JPH072244B2 - 多段圧延機 - Google Patents

多段圧延機

Info

Publication number
JPH072244B2
JPH072244B2 JP20587886A JP20587886A JPH072244B2 JP H072244 B2 JPH072244 B2 JP H072244B2 JP 20587886 A JP20587886 A JP 20587886A JP 20587886 A JP20587886 A JP 20587886A JP H072244 B2 JPH072244 B2 JP H072244B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work roll
diameter work
small
roll
mill
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP20587886A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6363503A (ja
Inventor
輝男 関谷
孝生 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP20587886A priority Critical patent/JPH072244B2/ja
Publication of JPS6363503A publication Critical patent/JPS6363503A/ja
Publication of JPH072244B2 publication Critical patent/JPH072244B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B13/00Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
    • B21B13/14Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls
    • B21B13/145Lateral support devices for rolls acting mainly in a direction parallel to the movement of the product
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B13/00Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
    • B21B13/001Convertible or tiltable stands, e.g. from duo to universal stands, from horizontal to vertical stands
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B13/00Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
    • B21B13/02Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with axes of rolls arranged horizontally
    • B21B2013/025Quarto, four-high stands
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B13/00Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
    • B21B13/02Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with axes of rolls arranged horizontally
    • B21B2013/026Quinto, five high-stands

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多段圧延機に係り、特に小径作業ロールを使用
して圧延を行う多段圧延機に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、5Hミル等のように小径作業ロールを使用して
多品種,高能率な圧延作業を行う場合には、小径作業ロ
