JPH07222183A - 偏向ヨーク装置およびそれを用いたカラー陰極線管装置 - Google Patents

偏向ヨーク装置およびそれを用いたカラー陰極線管装置

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JPH07222183A
JPH07222183A JP6009536A JP953694A JPH07222183A JP H07222183 A JPH07222183 A JP H07222183A JP 6009536 A JP6009536 A JP 6009536A JP 953694 A JP953694 A JP 953694A JP H07222183 A JPH07222183 A JP H07222183A
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circuit
coil
deflection yoke
correction circuit
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康二 福間
Takahisa Mizuta
尊久 水田
Soichi Sakurai
宗一 桜井
Noritaka Okuyama
宣隆 奥山
Hiroshi Yoshioka
洋 吉岡
Yoshihiro Obara
良浩 小原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画面上下の縦線ミスコンバ−ゼンス補正を高
精度に行なうことができ、かつ、調整を容易にした偏向
ヨーク装置を提供すること。 【構成】 複数の抵抗、可変抵抗及びダイオード等の回
路素子で構成されたコンバーゼンス補正回路を垂直偏向
コイルに直列接続し、また、複数のコンバーゼンス補正
用コイルの一端をコンバーゼンス補正回路に接続すると
ともに、複数のコンバーゼンス補正用コイルの他端同志
をそれぞれ接続した構成をとり、コンバーゼンス補正回
路によりコンバーゼンス補正用コイルに流れる電流を変
化させて、該電流の変化分に応じて変化する磁界を4極
磁界となるようにし、該4極磁界を垂直偏向周期の前半
部と後半部で異なるように調整可能とする。 【効果】 画面上下で独立に縦線ミスコンバ−ゼンス補
正を行うことができ、調整の精度が上がり、残留ミスコ
ンバーゼンス量を小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インライン配列の多電
子ビームを形成するカラー陰極線管に取り付けて使用す
る偏向ヨーク装置およびそれを用いたカラー陰極線管装
置に係り、更に詳しくは、コンバーゼンス補正手段を備
えた偏向ヨーク装置およびそれを用いたカラー陰極線管
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンバーゼンス補正手段を備えた偏向ヨ
ーク装置に関する従来技術としては、例えば特開平3−
247093号公報に記載されている偏向ヨーク装置が
挙げられる。この先願公報に開示された偏向ヨーク装置
においては、上辺部補正コイルと下辺部補正コイルに、
一組のダイオードを互いに逆向きに接続するとともに、
上記各ダイオードとそれに対応する各補正コイルの接続
点間をインピーダンス素子を介して結線し、これによっ
てコマ収差の補正とYHミスコンバーゼンスの補正とを
同時に達成するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た先願公報に開示された従来技術では、縦線のミスコン
バ−ゼンスを、画面の上下半面で個別に調整できるもの
ではなかった。
【0004】本発明は、上記問題を解決し、画面上下で
独立に縦線のミスコンバ−ゼンス調整を行える偏向ヨー
ク装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による偏向ヨーク装置では、複数の抵抗、可
変抵抗及びダイオード等の回路素子で構成されたコンバ
ーゼンス補正回路を垂直偏向コイルに直列接続し、ま
た、複数のコンバーゼンス補正用コイルの一端をコンバ
ーゼンス補正回路に接続するとともに、複数のコンバー
ゼンス補正用コイルの他端同志をそれぞれ接続した構成
をとり、コンバーゼンス補正回路によりコンバーゼンス
補正用コイルに流れる電流を変化させて、該電流の変化
