JPH07224243A - コーティング組成物 - Google Patents
コーティング組成物Info
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- JPH07224243A JPH07224243A JP1613994A JP1613994A JPH07224243A JP H07224243 A JPH07224243 A JP H07224243A JP 1613994 A JP1613994 A JP 1613994A JP 1613994 A JP1613994 A JP 1613994A JP H07224243 A JPH07224243 A JP H07224243A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明のコーティング組成物は、(1)一般
式(A) 【化1】 (式中、R2 はエポキシ基を含有する有機基、Rはメチ
ル基またはエチル基を表す。n=0,1,2)で表され
るエポキシ基含有アルコキシシランから選ばれた1種ま
たは2種以上の部分加水分解縮合物、および(2)フェ
ノール樹脂、クレゾール樹脂、ポリビニルフェノール、
ビニルフェノール共重合体から選ばれた1種または2種
以上のフェノール系ポリマー、及び(3)アルキルエー
テル化メラミン樹脂(アルキル基の炭素数1〜4)とか
らなるものである。 【効果】 本発明のコーティング組成物は、150℃以
下の低温領域で硬化し、外観、硬度、耐熱性、密着性、
耐薬品性等の塗膜性能や塗装性に優れた有機−無機複合
塗膜を形成するので、ガラス、木材、セラミックス、金
属などの保護や表面改質のほか、無機質塗料のバインダ
ーなど幅広い用途に適用でき、とくにその優れた高温密
着性により金属の保護や表面処理用として有用である。
式(A) 【化1】 (式中、R2 はエポキシ基を含有する有機基、Rはメチ
ル基またはエチル基を表す。n=0,1,2)で表され
るエポキシ基含有アルコキシシランから選ばれた1種ま
たは2種以上の部分加水分解縮合物、および(2)フェ
ノール樹脂、クレゾール樹脂、ポリビニルフェノール、
ビニルフェノール共重合体から選ばれた1種または2種
以上のフェノール系ポリマー、及び(3)アルキルエー
テル化メラミン樹脂(アルキル基の炭素数1〜4)とか
らなるものである。 【効果】 本発明のコーティング組成物は、150℃以
下の低温領域で硬化し、外観、硬度、耐熱性、密着性、
耐薬品性等の塗膜性能や塗装性に優れた有機−無機複合
塗膜を形成するので、ガラス、木材、セラミックス、金
属などの保護や表面改質のほか、無機質塗料のバインダ
ーなど幅広い用途に適用でき、とくにその優れた高温密
着性により金属の保護や表面処理用として有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明のコーティング組成物は、
耐熱性、密着性などの塗膜性能や硬化性に優れた特性を
有し、木材、ガラス、セラミック、金属などの保護や表
面改質などの用途のほか、無機質塗料のバインダー等に
利用しうるコーティング組成物に関する。
耐熱性、密着性などの塗膜性能や硬化性に優れた特性を
有し、木材、ガラス、セラミック、金属などの保護や表
面改質などの用途のほか、無機質塗料のバインダー等に
利用しうるコーティング組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】アルコキシシランなどの金属アルコキシ
ドを主成分として、これに有機ポリマーを配合し、ゾル
−ゲル法によりコーティング組成物を得る方法について
いくつか文献が見受けられる。例えば、アルコキシシラ
ンの部分加水分解縮合物にアルキルエーテル化メラミン
を配合してゾル−ゲル法によりポリカーボネードなどの
プラスチックの表面改質を行う方法(特開昭56−15
2872号公報、米国特許第3,868,343号明細
書)や、アルコキシシラン加水分解縮合物に水酸基を有
するフッ素共重合体を配合した組成物(特開平4−65
476号公報、特開平4−275379号公報、特開平
5−25422号公報)が提案されている。前者の場
合、メラミン配合の目的は硬化速度の促進や染色性の改
善にある。また、後者の場合、アルコキシシランの硬化
時の収縮による亀裂の発生を避けるために塗膜の可とう
性を付与することが主目的とされている。
ドを主成分として、これに有機ポリマーを配合し、ゾル
−ゲル法によりコーティング組成物を得る方法について
いくつか文献が見受けられる。例えば、アルコキシシラ
ンの部分加水分解縮合物にアルキルエーテル化メラミン
を配合してゾル−ゲル法によりポリカーボネードなどの
プラスチックの表面改質を行う方法(特開昭56−15
2872号公報、米国特許第3,868,343号明細
書)や、アルコキシシラン加水分解縮合物に水酸基を有
するフッ素共重合体を配合した組成物(特開平4−65
