JPH0722247A - コイル部品 - Google Patents
コイル部品Info
- Publication number
- JPH0722247A JPH0722247A JP15006593A JP15006593A JPH0722247A JP H0722247 A JPH0722247 A JP H0722247A JP 15006593 A JP15006593 A JP 15006593A JP 15006593 A JP15006593 A JP 15006593A JP H0722247 A JPH0722247 A JP H0722247A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron core
- laminated iron
- shaped laminated
- winding
- coil component
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種電子機器に使用されるコイル部品におい
て小型化、高信頼性化、生産性を向上するコイル部品を
提供することを目的とする。 【構成】 両端に三角状部を設けたＩ形ラミネート鉄心
６と、両端部に上記Ｉ形ラミネート鉄心６の三角状部の
テーパ面５に合致するテーパ面８を設けたＣ形ラミネー
ト鉄心９の合致するテーパ面以外に固着部材１５を施し
軟固着したブロック鉄心とし、巻線４を装着してなる構
成により小型化、高信頼性化、生産性を向上するコイル
部品を実現できるものである。
て小型化、高信頼性化、生産性を向上するコイル部品を
提供することを目的とする。 【構成】 両端に三角状部を設けたＩ形ラミネート鉄心
６と、両端部に上記Ｉ形ラミネート鉄心６の三角状部の
テーパ面５に合致するテーパ面８を設けたＣ形ラミネー
ト鉄心９の合致するテーパ面以外に固着部材１５を施し
軟固着したブロック鉄心とし、巻線４を装着してなる構
成により小型化、高信頼性化、生産性を向上するコイル
部品を実現できるものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は各種電子機器に使用され
るコイル部品に関するものである。
るコイル部品に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、各種民生電子機器に使用されるト
ランスなどのコイル部品において、軽薄短小などの小型
化や低損失、低発熱、高効率、低リーケージフラックス
などの電気特性向上が一層要求されている。この場合、
生産性についても優れた構造のものが必要となってい
る。
ランスなどのコイル部品において、軽薄短小などの小型
化や低損失、低発熱、高効率、低リーケージフラックス
などの電気特性向上が一層要求されている。この場合、
生産性についても優れた構造のものが必要となってい
る。
【０００３】以下、従来のコイル部品について図６〜図
１１を用いて説明する。図６において１は成形樹脂から
なるボビンで両端に鍔２を有し、この鍔２によって形成
される巻溝３に巻線４を巻回し、両端にテーパ面５を有
するＩ形ラミネート鉄心６を積層しボビン１の中孔７に
挿入し、上記Ｉ形ラミネート鉄心６のテーパ面５に合致
するテーパ面８を足部両端に有する一対のＣ形ラミネー
ト鉄心９を巻線４の上面より絶縁シート１０を挿入し
て、組み込みＩ形ラミネート鉄心６のテーパ面５の先端
でＣ形ラミネート鉄心９の合致したポイント１１を溶接
し、図１１に示すように完成品としていた。
１１を用いて説明する。図６において１は成形樹脂から
なるボビンで両端に鍔２を有し、この鍔２によって形成
される巻溝３に巻線４を巻回し、両端にテーパ面５を有
するＩ形ラミネート鉄心６を積層しボビン１の中孔７に
挿入し、上記Ｉ形ラミネート鉄心６のテーパ面５に合致
するテーパ面８を足部両端に有する一対のＣ形ラミネー
ト鉄心９を巻線４の上面より絶縁シート１０を挿入し
て、組み込みＩ形ラミネート鉄心６のテーパ面５の先端
でＣ形ラミネート鉄心９の合致したポイント１１を溶接
し、図１１に示すように完成品としていた。
【０００４】また、Ｃ形ラミネート鉄心９とＩ形ラミネ
ート鉄心６に図８（ａ）〜（ｄ）に示すような嵌合片１
２および凹部１３を設け各鉄心をブロック化し、同様に
して図１１に示すように完成品としていた。
ート鉄心６に図８（ａ）〜（ｄ）に示すような嵌合片１
２および凹部１３を設け各鉄心をブロック化し、同様に
