JPH07224438A - 大型プレキャスト擁壁の安定構築法 - Google Patents
大型プレキャスト擁壁の安定構築法Info
- Publication number
- JPH07224438A JPH07224438A JP5097194A JP5097194A JPH07224438A JP H07224438 A JPH07224438 A JP H07224438A JP 5097194 A JP5097194 A JP 5097194A JP 5097194 A JP5097194 A JP 5097194A JP H07224438 A JPH07224438 A JP H07224438A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- retaining wall
- floor slab
- precast
- precast retaining
- slab
- Prior art date
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- Pending
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- Foundations (AREA)
- Retaining Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】 現在、擁壁高さが概ね５ｍを超える大型
プレキャスト擁壁は、不同沈下に対する対策や滑動及び
転倒に対しての安全対策は不十分であることから、本発
明は大型擁壁の不同沈下防止並びに滑動に対する改良と
効率化を目的とするものである。 【構 成】 底部（１１）に逆円錐型又は、逆角錐型
の突起部（１０）を多数配列形成したプレキャスト大型
床版（６）を地上（１２）に必要に応じたサイズと数量
を敷設し、床版（６）の上面間詰用穴（７）より間詰用
砕石又は砂（８）を十分充填し、その上に大型プレキャ
スト擁壁（１）を据付し、鉄筋（９）により現場打鉄筋
コンクリートを打継ぐことにより配列成形品（４）の合
成一体化を構成する。
プレキャスト擁壁は、不同沈下に対する対策や滑動及び
転倒に対しての安全対策は不十分であることから、本発
明は大型擁壁の不同沈下防止並びに滑動に対する改良と
効率化を目的とするものである。 【構 成】 底部（１１）に逆円錐型又は、逆角錐型
の突起部（１０）を多数配列形成したプレキャスト大型
床版（６）を地上（１２）に必要に応じたサイズと数量
を敷設し、床版（６）の上面間詰用穴（７）より間詰用
砕石又は砂（８）を十分充填し、その上に大型プレキャ
スト擁壁（１）を据付し、鉄筋（９）により現場打鉄筋
コンクリートを打継ぐことにより配列成形品（４）の合
成一体化を構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、壁高が概ね５ｍを超え
る大型プレキャスト擁壁の安定に関する改良と効率化を
目的とするものである。
る大型プレキャスト擁壁の安定に関する改良と効率化を
目的とするものである。
【０００２】
【従来の技術】従来は、概ね５ｍを超える大型プレキャ
スト擁壁に特許第１３６５２３７号のように、予め底版
長さを現場据付時に自立するための必要最小限の長さに
製作した大型プレキャスト擁壁と、設計条件に合わせて
底版長さを決定した土台用段差側溝とを鉄筋コンクリー
トにより合成一体化の構築法や、独楽型の単体プレキャ
ストブロックを多大な労力を費やし、個々に並べその後
鉄筋で相互に連結しその上にコンクリート打設し突起付
コンクリート床版を構築し、その上にプレキャスト擁壁
を設置していた。
スト擁壁に特許第１３６５２３７号のように、予め底版
長さを現場据付時に自立するための必要最小限の長さに
製作した大型プレキャスト擁壁と、設計条件に合わせて
底版長さを決定した土台用段差側溝とを鉄筋コンクリー
トにより合成一体化の構築法や、独楽型の単体プレキャ
ストブロックを多大な労力を費やし、個々に並べその後
鉄筋で相互に連結しその上にコンクリート打設し突起付
コンクリート床版を構築し、その上にプレキャスト擁壁
を設置していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】概ね５ｍを超える大型
プレキャスト擁壁、例えば特許第１３６５２３７号の場
合は底版後端部（段差側溝）のみが突起の役目をしてい
る為、大型プレキャスト擁壁と段差側溝との継手部に集
中して応力が働く為継手部に脆さがあった。一方、独楽