476号公報、特開平4−275379号公報、特開平
5−25422号公報)が提案されている。前者の場
合、メラミン配合の目的は硬化速度の促進や染色性の改
善にある。また、後者の場合、アルコキシシランの硬化
時の収縮による亀裂の発生を避けるために塗膜の可とう
性を付与することが主目的とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリカ
ーボネートなどのプラスチックの表面改質を主目的とし
た前者の場合、エポキシ基含有アルコキシシラン−メラ
ミン樹脂系組成物は、180℃の高温下でも硬化速度が
非常に遅いという問題がある。そのため実用上望ましい
150℃以下の低温領域で硬化させるには、特開昭56
−152872号公報に提案されているように適切な硬
化促進剤の添加が必要である。また、該組成物は、25
0℃以上の温度で塗膜に亀裂が発生し、基材から剥離す
るなど耐熱性や密着性に欠ける。
ーボネートなどのプラスチックの表面改質を主目的とし
た前者の場合、エポキシ基含有アルコキシシラン−メラ
ミン樹脂系組成物は、180℃の高温下でも硬化速度が
非常に遅いという問題がある。そのため実用上望ましい
150℃以下の低温領域で硬化させるには、特開昭56
−152872号公報に提案されているように適切な硬
化促進剤の添加が必要である。また、該組成物は、25
0℃以上の温度で塗膜に亀裂が発生し、基材から剥離す
るなど耐熱性や密着性に欠ける。
【0004】また、後者の場合、フッ素ポリマーの配合
によって、硬化時の収縮等による亀裂の発生を抑制する
ことができるが、高温下では、前者の場合と同様に亀裂
や剥離を生じ、高温密着性に欠けるという問題がある。
によって、硬化時の収縮等による亀裂の発生を抑制する
ことができるが、高温下では、前者の場合と同様に亀裂
や剥離を生じ、高温密着性に欠けるという問題がある。
【0005】本発明の目的は、以上の問題点を改良し、
エポキシ基含有アルコキシシラン或いはその加水分解縮
合物本来の優れた耐熱性を生かしながら、外観や高温密
着性の優れた塗膜を形成し、かつ150℃以下の低温領
域でも硬化の可能なコーティング組成物を提供するにあ
る。利用分野として特に金属系素材が適している。
エポキシ基含有アルコキシシラン或いはその加水分解縮
合物本来の優れた耐熱性を生かしながら、外観や高温密
着性の優れた塗膜を形成し、かつ150℃以下の低温領
域でも硬化の可能なコーティング組成物を提供するにあ
る。利用分野として特に金属系素材が適している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のコーティング組
成物は、(1)一般式(A)
成物は、(1)一般式(A)
【0007】
【化3】
【0008】(式中、R2 はエポキシ基を含有する有機
基、Rはメチル基またはエチル基を表す。n=0,1,
2)で表されるエポキシ基含有アルコキシシランから選
ばれた1種または2種以上の部分加水分解縮合物、およ
び(2)フェノール樹脂、クレゾール樹脂、ポリビニル
フェノール、ビニルフェノール共重合体から選ばれた1
種または2種以上のフェノール系ポリマー、及び(3)
アルキルエーテル化メラミン樹脂(アルキル基の炭素数
1〜4)とからなることを特徴とする。
基、Rはメチル基またはエチル基を表す。n=0,1,
2)で表されるエポキシ基含有アルコキシシランから選
ばれた1種または2種以上の部分加水分解縮合物、およ
び(2)フェノール樹脂、クレゾール樹脂、ポリビニル
フェノール、ビニルフェノール共重合体から選ばれた1
種または2種以上のフェノール系ポリマー、及び(3)
アルキルエーテル化メラミン樹脂(アルキル基の炭素数
1〜4)とからなることを特徴とする。
【0009】また、本発明のコーティング組成物は、
(1)上記一般式(A)で示されるエポキシ基含有アル
コキシシランから選ばれた1種または2種以上と、一般
式(B) R1 n Si(OR)4-n (式中R1 はC1 〜C4 のアルキル基またはフェニル
基、Rはメチル基またはエチル基を表す。n=1,2)
で表される炭化水素基置換アルコキシシランから選ばれ
た1種または2種以上との混合物の部分加水分解縮合
物、および(2)フェノール樹脂、クレゾール樹脂、ポ
リビニルフェノール、ビニルフェノール共重合体から選
ばれた1種または2種以上のフェノール系ポリマー、及
び(3)アルキルエーテル化メラミン樹脂(アルキル基
の炭素数1〜4)とからなることを特徴とする。
(1)上記一般式(A)で示されるエポキシ基含有アル
コキシシランから選ばれた1種または2種以上と、一般
式(B) R1 n Si(OR)4-n (式中R1 はC1 〜C4 のアルキル基またはフェニル
基、Rはメチル基またはエチル基を表す。n=1,2)
で表される炭化水素基置換アルコキシシランから選ばれ
た1種または2種以上との混合物の部分加水分解縮合
