JPH06100633A - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物

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JPH06100633A
JPH06100633A JP27502792A JP27502792A JPH06100633A JP H06100633 A JPH06100633 A JP H06100633A JP 27502792 A JP27502792 A JP 27502792A JP 27502792 A JP27502792 A JP 27502792A JP H06100633 A JPH06100633 A JP H06100633A
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JP
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ene
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Application number
JP27502792A
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English (en)
Inventor
Isao Maruyama
功 丸山
Hideo Fukuda
秀夫 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruzen Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Maruzen Petrochemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的低い温度で、かつ、短時間で硬化する
ので、硬化、成形時の作業性に優れていながら高いTg
を有し耐熱材料として優れた成形物となし得て、しかも
各成分が相溶性に富み成形物が単一のTgを示す均質な
熱硬化性樹脂組成物を与える。 【構成】 (A)アルケニル置換ナジイミドおよび
(B)マレイミド化合物からなるか、あるいはさらに
(C)有機過酸化物または有機基含有金属化合物の少な
くとも一種の重合触媒を含有してなる熱硬化性樹脂組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は優れた作業性を有し、か
つ均一な耐熱性硬化物を与える熱硬化性樹脂組成物に関
するものである。この樹脂組成物は積層材料、注型材
料、成形材料、接着材料、充填材料として有用であり、
またガラス、炭素繊維等を強化材とする複合材料として
も有用である。
【0002】
【従来の技術】科学技術の進歩に伴い使用される材料
も、より高性能化、高機能化が求められ、それに応える
べく各種材料が開発されている。たとえばポリエーテル
ケトン、ポリフェニレンスルフィド、ポリイミド等いわ
ゆるスーパーエンプラ(エンジニアリングプラスチッ
ク)と呼ばれている各種高性能ポリマーが市場に相当出
回っているが、とりわけポリイミドに対する今後の期待
が大きい。
【0003】両末端にノルボルネン環を有し、かつ分子
内に芳香族基を有するビスナジイミドは、耐熱性の極め
て高い付加型ポリイミド樹脂原料として従来から注目さ
れ、それらの一部はいわゆる先端複合材料用マトリック
スとして実用化されている。ところが該ビスナジイミド
は一般に融点が高く、溶媒に対する溶解性も悪いため取
り扱いにくいものである。また該ナジイミドは反応性に
乏しいため、高分子量化するには苛酷な反応条件(たと
えば300℃のような高温成形)を必要とする。
【0004】しかし、このような反応条件下では目的と
する高分子量化反応の他に、ノルボルネン環の逆Diels-
Alder反応が一部起こり、そこで発生する揮発性の高い
シクロペンタジエンが成形体中に著しい気泡(ボイド)
を生じる原因となると言われている。
【0005】このような発泡を抑えるため成形法が高温
加圧下で反応させるような方法(たとえばオートクレー
ブ成形法)に限定されたり、イミドの原料である酸無水
物(エステル)とジアミンとを溶媒に溶かしてオリゴマ
ー化し、ワニスとして使用する等その使用法がかなり限
定されるという欠点があった。
【0006】一方、この発泡を抑えるため上記のような
手段を採用する他に、硬化反応温度を下げたり、たとえ
逆Diels-Alder反応が起こっても揮発成分を生成しない
ように上記ノルボルネン環に適当な置換基を導入する方
法も各種検討されている。
【0007】その1つとしてアリル基を導入する方法が
各種提案された(たとえば特開昭59−80662号公
報、特開昭60−124619号公報、特開昭60−1
78862号公報、特開昭61−18761号公報、特
開昭61−73710号公報、特開昭61−19755
6号公報、特開昭62−111967号公報、特開昭6
2−253607号公報、特開昭63−95263号公
報、特開昭63−150311号公報、特開昭63−1
70358号公報、特開昭63−310884号公報、
特開昭63−317530号公報、特開平1−1975
16号公報等)。
【0008】これらによると、アリル基を導入すること
によって原料イミドの融点が下がり、溶媒に対する溶解
性が増加し、硬化温度をある程度下げることができ、ま
た硬化の際、揮発成分が発生せず、しかも得られた硬化
物の物性低下は少なかったと述べられている。
【0009】しかしながら、アリル基等を導入したナジ
イミドまたはビスナジイミド(以下「アルケニル置換ナ
ジイミド」と略記する。)の熱重合は硬化温度を低くで
きるといっても、せいぜい240〜250℃までにしか
低下せず、反応時間も長くかかるので、更に低温で成形
可能な方法として、カチオン重合触媒を使用する方法が
提案された(特開昭60−181130号公報)。この
方法では重合温度の下限が160℃となり、重合時間も
さらに短縮されたが、まだまだ工業的には不十分で作業
性が悪く、またカチオン触媒は多くの場合、アルケニル
置換ナジイミドと相溶し難いため、均一な硬化物が得ら
れないという欠点もあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アル
ケニル置換ナジイミドの硬化物の優れた特性である耐熱
性をさほど損なうことなく、上記のような問題点が解決
されて硬化、成形時の作業性がよい、アルケニル置換ナ
ジイミドを主成分とする熱硬化性樹脂組成物を提供しよ
うとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために鋭意検討した結果、上記アルケニル
置換ナジイミドおよびマレイミド化合物またはこれらと
重合触媒とを必須成分とする組成物は、比較的低い温
度、短い時間で硬化することが可能であり、また、各成
分は優れた相溶性を示すのでその硬化物は均一であるこ
とを見出し本発明を完成した。
【0012】すなわち、本発明の要旨は、(A)アルケ
ニル置換ナジイミドおよび(B)マレイミド化合物を必
須成分とする熱硬化性樹脂組成物または(A)アルケニ
ル置換ナジイミド(B)マレイミド化合物、並びに
(C)有機過酸化物および有機基含有金属化合物から選
択された少なくとも一種の重合触媒を必須成分として含
有することを特徴とする熱硬化性樹脂組成物にある。
【0013】本発明についてさらに詳述すると、本発明
に用いられる(A)成分のアルケニル置換ナジイミド
は、一般式[I]
【化1】 [ここで、R1、R2はそれぞれ独立に選ばれた水素また
はメチル基、nは1〜2の整数を表し、かつ、n=1の
時、R3はC1〜C12のアルキル基、C3〜C6のアルケニ
ル基、C5〜C8のシクロアルキル基、C6〜C12の一価