分に応じて変化する磁界を4極磁界となるようにし、該
4極磁界を垂直偏向周期の前半部と後半部で異なるよう
に調整可能な、構成としたものである。
【0006】
【作用】上記した回路構成としたことで、画面上部と画
面下部とに別けて縦線のミスコンバ−ゼンス調整がで
き、これにより縦線ミスコンバ−ゼンスの調整精度が上
がり、残留ミスコンバ−ゼンスを小さくすることができ
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0008】図1は、本発明の第1実施例に係る偏向ヨ
ーク装置を持つカラー陰極線管装置の要部を示す斜視図
である。同図において、1は垂直偏向コイル、3(3
a,3b)はコンバーゼンス補正用コイル、4は磁性
体、9は偏向ヨーク、10はカラー陰極線管、11はコ
アである。本実施例の偏向ヨーク9の垂直偏向コイル1
は、サドル形で構成されており、この外周にはコア11
が配置されている。また垂直偏向コイル1の後部には、
コンバーゼンス補正用コイル3a,3bと磁性体4とが
取り付けられている。
【0009】図2は、本発明の第1実施例に係る偏向ヨ
ーク装置の概略構成を示す図であり、同図において、1
は前記垂直偏向コイル、2はコンバーゼンス補正回路、
3a,3bは前記コンバーゼンス補正用コイルである。
図2に示すように、垂直偏向コイル1にはコンバーゼン
ス補正回路2が直列に接続され、また、コンバーゼンス
補正回路2にはコンバーゼンス補正用コイル3a,3b
の一端がそれぞれ接続されており、コンバーゼンス補正
用コイル3a,3bの他端同志は接続されている。上記
コンバーゼンス補正回路2は、垂直偏向電流Ivをコン
バーゼンス補正用コイル3a,3bに分流する働きを
し、コンバーゼンス補正コイル3aに電流Iaが、コン
バーゼンス補正コイル3bに電流Ibがそれぞれ流れ
る。尚、コンバーゼンス補正回路2の回路構成について
は後で詳しく説明するが、可変抵抗とダイオードによ
り、垂直偏向周期の前半部と後半部で独立に、上記のI
a,Ibの分流比率を調整することができるように構成
されている。
【0010】図3は、前記コンバーゼンス補正用コイル
3a,3bの発生する磁界を示した図である。同図にお
いて、4は磁性体、5B,5G,5Rは電子ビーム、6
a,6bは補正磁界、7B,7G,7Rは電子ビームに
働く力、8a,8bは補正磁界の変化分である。図3の
(a)に示すように、電子ビーム5B,5G,5Rの上
下に磁性体4を配置し、さらに補正磁界6a,6bが図
3の(a)に示す向きとなるようにコンバーゼンス補正
用コイル3a,3bを取り付ける。これにより、電子ビ
ーム5B,5G,5Rにそれぞれ上向きに働く力7B,
7G,7Rが加わる。このとき電子ビームに働く力7G
は7B,7Rより大きくなるため、図4の(c)に示す
横線14Gと横線14RBのずれ量であるVCRを合わ
せることができる。この調整手法としては、コンバーゼ
ンス補正用コイル3a,3bの巻数を変化させ、補正磁
界6a,6bの強さを変えればよい。
【0011】図3の(b)は、図2に示したコンバーゼ
ンス補正回路2を用いて、コンバーゼンス補正用コイル
3aに流れる電流Iaを大きくし、逆にコンバーゼンス
補正コイル3bに流れる電流Ibを小さくした際に、図
3の(a)の状態からの補正磁界の変化を示したもので
ある。電流Iaを大きくしたことにより、補正磁界6a
は図3の(a)の状態よりも強くなるため、補正磁界の
変化分8aは、図3の(a)に示した補正磁界6aと同
じ向きとなる。また電流Ibを小さくしたことにより、
補正磁界6bは図3の(a)の状態よりも弱くなるた
め、補正磁界の変化分8bは、図3の(a)に示した補
正磁界6bとは逆の向きとなる。従って、補正磁界の変
化分8a,8bは4極磁界となる。これにより、電子ビ
ーム5B,5Rにはそれぞれ左右方向に7B,7Rの力
が加えられ、図4の(a)に示す縦線13R,13Bの
ずれ量YHを補正することができる。ここで、本発明の
コンバーゼンス補正回路2は、前記補正磁界の変化分8
a,8bを垂直偏向周期の前半部と後半部で独立に変化
させることができるため、図4の(a)の画面12の上
側半分と下側半分で独立にYHを調整することができ
る。また後で詳しく説明するが、コンバーゼンス補正回
路2にダイオードを用いずに補正した場合は、図4の
