句は、入力手段5によ
り入力する。この入力手段5により入力された文章・語
句を、付加可能文章・語句に対して、前記所定の言語に
応じた付加位置に、規則的に付加して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば日本語、英語
などの所定の言語による語句・文章を表示部に表示した
り、音声出力としたりして出力すると共に、出力された
言語の文章・語句を、出力されている言語とは異なる言
語に翻訳することができるようにした言語情報提供装置
に関し、特に、予め用意されている文章例や語句に、日
時などの所定の語句を付加することができるようにした
発明に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、種々の文章・語句についての
日本語、英語などの複数の言語での情報をメモリに記憶
しておき、ユーザーの選択キー操作により希望する文章
・語句を表示したり、音声により出力したりすると共
に、当該出力された文章・語句を他の言語に翻訳するこ
とができるようにした電子式翻訳機などの言語情報提供
装置が知られている。
【0003】この種の言語情報提供装置においては、表
示したり、音声出力としたり、他の言語に翻訳するため
に、複数の言語のそれぞれについて、予め、メモリに文
例や語句を、登録しておく必要がある。この場合に、例
えば、類似の文章、例えば、 「朝食はいつとれますか?」 「夕食はいつとれますか?」 「昼食はいつとれますか?」 などのすべての文例をメモリに登録するときには、メモ
リに登録すべき情報量が膨大なものとなる。
【0004】そこで、例えば、特開昭55−10367
5号公報、特開昭56−145461号公報及び特開昭
57−23176号公報には、一部変更可能な箇所を含
む文章及びその変更可能な箇所に置換可能な単語・語句
をメモリに蓄えておくことにより、メモリ容量の削減を
図った電子式翻訳機が提供されている。
【0005】例えば特開昭55−103675号公報に
は、次の表示例〜に示すように、置き換え可能な部
分を括弧でブランク表示して、その括弧内に入る語句の
総称を入力すると、その総称の下に記憶されている複数
の語句のすべてを表示して、ユーザーが、その複数の語
句の中から希望する語句を選択することができるように
した発明が示されている。
【0006】( )ハ イツ トレマスカ? (ショクジ)ハ イツ トレマスカ? (チョウショク、チュウショク、ユウショク)ハ イ
ツ トレマスカ? ユウショク ハ イツ トレマスカ? (は、「ユウショク」をユーザーが選択したときの例
である) また、特開昭56−145461号公報には、前記変更
可能箇所に、語句をキー入力するようにする方法も記載
されている。しかし、この場合、翻訳できるのは、メモ
リにキー入力された語句の情報が記憶されているときだ
けであるので、キー入力された語句がメモリに登録され
ているか否かを示すマークを付与するようにしてユーザ
ーの注意を喚起できることが示されている。
【0007】さらに、特開昭57−23176号公報に
は、上記のようにして変更可能箇所に置換すべき語句を
入力した場合の音声出力の方法が示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
公報記載の電子式翻訳機の場合、変更可能箇所である置
き換えの部分が、予め、文章内に設定されているため、
変更可能箇所をブランクにした状態では、単独の文章と
しての役割をはたさず、意味のある文章とするには、ユ
ーザーの選択操作が必要であった。
【0009】また、例えば変更可能箇所が日付や時間の
情報の場合には、これらの日付などの情報が不必要な場
合もあるが、このように、変更可能箇所自体がユーザー
にとって不必要な場合であっても、前記の公報記載の電
子式翻訳機の場合には、その変更可能箇所を取り除いて
出力することが困難である。
【0010】また、年、月、日などの日付や日、時の情
報の場合、選択対象の候補とすべき個々の情報(数値情
報)は、有限であるが、その組み合わせは膨大なものと
なる。例えば、日付の場合、年と月と日とのすべての組
み合わせだけでなく、年と月だけの組み合わせ、月と日
だけの組み合わせをも用意する必要がある。上述の公報
記載の電子式翻訳機の場合、これらの組み合わせのすべ
てについてメモリに登録しておかなければならず、非常
に大容量のメモリを必要とする。
【0011】この発明は、以上の点に鑑み、メモリに記
憶しておくべき例文などとして、変更可能箇所を含む文
章形式とする必要がなく、しかも、変更部分として用意
する例えば日付や日時の情報を必要最小限とすることが
できるようにした言語情報提供装置を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、後述の図1の実施例の参照符号
を対応させると、所定の言語の文章・語句を出力する言
語情報提供装置において、文章・語句の付加が可能であ
る付加可能文章・語句を記憶する記憶手段(9)と、記
憶手段(9)に記憶されている前記付加可能文章・語句
を出力する出力手段(7)または(13)と、前記付加
可能文章・語句が、文章・語句の付加が可能であること
を表示する表示手段(7)と、付加すべき文章・語句を
入力する入力手段(5)と、前記入力手段により入力さ
れた文章・語句を前記付加可能文章・語句に付加して出
力する付加文章・語句出力手段とを有することを特徴と
する。
【0013】また、請求項2の発明は、後述の図1の実
施例の参照符号を対応させると、所定の言語の文章・語
句を出力する言語情報提供装置において、前記文章・語
句の情報を記憶する記憶手段(9)と、記憶手段(9)
に記憶されている文章・語句を出力する出力手段(7)
と、日時情報を入力する入力手段(5)と、入力手段
(5)により入力された日時情報の日時を、出力された
文章・語句に付加して出力する日時付加出力手段(1)
(2)(3)とを有することを特徴とする。
【0014】また、請求項3の発明は、後述の図1の実
施例の参照符号を対応させると、所定の言語の文章・語
句を出力する言語情報提供装置において、前記文章・語
句の情報を記憶する記憶手段(9)と、記憶手段(9)
に記憶されている文章・語句を出力する出力手段(7)
と、前記文章・語句を修飾する語句を入力する入力手段
(5)と、入力手段(5)により入力された前記修飾す
る語句を、出力された文章・語句に付加して出力する修
飾語句付加出力手段とを有することを特徴とする。
【0015】また、請求項4の発明は、所定の言語の文
章・語句を翻訳して出力する言語情報提供装置におい
て、記憶手段に記憶された第1の言語による名詞・名詞
節を出力する出力手段と、前記名詞・名詞節に修飾する
語句を付加する修飾語句付加手段と、前記修飾語句付加
手段により語句が付加された第1の言語による付加文章
を出力する付加文章出力手段と、前記第1の言語による
前記付加文章を第2の言語に翻訳することを指示する翻
訳指示手段と、前記翻訳指示手段により指示された前記
第1の言語による付加文章を前記第2の言語に翻訳する
翻訳手段とを有することを特徴とする。
【0016】さらに、請求項5の発明は、複数の言語に
よる文章・語句の情報を出力する言語情報提供装置にお
いて、付加すべき文章・語句を入力する入力手段と、前
記入力手段により入力された前記付加すべき文章・語句
を言語の種類によって付加位置を決定して前記文章・語
句の情報に付加して出力する出力手段とを有することを
特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1の発明においては、記憶手段には、文
章・語句の付加が可能である文章・語句が記憶されてお
り、記憶手段から読み出された文章単独で文章を構成し
ている。そして、この記憶手段から読み出された文章
が、文章や語句の付加が可能であるばあいには、報知手
段により、文章や語句の付加が可能であることがユーザ
ーに報知される。したがって、ユーザーは、この報知手
段による報知により、付加可能文章・語句であることを
知り、入力手段により付加すべき文章・語句を入力する
ことができる。文章や語句が付加された文章や語句は、
出力手段により出力される。
【0018】請求項2の発明においては、付加語句とし
て、日時情報が入力され、記憶手段から読み出された文
章に付加される。置換するのと異なり、日時情報は入力
して文章に付加するので、年、月、日、や時間を、入力
時に組み合わせて付加情報を形成することができ、この
ため、年、月、日、や時間の個々の数値情報をメモリに
格納しておくだけでよい。つまり、年、月、日、や時間
の組み合わせの置換データをすべて用意しておく必要が
ない。
【0019】また、請求項3の発明においては、文章や
語句を修飾する語句、例えば「すぐに」「しばらく」
「まだ」などの副詞が、入力手段により入力されて、修
飾語句付加出力手段により、記憶手段から読み出された
文章・語句に付加されて出力される。例えば 「返します」 (英語の場合には、「I return it」) という完成された文章に、「すぐに」という副詞を付加
して、 「すぐに、返します」 (英語の場合には、「I return it soo
n.」 という別の文章が形成される。
【0020】また、請求項4の発明においては、名詞や
名詞節に、これを修飾する語句、例えば依頼のための語
句「をお願いします」(英語では「,please」)
を付加することにより、依頼文を容易に形成することが
できる。そして、翻訳手段により、第1の言語、例えば
日本語から第2の言語、例えば英語に翻訳して出力する
ことができる。
【0021】さらに、請求項5の発明においては、出力
手段は、付加のために入力された文章・語句を、言語の
種類によって、付加位置を決定する。例えば、日時情報
を付加する場合、日本語であれば、文章の前に付加す