して図１１に示すように完成品としていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成ではまず、図６に示すようにＣ形ラミネート鉄心９
とＩ形ラミネート鉄心６がバラバラなため、作業性が悪
く、また、図７に示すように小型化実現のため巻線スペ
ースに多くの巻線４を巻回した場合、巻線４の上面から
Ｃ形ラミネート鉄心９の一枚一枚の端面でバラバラに加
圧するため巻線４に傷を付けるなど致命的な不良を発生
させ、それを防ぐために巻線４とＣ形ラミネート鉄心９
の間に絶縁シート１０を挿入しなければならず、生産
面、品質面において大きな支障となっていた。また、Ｃ
形ラミネート鉄心９とＩ形ラミネート鉄心６がバラバラ
で絶縁シート１０が必要なため、生産の自動化にも障害
があった。
構成ではまず、図６に示すようにＣ形ラミネート鉄心９
とＩ形ラミネート鉄心６がバラバラなため、作業性が悪
く、また、図７に示すように小型化実現のため巻線スペ
ースに多くの巻線４を巻回した場合、巻線４の上面から
Ｃ形ラミネート鉄心９の一枚一枚の端面でバラバラに加
圧するため巻線４に傷を付けるなど致命的な不良を発生
させ、それを防ぐために巻線４とＣ形ラミネート鉄心９
の間に絶縁シート１０を挿入しなければならず、生産
面、品質面において大きな支障となっていた。また、Ｃ
形ラミネート鉄心９とＩ形ラミネート鉄心６がバラバラ
で絶縁シート１０が必要なため、生産の自動化にも障害
があった。
【０００６】そして、各鉄心をブロック化した物につい
ては図９〜図１１に示すようにＣ形ラミネート鉄心９と
Ｉ形ラミネート鉄心６を積層した場合の寸法および端面
の平面度の精度が要求され、一枚でもずれが生じると平
面修正が困難となり、テーパ面５の接合面にギャップ１
４が発生し無負荷電流が増大、うなり振動が発生するこ
ととなる。又プレスの回転数が上げられず鉄心の生産性
が悪い。以上のように従来のコイル部品は高性能化によ
る小型化、高信頼性化、生産面で課題があった。
ては図９〜図１１に示すようにＣ形ラミネート鉄心９と
Ｉ形ラミネート鉄心６を積層した場合の寸法および端面
の平面度の精度が要求され、一枚でもずれが生じると平
面修正が困難となり、テーパ面５の接合面にギャップ１
４が発生し無負荷電流が増大、うなり振動が発生するこ
ととなる。又プレスの回転数が上げられず鉄心の生産性
が悪い。以上のように従来のコイル部品は高性能化によ
る小型化、高信頼性化、生産面で課題があった。
【０００７】本発明は上記課題を解決するもので、小型
化、高信頼性化、生産性を向上するコイル部品を提供す
ることを目的とする。
化、高信頼性化、生産性を向上するコイル部品を提供す
ることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のコイル部品は、巻線の中央部に組込まれる中
央磁脚として両先端に両側にテーパ面をもつ三角形状部
を備えたＩ形ラミネート鉄心を用い、両側磁脚として両
端部に上記Ｉ形ラミネート鉄心の三角形状部の一方のテ
ーパ面に合致するテーパ面を有する一対のＣ形ラミネー
ト鉄心を用い、この一対のＣ形ラミネート鉄心の内側端
面または、Ｉ形ラミネート鉄心とＣ形ラミネート鉄心の
テーパ面以外の端面を固着部材で軟固着してブロック化
し、Ｉ形ラミネート鉄心に対して巻線の外側面をＣ形ラ
ミネート鉄心の内側面で押圧するよう結合して構成した
ものである。
に本発明のコイル部品は、巻線の中央部に組込まれる中
央磁脚として両先端に両側にテーパ面をもつ三角形状部
を備えたＩ形ラミネート鉄心を用い、両側磁脚として両
端部に上記Ｉ形ラミネート鉄心の三角形状部の一方のテ
ーパ面に合致するテーパ面を有する一対のＣ形ラミネー
ト鉄心を用い、この一対のＣ形ラミネート鉄心の内側端
面または、Ｉ形ラミネート鉄心とＣ形ラミネート鉄心の
テーパ面以外の端面を固着部材で軟固着してブロック化
し、Ｉ形ラミネート鉄心に対して巻線の外側面をＣ形ラ
ミネート鉄心の内側面で押圧するよう結合して構成した
ものである。
【０００９】
【作用】上記構成において、従来の鉄心を使用したコイ
ル部品に比べ鉄心が柔軟なブロックとなるため、鉄心の
組み込み時に巻線を傷つけず、巻線スペースが有効に使
用できコイル部品の小型化ができ、また、鉄心一枚一枚
が容易に接合でき、低振動化が図れる。部品点数も減少
して、シンプルな構造となり、生産の自動化も可能とな
り、品質面で優れたものとなる。
ル部品に比べ鉄心が柔軟なブロックとなるため、鉄心の
