JP2002129092A - 床用塗料硬化性組成物およびそれを塗布してなる塗装物 - Google Patents

床用塗料硬化性組成物およびそれを塗布してなる塗装物

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JP2002129092A
JP2002129092A JP2000325177A JP2000325177A JP2002129092A JP 2002129092 A JP2002129092 A JP 2002129092A JP 2000325177 A JP2000325177 A JP 2000325177A JP 2000325177 A JP2000325177 A JP 2000325177A JP 2002129092 A JP2002129092 A JP 2002129092A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アクリルシリコン塗料を床用塗料を床用として
使用する場合、湿分硬化である為、初期硬化性が低く、
耐溶剤性、耐薬品性の発現が遅く、又、床を塗り替える
場合旧塗膜であるエポキシ塗料、ウレタン塗料への密着
性が課題であった。 【解決手段】主鎖が実質的ビニル系重合体からなり、分
子内に加水分解性基に結合したケイ素基を少なくとも1
つ有し、且つ酸無水基、アミド基双方を有する重合体
(A)成分と硬化触媒(B)成分からなる床用塗料硬化
性組成物を塗布してなる塗装物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床用塗料用硬化性
樹脂組成物に関するものである。例えばコンクリ−ト、
木材、プラスチック系の床材及びその上にエポキシ系、
ウレタン系、アクリル系の下塗り塗料を塗布したものへ
の塗装に好適に使用し得る床用塗料硬化性組成物及び、
当該床用塗料硬化性樹脂組成物を塗装した塗装物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリ−ト、木材等の床材の塗
料としては、エポキシ系、ウレタン系、ポリエステル
系、アクリル系の塗料が多く使用され、床に対して意匠
性、耐溶剤性、耐薬品性、美観を付与している。しか
し、近年、床用塗料を一部日光の当たる部位へ塗装する
場合があり、耐候性向上の要求が出される様になって来
ている。その場合、上記塗料中では、ウレタン塗料が比
較的耐溶剤性、耐薬品性のバランスがとれているが、耐
候性についての問題があった。耐候性の優れた塗料して
は、特開平11−279480で開示されているアクリ
ルシリコン塗料は、ウレタン塗料に比べ被塗物によって
は密着性が不十分であるという問題がある場合があっ
た。また、フッ素樹脂塗料は、高価であり、コスト面で
の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コストと耐候性のバラ
ンスが取れた塗料としてはアクリルシリコン塗料が最適
であるが、アクリルシリコン塗料を床用塗料を床用とし
て使用する場合、湿分硬化である為、初期硬化性が低
く、耐溶剤性、耐薬品性の発現が遅く、又、床を塗り替
える場合旧塗膜であるエポキシ塗料、ウレタン塗料への
密着性が課題であった。
【0004】
【発明が解決すしようとする手段】本願発明は、次の組
成物及び塗装物に係るものである。すなわち、主鎖が実
質的ビニル系重合体からなり、分子内に加水分解性基に
結合したケイ素基を少なくとも1つ有し、且つ酸無水
基、アミド基双方を有する重合体(A)成分と硬化触媒
(B)成分からなる床用塗料硬化性組成物。(請求項
1) ビニル系共重合体(A)成分中の酸無水基を有する化合
物が無水マレイン酸である請求項1記載の床用塗料硬化
性組成物。(請求項2) ビニル系共重合体(A)成分中のアミド基含有単量体に
由来するアミド基である請求項1〜2記載の床用塗料硬
化性組成物。(請求項3) 請求項3のアミド含有単量体がN,N−ジメチルアクリ
ルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N,N−
ジメチルアミノプロピルアクリルアミドである請求項1
〜3記載の床用塗料硬化性組成物。(請求項4) 硬化触媒(B)成分が、酸性化合物とアミン化合物の混
合物あるいは反応物である請求項1〜3の記載の床用塗
料硬化組成物。(請求項5) 組成物中に(D)成分として一般式)(1)記載のシラ
ン化合物を含む請求項1〜5記載の床用塗料硬化性組成