物、および(2)フェノール樹脂、クレゾール樹脂、ポ
リビニルフェノール、ビニルフェノール共重合体から選
ばれた1種または2種以上のフェノール系ポリマー、及
び(3)アルキルエーテル化メラミン樹脂(アルキル基
の炭素数1〜4)とからなることを特徴とする。
【0010】本発明のコーティング組成物における
(1)成分であるエポキシ基含有アルコキシシラン
(A)、或いはエポキシ基含有アルコキシシラン(A)
とアルコキシシラン(B)との混合物の部分加水分解縮
合物は、アルコキシ基と水酸基(シラノール基)との脱
アルコール反応や水酸基とエポキシ基との付加反応によ
って硬化することが知られているが、これらの成分のみ
では硬化速度が遅い上に、硬化塗膜が脆いために亀裂を
生じ易く、密着性にも欠ける。これらの欠点を改良する
ために、上記のアルコキシシラン(A)、(B)の硬化
剤として水酸基を有する各種有機ポリマーに着目し、配
合・焼付条件等について検討した結果、フェノール樹脂
などのポリフェノール類とアルキルエーテル化メラミン
樹脂の混合物が有効であり、本発明の目的を満足させる
ことを見い出した。
(1)成分であるエポキシ基含有アルコキシシラン
(A)、或いはエポキシ基含有アルコキシシラン(A)
とアルコキシシラン(B)との混合物の部分加水分解縮
合物は、アルコキシ基と水酸基(シラノール基)との脱
アルコール反応や水酸基とエポキシ基との付加反応によ
って硬化することが知られているが、これらの成分のみ
では硬化速度が遅い上に、硬化塗膜が脆いために亀裂を
生じ易く、密着性にも欠ける。これらの欠点を改良する
ために、上記のアルコキシシラン(A)、(B)の硬化
剤として水酸基を有する各種有機ポリマーに着目し、配
合・焼付条件等について検討した結果、フェノール樹脂
などのポリフェノール類とアルキルエーテル化メラミン
樹脂の混合物が有効であり、本発明の目的を満足させる
ことを見い出した。
【0011】即ち、エポキシ基含有アルコキシシラン
(A)とポリフェノール類とアルキルエーテル化メラミ
ン樹脂とを必須成分とする本発明の組成物は、特開昭5
6−152872号公報等におけるエポキシ基含有アル
コキシシラン/アルキルエーテル化メラミン樹脂系組成
物に比して優れた硬化特性や塗膜性能(耐熱性、密着性
等)を示すと共に、本発明者等が先に提案したエポキシ
基含有アルコキシシラン/ポリフェノール類系組成物の
高温密着性を更に向上させ、塗膜の柔軟性を向上させう
ることを見出し、本発明を完成した。
(A)とポリフェノール類とアルキルエーテル化メラミ
ン樹脂とを必須成分とする本発明の組成物は、特開昭5
6−152872号公報等におけるエポキシ基含有アル
コキシシラン/アルキルエーテル化メラミン樹脂系組成
物に比して優れた硬化特性や塗膜性能(耐熱性、密着性
等)を示すと共に、本発明者等が先に提案したエポキシ
基含有アルコキシシラン/ポリフェノール類系組成物の
高温密着性を更に向上させ、塗膜の柔軟性を向上させう
ることを見出し、本発明を完成した。
【0012】また、エポキシ基含有アルコキシシラン
(A)とアルコキシシラン(B)との混合物とポリフェ
ノール類とアルキルエーテル化メラミン樹脂とを必須成
分とする本発明の組成物とすると、更に硬化特性に優れ
るものとできる。
(A)とアルコキシシラン(B)との混合物とポリフェ
ノール類とアルキルエーテル化メラミン樹脂とを必須成
分とする本発明の組成物とすると、更に硬化特性に優れ
るものとできる。
【0013】本発明における、エポキシ含有アルコキシ
シラン(A成分)の具体例として、β−グリシドキシエ
チルトリメトキシシラン、β−グリシドキシエチルトリ
エトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピル(メチル)ジメトキシシ
ラン、γ−グリシドキシプロピル(ジメチル)メトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピル(エチル)ジメトキ
シシラン、3,4−エポキシシクロヘキシルメチルトリ
メトキシシランなどを挙げることができる。
シラン(A成分)の具体例として、β−グリシドキシエ
チルトリメトキシシラン、β−グリシドキシエチルトリ
エトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピル(メチル)ジメトキシシ
ラン、γ−グリシドキシプロピル(ジメチル)メトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピル(エチル)ジメトキ
シシラン、3,4−エポキシシクロヘキシルメチルトリ
メトキシシランなどを挙げることができる。
【0014】また、炭化水素基置換アルコキシシラン
(B成分)の具体例としては、メチルトリメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジメトキシシ
ラン、ジメルジエトキシシラン、エチルトリメトキシシ
ラン、ジエチルジメトキシシラン、プロピルトリメトキ
シシラン、ジプロピルジメトキシシラン、ブチルトリメ
トキシシラン、ジブチルジメトキシシラン、フェニルト
リメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシランなどが
挙げられる。
(B成分)の具体例としては、メチルトリメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジメトキシシ
ラン、ジメルジエトキシシラン、エチルトリメトキシシ
ラン、ジエチルジメトキシシラン、プロピルトリメトキ
シシラン、ジプロピルジメトキシシラン、ブチルトリメ
トキシシラン、ジブチルジメトキシシラン、フェニルト
リメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシランなどが
挙げられる。
【0015】次に、本発明のコーティング組成物におけ
る(2)成分であるフェノール樹脂等のフェノール系ポ
リマーとしては、レゾールあるいはノボラック型のフェ
ノール樹脂およびクレゾール樹脂、ポリビニルフェノー
ルおよびその共重合体などが挙げられる。ビニルフェノ
ール共重合体のコモノマーとしてアクリロニトリル、ス
チレン、メチルメタクリレート、無水マレイン酸、マレ
イミドなどが挙げられる。特に、スチレン/ビニルフェ
ノール系共重合体が望ましい。また、共重合体中のビニ
ルフェノールの組成は50モル%以上であることが望ま
しい。
る(2)成分であるフェノール樹脂等のフェノール系ポ
リマーとしては、レゾールあるいはノボラック型のフェ
ノール樹脂およびクレゾール樹脂、ポリビニルフェノー
ルおよびその共重合体などが挙げられる。ビニルフェノ
ール共重合体のコモノマーとしてアクリロニトリル、ス
チレン、メチルメタクリレート、無水マレイン酸、マレ
イミドなどが挙げられる。特に、スチレン/ビニルフェ
ノール系共重合体が望ましい。また、共重合体中のビニ
ルフェノールの組成は50モル%以上であることが望ま
しい。
【0016】アルキルエーテル化メラミン樹脂として
は、一部又は全部をアルキルエーテル化したメチロール
メラミンが用いられるが、例えばヘキサキスメトキシメ
チルメラミン、ヘキサメチロールメラミンテトラメチル
エーテル、テトラメチロールメラミントリメチルエーテ
ル、ヘキサキスブトキシジメチルメラミン、テトラメチ
ロールメラミントリブチルエーテル等を挙げることがで
きる。
は、一部又は全部をアルキルエーテル化したメチロール
メラミンが用いられるが、例えばヘキサキスメトキシメ
チルメラミン、ヘキサメチロールメラミンテトラメチル
エーテル、テトラメチロールメラミントリメチルエーテ
ル、ヘキサキスブトキシジメチルメラミン、テトラメチ
ロールメラミントリブチルエーテル等を挙げることがで
きる。
【0017】本発明の組成物に好適な溶媒としては、ア
ルコール、ケトン、エステル、セロソルブ、環状エーテ
ルなどが挙げられる。アルコールでは、メタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノールなどの低級アルコ
ール、ケトンではアセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、エステルでは酢酸エチル、酢酸ブ
チル、セロソルブではメチルセロソルブ、エチルセロソ
ルブ、ブチルセロソルブ、環状エーテルではテトラヒド
ロフラン、1,4ジオキサンなどが単独もしくは混合溶
媒として用いることができる。これらの溶媒中の組成物
の濃度は、目的に応じ任意に調整できるが、通常40〜
70重量%のワニスとして用いる。
ルコール、ケトン、エステル、セロソルブ、環状エーテ
ルなどが挙げられる。アルコールでは、メタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノールなどの低級アルコ
ール、ケトンではアセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、エステルでは酢酸エチル、酢酸ブ
チル、セロソルブではメチルセロソルブ、エチルセロソ
ルブ、ブチルセロソルブ、環状エーテルではテトラヒド
ロフラン、1,4ジオキサンなどが単独もしくは混合溶
媒として用いることができる。これらの溶媒中の組成物
の濃度は、目的に応じ任意に調整できるが、通常40〜
70重量%のワニスとして用いる。
【0018】本発明の組成物におけるエポキシ基含有ア
ルコキシシラン(A)成分とアルコキシシラン(B)成
分の混合比(B/A、重量比、以下同じ)は5以下、好
ましくは4以下であることが望ましい。
ルコキシシラン(A)成分とアルコキシシラン(B)成
分の混合比(B/A、重量比、以下同じ)は5以下、好
ましくは4以下であることが望ましい。
