JPH07224121A - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物

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JPH07224121A
JPH07224121A JP3419294A JP3419294A JPH07224121A JP H07224121 A JPH07224121 A JP H07224121A JP 3419294 A JP3419294 A JP 3419294A JP 3419294 A JP3419294 A JP 3419294A JP H07224121 A JPH07224121 A JP H07224121A
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JP
Japan
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examples
maleimide
bisalkenyl
group
ene
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Pending
Application number
JP3419294A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Futaesaku
則夫 二重作
Hideo Fukuda
秀夫 福田
Isao Maruyama
功 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruzen Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Maruzen Petrochemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Maruzen Petrochemical Co Ltd filed Critical Maruzen Petrochemical Co Ltd
Priority to JP3419294A priority Critical patent/JPH07224121A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的低い温度においても従来のビスアルケ
ニル置換ナジイミドよりさらに短時間で硬化すると共に
優れた作業性を有し、硬化物が均一で機械的強度および
耐熱性に優れた熱硬化性樹脂組成物を与える。 【構成】 下式で表されるまたはその1〜3個の水素原
子が水酸基で置換されたビスアルケニル置換ナジイミド
とマレイミド化合物とを含有する熱硬化性樹脂組成物。 【化1】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立に選ばれた水素ま
たはメチル基、nは0または1の整数、R3およびR4
同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜5のアルキレ
ン基または炭素数5〜8のシクロアルキレン基を表
す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は比較的低い温度において
も短時間で硬化すると共に優れた作業性を有し、硬化物
が均一で機械的強度および耐熱性に優れ、積層材料、注
型材料、成形材料、接着剤、塗料、コーティング材等と
して有用であり、またガラス繊維、炭素繊維等を強化材
とする複合材料用のマトリックス樹脂としても有用な熱
硬化性樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、科学技術の進歩に伴い、使用され
る材料も、より高性能化、高機能化が求められ、それに
応えるべく種々の樹脂材料が開発されている。その中
で、たとえばポリエーテルケトン、ポリフェニレンスル
フィド、ポリイミド等いわゆるスーパーエンプラ(エン
ジニアリングプラスチック)と呼ばれている各種高性能
ポリマーが市場に相当出回っているが、とりわけポリイ
ミドに対する今後の期待が大きい。
【0003】ポリイミドの原料の中でも、両末端にノル
ボルネン環を有し、かつ分子内に芳香族基を有するビス
ナジイミドは、耐熱性の極めて高い付加型ポリイミド樹
脂原料として従来から注目され、それらの一部はいわゆ
る先端複合材料用マトリックスとして実用化されてお
り、さらに該ビスナジイミドの誘導体であるアルケニル
置換ナジイミドも知られている。該アルケニル置換ナジ
イミドは、硬化温度が高く硬化時の作業性に問題があっ
たポリイミドの欠点をかなりの程度改善することがで
き、これを含む種々の熱硬化性樹脂組成物が提案されて
いる。本発明者らも、先にこのアルケニル置換ナジイミ
ドにN−置換マレイミドを組み合わせた組成物に関し、
触媒として有機過酸化物または、有機基含有金属化合物
