JPH07223545A - 物品搬送用台車 - Google Patents
物品搬送用台車Info
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- JPH07223545A JPH07223545A JP1687594A JP1687594A JPH07223545A JP H07223545 A JPH07223545 A JP H07223545A JP 1687594 A JP1687594 A JP 1687594A JP 1687594 A JP1687594 A JP 1687594A JP H07223545 A JPH07223545 A JP H07223545A
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- Japan
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- floor surface
- mounting table
- article
- traveling
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Abstract
(57)【要約】
【目的】物品を搬送しないときには、物品を載置する載
置台を床面に確実に固定することができる物品搬送用台
車を提供する 【構成】物品載置部分11が支持脚12・13により支
持されて床面1から高い位置に設けられている載置台1
0と、物品載置部分11と床面1との間に配設されると
ともに床面1上を転動する複数の走行車輪22・23を
有する走行手段20と、載置台10と走行手段20との
間に介装され、かつ支持脚12・13が床面1に接する
状態と床面1から浮き上がる状態との間で載置台10を
走行手段20に対して接離自在に支持するリンク機構3
0と、載置台10と走行手段20とが互いに離れるよう
に付勢する付勢手段40とを備えることを特徴とする。
置台を床面に確実に固定することができる物品搬送用台
車を提供する 【構成】物品載置部分11が支持脚12・13により支
持されて床面1から高い位置に設けられている載置台1
0と、物品載置部分11と床面1との間に配設されると
ともに床面1上を転動する複数の走行車輪22・23を
有する走行手段20と、載置台10と走行手段20との
間に介装され、かつ支持脚12・13が床面1に接する
状態と床面1から浮き上がる状態との間で載置台10を
走行手段20に対して接離自在に支持するリンク機構3
0と、載置台10と走行手段20とが互いに離れるよう
に付勢する付勢手段40とを備えることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品搬送用台車に関
し、より詳しくは、物品を載置して手押し式に走行し物
品を搬送する状態と、物品を載置する載置台を床面上に
固定する状態との、2つの状態を取ることができる物品
搬送用台車に関する。
し、より詳しくは、物品を載置して手押し式に走行し物
品を搬送する状態と、物品を載置する載置台を床面上に
固定する状態との、2つの状態を取ることができる物品
搬送用台車に関する。
【0002】
【従来の技術】製造工場にあっては、ドラム缶に収納さ
れた原材料を用いる場合があるが、このような原材料を
収納したドラム缶の中には、生産ラインの傍らに設けら
れた載置台上に載置され固定されるとともに、原材料が
消費されて空になるとフォークリフト等の機械力を用い
て原材料を一杯に収納する新しいドラム缶に交換するよ
うにされたものがある。しかしながら、生産ラインの周
囲に十分なスペースが無くてフォークリフト等を使用す
ることができない場合には、人力でドラム缶を交換せざ
るを得ない。このような場合、まず載置台上の空のドラ
ム缶を搬送台車上に積み換えた後、搬送台車を手押し式
に走行させて補給セクションまで搬送し、原材料を一杯
に収納した新しいドラム缶に積み換えるか、あるいは空
のドラム缶に原材料を一杯に再補充する。そして新しい
ドラム缶を搬送台車により生産ラインの傍らまで搬送し
た後に、載置台上に積み換え、原材料供給用の配管を接
続してドラム缶交換作業を完了する。
れた原材料を用いる場合があるが、このような原材料を
収納したドラム缶の中には、生産ラインの傍らに設けら
れた載置台上に載置され固定されるとともに、原材料が
消費されて空になるとフォークリフト等の機械力を用い
て原材料を一杯に収納する新しいドラム缶に交換するよ
うにされたものがある。しかしながら、生産ラインの周
囲に十分なスペースが無くてフォークリフト等を使用す
