JPH07223823A - ガラス攪拌用スターラー - Google Patents

ガラス攪拌用スターラー

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JPH07223823A
JPH07223823A JP4311494A JP4311494A JPH07223823A JP H07223823 A JPH07223823 A JP H07223823A JP 4311494 A JP4311494 A JP 4311494A JP 4311494 A JP4311494 A JP 4311494A JP H07223823 A JPH07223823 A JP H07223823A
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JP
Japan
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platinum
stirrer
stirring
rhodium alloy
oxide
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Pending
Application number
JP4311494A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kono
敬 河野
Takakimi Akimoto
隆公 秋元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/16Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
    • C03B5/18Stirring devices; Homogenisation
    • C03B5/187Stirring devices; Homogenisation with moving elements

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性及び機械的強度に優れ、溶融ガラスの
品質に悪影響を与えることなく長時間に亙る使用にも十
分に耐え得るガラス攪拌用スターラーを提供する。 【構成】 回転軸11に攪拌翼12を備えてなるガラス
攪拌用スターラーであって、白金または白金・ロジウム
合金からなる回転軸11と、該回転軸11に貫装された
酸化物分散型白金または酸化物分散型白金・ロジウム合
金からなる補強材13と、該補強材13の回転軸11よ
り突出した部分を覆う白金または白金・ロジウム合金か
らなる攪拌翼12の被覆材14とからなり、該攪拌翼1
2の被覆材14が回転軸11に溶接にて一体化されてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融ガラスを攪拌し均
質化するためのガラス攪拌用スターラーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガラス溶融炉のフォアハースに
は、溶融ガラスを均質化するために、スターラーと称す
る攪拌器が設置されている。スターラーは、高温の溶融
ガラス中に浸漬され、回転して溶融ガラスを攪拌・均質
化するために、優れた耐熱性と高い機械的強度を有する
ことが必要である。特にスターラーの攪拌翼にはガラス
の流動抵抗が大きく働くため、できるだけ高い機械的強
度を有することが望まれる。
【0003】従来、スターラーの材質としては、耐熱性
に優れた白金、または白金・ロジウム合金を使用してい
るが、機械的強度を向上させるために、融点の高いモリ
ブデンを補強材(芯材)として用い、このモリブデン芯
材にアルミナコーティングを施し、その上に白金、また
は白金・ロジウム合金を被覆したスターラーが提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルミ
ナコーティングが施されたモリブデンを補強材とするス
ターラーにおいては、高熱下での使用時間の経過に伴
い、アルミナが還元されて白金と結合するため融点が下
がり、その結果、被覆材である白金または白金・ロジウ
ム合金にクラックが生じ、スターラー自体の溶損や発泡
を引き起こすという問題がある。
【0005】従って、本発明の目的は、耐熱性及び機械
的強度に優れ、溶融ガラスの品質に悪影響を与えること
なく長時間に亙る使用にも十分に耐え得るガラス攪拌用
スターラーを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題及び
目的に鑑みてなされたもので、回転軸に攪拌翼を備えて
なるガラス攪拌用スターラーであって、白金または白金
・ロジウム合金からなる回転軸と、該回転軸に貫装され
た酸化物分散型白金または酸化物分散型白金・ロジウム
合金からなる補強材と、該補強材の回転軸より突出した
部分を覆う白金または白金・ロジウム合金からなる攪拌
翼の被覆材とからなり、該攪拌翼の被覆材が回転軸に溶
接にて一体化されてなることを特徴とするガラス攪拌用
スターラーである。
【0007】また、本発明は、上記ガラス攪拌用スター
ラーの回転軸内に酸化物分散型白金または酸化物分散型
白金・ロジウム合金からなる補強材が挿入されてなるこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、耐熱性に優れ且つ機械的強度
も高い酸化物分散型白金または酸化物分散型白金・ロジ
ウム合金を攪拌翼の補強材としているため、高熱の溶融
ガラスの流動抵抗にも十分に耐えることができる。酸化
物分散型白金、酸化物分散型白金・ロジウム合金とは、
白金、白金・ロジウム合金の結晶粒子間にジルコニア、
イットリア等の結晶粒子を介在させたもので、これらの
介在された結晶粒子により高熱下において白金、白金・
ロジウム合金の結晶粒子間の広がりが抑制されるため、
従来の白金または白金・ロジウム合金よりも優れた耐熱
性と高い機械的強度を有するものである。
【0009】通常、スターラーの回転軸と攪拌翼とは溶
接により一体化されるが、上記酸化物分散型白金、酸化
物分散型白金・ロジウム合金を溶接すると白金、白金・
ロジウム合金は溶けても、ジルコニア、イットリアは溶
けないため、結果、該溶接部の外周部にジルコニア、イ
ットリアの結晶粒子が濃縮して存在してしまい、この部
分については酸化物分散型白金または酸化物分散型白金
・ロジウム合金の本来有する高い機械的強度が得られな