る。例えば、 「ここに来てください」 に「5日」という日時情報を付加する場合、 「5日にここに来てください」 となる。一方、この文例の英語の場合、日時情報は、文
章の後に付加され、 「Please come here.」 に「5日」という日時情報を付加すると、 「Please come here on the
5th.」 となる。
【0022】
【実施例】以下、この発明による言語情報提供装置の一
実施例を、図を参照しながら説明する。以下に説明する
実施例では、第1の言語が日本語、第2の言語が英語で
あって、相互翻訳が可能とされている場合の例であるこ
の例の言語情報提供装置は、基本的には、マイクロコン
ピュータを用いたソフトウエアにより実現するもので、
図1は、そのハードウエアの構成図である。また、図2
は、この言語情報提供装置の操作パネル面を示す図であ
る。
【0023】図1において、1は、この例の言語情報提
供装置の全体の制御を司るCPUである。また、2は、
後述する各処理を行なうためのプログラムが収納されて
いるプログラムROMである。3は、前記処理の際に、
必要なデータの一時格納エリアなどに用いられるワーク
エリア用のRAMである。これらプログラムROM2及
びワークRAM3はシステムバス4を介してCPU1に
接続されている。
【0024】図2に示すように、この例の言語情報提供
装置は、複数のキーからなるキーボタン群5を備えてい
る。このキーボタン群5は、マイクロコンピュータとの
インタフェースの役割をするキーボタン入力装置6を介
してシステムバス4に接続されている。
【0025】また、この例の言語情報提供装置は、文
章、語句を表示するため、例えばLCD(液晶ディスプ
レイ)からなるディスプレイ7を備えており、このディ
スプレイ7は、インタフェースである表示用ドライバ8
を介してシステムバス4に対して接続されている。
【0026】9は、文章や語句が日本語及び英語の表示
情報、さらに音声情報として登録されているROMであ
る。すなわち、このROM9には、予め提供可能な文章
や語句の日本語及び英語の表示データ、及びこれらを音
声出力とするためのデータが格納されていると共に、後
述するように、付加される日時などの日本語及び英語の
表示データ、及びこれらを音声出力とするためのデー
タ、副詞や依頼用の語句などの修飾のための語句の日本
語及び英語の表示データ、及びこれらを音声出力とする
ためのデータなどを格納している。このROM9のデー
タは、システムバス4を介してCPU1により読み出さ
れる。
【0027】特に、この例の場合、ROM9には、例え
ば日常会話を目的としたコミュニケーションシーン、旅
行の際の税関における会話や必要語句を得る目的のため
の税関シーン、郵便局や、あるいは、電話での受け答え
などの場合の郵便/テレフォンシーン、緊急事態が発生
した場合に必要な文章などに対応させた緊急シーン、食
事シーンなど、様々なシーンで必要とされる文章・語句
の表示データ及び音声データがシーン毎に区分されて登
録されている。
【0028】そして、ROM9に格納されているデータ
の内の音声出力とするためのデータは、後述する音声キ
ーが押し下げられたときに、ROM9から読み出され、
I/Oポート10を介してスピーチIC11に供給され
てデコードされ、アンプ12を介してスピーカ13に供
給されて、ディスプレイ7に表示されている文章あるい
は語句の音声出力がスピーカ13より発声される。
【0029】図2に示すように、キーボタン群5として
は、電源ボタンPsw、上キーKup、下キーKdw、左キー
Kft、右キーKrtからなるカーソルキーKSのほか、次
のようなキーが、この例においては設けられている。
【0030】すなわち、20はシーンキー群であって、
ROM9に記憶されている様々なシーンのそれぞれに1
つのシーンキーが対応するようにされている。このシー
ンキー群20の内の1つのシーンキーを押し下げると、
そのキーに設定されたシーンの文章・語句がROM9か
ら読み出されるようにされている。
【0031】このため、ROM9には、シーンごとにそ
のメモリ領域が区分されて、それぞれのシーンに必要と
考えられる文章や語句が登録されている。図3は、RO
M9の格納内容の一部を示すものである。この図3に示
されるように、この例の場合には、各シーンごとに、メ
モリ領域が区分設定され、1つのシーンキーが押される
と、そのシーンのメモリ領域の先頭アドレスの語句や文
章がROM9から読み出され、ディスプレイ7に表示さ
れるようになる。
【0032】そして、シーンキーを押した後、カーソル
キーKSの上キーKupまたは下キーKdwを操作すると、
各シーンのメモリ領域内のアドレスが変更されて、RO
M9に蓄えられている当該シーン内の情報として格納さ
れている文章、語句が、順次スクロールされて、ディス
プレイ7の画面に表示されるようになる。
【0033】この場合、前述したように、ROM9に
は、各シーンごとの文章及び語句は、日本語のそれと、
対応する英語のそれとが、それぞれ格納されていると共
に、図3には、図示しないがそれぞれに対応する音声情
報が格納されている。
【0034】また、図2に示すように、この例の装置に
おいては、シーンキー20の下側に、単語キー31、依
頼キー32、キーワードキー33、メモリキー34、登
録/変更キー35が設けられている。
【0035】単語キーは、例えば言語が日本語の場合に
は、50音のひらがなの頭文字を、英語の場合には、ア
ルファベットの頭文字を、その単語のキーワードとして
単語をサーチする場合に使用される。
【0036】依頼キーは、後述するように、例えば、所
定の単語に、「…をお願いします。」というような依頼
用の修飾語句を付加して依頼文を形成するときに押し下
げられる。この依頼文の形成のため、ROM9には、図
3に示すように、日本語の欄には「をお願いします。」
の依頼用修飾語句が登録されており、対応する英語の格
納領域には、対応する単語「Please」が格納され
ている。
【0037】キーワードキー33は、所定のキーワード
をキーとして語句や文章を検索するためのキーである。
メモリキー34及び登録/変更キー35は、ROM9の
各シーンのメモリ領域内の登録文章・語句を、すぐに引
き出すことができるように、別のメモ用メモリ領域に登
録する際に使用される。
【0038】さらに、この例の場合、カーソルキーKS
の下方には、図2に示すように、置き換え/付加キー4
1と、セットキー42と、日英キー43と、連続音声キ
ー44と、音声キー45とが設けられている。置き換え
/付加キー41を押すと、従来の装置と同様に、所定の
置き換え可能部分の置き換えが可能になるとともに、後
述するように、日時データなどを文章に付加することが
できる文章の場合に、付加情報の選択設定入力が可能で
ある。
【0039】セットキーは、置き換えや付加を行なった
結果を確定するためのキーである。日英キー43は、日
本語と英語のどちらをディスプレイ7に表示し、またス
ピーカ13から音声出力するかを決めるキーであって、
このキーを押すごとに他方の言語に変わる。音声キー4
5は、これを押すと、ディスプレイ7に表示されている
文章や語句を、そのとき表示されている言語の音声出力
として、スピーカ13より放音するようにするためのキ
ーである。連続音声キー44は、繰り返して練習用など
に用いるために押され、ディスプレイ7の画面に表示さ
れている文章や語句が、繰り返し音声で出力されるよう
にするものである。
【0040】この例の場合、ROM9には、日時情報
や、その他の語句や文章が付加可能な文章や語句と、こ
れらの日時情報などの付加が不要な文章とが識別可能な
状態で記憶されている。
【0041】図4は、これら付加可能文章及び語句と、
付加が不可能な文章及び付加が不可能な語句の例、さら
にそのROM9への格納状態を説明するための図で、日
時情報などの付加が可能な文章や語句のデータの前に
は、特定の識別データ、図4では、「$」マークがその
先頭に付与されている。日時情報などの付加が不要かつ
不可能な文章の場合には、この「$」マークは、データ
の先頭に付加されていない。
【0042】そして、付加可能文章である「$」マーク
が先頭に付与されている文章や語句(以下フレーズとい
う)がROM9から読み出されてディスプレイ7に表示
されるときには、例えば、図5Aに示すように、ユーザ
ーの便のため所定の表示マークが文頭に表示される。図
5Aの例では、時計マークMが付加可能フレーズである
ことを示すシンボルとして表示されている。図5Bに示
すように、付加が不可能な文章のときには、ディスプレ
イ7にはこのマークMは表示されない。
【0043】このシンボルとしての時計マークMは、図
3には図示しないが、ROM9に、イメージデータある
いはキャラクターデータとして記憶されている。そして
「$」マークがフレーズデータの先頭にあるときには、
この時計マークMを付加して表示するように制御が行な
われるものである。
【0044】ユーザーは、この時計マークをディスプレ
イ上で見ることにより、当該フレーズが、日時情報の付
加をすることができるフレーズであるかを簡単に確認す
ることができる。そして、後述するように、ユーザー
が、この日時情報付加可能フレーズに対して日時情報を
付加したい場合には、置き換え/付加キー41を操作す
ることによって、その日時情報付加を行なうことができ
る。
【0045】もっとも、図4からも明らかなように、こ
れら日時情報付加のフレーズは、単独でも文章としての
用をなすものとされている。そこで、日時情報付加を行
なうことなく用いることも、もちろんできるものであ
る。この点、前述した従来例の場合のように、置き換え
可能部分をブランクにして、そのブランクの部分に語句
を入力する場合のように、必ず置き換えのための文章を
いれなければならない場合に比べて、用途が拡がるもの
である。
【0046】この例においては、付加する日時情報はR