ることができない場合には、人力でドラム缶を交換せざ
るを得ない。このような場合、まず載置台上の空のドラ
ム缶を搬送台車上に積み換えた後、搬送台車を手押し式
に走行させて補給セクションまで搬送し、原材料を一杯
に収納した新しいドラム缶に積み換えるか、あるいは空
のドラム缶に原材料を一杯に再補充する。そして新しい
ドラム缶を搬送台車により生産ラインの傍らまで搬送し
た後に、載置台上に積み換え、原材料供給用の配管を接
続してドラム缶交換作業を完了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような原材料を一杯に収納したドラム缶を人力で交換す
る作業においては、ドラム缶の重量が嵩むこともあっ
て、ドラム缶を載置台上と搬送台車との間で積み換える
作業が容易ではなく、作業者の身体的負担が大きいとい
う問題がある。そこで、通常の物品搬送用台車の上にド
ラム缶を載置したまま使用することが考えられるが、通
常の搬送用台車では床面上を容易に移動してしまうばか
りでなく、走行車輪の摩耗等により物品を載置する載置
台が不安定で、ドラム缶に接続した原材料供給用の配管
が外れる恐れがあり好ましくない。本発明は上記の問題
点に鑑みてなされたものであって、物品を搬送しないと
きには、物品を載置する載置台を床面に確実に固定する
ことができる物品搬送用台車を提供することを目的とす
る。
ような原材料を一杯に収納したドラム缶を人力で交換す
る作業においては、ドラム缶の重量が嵩むこともあっ
て、ドラム缶を載置台上と搬送台車との間で積み換える
作業が容易ではなく、作業者の身体的負担が大きいとい
う問題がある。そこで、通常の物品搬送用台車の上にド
ラム缶を載置したまま使用することが考えられるが、通
常の搬送用台車では床面上を容易に移動してしまうばか
りでなく、走行車輪の摩耗等により物品を載置する載置
台が不安定で、ドラム缶に接続した原材料供給用の配管
が外れる恐れがあり好ましくない。本発明は上記の問題
点に鑑みてなされたものであって、物品を搬送しないと
きには、物品を載置する載置台を床面に確実に固定する
ことができる物品搬送用台車を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明の、
物品が載置される部分が支持脚により支持されて床面か
ら高い位置に設けられている載置台と、前記物品が載置
される部分と前記床面との間に配設されるとともに前記
床面上を転動する複数の走行車輪を有する走行手段と、
前記載置台と前記走行手段との間に介装され、かつ前記
支持脚が前記床面に接する状態と前記床面から浮き上が
る状態との間で前記載置台を前記走行手段に対して接離
自在に支持するリンク機構と、前記載置台と前記走行手
段とが互いに離れるように付勢する付勢手段とを備える
ことを特徴とする物品搬送台車によって達成することが
できる。
物品が載置される部分が支持脚により支持されて床面か
ら高い位置に設けられている載置台と、前記物品が載置
される部分と前記床面との間に配設されるとともに前記
床面上を転動する複数の走行車輪を有する走行手段と、
前記載置台と前記走行手段との間に介装され、かつ前記
支持脚が前記床面に接する状態と前記床面から浮き上が
る状態との間で前記載置台を前記走行手段に対して接離
自在に支持するリンク機構と、前記載置台と前記走行手
段とが互いに離れるように付勢する付勢手段とを備える
ことを特徴とする物品搬送台車によって達成することが
できる。
【0005】
【作用】本発明の物品搬送用台車においては、物品を載
置する載置台の支持脚を床面に当接させることにより載
置台を床面に対して確実に固定することができる。一
方、付勢手段を用いて載置台と走行手段とが鉛直方向に
互いに離れるように付勢すると、走行手段の走行車輪が
床面に接しているので載置台がリンク機構により支持さ
れながら上昇させられ、その支持脚が床面から浮き上が
る。そして載置台上の物品の重量はリンク機構を介して
走行手段に支持され、載置台は物品を載置したまま走行
車輪により床面上を走行して物品を搬送することができ
る。
置する載置台の支持脚を床面に当接させることにより載
置台を床面に対して確実に固定することができる。一
方、付勢手段を用いて載置台と走行手段とが鉛直方向に
互いに離れるように付勢すると、走行手段の走行車輪が
床面に接しているので載置台がリンク機構により支持さ
れながら上昇させられ、その支持脚が床面から浮き上が
る。そして載置台上の物品の重量はリンク機構を介して
走行手段に支持され、載置台は物品を載置したまま走行
車輪により床面上を走行して物品を搬送することができ