を用いると、当該組成物を比較的低温で硬化できるとい
う知見を見出し、ビスアルケニル置換ナジイミドとマレ
イミド化合物からなる組成物を提案した(特願平4−2
75027号)。これらの組成物は、比較的低い温度で
硬化でき、得られる硬化物の耐熱性は高いものの、低い
温度における硬化速度がまだ不十分であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような従来技術に鑑み、上記ポリイミドの特性を損なわ
ずに比較的低い温度でも硬化速度の速い新規組成物を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討した結果、先に本発明者らが
特願平5−222258号おいて提案した、新規な特定
構造のアルケニル置換ナジイミドとマレイミド化合物を
組合わせることにより、ポリイミドの特性を損なわずに
比較的低温度でより速く硬化する組成物が得られること
を見出し、本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明の趣旨は、次の成分
(A)および(B)を含有する熱硬化性樹脂組成物にあ
る。 (A)一般式[1]
【化2】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立に選ばれた水素ま
たはメチル基、nは0または1の整数、R3およびR4
同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜5のアルキレ
ン基または炭素数5〜8のシクロアルキレン基を表
す。)で表されるビスアルケニル置換ナジイミド、もし
くは該ビスアルケニル置換ナジイミドの−(R3n−C
64−R4−構造中の1〜3個の水素原子を水酸基で置
換したビスアルケニル置換ナジイミド (B)マレイミド化合物
【0007】本発明について、さらに詳述すると、成分
(A)のビスアルケニル置換ナジイミドとしては、特願
平5−222258号に係る種々のビスアルケニル置換
ナジイミドを用いることができる。すなわち、上記一般
式[1]においてR3またはR4が、炭素数1〜5のアル
キレン基である場合、R3またはR4としては例えば、メ
チレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレ
ン基、ブチリデン基、s−ブチリデン基、1,2−ジメ
チルエチレン基、1,1−ジメチルエチレン基、ペンタ
メチレン基等が挙げられ、R3またはR4が炭素数5〜8
のシクロアルキレン基である場合、R3またはR4として
は例えば、シクロペンチレン基、2−メチルシクロペン
チレン基、ジメチルシクロペンチレン基、シクロヘキシ
レン基、メチルシクロヘキシレン基、エチルシクロヘキ
シレン基、シクロヘプチレン基、メチルシクロヘプチレ
ン基、シクロオクチレン基等が挙げられる。
【0008】このようなビスアルケニル置換ナジイミド
として一例を挙げれば、N−[4−(アリルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミドメチル)フェニル]アリルビシクロ[2.2.
1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、
N−[4−(メタリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−
5−エン−2,3−ジカルボキシイミドメチル)フェニ
ル]メタリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン
−2,3−ジカルボキシイミド、N−[4−(アリルメ
チルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3
−ジカルボキシイミドメチル)フェニル]アリルメチル
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジ
カルボキシイミド、N−[4−(メタリルメチルビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボ
キシイミドメチル)フェニル]メタリルメチルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド;N−[4−(アリルビシクロ[2.2.1]
ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミドエチ
ル)フェニル]アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−
5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−[4−
(メタリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−
2,3−ジカルボキシイミドエチル)フェニル]メタリ
ルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−
ジカルボキシイミド、N−[4−(アリルメチルビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボ
キシイミドエチル)フェニル]アリルメチルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド、N−[4−(メタリルメチルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ドエチル)フェニル]メタリルメチルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド;N,N′−m−キシリレン−ビス(アリルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド)、N,N′−m−キシリレン−ビス(メタリ
ルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−
ジカルボキシイミド)、N,N′−m−キシレン−ビス
(アリルメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エ
ン−2,3−ジカルボキシイミド)、N,N′−m−キ
シリレン−ビス(メタリルメチルビシクロ[2.2.
1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド);N,N′−p−キシリレン−ビス(アリルビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボ
キシイミド)、N,N′−p−キシリレン−ビス(メタ
リルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3
−ジカルボキシイミド)、N,N′−p−キシリレン−
ビス(アリルメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)、N,N′−p
−キシリレン−ビス(メタリルメチルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド)等が挙げられるが、これらに限定されない。このよ
うなビスアルケニル置換ナジイミドは単独で用いてもよ
いし、複数種を混合して用いてもよい。また、該ビスア
ルケニル置換ナジイミドはオリゴマーとして用いても差
し支えない。
【0009】本発明で用いられる成分(B)のマレイミ
ド化合物としては、例えば、脂肪族マレイミド、芳香族
マレイミド、脂肪族シトラコンイミド、芳香族シトラコ
ンイミドおよびビスマレイミド類等が挙げられる。これ
らの内、脂肪族マレイミドとしては、例えば、マレイミ
ド、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N
−プロピルマレイミド、N−ラウリルマレイミド、N−
(2−ヒドロキシエチル)マレイミド、N−シクロヘキ
シルマレイミド等が挙げられ、芳香族マレイミドとして
は、例えば、N−フェニルマレイミド、N−(2−メチ
ルフェニル)マレイミド、N−(3−エチルフェニル)
マレイミド、N−(4−メチルフェニル)マレイミド、
N−(2,6−ジエチルフェニル)マレイミド、N−
(2,4,6−トリメチルフェニル)マレイミド、N−
(2−クロロフェニル)マレイミド、N−(4−クロロ
フェニル)マレイミド、N−(4−ヒドロキシフェニ
ル)マレイミド、N−(4−ヒドロキシメチルフェニ
ル)マレイミド、N−(4−カルボキシフェニル)マレ
イミド、N−(4−エトキシカルボニルフェニル)マレ
イミド、N−(4−ベンジルフェニル)マレイミド、N
−(4−フェノキシフェニル)マレイミド等が挙げら
れ、脂肪族シトラコンイミドとしては、例えば、シトラ
コンイミド、N−メチルシトラコンイミド、N−ブチル
シトラコンイミド、N−シクロヘキシルシトラコンイミ
ド等が挙げられ、芳香族シトラコンイミドとしては、例
えばN−フェニルシトラコンイミド、N−(3−エチル
フェニル)シトラコンイミド、N−(2,6−ジメチル
フェニル)シトラコンイミド、N−(4−クロロフェニ
ル)シトラコンイミド、N−(4−ヒドロキシフェニ
ル)シトラコンイミド、N−(4−ベンジルフェニル)
シトラコンイミド等が挙げられる。
【0010】さらにビスマレイミド類としては、例え
ば、ビス(4−マレイミドフェニル)メタン、N,N´
−フェニレルビスマレイミド、ビス(4−マレイミドフ
ェニル)エーテル、ビス(4−マレイミドフェニル)ス
ルホン、ビス(4−マレイミドシクロヘキシル)メタ
ン、N,N´−トリレンビスマレイミド、N,N´−ジ
メチルフェニレンビスマレイミド、N,N´−キシリレ
ンビスマレイミド、ビス(4−マレイミドフェニル)シ
クロヘキサン、N,N´−ジクロロビフェニレンビスマ
レイミド、ビス[4−(メチルマレイミド)フェニル]