ールと中間ロールとの間に生じるトルク接線力等に起因
して小径作業ロールに水平撓み力が発生するため、これ
を防止制御する配慮がなされている。例えば実開昭60−
166404号,実開昭60−166405号,実開昭60−176801号公
報等に開示されるように、小径作業ロールを中間ロール
の軸心から所定方向にオフセツトさせてロール水平撓み
力と相反する圧延荷重分力を発生させ、このようにして
ロール水平撓み力を軽減したり、また、小径作業ロール
の胴面に加圧シリンダにより支持されるサポートローラ
を配置して、小径作業ロールの水平撓みを防止・制御し
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記したような小径作業ロールを有する多段圧延機は、
小径作業ロール及びその軸受等からなる小径作業ロール
組立体と、サポートローラ機構とが独立して圧延機に配
置される構造のため、次のような改善すべき点を有して
いた。
すなわち、従来、冷間圧延の多段圧延機に於ては、小径
作業ロールを採用するに、サポートローラを設置してい
るが、この種多段圧延機を熱間圧延の厚板ミルの如く取
扱い材料厚みの大きいものに適用する場合には、ロール
の昇降範囲が大きく、ロールの移動に際しサポートロー
ラを追従させる必要があるが、この点の配慮が充分にな
されておらず、従つて、サポートローラが作業ロール昇
降に対して追従性が不足する問題があつた。
また、圧延材の反り制御,ロール差込みを防止するため
に、作業ロール入側,出側に圧延材を通過案内するスト
リツパガイドを設置する必要があり、通常、この種のス
トリツパガイドは、固定設置されたサポートローラ下部
に作業ロールに近接して配置されるが、この場合にも作
業ロールを前述した如く大幅に昇降移動させようとする
場合には、作業ロールと一定の位置関係を保持しつつ追
従移動することができなかつた。
また、圧延を行う場合、厚板ミルの如く圧延材料が厚い
時は従来通りの大径作業ロール径の4Hミルで圧延を行
い、薄くなつた時に小径作業ロールを組込んで5Hミルと
して圧延を行うと便利であり、このようなニーズに対し
てはサポートローラ共に迅速に交換出来ることが不可欠
であるがこれに対応する配慮がなされていなかつた。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、その
主目的とするところは、小径作業ロールのロール開度
(ロール昇降動作)の大きな変化にもサポートローラが
追従して小径作業ロールに生じる水平撓みを有効に防止
・制御することができ、しかも、より小径な作業ロール
の採用を可能として高能率圧延,薄物圧延等を行い得る
多段圧延機を提供することにある。
また、その他の目的としてストリツパガイドの作業ロー
ルに対する位置関係も常に作業ロールの変動の有無にか
かわらず一定として円滑な圧延ガイドを行い、しかも、
4Hミル,5Hミル等の切換を容易迅続に行い得る多段圧延
機を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記主たる目的は、小径作業ロールを用いる多段圧延機
における小径作業ロール設置空間に、この小径作業ロー
ル及び小径作業ロールの軸受からなる小径作業ロール組
立体と、前記小径作業ロールの胴体を接触支持するサポ
ートローラとを一体的に組込んでなるインナカートリツ
ジを配置し、且つ前記インナカートリツジを昇降機構を
介して昇降可能に支持すると共に、このインナカートリ
ツジの近傍には、前記インナカートリツジに組込まれた
サポートローラに押圧力を与える加圧シリンダを前記イ
ンナカートリツジの昇降動作に追従して昇降可能に配置
することにより達成される。
また、その他の目的は、前記インナカートリツジに、圧
延材を作業ロール間に通過案内させるためのストリツパ
ガイドを装着させたり、前記インナカートリツジを4Hミ
ルから5Hミルに切換える時に、4Hミル時の作業ロール間
に着脱可能に装填させることにより達成される。
〔作用〕
上記構成よりなる本発明によれば、インナカートリツジ
を圧延機に装着することにより、インナカートリツジに
組込まれた小径作業ロールと他の作業ロールとを用いて
圧延が行われる。そして、本発明では、インナカートリ
ツジが昇降機構を介して昇降すると、インナカートリツ
ジ内に一体的に組込まれた小径作業ロール組立体及びサ
ポートローラもインナカートリツジと共に一体的に昇降
する。また、サポートローラに押圧力を与える加圧シリ
ンダをインナカートリツジの昇降動作に追従するよう昇
降可能に配置することにより、作業ロール,サポートロ