る。
【0006】
【実施例】本発明に係る物品搬送用台車の1実施例を、
以下に図面に基づいて詳細に説明する。ここで、図1は
本発明に係る物品搬送用台車の一実施例が床面に対して
移動不能に固定された状態を示す部分断面側面図、図2
は図1に示す物品搬送用台車の走行可能な状態を示す部
分断面側面図、図3は物品搬送用台車が床面に固定され
た際の付勢手段の状態を拡大して説明する部分断面側面
図、図4は物品搬送用台車が走行可能とされる際の付勢
手段の状態を拡大して説明する部分断面側面図である。
以下に図面に基づいて詳細に説明する。ここで、図1は
本発明に係る物品搬送用台車の一実施例が床面に対して
移動不能に固定された状態を示す部分断面側面図、図2
は図1に示す物品搬送用台車の走行可能な状態を示す部
分断面側面図、図3は物品搬送用台車が床面に固定され
た際の付勢手段の状態を拡大して説明する部分断面側面
図、図4は物品搬送用台車が走行可能とされる際の付勢
手段の状態を拡大して説明する部分断面側面図である。
【0007】図1に示すように、本実施例の物品搬送用
台車100は、物品が載置される載置台10と、走行手
段20と、載置台10と走行手段20とを連結するリン
ク機構30と、載置台10と走行手段20とが互いに離
れるように付勢する付勢手段40と、付勢手段40を載
置台10に固定する固定手段50とを備えている。
台車100は、物品が載置される載置台10と、走行手
段20と、載置台10と走行手段20とを連結するリン
ク機構30と、載置台10と走行手段20とが互いに離
れるように付勢する付勢手段40と、付勢手段40を載
置台10に固定する固定手段50とを備えている。
【0008】前記載置台10は、ドラム缶2が載置され
る平面視で矩形状の載置板11と、この載置板11の4
隅に床面1に対して垂直に延びるように取り付けられた
図示左方側の一対の支持脚12と図示右方側の一対の支
持脚13とを備えている。そして前記支持脚13は上方
に延設され、その上端には手すり14が掛け渡されて、
この物品載置台100を走行させるときの手掛かりとな
るようにされている。
る平面視で矩形状の載置板11と、この載置板11の4
隅に床面1に対して垂直に延びるように取り付けられた
図示左方側の一対の支持脚12と図示右方側の一対の支
持脚13とを備えている。そして前記支持脚13は上方
に延設され、その上端には手すり14が掛け渡されて、
この物品載置台100を走行させるときの手掛かりとな
るようにされている。
【0009】前記走行手段20は、鋼製フレームを組み
合わせて平面視で略矩形状とされるとともに床面1に対
して平行に延びるように配設されるフレーム21と、こ
のフレーム21の下面に取り付けられて床面1上を転動
するように支持された図示左方側の一対のキャスター車
輪22と、図示右方側の一対の固定車輪23とを備えて
いる。そして、前記キャスター車輪22は鉛直軸の回り
に回動自在とされ、この物品搬送用台車100が床面1
上を走行する際に容易に方向転換することができるよう
にされている。そして、この走行手段20は、前記載置
台10の載置板11と床面1との間に配設されている。
合わせて平面視で略矩形状とされるとともに床面1に対
して平行に延びるように配設されるフレーム21と、こ
のフレーム21の下面に取り付けられて床面1上を転動
するように支持された図示左方側の一対のキャスター車
輪22と、図示右方側の一対の固定車輪23とを備えて
いる。そして、前記キャスター車輪22は鉛直軸の回り
に回動自在とされ、この物品搬送用台車100が床面1
上を走行する際に容易に方向転換することができるよう
にされている。そして、この走行手段20は、前記載置
台10の載置板11と床面1との間に配設されている。
【0010】前記リンク機構30は互いに平行に延びる
4本の等長リンク31を備えている。そしてこれらのリ
ンク31は、前記載置板11と前記フレーム21にそれ
ぞれ床面1に対して平行にかつ互いに平行に延びるよう
に設けられた複数の支軸32・33に、その上端および
下端がそれぞれ揺動自在に軸支されている。これによ
り、前記載置板11と前記フレーム21は、互いに平行
に接離するようにされ、かつ、これらのリンク31の軸
線が鉛直方向に対して斜めに延びる時には載置板11と
フレーム21が互いに接近し、反対にこれらのリンク3
1の軸線が鉛直方向に近く延びる時に載置板11とフレ
ーム21が最も離れるように連結されている。
4本の等長リンク31を備えている。そしてこれらのリ
ンク31は、前記載置板11と前記フレーム21にそれ
ぞれ床面1に対して平行にかつ互いに平行に延びるよう