(b)に示すクロス状のYHを画面12の上側下側同時
に補正することができる。
【0012】図5は、コンバーゼンス補正回路2の第1
具体例を詳細に示した回路図である。この図において、
20a,20bは抵抗、21a,21bは可変抵抗、2
2a,22bはダイオードを示す。図5の点線で囲んだ
部分がコンバーゼンス補正回路2であり、これに垂直偏
向コイル1とコンバーゼンス補正用コイル3a,3bが
接続されている。図5に示すように、ダイオード22a
を可変抵抗21aの可変端子へ接続し、ダイオード22
bを可変抵抗21bの可変端子へ接続している。また可
変抵抗21a,21bの両端は、コンバーゼンス補正用
コイル3a,3bへ接続している。以下この回路の動作
を説明する。垂直偏向電流Ivは、垂直偏向周期の前半
は垂直偏向コイル1側からコンバーゼンス補正回路2の
方向に流れるとする。垂直偏向電流Ivは、抵抗20a
および抵抗20bで分流され、電流Ia,Ibとしてコ
ンバーゼンス補正用コイル3a,3bにそれぞれ流れ
る。このとき、抵抗20aおよび抵抗20bの発生する
電圧によりダイオード22aがオンする。このため垂直
偏向周期の前半部は、可変抵抗21aの調整により電流
Ia,Ibの分流比率を変えることができる。従って、
図3の(b)に示す補正磁界の変化分8a,8bを発生
することができ、これにより図4の(a)で示した画面
12の上側部分の縦線13R,13Bのずれ量YHを補
正することができる。同様に垂直偏向周期の後半は、垂
直偏向電流Ivは、コンバーゼンス補正用コイル3a,
3bからコンバーゼンス補正回路2の方向に流れる。こ
の場合は、ダイオード22bがオンし、可変抵抗21b
の調整により電流Ia,Ibの分流比率を変えることが
できる。これにより図4の(a)で示した画面12の下
側部分の縦線13R,13Bのずれ量YHを補正するこ
とができる。
【0013】図6はコンバーゼンス補正回路2の第2具
体例を示す回路図である。本例は、可変抵抗21a,2
1bを抵抗20a,20bに並列に接続した回路構成と
なっている。この回路動作は図5と同様であり、ダイオ
ード22aが垂直偏向周期の前半部でオンし、ダイオー
ド22bが垂直偏向周期の後半でオンし、電流Ia,I
bの分流比率を可変抵抗21a,21bで調整するもの
である。
【0014】図7はコンバーゼンス補正回路2の第3具
体例を示す回路図である。本例の回路構成は、オン電圧
の小さいダイオード22c,22e、並びにオン電圧の
大きいダイオード22d,22fの2種類のダイオード
を設け(オン電圧の異なるダイオードを2種類設け)、
それぞれのダイオード22c,22d,22e,22f
に可変抵抗21c,21d,21e,21fの可変端子
を接続したものである。またダイオード22c,22
d,22e,22fには、抵抗20c,20d,20
e,20fがそれぞれ直列に接続されている。まず、垂
直偏向周期の前半部はダイオード22c,22dがオン
する。このとき、ダイオード22cはオン電圧が小さい
ため、画面位置の画面中央部付近から画面上部に相当す
る範囲でオン状態となる。また、ダイオード22dはオ
ン電圧が大きいため、画面上端部に相当する位置でオン
状態となる。このため、可変抵抗21cの調整により画
面中央部付近のYHを補正でき、可変抵抗21dの調整
により画面上端付近のYHを補正できる。同様に、垂直
偏向周期の後半部はダイオード22e,22fがオンす
る。このとき、ダイオード22eはオン電圧が小さいた
め、画面位置の画面中央部付近から画面下部に相当する
範囲でオン状態となる。また、ダイオード22fはオン
電圧が大きいため、画面下端部に相当する位置でオン状
態となる。このため、可変抵抗21eの調整により画面
中央部付近のYHを補正でき、可変抵抗21fの調整に
より画面下端付近のYHを補正できる。このようにオン
電圧の異なるダイオードを2種類組み合わせて使用する
ことで、YH補正を高精度に行なうことができる。な
お、抵抗20c,20d,20e,20fは、ダイオー
ド22c,22d,22e,22fに流れる電流を制限
して、YH補正を高精度に行なうため接続されている。
【0015】図8はコンバーゼンス補正回路2の第4具
体例を示す回路図である。本例は、図7で示した画面上
側を調整する可変抵抗21cと可変抵抗21dを一つの
可変抵抗21aにまとめ、また、画面下側を調整する可
