JP2925232B2 - 出窓の天板、地板の取付方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は出窓の天板、地板の取付方法に関するもので
ある。

（従来の技術） 従来は、サッシのアングル部から天板、地板に木ネジ
を通して固定していた。

（発明が解決しようとする課題） 前記従来の手段によると、木ネジが外部に露出してい
るのでサッシ部と天板、地板の取り合い部の美観が損な
われる。

又、木ネジが見えないように裏面から通す手段もある
が、これによると、サッシ本体と、天板、地板を後付け
することができないという問題があった。

そこで、本発明においては、天板及び地板を夫々上下
枠に固定した飾り縁で支持することにより確実且つ美観
を損なうことなく取付けることができる出窓の天板、地
板の取付方法を提供するのが目的である。

（課題を解決するための手段） 本発明における出窓の天板、地板の取付方法は、持ち
出しまぐさと持ち出し窓台に固定したサッシの上下枠に
夫々飾り縁を固定して持ち出しまぐさと持ち出し窓台と
の間に位置せしめた天板と地板との一端を固定し、真の
まぐさと窓台から釘等を通して天板及び地板の他端を夫
々固定することにある。

（作用） 本発明においては、、真のまぐさから取付け板を介し
て持ち出しまぐさを固定し、他方の窓台からも同様に取
付け板を介して持ち出し窓台を固定する。そして、持ち
出しまぐさと持ち出し窓台に夫々サッシの上枠と下枠と
を木材等で形成した飾り縁を固定して持ち出しまぐさと
持ち出し窓台との間に位置せしめた天板、地板の一端を
固定し、天板の後端を真のまぐさから斜めに釘或は木ネ
ジを通して固定し、地板の後端を窓台から斜めに釘或は
木ネジを通して固定する。

（実施例） 本発明の実施例を図面に基いて詳細に説明する。

第１図に示すように真のまぐさ１に、取付板２を介し
て持ち出しまぐさ３を取付ける。一方、窓台４に取付板
５を介して持ち出し窓台６を取付ける。

前記持ち出しまぐさ３の側面及び下面にサッシの上枠
７を固定し、持ち出し窓台６の側面及び上面にサッシの
下枠８を固定する。

そして、上枠７の垂直壁９の下端内面に飾り縁10を固
定して持ち出しまぐさ３との間に嵌入溝11を形成し、下
枠８の垂直壁12の上端内面に飾り縁13を固定して持ち出
し窓台６との間に嵌入溝14を形成する。

次に、第２図に示すように上側の嵌入溝11に天板15の
先端を嵌入し、真のまぐさ１から斜めに釘16或は木ネジ
を天板15に通して天板15を固定し、下側の嵌入溝14に地
板17の先端を嵌入し、真の窓台４から斜めに釘18或は木
ネジを地板17に通して地板17を固定する。

尚、前記実施例においては嵌入溝11、14に天板15、地
板17を嵌入するように説明したが、天板15を持ち出しま
ぐさ３に沿わせた後に、飾り縁10を垂直壁９に固定して
天板15を支持し、地板17を持ち出し窓台６に載置した後
に垂直壁12に飾り縁13を固定して地板17を上から抑えて
固定してもよいものである。

（発明の効果） 本発明は前記のように構成したもので、飾り縁で形成
した天板、地板を固定しているので、サッシ部と天板、
地板の取り合い部をきれいに仕上げることができる。
又、天板、地板は後付けするため、サッシを確実に躯体
に取付けることができる。

又、天板、地板の取り換えの際には飾り縁10、13で形
成した嵌入溝11、14から、天板、地板を抜き取り、新た
に挿入するだけで、簡単に取付作業を行うことができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る出窓の天板、地板の取り付け方法
の飾り縁を取付けた状態の縦断側面図、第２図は天板、
地板を取付けた状態の縦断側面図である。 １……真のまぐさ、２……取付板、３……持ち出しまぐ
さ、４……窓台、５……取付板、６……持ち出し窓台、
７……上枠、８……下枠、９……垂直壁、10……飾り
縁、11……嵌入溝、12……垂直壁、13……飾り縁、14…
…嵌入溝、15……天板、16……釘、17……地板 18……釘。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】持ち出しまぐさと持ち出し窓台に固定した
   サッシの上下枠に夫々飾り縁を固定して持ち出しまぐさ
   と持ち出し窓台との間に位置せしめた天板と地板との一
   端を固定し、真のまぐさと窓台から釘等を通して天板及
   び地板の他端を夫々固定することを特徴とする出窓の天
   板、地板の取付方法。