JP3956715B2 - プーリ付き磁石発電機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータヨークの底部にプーリが設けられているプーリ付き磁石発電機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来のプーリ付き磁石発電機の一部縦断側面図を示したものである。このプーリ付き磁石発電機においては、ロータヨーク1の筒部1aの内周に永久磁石2が固定されてアウターロータ3が構成され、回転する永久磁石2に複数の凸極4aが対向するステータ鉄心4の各凸極4aにコイル5が巻装されてステータ6が構成されている。ステータ鉄心4を外周に嵌合支持して筒状のボス7が設けられ、ボス7の中心に軸受8を介して回転軸9が回転自在に嵌め込まれている。ボス7から突出した回転軸9の部分にロータヨーク1の底部1bが嵌め込まれ、ロータヨーク1の底部1bと軸受8との間にカラー10が介在させられている。またロータヨーク1の底部1bの中心側部分と、回転軸9に嵌合されたプーリ部材11の中心側部分とが突合わせられるとともに、プーリ部材11の外周側部分とロータヨークの底部との間にプーリ溝を形成するようにプーリ部材11の外周側部分とロータヨークの底部の外周側部分とが離間させられてプーリ部材11とロータヨークの底部とによりプーリ13が形成され、プーリ部材11とロータヨーク1とがカラー8と回転軸9に螺合されたナット14で締結されている。カラー10は、軸受8のインナーリングに接触して支持されている。カラー10の外径は、軸受8の外径より小さく形成されている。プーリ溝12のなす角度は、この例では34°±1°となっている。
【0003】
このような構造のプーリ付き磁石発電機では、プーリ溝12の中心は、ロータヨーク1の底部1bの中心側部分とプーリ部材11の中心側部分との突合わせ面15と一致していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構造のプーリ付き磁石発電機では、ロータヨーク1に振動が加わった際に、プーリ13の半部がロータヨーク1の底部1bで形成されているので、ロータヨーク1が破損される恐れがあった。
【0005】
本発明の目的は、ロータヨークに振動が加わった際に、プーリの半部を構成するロータヨークが破損されるのを防止できるプーリ付き磁石発電機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ロータヨークの筒部内周に永久磁石が固定されてアウターロータが構成され、回転する永久磁石に複数の凸極が対向するステータ鉄心の各凸極にコイルが巻装されてステータが構成され、ステータ鉄心を外周に嵌合支持して筒状のボスが設けられ、該ボスの中心に軸受を介して回転軸が回転自在に嵌め込まれ、ボスから突出した回転軸の部分にロータヨークの底部が嵌め込まれ、ロータヨークの底部と軸受との間にカラーが介在され、ロータヨークの底部の中心側部分と回転軸に嵌合されたプーリ部材の中心側部分とが突き合わされるとともにプーリ部材の外周側部分とロータヨークの底部の外周側部分との間にプーリ溝を形成するようにプーリ部材の外周側部分とロータヨークの底部の外周側部分とが離間させられてプーリ部材とロータヨークの底部とによりプーリが形成され、プーリ部材とロータヨークとがカラーと回転軸に螺合されたナットで締結されているプーリ付き磁石発電機を対象とする。
【0007】
本発明に係るプーリ付き磁石発電機では、ロータヨークの底部の中心側部分とプーリ部材の中心側部分との突合わせ面がプーリ溝の中心よりボス側にずらされ、ロータヨークの底部の内面に接触しているカラーの外径が軸受の外径以上に設定されている。
【0008】
このようにプーリを構成するロータヨークの底部の中心側部分とプーリ部材の中心側部分との突合わせ面をプーリ溝の中心よりボス側にずらすと、この突合わせ面をアウターロータの重心位置側に近付けて、ロータヨークの底部に作用するモーメントを従来より小さくすることができる。また、ロータヨークの底部の径を従来より大きくすることができ、カラーの外径を軸受の外径以上にすることができる。これにより、ロータヨークの底部に作用する応力を従来より小さくすることができるため、ロータヨークに振動が加わった際に、プーリの半部を構成するロータヨークが破損するのを防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るプーリ付き磁石発電機の実施の形態の一例を示した一部縦断側面図である。なお、前述した図2と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0010】
本例のプーリ付き磁石発電機では、プーリ13はロータヨーク1の底部1bのプーリ中心側部分とプーリ部材11のプーリ中心側部分との突合わせ面15が、プーリ溝12の中心よりボス7側にずらされている。また、ロータヨーク1の底部1bの内面に接触しているカラー10の外径D2 が、従来のカラー10の外径D1 より大きく、つまり軸受8の外径以上に形成されている。プーリ溝12のなす角度は、この例でも34°±1°となっている。
【0011】