の芳香族基、ベンジル基、これらの基の1〜3個の水素
を水酸基で置換した基または−{(Cq2 qO)t(Cr
2rO)us2s+1}(ただしq、r、sはそれぞれ独立
に選ばれた2〜6の整数、tは0または1の整数、uは1
〜30の整数)で表されるポリオキシアルキル基もしく
は−C64−T−C65{ただしTは−CH2−、−C
(CH32−、−CO−、−O−、−S−、−SO
2−}で表される基もしくはこれらの基の1〜3個の水
素を水酸基で置換した基であり、n=2のとき、R3
−Cp2p−(ただしpは2〜20の整数)で表されるア
ルキレン基、C5〜C8のシクロアルキレン基、−{(C
q2qO)t(Cr2rO)us2s}−(ただしq、r、s
はそれぞれ独立に選ばれた2〜6の整数、tは0または
1の整数、uは1〜30の整数)で表されるポリオキシ
アルキレン基、C6〜C12の二価の芳香族基、−C64
−T−C64−{ただしTは−CH2−、−C(CH3
2−、−CO−、−O−、−OC64C(CH3)264
O−、−S−、−SO2−}で表される基またはこれら
の基の1〜3個の水素を水酸基で置換した基である。]
で表される。
【0014】その代表的なものとしては、N−メチル−
アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,
3−ジカルボキシイミド、N−メチル−アリルメチルビ
シクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカ
ルボキシイミド、N−メチル−メタリルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド、N−メチル−メタリルメチルビシクロ[2.2.
1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、
N−(2−エチルヘキシル)−アリルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド、N−(2−エチルヘキシル)−アリルメチルビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボ
キシイミド、N−アリル−アリルビシクロ[2.2.
1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、
N−アリル−アリルメチルビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−アリ
ル−メタリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン
−2,3−ジカルボキシイミド、N−イソプロペニル−
アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,
3−ジカルボキシイミド、N−イソプロペニル−アリル
メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,
3−ジカルボキシイミド、N−イソプロペニル−メタリ
ルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−
ジカルボキシイミド、N−シクロヘキシル−アリルビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカル
ボキシイミド、N−シクロヘキシル−アリルメチルビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカル
ボキシイミド、N−シクロヘキシル−メタリルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド、N−フェニル−アリルビシクロ[2.2.
1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、
N−フェニル−アリルメチルビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−ベ
ンジル−アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エ
ン−2,3−ジカルボキシイミド、N−ベンジル−アリ
ルメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−
2,3−ジカルボキシイミド、N−ベンジル−メタリル
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジ
カルボキシイミド、N−(2′−ヒドロキシエチル)−
アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,
3−ジカルボキシイミド、N−(2′−ヒドロキシエチ
ル)−アリルメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(2′−ヒ
ドロキシエチル)−メタリルビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−
(2′,2′−ジメチル−3′−ヒドロキシプロピル)
−アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−
2,3−ジカルボキシイミド、N−(2′,2′−ジメ
チル−3′−ヒドロキシプロピル)−アリルメチルビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカル
ボキシイミド、N−(2′,3′−ジヒドロキシプロピ
ル)−アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン
−2,3−ジカルボキシイミド、N−(2′,3′−ジ
ヒドロキシプロピル)−アリルメチルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド、N−(3′−ヒドロキシ−1′−プロペニル)−ア
リルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3
−ジカルボキシイミド、N−(4′−ヒドロキシ−シク
ロヘキシル)−アリルメチルビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−
(4′−ヒドロキシフェニル)−アリルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド、N−(4′−ヒドロキシフェニル)−アリルメチル
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジ
カルボキシイミド、N−(4′−ヒドロキシフェニル)
−メタリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−
2,3−ジカルボキシイミド、N−(4′−ヒドロキシ
フェニル)−メタリルメチルビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−
(3′−ヒドロキシフェニル)−アリルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド、N−(3′−ヒドロキシフェニル)−アリルメチル
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジ
カルボキシイミド、N−(p−ヒドロキシベンジル)−
アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,
3−ジカルボキシイミド、N−{2′−(2″−ヒドロ
キシエトキシ)エチル}−アリルビシクロ[2.2.