メタン、ビス[4−(メチルマレイミド)フェニル]エ
ーテル、ビス[4−(メチルマレイミド)フェニル]ス
ルホン、N,N´−エチレンビスマレイミド、N,N´
−ヘキサメチレンビスマレイミド、N,N´−ヘキサメ
チレンビスメチルマレイミド等が用いられるが、これら
に限定されない。また、これらのマレイミド化合物は単
独で用いてもよいし、複数種を混合して用いてもよく、
さらにオリゴマーとして用いても差し支えない。
【0011】上記のような成分(A)と成分(B)との
混合割合は任意に選択できるが、硬化速度および最終目
的硬化物の物性等を考慮して、通常、重量組成比(A)
/(B)で98/2〜20/80、好ましくは95/5
〜30/70である。
【0012】本発明の成分(A)と成分(B)を含有す
る組成物は、硬化触媒を用いなくても硬化するが、成分
(C)として硬化触媒を用いた方が一層低温あるいは一
層短時間で硬化する。成分(C)としては、有機過酸
化物、オニウム塩、カチオン触媒および有機基含
有金属化合物が挙げられる。
【0013】有機過酸化物としては、ジ−t−ブチル
ペルオキシド、ジ−t−アミルペルオキシド、ジクミル
ペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキシド、ジアセ
チルペルオキシド、ジプロピオニルペルオキシド、ジ−
i−ブチリルペルオキシド、ジベンゾイルペルオキシ
ド、ペルオキシコハク酸、t−ブチルヒドロペルオキシ
ド、シクロヘキシルヒドロペルオキシド、クメンヒドロ
ペルオキシド、t−ブチルペルオキシベンゾエート、t
−ブチルペルオキシピバレート、1,1−ジ−t−ブチ
ルペルオキシシクロヘキサン、ジ−(t−ブチルペルオ
キシ)イソフタレート、t−ブチルペルオキシマレエー
ト、t−ブチルペルオキシイソプロピルカルボナート、
2,2−ジ−t−ブチルペルオキシブタン等が挙げられ
る。
【0014】オニウム塩としては、例えば、アンモニ
ウム化合物、ホスホニウム化合物、アルソニウム化合
物、スチボニウム化合物、オキソニウム化合物、スルホ
ニウム化合物、セレノニウム化合物、スタンノニウム化
合物、およびヨードニウム化合物が挙げられる。アンモ
ニウム化合物としては、ベンジルトリエチルアンモニウ
ムクロリド、ベンジルトリエチルアンモニウムブロミ
ド、フェニルトリメチルアンモニウムブロミド、テトラ
−n−ブチルアンモニウムクロリド、テトラ−n−ブチ
ルアンモニウムペルクロレート、テトラエチルアンモニ
ウムテトラフルオロボレート、m−トリフルオロメチル
フェニルトリメチルアンモニウムブロミド、テトラ−n
−ブチルアンモニウムトリフルオロメタンスルホネート
等、ホスホニウム化合物としては、メチルトリフェニル
ホスホニウムヨージド、メチルトリフェニルホスホニウ
ムブロミド、ベンジルトリフェニルホスホニウムクロリ
ド、テトラフェニルホスホニウムブロミド、3−ブロモ
プロピルトリフェニルホスホニウムブロミド等、アルソ
ニウム化合物としては、ベンジルトリフェニルアルソニ
ウムクロリド、テトラフェニルアルソニウムブロミド、
テトラ−n−ブチルアルソニウムクロリド等、スチボニ
ウム化合物としては、ベンジルトリフェニルスチボニウ
ムクロリド、テトラフェニルスチボニウムブロミド等、
オキソニウム化合物としては、トリフェニルオキソニウ
ムクロリド、トリフェニルオキソニウムブロミド等、ス
ルホニウム化合物としては、トリフェニルスルホニウム
テトラフルオロボレート、トリフェニルスルホニウムヘ
キサフルオロアルセネート、トリ(p−メトキシフェニ
ル)スルホニウムヘキサフルオロホスフェート、トリ
(p−トリル)スルホニウムテトラフルオロボレート、
ジメチルフェナシルスルホニウムヘキサフルオロホスフ
ェート、ジメチルフェナシルスルホニウムテトラフルオ
ロボレート等、セレノニウム化合物としては、トリフェ
ニルセレノニウムテトラフルオロボレート、トリフェニ
ルセレノニウムヘキサフルオロアルセネート、トリフェ
ニルセレノニウムヘキサフルオロアンチモネート、p−
(t−ブチルフェニル)ジフェニルセレノニウムヘキサ
フルオロアルセネート等、スタンノニウム化合物として
は、トリフェニルスタンノニウムクロリド、トリフェニ
ルスタンノニウムブロミド、トリ−n−ブチルスタンノ
ニウムブロミド、ベンジルジフェニルスタンノニウムク
ロリド等、ヨードニウム化合物としては、ジフェニルヨ
ードニウムクロリド、ジフェニルヨードニウムブロミ
ド、ジフェニルヨードニウムペルクロレート、ジフェニ
ルヨードニウムテトラフルオロボレート、ジフェニルヨ
ードニウムヘキサフルオロアルセネート、ジフェニルヨ
ードニウムヘキサフルオロホスフェート、ジフェニルヨ
ードニウムヘキサフルオロアンチモネート、(p−メト
キシフェニル)フェニルヨードニウムテトラフルオロボ
レート、ジ(2−ニトロフェニル)ヨードニウムヘキサ
フルオロアルセネート、ジ(p−トリル)ヨードニウム
ヘキサフルオロホスフェート、ジ(p−クロロフェニ
ル)ヨードニウムヘキサフルオロアルセネート等が挙げ