ーラが上下方向に位置変動しても、常にこれらと加圧シ
リンダの位置関係を一定に保てる。従つて、圧延材の厚
さに対応してロール開度調整(小径作業ロールの昇降)
を行い、且つそのロール開度が大きく変化しても、常に
サポートローラ及びサポートローラ押圧用の加圧シリン
ダを小径作業ロールに追従させることが可能となる。そ
の結果、厚板圧延,薄板圧延を行う場合にも、常にサポ
ートローラが小径作業ロールを適正な位置で接触支持す
るので、小径作業ロールの水平撓み防止・制御を有効に
行い、圧延材の圧延可能な板厚範囲を広げつつ、小径作
業ロールをより小径化することができる。
また、上記構成よりなる本発明において、前記インナカ
ートリツジに圧延材を通過案内させるストリツパガイド
を具備させることで、ストリツパガイドも小径作業ロー
ルと常に一定の位置関係を保ち、圧延材に対応する作業
ロールの大きな開度変化に対しても常に円滑な圧延材ガ
イドを行い得る。また、4Hミルの作業ロール間にインナ
カートリツジを着脱自在に装填するように設定すれば、
インナカートリツジの小径作業ロールと4Hミル時の上下
大径作業ロールのいずれかとにより圧延を行う5Hミルに
切換えることもでき、更にインナカートリツジ内にオフ
セツトシリンダを内蔵して、小径作業ロールをロール軸
と直角方向に平行移動させれば、ロール水平撓み防止の
ためにオフセツト位置移動制御することもできる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図ないし第5図に基づき説明す
る。
第1図は4Hミル,5Hミル切換機能を有する本発明の一実
施例たる多段圧延機の小径作業ロール設置部付近を表わ
す平面図、第2図は、本実施例の中央を断面した縦断面
図、第3図は、本実施例のミルウインドウ部付近を表わ
す縦断面図であり、本実施例の多段圧延機は4Hミルと5H
ミルの切換が可能なもので、第2図,第3図の図面に向
かつて右側に4Hミルを、左側に5Hミルの状態を表わして
いる。また、第4図は、第1図のI−I線断面図、第5
図は、第1図のII領域の拡大断面図である。
第2図,第3図において1はミルハウジング、2,2′は
上下バツクロール、3,3′は4Hミル時には作業ロールと
しての機能をなす上下の大径作業ロールである。4は、
5Hミル時にセツトされる小径作業ロールであり、小径作
業ロール4のセツト時には、小径作業ロール4と下大径
作業ロール3′が作業ロールを構成し、上大径作業ロー
ル3は中間ロールとしての機能をなすものである。ま
た、以上のロールのうちで、モータ(図示せず)により
直接回転駆動するものは、上大径作業ロール3と下大径
作業ロール3′であり、小径作業ロール4をセツトした
時には、ロール3の圧延トルクが伝達されて小径作業ロ
ール4が回転するものである。
5,5′は、上下のバツクロール2,2′の軸受箱で、ミルハ
ウジング1のウインドウ内に昇降機構(図示せず)を介
して昇降可能に装着され、この軸受箱5,5′の昇降に伴
いバツクロール2,2′が昇降動作する。6,6′は、上下の
大径作業ロール(4Hミル時)3,3′の軸受箱である。軸
受箱6,6′は、第3図に示すようにミルハウジング1の
ミルウインドウの左右内側に対向配置された一対のベン
ダーブロツク7,7間に上下動可能に装着されており、各
ベンダーブロツク7に内蔵されたロールベンダー用シリ
ンダ8に支持されて昇降動作を行うものである。軸受箱
6,6′の昇降に伴い大径作業ロール3,3′も追従移動す
る。
ベンダーブロツク7は、ロール軸方向に移動可能に装着
され、後述するシフトシリンダ17(第1図参照)の動力
を受けてロール軸方向に移動することができ、これに追
従して大径作業ロール軸受6及び大径作業ロール3もロ
ール軸方向に移動する。上下大径作業ロール3,3′の軸
受6,6′には、4Hミル時に圧延材をロール通過案内する
ストリツパガイド9が上下ロール3,3′の胴面に近接し
て装着されている。10は、圧延材搬送ロールである。
11は、5Hミル切換時に圧延機に組込まれるインナカート
リツジである。インナカートリツジ11は、第1図に示す
ように、小径作業ロール4の両軸受4a,4aを収容するた
めの軸受収容部11aと、小径作業ロール4の収容スペー
ス12を保持して対向配置される一対のサポートローラ支
持ヨーク13とからなる。インナカートリツジ11の収容ス
ペース12に小径作業ロール4が内装され、また、サポー
トローラ支持ヨーク13の各内側には、小径作業ロール4
の胴面と対向して、切欠開口部13aが複数配置され、こ
の開口部13aにサポートローラ14が作業ロール4と平行
に分割配置されている。インナカートリツジ11の各軸受