1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、
N−{2′−(2″−ヒドロキシエトキシ)エチル}−
アリルメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン
−2,3−ジカルボキシイミド、N−{2′−(2″−
ヒドロキシエトキシ)エチル}−メタリルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド、N−{2′−(2″−ヒドロキシエトキシ)
エチル}−メタリルメチルビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−
〔2′−{2″−(2″′−ヒドロキシエトキシ)エト
キシ}エチル〕−アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト
−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−〔2′
−{2″−(2″′−ヒドロキシエトキシ)エトキシ}
エチル〕−アリルメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト
−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−〔2′
−{2″−(2″′−ヒドロキシエトキシ)エトキシ}
エチル〕−メタリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−{4′−
(4″−ヒドロキシフェニルイソプロピリデン)フェニ
ル}−アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン
−2,3−ジカルボキシイミド、N−{4′−(4″−
ヒドロキシフェニルイソプロピリデン)フェニル}−ア
リルメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−
2,3−ジカルボキシイミド、N−{4′−(4″−ヒ
ドロキシフェニルイソプロピリデン)フェニル}−メタ
リルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3
−ジカルボキシイミド、N,N′−エチレン−ビス(ア
リルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3
−ジカルボキシイミド)、N,N′−エチレン−ビス
(アリルメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エ
ン−2,3−ジカルボキシイミド)、N,N′−エチレ
ン−ビス(メタリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)、N,N′−ヘ
キサメチレン−ビス(アリルビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)、N,
N′−ヘキサメチレン−ビス(アリルメチルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド)、N,N′−ドデカメチレン−ビス(アリル
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジ
カルボキシイミド)、N,N′−ドデカメチレン−ビス
(アリルメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エ
ン−2,3−ジカルボキシイミド)、N,N′−シクロ
ヘキシレン−ビス(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)、N,
N′−シクロヘキシレン−ビス(アリルメチルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド)、1,2−ビス{3′−(アリルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド)プロポキシ}エタン、1,2−ビス{3′−
(アリルメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エ
ン−2,3−ジカルボキシイミド)プロポキシ}エタ
ン、1,2−ビス{3′−(メタリルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド)プロポキシ}エタン、ビス〔2′−{3″−(アリ
ルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−
ジカルボキシイミド)プロポキシ}エチル〕エーテル、
ビス〔2′−{3″−(アリルメチルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド)プロポキシ}エチル〕エーテル、1,4−ビス
{3′−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−
エン−2,3−ジカルボキシイミド)プロポキシ}ブタ
ン、1,4−ビス{3′−(アリルメチルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド)プロポキシ}ブタン、N,N′−p−フェニ
レン−ビス(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)、N,N′−p
−フェニレン−ビス(アリルメチルビシクロ[2.2.
1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド)、N,N′−m−フェニレン−ビス(アリルビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボ
キシイミド)、N,N′−m−フェニレン−ビス(アリ
ルメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−
2,3−ジカルボキシイミド)、2,2−ビス〔4′−
{4″−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−
エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェノキシ}フェ
ニル〕プロパン、2,2−ビス〔4′−{4″−(アリ
ルメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−
2,3−ジカルボキシイミド)フェノキシ}フェニル〕
プロパン、2,2−ビス〔4′−{4″−(メタリルビ
シクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカ
ルボキシイミド)フェノキシ}フェニル〕プロパン、ビ
ス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−
エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン、ビス{4−(アリルメチルビシクロ[2.2.1]
ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェ
ニル}メタン、ビス{4−(メタリルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド)フェニル}メタン、ビス{4−(メタリルメチルビ
シクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカ
ルボキシイミド)フェニル}メタン、ビス{4−(アリ
ルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−
ジカルボキシイミド)フェニル}エーテル、ビス{4−
(アリルメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エ
ン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}エーテ
ル、ビス{4−(メタリルビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニ
ル}エーテル、ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.