組み込み時に巻線を傷つけず、巻線スペースが有効に使
用できコイル部品の小型化ができ、また、鉄心一枚一枚
が容易に接合でき、低振動化が図れる。部品点数も減少
して、シンプルな構造となり、生産の自動化も可能とな
り、品質面で優れたものとなる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１〜図５を用い
て説明する。
て説明する。
【００１１】図１、図２において、コイル部品の代表例
としてトランスを例として説明する。
としてトランスを例として説明する。
【００１２】１は両端に鍔２を設けたボビンであり、こ
の鍔２によって形成された巻溝３に巻線４を巻回し、両
端にテーパ面５を有するＩ形ラミネート鉄心６を積層し
ボビン１の中孔７に挿入し、上記Ｉ形ラミネート鉄心６
のテーパ面５に合致するテーパ面８を足部両端に有する
巻線４に接する内側端面を固着部材１５で軟固着しブロ
ック化した一対のＣ形ラミネート鉄心９を巻線４の上面
より図２に示すように組み込みＩ形ラミネート鉄心６の
テーパ面５の先端でＣ形ラミネート鉄心９の合致したポ
イント１１を溶接し、図５に示すように完成品とする。
の鍔２によって形成された巻溝３に巻線４を巻回し、両
端にテーパ面５を有するＩ形ラミネート鉄心６を積層し
ボビン１の中孔７に挿入し、上記Ｉ形ラミネート鉄心６
のテーパ面５に合致するテーパ面８を足部両端に有する
巻線４に接する内側端面を固着部材１５で軟固着しブロ
ック化した一対のＣ形ラミネート鉄心９を巻線４の上面
より図２に示すように組み込みＩ形ラミネート鉄心６の
テーパ面５の先端でＣ形ラミネート鉄心９の合致したポ
イント１１を溶接し、図５に示すように完成品とする。
【００１３】固着部材１５での軟固着方法は図３（ａ）
〜（ｄ）〜図４（ａ）〜（ｄ）に示すように一対のＣ形
ラミネート鉄心９の内側端面だけにとどまらずテーパ面
８以外であればよく、また、Ｉ形ラミネート鉄心６も同
様にして軟固着してブロック化することが可能である。
しかし、Ｃ形ラミネート鉄心９については図４（ａ）〜
（ｄ）に示すように外側端面のみの固着は形状的にテー
パ面８が開くため巻線４に接する面が有効的である。
〜（ｄ）〜図４（ａ）〜（ｄ）に示すように一対のＣ形
ラミネート鉄心９の内側端面だけにとどまらずテーパ面
８以外であればよく、また、Ｉ形ラミネート鉄心６も同
様にして軟固着してブロック化することが可能である。
しかし、Ｃ形ラミネート鉄心９については図４（ａ）〜
（ｄ）に示すように外側端面のみの固着は形状的にテー
パ面８が開くため巻線４に接する面が有効的である。
【００１４】固着部材１５の材料としてはポリエステル
フィルム製の粘着テープ、アルミニュームなど非磁性金
属の薄箔品に粘着材を施したもの、または成形樹脂を溶
融させたもの、またはゴム、アクリル系などの接着剤等
が上げられ同様の効果が得られる。
フィルム製の粘着テープ、アルミニュームなど非磁性金
属の薄箔品に粘着材を施したもの、または成形樹脂を溶
融させたもの、またはゴム、アクリル系などの接着剤等
が上げられ同様の効果が得られる。
【００１５】
【発明の効果】以上のように本発明のコイル部品は、Ｉ
形ラミネート鉄心とＣ形ラミネート鉄心を固着部材で軟
固着するため鉄心組み立て時にバラバラにならず、作業
性が良く、Ｃ形ラミネート鉄心の内側端面全体で巻線を
加圧できるため、巻線を傷つけることなく、また、巻線
スペースを多く取ることができ、小型化、薄型化が可能
となるだけでなく、軟固着による鉄心ブロックのため、
寸法精度も必要とせず鉄心一枚一枚に自由度があるため
溶接時の加圧にて必要な精度が得られ、鉄心一枚一枚が
確実に接合されるため特性および、うなり不良や鉄心ブ
ロック寸法不良がなくなる。又、プレスの回転数が上げ
られ鉄心の生産性向上となる。
形ラミネート鉄心とＣ形ラミネート鉄心を固着部材で軟
固着するため鉄心組み立て時にバラバラにならず、作業
性が良く、Ｃ形ラミネート鉄心の内側端面全体で巻線を
加圧できるため、巻線を傷つけることなく、また、巻線
スペースを多く取ることができ、小型化、薄型化が可能
となるだけでなく、軟固着による鉄心ブロックのため、
寸法精度も必要とせず鉄心一枚一枚に自由度があるため
溶接時の加圧にて必要な精度が得られ、鉄心一枚一枚が
確実に接合されるため特性および、うなり不良や鉄心ブ
ロック寸法不良がなくなる。又、プレスの回転数が上げ
られ鉄心の生産性向上となる。
【００１６】以上のように高性能化による小型化、低振