物。(請求項6) 前記、シラン化合物がアミノシランである請求項6記載
の床用塗料硬化性組成物。(請求項7) 請求項1〜7の床用塗料硬化性組成物を塗布してなる塗
装物。(請求項8)
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の床用塗料硬化性樹脂組成
物には、湿分の存在下、室温で硬化性を有するベース樹
脂として加水分解性基と結合したシリル基を有するアク
リル系共重合体(A)成分が含有される。アクリル系共
重合体(A)成分は、その主鎖が実質的にアクリル系単
量体及びカルボン酸無水物、アミド基含有化合物及び必
要に応じてその他単量体を共重合した主鎖からなる(以
下、主鎖が実質的にアクリル系共重合鎖からなるともい
う)共重合体であるため、得られる本発明の床用硬化性
樹脂組成物から形成される塗膜の耐候性、耐薬品性など
が優れたものとなる。なお、前記アクリル系共重合体
(A)成分の主鎖が実質的にアクリル共重合鎖からなる
とは、アクリル系共重合体(A)成分の主鎖を構成する
単位のうちの50%以上、さらには70%以上がアクリ
ル系単量体単位から形成されていることが好ましい。
【0006】また、アクリル系共重合体(A)成分は、
加水分解性基が結合した反応性シリル基が炭素原子に結
合した形式で含有されているため、塗膜の耐水性、耐ア
ルカリ性、耐酸性などがすぐれたものとなる。アクリル
系共重合体(A)成分において、加水分解性基と結合し
たケイ素基の数は、アクリル系共重合体(A)成分1分
子あたり2個以上、好ましくは3個以上であることが、
本発明の組成物から形成される塗膜の耐候性、耐溶剤性
などの耐久性が優れるという点から好ましい。
【0007】前記アクリル系共重合体(A)成分は、た
とえば特開昭54−36395号公報、特開昭57−5
5954号公報などに記載のヒドロシリル化法または反
応性シリル基を含有する単量体を用いた溶液重合法によ
って製造することができるが、合成の容易さなどの点か
ら反応性シリル基を含有する単量体を用い、ラジカル重
合開始剤を用いた溶液重合法によって製造することがと
くに好ましい。
【0008】前記加水分解性基と結合したケイ素基の加
水分解性基は、ハロゲン基、アルコキシ基等がある。そ
の中で、反応の制御の簡便さからアルコキシ基が有用で
ある。
【0009】アクリル系共重合体(A)成分は、数平均
分子量が1000〜30000、好ましくは3000〜
25000である。更に好ましくは5000〜2000
0である。本発明の組成物を用いて形成される塗膜の耐
久性などの物性が優れるという点から5000〜200
00であることが好ましい。
【0010】前記のごときアクリル系共重合体(A)成
分は、単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
【0011】アクリル系共重合体(A)成分は、たとえ
ば重合性2重結合および炭素原子に結合した反応性シリ
ル基を含有する単量体(a)、カルボン酸無水物基含有
単量体(b)、アミド基含有単量体(c)、その他のビ
ニル単量体(d)を重合することによって製造すること
ができる。前記単量体(a)の具体例としては、たとえ
ば、
【0012】
【化1】
【0013】
【化2】 などの下記一般式(3)
【0014】
【化3】 で表される化合物;
【0015】
【化4】 などの下記一般式(4):(式中、R1、R2、R3、b
は前記と同じ。)で表される合物化合物;
【0016】
【化5】 (式中、R1、R2、R3、bは前記と同じ、mは1〜1
4の整数を示す。)で表される合物化合物;
【0017】
【化6】 (式中、pは0〜22の整数を示す。)などの下記一般
式(5):
【0018】
【化7】 (式中、R1、R2、R3、bは前記と同じ、pは0〜2
2の整数を示す)で表される化合物や、炭素原子に結合
した反応性シリル基をウレタン結合またはシロキサン結
合を介して末端に有する(メタ)アクリレ−トなどがあ
げられる。これらの中では、共重合性および重合安定
性、ならびに得られる組成物の硬化性および保存安定性
が優れるという点から、前記一般式(2)で表される化
合物が好ましい。また、アクリル系共重合体(A)成分
は、単量体組成中シリル基含有単量体(a)は、1〜9
0重量%が好ましい。本発明の組成物を用いて形成され
る塗膜の耐久性が優れる、強度が大きくなるという点か
ら3〜90%、さらには10〜70%、とくには10〜
50%であるのが好ましい。
【0019】単量体(b)として、無水マレイン酸など