【0019】また、エポキシ基含有アルコキシシラン
(A)成分とフェノール系ポリマー(C)成分との混合
比(A/C)は0.5〜4の範囲にあることが望まし
い。
(A)成分とフェノール系ポリマー(C)成分との混合
比(A/C)は0.5〜4の範囲にあることが望まし
い。
【0020】更に、フェノール系ポリマー(C)成分と
アルキルエーテル化メラミン樹脂(D)成分との混合比
(C/D)は0.5〜10の範囲にあることが望まし
い。
アルキルエーテル化メラミン樹脂(D)成分との混合比
(C/D)は0.5〜10の範囲にあることが望まし
い。
【0021】これらの各成分の配合比が上記範囲を超え
ると、相溶性が低下して塗膜が不透明化したり、また、
塗膜が脆くなったり、耐熱性などの塗膜性能が低下す
る。
ると、相溶性が低下して塗膜が不透明化したり、また、
塗膜が脆くなったり、耐熱性などの塗膜性能が低下す
る。
【0022】本発明のコーティング組成物の調製方法に
ついて説明する。まず、A成分単独、またはA/B成分
を所定の組成比で混合した後、前記有機溶媒から選択さ
れた1種または2種以上の溶媒に溶解させ、所定濃度の
ワニスとする。ついで、塩酸でpH2に調整した蒸留水
を添加して加水分解し、同時に縮合反応を起こさせる。
蒸留水の添加量はA、B両成分に対して等モルあるいは
それ以下とする。加水分解および縮合反応は通常室温で
実施されるが、副生するアルコールを留去したり、縮合
度を高めて高粘度化することが必要な場合には約130
℃を上限として加熱してもよい。次いで所定量のフェノ
ール系ポリマーおよびアルキルエーテル化メラミン樹脂
を加え均一溶液とする。以上の操作においてA成分とB
成分を別個に加水分解した後に混合してもよく、また、
B成分のみを加水分解して、これにA成分を添加しても
よい。但し、A成分のみを単独で使用する場合には、必
ずしも加水分解しなくともよい。
ついて説明する。まず、A成分単独、またはA/B成分
を所定の組成比で混合した後、前記有機溶媒から選択さ
れた1種または2種以上の溶媒に溶解させ、所定濃度の
ワニスとする。ついで、塩酸でpH2に調整した蒸留水
を添加して加水分解し、同時に縮合反応を起こさせる。
蒸留水の添加量はA、B両成分に対して等モルあるいは
それ以下とする。加水分解および縮合反応は通常室温で
実施されるが、副生するアルコールを留去したり、縮合
度を高めて高粘度化することが必要な場合には約130
℃を上限として加熱してもよい。次いで所定量のフェノ
ール系ポリマーおよびアルキルエーテル化メラミン樹脂
を加え均一溶液とする。以上の操作においてA成分とB
成分を別個に加水分解した後に混合してもよく、また、
B成分のみを加水分解して、これにA成分を添加しても
よい。但し、A成分のみを単独で使用する場合には、必
ずしも加水分解しなくともよい。
【0023】上記組成物にシリカ、アルミナ、酸化チタ
ンなどの無機質フィラーを25〜75重量%の範囲で配
合することも可能である。
ンなどの無機質フィラーを25〜75重量%の範囲で配
合することも可能である。
【0024】次に、本発明のコーティング組成物の塗布
方法及び硬化方法について説明する。本発明の組成物の
コーティングには、通常行われる浸漬法、噴霧法、ロー
ラコーティング法またはフローコーティング法を適用す
ることができる。これらの方法によって塗布された塗膜
は、加熱硬化させる場合、風乾後、通常130〜150
℃の温度で、30分ないし3時間オーブン中で焼付け、
硬化させることができるが、勿論150℃以上に加熱し
て短時間で硬化を終了させることもできる。焼付け後の
塗膜の肉厚は、基材の表面処理を目的とする場合のよう
な5μ以下から、プライマーあるいはトップコート用の
20〜30μの範囲で目的に応じて制御することが望ま
しい。以上によって得られた硬化塗膜は外観(光沢、透
明性等)、硬度、密着性、耐熱性、耐薬品性等に優れた
特性を有している。
方法及び硬化方法について説明する。本発明の組成物の
コーティングには、通常行われる浸漬法、噴霧法、ロー
ラコーティング法またはフローコーティング法を適用す
ることができる。これらの方法によって塗布された塗膜
は、加熱硬化させる場合、風乾後、通常130〜150
℃の温度で、30分ないし3時間オーブン中で焼付け、
硬化させることができるが、勿論150℃以上に加熱し
て短時間で硬化を終了させることもできる。焼付け後の
塗膜の肉厚は、基材の表面処理を目的とする場合のよう
な5μ以下から、プライマーあるいはトップコート用の
20〜30μの範囲で目的に応じて制御することが望ま
しい。以上によって得られた硬化塗膜は外観(光沢、透
明性等)、硬度、密着性、耐熱性、耐薬品性等に優れた
特性を有している。
【0025】
【作用】本発明における硬化反応では、原料組成物中の
アルコキシ基と水酸基間の脱アルコール反応、水酸基間
の脱水反応、水酸基によるエポキシ基の開環付加反応な
どが複合的に起こり、ポリシロキサンと有機ポリマー間