OM9に記憶されている。従来の置き換え方式の場合に
は、このような日時情報付加のためのデータとしては、
年、月、日、時、分の組み合わせを全て用意して置き換
えなければならないため、膨大なメモリ容量を必要とす
ることになるが、この例では、年、月、日、時、分の各
項目ごとに必要なデータのみを蓄え、それをユーザーに
適宜選択させることにより、メモリの容量の縮小化を実
現している。図3の右側に抽出したのは、ROM9の日
時データの内の「日」「時」「分」のデータ部分であ
る。
【0047】この図3から明らかなように、これらの
「日」「時」「分」のデータは、ROM9に、日データ
エリア、時データエリア、分データエリアに分けられて
格納されている。日データの日本語データとして、「1
日」から「31日」までが、また、それに対応する英語
データとして、「on the 1st」から「ont
he 31st」までが日データエリアに用意され、格
納されている。
【0048】また、時データの日本語データとして、
「1時」から「12時」までと、「午前」「午後」の語
句が用意され、英語データとしては、「1」から「1
2」までの数値と、「a.m.」「p.m.」が、時デ
ータエリアに用意され、格納されている。
【0049】さらに、分データの日本語データとして、
「1分」から「59分」までが用意され、英語データの
ほうは、「:」と数字の組み合わせ、すなわち、「:0
1」〜「:59」までが用意される。そして、最後に日
付を付加するための語句の日本語データとして、「に」
が、英語データとしては、「at」が用意され、ROM
9に格納されている。すなわち、日、時、分として必要
な数値及び前置詞のみを用意して格納しておくだけでよ
く、メモリ容量は少なくて済む。
【0050】そして、付加可能フレーズに、日時情報を
付加する方法としては、日本語の場合には、日時情報を
付加可能文章の先頭に順次並べ、最後に前置詞「に」を
挿入することで付加ができる。一方、英語の場合には、
付加可能フレーズの最後に、先ず「at」をつけて、そ
の後に、時、分データを並べ、さらに、最後に日データ
を付加することで、日時情報付加ができる。
【0051】付加すべき日時情報は、後述するように、
カーソルキーKSとセットキー42とによって、ユーザ
ーが決定する。ユーザーが決定した、日、時、分の設定
値のデータは、図6に示すように、ワークエリアのRA
M3の日メモリエリア、時メモリエリア、分メモリエリ
アに格納される。このとき、同時に、日時付加可能であ
ることを示すフラグ及び、時の設定値が午前、午後のど
ちらであるかを示すp.m.フラグが、RAM3の、該
当メモリエリアに格納されるものである。
【0052】前述もしたように、この例の装置も、従来
例と同様にして、文章中の所定の語句の置き換えを行な
うことによって、近似する文章を形成することができる
が、その置き換えの技術の部分は、この発明の要部では
ないので、説明を省略する。この発明は、予め登録され
ているフレーズに、所定の文章や語句を付加することが
できるようにした点にポイントがある。
【0053】図7及び図8は、この例の言語情報提供装
置において、所定のフレーズに日時情報を付加する動作
を、ディスプレイ7上の表示及びユーザーの操作を中心
にして示した流れ図(フレーズ表示と称する)である。
この例は、日と、時、分の時間とを日時情報として付加
するようにした場合の例である。なお、図7及び図8に
おいて、2重枠で囲った部分は、ディスプレイ7の画面
の表示の状態を示している。
【0054】図7において、ディスプレイ7の画面上に
は、シーンキーの所定の1つのキーの押し下げに応じた
シーンのフレーズが表示されているが、この例の場合に
は、日時の付加が可能なフレーズとして「演劇を見たい
のですが」というフレーズが表示され、日時が付加可能
であることを示す時計マークMが、そのフレーズの前に
表示されている(画面A01)。
【0055】この画面A01の表示状態において、ユー
ザーが置き換え/付加キー41を押すと(操作OP
1)、ディスプレイ7の画面上の時計マークMが、画面
A02のように点滅をする。
【0056】この状態から音声キー45を押すと(操作
OP2)、スピーカ13から現在表示されているフレー
ズの音声の発声がなされ(制御動作C1)、その後、画
面A01の状態に戻る。また、画面A02の状態におい
て、日英キー43を押すと(操作OP3)、現在表示さ
れている日本語のフレーズの英語訳の画面A03に変化
し、その後、このフレーズ表示の流れの最初に戻る。
【0057】そして、画面A02の状態において、ユー
ザーがセットキーを押すと(操作OP4)、図8に示す
ように、ディスプレイ7は、「日」と「時間」の設定の
表示画面A04に変わる。この日時の設定画面A04
は、最初は、「日」の設定項目の部分が点滅をし、
「日」を選択設定する状態になる。この状態で、カーソ
ルキーKSの上キーKup、あるいは、下キーKdwを操作
すると(操作OP5,OP6)、「日」の表示値が、1
から31の間で変わるスクロールを行なう(制御動作C
2)。そして、そのスクロールにより選択された数値
が、画面A04の「<日>」の下に数値表示される。
【0058】この状態から、カーソルキーKSの右キー
Krtが押されると(操作OP7)、点滅する部分が、
「時間」の部分に変化して、設定箇所が移動する(制御
動作C3)。
【0059】そして、設定箇所が「時間」に変えられた
後、再び、上キーあるいは下キーが操作されると(操作
OP5,OP6)、時間の設定値が、午前、午後のフラ
グを含む状態で、順次スクロールされる。そして、ディ
スプレイ7には、その選択されたときの数値が、「<時
間>」の下の部分に、数値表示される。
【0060】なお、この状態で、左キーLftが押される
と(操作OP8)、設定箇所が「日」の部分に戻り、
「日」の部分が点滅する。そこで、もし必要ならば、
「日」の部分の設定値を、上キーKup、あるいは、下キ
ーKdwを操作することにより、変更することができる。
以上のように、上キーKup、下キーKdw、及び左キーL
ft、右キーKrtを操作することにより、「日」と「時
間」の設定が行なわれる。
【0061】こうして、「日」と「時間」の設定を行な
った後には、セットキー42を再び押す(操作OP
9)。すると、このセットキー42の押し下げにより、
「日」と「時間」の設定が確定し、その確定した
「日」、及び「時間」が、付加可能フレーズに付加され
て表示されることになる。このとき、「日」のみの設
定、あるいは「時間」のみの設定も可能である。「日」
のみの設定の場合には、「日」の数値を決めた後、時間
設定をせずにセットキー42を押せば良い。同様に、
「時間」のみの設定の場合には、画面A04の状態にな
ったときに、右キーKrtを押し、時間設定の状態にし
て、上キーKup、下キーKdwにより設定値をスクロール
して時間設定を行ない、その後、セットキー42を押せ
ば良い。
【0062】この付加処理の後のフレーズの結果は、日
本語の場合には、付加可能文章の先頭の部分に付加され
る。すなわち、画面A05は、その状態を示しており、
図の例の場合には、「日」のみが設定された場合であ
る。その後、このフレーズ表示の流れの最初に戻る。
【0063】なお、画面A04の、「日」及び「時間」
の設定画面において、カーソルキーKSやセットキー4
2以外のキーを押した(操作OP10)場合には、この
「日」「時間」の設定の画面から抜けて、もとのフレー
ズ表示の画面であって、日付設定可能を示す時計マーク
を点滅させた状態の画面A06に戻る。その後は、後述
する、日時付加ルーチンに進む。そして、日時付加ルー
チンを終了した後に、画面A02の、もとの画面に戻
る。
【0064】以上の処理を、ディスプレイ7の表示画面
のみの変化の流れとした図を、図9に示す。すなわち、
先ず、画面A01に、日時付加可能フレーズが表示され
ている場合において、置き換え/付加キー41が押し下
げられると、画面A02のように、日時付加が可能であ
ることを示す時計マークMが点滅を始める。
【0065】この状態で、セットキー42を押し下げれ
ば、フレーズ及び付加可能時計マークの表示画面A02
から、付加情報として設定される「日」と「時間」の設
定画面A04になる。そして、この設定画面A04にお
いて、「日」の情報と「時間」の両方を設定すれば、画
面A041のようになり、また「日」のみを設定すれ
ば、画面A042のようになる。
【0066】そして、それぞれ、これら画面A041、
A042の状態からセットキー42を押し下げれば、こ
れらの日時の情報が付加されたフレーズが表示された画
面A051あるいはA052となる。
【0067】そして、この状態から、日英キー44を押
し下げれば、対応する英語に翻訳されたフレーズが表示
された画面A071及びA072となる。さらに、音声
キー45を押せば、現在ディスプレイ7に表示されてい
る言語で、当該フレーズがスピーカ13より、音声によ
って発声される。すなわち、ROM9から読み出された
当該言語の該当フレーズの音声情報が、スピーチIC1
1によりデコードされて音声信号に変換され、アンプ1
2を通じてスピーカ13に供給され、スピーカ13より
再生されるものである。
【0068】次に、以上説明した、付加可能フレーズに
対する日時付加の動作を行なう場合のCPU1の処理動
作について、フローチャートを参照しながら説明する。
【0069】図10に示すように、先ず、シーンキー2
0のいずれか1つが押し下げられたことを判別すると
(ステップS1)、図3に示したように、ROM9のア
ドレスとして、現在の言語の当該シーンキーで設定され
たシーンのメモリ領域の先頭アドレスが指定される(ス
テップS2)。そして、ROM9の該当アドレスより、
そのフレーズデータが読み出される(ステップS3)。
【0070】次に、読み出されたフレーズデータの先頭