の不飽和カルボン酸の酸無水物である。前記単量体
(b)の使用量の合計は、用いる単量体(a)の種類お
よび使用量に応じて適宜調整すればよいが、用いる重合
成分全量の0.1〜10重量%、さらには0.2〜5%、
特には0.4〜3%が好ましい。
【0020】単量体(c)として、(メタ)アクリルア
ミド、α−エチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキ
シメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルア
クリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N,
N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、N−メチ
ル(メタ)アクリルアミド(メタ)アクリロイルモルホ
リンなどが挙げられる。
【0021】中でも常温で液体であるN,N−ジメチル
アクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、
N,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミドが好ま
しい。
【0022】常温で固体であるアミド含有単量体は、他
の単量体に溶解しないものが殆どであり、これらの固体
のアミド含有単量体を用いる場合は、他の有機溶媒、例
えばアルコ−ル類に溶解して用いる場合が多かった。溶
解する溶媒としてアルコ−ル類を用いると酸無水基の開
環反応が生じ安定性に問題があるため、アミド基含有重
合体を用いるには、常温で液体のアミド含有単量体の使
用が好ましい。
【0023】前記単量体(c)の使用量の合計は、用い
る単量体(a)の種類および使用量に応じて適宜調整す
ればよいが、通常は用いる重合成分全量の0.1〜10
%、さらには0.2〜5%、特には0.3〜3%が好まし
い。
【0024】また、単量体(c)は、単独および2種類
以上併用することができる。
【0025】前記単量体(d)の具体例としては、たと
えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、n−ブチル(メタ)アクリレ−ト、イソブチ
ル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)ア
クリレ−ト、3,3,5,−トリメチルシクロヘキシル
(メタ)アクリレ−ト、2ーエチルヘキシル(メタ)ア
クリレ−ト、ステアリル(メタ)アクリレート、ラウリ
ル(メタ)アクリレ−ト、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、トリフルオ
ロエチル(メタ)アクリレート、ペンタフルオロプロピ
ル(メタ)アクリレート、パーフルオロシクロヘキシル
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロニトリル、グ
リシジル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)
アクリレ−ト、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、こ
れら酸無水物と炭素数1〜20の直鎖状または分岐鎖を
有するアルコールまたはアミンとのジエステル、アロニ
クスM−5700、マクロモノマーであるAS−6、A
N−6、AA−6、AB−6、AK−6などの化合物
(以上、東亜合成化学工業(株)製)、(メタ)アクリ
ル酸のヒドロキシアルキルエステル類とリン酸またはリ
ン酸エステル類との縮合生成物などのリン酸エステル基
含有(メタ)アクリル系化合物、ウレタン結合やシロキ
サン結合を含む(メタ)アクリレートなどが挙げられ
る。これらのなかでは、得られるアクリル系共重合体
(A)成分が後述する一般式(5)で表されるシリコン
化合物および/またはその部分加水分解分解縮合物
(D)成分との相溶性に優れるという点から、n−ブチ
ルメタクリレ−トを含有することが好ましい。
【0026】また、本発明においては、得られる本発明
の組成物から形成される塗膜の耐候性をさらに向上させ
る目的で、たとえば主鎖にウレタン結合やシロキサン結
合により形成されたセグメント、モノマ−(a)、モノ
マ−(b)、モノマ−(c)、モノマ−(d)以外の単
量体に由来するセグメントなどを、50%を超えない範
囲でアクリル系共重合体(A)成分の製造時に導入して