変抵抗21eと可変抵抗21fを一つの可変抵抗21b
にまとめたものである。さらに、オン電圧の小さいダイ
オード22c,22eに接続している抵抗20c,20
eを一つの抵抗20cにまとめ、また、オン電圧の大き
いダイオード22d,22fに接続している抵抗20
d,20fを一つの抵抗20dにまとめたものである。
本例の基本的な回路動作は図7と同様であるが、図7の
コンバーゼンス補正回路2に比べて、少ない回路素子で
コンバーゼンス補正回路2を構築することが可能であ
る。
【0016】図9はコンバーゼンス補正回路2の第5具
体例を示す回路図である。本例は、コンバーゼンス補正
回路2に抵抗の温度係数が負の特性を示すサーミスタ2
3を付加し、コンバーゼンス補正回路2の温度ドリフト
を対策した回路構成となっている。ダイオード22c,
22d,22e,22fには温度が高くなると、これに
伴いオン電圧が小さくなる特性があり、このためダイオ
ード22c,22d,22e,22fの周囲温度の変化
によりYH補正量が変化する問題が発生した。この問題
を解決するために、本例では、サーミスタ23と抵抗2
0hを、ダイオードのオン電圧発生用の抵抗20gに並
列に接続している。これにより周囲温度が上昇した場
合、サーミスタ23の抵抗値が小さくなり、これに伴い
サーミスタ23,抵抗20h,20gからなる並列合成
抵抗は小さくなる。この結果ダイオードをオンさせる電
圧も小さくなるため、温度ドリフトが対策可能となる。
なお、これまでに説明した図5〜図8の各コンバーゼン
ス補正回路2の抵抗20a,20bに、サーミスタ23
をそれぞれ並列接続しても温度ドリフトは対策可能であ
る。
【0017】図10はコンバーゼンス補正回路2の第6
具体例を示す回路図である。本例は、図9で説明したコ
ンバーゼンス補正回路2の可変抵抗21a,21bを、
抵抗20a,20bに並列に接続した回路構成をとって
いる。本例でも図9と同様に、サーミスタ23と抵抗2
0hを、抵抗20gに並列に接続しており、温度ドリフ
トが対策可能な回路構成となっている。
【0018】図11はコンバーゼンス補正回路2の第7
具体例を示す回路図である。本例は、前記図4の(b)
に示すクロス状のYHを補正するために、図9の構成
に、抵抗20iと可変抵抗21cを付加した回路構成で
ある。この可変抵抗21cの可変端子にはダイオードが
接続されていないため、垂直偏向周期の前半部と後半部
を同時に調整することができ、図4の(b)のクロス状
のYHを補正することが可能となっている。なお、いま
まで説明した図5〜図8の各コンバーゼンス補正回路2
も同様にして、抵抗20iと可変抵抗21cを付加接続
すればクロス状のYHを補正することができる。
【0019】図12はコンバーゼンス補正回路2の第8
具体例を示す回路図である。本例は、図11で説明した
コンバーゼンス補正回路2の可変抵抗21a,21b
を、抵抗20a,20bに並列に接続した回路となって
いる。また図11と同様に、抵抗20iと可変抵抗21
cを付加接続する回路構成であるが、抵抗20iの接続
箇所を垂直偏向コイル1の所としている点が異なる。こ
の回路構成でも同様にして、図4の(b)で示したクロ
ス状のYHを補正することができる。
【0020】図13は本発明の第2実施例に係る偏向ヨ
ーク装置の概略構成を示す図である。本実施例は、コン
バーゼンス補正回路2とコンバーゼンス補正用コイル3
a,3bに、抵抗20jと可変抵抗21dを並列接続し
た回路構成となっている。これにより、垂直偏向電流I
vの一部が抵抗20jと可変抵抗21d側に分流し、そ
の分流量は可変抵抗21dにより調整できるため、コン
バーゼンス補正用コイル3a,3bに流れる電流を変化
させることができる。この結果、図3の(a)に示す補
正磁界6a,6bの強さが変わり、これにより図4の
(c)に示す横線14RBと横線14Gの差分であるV
CRを調整することができる。なお、抵抗20jの接続
箇所は、コンバーゼンス補正回路2の途中であってもよ
い。
【0021】図14は本発明の第3実施例に係る偏向ヨ
ーク装置の概略構成を示す図である。本実施例は、抵抗
20jに、ダイオード22g,可変抵抗21eとダイオ
ード22h,可変抵抗21fとの並列回路を直列に接続
したものを、コンバーゼンス補正回路2とコンバーゼン
ス補正用コイル3a,3bに並列接続した回路構成とな
っている。これにより垂直偏向周期の前半部はダイオー