に、これが付加可能文章あるいは語句であるかを示す$
マークのデータがついているかどうか判別する(ステッ
プS4)。
【0071】もし、データの先頭に$マークがついてい
る場合には、ステップS5に進んで、ディスプレイに付
加可能フレーズであることを示す時計マークを付加した
状態で、当該フレーズを、現在の言語の状態でディスプ
レイ7に出力表示する。そして、ワークRAM3の、日
時付加可能フラグのエリアを「フラグセット」の状態に
する(ステップS6)。
【0072】一方、ROM9から読み出すフレーズデー
タの先頭に$マークがない場合には、ステップS4から
ステップS7に進み、ワークRAM3の日時付加可能フ
ラグエリアを「フラグリセット」の状態にする。
【0073】ステップS6及びステップS7の後は、ス
テップS8に進み、置き換え/付加キー41が押された
か否か判別される。ステップS8において、置き換え/
付加キー41が押し下げられたと判別されたときは、R
AM3の日時付加可能フラグエリアの状態から、フラグ
がセットされているか否か判別される(ステップS
9)。セットされていれば、付加可能マークである時計
マークMを点滅させる(ステップS10)。
【0074】その後、セットキー42が押されたか否か
判別され(ステップS11)、押されれていると判別し
たときは、日時設定画面(前述の画面A04)を表示す
る(ステップS12)。そして、ワークRAM3の日メ
モリエリアの日設定値、時メモリエリアの時設定値、分
メモリエリアの分設定値をそれぞれ0にリセットし(ス
テップS13,ステップS14,ステップS15)、さ
らに、午前、午後のp.m.フラグをリセットする(ス
テップS16)。その後、ディスプレイ7の画面の、日
設定部分を点滅表示させる(ステップS17)。
【0075】そして、カーソルキーKSの上キーKupま
たは下キーKdwが押されたか否か判別し(ステップS1
8)、いずれかが押されたと判別したときには、日設定
値をROM9から、「1日」〜「31日」の間で、順
次、順番に表示するようにスクロールし(ステップS1
9)、点滅している日設定部分に、その値を、順次、表
示してゆく。
【0076】このとき、日設定値は、下キーKdwを押す
ごとに、順次アップカウントし、上キーKupを押すごと
にダウンカウントするカウンタのカウント値である。日
設定値は図11のステップS13でリセットされてお
り、その初期値は0であって、日設定値が0のときは、
ディスプレイ7の表示値はブランクである。そして、日
設定値が1以上になると、ROM9の日データエリアの
(先頭アドレス−1)(これが図3の日データアドレス
オフセット値になる)に、当該日設定値が加算されたア
ドレスから日データが読み出されることになる。つま
り、日設定値が「1」であれば、「1日」あるいは「o
n the 1st」となり、また、日設定値が「3
1」であれば、「31日」あるいは「on the 3
1st」となる。
【0077】カーソルキーKSの上キーKupまたは下キ
ーKdwではなく、右キーKrtが押されたと判別されたと
きは(ステップS20)、それまでに設定された日設定
値が、RAM3の日メモリエリアに登録される(ステッ
プS21)。そして、ディスプレイ7の日時設定画面の
時間設定部分を点滅表示させる(ステップS22)。そ
の後は、後述する時間設定のルーチンに移る。
【0078】また、ステップS20において、右キーK
rtの入力がなく、セットキー42が押されたと判別した
ときは(ステップS23)、設定確定となる。カーソル
キーKSもセットキー42も所定時間以上押されなけれ
ば、設定中止となり(ステップS24)、ステップS1
0に戻り、時計マークMの点滅画面A02となる。
【0079】また、ステップS9において、置き換え/
付加キー41がステップS8で押されたと判別されたの
にも拘らず、日時付加可能フラグがセットされていない
と判別されたときには、ディスプレイ7に表示されてい
るフレーズは日時付加可能なフレーズではないので、こ
のルーチンのスタート時点に戻る。
【0080】一方、ステップS8において、置き換え/
付加キー41が押し下げられていないと判別されたと
き、及び、ステップ11においてセットキーが押された
と判別されなかったときは、図12に示すように、日英
キー43が押されたか否か判別される(ステップS2
5)。
【0081】そして、日英キー43が押されたと判別さ
れれば、ディスプレイ7に表示される表示言語の切り換
えが行なわれ(ステップS26)、その後、ステップS
2に戻る。また、日英キー43ではなく、音声キー45
が押し下げられたと判別されたときは(ステップS2
7)、ディスプレイ7に表示されている表示フレーズ
を、その表示されている言語の音声で出力する(ステッ
プS28)。その後、ステップS2に戻る。
【0082】以上は、日設定の処理であるが、次に、図
13の時間設定のルーチンについて説明する。先ず、ス
テップS31において、日時設定画面A04において、
設定項目の「時間」のうちの、「時」設定部分が点滅す
る。これに対応してユーザーが、カーソルキーKSの上
キーKupまたは下キーKdwを操作すると、図14に示す
ルーチンに移り、ステップS50において、時設定値が
スクロールされる。
【0083】この場合、時設定値は、日設定値と同様
に、下キーKdwを押すごとに、順次アップカウントし、
上キーKupを押すごとにダウンカウントするカウンタの
カウント値である。この時設定値は、図11のステップ
S14においてリセットされているので、その初期値は
0であって、時設定値が0のときは、ディスプレイ7の
表示値はブランクである。
【0084】そして、下キーを押すことにより、時設定
値が1以上になると、ROM9の時データエリアの(先
頭アドレス−1)(これが図3の時データアドレスオフ
セット値になる)に、当該時設定値が加算されたアドレ
スから時データが読み出されることになる。つまり、時
設定値が「1」であれば、「1時」あるいは「1」とな
り、また、時設定値が「12」であれば、「12時」あ
るいは「12」となる。
【0085】次に、ステップS51において、分設定値
が0か否か判別される。もしも、分設定値が0であれ
ば、ステップS52に進んで、ディスプレイ7の「分」
の部分に「:00」と表示が行なわれる。また、分設定
値が0でなく、予め設定されていた場合、及びステップ
S52の後は、ステップS53に進み、時設定値が12
を越えたか否かが判別される。
【0086】この場合、ROM9には、「時」のデータ
は1から12までしか用意されていないが、このスクロ
ールの際には、時設定値は、「24」までの値をとる。
そして、時設定値が12を越えたときは、午後であるの
で、ステップS53においてこれが検出されると、ステ
ップS54に進んで、p.m.フラグ(午前、午後を示
すためのフラグ)をRAM3にセットする。そして、ス
テップS55において、時設定値として、12を差し引
いた値を設定する。
【0087】一方、時設定値が12以下である場合に
は、ステップS56に進み、p.m.フラグがリセット
される。そして、ステップS55及びステップS56の
後は、図13のステップS31に戻る。こうして、ステ
ップS31、S32、S50…S56、…S31のルー
プにより、時設定値が設定される。
【0088】次に、時設定画面において、左キーまたは
右キーの入力ではなく、セットキーが押されたと判別さ
れたときは(ステップS33、ステップS34)、設定
確定のルーチンに移る。設定確定のルーチンは、図15
に示す。これについては、後述する。ステップS34で
セットキーの入力でもないと判別されたときは、ステッ
プS35に進んで設定が中止され、図10のステップS
10に戻り、時計マークMが点滅のフレーズ表示に戻
る。
【0089】一方、時設定画面において、カーソルキー
KSの上キーまたは下キーでなく、左キーKftまたは右
キーKrtが押されたと、判別されたときは(ステップS
33)、RAM3の、時メモリエリアに、その時の時設
定値を格納する(ステップS36)。
【0090】この時設定値のRAM3への格納後、ステ
ップS37に進み、入力されたキーは、右キーKrtか否
か判別される。右キーKrtでない、したがって、左キー
Kftであると判別されたときには、これは、日の設定を
示すものであるので、図11の日設定の部分、すなわ
ち、ステップS17に戻る。一方、ステップS37で、
右キーKrtが押されたと判別されたときは、これは、
「分」の設定部分への設定であるので、ステップS38
において、分設定部分が点滅を始める。
【0091】その後、上キーKupまたは下キーKdwが押
されたか否かが判別されて、上キーKupまたは下キーK
dwが押されたと判別されたときは、分設定値がスクロー
ルされる(ステップS40)。この分設定値のスクロー
ルも、日設定値と同様で、分設定値は、ステップS15
において0にリセットされているから、上キーKupまた
は下キーKdwの操作により、0から順次アップあるいは
ダウンカウントしてゆき、そのカウント値の値として、
1から59までをとる。
【0092】そして、上キーKupまたは下キーKdwの入
力ではなく、セットキー42の入力がなされると(ステ
ップS41)、設定確定のルーチンに進む。また、上キ
ーKupまたは下キーKdw、さらには、セットキーではな
く左キーKftが入力されたと判別されたときは(ステッ
プS42)、これは時間部分への設定に戻ることを意味
しているため、ステップS44において、RAM3の分
メモリエリアに分設定値を格納する。そして、その後、
時間設定のルーチン、すなわち、ステップS31に戻
る。
【0093】一方、ステップS42において、左キーK
ftの入力でもないと判別されたときは、設定が中止さ
れ、図10のステップS10に戻り、フレーズ表示の画
面であって、時計マークが点滅している状態の表示に戻
る。