もよい。
【0027】これらは単独で用いてもよく、2種以上併
用してもよい。アクリル系共重合体(A)成分にはカル
ボキシル基またはアミノ基などの基が含まれていてもよ
く、その場合には、硬化性、密着性が向上するが、重合
体鎖に結合しているカルボキシル基やアミノ基の場合、
活性が弱く、これらを硬化触媒のかわりに使用して硬化
させようとしても良好な特性の硬化物が得られにくい。
【0028】前記溶液重合法に用いられる溶剤は、非水
系のものであればよく、とくに制限はないが、たとえば
トルエン、キシレン、n−ヘキサン、シクロヘキサンな
どの炭化水素類;酢酸エチル、酢酸ブチルなどの酢酸エ
ステル類;エチルセロソルブ、ブチルセロソロブなどの
セロソルブ類;セロソルブアセテートなどのエーテルエ
ステル類;メチルエチルケトン、アセト酢酸エチル、ア
セチルアセトン、メチルイソブチルケトン、アセトンな
どのケトン類さらに、労働安全衛生法の第3種有機溶剤
に相当する弱溶剤、例えばミネラルスピリット、ナフテ
ン系溶剤が挙げられる。酸無水物基の開環反応をさける
為には、メタノ−ル、イソプロピルアルコ−ル、n−ブ
タノ−ル、イソブタノ−ル、ヘキサノ−ル、オクタノ−
ルなどのアルコ−ル類を用いない方が好ましい。
【0029】また、前記溶液重合の際には、必要に応じ
て、たとえばn−ドデシルメルカプタン、t−ドデシル
メルカプタン、n−ブチルメルカプタン、γーメルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、γーメルカプトプロピ
ルトリエトキシシラン、(CH3O)3Si−S−S−S
i(OCH33,(CH3O)3Si−S8−Si(OC
H3)3などの連鎖移動剤を単独または2種以上併用す
ることにより、得られるアクリル系共重合体(A)成分
の分子量を調整してもよい。とくに、たとえばγーメル
カプトプロピルトリメトキシシランなどのアルコキシシ
リル基を分子中に有する連鎖移動剤を用いた場合には、
アクリル系共重合体(A)成分の末端に反応性シリル基
を導入することができるので好ましい。かかる連鎖移動
剤の使用量は、用いる重合成分全量の0.05〜10
%、特には0.1〜10%であることが好ましい。
【0030】硬化触媒成分(B)としては、酸触媒であ
る。酸触媒としては、リン酸エステル系、スルホン酸系
触媒、リン酸に有機アミン配合した系、スルホン酸と有
機アミンを配合した系、有機カルボン酸に有機アミンを
配合した系がある。硬化性とポットライフのバランスが
取れる点から、有機カルボン酸に有機アミンを配合した
系が好ましい。これらは、加水分解性シリル基含有アク
リル共重合体(A)成分100重量部に対して0.1〜
20重量配合することができる。配合量としては0.2
〜10重量部が好ましく、0.5〜5重量部が特に好ま
しい。また、上記硬化触媒は、単独および2種類以上併
用することができる。
【0031】有機リン酸エステル系の具体例としては、
リン酸、モノメチルホスフェ−ト、モノエチルホスフェ
−ト、モノブチルホスフェ−ト、モノオクチルホスフェ
−ト、モノデシルホスフェ−ト、ジメチルホスフェ−
ト、ジエチルホスフェ−ト、ジドデシルホスフェ−トな
どのリン酸またはリン酸エステルがある。スルホン酸系
では、ドデシルベンゼンスルホン酸が代表的である。
【0032】酸系化合物と有機アミン系化合物を併用す
る場合は、後述するシランカップリング剤を使用するこ
とで硬化状態の調整が可能である。但し、シランカップ
リング剤であるアミノシランに対する影響を考慮して、
酸/アミン当量でアミンが過剰になるように配合するこ
とが望ましい。ここでいう有機アミン系化合物の具体例
としては、トリエチルアミン、ドデシルアミン、ジイソ
プロパノ−ルアミン、ジメチルドデシルアミン、モルホ
リン等がある。
【0033】シランカップリング剤(C)としては、ビ
ニル基、メルカプト基、アミノ基、エポキシ基を含有し
たシランカップリング剤を用いることが可能であり、ビ
ニルシラン、メルカプトシラン、エポキシシラン、アミ
ノシランが例示でき好ましい。
【0034】密着性付与の効果を得る目的として、これ
らのシランカップリング剤を単独あるいは組み合わせて
使用することが出来る。これらのシランカップリング剤
として、エポキシシラン、アミノシランが好ましく、ア
ミノシランが特に好ましい。エポキシシランの具体例と
しては、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチ
ルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシラン等がある。アミノシランの具体例として
は、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチ
ル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β
−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリエトキシ
シランがある。さらに、該アミノシランとエポキシシラ
ンまたはエポキシ化合物との反応物も使用できる。すな
わち、その具体例としては、ビスフェノ−ルA型2官能
エポキシ化合物(エピコ−ト828;油化シェルエポキ
シ(株)製)とγ−アミノプロピルトリエトキシシラン
の1:2(モル比)の反応物、 N−β−(アミノエチ
ル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシランとγ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシランの1:2.2
(モル比)反応物等がある。
【0035】シランカップリング剤(c)成分の配合量
としては、0〜20重量部、好ましくは0.1〜10重
量部、更に好ましくは0.3〜5重量部である。
【0036】化合物(D)として、前述のアクリル系共
重合体(A)成分と共に組成物から形成される塗膜の耐
汚染性を向上させると共に、該塗膜と被塗物との密着性
を向上させるための成分である、一般式(5) (R5O)4-a−Si−R4 a (5) (式中、R4、R5は炭素数1〜10のアルキル基、炭素
数6〜10のアリール基および炭素数7〜12のアラル
キル基から選ばれた1価の炭化水素基、aは0または1
を示す)で表されるシリコン化合物及び又はその加水分
解縮合物(D)成分として用いることにより、得られる
塗膜の耐汚染性が改良される。
【0037】化合物(D)を用いる場合、加水分解性シ
リル基含有共重合体(A)100重量部あたり、3〜1
00重量部、好ましくは3〜70重量部、より好ましく
は、5〜50重量部が好ましい。
【0038】前記シリコン化合物の具体例としては、た
とえばテトラメチルシリケート、テトラエチルシリケー
ト、テトラn−プロピルシリケート、テトラi−プロピ
ルシリケート、テトラn−ブチルシリケート、テトラi
−ブチルシリケートなどのテトラアルキルシリケート;
メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラ
ン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキ
シシラン、オクタデシルトリエトキシシラン、3ーグリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン、メチルトリse
c−オクチルオキシシラン、メチルトリフェノキシシラ
ン、メチルトリイソプロポキシシラン、メチルトリブト
キシシランなどのシランカップリング剤などが挙げられ
る。中でもテトラメチルシリケ−ト、テトラエチルシリ
ケ−ト、テトラメトキシシランとテトラエトキシシラン
との部分加水分解共縮合物、テトラn−プロピルシリケ
−ト、テトラi−プロピルシリケ−トが好まししく、よ
り好ましくはテトラメチルシリケ−ト、テトラエチルシ
リケ−ト、テトラメトキシシランとテトラエトキシシラ
ンとの部分加水分解共縮合物が好ましい。
【0039】また、本発明の床用塗料用硬化性樹脂組成
物には、通常塗料に用いられるたとえば酸化チタン、群
青、紺青、亜鉛華、ベンガラ、黄鉛、鉛白、カーボンブ
ラック、透明酸化鉄、アルミニウム粉などの無機顔料、
アゾ系顔料、トリフェニルメタン系顔料、キノリン系顔
料、アントラキノン系顔料、フタロシアニン系顔料など
の有機顔料などの顔料;希釈剤、紫外線吸収剤、光安定
剤、タレ防止剤、レベリング剤などの添加剤;ニトロセ
ルロース、セルロースアセテートブチレートなどの繊維
素;エポキシ樹脂、メラミン樹脂、塩化ビニル樹脂、フ
ッ素樹脂、塩素化ポリプロピレン、塩化ゴム、ポリビニ
ルブチラール、ポリシロキサンなどの樹脂などを適宜加
えてもよい。
【0040】本発明の床用塗料用硬化性樹脂組成物は、
たとえば浸漬、吹き付け、刷毛、スプレ−などを用いた
塗布などの通常の方法によって被塗物に塗布され、通
常、常温でそのまま、または30℃以上で焼き付けて硬