ド22gがオンし、また垂直偏向周期の後半部ではダイ
オード22hがオンすることにより、垂直偏向周期の前
半部と後半部で独立に可変抵抗21e,21fの調整が
行なえる。このため図4の(c)に示すVCRを画面上
下で独立に調整できる。
【0022】図15は本発明の第4実施例に係る偏向ヨ
ーク装置の概略構成を示す図である。本実施例は、コン
バーゼンス補正用コイルを、3a−1,3a−2と、3
b−1,3b−2の4個のコイルで構成したものとなっ
ている。また、このコンバーゼンス補正用コイル3a−
1,3a−2、3b−1,3b−2を磁性体4に取り付
けた構成例が、図17の(a)もしくは図17の(b)
もしくは図17の(e)に示されている。図17の
(a)は上下コ字形の磁性体4を用いた例を、図17の
(b)は左右コ字形の磁性体4を用いた例を、図17の
(e)は丸形の磁性体4を用いた例をそれぞれ示してい
る。この図に示すように、補正磁界の変化分8a,8b
が、前記図3の(b)に示した如き4極磁界となるよう
にコンバーゼンス補正用コイル3a−1,3a−2、3
b−1,3b−2を磁性体4に取り付ければ、いままで
説明してきたYH補正を行なうことができる。
【0023】図16は本発明の第5実施例に係る偏向ヨ
ーク装置の概略構成を示す図である。本実施例は、コン
バーゼンス補正用コイルを、垂直偏向電流Ivがそのま
ま流れるコンバーゼンス補正用コイル3c−1,3c−
2と、コンバーゼンス補正回路2で電流Ia,Ibが変
化するコンバーゼンス補正用コイル3a−1,3a−
2、3b−1,3b−2で構成したものとなっている。
また、このコンバーゼンス補正用コイル3a−1,3a
−2、3b−1,3b−2、3c−1,3c−2を磁性
体4に取り付けた構成例が、図17の(c)もしくは図
17の(d)に示されている。図17の(c)は上下コ
字形の磁性体4を用いた例を、図17の(d)は左右E
字形の磁性体4用いた例をそれぞれ示している。この図
に示すように、補正磁界の変化分8a,8bが、前記図
3の(b)に示した如き4極磁界となるようにコンバー
ゼンス補正用コイル3a−1,3a−2、3b−1,3
b−2を磁性体4に取り付け、さらに図16に示すVC
R調整用としてコンバーゼンス補正用コイル3c−1,
3c−2を取り付けても、いままで説明してきたYH補
正を行なうことができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画面上部
と画面下部で独立して、縦線のミスコンバーゼンスを調
整できるため、残留ミスコンバーゼンスを小さくするこ
とができ、また、調整時間の短縮を図れるという効果が
ある。さらにまた、サーミスタにより温度ドリフトは発
生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る偏向ヨーク装置を持
つカラー陰極線管装置の要部を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る偏向ヨーク装置の構
成図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る偏向ヨーク装置のコ
ンバーゼンス補正用コイルの発生する磁界の様子等を示
した説明図である。
【図4】ミスコンバーゼンスパターンを示す説明図であ
る。
【図5】本発明の実施例に適用されるコンバーゼンス補
正回路の第1具体例を示す回路図である。
【図6】本発明の実施例に適用されるコンバーゼンス補
正回路の第2具体例を示す回路図である。
【図7】本発明の実施例に適用されるコンバーゼンス補
正回路の第3具体例を示す回路図である。
【図8】本発明の実施例に適用されるコンバーゼンス補
正回路の第4具体例を示す回路図である。
【図9】本発明の実施例に適用されるコンバーゼンス補
正回路の第5具体例を示す回路図である。
【図10】本発明の実施例に適用されるコンバーゼンス
補正回路の第6具体例を示す回路図である。
【図11】本発明の実施例に適用されるコンバーゼンス
補正回路の第7具体例を示す回路図である。
【図12】本発明の実施例に適用されるコンバーゼンス
補正回路の第8具体例を示す回路図である。
【図13】本発明の第2実施例に係る偏向ヨーク装置の
構成図である。
【図14】本発明の第3実施例に係る偏向ヨーク装置の
構成図である。
