JPH07222406A - 直流モータの回転子 - Google Patents

直流モータの回転子

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Publication number
JPH07222406A
JPH07222406A JP6009755A JP975594A JPH07222406A JP H07222406 A JPH07222406 A JP H07222406A JP 6009755 A JP6009755 A JP 6009755A JP 975594 A JP975594 A JP 975594A JP H07222406 A JPH07222406 A JP H07222406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
commutator
rotor
base
noise prevention
prevention element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6009755A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Murakita
亙 村北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP6009755A priority Critical patent/JPH07222406A/ja
Publication of JPH07222406A publication Critical patent/JPH07222406A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雑防素子を小型化にし、重量バランスの良い
直流モータの回転子の提供を目的とする。 【構成】 回転軸1 に設けられた筒状の基台31と基台31
の外周面に設けられた複数極に分離したエグメント32と
を有した整流子3 と、整流子3 の所定箇所に設けられた
環状の雑防素子6 とを備えたものにおいて、前記整流子
3 は、その先端を段付き形状とするとともに軸方向長さ
を雑防素子6 より長く形成してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流モータの回転子に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、永久磁石を有した固定子と、
固定子の磁界内に設けられた回転子とを備えた直流モー
タが提供されている。回転子は、図4及び図5に示すよ
うに、回転軸1 と、回転軸1 に嵌着した鉄芯2 と、鉄芯
2 に巻かれたコイル5 と、回転軸1 の一端側に設けられ
た整流子3 と、整流子3 の外周面の所定箇所に設けられ
た円環状の雑防素子6 と、回転軸の他端側に設けられた
円筒状のエンドカラー4とを備えている。整流子3 は、
回転に応じて電流の向きを変えるものであり、樹脂製の
基台31に複数極に分離しかつ後端に鍔部を有したセグメ
ント32を設けることにより構成されている。雑防素子6
は、電波障害を抑え、寿命を延ばすために設けられるも
のであり、バリスタ又はコンデンサ等により構成されて
おり、その一端面をセグメント32に半田7 により決線さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した従
来の直流モータの回転子において、雑防素子6 は、その
内径及び外径が構造上セグメント32の外径より大きいの
で、回転子の重量バランスを悪くしたり、材料コストを
高くしていた。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたも
のであり、その目的とするところは、雑防素子を小型化
にし、重量バランスの良い直流モータの回転子を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の直流モータの回転子は、回転軸に設
けられた筒状の基台と基台の外周面に設けられた複数極
に分離したセグメントとを有した整流子と、整流子の所
定箇所に設けられた環状の雑防素子とを備えた直流モー
タの回転子において、前記整流子は、その先端を段付き
形状とするとともに軸方向長さを雑防素子より長く形成
してなる構成としている。
【0006】また、請求項2記載の直流モータの回転子
は、請求項1記載のものの雑防素子が、その外周を段付
き形状とするとともに外径を整流子のセグメントの外径
より大きく形成してなる構成としている。
【0007】
【作用】請求項1記載の構成によれば、雑防素子を整流
子の段付きになった箇所に設けるように形成した場合、
雑防素子の形状、体積及び重量を小さくすることができ
る。
【0008】請求項2記載の構成によれば、回転軸を軸
受に軸支して回転子を回転させた場合、軸受の油が回転
軸から基台に伝わり基台から遠心力により径方向に伝わ
っていっても、雑防素子の外周まで伝わることがない。
【0009】
【実施例】本発明の第1実施例を図1及び図2に基づい
て説明する。
【0010】1 は回転軸であり、その略中央に鉄芯2 を
嵌着し、一端側に整流子3 を設け、他端側に円筒状のエ
ンドカラー4 を設けてある。鉄芯2 は、三極構造に形成
されており、それぞれの極にコイル5 が巻かれている。
【0011】整流子3 は、筒状をなす樹脂製の基台31
と、三極に分離したセグメント32とを有している。基台
31は、その先端側を段付き形状とするとともに軸方向長