の架橋結合を含む硬度の網目構造を形成する。この場
合、本発明の組成物の硬化反応がエポキシ基含有アルコ
キシシラン−アルキルエーテル化メラミン樹脂系の硬化
(比較例1、2)に比して速いことから、前者の組成物
中のフェノール系ポリマーが架橋反応に関与するだけで
なく、これを媒介としてメラミン樹脂の共硬化反応が促
進されるものと考えられる。
アルコキシ基と水酸基間の脱アルコール反応、水酸基間
の脱水反応、水酸基によるエポキシ基の開環付加反応な
どが複合的に起こり、ポリシロキサンと有機ポリマー間
の架橋結合を含む硬度の網目構造を形成する。この場
合、本発明の組成物の硬化反応がエポキシ基含有アルコ
キシシラン−アルキルエーテル化メラミン樹脂系の硬化
(比較例1、2)に比して速いことから、前者の組成物
中のフェノール系ポリマーが架橋反応に関与するだけで
なく、これを媒介としてメラミン樹脂の共硬化反応が促
進されるものと考えられる。
【0026】
【実施例】以下に、実施例をもって本発明を説明する。
なお、実施例中「部」は「重量部を示す。
なお、実施例中「部」は「重量部を示す。
【0027】(実施例1)ジメチルジメトキシシラン3
3.3部とγ−グリシドキシトリメトキシシラン33.
3部の混合物にメチルエチルケトン90部を加えて希釈
し、室温下で攪拌しながら、pH2に調整した蒸留水
7.5部を滴下し、約30分間反応を行った。この溶液
にフェノールノボラック樹脂16.7部とブチルエーテ
ル化メチロールメラミン16.7部を添加し、均一に溶
解させてコーティング用ワニスとした。
3.3部とγ−グリシドキシトリメトキシシラン33.
3部の混合物にメチルエチルケトン90部を加えて希釈
し、室温下で攪拌しながら、pH2に調整した蒸留水
7.5部を滴下し、約30分間反応を行った。この溶液
にフェノールノボラック樹脂16.7部とブチルエーテ
ル化メチロールメラミン16.7部を添加し、均一に溶
解させてコーティング用ワニスとした。
【0028】表面をアセトンで清浄にした鉄鋼板(4.
5cm×7cm×1mm)に上記ワニスを浸漬法によっ
て塗布し、風乾後150℃、2時間加熱することによっ
て均一、透明な硬化膜を得た。
5cm×7cm×1mm)に上記ワニスを浸漬法によっ
て塗布し、風乾後150℃、2時間加熱することによっ
て均一、透明な硬化膜を得た。
【0029】この塗膜について、上記の評価方法によ
り、その表面硬度、密着性、光沢、耐熱性、耐薬品性等
を調べ、結果を表1に示した。このようにして得られた
塗膜は高硬度(6H)で耐熱温度は400℃であり、高
温密着性に優れた特性を示した。
り、その表面硬度、密着性、光沢、耐熱性、耐薬品性等
を調べ、結果を表1に示した。このようにして得られた
塗膜は高硬度(6H)で耐熱温度は400℃であり、高
温密着性に優れた特性を示した。
【0030】(実施例2〜10)実施例1において、γ
−グリシドキシプロピルトリメトキシシランはそのまま
用い、それ以外のアルコキシシランおよびフェノール系
ポリマー、及びアルキルエーテル化メラミンの種類や配
合比、硬化条件等を表1または2に記載のごとく変えて
実施例1と同様の方法で検討を行い、結果を同様に表1
または2に示した。ただし、有機ポリマー成分としてト
リメチルエーテル化メラミン樹脂やレゾール型フェノー
ル樹脂を用いた場合は、溶媒としてエタノール等のアル
コールを使用した。このようにして得られた塗膜の硬度
は4〜8Hで、耐熱温度は350℃〜400℃となり、
高温密着性に優れた特性を示した。
−グリシドキシプロピルトリメトキシシランはそのまま
用い、それ以外のアルコキシシランおよびフェノール系
ポリマー、及びアルキルエーテル化メラミンの種類や配
合比、硬化条件等を表1または2に記載のごとく変えて
実施例1と同様の方法で検討を行い、結果を同様に表1
または2に示した。ただし、有機ポリマー成分としてト
リメチルエーテル化メラミン樹脂やレゾール型フェノー
ル樹脂を用いた場合は、溶媒としてエタノール等のアル
コールを使用した。このようにして得られた塗膜の硬度
は4〜8Hで、耐熱温度は350℃〜400℃となり、
高温密着性に優れた特性を示した。
【0031】(比較例1)ジメチルジメトキシシランと
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランの混合物
(1/1)66.6部にpH2の蒸留水5.9部を添加
して得られた部分加水分解縮合物に、ブチルエーテル化
メチロールメラミン33.3部及びメチルエチルケトン
100部を添加し、ワニスを調製した。このワニスを用
いて実施例1と同様にして鉄鋼板に塗布した後、180
℃、4時間焼き付けた。得られた塗膜の性状を測定し、
結果を表2に示す。この塗膜の硬度は2Hで、耐熱温度
は250℃となり、実施例と比較して塗膜性能は劣るも
のであった。