【0094】図15の設定確定のルーチンについて説明
する。前述した、日、時及び分の設定によって、それぞ
れ確定した値をRAM3の各エリアに格納するルーチン
が、この設定確定のルーチンである。前述したように、
この設定確定のルーチンへは、セットキー42が押され
た時に移行するものである。
【0095】そして、この設定確定のルーチンにおいて
は、先ず、日設定値、すなわち、0から31までの値の
いずれかが、RAM3の日メモリエリアの日設定値とし
て格納される。次に、ステップS58において、RAM
3の時メモリエリアの時設定値として、前述した、時設
定値が格納される。最後に、ステップS59においてR
AM3の分メモリエリアに分設定値が格納される。この
設定確定の後は、確定した日時データを付加するルーチ
ンである、日時付加のルーチンに進む。
【0096】図16及び図17は、日時付加のルーチン
を示すフローチャートである。すなわち、先ず、ステッ
プS60において、現在の言語モードが、日本語である
か英語であるか判別される。英語であれば、図18の英
語モードに移る。日本語であれば、ステップS61に進
み、RAM3の日メモリエリアの日設定値、及び、時メ
モリエリアの時設定値が0でないかどうか判別される。
【0097】日設定値、及び、時設定値がともに0であ
るときには、図17のステップS81に飛び、ROM9
のアドレスが日本語の現フレーズアドレスにセットさ
れ、そのアドレスのフレーズデータがROM9から読み
出され(ステップS82)、その読み出したフレーズデ
ータが画面に出力される(ステップS83)。つまり、
日時のデータが0であるため、付加する情報がないとし
て、もとのフレーズデータが、そのまま表示されること
になる。これにより、日時設定及び付加のルーチンが終
了する。
【0098】一方、ステップS61において、日設定値
あるいは、時設定値が0でないと判別されたときは、ス
テップS62に進み、日設定値が0であるか否か判別さ
れる。日設定値が0でなければ、ROM9のアドレスと
して、図3に示した日本語の日データのアドレスオフセ
ット値を設定する。
【0099】次にステップS64において、ROM9の
アドレスとして、ステップS63において設定したアド
レスに、日設定値を加えたアドレス値を設定する。図3
に示した通り、日データは、そのアドレスオフセット値
から、順次、カウントアップするアドレス値に入ってい
るため、この日設定値を加えたアドレス値は、日設定値
に対応した日データを読み出すアドレスとなっている。
【0100】そこで、ステップS65では、ステップS
64で指定されたアドレス番地の日データをROM9か
ら読み出す。そして、ステップS66において読み出し
た日データをディスプレイ7に出力する。
【0101】ステップS62において、日設定値が0で
あると判別されたときには、これらステップS63から
66までは、ジャンプする。そして、ステップS67に
進む。ステップS67では、時設定値が0であるか否か
判別する。時設定値が0であれば、図17のステップS
80に進み、接続助詞“に”を表示する。つまり、日設
定値の次に接続助詞の“に”が表示されることになる。
【0102】そして、ステップS81〜ステップS83
において、前述と同様に、日本語の現フレーズを読み出
し、ディスプレイ7に出力する。この結果、ディスプレ
イ7には、前述の画面A05に示したように、日にちの
後に、接続助詞“に”が表示されたフレーズが表示され
て、日にちデータが付加されたフレーズが表示される。
つまり、例えば、「演劇を見たいのですが」という元の
フレーズに「5日に」という日情報及び接続助詞が付加
されて表示され、その結果として「5日に演劇を見たい
のですが」という日時データ付加文章が表示される。
【0103】次に、ステップS67で、時設定値が0で
ないと判別されたときは、ステップS68に進み、午
前、午後のどちらを示すかを表わす、RAM3のp.
m.フラグの状態が判別される。このフラグがセットさ
れていれば、ステップS69に進み、“午後”を、日デ
ータに続いてディスプレイ7に表示する。
【0104】一方、当該フラグがリセットされていれ
ば、ステップS70に進み、“午前”をディスプレイ7
に、日データの後に表示した後、ステップS71に進
み、ROM9のアドレス値を日本語時データのオフセッ
トアドレス値に設定する。次に、ステップS72に進ん
で、当該アドレス値に時設定値を加えたアドレス値を設
定する。この時設定値を加えたROM9のアドレスに
は、設定された時間データが格納されているものであ
る。
【0105】そこで、ステップS73において、当該ア
ドレス番地の時データをROM9から読み出し、それを
ステップS74において、ディスプレイ7のそれまでに
表示された部分の後に出力する。
【0106】次に、分設定値が0であるか判別し(ステ
ップS75)、0であれば、ステップS80に進んで、
接続助詞“に”を表示する。以後は、ステップS81〜
ステップS83において、それまで表示されていた日本
語の現フレーズが読み出され、その結果、ディスプレイ
7の画面には、例えば「5日の5時に演劇を見たいので
すが」という表示が行なわれる。
【0107】ステップS75において、分設定値が0で
ないと判別されたときは、ステップS76で、ROM9
のアドレス値が、日本語の分データのアドレスオフセッ
ト値にセットされる。次に、ステップS77において、
当該アドレス値に、RAM3の分設定値が加算されて、
ROM9のアドレスが設定される。このアドレス値は、
設定された分データそのものの読み出しアドレスとな
る。
【0108】そこで、ステップS78では、当該アドレ
ス番地の分データをRAM9から読み出し、ステップS
79において、その分データをディスプレイ7におい
て、前に表示されていた部分の後に出力する。その後、
ステップS80〜S83に進み、接続助詞“に”を表示
するとともに、日本語の現フレーズを、順次、表示して
ゆく。この結果、この場合には、図9の画面A051に
示したように、例えば「5日午後5時30分に演劇を見
たいのですが」というように、日、時、分の情報が付加
されたフレーズが構成されて、表示されるものである。
【0109】次に、日時付加ルーチンのステップS60
において、言語モードが英語であると判別されたとき
の、英語モードのルーチンについて説明する。図18及
び図19は、この英語モードのルーチンを示すものであ
る。
【0110】この英語モードにおいては、先ず、英語の
フレーズをディスプレイ7に、順次、映出して表示した
後、設定された日、時、分のデータを文章の末尾に表示
するように制御を行なうものである。
【0111】すなわち、先ず、ステップS90におい
て、ROM9のアドレスとして、英語の現在のフレーズ
アドレスが設定される。次に、ステップS91に進み、
当該アドレス番地のフレーズデータをROM9から読み
出し、ステップS92において、そのフレーズデータを
ディスプレイ7に出力する。
【0112】次に、ステップS93において、時メモリ
の値が0であるか否か判別する。時メモリの値が0であ
れば、図19のステップS107に飛び、日メモリの値
が0であるか否か判別する。そして、日メモリの値が0
であれば、このルーチンを終了する。つまり、この例で
は分設定値のみの付加はないとしており、時設定値も日
設定値も0であれば、日時情報の付加がなかったもので
あるとして、当該英語のフレーズのみが表示されたまま
となる。
【0113】一方、ステップS107で日設定値が0で
ないと判別されたときには、ステップS108におい
て、現在表示されている英語のフレーズの次に“on
the”を表示する。
【0114】次に、ステップS109において、ROM
9のアドレスを英語の日データのオフセットアドレス値
にセットする。次に、ステップS110において、RO
M9のアドレスを、前記オフセット値に設定された値に
対して日設定値を加算したものとする。これは、前述の
ようにして設定された日にちの値の日データの格納アド
レスを指すことになる。
【0115】そこで、ステップS111において、当該
アドレス番地の日データをROM9から読み出し、ステ
ップS112において、当該日データをディスプレイ7
に出力する。これは、図9に示した画面A072の表示
に相当し、英語のフレーズの最後に“on the 5
th”というように表示が行なわれるものである。
【0116】次に、ステップS93において、時設定値
が0でないと判別されたときは、ステップS94に進
み、現在表示されている英語フレーズの末尾に“at”
を表示する。
【0117】次に、ステップS95に進み、ROM9の
アドレスを英語の時データのオフセットアドレス値に設
定する。次に、ステップS96に進み、読み出しROM
9の読み出しアドレスを、当該オフセットアドレス+時
設定値とする。これは、前述のようにして、設定された
時間のデータの格納されているアドレスを指定している
ものとなる。
【0118】そこで、ステップS97において、当該ア
ドレス番地の時データをROM9から読み出し、ステッ
プS98において、前記“at”の後に、当該時データ
をディスプレイ7に出力する。
【0119】次に、ステップS99に進み、分設定値が
0であるかどうか判別する。分設定値が0であれば、ス
テップS104に進み、午前、午後のp.m.フラグが
セットされているか否か判別する。セットされていれ
ば、当該時データの後に“p.m.”を表示する(ステ
ップS106)。また、p.m.フラグがリセットされ
ていれば、ステップS105において、“a.m.”を
表示する。そして、その後、日設定値が0であるか否か
のステップS107に進む。
【0120】この結果、時設定値が0でなくても、分設
定値が0であるときには、表示としては、英語フレーズ
の後に、“at”が表示され、続いて、時の数値が表示
され、午前、午後を示す“a.m.”あるいは“p.