1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)
フェニル}スルホン、ビス{4−(アリルメチルビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボ
キシイミド)フェニル}スルホン、ビス{4−(メタリ
ルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−
ジカルボキシイミド)フェニル}スルホン等があげられ
るが、これらに限定されない。このような構造のアルケ
ニル置換ナジイミドは単独で用いてもよいし、それらの
混合物またはそのオリゴマーとして用いてもよい。
【0015】また、本発明において使用される(B)成
分のマレイミド化合物としては、マレイミド、N−メチ
ルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−プロピルマ
レイミド、N−ラウリルマレイミド、N−(2−ヒドロ
キシエチル)マレイミド、N−シクロヘキシルマレイミ
ド等脂肪族マレイミド化合物、N−フェニルマレイミ
ド、N−(2−メチルフェニル)マレイミド、N−(3
−エチルフェニル)マレイミド、N−(4−メチルフェ
ニル)マレイミド、N−(2,6−ジエチルフェニル)
マレイミド、N−(2,4,6−トリメチルフェニル)
マレイミド、N−(2−クロロフェニル)マレイミド、
N−(4−クロロフェニル)マレイミド、N−(4−ヒ
ドロキシフェニル)マレイミド、N−(4−ヒドロキシ
メチルフェニル)マレイミド、N−(4−カルボキシフ
ェニル)マレイミド、N−(4−エトキシカルボニルフ
ェニル)マレイミド、N−(4−ベンジルフェニル)マ
レイミド、N−(4−フェノキシフェニル)マレイミド
等芳香族マレイミド、および、シトラコン酸、N−メチ
ルシトラコン酸イミド、N−ブチルシトラコン酸イミ
ド、N−シクロヘキシルシトラコン酸イミド等脂肪族シ
トラコン酸イミド、N−フェニルシトラコン酸イミド、
N−(3−エチルフェニル)シトラコン酸イミド、N−
(2,6−ジメチルフェニル)シトラコン酸イミド、N
−(4−クロロフェニル)シトラコン酸イミド、N−
(4−ヒドロキシフェニル)シトラコン酸イミド、N−
(4−ベンジルフェニル)シトラコン酸イミド等芳香族
シトラコン酸イミド等が用いられるが、これらに限定さ
れない。
【0016】本発明の組成物において(A)成分である
アルケニル置換ナジイミドまたはそのオリゴマーと
(B)成分であるマレイミド化合物との混合割合は任意
に選択でき、一般的に、(B)成分であるマレイミド化
合物の混合割合を増加させると、組成物の硬化速度は増
加する(すなわち、より低い温度で硬化可能)が、加熱
時のマレイミド化合物の気化が激しくなるため作業性が
低下し、また、硬化物の物性(特に機械物性)も低下す
るので、組成物の取扱い作業性、硬化速度および最終目
的硬化物の物性等を考慮して、通常、その混合割合(A
/B)は98/2〜50/50、好ましくは95/5〜
60/40である。
【0017】また、本発明の(A)成分と(B)成分を
必須成分とする組成物は、重合触媒を用いる要なく硬化
するが、重合触媒を用いた方が一層低温あるいは一層短
時間で硬化する。
【0018】本発明において使用される(C)成分の1
成分である有機過酸化物としては、ジ−t−ブチルペル
オキシド、ジ−t−アミルペルオキシド、ジクミルペル
オキシド、t−ブチルクミルペルオキシド、ジアセチル
ペルオキシド、ジプロピオニルペルオキシド、ジ−i−
ブチリルペルオキシド、ジベンゾイルペルオキシド、ペ
ルオキシコハク酸、t−ブチルヒドロペルオキシド、シ
クロヘキシルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオ
キシド、t−ブチルペルオキシベンゾエート、t−ブチ
ルペルオキシピバレート、1,1−ジ−t−ブチルペル
オキシシクロヘキサン、ジ−(t−ブチルペルオキシ)
イソフタレート、t−ブチルペルオキシマレエート、t
−ブチルペルオキシイソプロピルカルボナート、2,2
−ジ−t−ブチルペルオキシブタン等があげられるが、
これらに限定されるものではない。
【0019】また、本発明において重合触媒として使用
される(C)成分の他の1成分である有機基含有金属化
合物の代表的なものとしては、マグネシウム、亜鉛、チ
タニウム、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバル
ト、ニッケル、銅、ジルコニウム、モリブデン、ルテニ
ウム、ロジウム、ランタン、セリウム、ハフニウム、タ
ンタルまたはタングステン等の遷移元素化合物、好まし
くはマグネシウム、亜鉛、バナジウム、マンガン、鉄ま
たはセリウム等のアセチルアセトン塩、有機カルボン酸
塩、メタロセン、アルコラート、キレート化合物または
有機金属化合物、さらに好ましくはマグネシウム、亜
鉛、バナジウム、マンガン、鉄またはセリウム等のアセ
チルアセトン塩または有機カルボン酸塩があげられる。
【0020】本発明の(C)成分である有機過酸化物ま
たは有機基含有金属化合物の使用量は特に限定されず広
い範囲内で適宜選択すれば良いが、(A)および(B)
成分の合計量に対し、通常0.005〜10重量%、好
ましくは0.01〜5重量%共存させるのがよい。
【0021】また、該(C)成分は、それぞれ単独で使
用しても十分効果があるが、両者を混合して使用すると
さらに重合活性が著しく向上する。その場合、有機過酸
化物と有機基含有金属化合物との混合割合は200/1
〜1/200(重量/重量)、好ましくは50/1〜1
/50(重量/重量)と広い範囲で選択でき、両者混合
物の使用量は(A)および(B)成分の合計量に対し、
通常0.001〜10重量%、好ましくは0.005〜
5重量%共存させるのがよい。
【0022】アルケニル置換ナジイミド、それらの混合
物またはそのオリゴマーを重合、硬化する1つの方法と
して、上記(A)および(B)または(A)、(B)お
よび(C)成分を熔融混合した後、注型成形、射出成