動などの高信頼性化、高品質化が実現でき、設備化対応
も容易で生産性の向上も図れるなど極めて工業的価値の
高いコイル部品を提供できるという効果が得られる。
動などの高信頼性化、高品質化が実現でき、設備化対応
も容易で生産性の向上も図れるなど極めて工業的価値の
高いコイル部品を提供できるという効果が得られる。
【図１】本発明の一実施例を示すコイル部品の分解斜視
図
図
【図２】本発明の一実施例を示すコイル部品の断面図
【図３】（ａ）〜（ｄ）本発明の一実施例を示すコイル
部品の鉄心の斜視図
部品の鉄心の斜視図
【図４】（ａ）〜（ｄ）本発明の一実施例を示すコイル
部品の鉄心の斜視図
部品の鉄心の斜視図
【図５】本発明の一実施例を示すコイル部品の完成品の
斜視図
斜視図
【図６】従来のコイル部品の分解斜視図
【図７】従来のコイル部品の断面図
【図８】（ａ）〜（ｄ）従来のコイル部品の鉄心の要部
の上面図と断面図
の上面図と断面図
【図９】（ａ）〜（ｆ）従来のコイル部品の鉄心の斜視
図
図
【図１０】従来のコイル部品の鉄心の要部の拡大図
【図１１】従来のコイル部品の完成品の斜視図
１ ボビン ２ 鍔 ３ 巻溝 ４ 巻線 ５ テーパ面 ６ Ｉ形ラミネート鉄心 ７ 中孔 ８ テーパ面 ９ Ｃ形ラミネート鉄心 １５ 固着部材
Claims (2)
- 【請求項１】 巻線の中央部に組込まれる中央磁脚とし
て両先端に両側にテーパ面をもつ三角形状部を備えたＩ
形ラミネート鉄心を用い、両側磁脚として両端部に上記
Ｉ形ラミネート鉄心の三角形状部の一方のテーパ面に合
致するテーパ面を有する一対のＣ形ラミネート鉄心を用
い、この一対のＣ形ラミネート鉄心の内側端面を固着部
材で軟固着してブロック化し、Ｉ形ラミネート鉄心に対
して巻線の外側面をＣ形ラミネート鉄心の内側面で押圧
するよう結合したコイル部品。 - 【請求項２】 Ｃ形ラミネート鉄心およびＩ形ラミネー
ト鉄心のテーパ面以外の端面に固着部材で軟固着してブ
ロック化した請求項１のコイル部品。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15006593A JPH0722247A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | コイル部品 |
| CN94190072A CN1042866C (zh) | 1993-02-19 | 1994-02-17 | 线圈元件 |
| PCT/JP1994/000241 WO1994019811A1 (en) | 1993-02-19 | 1994-02-17 | Coil component and method of punching core used for the coil component |
| US08/980,450 US5861792A (en) | 1993-02-19 | 1997-11-28 | Coil component and method of stamping iron core used therefor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15006593A JPH0722247A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | コイル部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0722247A true JPH0722247A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=15488752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15006593A Pending JPH0722247A (ja) | 1993-02-19 | 1993-06-22 | コイル部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0722247A (ja) |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP15006593A patent/JPH0722247A/ja active Pending
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