に設けられた複数の支軸32・33に、その上端および
下端がそれぞれ揺動自在に軸支されている。これによ
り、前記載置板11と前記フレーム21は、互いに平行
に接離するようにされ、かつ、これらのリンク31の軸
線が鉛直方向に対して斜めに延びる時には載置板11と
フレーム21が互いに接近し、反対にこれらのリンク3
1の軸線が鉛直方向に近く延びる時に載置板11とフレ
ーム21が最も離れるように連結されている。
【0011】図3に示すように、前記付勢手段40は、
側面視でL字形の足踏みレバー41とされ、その短辺部
分41aの先端が前記載置板11の下面に、前記リンク
31を軸支する軸32と平行に延びる支軸42により揺
動自在に軸支されているとともに、その長辺部分41b
の先端にはペダル43が取り付けられている。また前記
短辺部分41aの側壁が前記走行手段20のフレーム2
1の図示右端側の側壁21aに当接するようにされてい
る。これにより、図1および図3に示すように、載置台
10の支持脚12・13が床面1に接しているときに
は、この足踏みレバー41は前記フレーム21により、
その足踏みペダル43が床面1から遠く離れるよう位置
に回動させられている。これに対して、図4に示すよう
に、ペダル43を鉛直方向下側に向けて踏みつけると、
足踏みレバー41は支軸42の回りに図示時計方向に回
動し、その短辺部分41aの側壁が前記フレーム21の
前記側壁21aを押圧し、もってフレーム21を図示左
方側に向かって移動するように付勢することができるよ
うにされている。
側面視でL字形の足踏みレバー41とされ、その短辺部
分41aの先端が前記載置板11の下面に、前記リンク
31を軸支する軸32と平行に延びる支軸42により揺
動自在に軸支されているとともに、その長辺部分41b
の先端にはペダル43が取り付けられている。また前記
短辺部分41aの側壁が前記走行手段20のフレーム2
1の図示右端側の側壁21aに当接するようにされてい
る。これにより、図1および図3に示すように、載置台
10の支持脚12・13が床面1に接しているときに
は、この足踏みレバー41は前記フレーム21により、
その足踏みペダル43が床面1から遠く離れるよう位置
に回動させられている。これに対して、図4に示すよう
に、ペダル43を鉛直方向下側に向けて踏みつけると、
足踏みレバー41は支軸42の回りに図示時計方向に回
動し、その短辺部分41aの側壁が前記フレーム21の
前記側壁21aを押圧し、もってフレーム21を図示左
方側に向かって移動するように付勢することができるよ
うにされている。
【0012】前記固定手段50は、図3に示すように、
前記足踏みレバー41に床面と平行に延びるように設け
られた支軸51により揺動自在に軸支されるストッパ5
2と、このストッパ52を常に図示反時計方向に回動す
るように付勢するバネ53と、前記ストッパ42を図示
時計方向に回動させるペダル54と、このペダル54の
レバー部分54aに係合して前記ストッパ52の図示反
時計方向への回動を規制する前記足踏み式レバー41に
突設された係止部材55と、前記載置板10の図示右端
側の壁面11aに図示されないボルトにより螺着された
ストッパフレーム56とを有している。そしてこのスト
ッパフレーム56の下端には、前記ストッパ52の先端
と係合する溝状の係合部56aが設けられている。そし
て、図3に示すように、載置台10の支持脚13が床面
1に接している時には、ストッパ52とストッパフレー
ム56とは互いに係合することが無い。これに対して、
図4に示すように、足踏みレバー41のペダル43を床
面に向かって踏みつけ、足踏みレバー41をその軸支点
42の回りに図示時計方向に回動させると、ストッパ5
2も共に変位してその先端がストッパフレーム56の係
合部56aに係合し、足踏みレバー41が図示反時計方
向に回動するのを阻止するようにされている。
前記足踏みレバー41に床面と平行に延びるように設け
られた支軸51により揺動自在に軸支されるストッパ5
2と、このストッパ52を常に図示反時計方向に回動す
るように付勢するバネ53と、前記ストッパ42を図示
時計方向に回動させるペダル54と、このペダル54の
レバー部分54aに係合して前記ストッパ52の図示反
時計方向への回動を規制する前記足踏み式レバー41に
突設された係止部材55と、前記載置板10の図示右端
側の壁面11aに図示されないボルトにより螺着された
ストッパフレーム56とを有している。そしてこのスト
ッパフレーム56の下端には、前記ストッパ52の先端
と係合する溝状の係合部56aが設けられている。そし
て、図3に示すように、載置台10の支持脚13が床面