られる。
【0015】カチオン触媒としては、たとえば、硫
酸、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、ピリジン硫酸塩、リ
ン酸、亜リン酸、フェニルホスホン酸、フェニルホスフ
ィン酸、リン酸トリエチル、リン酸ジメチル、亜リン酸
フェニル、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスル
ホン酸、m−キシレン−4−スルホン酸、p−キシレン
−2−スルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエン
スルホン酸、p−トルエンスルホン酸・トリフェニルア
ミン錯体、p−トルエンスルホン酸・ピリジン錯体、m
−ニトロベンゼンスルホン酸・ピリジン錯体、ナフタレ
ンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸メチル、p−トルエ
ンスルホン酸エチル等、酸または酸を遊離するブレンス
テッド酸、またはそのエステル、アミン錯体;三塩化ホ
ウ素、三フッ化ホウ素、三フッ化ホウ素・エーテル錯
体、三塩化鉄、四塩化スズ、四塩化チタン、塩化アルミ
ニウム、塩化アルミニウム・ピリジン錯体、臭化アルミ
ニウム、塩化亜鉛、五塩化アンチモン等、ルイス酸性を
示すハロゲン化物またはその塩基との錯体等が挙げられ
る。
【0016】有機基含有金属化合物の代表的なものと
して、マグネシウム、亜鉛、チタニウム、バナジウム、
クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、ジル
コニウム、モリブデン、ルテニウム、ロジウム、ランタ
ン、セリウム、ハフニウム、タンタルまたはタングステ
ン等遷移元素の、好ましくはマグネシウム、亜鉛、バナ
ジウム、マンガン、鉄またはセリウム等のアセチルアセ
トン塩、カルボン酸塩、メタロセン、アルコラート、キ
レート化合物または有機金属化合物、さらに好ましくは
マグネシウム、亜鉛、バナジウム、マンガン、鉄または
セリウム等のアセチルアセトン塩またはカルボン酸塩が
挙げられるが、これらに限定されない。
【0017】上記のような成分(C)の使用量は特に規
定されず広い範囲内で適宜選択すれば良いが、成分
(A)および(B)の合計量に対して、通常0.005
〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量%用いる。
【0018】本発明の熱硬化性樹脂組成物の硬化条件は
使用形態により異なる。例えば、成型材料として使用す
る場合は、(A)および(B)の2成分または(A)、
(B)および(C)の3成分を熔融混合した後、組成物
に注型成形、射出成形、圧縮成形等の成形法を適用して
行う。硬化成形は80〜280℃、好ましくは80〜2
20℃の温度で、0.01〜5時間、好ましくは0.0
5〜2時間加熱することによって行われる。
【0019】また他の使用形態として、塗料、コーティ
ング材として使用する場合は無溶媒で熔融混合、または
溶媒を用いて溶液とした混合物を物体に塗布し、必要に
応じて溶媒を除去し、乾燥して生成した被膜を80〜2
60℃、好ましくは80〜220℃の温度で0.005
〜5時間、好ましくは0.01〜3時間加熱することに
よって重合、硬化させ薄膜、被覆膜とすることができ
る。
【0020】このような硬化、重合方法を利用して、該
組成物を接着剤、充填剤として使用することも可能であ
る。
【0021】このようにして得られた成形体、薄膜、被
覆膜、接着体等は、必要に応じて150〜350℃の温
度で、0.5〜30時間さらに熱処理してもよい。
【0022】さらに、該組成物は複合材料のマトリック
スとしても有用であり、重合、硬化の際、必要に応じて
各種充填材、たとえばガラス繊維、炭素繊維、金属繊
維、セラミック繊維、リン酸カルシウム、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マ
グネシウム、酸化アンチモン、石膏、シリカ、アルミ
ナ、クレー、タルク、石英粉末、カーボンブラック等を
成分(A)のアルケニル置換ナジイミドおよび成分
(B)のマレイミド化合物の合計量100重量部に対し
て10〜500重量部混合しても差支えない。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明の内容は、これらによって制限される
ものではない。
【0024】なお、硬化物の物性の測定は、ガラス転移
温度はTMA法により、荷重たわみ温度はJIS K7
207のA法に準ずる空気式(JISではオイル式とな
っているが、これでは最高300℃までしか測定できな
いので、最高測定可能温度が500℃の熱風中で測定す
る方式のものを使用;安田精機製作所、型式:HD−5
00)により、曲げ強度および曲げ弾性率はJIS K
7203に準拠した3点曲げ試験により行った。