い。かかる溶接部はスターラーによる溶融ガラスの攪拌
時に大きな抵抗をうける攪拌翼の根元であることから機
械的強度をできるだけ劣化させないことが望まれる。
【0010】本発明によればスターラーの攪拌翼の被覆
材が回転軸に溶接して一体化してあり、攪拌翼の補強材
は回転軸に貫装されているだけなので、補強材を形成す
る酸化物分散型白金または酸化物分散型白金・ロジウム
合金の本来有する特性を劣化させることなく、スターラ
ーの機械的強度を高めることができる。
【0011】また、回転軸に酸化物分散型白金または酸
化物分散型白金・ロジウム合金からなる補強材を挿入す
ることにより攪拌翼だけでなくスターラー全体の機械的
強度が向上する。
【0012】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明にかかるガラ
ス攪拌用スターラーについて説明する。
【0013】図1は本実施例のガラス攪拌用スターラー
の一部切り欠き断面図である。図中11は回転軸、12
は攪拌翼、13は攪拌翼12の補強材、14は攪拌翼1
2の補強材13を覆う被覆材である。
【0014】回転軸11は、有底で且つ断面が中空のパ
イプ状を呈しており、溶融ガラス中に浸漬される回転軸
11の下方域において攪拌翼12の補強材13を貫装す
るための貫通孔15が形成されている。回転軸11の材
質としては白金または白金・ロジウム合金を使用できる
が、本実施例では白金・ロジウム合金を使用している。
【0015】攪拌翼12は補強材13と被覆材14とで
構成される。補強材13は、前記回転軸11の貫通孔1
5に内接する外径を有したパイプ形状を呈しており、こ
の貫通孔15を通じて補強材13が回転軸11に対して
垂直に貫装されることにより、回転軸11より突出し、
攪拌翼12、12の芯材となる。補強材13の材質とし
ては酸化物分散型白金または酸化物分散型白金・ロジウ
ム合金を使用できるが、本実施例ではジルコニアの結晶
粒子を介在させた酸化物分散型白金・ロジウム合金を使
用している。攪拌翼12を覆う被覆材14は、前記補強
材13の回転軸11から突出している部分を覆うもの
で、攪拌翼12の補強材13の側壁面を覆う中空パイプ
状の被覆材14′に、補強材13の先端を覆う被覆材1
4″が溶接されている。被覆材14の材質としては白金
または白金・ロジウム合金を使用できるが本実施例にお
いては回転軸11と同じ白金・ロジウム合金を使用して
いる。回転軸11と各攪拌翼12は攪拌翼12の被覆材
14が回転軸11に溶接されることにより一体化されて
いる。従って、各攪拌翼12においては図2に示すよう
に酸化物分散型白金・ロジウム合金の補強材13と白金
・ロジウム合金の被覆材14とで2重構造となり、且つ
補強材13自体には溶接を全く施していないので、酸化
物分散型白金・ロジウム合金の特性が劣化されることな
く攪拌翼12を十分に補強する。
【0016】かかる構成のガラス攪拌用スターラーを、
ガラス温度1450℃のガラス溶融炉において使用した
ところ、モリブデンを補強材とした従来のスターラーに
比べて3〜4倍の寿命となり、また溶融ガラスにスター
ラーを原因とする発泡、汚染等を生じさせることなく、
所望の品位で均質化できた。
【0017】図3は本発明の他の実施例にかかるガラス
攪拌用スターラーの一部切り欠き断面図である。図1と
重複する構成部材には同符号を付し、詳細な説明につい
ては省略する。本実施例においてはスターラーの回転軸
11内に酸化物分散型白金・ロジウム合金からなる補強
材16を挿入してある。補強材16は回転軸11に内接
する外径を有したパイプ形状を呈しており、回転軸11
内に挿入した状態において回転軸11に形成された貫通
孔15と対応する位置に同等の貫通孔17が形成されて
いる。
【0018】かかる構成のガラス攪拌用スターラーにお
いても前記実施例と同様の良好な結果が得られた。
【0019】また、上記2つの実施例において回転軸1
1及び攪拌翼12の被覆材14として白金を使用し、補
強材13、16として酸化物分散型白金を使用した場合
にも上記実施例と同様の結果が得られた。
【0020】尚、回転軸、攪拌翼の断面は多角形状でも
使用可能であり、芯材については中実でも何ら差し支え
ない。また、攪拌翼の段数及び各段の攪拌翼の平面方
向、及び垂直方向の回転軸に対する取付角度は任意にと
ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のガラス攪
拌用スターラーによれば、耐熱性、機械的強度に優れ、
溶融ガラスに悪影響を与えず、長時間の使用にも十分に
耐え得るという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるガラス攪拌用スターラ
ーの一部切り欠き断面図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】本発明の他実施例にかかるガラス攪拌用スター
ラーの一部切り欠き断面図である。
【符号の説明】
11 回転軸 12 攪拌翼 13、16 補強材 14、14′、14″ 被覆材 15、17 貫通孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に攪拌翼を備えてなるガラス攪拌
    用スターラーであって、白金または白金・ロジウム合金
    からなる回転軸と、該回転軸に貫装された酸化物分散型
    白金または酸化物分散型白金・ロジウム合金からなる補
    強材と、該補強材の回転軸より突出した部分を覆う白金
    または白金・ロジウム合金からなる攪拌翼の被覆材とか
    らなり、該攪拌翼の被覆材が回転軸に溶接にて一体化さ
    れてなることを特徴とするガラス攪拌用スターラー。
  2. 【請求項2】 回転軸内に酸化物分散型白金または酸化
    物分散型白金・ロジウム合金からなる補強材が挿入され
    てなることを特徴とする請求項1記載のガラス攪拌用ス
    ターラー。
JP4311494A 1994-02-16 1994-02-16 ガラス攪拌用スターラー Pending JPH07223823A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013133084A1 (ja) * 2012-03-07 2013-09-12 田中貴金属工業株式会社 スターラーシャフトパイプ及びその製造方法
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