型の単体プレキャストブロックを個々に並べその後鉄筋
で相互に連結しその上にコンクリートを打設した、コン
クリート底版は、多大な労力を費やすと共にこの床版と
その上のプレキャスト擁壁とが分離している欠点があっ
た。
プレキャスト擁壁、例えば特許第１３６５２３７号の場
合は底版後端部（段差側溝）のみが突起の役目をしてい
る為、大型プレキャスト擁壁と段差側溝との継手部に集
中して応力が働く為継手部に脆さがあった。一方、独楽
型の単体プレキャストブロックを個々に並べその後鉄筋
で相互に連結しその上にコンクリートを打設した、コン
クリート底版は、多大な労力を費やすと共にこの床版と
その上のプレキャスト擁壁とが分離している欠点があっ
た。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで上記課題を解決す
るため、前述のように多数の逆円錐型又は逆角錐型の突
起部（１０）を底版（６）の下側に配列形成したプレキ
ャスト大型床版（６）を敷設し、床版（６）の上面間詰
用穴（７）より間詰用砕石又は砂（８）を十分充填しそ
の上に大型プレキャスト擁壁（１）を据付け現場打鉄筋
コンクリート打継ぎ配列成形品（４）により、合成一体
化し解決しようとするものである。
るため、前述のように多数の逆円錐型又は逆角錐型の突
起部（１０）を底版（６）の下側に配列形成したプレキ
ャスト大型床版（６）を敷設し、床版（６）の上面間詰
用穴（７）より間詰用砕石又は砂（８）を十分充填しそ
の上に大型プレキャスト擁壁（１）を据付け現場打鉄筋
コンクリート打継ぎ配列成形品（４）により、合成一体
化し解決しようとするものである。
【０００５】
【作用】本発明の方法によると、不同沈下と大きな滑動
防止を高めた機能と省力化を兼ね備えた大型プレキャス
ト床版（６）と、その上に据付ける大型プレキャスト擁
壁（１）を鉄筋（９）が介在し現場打鉄筋コンクリート
を打ち継ぎ配列成形品（４）により合成一体化となる。
防止を高めた機能と省力化を兼ね備えた大型プレキャス
ト床版（６）と、その上に据付ける大型プレキャスト擁
壁（１）を鉄筋（９）が介在し現場打鉄筋コンクリート
を打ち継ぎ配列成形品（４）により合成一体化となる。
【０００６】
【実施例】概ね５ｍを超える大型プレキャスト擁壁本体
（１）において、底版部（３）を現場打鉄筋コンクリー
トで打ち継ぎ一体化する際、底版部（３）の下部に多数
の逆円錐型又は逆角錐型の突起部（１０）を配列形成し
たプレキャスト大型底版（６）を敷設し、床版（６）の
上面間詰用穴（７）より間詰用砕石又は砂（８）を十分
充填し、その上に大型プレキャスト擁壁（１）を据付け
床版（６）の上面の多数の鉄筋（３）を有し現場打鉄筋
コンクリートを打継ぐことにより、合成一体化する
（１）において、底版部（３）を現場打鉄筋コンクリー
トで打ち継ぎ一体化する際、底版部（３）の下部に多数
の逆円錐型又は逆角錐型の突起部（１０）を配列形成し
たプレキャスト大型底版（６）を敷設し、床版（６）の
上面間詰用穴（７）より間詰用砕石又は砂（８）を十分
充填し、その上に大型プレキャスト擁壁（１）を据付け
床版（６）の上面の多数の鉄筋（３）を有し現場打鉄筋
コンクリートを打継ぐことにより、合成一体化する
【０００７】
【発明の効果】本発明は前述のように構成したから、従
来の特許第１３６５２３７号のように底版後端部のみ突
起状で、しかも大型プレキャスト擁壁と底版後端部の段
差側溝とのジョイント部に対し、集中的応力が働く為の
継手部の脆さの解消や擁壁底版部が一様に配列形成した
突起である為、大型プレキャスト床版（６）に偏心荷重
を受けても不同沈下の心配が無いことや、独楽型単体プ
レキャストブロックを個々に並べそれらを鉄筋でつな
ぎ、その上に現場打コンクリートを打設して基礎床版を
作る従来の工法だと多大な労力とその上に据え付ける擁
壁が据え付けるまでの養生期間を必要とした。しかもこ
の床版は擁壁と分離している為、滑動抵抗が弱い欠点が
あった。その点でも大型プレキャスト床版の為一度に重
機により敷設でき、この床版と擁壁は完全一体化となる
為不同沈下の解消及び滑動抵抗に対する大きな効果が期
待できる。又、配列成形品（４）の組み合わせは省力化
が計れる。
来の特許第１３６５２３７号のように底版後端部のみ突
起状で、しかも大型プレキャスト擁壁と底版後端部の段
差側溝とのジョイント部に対し、集中的応力が働く為の
継手部の脆さの解消や擁壁底版部が一様に配列形成した
突起である為、大型プレキャスト床版（６）に偏心荷重
を受けても不同沈下の心配が無いことや、独楽型単体プ
レキャストブロックを個々に並べそれらを鉄筋でつな