1に接している時には、ストッパ52とストッパフレー
ム56とは互いに係合することが無い。これに対して、
図4に示すように、足踏みレバー41のペダル43を床
面に向かって踏みつけ、足踏みレバー41をその軸支点
42の回りに図示時計方向に回動させると、ストッパ5
2も共に変位してその先端がストッパフレーム56の係
合部56aに係合し、足踏みレバー41が図示反時計方
向に回動するのを阻止するようにされている。
【0013】次に、上述のように構成された本実施例の
物品搬送用台車100の作動について説明すると、通常
時には、図1に示すように載置台10の支持脚12・1
3の下端面12a・13aが床面1に当接し、もってこ
の物品搬送用台車100は床面上を移動することがない
ように確実に固定される。
物品搬送用台車100の作動について説明すると、通常
時には、図1に示すように載置台10の支持脚12・1
3の下端面12a・13aが床面1に当接し、もってこ
の物品搬送用台車100は床面上を移動することがない
ように確実に固定される。
【0014】原材料が消費されてドラム缶2が空になっ
た場合には、この物品搬送用台車100を手押しにより
走行させて、ドラム缶2を補給セクションまで搬送す
る。この場合には、図4に示すように、付勢手段として
の前記足踏みレバー41のペダル43を床面に向かって
踏みつけると、この足踏みレバー41は支軸42の回り
に図示時計方向に回動し、その短辺部分41aの側壁部
分が走行手段20のフレーム21の側壁21aを押圧す
るから、足踏みレバー41を踏みつける力がてこの原理
により増幅されながら付勢力としてフレーム21に伝達
される。これにより、フレーム21が図示左方側に向か
って変位するように付勢されるとともに、足踏みレバー
41が軸支されている載置台10の載置板11がその反
作用により図示右方側に変位するように付勢される。こ
の時、前記支持脚12には、図1および図2に示すよう
に、図示左方側に付勢されるフレーム21の図示左端部
分21bが当接する位置にクッションゴム61が設けら
れており、フレーム21が支持脚12に当接する衝撃を
吸収するようにされている。また、この時、図4に示す
ように、フレーム21および載置板11を連結する複数
の平行リンク31は、その軸線Cがほぼ鉛直方向に延び
るようにされているから、リンク31はフレーム21お
よび載置板11に伝達された付勢力を、載置台10を上
昇させる力に倍力的に変換し、もってドラム缶2の大き
な重量に抗して載置台10を容易に上昇させ、載置台1
0の支持脚12・13が床面1から浮き上がる。そし
て、ドラム缶2の重量はリンク31を介して走行手段2
0のフレーム21により支持されるから、この物品搬送
用台車100は、ドラム缶2を載せた状態でその走行車
輪22・23により床面1上を自由に走行することがで
きる。
た場合には、この物品搬送用台車100を手押しにより
走行させて、ドラム缶2を補給セクションまで搬送す
る。この場合には、図4に示すように、付勢手段として
の前記足踏みレバー41のペダル43を床面に向かって
踏みつけると、この足踏みレバー41は支軸42の回り
に図示時計方向に回動し、その短辺部分41aの側壁部
分が走行手段20のフレーム21の側壁21aを押圧す
るから、足踏みレバー41を踏みつける力がてこの原理
により増幅されながら付勢力としてフレーム21に伝達
される。これにより、フレーム21が図示左方側に向か
って変位するように付勢されるとともに、足踏みレバー
41が軸支されている載置台10の載置板11がその反
作用により図示右方側に変位するように付勢される。こ
の時、前記支持脚12には、図1および図2に示すよう
に、図示左方側に付勢されるフレーム21の図示左端部
分21bが当接する位置にクッションゴム61が設けら
れており、フレーム21が支持脚12に当接する衝撃を
吸収するようにされている。また、この時、図4に示す
ように、フレーム21および載置板11を連結する複数
の平行リンク31は、その軸線Cがほぼ鉛直方向に延び
るようにされているから、リンク31はフレーム21お
よび載置板11に伝達された付勢力を、載置台10を上
昇させる力に倍力的に変換し、もってドラム缶2の大き
な重量に抗して載置台10を容易に上昇させ、載置台1
0の支持脚12・13が床面1から浮き上がる。そし
て、ドラム缶2の重量はリンク31を介して走行手段2
0のフレーム21により支持されるから、この物品搬送
用台車100は、ドラム缶2を載せた状態でその走行車
輪22・23により床面1上を自由に走行することがで
きる。
【0015】これと同時に、足踏みレバー41に設けら