収容部11aには、作業ロール4の軸受箱4aに接触押圧し
て、軸受箱4a及び作業ロール4からなる作業ロール組立
体をロール軸直角水平方向(圧延パス方向)にオフセツ
トさせるオフセツトシリンダ15及びこれを連通するチヨ
ツクサポートシリンダ16が内蔵されている。しかして、
このインナカートリツジ11は、既述したように5Hミル時
に使用されるため、ミルハウジング1の内部に着脱可能
に装填されるようにしてある。その装填は、第2図,第
3図に示すようにベンダー用シリンダ8により上大径作
業ロール3の組立体(ロール3及び軸受6)を上昇させ
て、上大径作業ロール3と下大径作業ロール3′の間に
引き入れて行うものである。インナカートリツジ11は、
その幅を上大径作業ロール3の軸受箱6の幅と一致させ
て、ベンダーブロツク7,7間にセツトされる。
圧延機に装填後のインナカートリツジ11は、ベンダーブ
ロツク7,7に挾まれてロール軸直角水平方向の動きが規
制され、又ロール軸方向には、シフト機構Sを用いて上
大径作業ロール(中間ロール)3と同時にシフトする。
シフト機構Sは、ミルハウジング1の一側面に配置され
たシフトシリンダ17と、シリンダ17に連結されたシフト
フレーム18と、シフトフレーム18に設けたフツク19等で
構成され、一組のフツク19がインナカートリツジ11に着
脱自在に連結してシフトシリンダ17の動作に追従してイ
ンナカートリツジ11がロール軸方向に移動する。また、
図示されていないが、上下大径ロール3,3′の駆動モー
タ連結側の軸受箱6,6′もハウジング1に取付けたシフ
トシリンダ17、シフトフレーム18に設けたフツク(図示
せず)を介して着脱自在に連結され、且ベンダーブロツ
ク7もシフトフレーム19にピン(図示せず)を介して連
結され、このようにして、上下大径作業ロール3,3′及
びベンダーブロツク8がシフトシリンダ17の作動に追従
してロール軸方向に移動する。20は、フツク19の着脱操
作用のシリンダである。
インナカートリツジ11は、ロール軸方向に移動する他
に、次のようにして上下方向に昇降動作することができ
る。すなわち、インナカートリツジ11は、装填後に下大
径作業ロール3′の両軸受箱6′に内蔵したバランスシ
リンダ21(第3図参照)により、その下部側が支持さ
れ、バランスシリンダ21の昇降動作に追従して昇降動作
を行い、更にインナカートリツジ11と共に小径作業ロー
ル4及びサポートローラ14が一体的に昇降動作する。ま
たインナカートリツジ11がロール軸方向にシフトすると
きには、バランスシリンダ21の頭部上面を摺動通過す
る。
22は、外昇降ガイドで、外昇降ガイド22は上部より懸垂
方式で図示されない昇降シリンダを介して昇降可能に保
持され、第1図に示すようにサポートローラ14の数だけ
加圧シリンダ23が内蔵され、また、外昇降ガイド22に
は、支持ビーム24が加圧シリンダ23の先端に支持されて
外昇降ガイド22の内側で進退動作を行い得るように配置
され、支持ビーム24がロール側に前進した時に、インナ
カートリツジ11のサポートローラ支持ヨーク部13を介し
てサポートローラ14を押圧するようにしてある。
次に、第4図,第5図を参照しながら、インナカートリ
ツジ11と外昇降ガイド22の機構の詳細及び関連性を説明
する。
先ず、第5図に示すように、インナカートリツジ11のサ
ポートローラ支持ヨーク部13は、一端13bに設けたコイ
ルばね26を介して小径作業ロール4の軸受箱4aと互いに
引き合つて連結され、このばね力によつて、常にサポー
トローラ14と小径作業ロール4胴部が接触するようにし
てある。
インナカートリツジ11のサポートローラ設置部の下部に
は、第4図に示すように圧延材のガイド面となるように
ストリツパガイド25が設けられ、ストリツパガイド25が
外昇降ガイド22の下面22a及びインナカートリツジ下面1
1bと一緒に連続するガイド面を構成する。ストリツパガ
イド25は、インナカートリツジ下面11bと符号Aに示す
ように互いに櫛歯状に噛合係合し、また支持ヨーク13の
先端側にロールワイパー26と同様に連結する。このよう
にして、ストリツパガイド25は、小径作業ロール4の移
動に対し、サポートローラ14と同様に一定の位置関係を
保ちつつ追従することにより、圧延材ガイドの通板性を
保持する。
外昇降ガイド22は、既述したように加圧シリンダ23及び
支持ビーム24を具備し、支持ビーム24は、加圧シリンダ
23により加圧されると外昇降ガイド22の両端に配置され
た案内棒27(第5図参照)に案内されてロール側に水平
移動し、サポートローラ支持ヨーク13を押圧する。加圧
