JPH07224569A - 戸車およびその取り付け構造 - Google Patents

戸車およびその取り付け構造

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Publication number
JPH07224569A
JPH07224569A JP17202594A JP17202594A JPH07224569A JP H07224569 A JPH07224569 A JP H07224569A JP 17202594 A JP17202594 A JP 17202594A JP 17202594 A JP17202594 A JP 17202594A JP H07224569 A JPH07224569 A JP H07224569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
recess
runner
receiving seat
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP17202594A
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English (en)
Inventor
Kenji Maeda
憲志 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dantani Plywood Co Ltd
Original Assignee
Dantani Plywood Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dantani Plywood Co Ltd filed Critical Dantani Plywood Co Ltd
Priority to JP17202594A priority Critical patent/JPH07224569A/ja
Publication of JPH07224569A publication Critical patent/JPH07224569A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 扉の外縁部の凹部を良好な精度で短時間のう
ちに加工でき、また受け座やランナーが容易に取り付け
でき、さらに扉の木口周辺の加工自由度が得られる戸車
およびその取り付け構造を提供する。 【構成】 扉12の外縁部の表面及び/又は裏面に形成
された凹部13に取り付けられる受け座14と、該受け
座14に着脱可能に装着されて、レール23走行用の車
24を有するランナー15とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、戸車およびその取り付
け構造に係り、更に詳しくは、扉の外縁部に形成される
凹部を良好な精度で短時間のうちに加工でき、また受け
座やランナーが容易に取り付けでき、さらに扉の木口周
辺の加工自由度が得られる戸車およびその取り付け構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、室内デザインを向上させたり、室
内スペースを有効利用するためにクローゼット収納が流
行しており、専用のクローゼット扉は、上下の扉用戸車
を介して、上下レールに沿って横方向に移動することに
より、短冊状に折り畳める構造になっている。以下、図
5を参照して従来の戸車の取り付け構造を説明する。図
5に示すように、従来の戸車の取り付け構造は、クロー
ゼット扉を構成する複数枚の扉パネル100の木口10
1の上下角部に凹部102をルーター加工し、この凹部
102に受け座103を取り付けて、受け座103にレ
ール104を走行する車105が設けられたランナー1
06を着脱可能にビス107を使用して固定する構造で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の戸車の取り付け構造では、狭くて加工が難しい木口
101の上下角部に凹部102が形成されるので、加工
時に扉パネル100が厚さ方向に横振れし、切削工具の
切込みが不安定になって木口101に亀裂や破損が生
じ、不良品ができるという問題点があった。これによ
り、凹部102の加工は時間をかけて慎重に行われてお
り、生産性が低下するという別の問題点も発生してい
た。また、このように扉パネル100の木口101に扉
用戸車が取り付けられるので、扉パネル100の木口1
01周辺の加工自由度が制約され、これによりクローゼ
ット扉のデザイン性を向上させるために、例えばそれぞ
れの扉パネル100の端部をゆるやかな曲面状に切削加
工することができなかった。本発明はかかる事情に鑑み
なされたもので、扉の外縁部の凹部を良好な精度で短時
間のうちに加工でき、また受け座やランナーが容易に取
り付けでき、さらに扉の木口周辺の加工自由度が得られ
る戸車およびその取り付け構造を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の戸車は、扉の外縁部の表面及び/又は裏面に形成
された凹部に取り付けられる受け座と、該受け座に着脱
可能に装着されて、レール走行用の車を有するランナー
とを備えるように構成されている。また、請求項2記載
の戸車の取り付け構造は、扉の外縁部の表面及び/又は
裏面に凹部が形成され、該凹部に受け座が取り付けら
れ、該受け座にはレール走行用の車を有するランナーが
着脱可能に装着されるように構成されている。そして、
請求項3記載の戸車の取り付け構造は、請求項2記載の
戸車の取り付け構造において、前記凹部が円柱状に形成
されている。
【0005】
【作用】請求項1〜3記載の戸車およびその取り付け構