【0025】実施例1〜6 N,N´−m−キシリレン−ビス(アリルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド)(以下、「BANI−mX」と略記する。)
96重量部およびビス(4−マレイミドフェニル)メタ
ン(以下、「BMI」と略記する。)4重量部からなる
混合物に、表1に示す各種有機過酸化物2重量部を熔融
混合して、その一部を160℃の空気に暴露したホット
プレート上に乗せ、その温度を保ちながらかき混ぜゲル
化時間を測定したところ、表1のような結果が得られ
た。
【0026】実施例7 実施例1において、有機過酸化物を用いなかった以外
は、実施例1と同様にしてゲル化時間を測定したとこ
ろ、表1のような結果が得られた。
【0027】 表1 ───────────────────────────────── 実施例 有機過酸化物 ゲル化時間 1 ジベンゾイルペルオキシド 9分00秒 2 ジクミルペルオキシド 4分00秒 3 t−ブチルヒドロペルオキシド 5分00秒 4 t−ブチルペルオキシマレエート 5分15秒 5 ジ(t−ブチルペルオキシ)イソフタレート 8分30秒 6 クメンヒドロペルオキシド 7分10秒 7 −−−− 10分00秒 ─────────────────────────────────
【0028】実施例8 実施例2において、BANI−mXを80重量部、BM
Iを20重量部とした以外は、実施例2と同様にしてゲ
ル化時間を測定したところ、表2のような結果が得られ
た。
【0029】実施例9 実施例3において、BANI−mXを80重量部、BM
Iを20重量部とした以外は、実施例3と同様にしてゲ
ル化時間を測定したところ、表2のような結果が得られ
た。
【0030】実施例10 実施例8において、有機過酸化物を用いなかった以外
は、実施例8と同様にしてゲル化時間を測定したとこ
ろ、表2のような結果が得られた。
【0031】 表2 ──────────────────────────────── 実施例 有機過酸化物 ゲル化時間 8 ジクミルペルオキシド 30秒 9 t−ブチルヒドロペルオキシド 45秒 10 −−−− 1分00秒 ────────────────────────────────
【0032】実施例11 実施例8において、ホットプレートの温度を130℃に
した以外は、実施例8と同様にしてゲル化時間を測定し
たところ、表3のような結果が得られた。
【0033】実施例12 実施例11において、有機過酸化物をジ−t−ブチルペ
ルオキシドに変えた以外は、実施例11と同様にしてゲ
ル化時間を測定したところ、表3のような結果が得られ
た。
【0034】実施例13 実施例11において、有機過酸化物を用いなかった以外
は、実施例11と同様にしてゲル化時間を測定したとこ
ろ、表3のような結果が得られた。
【0035】 表3 ──────────────────────────────── 実施例 有機過酸化物 ゲル化時間 11 ジクミルペルオキシド 4分00秒 12 ジ−t−ブチルペルオキシド 2分00秒 13 −−−− 5分00秒 ────────────────────────────────
【0036】実施例14〜19 実施例2において、BMIを表4に示すN−置換マレイ
ミド化合物に変えた以外は、実施例2と同様にしてゲル
化時間を測定したところ、表4のような結果が得られ
た。
【0037】 表4 ──────────────────────────────── 実施例 N−置換マレイミド化合物 ゲル化時間 14 N−(2−メチルフェニル)マレイミド 7分10秒 15 N−(2−クロロフェニル)マレイミド 6分00秒 16 N−(4−ヒドロキシフェニル)マレイミド 6分45秒 17 N−シクロヘキシルマレイミド 5分55秒 18 N−ラウリルマレイミド 8分30秒 19 N−(4−カルボキシフェニル)マレイミド 7分10秒 ────────────────────────────────
【0038】実施例20〜21 実施例1において、有機過酸化物を表5に示すオニウム
塩に変えた以外は、実施例1と同様にしてゲル化時間を
測定したところ、表5のような結果が得られた。
【0039】 表5 ────────────────────────────────── 実施例 オニウム塩 ゲル化時間 20 ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスフェート 6分00秒 21 ジフェニルヨードニウムテトラフルオロボレート 6分30秒 ──────────────────────────────────
【0040】実施例22〜24 実施例1において、有機過酸化物を表6に示すカチオン
触媒に変えた以外は、実施例1と同様にしてゲル化時間
を測定したところ、表6のような結果が得られた。