形、圧縮成形等の成形法を用い、80〜260℃、好ま
しくは80〜220℃の温度で、0.01〜5時間、好
ましくは0.05〜2時間加熱することによって重合成
形する。
【0023】またもう1つの方法としてプリプレグ用
や、塗料、コーティング剤として使用する場合は、これ
ら(A)および(B)または(A)、(B)および
(C)成分を無溶媒または溶媒存在下で混合し、必要に
応じて溶媒を除去した後、80〜260℃、好ましくは
80〜220℃の温度で、0.01〜5時間、好ましく
は0.05〜3時間加熱することによって重合、硬化さ
せプリプレグまたは薄膜、被覆膜とすることができる。
【0024】このような硬化、重合方法を利用して、該
組成物を接着剤、充填材として使用することも可能であ
る。
【0025】このようにして得られた成形体、薄膜、被
覆膜、接着体等は、必要に応じて150〜350℃の温
度で、0.5〜30時間さらに熱処理してもよい。
【0026】また、該組成物は複合材料のマトリックス
としても有用であり、各種充填材、たとえばガラス繊
維、炭素繊維、金属繊維、セラミック繊維、リン酸カル
シウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化ア
ルミニウム、水酸化マグネシウム、酸化アンチモン、石
膏、シリカ、アルミナ、クレー、タルク、石英粉末また
はカーボンブラック等を(A)アルケニル置換ナジイミ
ドおよび(B)マレイミド化合物の合計量100部に対
し10〜500部混合しても差支えない。
【0027】
【実施例】以下に本発明を実施例によって具体的に説明
するが、本発明の内容はこれらによって限定されるもの
ではない。
【0028】実施例 1〜6 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)6グラム、N−フェニルマレイミド4
グラムおよび表1に示す各種有機過酸化物0.2グラム
を混合して透明な均一混合物とし、その一部を150℃
の空気に暴露したホットプレート上に乗せ、その温度を
保ちながらかき混ぜゲル化時間を測定したところ、表1
のような結果が得られた。
【0029】 表1 実施例 有機過酸化物 ゲル化時間 1 ジベンゾイルペルオキシド 30分00秒 2 ジクミルペルオキシド 13分00秒 3 t−ブチルヒドロペルオキシド 30分00秒 4 t−ブチルペルオキシマレエート 25分00秒 5 ジ(t−ブチルペルオキシ)イソフタレート 6分00秒 6 クメンヒドロペルオキシド 27分00秒
【0030】実施例7〜8 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)8グラム、N−フェニルマレイミド2
グラムおよび表2に示す各種有機過酸化物0.2グラム
を混合して透明な均一混合物とし、その一部を150℃
の空気に暴露したホットプレート上に乗せ、その温度を
保ちながらかき混ぜゲル化時間を測定したところ、表2
のような結果が得られた。
【0031】 表2 実施例 有機過酸化物 ゲル化時間 7 ジクミルペルオキシド 14分00秒 8 ジ(t−ブチルペルオキシ)イソフタレート 9分00秒
【0032】実施例9〜10 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)8グラム、N−フェニルマレイミド2
グラムおよび表3に示す各種有機過酸化物0.2グラム
を混合して透明な均一混合物とし、その一部を130℃
の空気に暴露したホットプレート上に乗せ、その温度を
保ちながらかき混ぜゲル化時間を測定したところ、表3
のような結果が得られた。
【0033】 表3 実施例 有機過酸化物 ゲル化時間 9 ジ(t−ブチルペルオキシ)イソフタレート 20分30秒 10 クメンヒドロペルオキシド 30分00秒
【0034】実施例11〜14 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)6グラム、N−フェニルマレイミド4
グラムおよび表4に示す各種有機基含有金属化合物0.
2グラムを混合して透明な均一混合物とし、その一部を
150℃の空気に暴露したホットプレート上に乗せ、そ
の温度を保ちながらかき混ぜゲル化時間を測定したとこ
ろ、表4のような結果が得られた。
【0035】 表4 実施例 有機基含有金属化合物 ゲル化時間 11 セリウム(III)アセチルアセトン塩 7分00秒 12 鉄(III)アセチルアセトン塩 9分20秒 13 マンガン(II)アセチルアセトン塩 6分40秒 14 バナジウム(III)アセチルアセトン塩 17分00秒
【0036】実施例15 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)6グラム、N−フェニルマレイミド4
グラムおよびマンガン(II)アセチルアセトン塩0.1
グラムを混合して透明な均一混合物とし、その一部を1
50℃の空気に暴露したホットプレート上に乗せ、その
温度を保ちながらかき混ぜゲル化時間を測定したところ
7分であった。
【0037】実施例16〜19 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)8グラム、N−フェニルマレイミド2
グラムおよび表5に示す各種有機基含有金属化合物0.
2グラムを混合して透明な均一混合物とし、その一部を
150℃の空気に暴露したホットプレート上に乗せ、そ
の温度を保ちながらかき混ぜゲル化時間を測定したとこ
ろ、表5のような結果が得られた。
【0038】 表5 実施例 有機基含有金属化合物 ゲル化時間 16 セリウム(III)アセチルアセトン塩 8分30秒 17 鉄(III)アセチルアセトン塩 12分20秒 18 マンガン(II)アセチルアセトン塩 7分10秒 19 バナジウム(III)アセチルアセトン塩 24分00秒
【0039】実施例20〜21 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)8グラム、N−フェニルマレイミド2
グラムおよび表6に示す各種有機基含有金属化合物0.