m.”が表示される。そして、日設定値が0であれば、
その後、ピリオドが表示され、時のみが付加データとな
る。一方、日設定値が0でなければ、時に続いて“on
the 5th”のように、日にちのデータも付加さ
れる。
【0121】さらに、ステップS99において、分設定
値が0でなければ、ステップS100において、ROM
9のアドレス値として、英語の分データオフセットアド
レス値がセットされる。そして、ステップS101にお
いて、このオフセットアドレス値に、RAM3に記憶さ
れている分設定値が加算される。したがって、このアド
レス値は、設定された分を表わすデータを格納するアド
レスを指定するものとなり、次のステップS102にお
いて、当該アドレス番地の分データをROM9から読み
出し、ステップS103において、その分データをディ
スプレイ7に出力する。
【0122】図3に示したように、分データの前には、
分を表わす数値の前に「:」が付加されている。その
後、ステップS104に進み、p.m.フラグのセッ
ト、リセット状態が、前述したようにして判別され、ま
た、日設定値に応じて、「日」の付加が行なわれるかど
うかが判別される。
【0123】この結果、日データがない状態であれば、
例えば、英語フレーズの後に“at”、その後に「時」
の数値、その後に「:」、そして、「分」の数値を表わ
す数値、最後に「p.m」.あるいは「a.m.」が表
示されて終了となる。一方、日設定値が0でなければ、
図9の画面A071に示したように、“at”の後に
時、分、午前、午後の語句、さらには、日にちを表わす
語句が表示されるものである。
【0124】以上のようにして、英語フレーズの末尾に
時、分、及び日の設定されたデータが、設定通り付加さ
れ、しかも、必要な前置詞も付加された状態となり、文
が完成する。なお、もともとのフレーズ、そのもので
も、独立した文章であることには変わりはない。
【0125】しかも、この場合、「日」、「時」、
「分」の全てを設定する必要はなく、必要なものを設定
するだけで、必要な付加が行なわれて、適切な付加文章
が完成されるものである。
【0126】言語モードがいずれであるかということ
は、日英キー43の押し下げによって変わることは、前
述した通りである。
【0127】以上の例は、「日」「時間」のデータを、
それ自体一つの文章となっているフレーズに付加する場
合の例であるが、「日」「時間」ではなく「年」「月」
「日」を付加することも、もちろん可能である。
【0128】図20は、この「年」「月」「日」の情報
を所定のフレーズに付加する処理を、そのときの画面の
変化の流れとして説明したものである。
【0129】この「年」「月」「日」の付加の場合に
は、ROM9には「年」のデータとして、西暦の下位2
けたの数値に、アポストロフィーをつけたもの、すなわ
ち、「’00」〜「’99」までが収納され、「月」の
データとしては、「1月」から「12月」までのデータ
が収納され、さらに「日」のデータは、前述の場合と同
様に、「1日」から「31日」までのデータが格納され
るものである。
【0130】そして、前述の「日」「時間」の情報の付
加の例の場合と同様に、カーソルキーKSの上キーKup
下キーKdwによって、「年」「月」「日」の各値が、順
次、スクロールされ、セットキー42により、それぞれ
セットされるように選択設定操作が行なわれる。
【0131】そして、所望の設定値が表示されている状
態でセットキー42を押すと、そのときにディスプレイ
7の画面に表示されている、それぞれの「年」「月」
「日」の設定値が、前述例と同様に、RAM3に記憶さ
れるものである。そして、その後、前述例と同様に、も
とのフレーズ表示の画面に戻り、表示されていたフレー
ズに設定年月日が付加されて表示されるものである。
【0132】すなわち、図20において、画面B01
は、所定のシーンキーが押された後のフレーズの表示状
態を示している。このフレーズは、付加可能フレーズで
あることが、時計マークMによって、前述と同様に表示
されている。この画面B01の状態から、置き換え/付
加キー41が押し下げられると、付加可能文章であるこ
とを示す時計マークが点滅を示す画面B02となる。
【0133】これにより、「年」「月」「日」の付加が
可能となることをユーザーに知らせる。この状態でユー
ザーがセットキー42を押すと、画面は、「年」「月」
「日」の設定画面B03に変化する。図20に示すよう
に、初期状態では、「年」「月」「日」のそれぞれの値
は、ブランクとなっている。
【0134】この「年」「月」「日」設定画面B03に
おいて、カーソルキーKSの上キーKup、下キーKdw及
び左キーKft、右キーKrtによって、年、月、日のそれ
ぞれの値が設定されると、図20の画面B041または
B042のようになる。こうして、所望の設定値が表示
された画面B041またはB042において、セットキ
ー42が再び押されると、この画面B041またはB0
42に表示されていた、それぞれの年、月、日の設定値
が、RAM3にそれぞれ記憶される。
【0135】その後、図20に示すように、ディスプレ
イ7の状態は、フレーズの表示の画面になり、最初に表
示されていたフレーズに設定された「年」「月」「日」
が付加された状態のフレーズが表示される画面B051
またはB052となる。この状態で、日英キー43を押
し下げれば、現在表示されている言語が日本語であるな
らば、英語の翻訳フレーズが、図20の画面B061ま
たはB062に示すように表示される。
【0136】「年」「月」「日」の場合にも、前述した
「日」「時間」の情報の場合と同様に、表示言語が日本
語であれば、ROM9に記憶されているシーンのフレー
ズの前部に、「年」、「月」、「日」の順で、各設定値
が付加されるものである。また、英語であれば、その英
語のフレーズの後部に「日」、「月」、「年」の順で、
設定値が付加されるものである。この場合に、日本語で
あれば、“に”が助詞として「年」「月」「日」の後に
付加されて、付加文章が完成され、また、英語であれ
ば、「日」のデータの前に、“on the”が付加さ
れるとともに、「月」の前に“in”が付加され、最後
に、「年」のデータとして“´数値”が表示されるもの
である。
【0137】また、図20にも示したように、この場合
にも、「年」「月」「日」のうち、設定を省きたい項目
については、ブランクにしたままセットキー42を押せ
ば、その省きたい項目について省かれた付加文章が作成
される。図20の例では、日にちのみが設定された場合
として示されている。
【0138】以上のようにして、ROM9に記憶されて
いるシーンごとのフレーズ自身の合成編集などを行なう
ことなしに、そのフレーズに対して、所望の日、時や
年、月、日を付加した文章を作成して表示させることが
できる。そして、このフレーズを表示した画面におい
て、音声キー45を押せば、英語表示時は、フレーズ本
体を発音した後に、日、月、年の順に、あるいは、時、
分、日の順に発声して音声出力とすることができるとと
もに、日本語である場合には、年、月、日の順で発声を
行ない、あるいは、日、時、分の順に発声を行なうこと
で、所望の付加文章の音声出力を得ることができるもの
である。
【0139】以上は、日、時や年、月、日を数値の情報
として設定した場合であるが、これら時間的な要素を修
飾する語句例えば副詞を、もとのフレーズに付加して新
たな文章を作成するようにすることもできる。図21
は、その場合の表示画面の変化の流れを示すものであ
る。
【0140】すなわち、この例においては、日、時や
年、月、日のデータの代わりに、時間的な修飾を行う語
句、例えば、「今日」、「昨日」、「おととい」、「後
で」、「すぐに」、などを、ROM9の所定のメモリエ
リアに修飾語句単語リストとして格納しておくものであ
る。
【0141】そして、図21の所定のシーンキーを押し
た後の画面B10に示すように、この例の場合にも、表
示されたフレーズが付加可能文章であることを示す時計
マークMが付与されている。この状態で、前述と同様
に、置き換え/付加キーを押し下げれば、その時計マー
クMが点滅し、付加が可能であることをユーザーに知ら
せる画面B11となる。
【0142】この付加可能マークMが点滅している画面
B11において、例えば、単語キー31を押した後、セ
ットキー41を押すと、図21の画面B12に示すよう
に、時間的な情報の語句を、順次、表示する画面とな
る。この場合、カーソルキーKSの上キーKupあるいは
下キーKdwを押すと、矢印位置が変わり、さらに押す
と、それぞれ1語句ずつがスクロールする状態の画面B
13となる。すなわち、1単語ずつROM9から読み出
され、画面上では、2つの語句づつが表示される状態と
なる。
【0143】そして、画面B13において、いずれかの
語句に矢印がある状態においてセットキー42を押す
と、その語句が選択された状態となり、当該選択された
語句が画面B10で表示されていたフレーズに、日本語
のときは前に(英語のときは後ろに)付加されて表示さ
れる画面B14(またはB15)になる。そして、日英
キー42を押せば、日本語であれば英語、英語であれば
日本語に翻訳された状態の文章を表示する状態となる。
【0144】以上説明した例は、そのフレーズ自体とし
て単独で文章となるものに対して、「日」「時間」の情
報や「年」「月」「日」の情報、あるいは、時間的な要
素を修飾する語句などをを付加して、付加文章を表示さ
せ、また、音声として出力させるようにした場合の例で
あるが、次のような付加文章の作成を行なうこともでき
る。
【0145】通常、単語の後に、日本語であれば、「…
をお願いします。」と付加することにより、依頼文が形
成され、同様に、英語の場合には、単語の後に、「,p
lease」を付加することにより、同様の依頼文が形
成されるものである。
【0146】図3に示したように、この例の場合、RO
M9には、これら依頼用の修飾部の語句、「…をお願い
します。」及び「,please」は、ROM9の依頼
用修飾語アドレスに格納されている。
【0147】また、図3のROM9のメモリ内容として
は説明しなかったが、この例の場合には、「アルバ
ム」、「ウイスキー」、「ビール」、「りんご」などの
単語が、その頭文字の一文字をキーワードとして検索で
きるように格納されている。そして、単語キー31を押
すと、日本語の場合であれば、「あいうえお…」の1文
字をそれぞれをキーワードとして、カーソルキーによ
り、単語を検索でき、英語の場合には、アルファベット