【0041】 表6 ───────────────────────────────── 実施例 カチオン触媒 ゲル化時間 22 ピリジニウム−p−トルエンスルホネート 5分30秒 23 キシレンスルホン酸 5分45秒 24 ピリジン硫酸塩 6分15秒 ─────────────────────────────────
【0042】実施例25〜27 実施例1において、有機過酸化物を表7に示す有機基含
有金属化合物に変えた以外は、実施例1と同様にしてゲ
ル化時間を測定したところ、表7のような結果が得られ
た。
【0043】 表7 ──────────────────────────────── 実施例 有機基含有金属化合物 ゲル化時間 25 バナジウム(III)アセチルアセトン塩 5分45秒 26 オクチル酸マンガン 6分45秒 27 鉄(III)アセチルアセトン塩 5分15秒 ────────────────────────────────
【0044】実施例28 実施例2において、ジクミルぺルオキシドを0.5重量
部とした以外は、実施例2と同様にしてゲル化時間を測
定したところ、表8のような結果が得られた。
【0045】実施例29 実施例3において、t−ブチルヒドロペルオキシドを
0.5重量部とした以外は、実施例3と同様にしてゲル
化時間を測定したところ、表8のような結果が得られ
た。
【0046】 表8 ──────────────────────────────── 実施例 有機過酸化物 ゲル化時間 28 ジクミルペルオキシド 6分30秒 29 t−ブチルヒドロペルオキシド 7分15秒 ────────────────────────────────
【0047】実施例30〜33 BANI−mXおよびBMIを表9の割合で混合し、そ
の一部を160℃の空気に暴露したホットプレート上に
乗せ、その温度を保ちながらかき混ぜゲル化時間を測定
したところ、表9のような結果が得られた。
【0048】 表9 ───────────────────────────────── 実施例 BANI−mX(重量部)/BMI(重量部) ゲル化時間 30 95/5 7分00秒 31 90/10 1分30秒 32 50/50 1分30秒 33 20/80 2分30秒 ─────────────────────────────────
【0049】比較例1 実施例30において、BMIを混合せず同様な試験を行
ったところ、そのゲル化時間は30分以上であった。
【0050】比較例2 実施例30において、BANI−mXを混合せず同様な
試験を行ったところ、そのゲル化時間は30分以上であ
った。
【0051】比較例3〜6 実施例30〜33において、BANI−mXをビス[4
−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−
2,3−ジカルボキシイミド)フェニル]メタン(融点
75℃)(以下、「BANI−Mと略記する。)に変え
た以外は、実施例30〜33と同様にしてゲル化時間を
測定したところ、表10のような結果が得られた。
【0052】比較例7 実施例10において、BANI−mXをBANI−Mに
変えた以外は、実施例10と同様にしてゲル化時間を測
定したところ、表10のような結果が得られた。
【0053】比較例8 比較例1において、BANI−mXをBANI−Mに変
えた以外は、比較例1と同様にしてゲル化時間を測定し
たところ、表10のような結果が得られた。
【0054】 表10 ───────────────────────────────── 比較例 BANI−M(重量部)/BMI(重量部) ゲル化時間 3 95/5 15分00秒 4 90/10 7分00秒 5 50/50 5分00秒 6 20/80 7分00秒 7 80/20 4分30秒 8 100/0 30分以上 ─────────────────────────────────
【0055】実施例34 実施例1において、BANI−mXをN,N´−p−キ
シリレン−ビス(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト
−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)(以下、
「BANI−pX」と略記する。)に変えた以外は、実
施例1と同様にしてゲル化時間を測定したところ、表1
1のような結果が得られた。
【0056】実施例35〜41 実施例34において、ジベンゾイルぺルオキシドを表1
1に示す触媒に変えた以外は、実施例34と同様にして
ゲル化時間を測定したところ、表11のような結果が得
られた。
【0057】 表11 ────────────────────────────────── 実施例 触媒 ゲル化時間 34 ジベンゾイルペルオキシド 10分00秒 35 ジクミルペルオキシド 5分30秒 36 ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロホスフェート 7分00秒 37 ピリジニウム−p−トルエンスルホネート 6分30秒 38 ピリジン硫酸塩 6分30秒 39 バナジウム(III)アセチルアセトン塩 6分45秒 40 鉄(III)アセチルアセトン塩 5分45秒 41 −−−− 12分00秒 ──────────────────────────────────