れている固定手段50の前記ストッパ52の先端がスト
ッパフレーム56の係合部56aに係合する。この時、
ストッパ52には支軸51の回りに図示反時計方向に回
動しようとする力が作用するが、このストッパ52と一
体に接続されているペダル54のレバー部分54aが、
前記係止部材55に係合しているので、ストッパ52が
支軸51の回りに回動することができない。これによ
り、足踏みレバー41はその支軸42回りにおける図示
反時計方向への回動が阻止されるから、載置台10とフ
レーム21との相対変位が不能とされて、載置台10を
その支持脚12・13が床面1から浮き上がった状態に
固定することができる。
れている固定手段50の前記ストッパ52の先端がスト
ッパフレーム56の係合部56aに係合する。この時、
ストッパ52には支軸51の回りに図示反時計方向に回
動しようとする力が作用するが、このストッパ52と一
体に接続されているペダル54のレバー部分54aが、
前記係止部材55に係合しているので、ストッパ52が
支軸51の回りに回動することができない。これによ
り、足踏みレバー41はその支軸42回りにおける図示
反時計方向への回動が阻止されるから、載置台10とフ
レーム21との相対変位が不能とされて、載置台10を
その支持脚12・13が床面1から浮き上がった状態に
固定することができる。
【0016】原材料を一杯に収納したドラム缶2を生産
ラインの傍らにまで搬送した後には、載置台10を降下
させてその支持脚12・13を床面1に当接させ、この
物品搬送用台車100を床面1に固定する。この場合に
は、まず足踏みレバー41の回動を阻止している固定手
段50を解除しなければならないが、そのためには足踏
みレバー41のペダル42を床面に向かって踏みつける
ことにより、前記ストッパ52の先端を前記ストッパフ
レーム56の係合部56aから離れるようにする。そし
て、この状態でペダル54を床面に向かって踏みつける
ことによりストッパ52をバネ53の張力に抗してその
支軸51の回りに図示時計方向に回動させる。次に、足
踏みレバー41のペダル42を踏みつける力を弱める
と、足踏みレバー41はドラム缶2の重量を支えている
走行手段20のフレーム21により付勢されて図示反時
計方向に回動させられるとともに、ドラム缶2の重量に
より、載置板11は図示左方側に、フレーム21は図示
右方側にそれぞれ変位させられる。この時、図3および
図4に拡大して示すように、ストッパフレーム56の、
フレーム21の図示右端部分21cが当接する位置には
クッションゴム62が設けられており、ドラム缶2の重
量によりフレーム21が急激に図示右方向に変位した場
合の衝撃を吸収するようにされている。そして、載置台
10は降下してその支持脚12・13が床面1に接する
から、搬送台車100は床面1に対して変位することが
ないように確実に固定することができる。
ラインの傍らにまで搬送した後には、載置台10を降下
させてその支持脚12・13を床面1に当接させ、この
物品搬送用台車100を床面1に固定する。この場合に
は、まず足踏みレバー41の回動を阻止している固定手
段50を解除しなければならないが、そのためには足踏
みレバー41のペダル42を床面に向かって踏みつける
ことにより、前記ストッパ52の先端を前記ストッパフ
レーム56の係合部56aから離れるようにする。そし
て、この状態でペダル54を床面に向かって踏みつける
ことによりストッパ52をバネ53の張力に抗してその
支軸51の回りに図示時計方向に回動させる。次に、足
踏みレバー41のペダル42を踏みつける力を弱める
と、足踏みレバー41はドラム缶2の重量を支えている
走行手段20のフレーム21により付勢されて図示反時
計方向に回動させられるとともに、ドラム缶2の重量に
より、載置板11は図示左方側に、フレーム21は図示
右方側にそれぞれ変位させられる。この時、図3および
図4に拡大して示すように、ストッパフレーム56の、
フレーム21の図示右端部分21cが当接する位置には
クッションゴム62が設けられており、ドラム缶2の重
量によりフレーム21が急激に図示右方向に変位した場
合の衝撃を吸収するようにされている。そして、載置台
10は降下してその支持脚12・13が床面1に接する
から、搬送台車100は床面1に対して変位することが
ないように確実に固定することができる。
【0017】すなわち、本実施例の物品搬送台車100
においては、付勢手段40を足踏みレバー41とすると
共に、その軸支点の近傍部分が走行手段20のフレーム
21に当接するようにし、さらに載置台10の載置板1
1とフレーム21と連結するリンク30が、載置台10