1グラムを混合して均一な混合物とし、その一部を15
0℃の空気に暴露したホットプレート上に乗せ、その温
度を保ちながらかき混ぜゲル化時間を測定したところ、
表6のような結果が得られた。
【0040】 表5 実施例 有機基含有金属化合物 ゲル化時間 20 セリウム(III)アセチルアセトン塩 12分00秒 21 マンガン(II)アセチルアセトン塩 7分00秒
【0041】実施例22〜23 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)8グラム、N−フェニルマレイミド2
グラムおよび表7に示す各種有機基含有金属化合物0.
2グラムを混合して均一な混合物とし、その一部を13
0℃の空気に暴露したホットプレート上に乗せ、その温
度を保ちながらかき混ぜゲル化時間を測定したところ、
表7のような結果が得られた。
【0042】 表7 実施例 有機基含有金属化合物 ゲル化時間 22 セリウム(III)アセチルアセトン塩 13分00秒 23 マンガン(II)アセチルアセトン塩 11分30秒
【0043】実施例24 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)8グラム、N−フェニルマレイミド2
グラムおよびマンガン(II)アセチルアセトン塩0.2
グラムを混合して均一な混合物とし、その一部を110
℃の空気に暴露したホットプレート上に乗せ、その温度
を保ちながらかき混ぜゲル化時間を測定したところ、2
3分30秒であった。
【0044】実施例25 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)9グラム、N−フェニルマレイミド1
グラムおよびマンガン(II)アセチルアセトン塩0.2
グラムを混合して均一な混合物とし、その一部を150
℃の空気に暴露したホットプレート上に乗せ、その温度
を保ちながらかき混ぜゲル化時間を測定したところ、1
1分00秒であった。
【0045】実施例26 実施例25において、加熱温度を130℃にする以外は
同一条件で試験したところ、ゲル化時間は12分30秒
であった。
【0046】実施例27 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)9.5グラム、N−フェニルマレイミ
ド0.5グラムおよびマンガン(II)アセチルアセトン
塩0.2グラムを混合して均一な混合物とし、その一部
を150℃の空気に暴露したホットプレート上に乗せ、
その温度を保ちながらかき混ぜゲル化時間を測定したと
ころ、17分00秒であった。
【0047】実施例28 実施例27において、加熱温度を130℃にする以外は
同一条件で試験したところ、ゲル化時間は19分00秒
であった。
【0048】実施例29〜30 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)8グラム、N−フェニルマレイミド2
グラムおよび表8に示す各種有機基含有金属化合物0.
2グラムを混合して均一な混合物とし、その一部を15
0℃の空気に暴露したホットプレート上に乗せ、その温
度を保ちながらかき混ぜゲル化時間を測定したところ、
表8のような結果が得られた。
【0049】 表8 実施例 有機基含有金属化合物 ゲル化時間 29 ナフテン酸鉄 11分30秒 30 オクチル酸マンガン 7分10秒
【0050】実施例31〜44 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)8グラム、N−フェニルマレイミド2
グラム、ジ(t−ブチルペルオキシ)イソフタレート
0.1グラムおよび表9に示す各種有機基含有金属化合
物0.1グラムを混合して均一な混合物とし、その一部
を150℃の空気に暴露したホットプレート上に乗せ、
その温度を保ちながらかき混ぜゲル化時間を測定したと
ころ、表9のような結果が得られた。
【0051】 表9 実施例 有機基含有金属化合物 ゲル化時間 31 マンガン(II)アセチルアセトン塩 0分40秒 32 コバルト(II)アセチルアセトン塩 20分00秒 33 クロム(III)アセチルアセトン塩 20分00秒 34 銅(II)アセチルアセトン塩 25分00秒 35 鉄(III)アセチルアセトン塩 2分30秒 36 マグネシウム(II)アセチルアセトン塩 18分00秒 37 ニッケル(II)アセチルアセトン塩 25分00秒 38 チタニウム(IV)オキシアセチルアセトン塩 29分50秒 39 バナジウム(III)アセチルアセトン塩 10分30秒 40 亜鉛(II)アセチルアセトン塩 6分00秒 41 ナフテン酸鉄 2分50秒 42 オクチル酸マンガン 1分30秒 43 フェロセン 3分30秒 44 バナジウム(IV)オキシ−i−ブトキシド 13分30秒
【0052】実施例45 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)8グラム、N−フェニルマレイミド2
グラム、ジクミルペルオキシド0.1グラムおよびマン
ガン(II)アセチルアセトン塩0.1グラムを混合して
均一な混合物とし、その一部を150℃の空気に暴露し
たホットプレート上に乗せ、その温度を保ちながらかき
混ぜゲル化時間を測定したところ、4分00秒であっ
た。
【0053】実施例46 実施例45において、ジクミルペルオキシド0.1グラ
ムの代わりにクメンヒドロペルオキシド0.1グラム使
用する以外は、全く同様な条件で試験したところ、ゲル
化時間は3分30秒であった。
【0054】実施例47 実施例31において、触媒として使用するジ(t−ブチ
ルペルオキシ)イソフタレートおよびマンガン(II)ア