の1文字をキーワードとして単語を検索することができ
る。
【0148】検索は、日本語の場合であれば、あいうえ
お順に並べられた単語が、ROM9の単語メモリエリア
に記憶されているので、この単語メモリエリア内を、順
次、スクロールすることによって行うことができる。所
定のひらがなのところをキーとして選択すれば、そのキ
ー文字のところから検索を行なうことができる。英単語
についても同様である。
【0149】依頼キー32を押すと、この単語キー31
で検索できる単語の内、依頼文として使用可能な単語の
みをROM9から読み出すことができる。このため、R
OM9には、依頼用単語のメモリエリアが、別途設けら
れている。
【0150】以下、この単語に依頼用の修飾語を付加す
ることによる依頼文の生成処理について説明する。図2
2及び図23は、この依頼文の生成処理の際の表示等、
ユーザーの操作を組み合わせた流れを説明するための図
である。また、図24及び図25は、この依頼文の生成
処理のためのROM2の処理のフローチャートである。
【0151】先ず、このユーザーの操作と表示画面の変
化の流れについて、図22及び図23を参照して説明す
る。この図22及び図23において、二重枠で囲んだ部
分は、ディスプレイ7の表示画面の状態である。図22
に示す単語依頼機能のルーチンへは、図2の依頼キー3
2を押し下げることにより入る。
【0152】すなわち、依頼キー32が押しさげられる
と、図22において、頭文字一覧表示画面C01がディ
スプレイ7に現れる。図22の例は、日本語の場合の一
覧画面であって、矢印は、キーワードとして選択されて
いる頭文字位置を示している。この画面状態において、
カーソルキーKSが操作されると(操作OP10)、矢
印の位置が移動してゆく(制御動作CTL1)。この矢
印位置は、ROM9の依頼用単語のメモリエリアの、当
該キーワードとなる頭文字で始まる単語の先頭アドレス
に対応している。
【0153】そして、表示したい単語の頭文字の位置に
矢印を移動した後、ユーザーはセットキー42を押す
(操作OP11)。すると、ROM9からは依頼用単語
リストの、当該矢印位置のアドレスから順次単語が読み
出され、画面C02として表示される(制御動作CTL
2)。この例では、単語は、2単語づつ表示される。
【0154】図22の状態は、頭文字として“あ”がキ
ーワードとして選択されており、ディスプレイ7の画面
には、「アルバム」「胃薬」と2単語が表示された画面
となっている。この画面C02において、矢印は、現在
選択している単語の位置を示すものである。これは、R
OM9の依頼用単語リストの、当該単語のアドレスを示
している。
【0155】この画面C02の状態において、音声キー
45を押せば(操作OP12)、選択された単語、すな
わち、「アルバム」と発声が行なわれる(制御動作CT
L3)。また、日英キー43が押しさげられれば(操作
OP13)、日本語の「アルバム」が英語に翻訳された
「Album」が表示される画面C03となる。
【0156】さらに、画面C02において、カーソルキ
ーKSが操作されれば(操作OP14)、表示されてい
る依頼用単語部分から単語リストのスクロールが行なわ
れる(制御動作CTL4)。そして、このスクロールの
結果、ユーザーが選択したい単語を見つけ出したとき
は、画面C02において、セットキーを押す(操作OP
15)。すると、矢印で示された単語に対して、依頼用
の修飾語句が、その単語の後に表示される画面C04と
なる。すなわち、この例の場合であれば、「アルバム」
という単語の後に、「をお願いします。」が表示され、
「アルバムをお願いします。」という依頼用付加文章が
表示されるものである。
【0157】この画面C04で、さらにユーザーが日英
キー43を押せば(操作OP16)、その英訳文である
「Album,please.」の表示画面C05とな
る。一方、画面C04において、音声キー45が押され
れば(操作OP17)、「アルバムをお願いします。」
とスピーカ13から発声が行なわれる(制御動作CTL
5)。また、図23では示さなかったが、画面C05に
おいて音声キー45を押せば、英語の「Album,p
lease.」が、スピーカより発声される。
【0158】以上の単語依頼機能の実際的な処理のフロ
ーチャートを、図24〜図26を参照しながら、次に説
明する。
【0159】先ず、ステップS201で依頼キー32が
押された場合、前述したように頭文字一覧画面C01が
ディスプレイに現れる(ステップS202)。そして、
ROM9の読み出しアドレスとして、依頼用単語メモリ
エリアの中の、矢印が位置しているキーワードから始ま
る単語の先頭アドレスが指定される(ステップS20
3)。
【0160】その後、セットキー42の押し下げではな
く、カーソルキーKSのいずれかの押し下げがあれば
(ステップS205)、矢印位置が頭文字に対して、順
次、移動する状態となり、これに対応してROM9の読
み出しアドレスが、その矢印位置の頭文字から始まる単
語の先頭アドレスに移動する(ステップS206)。セ
ットキー42とカーソルキーKSとが所定時間以上押さ
れなければ、単語依頼機能のルーチンの前の状態に戻
る。
【0161】一方、セットキー42が画面C01におい
て押し下げられたときは(ステップS204)、矢印が
位置している頭文字から始まる単語の先頭の単語のデー
タをROM9から読み出す(ステップS207)。そし
て、その単語を画面の1行目に、画面C02に示したよ
うに表示する(ステップS208)。
【0162】次に、当該アドレス+1番地としてROM
9の読み出しアドレスを指定し、次の単語データをRO
M9から読み出す(ステップS209)。そして、その
読み出した単語を画面の2行目に、画面C02に示すよ
うに表示する(ステップS210)。次に、この状態で
セットキー42が押し下げられると(ステップS21
1)、次の依頼付加表示のルーチンに移る。
【0163】また、セットキー42ではなくカーソルキ
ーKSのいずれかが押し下げられると(ステップS21
2)、画面C02の矢印の位置が、図22に示したよう
に移動し、これに応じてROM9の読み出しアドレスの
位置が移動する(ステップS213)。
【0164】セットキー42、カーソルキーKSのいず
れでもなく、日英キー43が押し下げられたときは(ス
テップS214)、現在ディスプレイ7に表示されてい
る言語が、他方の言語に翻訳された画面、例えば、画面
C03に切り換えられる(ステップS215)。
【0165】さらに、セットキー42、カーソルキーK
S、日英キー43でもなく、音声キー45が押し下げら
れたときには(ステップS216)、現在表示されてい
る言語の単語が発音される(ステップS217)。そし
て、その後は、セットキー42が押されるのを待ち、前
述したように、セットキー42が押されると、依頼付加
表示のルーチンに移る。
【0166】次に、図26の依頼付加表示のルーチンに
ついて説明する。先ず、セットキー42が押されたとき
に、画面C02あるいは画面C03において、矢印が位
置している単語をROM9から読み出す(ステップS2
21)。そして、読み出した単語データを画面に出力す
る(ステップS222)。
【0167】続いて、ROM9の読み出しアドレスとし
て、依頼用修飾語句のアドレス、すなわち、現在表示さ
れている言語が日本語であれば、「をお願いしま
す。」、英語であれば、「,please」の格納アド
レスに指定する(ステップS223)。そして、そのア
ドレス番地の前記語句のデータをROM9から読み出す
(ステップS224)。そして、読み出した依頼語のデ
ータを、単語の後に付加するようにディスプレイ7の画
面に出力する(ステップS225)。この画面は、図2
3の画面C04あるいは画面C05となる。この例の場
合には、日本語であるので、画面C04となっている。
【0168】次に、ステップS226に進み、日英キー
43が押されたか否か判別され、これが押されたと判別
されたときは、翻訳が行なわれて、例えば、画面C05
のように、英語の表示が行なわれる(ステップS22
7)。もちろん、ステップS225でディスプレイ7の
画面に表示されていたものが英語の場合には、ステップ
S227では、日本語に変換されるものである。
【0169】このステップS227の後は、この依頼付
加表示を継続するものとなる。
【0170】また、ステップS226で、日英キー43
の入力がなく、音声キー45が押されたと判別されたと
きは(ステップS228)、当該依頼文の発声が行なわ
れる(ステップS229)。日英キー43、音声キー4
5の両者のキー入力がない場合には、依頼付加表示を、
そのままの状態で続けるものである。
【0171】以上のようにして、単語のあとに依頼用の
語句を付加することにより、依頼文を生成することがで
きるものである。
【0172】この依頼文の生成の場合には、この例で
は、依頼キー32を押すことにより、依頼文が生成でき
る単語のみをROM9から読み出すようにしているた
め、前述の付加可能フレーズの場合と異なり、付加可能
マークは、この例では、ディスプレイ7の画面上に表示
する必要はない。
【0173】しかし、ROM9に依頼可能単語エリアを
設けずに、単語メモリエリア内に、依頼可能単語も一緒
に格納しておくと共に、依頼キー32を設けずに、単語
キー31のみとすることもできる。この場合には、各単
語の前に、依頼可能となる単語であることを示す識別デ
ータを付与しておくものである。
【0174】そして、単語キー31により検索してディ
スプレイ7に単語を表示したとき、表示されている単語
が依頼可能単語である場合には、そのことを示す表示マ
ークを表示するようにする。そして、その表示マークが
付与されている単語を選択した状態で、置き換え/付加
キー41を押し下げると、その表示マークが点滅し、依
頼用修飾語句の付加が可能となるモードになることをユ
ーザーに知らせる。この状態からセットキー42を押す
と、前述したようにして依頼用修飾語句が選択された単
語の後ろに付加され、依頼文が生成されるものである。
【0175】このようにした場合には、依頼キー32を
別途設ける必要がないと共に、ROM9に、単語メモリ
エリアの他に、依頼可能単語メモリエリアを設ける必要
がなく、その分、ROM9に格納するデータ量が少なく
なり、ROM9が小容量のものでよくなる。もっとも、
以上の例では、ROM9は、1個のROMで構成するよ
うにしたが、これは複数個のROMで構成するようにし
ても勿論よい。
【0176】また、以上の例では、付加可能であること