の支持脚12・13が床面1から浮き上がる時にその軸
線Cが略鉛直方向に延びるように設定している。これに
より、足踏みレバー41のペダル43を床面に向かって
踏みつける力がてこの原理により増加されながら付勢力
としてフレーム21に伝達されるとともに、フレーム2
1に伝達された付勢力がリンク30によって倍力的に増
加されながらを載置台10を上昇させる力に変換される
から、ドラム缶2の大きな重量に抗して載置台10を容
易に昇降させることができる。
においては、付勢手段40を足踏みレバー41とすると
共に、その軸支点の近傍部分が走行手段20のフレーム
21に当接するようにし、さらに載置台10の載置板1
1とフレーム21と連結するリンク30が、載置台10
の支持脚12・13が床面1から浮き上がる時にその軸
線Cが略鉛直方向に延びるように設定している。これに
より、足踏みレバー41のペダル43を床面に向かって
踏みつける力がてこの原理により増加されながら付勢力
としてフレーム21に伝達されるとともに、フレーム2
1に伝達された付勢力がリンク30によって倍力的に増
加されながらを載置台10を上昇させる力に変換される
から、ドラム缶2の大きな重量に抗して載置台10を容
易に昇降させることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明の物品搬送用台車は上述のように
構成したので、物品を搬送しない場合には、物品を載置
する載置台の支持脚を直接床面に当接させることにより
床面に固定することができ、載置する物品を床面に対し
て変位することが無いように確実に固定することができ
る。また、本発明の物品搬送用台車においては、物品を
載置した状態で床面に移動不能に固定される状態と、物
品を載置して床面上を走行する状態と2つの状態を取る
ことができるので、載置台上に載置された物品を、載置
台上から搬送台車上に積み換える作業を不要とすること
ができ、もって作業の効率を高めることができるばかり
でなく、作業員の身体的負担をも軽減することができ
る。
構成したので、物品を搬送しない場合には、物品を載置
する載置台の支持脚を直接床面に当接させることにより
床面に固定することができ、載置する物品を床面に対し
て変位することが無いように確実に固定することができ
る。また、本発明の物品搬送用台車においては、物品を
載置した状態で床面に移動不能に固定される状態と、物
品を載置して床面上を走行する状態と2つの状態を取る
ことができるので、載置台上に載置された物品を、載置
台上から搬送台車上に積み換える作業を不要とすること
ができ、もって作業の効率を高めることができるばかり
でなく、作業員の身体的負担をも軽減することができ
る。
【図1】本発明に係る物品搬送用台車の一実施例が床面
に対して移動不能に固定された状態を示す部分断面側面
図である。
に対して移動不能に固定された状態を示す部分断面側面
図である。
【図2】図1に示す物品搬送用台車の走行可能な状態を
示す部分断面側面図である。
示す部分断面側面図である。
【図3】物品搬送用台車が床面に固定される際の付勢手
段を状態を拡大して説明する部分断面側面図である。
段を状態を拡大して説明する部分断面側面図である。
【図4】物品搬送用台車が走行可能とされる際の付勢手
段の状態を拡大して説明する部分断面側面図である。
段の状態を拡大して説明する部分断面側面図である。
1 床面 2 ドラム缶 10 載置台 11 載置板 12 支持脚 13 支持脚 14 手すり 20 走行手段 21 フレーム 22 キャスター車輪 23 固定車輪 30 リンク機構 31 リンク 32 支軸 33 支軸 40 付勢手段 41 足踏みレバー 42 支軸 43 ペダル 50 付勢手段 51 支軸 52 ストッパ 53 バネ 54 ペダル 55 係止部材 56 ストッパフレーム 61 クッションゴム 62 クッションゴム
Claims (5)
- 【請求項1】物品載置部分が支持脚により支持されて床
面から高い位置に設けられている載置台と、前記物品載
置部分と前記床面との間に配設されるとともに前記床面
上を転動する複数の走行車輪を有する走行手段と、前記
載置台と前記走行手段との間に介装され、かつ前記支持
脚が前記床面に接する状態と前記床面から浮き上がる状
態との間で前記載置台を前記走行手段に対して接離自在
に支持するリンク機構と、前記載置台と前記走行手段と
が互いに離れるように付勢する付勢手段とを備えること
を特徴とする物品搬送用台車。 - 【請求項2】前記リンク機構が、一方の端部が前記載置
台に他方の端部が前記走行手段にそれぞれ軸支される複