造は、加工がし易い扉の外縁部の表面及び/又は裏面に
凹部を形成するので、扉の外縁部に形成される凹部を良
好な精度で短時間のうちに加工でき、また受け座やラン
ナーも取り扱いが容易な扉の表裏面側から取り付けでき
るので作業性が向上する。しかも、扉用戸車の取り付け
位置を、木口から扉の外縁部の表面や裏面に変更したの
で、扉の木口周辺の加工自由度が得られる。特に、請求
項3記載の戸車の取り付け構造は、凹部が円柱状に形成
されているので、例えば、ボーリングマシン等で簡単に
一度に加工できる。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は 本発明の一実施例に係る戸車の取
り付け状態における斜視図、図2は同使用状態の斜視
図、図3は同分解斜視図、図4は他の実施例に係る戸車
の取付け状態を示す斜視図である。
【0007】図2に示すように、本発明の一実施例に係
る戸車10は、扉の一例であるクローゼット扉11を構
成する複数枚の扉パネル12の各角部付近の裏面に取り
付けられている。図1に示すように、戸車10は、扉パ
ネル12の各角部付近の裏面に形成された凹部13に収
納状態でネジ止めされる受け座14と、受け座14に着
脱可能に装着されるランナー15とを備えている。
【0008】図3に示すように、凹部13は扉パネル1
2の上下縁に沿って形成されており、ルーターやモール
ディングマシンなどにより正面視して逆さ鍵穴形に切削
加工して形成されている。すなわち、凹部13は、下側
の円穴部13aと上側の直穴部13bとからなり、直穴
部13bの上端は開口されている(ここでいう方向は図
面上の方向を示す。以下同じ)。
【0009】また、受け座14は、例えば亜鉛ダイキャ
ストなどの金属や、ポリプロピレン、ABS樹脂などの
合成樹脂からなり、内部に凹部13と同じく円穴部16
aと直穴部16bとからなる正面視して逆さ鍵穴形の空
間部16を有する受け座本体17と、受け座本体17の
一端に形成されたフランジ18とを有している。直穴部
16bの上端は開口されており、円穴部16aの奥側に
は、中実部19が受け座本体17と一体形成されてい
る。中実部19の両端面の中央部に貫通状態でネジ孔1
9aが設けられ、中実部19の上面の中央部にネジ孔1
9bが設けられている。
【0010】ランナー15は、正面視して逆さ鍵穴形で
かつ側面視して逆L字形の、空間部16に装着可能なラ
ンナー本体20を有している。ランナー本体20は、受
け座14の円穴部16aに挿入される肉厚な円板部21
の上部に直穴部16bに挿入される屈曲部22が一体形
成されたものであり、円板部21および屈曲部22には
ネジ孔21a、22aが形成されている。ランナー本体
20の上部には、レール23(図1参照)を走行するた
めの4個の車24を有する戸車部25が、貫通孔25a
に遊挿されたネジ26により回転可能に取り付けられて
いる。なお、以上は扉パネル12の上側の戸車10の例
であって、扉パネル12の下側の戸車10の場合には、
凹部13、受け座14およびランナー15の上下方向が
図示方向とは反対になる。
【0011】扉パネル12に戸車10を取り付ける際に
は、まず扉パネル12を固定して、ルーターなどにより
扉パネル12の各角部付近の裏面に凹部13を形成す
る。このように、扉パネル12の裏面に凹部13を形成
するので、従来の木口に凹部を形成する場合より加工が
し易く、加工時間も短縮できて生産性が向上する。ま
た、切削中に扉パネル12が横振れし難いので、切削工
具の切込みが正確になり、加工精度が向上して加工中の
亀裂や破損の発生が低減でき、これにより不良品の発生
率が抑えられて低コスト化を図ることができる。
【0012】次いで、ネジ27を介してそれぞれの凹部
13に受け座14を取り付け、それからランナー本体2
0を空間部16に挿入して、ネジ28を円板部21のネ
ジ孔21aと、中実部19のネジ孔19aとに一連に螺
着することにより、ランナー本体20を受け座14に取
り付け、続いて戸車部25のネジ26を中実部19のネ
ジ孔19bに螺着することにより戸車部25を受け座1
4に取り付ける。このように、受け座14やランナー1
5が、取り扱いが容易な扉パネル12の裏面側から取り
付けできるので、作業性を向上できる。
【0013】しかも、取り付け後の扉パネル12の裏面
からは、受け座14のフランジ18の厚さ分だけの突出
しかなく、また扉パネル12の上下端面からは、レール
23に係合される戸車部25だけしか突出しないので、
デザイン的にも良好な仕上がりとなる。また、扉用戸車
の取り付け位置を、従来の木口から扉パネル12の外縁
部の裏面に変更したので、扉パネル12の木口周辺の加
工自由度が得られ、例えばクローゼット扉11のデザイ
ン性を向上させるために、実施例のようにそれぞれの扉
パネル12の端部をゆるやかな曲面状に切削加工するこ
ともできる。
【0014】続いて、図4に示す本発明の他の実施例に
ついて説明するが、前記実施例と同一の構成要素につい
ては同一の番号を付してその詳しい説明を省略する。扉
パネル12の上下縁に沿って形成される凹部13aは円
柱状となって、その加工がボーリングマシンによって一
度に容易に行えるようになっている。そして、該凹部1
3aの上部は開口して受け座14aの上部が面一状態で
覗けるようになっている。
【0015】前記受け座14aは前記凹部13aに嵌入
する受け座本体17aと、ネジ孔27aを有するフラン
ジ18aとからなって、内側に空間部16cを有してい
る。この空間部16cには横方向に拡大した掛止部16
dを有し、装着したランナー15aが上下方向に移動し
ないようになっている。前記ランナー15aは、前記空
間部16cに嵌入する形状となって、下部にネジ孔を有
し、空間部16cの内側に設けられた雌ネジ穴(図示せ
ず)に、螺入するネジ27によって固定されるようにな