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランの混合物
(1/1)66.6部にpH2の蒸留水5.9部を添加
して得られた部分加水分解縮合物に、ブチルエーテル化
メチロールメラミン33.3部及びメチルエチルケトン
100部を添加し、ワニスを調製した。このワニスを用
いて実施例1と同様にして鉄鋼板に塗布した後、180
℃、4時間焼き付けた。得られた塗膜の性状を測定し、
結果を表2に示す。この塗膜の硬度は2Hで、耐熱温度
は250℃となり、実施例と比較して塗膜性能は劣るも
のであった。
【0032】(比較例2)フェニルトリメトキシシラン
とγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランの混合
物(1/1)を用い、比較例1と同様にして部分加水分
解縮合物を得、次いでブチルエーテル化メチロールメラ
ミンを使用して比較例1と同様にしてワニスを調製後、
同様にして硬化性及び塗膜性状を調べたところ、比較例
1と同様の結果が得られた。結果を表2に示す。
とγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランの混合
物(1/1)を用い、比較例1と同様にして部分加水分
解縮合物を得、次いでブチルエーテル化メチロールメラ
ミンを使用して比較例1と同様にしてワニスを調製後、
同様にして硬化性及び塗膜性状を調べたところ、比較例
1と同様の結果が得られた。結果を表2に示す。
【0033】尚、表中、1)は、モノマー組成、p−ビニ
ルフェノール/スチレン=76/24(モル比)のも
の、2)の密着性は、ごばん目盛り試験結果であり、○は
100/100のもの、3)の光沢は、60°反射率、4)
の耐薬品性、耐水性は、○は良い、△は普通、×は不良
を示す。また、配合割合で( )の値はフェノールレゾ
ールを示す。
ルフェノール/スチレン=76/24(モル比)のも
の、2)の密着性は、ごばん目盛り試験結果であり、○は
100/100のもの、3)の光沢は、60°反射率、4)
の耐薬品性、耐水性は、○は良い、△は普通、×は不良
を示す。また、配合割合で( )の値はフェノールレゾ
ールを示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】上記の実施例中で使用したメチルトリメト
キシシランは多摩化学(株)製、ジメチルジメトキシシ
ラン(商品名、KBM22)、フェニルトリメトキシシラン
(KBM103)、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン(KBM403)は信越シリコーン(株)製、フェノールノ
ボラック(51050B、Mn=750 )は住友デュレス(株)
製、フェノールレゾール(RM210)は旭有機材(株)製、
ポリ−p−ビニルフェノール(マルカリンカ-M、Mn=1700、Mw
=4900)、p−ビニルフェノール/スチレン共重合体(C
ST50、Mn=2500, Mw=4000、モノマー組成(p−ビニル
フェノール/スチレン=56/44モル比)は丸善石油
化学(株)製、メチルエーテル化メチロールアミン(SM
-850、蒸発残=80%)は、昭和高分子(株)製、ブチ
ルエーテル化メチロールアミン(L-117-60、蒸発残=5
0%、溶媒n−ブタノール/キシレン)は、大日本イン
キ(株)製である。
キシシランは多摩化学(株)製、ジメチルジメトキシシ
ラン(商品名、KBM22)、フェニルトリメトキシシラン
(KBM103)、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン(KBM403)は信越シリコーン(株)製、フェノールノ
ボラック(51050B、Mn=750 )は住友デュレス(株)
製、フェノールレゾール(RM210)は旭有機材(株)製、
ポリ−p−ビニルフェノール(マルカリンカ-M、Mn=1700、Mw
=4900)、p−ビニルフェノール/スチレン共重合体(C
ST50、Mn=2500, Mw=4000、モノマー組成(p−ビニル
フェノール/スチレン=56/44モル比)は丸善石油
化学(株)製、メチルエーテル化メチロールアミン(SM
-850、蒸発残=80%)は、昭和高分子(株)製、ブチ
ルエーテル化メチロールアミン(L-117-60、蒸発残=5
0%、溶媒n−ブタノール/キシレン)は、大日本イン
キ(株)製である。
【0037】また、塗膜の物性はJIS K5400に
準拠し、鉛筆硬度、密着性、光沢、耐薬品性等について
試験した。また、塗膜の耐熱性を評価するために焼付け
後の塗膜の肉厚が20〜30μになるように塗布した試
験片(鋼板等)を200〜450℃の範囲で一定温度に
保持したオーブン中で1時間加熱して、亀裂の発生がな
く、密着性がごばん目盛試験で95/100以上が得ら
れる上限温度を求め、この温度を耐熱温度と定義した。
測定温度は200℃を基準として50℃間隔で設定し