シリンダ23の加圧力は、外昇降ガイド22のフレーム端部
22aを介して、ミルハウジング1に固定した支持プレー
ト28により支持される。29は、案内棒27の周りに設けた
スプリングである。
外昇降ガイド22とインナカートリツジ11は、第4図に示
すように、支持ビーム24のロール側上端に突設した突起
部24′とサポートローラ支持ヨーク13の中央上部に設け
た錠状突部13′とを係合することにより、両者の高さ方
向の位置関係は常に一定に保たれ、且つインナカートリ
ツジ11の昇降に対して外昇降ガイド22も追従昇降する。
次に本実施例の動作を説明する。
4Hミル時には、電動機により駆動する上下大径作業ロー
ル3,3′により圧延が行われ、この時は加圧シリンダ23
に支持される支持ビーム24も外昇降ガイド22内に引込ま
れた状態にある。
次に4Hミルから5Hミルに切換える場合には、ミル切換に
際してベンダシリンダ8によつて、大径作業ロール組立
体(軸受箱6,ロール3,4Hミル用ストリツパガイド9)を
上昇させ、上下大径作業ロール3,3′間にインナカート
リツジ11を装填する。更に加圧シリンダ23により支持ビ
ーム24を押し出して、支持ビーム24をインナカートリツ
ジ11に両側から接触係合させると、ロール3,3′間に小
径作業ロール4及びサポートローラ14が一体的に組込ま
れる。圧延材通板テーブルの高さは一定であるため、5H
ミル時には、小径作業ロール4と下大径作業ロール3′
間で圧延が行われ、上大径作業ロール3は中間ロールと
なる。
以下、インナカートリツジ11装填後の動作を説明する。
小径作業ロール組立体(ロール4及び軸受箱4a)及びサ
ポートローラ14は、インナカートリツジ11に一体的に組
込まれているので、例えば、小径作業ロール4と下作業
ロール3′との間の(ロール開度)調整のために、イン
ナカートリツジ11をバランスシリンダ21によつて昇降さ
せると、小径作業ロール4及びサポートロール14も互い
の位置関係を保ちつつ一体的に移動する。また、小径作
業ロール4の胴部が中間ロール3の胴部と接触し、圧下
系の移動に対して追従する。
また、外昇降ガイド22は、上部より懸垂方式で図示され
ないシリンダを介して昇降可能で保持されているが、5H
ミル時には、外昇降ガイド22に装着した支持ビーム24の
突部24′がインナカートリツジ11(サポートローラ支持
ヨーク13)上部の錠状突部13′と係合するため、常にイ
ンナカートリツジ11の昇降動作に外昇降ガイド22が追従
動作する。従つて、常に外昇降ガイド22の下面22aと、
インナカートリツジ11の下面11b及びストリツパガイド2
5面がずれることなく連続面を保つので、これらの一連
の面22a,11b,25を介して圧延材をスムーズに通過案内さ
せることができる。また、外昇降ガイド22とインナカー
トリツジ11とが一定の上下位置関係を保つため、小径作
業ロール4の水平撓み制御に使用される加圧シリンダ23
とサポートローラ14との上下の位置関係が一定に保たれ
る。
また、インナカートリツジ11のロール軸方向一端は、4H
ミル時のロールシフトに使用されるロールシフトシリン
ダ機構(シリンダ17,シフトフレーム18等)Sの上シフ
トフレーム18のフツク19により着脱自在に連結されてい
るため、シリンダ17のシフト動作に連動して、インナカ
ートリツジ11、小径作業ロール4の組立体及びサポート
ローラ14がロール軸方向に一体的に移動することがで
き、この小径作業ロール4のロール軸移動とロールベン
デイングにより圧延材の形状制御が行われる。
また、インナカートリツジ11の軸受収容部11aに内装さ
れたオフセツトシリンダ15及びチヨツクサポートシリン
ダ16を連動制御することにより、小径作業ロール4の軸
受4aに所定方向の押圧力が加わり、軸受4a及び小径作業
ロール4とがインナカートリツジのロール収容スペース
12内で圧延パス方向に平行移動し、このようにして小径
作業ロール4が他の上下ロール3,3′に対してオフセツ
トする。小径作業ロール4のオフセツトは、小径作業ロ
ールの水平撓み防止・制御に使用される。すなわち、小
径作業ロール4に作用する水平撓み力は、圧延材幅,圧
延荷重,圧延トルクにより決まる小径作業ロール4,中間
ロール3間に生じるトルク接線力と、小径作業ロールを
所定方向にオフセツトさせた時にトルク接線力と相反す
る方向に生じる圧延荷重分力との差により決定されるた
め、小径作業ロール4のオフセツト方向及びオフセツト
量の適正値を求めることにより、水平撓み制御が可能と
なる。
しかして、本実施例では、小径作業ロール水平撓み力を
減少させるために、ロール圧延荷重と圧延トルクより発