セチルアセトン塩の使用量をいずれも半分にする以外
は、実施例31と全く同様な試験を行ったところ、ゲル
化時間は3分00秒であった。
【0055】実施例48 実施例31において、加熱温度を150℃に代えて13
0℃にする以外は、実施例31と全く同様な試験を行っ
たところ、ゲル化時間は0分50秒であった。
【0056】実施例49 実施例31において、加熱温度を150℃に代えて11
0℃にする以外は、実施例31と全く同様な試験を行っ
たところ、ゲル化時間は2分00秒であった。
【0057】実施例50 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)9グラム、N−フェニルマレイミド1
グラム、ジ(t−ブチルペルオキシ)イソフタレート
0.1グラムおよびマンガン(II)アセチルアセトン塩
0.1グラムを混合して均一な混合物とし、その一部を
150℃の空気に暴露したホットプレート上に乗せ、そ
の温度を保ちながらかき混ぜゲル化時間を測定したとこ
ろ、1分30秒であった。
【0058】実施例51 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)9.5グラム、N−フェニルマレイミ
ド0.5グラム、ジ(t−ブチルペルオキシ)イソフタ
レート0.1グラムおよびマンガン(II)アセチルアセ
トン塩0.1グラムを混合して均一な混合物とし、その
一部を150℃の空気に暴露したホットプレート上に乗
せ、その温度を保ちながらかき混ぜゲル化時間を測定し
たところ、21分00秒であった。
【0059】実施例52 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)8グラム、N−(2−メチルフェニ
ル)マレイミド2グラム、ジ(t−ブチルペルオキシ)
イソフタレート0.1グラムおよびマンガン(II)アセ
チルアセトン塩0.1グラムを混合して均一な混合物と
し、その一部を150℃の空気に暴露したホットプレー
ト上に乗せ、その温度を保ちながらかき混ぜゲル化時間
を測定したところ、0分40秒であった。
【0060】実施例53〜60 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)8グラム、表10に示す各種マレイミ
ド化合物2グラムおよびマンガン(II)アセチルアセト
ン塩0.2グラムを混合して均一な混合物とし、その一
部を150℃の空気に暴露したホットプレート上に乗
せ、その温度を保ちながらかき混ぜゲル化時間を測定し
たところ、表10のような結果が得られた。
【0061】 表10 実施例 マレイミド化合物 ゲル化時間 53 N−(2−メチルフェニル)マレイミド 7分20秒 54 N−(2,6−ジエチルフェニル)マレイミド 11分30秒 55 N−(2−クロロフェニル)マレイミド 6分10秒 56 N−(4−ヒドロキシフェニル)マレイミド 5分50秒 57 N−シクロヘキシルマレイミド 7分30秒 58 N−ラウリルマレイミド 21分00秒 59 N−(4−カルボキシフェニル)マレイミド 21分00秒 60 N−メチルマレイミド 13分00秒
【0062】実施例61 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)8グラム、N−(4−ヒドロキシフェ
ニル)マレイミド2グラムおよびジ(t−ブチルペルオ
キシ)イソフタレート0.2グラムを混合して均一な混
合物とし、その一部を150℃の空気に暴露したホット
プレート上に乗せ、その温度を保ちながらかき混ぜゲル
化時間を測定したところ、10分00秒であった。
【0063】実施例62 実施例61において、N−(4−ヒドロキシフェニル)
マレイミド2グラムの代わりに、N−メチルマレイミド
2グラム使用する以外は実施例61と全く同様な試験を
行ったところ、ゲル化時間は16分00秒であった。
【0064】実施例63〜68 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)8グラム、N−フェニルマレイミド2
グラム、および表11に示す各種組成比からなるジ(t
−ブチルペルオキシ)イソフタレートとマンガン(II)
アセチルアセトン塩との混合物0.2グラムを混合して
均一な混合物とし、その一部を150℃の空気に暴露し
たホットプレート上に乗せ、その温度を保ちながらかき
混ぜゲル化時間を測定したところ、表11のような結果
が得られた。
【0065】 表11 ジ(t−ブチルペルオキシ)イソフタレート 実施例 /マンガン(II)アセチルアセトン塩(wt/wt) ゲル化時間 63 20/1 0分50秒 64 7/1 0分40秒 65 3/1 0分40秒 66 2/1 0分40秒 67 1/2 2分10秒 68 1/3 4分10秒
【0066】実施例69 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)8グラム、N−フェニルマレイミド2
グラム、ジベンゾイルペルオキシド0.1グラムおよび
マンガン(II)アセチルアセトン塩0.1グラムを混合
して均一な混合物とし、その一部を100℃の空気に暴
露したホットプレート上に乗せ、その温度を保ちながら
かき混ぜゲル化時間を測定したところ、17分00秒で
あった。
【0067】実施例70 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ンのオリゴマー(融点109℃)6グラム、N−フェニ
ルマレイミド4グラム、ジベンゾイルペルオキシド0.
2グラムおよびマンガン(II)アセチルアセトン塩0.