さを所定長さに形成し、後端側を段付き形状にしてあ
る。セグメント32は、後端に鍔部を有しており、鍔部の
端面が基台31の後端側の段に位置決めされるとともに、
基台31の外周面に固定される。このとき、セグメント32
の先端は、基台31の先端側の段より先に突出しないよう
になっている。
【0012】基台31の先端の段には、バリスタ又はコン
デンサ等により構成された円環状をなす雑防素子6 が設
けられ、雑防素子6 は、半田7 によりセグメント32と決
線される。このとき、基台31の先端側の段の軸方向長さ
は、雑防素子6 の厚みより長くなっている。このこと
は、落下衝撃が起こった際、その衝撃を基台31の先端で
受けることにより雑防素子6 の割れを防止するためであ
る。
【0013】以上より、本実施例は、雑防素子6 が基台
31の先端の段に設けられるので、雑防素子6 の形状、体
積及び重量を小さくすることができ、その結果、回転子
全体の重量バランスを良くすることができ、材料コスト
の低減を図ることができ、衝撃等により雑防素子6 の破
損を起こりにくくすることができる。
【0014】次に、本発明の第2実施例を図3に基づい
て説明する。なお、先の第1実施例と実質的に同様な機
能を有する部材については、同一の符号を付して説明を
省略する。
【0015】本実施例において、雑防素子6 は、その外
周を段付き形状とするとともに外径をセグメント32の外
径より大きく形成してある。この他の構成については、
第1実施例と同様である。
【0016】以上より、本実施例は、回転軸1 を軸受8
に軸支して回転子を回転させた場合、軸受8 の油が回転
軸1 から基台31に伝わり基台31から遠心力により径方向
に伝わっていっても、雑防素子6 の外周まで伝わること
がないので、セグメント32への油の浸入を防止すること
ができる。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の直流モータの回転子は、
雑防素子を整流子の段付きになった箇所に設けるように
形成した場合、雑防素子の形状、体積及び重量を小さく
することができるので、回転子全体の重量バランスを良
くすることができ、材料コストの低減を図ることがで
き、衝撃等により雑防素子の破損を起こりにくくするこ
とができる。
【0018】請求項2記載の直流モータの回転子は、請
求項1記載の効果に加え、回転軸を軸受に軸支して回転
子を回転させた場合、軸受の油が回転軸から基台に伝わ
り基台から遠心力により径方向に伝わっていっても、雑
防素子の外周まで伝わることがないので、セグメントへ
の油の浸入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の側面図である。
【図2】その正面図である。
【図3】本発明の第2実施例の部分側面図である。
【図4】従来例の側面図である。
【図5】その正面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 3 整流子 6 雑防素子 31 基台 32 セグメント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に設けられた筒状の基台と基台の
    外周面に設けられた複数極に分離したセグメントとを有
    した整流子と、整流子の所定箇所に設けられた環状の雑
    防素子とを備えた直流モータの回転子において、前記整
    流子は、その先端を段付き形状とするとともに軸方向長
    さを雑防素子より長く形成してなる直流モータの回転
    子。
  2. 【請求項2】 前記雑防素子は、その外周を段付き形状
    とするとともに外径を整流子のセグメントの外径より大
    きく形成してなる請求項1記載の直流モータの回転子。
JP6009755A 1994-01-31 1994-01-31 直流モータの回転子 Pending JPH07222406A (ja)

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JP6009755A JPH07222406A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 直流モータの回転子

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JP6009755A Pending JPH07222406A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 直流モータの回転子

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102064645A (zh) * 2010-10-29 2011-05-18 无锡哈电电机有限公司 减小绕线型电机滑环不平衡量的结构
EP2366890A1 (de) * 2010-03-19 2011-09-21 Robert Bosch GmbH Gewuchtete elektrische Maschine
JP2012115095A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Denso Corp 直流モータ
CN108880117B (zh) * 2018-05-25 2019-08-20 浙江省东阳市东磁诚基电子有限公司 抗电磁干扰的微型振动电机

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040309