生するロール水平撓み力に抗するためのオフセツト量を
圧延スケジユールに基づい演算し、インナカートリツジ
11に設けたオフセツトシリンダ15により、小径作業ロー
ル4を演算オフセツト位置に移動制御し、その後、外昇
降ガイド22内の加圧シリンダ23の押圧力が支持ビーム24
を介してサポートローラ14に与えられ、このサポートロ
ーラ14を介して小径作業ロール4の胴部がオフセツト位
置で加圧保持される。以上のようなオフセツト制御は、
第4図に示す如く中間ロール3と下大径作業ロール3′
の軸心Z−Z垂直線に対し、小径作業ロール4の軸心を
Z−Z線の両側のいずれか方向にX,X′量水平移動(オ
フセツト)させることにより行われる。
第6図は、圧延材のパス方向と小径作業ロールオフセツ
ト方向との関係を示すものであり、同図〔I〕に5段ミ
ル組換状態を、〔II〕に圧延材の正パス時の作業ロール
水平撓み力を減少させるオフセツト方向を、〔III〕に
圧延材の逆パス時の作業ロール水平撓み力を減少させる
オフセツト方向を示し、図面の下面に図面に対応した小
径作業ロールの操作状態を表わす。
また、第7図には、本実施例の小径作業ロールを支持す
るサポートローラ押圧用加圧シリンダ23の制御系を示
し、これらの制御系を下記表に示す手順で作動させるこ
とにより、通常の圧延に際しては小径作業ロール4に発
生する水平撓み力を減少させ、また、ロールに圧延材噛
込時の衝撃力及び異速圧延(小径作業ロール4と下大径
作業ロール3′の回転速度を異ならせて行う圧延)等に
よるトルクアンバランスが生じても、小形作業ロール4
が常にサポートローラ14により確認に接触支持されるの
で、円滑な圧延を行い得ると共に、小径作業ロール4を
極力小径化することができる。
ところで、厚板ミルの圧延に際しては、通板性に優れた
ガイドが不可欠であり、ストリツパガイド25は作業ロー
ル4の胴面と微対隙間で設置され、且つロールの上下方
向の移動の他にオフセツト移動(ロール軸直角水平方向
の移動)に対しても、小径作業ロール4と一定の関係を
保持しながら追従する必要がある。そして、本実施例で
は、インナカートリツジ11のサポートローラ支持ヨーク
13の下部に小径作業ロール4の胴面に近接してストリツ
パガイド25を固着したから、小径作業ロール4の上下動
及びオフセツト移動に追従し、且つインナカートリツジ
下面11bとストリツパガイド25の下面Aを櫛状に噛合し
たから、圧延材がストリツパガイド25とインナカートリ
ツジ下面11bとの間で突つ掛かることなく円滑に圧延材
をガイドして優れた通板性を発揮することができる。
以上のような本実施例によれば次のような効果を奏す
る。
(1)作業ロール4開度の大きな変化に対応して、サポ
ートローラ14及び加圧シリンダ23を追従できるので、圧
延範囲を広げつつ、ロール水平撓みを有効に防止でき
る。
(2)5Hミル時に小径作業ロール4をオフセツトシリン
ダ15,チヨツクサポートシリンダ16を介してX,X′両方向
に選択的にオフセツト移動できるので、圧延材の正逆い
ずれのパス動作に対しても小径作業ロール4に作用する
水平撓み力が減少でき、且つロール4胴部両側を加圧シ
リンダ23で支持されるサポートローラ14にて充分に支持
するため、ロール4への曲げ力を減少させることにより
5Hミルの小径作業ロールの小径化を図り得る。
(3)小径作業ロール4の組立品,サポートローラ14,
ストリツパガイド25等を組込んだインナカートリツジ11
の組替により、4H,5Hミルの切換が容易且つ迅速にでき
る。
(4)外昇降ガイド22を圧延時にインナカートリツジ11
と共に協働させ、インナカートリツジ11と昇降ガイド22
が一緒に昇降でき、且つ小径作業ロール4の水平移動,
上下移動に追従するストリツパガイド25を有するため通
板性の良い5Hミルが構成できる。
(5)更に、以上のような諸効果を有することから、難
圧延材等の圧延範囲を広げ形状制御に優れた高能率で且
つ高歩留り、安定操業を配慮した経済性の高い多段圧延
機を提供出来る。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、圧延材の厚さに応じて小
径作業ロールのロール開度が大きく変化した場合でも小
径作業ロール,サポートローラ等の位置関係を一定に保
持できるので、圧延材の広範囲な板厚圧延制御を行い得
ると共に、小径作業ロールの水平撓み制御を有効に防止
して作業ロールのより小径化を可能にし、高能率圧延薄
物圧延を行い得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、4Hミル,5Hミル切換機能を有する本発明の一