【図15】本発明の第4実施例に係る偏向ヨーク装置の
構成図である。
【図16】本発明の第5実施例に係る偏向ヨーク装置の
構成図である。
【図17】本発明の第4実施例または第5実施例で用い
られるコンバーゼンス補正用コイルの構成例を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 垂直偏向コイル 2 コンバーゼンス補正回路 3a,3b,3a−1,3a−2,3b−1,3b−
2,3c−1,3c−2 コンバーゼンス補正用コイル 4 磁性体 5B,5G,5R 電子ビーム 6a,6b 補正磁界 7B,7G,7R 電子ビームに働く力 8a,8b 補正磁界の変化分 9 偏向ヨーク 10 カラー陰極線管 11 コア 12 画面 13B,13R 縦線 14G,14RB 横線 20a〜20j 抵抗 21a〜21f 可変抵抗 22a〜22h ダイオード 23 サーミスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜井 宗一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 奥山 宣隆 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 吉岡 洋 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 小原 良浩 岩手県水沢市真城字北野1番地 株式会社 日立水沢エレクトロニクス内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インライン配列の多電子ビームを形成す
    るカラー陰極線管に用いる、水平偏向コイルと垂直偏向
    コイル及びコアを備えた偏向ヨーク装置において、 複数の抵抗、可変抵抗及びダイオード等の回路素子で構
    成されたコンバーゼンス補正回路を上記垂直偏向コイル
    に直列接続し、また、複数のコンバーゼンス補正用コイ
    ルの一端を上記コンバーゼンス補正回路に接続するとと
    もに、上記複数のコンバーゼンス補正用コイルの他端同
    志をそれぞれ接続した構成をとり、上記コンバーゼンス
    補正回路により上記コンバーゼンス補正用コイルに流れ
    る電流を変化させて、該電流の変化分に応じて変化する
    磁界を4極磁界となるようにし、該4極磁界を垂直偏向
    周期の前半部と後半部で異なるように調整可能なことを
    特徴とする偏向ヨーク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 前記コンバーゼンス補正回路には、オン電圧の異なるダ
    イオードを複数設け、前記コンバーゼンス補正用コイル
    に流れる電流を上記ダイオードの個数に応じて変化させ
    ることを特徴とする偏向ヨーク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、 前記コンバーゼンス補正回路には、抵抗の温度係数が負
    の特性を示すサーミスタを設け、該サーミスタを前記ダ
    イオードに並列接続している抵抗に直列または並列に接
    続したことを特徴とする偏向ヨーク装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載において、 可変抵抗などの回路素子からなる分流回路を、前記コン
    バーゼンス補正用コイル、または前記コンバーゼンス補
    正回路と前記コンバーゼンス補正用コイルに、並列接続
    したことを特徴とする偏向ヨーク装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載において、 前記複数のコンバーゼンス補正用コイルは、コ字形磁性
    体のわたり部または足部、もしくはE字形磁性体のわた
    り部または足部、もしくは丸形磁性体の足部に取り付け
    たことを特徴とする偏向ヨーク装置。
  6. 【請求項6】 インライン配列の多電子ビームを形成す
    るカラー陰極線管に、請求項1乃至5の何れかに記載の
    偏向ヨーク装置を設けたことを特徴とするカラー陰極線
    管装置。
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