化せしめる。
【0041】本発明の床用塗料用硬化性樹脂組成物は、
たとえば、セラミックス、セメント、窯業系成形物など
からなる建築物などの床用の塗料として好適に使用され
る。
【0042】次に、本発明の床用塗料用硬化性樹脂組成
物を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明
はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0043】
【実施例】加水分解性シリル基含有アクリル共重合体の
合成例 攪拌機、温度計、冷却還流器、チッ素ガス導入管および
滴下ロ−トを備えた反応器に1段目モノマ−を仕込み、
チッ素ガスを導入しつつ110℃に昇温し、110℃に
保持したまま滴下ロ−トに入れたモノマ−を5時間かけ
て等速滴下した。更に、上記反応容器中へ溶剤(2)を
1時間かけて等速滴下した。その後、引き続き、110
℃で3時間攪拌した後に、室温まで冷却した。最後に溶
剤(3)を加えて攪拌し、アルコキシシリル基含有アク
リル樹脂(A−1〜A−8)を得た。溶剤(1)、
(2)、(3)、およびビニルモノマ−組成物は、表1
に記載した。
【0044】得られた上記、常温、熱硬化性樹脂組成物
の固形分濃度および該樹脂の数平均分子量をゲルパ−ミ
エ−ションクロマトグラフィ−(GPC)により測定し
た。
【0045】
【表1】 常温硬化性樹脂を用いた白エナメルした処方 表−1得られた塗料用樹脂(A−1〜8)に顔料として
酸化チタン(CR−95、石原産業(株)製)40部を
添加し、ガラスビ−ズを用いてペイントコンディショナ
−で2時間分散させ、表−2に示す固形分濃度が60%
の白エナメル(AT−1〜AT−8)を得た。
【0046】得られた白エナメル(AT−1〜AT−
8)に硬化剤(B)成分を表4に示すように配合し、さ
らにシンナ−を添加して攪拌機を用いて5分間攪拌し
て、塗料(AR−1〜AR−9)を得た。該配合物をエ
ア−スプレ−でスレ−ト板に塗装し23℃1日間養生し
て塗膜を得た。
【0047】得られた塗料及び塗膜の表面状態、顔料分
散安定性、耐溶剤性、密着性、50℃貯蔵後の増粘率に
ついては以下の方法に従って評価した。
【0048】
【表2】 上塗り塗料中の成分の詳細 硬化剤(B)成分を表3に示す。
【0049】
【表3】
【0050】
【表4】 評価用基材作成方法 スレ−ト板に床用であるエポキシ塗料,ア−キフロア−
EH (エスケ−化研製)を塗布量として、0.25〜
0.3Kg/m2塗装し、室温で3〜4時間乾燥後、8
0℃雰囲気下で24時間乾燥したものを評価用基材とし
た。尚、物性については、下記に示す基材を用いて評価
を行った。 基材A:ア−キフロア−EH〔研磨#240〕 基材B:ア−キフロア−EH〔研磨なし〕 (イ)塗膜の光沢測定 光沢計GM268(ミノルタ(株)製)にて測定した。 (ロ)顔料分散安定性 アルミ基材(A−5052P)を脱脂し、上塗り塗料
(白エナメル/原色の混合塗料)をエア−スプレ−で塗
装後、1時間、2時間、3時間毎に基材の半分を流し塗
りし、基材を垂直に立てかけた。室温で1時間乾燥後、
23℃×55%RHの雰囲気下で24時間養生後、1層目
と2層目(流し塗り)との色相変化をΔEで求めた。 (ハ)50℃貯蔵安定性試験 白エナメル作成後、50℃×1ヶ月保存後の増粘率を求
めた。 (ニ)耐溶剤性 キシレンラビング試験 予め、ガ−ゼにキシレンを浸し、塗膜表面を50回擦
り、塗膜の状態を観察した。 (評価基準) ○:膨潤、キズ跡が認められず、表面状態が良好であ
る。 △:キズ跡が認められる。 ×:膨潤が認められ、下塗り塗料が認められる。 (ハ)密着性試験 1次密着評価として、評価用基材に上塗り塗料を塗装
し、室温(23℃、湿度55%RH)で1日養生後の密
着性をJIS K 5400に準拠して碁盤目密着性を
測定することにより評価した。 2次密着性評価 50℃×7日間、浸漬後の密着性をJIS K 540
0に準拠して碁盤目密着性を測定することにより評価し
た。(カッタ−ガイド:2mm間隔のもの使用した。) (評価結果) 10:切り傷1本ごとが、細くて両側が滑らかで、切り
傷の交点と正方形の一目一目に剥がれがない。 8:切り傷の交点に僅かに剥がれがあって、一目一目に
はがれがなく、欠損部の面積は全正方形面積の5%未
満。 6:切り傷の両側と交点とに剥がれがあって欠損部の面
積は全正方形面積の5以上〜15%未満。 4:切り傷による剥がれの幅が広く、欠損部の面積は全