実施例たる多段圧延機の小径作業ロール設置部付近を表
わす平面図、第2図は、上記実施例の4Hミルと5Hミルの
状態を示す圧延機本体中央付近の縦断面図、第3図は、
上記実施例のミルウインドウ部付近の縦断面図、第4図
は、第1図のI−I線断面図、第5図は、第1図のII部
拡大断面図、第6図は、上記実施例の圧延材パス方向と
ロールオフセツト方向の関係を表わす説明図、第7図
は、上記実施例のオフセツト制御系及びサポートロール
制御系を示す制御系統図である。 1……ミルハウジング、2,2′……上下バツクロール、
3……大径作業ロール(中間ロール)、3′……下大径
作業ロール、4……小径作業ロール、4a……小径作業ロ
ール軸受、8……上大径(中間)ロール用ベンダーシリ
ンダ、11……インナカートリツジ、13……サポートロー
ラ支持ヨーク、14……サポートローラ、15……オフセツ
トシリンダ、16……チヨツクサポートシリンダ、17……
ロール軸方向シフト用シリンダ、18……シフトフレー
ム、19……インナカートリツジ着脱用フツク、21……イ
ンナカートリツジ昇降機構(バランスシリンダ)、22…
…圧延機の入側,出側ガイド部(外昇降ガイド)、23…
…加圧シリンダ、24……支持ビーム、25……ストリツパ
ガイド、S……ロール軸方向シフト機構。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小径作業ロールを用いて圧延を行う多段圧
    延機において、該多段圧延機の小径作業ロール設置空間
    に、前記小径作業ロール及び該小径作業ロールの軸受か
    らなる小径作業ロール組立体と、前記小径作業ロールの
    胴体を接触支持するサポートローラとを一体的に組込ん
    でなるインナカートリツジを配置し、且つ前記インナカ
    ートリツジを昇降機構を介して昇降可能に支持すると共
    に、該インナカートリツジの近傍には、前記インナカー
    トリツジに組込まれたサポートローラに押圧力を与える
    加圧シリンダを配置し、かつ該加圧シリンダをインナカ
    ートリツジの昇降動作に追従するよう昇降可能に支持し
    てなることを特徴とする多段圧延機。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、前記イン
    ナカートリツジは、圧延材を作業ロール間に通過案内さ
    せるためのストリツパガイドを有してなる多段圧延機。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項又は第2項におい
    て、前記サポートローラは、前記小径作業ロールの胴部
    両側に複数配置され、一方、前記サポートローラを押圧
    する前記加圧シリンダは、該サポートローラの数に対応
    する複数のシリンダを前記圧延機の入側,出側ガイド部
    に配置してなり、更に前記複数シリンダの先端には、こ
    れらの複数シリンダによつて支持されて前記インナカー
    トリツジ側面と接触係合する支持ビームを備えてなる多
    段圧延機。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項ないし第3項のいず
    れかにおいて、前記インナカートリツジは、該インナカ
    ートリツジに組込まれた前記小径作業ロールの両軸受を
    圧延パス方向に押圧移動させて、該小径作業ロールをオ
    フセツト移動制御するオフセツトシリンダを有してなる
    多段圧延機。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第4項において、前記オフ
    セツトシリンダは、圧延荷重と圧延トルクに起因して発
    生する前記小径作業ロールの水平撓み力を演算し且つ該
    水平撓み力に基づいて水平撓み減少に要する最適オフセ
    ツト量を演算する手段を有し、該演算オフセツト量に基
    づいて前記小径作業ロールを移動制御するよう設定して
    なる多段圧延機。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項ないし第5項のいず
    れかにおいて、前記多段圧延機は、4Hミルを構成する上
    下大径作業ロールを有し、且つ前記インナカートリツジ
    を必要に応じて前記上下大径作業ロール間に着脱可能に
    装着して、該インナカートリツジの小径作業ロールと前
    記上下大径作業ロールのいずれか一方とで圧延を行う5H