を示すマークは、1種類としたが、年、月、日の情報を
フレーズに付加するモードと、日、時間のデータを付加
するモードと、さらには、時間的な修飾の語句を付加す
るモードとを区別するために、フレーズの前に表示する
付加可能識別マークを、これらの間で変えるようにして
もよい。これにより、ユーザーが、どの情報を付加する
モードとなっているかを認識することができるようにで
きる。
【0177】例えば、初期画面では、「日」「時間」の
情報を付加可能であることを示すマークとして、時計マ
ークMを表示し、その後、所定のキーを押すことによ
り、「年」「月」「日」を付加するようにするモードと
した場合には、その付加可能表示マークとして、例えば
カレンダーの模擬図形を画面に表示する。所定のキーを
さらに押して、時間的修飾の語句を付加するモードにし
たときには、これらのマークとは異なる他のマークを表
示させるようにするものである。
【0178】なお、文を語句で分け、その途中に付加文
を挿入することもできる。この場合には、付加文を挿入
するのが文の途中であるパターンの語句のみを、一つの
グループとして集めておき、そのグループの場合には、
それぞれのフレーズに分断位置を示しておき、その分断
位置に前述と同様にして付加文章を、順次、付加するよ
うにすることもできるものである。
【0179】なお、以上の例では、付加が可能であるこ
とは、ディスプレイ7の画面にそのことを示す表示マー
クを、付加可能文章・語句に対して付与することでユー
ザに知らせるようにしたが、表示マークではなく、文章
や語句自体を点滅、あるいは文章や語句の一部、例えば
先頭の文字のみを点滅させるユーザーに報知するように
してもよい。また、音により付加可能文章・語句である
ことを報知するようにしても勿論よい。
【0180】以上の例は、言語が日本語と英語の場合で
あるが、他の言語の場合にも、この発明が適用可能であ
ることはいうまでもない。
【0181】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、文章中の特定の語句部分を置き換えるものではな
く、文章や語句に、他の語句や文章を付加するものであ
るため、付加を行うことなく、記憶手段から読み出した
文章を、そのまま出力することができる。そして、その
単独の文章として成立している文章に対して、ユーザー
の意思によって指示した語句を付加することができる。
【0182】そして、日、時の情報や年、月、日の情報
を付加する場合においては、個々の年データ、月デー
タ、日データ、時データ、分データなどの、年、月、
日、時、分のデータをメモリに格納しておけばよいの
で、冒頭で述べた置換方式の従来例のように、置き換え
のための年、月、日、時、分のデータの全ての組み合わ
せパターンを用意しておく必要がなく、メモリ容量が少
なくてすむ。
【0183】また、この発明においては、出力された文
章・語句には、付加が可能である場合には、そのことを
報知手段によりユーザーに知らせるようにしたので、ユ
ーザーは、この報知から付加操作に容易に移ることがで
き、使い勝手がよい。
【0184】また、この発明においては、対象言語に応
じて付加語句あるいは文章を、特定の位置に付加するよ
うに設定することができるので、アルゴリズムの簡略
化、メモリの低減を図れる。すなわち、例えば、対象言
語が英語であれば、日時や年月日の情報は文末に、日本
語であれば文頭にといったように、規則的に付加すれば
よい。
【0185】さらに、依頼文の場合には、対象言語が、
例えば英語及び日本語の場合、両方とも文末に付加すれ
ばよいため、アルゴリズムの簡略化が図れるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による言語情報提供装置の一実施例の
ブロック図である。
【図2】この発明による言語情報提供装置の一実施例の
操作パネルの一例を示す図である。
【図3】この発明による言語情報提供装置の一実施例の
メモリ内容を説明するための図である。
【図4】この発明による言語情報提供装置の一実施例の
メモリ内容を説明するための図である。
【図5】この発明による言語情報提供装置の一実施例の
表示例を示す図である。
【図6】この発明による言語情報提供装置の一実施例の
作業用メモリの内容を説明するための図である。
【図7】この発明による言語情報提供装置の一実施例の
動作のフローチャートを示す図である。
【図8】この発明による言語情報提供装置の一実施例の
動作のフローチャートを示す図である。
【図9】この発明による言語情報提供装置の一実施例の
動作の表示画面の変化の例を示す図である。
【図10】この発明による言語情報提供装置の一実施例
の処理動作のフローチャートの一部を示す図である。
【図11】この発明による言語情報提供装置の一実施例
の処理動作のフローチャートの続きを示す図である。
【図12】この発明による言語情報提供装置の一実施例
の処理動作のフローチャートの続きを示す図である。
【図13】この発明による言語情報提供装置の一実施例
の処理動作のフローチャートの続きを示す図である。
【図14】この発明による言語情報提供装置の一実施例
の処理動作のフローチャートの続きを示す図である。
【図15】この発明による言語情報提供装置の一実施例
の処理動作のフローチャートの一部を示す図である。
【図16】この発明による言語情報提供装置の一実施例
の処理動作のフローチャートの続きを示す図である。
【図17】この発明による言語情報提供装置の一実施例
の処理動作のフローチャートの続きを示す図である。
【図18】この発明による言語情報提供装置の一実施例
の処理動作のフローチャートの続きを示す図である。
【図19】この発明による言語情報提供装置の一実施例
の処理動作のフローチャートの続きを示す図である。
【図20】この発明による言語情報提供装置の一実施例
の他の表示例を示す図である。
【図21】この発明による言語情報提供装置の一実施例
のさらに他の表示例を示す図である。
【図22】この発明による言語情報提供装置の一実施例
の他の動作例を説明するための流れ図の一部である。
【図23】この発明による言語情報提供装置の一実施例
の他の動作例を説明するための流れ図の続きである。
【図24】この発明による言語情報提供装置の一実施例
の他の動作例の処理動作のフローチャートの一部を示す
図である。
【図25】この発明による言語情報提供装置の一実施例
の他の動作例の処理動作のフローチャートの続きを示す
図である。
【図26】この発明による言語情報提供装置の一実施例
の他の動作例の処理動作のフローチャートの続きを示す
図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 プログラムROM 3 ワークエリア用RAM 4 システムバス 5 キーボタン群 6 キーボタン入力装置 7 ディスプレイ 8 表示用ドライバ 9 文章・語句の記憶用ROM 11 スピーチIC 13 スピーカ KS カーソルキー 20 シーンキー群 31 単語キー 32 依頼キー 41 置き換え/付加キー 42 セットキー 43 日英キー 45 音声キー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の言語の文章・語句を出力する言語
    情報提供装置において、 前記文章・語句の付加が可能である付加可能文章・語句
    の情報を記憶する記憶手段と、 前記付加可能文章・語句が、文章・語句の付加が可能で
    あることを報知する報知手段と、 前記記憶手段に記憶されている前記付加可能文章・語句
    を出力する出力手段と、 付加すべき文章・語句を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された文章・語句を前記付加可
    能文章・語句に付加して出力する付加文章・語句出力手
    段とを有することを特徴とする言語情報提供装置。
  2. 【請求項2】 所定の言語の文章・語句を出力する言語
    情報提供装置において、 前記文章・語句の情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている前記文章・語句を出力す
    る出力手段と、 日時情報を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された日時情報の日時を前記出
    力された文章・語句に付加して出力する日時付加出力手
    段とを有することを特徴とする言語情報提供装置。
  3. 【請求項3】 所定の言語の文章・語句を出力する言語
    情報提供装置において、 前記文章・語句の情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている前記文章・語句を出力す
    る出力手段と、 前記文章・語句を修飾する語句を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された前記修飾する語句を前記
    出力された文章・語句に付加して出力する修飾語句付加
    出力手段とを有することを特徴とする言語情報提供装
    置。
  4. 【請求項4】 所定の言語の文章・語句を翻訳して出力
    する言語情報提供装置において、 第1の言語による文章・語句の情報から名詞・名詞節を
    出力する出力手段と、 前記名詞・名詞節に、これを修飾する語句を付加する修
    飾語句付加手段と、 前記修飾語句付加手段により語句が付加された第1の言
    語による付加文章を出力する付加文章出力手段と、 前記第1の言語による前記付加文章を第2の言語に翻訳
    することを指示する翻訳指示手段と、 前記翻訳指示手段により指示された前記第1の言語によ
    る付加文章を前記第2の言語に翻訳する翻訳手段とを有
    することを特徴とする言語情報提供装置。
  5. 【請求項5】 複数の言語による文章・語句の情報を出
    力する言語情報提供装置において、 付加すべき文章・語句を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された前記付加すべき文章・語
    句を言語の種類によって付加位置を決定して前記文章・
    語句の情報に付加して出力する出力手段とを有すること
    を特徴とする言語情報提供装置。
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