【0058】実施例42〜45 BANI−mXおよびBMIを表12に示す割合で配合
した組成物について、DSC(示差走査熱量計;セイコ
−電子工業、型式:SSC/5200)測定を実施した
(窒素中、昇温速度:10℃/min)。ピークトップ
温度と発熱量の結果を表12に示した。
【0059】比較例9 実施例42において、BMIを混合せず同様な試験を行
った。その結果を表12に示す。
【0060】比較例10 実施例42において、BANI−mXを混合せず同様な
試験を行った。その結果を表12に示す。なお、ピーク
1はナジイミドとマレイミドとの反応、ピーク2はマレ
イミド同士の反応、ピーク3はナジイミド同士の反応に
基づくピークである。
【0061】
【表1】
【0062】実施例46〜50 表13に示す配合比のBANI−mXとBMIとの組成
物を160℃のオイルバス中で加熱熔融し、均一にかき
混ぜ、型に流し込み、窒素中、160℃で2時間200
℃で2時間さらに250℃で5時間加熱硬化した。硬化
物から試験片を切り出し物性試験したところ、表13の
ような物性を示す硬化物が得られた。
【0063】
【表2】
【0064】実施例51〜55 硬化温度を160℃で2時間、200℃で2時間さらに
260℃で20時間に変えた以外は、実施例46〜50
と同様にして行った。その結果を表14に示す。
【0065】
【表3】
【0066】比較例11〜13 実施例52、54および55において、BANI−mX
をBANI−Mに変えた以外は、実施例52、54およ
び55と同様にして比較例11〜13の樹脂硬化物を得
た。その結果を表15に示す。
【0067】
【表4】
【0068】実施例56 実施例47において、BMIをN−フェニルマレイミド
に変えた以外は、実施例47と同様に行った。その結
果、ガラス転移温度(Tg、TMA)は240℃、曲げ
強度は9.0kg/mm2であった。
【0069】比較例14 実施例56において、BANI−mXをBANI−Mに
変えた以外は、実施例56と同様に行った。その結果、
ガラス転移温度(Tg、TMA)は247℃、曲げ強度
は4.9kg/mm2であった。
【0070】
【発明の効果】本発明の熱硬化性樹脂組成物は、比較的
低い温度においても従来のビスアルケニル置換ナジイミ
ドよりさらに短時間で硬化反応が進行する。また、各成
分間の相溶性が優れているので、作業性に優れており、
しかも単一のTgを示す均一な硬化物を得ることができ
る。さらにこの組成物の硬化物は、常温で優れた機械的
強度を示すと共に、Tgおよび高温での機械的強度が高
く優れた耐熱性も有している。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)および(B)を含有する
    熱硬化性樹脂組成物。 (A)一般式[1] 【化1】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立に選ばれた水素ま
    たはメチル基、nは0または1の整数、R3およびR4
    同一でも異なっていてもよく、炭素数1〜5のアルキレ
    ン基または炭素数5〜8のシクロアルキレン基を表
    す。)で表されるビスアルケニル置換ナジイミド、もし
    くは該ビスアルケニル置換ナジイミドの−(R3n−C
    64−R4−構造中の1〜3個の水素原子を水酸基で置
    換したビスアルケニル置換ナジイミド (B)マレイミド化合物
  2. 【請求項2】 さらに成分(C)として有機過酸化
    物、オニウム塩、カチオン触媒および有機基含有
    金属化合物から選択された少なくとも1種類の硬化触媒
    を含有する請求項1記載の熱硬化性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 成分(A)と成分(B)との重量組成比
    (A)/(B)が98/2〜20/80である請求項1
    または2記載の熱硬化性樹脂組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002265541A (ja) * 2001-03-14 2002-09-18 Dainippon Ink & Chem Inc マレイミド誘導体を含有する光配向材料及び光配向膜の製造方法
JP2013127022A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Panasonic Corp 熱硬化性樹脂組成物、封止材およびそれらを用いた電子部品
JP2020029504A (ja) * 2018-08-22 2020-02-27 日立化成株式会社 硬化性組成物

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