数の等長平行リンクを備えることを特徴とする請求項1
に記載の物品搬送用台車。 - 【請求項3】前記付勢手段が、基端が前記載置台あるい
は前記走行手段のいずれか一方に軸支されるとともに、
軸支点の近傍部分が、前記載置台あるいは前記走行手段
のいずれか他方に当接するようにされているレバーであ
ることを特徴とする請求項2に記載の物品搬送用台車。 - 【請求項4】前記レバーが、自由端を前記床面に向かっ
て足踏みすることにより操作される足踏みレバーである
ことを特徴とする請求項3に記載の物品搬送用台車。 - 【請求項5】前記レバーが、前記載置台を床面から浮き
上がるように付勢した状態でその回動位置を固定する固
定手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の物品
搬送用台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1687594A JPH07223545A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 物品搬送用台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1687594A JPH07223545A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 物品搬送用台車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07223545A true JPH07223545A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11928369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1687594A Pending JPH07223545A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 物品搬送用台車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07223545A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010036051A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Hitachi Koki Co Ltd | 遠心分離機 |
KR20120101336A (ko) * | 2009-11-05 | 2012-09-13 | 소시에다드 에스파뇰라 데 일렉트로메디시나 와이 칼리다드 에스.에이. | 측방 이동을 위한 장치 |
CN110712917A (zh) * | 2019-11-13 | 2020-01-21 | 浙江海洋大学 | 一种行李搬运装置 |
CN117429486A (zh) * | 2023-12-22 | 2024-01-23 | 泉州卓烨锰钢脚轮制造股份有限公司 | 一种脚踏推车 |
-
1994
- 1994-02-10 JP JP1687594A patent/JPH07223545A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010036051A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Hitachi Koki Co Ltd | 遠心分離機 |
KR20120101336A (ko) * | 2009-11-05 | 2012-09-13 | 소시에다드 에스파뇰라 데 일렉트로메디시나 와이 칼리다드 에스.에이. | 측방 이동을 위한 장치 |
CN110712917A (zh) * | 2019-11-13 | 2020-01-21 | 浙江海洋大学 | 一种行李搬运装置 |
CN110712917B (zh) * | 2019-11-13 | 2024-05-28 | 浙江海洋大学 | 一种行李搬运装置 |
CN117429486A (zh) * | 2023-12-22 | 2024-01-23 | 泉州卓烨锰钢脚轮制造股份有限公司 | 一种脚踏推车 |
CN117429486B (zh) * | 2023-12-22 | 2024-03-15 | 泉州卓烨锰钢脚轮制造股份有限公司 | 一种脚踏推车 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010109 |