ぎ、その上に現場打コンクリートを打設して基礎床版を
作る従来の工法だと多大な労力とその上に据え付ける擁
壁が据え付けるまでの養生期間を必要とした。しかもこ
の床版は擁壁と分離している為、滑動抵抗が弱い欠点が
あった。その点でも大型プレキャスト床版の為一度に重
機により敷設でき、この床版と擁壁は完全一体化となる
為不同沈下の解消及び滑動抵抗に対する大きな効果が期
待できる。又、配列成形品（４）の組み合わせは省力化
が計れる。
【図１】 本発明の大型プレキャスト床版の斜視図
【図２】 実施例−１の側面図（Ｌ型擁壁）
【図３】 実施例−２の側面図（逆Ｔ型擁壁）
【図４】 実施例−３の側面図（Ｌ型擁壁）
【図５】 実施例−４の側面図（逆Ｔ型擁壁）
１；大型プレキャスト擁壁 ２；Ｌ型擁壁 ３；底版部 ４；配列成形品 ５；逆Ｔ型擁壁 ６；床版 ７；間詰用穴 ８；砂又は間詰用砕石 ９；鉄筋 １０；突起部 １１；底部 １２；地上 １３；小型プレキャストブロック又は小型ブロック １４；中型プレキャストブロック又は中型ブロック １５；下部構造物 １６；現場打鉄筋コンクリート
Claims (1)
- 【請求項１】概ね５ｍを超える大型プレキャスト擁壁本
体（１）に於いて、底版部（３）を現場打鉄筋コンクリ
ートで打継ぎ一体化する際、底版部（３）の下部に多数
の逆円錐型又は逆角錐型の突起部（１０）を配列形成し
たプレキャスト大型床版（６）とを、配列の成形品
（４）により合成一体化してなる大型プレキャスト擁壁
の安定構築法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5097194A JPH07224438A (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 大型プレキャスト擁壁の安定構築法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5097194A JPH07224438A (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 大型プレキャスト擁壁の安定構築法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07224438A true JPH07224438A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=12873706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5097194A Pending JPH07224438A (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 大型プレキャスト擁壁の安定構築法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07224438A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007224632A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Neocellco:Kk | 抗土圧構造物の基礎構造 |
| JP2014029100A (ja) * | 2012-06-25 | 2014-02-13 | Toccon:Kk | 擁壁構造 |
| JP2021195754A (ja) * | 2020-06-11 | 2021-12-27 | 日鉄エンジニアリング株式会社 | 海洋重力式基礎 |
-
1994
- 1994-02-09 JP JP5097194A patent/JPH07224438A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007224632A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Neocellco:Kk | 抗土圧構造物の基礎構造 |
| JP2014029100A (ja) * | 2012-06-25 | 2014-02-13 | Toccon:Kk | 擁壁構造 |
| JP2021195754A (ja) * | 2020-06-11 | 2021-12-27 | 日鉄エンジニアリング株式会社 | 海洋重力式基礎 |
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