2グラムを混合して均一な混合物とし、その一部を10
0℃の空気に暴露したホットプレート上に乗せ、その温
度を保ちながらかき混ぜゲル化時間を測定したところ、
15分00秒であった。
【0068】実施例71〜76 表12に示す各種アルケニル置換ナジイミド8グラム、
N−フェニルマレイミド2グラム、ジ(t−ブチルペル
オキシ)イソフタレート0.1グラムおよびマンガン
(II)アセチルアセトン塩0.1グラムを混合して均一
な混合物とし、その一部を150℃の空気に暴露したホ
ットプレート上に乗せ、その温度を保ちながらかき混ぜ
ゲル化時間を測定したところ、表12に示す結果が得ら
れた。
【0069】 表12 実施例 アルケニル置換ナジイミド ゲル化時間 71 BMNI1) 28分00秒 72 BMANI2) 2分00秒 73 BAPP3) 3分00秒 74 BHMNI4) 2分30秒 75 BDMNI5) 4分00秒 76 HPNI6) 15分30秒 1) ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト
−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}
メタン 2) ビス{4−(メタアリルビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニ
ル}メタン 3) 2,2−ビス〔4′{4″−(アリルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド)フェノキシ}フェニル〕プロパン 4) N,N′−ヘキサメチレン−ビス(アリルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド) 5) N,N′−ドデカメチレン−ビス(アリルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド) 6) N−(4′−ヒドロキシフェニル)−アリルビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボ
キシイミド
【0070】実施例77〜81 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)8グラム、表13に示す各種マレイミ
ド化合物2グラムを混合して均一な混合物とし、その一
部を180℃の空気に暴露したホットプレート上に乗
せ、その温度を保ちながらかき混ぜゲル化時間を測定し
たところ、表13に示すような結果が得られた。
【0071】 表13 実施例 マレイミド化合物 ゲル化時間 77 N−フェニルマレイミド 18分00秒 78 N−(2−メチルフェニル)マレイミド 22分00秒 79 N−(2−クロロフェニル)マレイミド 16分40秒 80 N−(4−ヒドロキシフェニル)マレイミド 15分40秒 81 N−シクロヘキシルマレイミド 23分00秒
【0072】比較例1 実施例77において、N−フェニルマレイミドを混合せ
ず同様な試験を行ったところ、そのゲル化時間は100
分以上であった。
【0073】実施例82 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)80グラム、N−フェニルマレイミド
20グラムを熔融、混合して均一で透明な混合物とし
た。脱気後、混合物を金型に流し込み、大気圧下、18
0℃で2時間加熱硬化した。透明な硬化物を型から取り
出し、それを更に250℃で5時間加熱処理してポスト
キュアーさせた。つぎにこのサンプルから試験片を切り
出し、曲げ試験を行ったところ、4.9Kg/mm2、体積
抵抗率を求めたところ1.5×1016Ω・cmであった。
また同じサンプルの別の試験片を用いて、TMA法でT
gを求めたところ単一のTg245℃を示した。
【0074】実施例83 実施例82において、ビス{4−(アリルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド)フェニル}メタン(融点76℃)およびN−
フェニルマレイミドを、それぞれ80グラムおよび20
グラム使用する代わりに、それぞれ90グラムおよび1
0グラム使用する以外は、実施例82と全く同様な方法
で硬化させ、Tgを求めたところ単一のTg279℃を
示した。
【0075】実施例84 ビス{4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル}メタ
ン(融点76℃)90グラム、N−フェニルマレイミド
10グラムおよび触媒{ジ(t−ブチルペルオキシ)イ
ソフタレート/マンガンアセチルアセトン塩=重量比:
1/1}0.1グラムを熔融、混合して均一で透明な混
合物とした。脱気後、混合物を金型に流し込み、大気圧
下、180℃で1時間加熱硬化した。透明な硬化物を型
から取り出し、それを更に250℃で5時間加熱処理し
てポストキュアーさせた。つぎにこのサンプルから試験
片を切り出し、TMA法でTgを求めたところ、単一の
Tg295℃を示した。
【0076】実施例85 実施例84において、ビス{4−(アリルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド)フェニル}メタン(融点76℃)およびN−
フェニルマレイミドを、それぞれ90グラムおよび10
グラム使用する代わりに、それぞれ60グラムおよび4
0グラム使用する以外は、実施例84と全く同様な方法
で硬化させ、Tgを求めたところ単一のTg270℃を
示した。
【0077】
【発明の効果】本発明の熱硬化性樹脂組成物は、比較的
低い温度で、かつ、短時間で硬化するので、硬化、成形
時の作業性に優れている。また、各成分間の相溶性が優
れているので、単一のTgを示す均一な硬化物を得るこ
とができる。さらにこの硬化物はマレイミド化合物を原
料の一部としているにも拘らずTgが高いので優れた耐
熱性を有している。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)アルケニル置換ナジイミドおよび
    (B)マレイミド化合物を必須成分とする熱硬化性樹脂
    組成物。
  2. 【請求項2】 (A)アルケニル置換ナジイミドと
    (B)マレイミド化合物との重量組成比(A/B)が9
    8/2〜50/50である請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 (A)アルケニル置換ナジイミド、
    (B)マレイミド化合物、並びに(C)有機過酸化物お
    よび有機基含有金属化合物から選択された少なくとも一
    種の重合触媒を必須成分として含有することを特徴とす
    る熱硬化性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (A)アルケニル置換ナジイミドと
    (B)マレイミド化合物との重量組成比(A/B)が9
    8/2〜50/50である請求項3記載の組成物。
  5. 【請求項5】 有機基含有金属化合物がマグネシウム、
    亜鉛、バナジウム、マンガン、鉄またはセリウムのアセ
    チルアセトン塩または有機カルボン酸塩である請求項3
    または4のいずれかの項に記載の組成物。
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