    ミルに切換わるよう構成してなる多段圧延機。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項ないし第6項のいず
    れかにおいて、前記インナカートリツジは、シフト機構
    を介してロール軸方向に移動可能に配置してなる多段圧
    延機。
JP20587886A 1986-09-03 1986-09-03 多段圧延機 Expired - Lifetime JPH072244B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20587886A JPH072244B2 (ja) 1986-09-03 1986-09-03 多段圧延機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20587886A JPH072244B2 (ja) 1986-09-03 1986-09-03 多段圧延機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6363503A JPS6363503A (ja) 1988-03-19
JPH072244B2 true JPH072244B2 (ja) 1995-01-18

Family

ID=16514228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20587886A Expired - Lifetime JPH072244B2 (ja) 1986-09-03 1986-09-03 多段圧延機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH072244B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2718057B2 (ja) * 1988-04-15 1998-02-25 セイコーエプソン株式会社 偏光素子
DE19944612C1 (de) 1999-09-17 2000-11-23 Sundwig Gmbh Walzgerüst
JP4346412B2 (ja) 2003-10-31 2009-10-21 株式会社東芝 タービン翼列装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6363503A (ja) 1988-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0094104B2 (en) Rolling mill and method for rolling a sheet material
EP1462188B1 (en) Plate reduction press apparatus and methods
KR930010699B1 (ko) 작업롤 시프트식 압연기
US5327760A (en) Roller leveller
JP2509659B2 (ja) ロ―ルスタンド
JPH072244B2 (ja) 多段圧延機
JPH09168804A (ja) クラスタ式多段圧延機及び圧延方法
CN1309847C (zh) 带料卷取机加热炉的炉盖板
CN214488344U (zh) 矫直机辊缝斜楔调整装置及多辊矫直机
KR100423429B1 (ko) 소둔로 롤 교체장치
JP2665234B2 (ja) シャーリングマシン
CN111299690A (zh) 中间坯剪切压接后的带尾废料移除装置及剪切移除系统
EP0493775A2 (en) Guide device for shape rolling
CN212042917U (zh) 中间坯剪切压接后的带尾废料移除装置及剪切移除系统
JPS61206510A (ja) 圧延機
CN216881053U (zh) 一种热轧薄材平整加工线的工作辊打磨后的装配系统
JP2708228B2 (ja) 5段圧延機
JPS5844881Y2 (ja) 圧延機
JP3065044B2 (ja) ボビン支持装置
CN221133580U (zh) 一种钢带辊轧机
CN211938516U (zh) 应用于机械加工的金属板材折弯机
CN215237516U (zh) 一种轴承齿圈锻造生产用压平装置
CN212682132U (zh) 一种多功能型卷板机
US3702557A (en) Apparatus for supporting yokes for a rolling mill having roll contour control
JPS628244B2 (ja)