正方形面積の15以上〜35%未満。 2:切り傷による剥がれの幅は4点よりも広く欠損部の
面積は全正方形面積の35以上〜65%未満 0:剥がれ面積は全正方形面積の65%以上。 (ニ)促進耐候性試験 サンシャインウェザ−メ−タ−3000Hr試験後の6
0°光沢保持率で評価した。
【0051】樹脂の増粘率、分散安定性、硬化塗膜の光
沢値評価、耐溶剤性、促進耐候性試験結果を表5に示
す。
【0052】
【表5】 密着性試験結果を表6に示す。
【0053】
【表6】 表6に示すように、無水マレイン酸を共重合する事によ
り密着性が大きく改善され、旧塗膜(エポキシ、ウレタ
ン)に対して研磨なしでも十分な付着性を発現する事が
可能となった。
【0054】従来の床用塗料であるエポキシ、ウレタン
塗料の課題であった無機への密着性も十分発現可能であ
る。更にアミドを併用する事により、無水マレイン酸系
(AR−1、AR−2)で課題であった分散安定性につ
いてもアミドを共重合する事で任酸安定性の改善も認め
られた。
【0055】又、硬化剤(B−2)を使用する事で(B
−1)と比較し、初期の硬化性がアップし、耐溶剤性も
改良される。従来の床用塗料と比較し、耐溶剤性、無機
の密着性等の塗膜物性の向上が認められた。
【0056】
【発明の効果】本発明は、特定の単量体を特定の割合で
含有する組成物を重合することで得られた樹脂を含む組
成物を硬化させた塗膜が優れた密着性、耐溶剤性、顔料
分散安定性効果を発現する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 133/26 C09D 133/26 135/00 135/00 183/04 183/04 // C08F 230/08 C08F 230/08 Fターム(参考) 4J038 CG081 CG141 CG161 CG171 CH031 CH041 CH071 CH081 CH171 CH201 CH251 CL001 DL022 DL032 FA212 GA06 GA09 GA15 JB01 JC13 JC23 JC32 KA04 NA03 NA04 NA12 PA18 PB05 4J100 AG08Q AK32R AL03P AL04P AL05P AL08P AL08Q AL10P AM02P AM14S AM15S AM19S AM21S AM23S AP16Q BA02Q BA02S BA03Q BA04S BA15Q BA28Q BA31P BA31S BA38P BA38Q BA65P BA77Q BA81P BA81Q BB07P BB18P BC04P BC07P BC43P BC43Q CA06 JA01 JA67

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主鎖が実質的ビニル系重合体からなり、分
    子内に加水分解性基に結合したケイ素基を少なくとも1
    つ有し、且つ酸無水基、アミド基双方を有する重合体
    (A)成分と硬化触媒(B)成分からなる床用塗料硬化
    性組成物。
  2. 【請求項2】ビニル系共重合体(A)成分中の酸無水基
    を有する化合物が無水マレイン酸である請求項1記載の
    床用塗料硬化性組成物。
  3. 【請求項3】ビニル系共重合体(A)成分中のアミド基
    が常温で液状であるアミド基含有単量体に由来するアミ
    ド基である請求項1〜2記載の床用塗料硬化性組成物。
  4. 【請求項4】請求項3のアミド含有単量体がN,N−ジ
    メチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミ
    ド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミドで
    ある請求項1〜3記載の床用塗料硬化性組成物。
  5. 【請求項5】硬化触媒(B)成分が、酸性化合物とアミ
    ン化合物の混合物あるいは反応物である請求項1〜3の
    記載の床用塗料硬化組成物。
  6. 【請求項6】組成物中に(D)成分として一般式)
    (1)記載のシラン化合物を含む請求項1〜5記載の床
    用塗料硬化性組成物。
  7. 【請求項7】前記、シラン化合物がアミノシランである
    請求項6記載の床用塗料硬化性組成物。
  8. 【請求項8】請求項1〜7の床用塗料硬化性組成物を塗
    布してなる塗装物。
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