このように構成した場合に、従来の構成でカラー10の外径部に作用するモーメントM1 と、本発明の構成でカラー10の外径部に作用するモーメントM2 とを比較すると、次のようになる。
【0012】
重力加速度をGとし、アウターロータ3の質量をW、ロータヨーク1の底部1bの内面とカラー10との接触面からアウターロータ3の重心位置までの距離を、従来の構成ではL1 、本発明の構成ではL2 としたとき、
従来の構成でカラー10の外径部に作用するモーメントM1 は、
M1 =L1 ・W・G
本発明の構成でカラー10の外径部に作用するモーメントM2 は、
M2 =L2 ・W・G
となる。
【0013】
ここで、本発明では、プーリ13の突合わせ面15がプーリ溝12の中心よりボス7側にずらされているので、本発明の場合のL2 と、従来の場合のL1 との大きさを比較すると、
L1 >L2
になので、従来の場合のモーメントM1 と、本発明の場合のモーメントM2 との大きさの関係は、
M1 >M2
となる。即ち、本発明の場合のカラー10の外径部に作用するモーメントM2 は、従来の場合のモーメントM1 に比べて小さくなる。
【0014】
この状態で、カラー10の外径部に作用する応力を、本発明ではσ2 、従来ではσ1 として比較すると、従来の場合の断面係数をZ1 とし、本発明の場合の断面係数をZ2 とした場合、D1 <D2 より、
Z1 <Z2
となり、σ=M/Zより、
σ1 >σ2
となる。即ち、本発明の場合のカラー10の外径部に作用する応力σ2 は、従来の場合の応力σ1 に比べて小さくなる。
【0015】
このようにプーリ13を構成するロータヨーク1の底部1bのプーリ中心側部分とプーリ部材11のプーリ中心側部分との突合わせ面15をプーリ溝12の中心よりボス7側にずらすと、この突合わせ面15をアウターロータ3の重心位置側に近付けて、ロータヨーク1の底部1bに作用するモーメントを従来より小さくすることができる。また、ロータヨーク1の底部1bの径を従来より大きくすることができ、カラー10の外径を軸受8の外径以上にすることができる。それ故、ロータヨーク1の底部1bに作用する応力を従来より小さくすることができる。このため、ロータヨーク1に振動が加わった際に、プーリ13の半部を構成するロータヨーク1が破損されるのを防止することができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明に係るプーリ付き磁石発電機では、プーリを構成するロータヨークの底部のプーリ中心側部分とプーリ部材のプーリ中心側部分との突合わせ面をプーリ溝の中心よりボス側にずらしたので、この突合わせ面をアウターロータの重心位置側に近付けて、ロータヨークの底部に作用するモーメントを従来より小さくすることができる。また、ロータヨークの底部の径を従来より大きくすることができ、カラーの外径を軸受の外径以上にすることができる。これにより、ロータヨークの底部に作用する応力を従来より小さくすることができるため、ロータヨークに振動が加わった際に、プーリの半部を構成するロータヨークが破損するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るプーリ付き磁石発電機の実施の形態の一例を示した一部縦断側面図である。
【図2】 従来のプーリ付き磁石発電機の一部縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ロータヨーク
1a 筒部
1b 底部
2 永久磁石
3 アウターロータ
4 ステータ鉄心
4a 凸極
5 コイル
6 ステータ
7 ボス
8 軸受
9 回転軸
10 カラー
11 プーリ部材
12 プーリ溝
13 プーリ
14 ナット
15 突合わせ面

Claims (1)

  1. ロータヨークの筒部内周に永久磁石が固定されてアウターロータが構成され、回転する前記永久磁石に複数の凸極が対向するステータ鉄心の前記各凸極にコイルが巻装されてステータが構成され、前記ステータ鉄心を外周に嵌合支持して筒状のボスが設けられ、前記ボスの中心に軸受を介して回転軸が回転自在に嵌め込まれ、前記ボスから突出した前記回転軸の部分に前記ロータヨークの底部が嵌め込まれ、前記ロータヨークの前記底部と前記軸受との間にカラーが介在され、前記ロータヨークの前記底部の中心側部分と前記回転軸に嵌合されたプーリ部材の中心側部分とが突き合わされるとともに前記プーリ部材の外周側部分とロータヨークの底部の外周側部分との間にプーリ溝を形成するように前記プーリ部材の外周側部分とロータヨークの底部の外周側部分とが離間させられて前記プーリ部材と前記ロータヨークの底部とによりプーリが形成され、前記プーリ部材と前記ロータヨークとが前記カラーと前記回転軸に螺合されたナットで締結されているプーリ付き磁石発電機において、
    前記ロータヨークの前記底部の中心側部分と前記プーリ部材の中心側部分との突合わせ面が前記プーリ溝の中心より前記ボス側にずらされ、前記ロータヨークの前記底部の内面に接触している前記カラーの外径が前記軸受の外径以上に形成されているプーリ付き磁石発電機。
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