っている。このように戸車の取り付け構造を構成するこ
とによって、凹部13aの加工が極めて容易であるとい
う利点を有する。
【0016】以上、本発明を図面に基づいて説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、要
旨を逸脱しない範囲での設計変更などがあっても本発明
に含まれる。前記実施例では、クローゼット扉のパネル
扉に本発明を適用したが、これに限定しなくても、その
他どのような用途の扉にも適用できる。ただし、本発明
は、実施例のような折戸が好適である。また、実施例で
は、戸車を扉の外縁部の裏面に取り付けたが、これに限
定しなくても、扉の外縁部の表面または表裏両面に取り
付けてもよい。さらに、凹部、受け座の空間部およびラ
ンナーの形状は、実施例の形状に限定される必要はな
く、例えば受け座の空間部の形状を市販のランナーが使
用できる形状に加工することにより、ランナーの開発コ
ストを省くことができる。
【0017】
【発明の効果】請求項1〜3記載の戸車およびその取り
付け構造は、このように扉の外縁部の表面及び/又は裏
面に凹部を形成するようにしたので、加工がし易くな
り、凹部を良好な精度で短時間のうちに形成できる。ま
た、受け座やランナーも、同じく扉の表裏面側から取り
付けできるので、取り付け作業が容易になり、作業性が
向上する。しかも、扉用戸車の取り付け位置を、デザイ
ン的に重要なポイントとなる木口周辺ではなく、さほど
デザイン的には問題にならない扉の外縁部の表面や裏面
に変更したので、扉の木口周辺の加工自由度が得られ
て、扉のデザイン性を向上できる。特に、請求項3記載
の戸車の取り付け構造のおいては、凹部の加工がボーリ
ングマシン等によって一度に容易に加工できるので、生
産効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る戸車の取り付け状態に
おける斜視図である。
【図2】同使用状態の斜視図である。
【図3】同分解斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る戸車の取り付け状態
を示す斜視図である。
【図5】従来手段に係る戸車の取り付け構造の分解斜視
図である。
【符号の説明】
10 戸車 11 クローゼット扉 12 扉パネル 13 凹部 13a 凹部 13a 円穴部 13b 直穴部 14 受け座 14a 受け座 15 ランナー 15a ランナー 16 空間部 16a 円穴部 16b 直穴部 16c 空間部 16d 掛止部 17 受け座本体 17a 受け座本体 18 フランジ 18a フランジ 19 中実部 19a ネジ孔 19b ネジ孔 20 ランナー本体 21 円板部 21a ネジ孔 21b ネジ孔 22 屈曲部 23 レール 24 車 25 戸車部 25a 貫通孔 26 ネジ 27 ネジ 27a ネジ孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉の外縁部の表面及び/又は裏面に形成
    された凹部に取り付けられる受け座と、該受け座に着脱
    可能に装着されて、レール走行用の車を有するランナー
    とを備えたことを特徴とする戸車。
  2. 【請求項2】 扉の外縁部の表面及び/又は裏面に凹部
    が形成され、該凹部に受け座が取り付けられ、該受け座
    にはレール走行用の車を有するランナーが着脱可能に装
    着されていることを特徴とする戸車の取り付け構造。
  3. 【請求項3】 前記凹部は、円柱状に形成されている請
    求項2記載の戸車の取付け構造。
JP17202594A 1993-12-17 1994-06-29 戸車およびその取り付け構造 Pending JPH07224569A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17202594A JPH07224569A (ja) 1993-12-17 1994-06-29 戸車およびその取り付け構造

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7262193 1993-12-17
JP5-72621 1993-12-17
JP17202594A JPH07224569A (ja) 1993-12-17 1994-06-29 戸車およびその取り付け構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07224569A true JPH07224569A (ja) 1995-08-22

Family

ID=26413751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17202594A Pending JPH07224569A (ja) 1993-12-17 1994-06-29 戸車およびその取り付け構造

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JP (1) JPH07224569A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000337012A (ja) * 1999-05-31 2000-12-05 Okamura Corp 吊り戸式ドア装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000337012A (ja) * 1999-05-31 2000-12-05 Okamura Corp 吊り戸式ドア装置

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