た。また、上限温度で加熱後の塗膜の光沢を測定し、熱
処理前の光沢を基準とした光沢減少率を求めた。
準拠し、鉛筆硬度、密着性、光沢、耐薬品性等について
試験した。また、塗膜の耐熱性を評価するために焼付け
後の塗膜の肉厚が20〜30μになるように塗布した試
験片(鋼板等)を200〜450℃の範囲で一定温度に
保持したオーブン中で1時間加熱して、亀裂の発生がな
く、密着性がごばん目盛試験で95/100以上が得ら
れる上限温度を求め、この温度を耐熱温度と定義した。
測定温度は200℃を基準として50℃間隔で設定し
た。また、上限温度で加熱後の塗膜の光沢を測定し、熱
処理前の光沢を基準とした光沢減少率を求めた。
【0038】
【発明の効果】本発明のコーティング組成物は、アルコ
キシシラン誘導体とフェノール系及びメラミン系熱硬化
性樹脂からなるものであり、150℃以下の低温領域で
硬化し、外観、硬度、耐熱性、密着性、耐薬品性等の塗
膜性能や塗装性に優れた有機−無機複合塗膜を形成す
る。以上の諸特性により、本発明の組成物は、ガラス、
木材、セラミックス、金属などの保護や表面改質のほ
か、無機質塗料のバインダーなど幅広い用途に適用でき
るが、とくにその優れた高温密着性により金属の保護や
表面処理用として有用である。
キシシラン誘導体とフェノール系及びメラミン系熱硬化
性樹脂からなるものであり、150℃以下の低温領域で
硬化し、外観、硬度、耐熱性、密着性、耐薬品性等の塗
膜性能や塗装性に優れた有機−無機複合塗膜を形成す
る。以上の諸特性により、本発明の組成物は、ガラス、
木材、セラミックス、金属などの保護や表面改質のほ
か、無機質塗料のバインダーなど幅広い用途に適用でき
るが、とくにその優れた高温密着性により金属の保護や
表面処理用として有用である。
Claims (2)
- 【請求項1】 (1)一般式(A) 【化1】 (式中、R2 はエポキシ基を含有する有機基、Rはメチ
ル基またはエチル基を表す。n=0,1,2)で表され
るエポキシ基含有アルコキシシランから選ばれた1種ま
たは2種以上の部分加水分解縮合物、および(2)フェ
ノール樹脂、クレゾール樹脂、ポリビニルフェノール、
ビニルフェノール共重合体から選ばれた1種または2種
以上のフェノール系ポリマー、及び(3)アルキルエー
テル化メラミン樹脂(アルキル基の炭素数1〜4)とか
らなるコーティング組成物 - 【請求項2】 (1) 一般式(A) 【化2】 (式中、R2 はエポキシ基を含有する有機基、Rはメチ
ル基またはエチル基を表す。n=0,1,2)で表され
るエポキシ基含有アルコキシシランから選ばれた1種ま
たは2種以上と、 一般式(B) R1 n Si(OR)4-n (式中R1 はC1 〜C4 のアルキル基またはフェニル
基、Rはメチル基またはエチル基を表す。n=1,2)
で表される炭化水素基置換アルコキシシランから選ばれ
た1種または2種以上との混合物の部分加水分解縮合
物、および(2)フェノール樹脂、クレゾール樹脂、ポ
リビニルフェノール、ビニルフェノール共重合体から選
ばれた1種または2種以上のフェノール系ポリマー、及
び(3)アルキルエーテル化メラミン樹脂(アルキル基
の炭素数1〜4)とからなるコーティング組成物
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1613994A JPH07224243A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | コーティング組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1613994A JPH07224243A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | コーティング組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07224243A true JPH07224243A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11908175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1613994A Pending JPH07224243A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | コーティング組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07224243A (ja) |
-
1994
- 1994-02-10 JP JP1613994A patent/JPH07224243A/ja active Pending
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