JP2875105B2 - 偏向ヨーク及びそれで構成されるカラー陰極線管装置 - Google Patents

偏向ヨーク及びそれで構成されるカラー陰極線管装置

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JP2875105B2 JP15635492A JP15635492A JP2875105B2 JP 2875105 B2 JP2875105 B2 JP 2875105B2 JP 15635492 A JP15635492 A JP 15635492A JP 15635492 A JP15635492 A JP 15635492A JP 2875105 B2 JP2875105 B2 JP 2875105B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インライン配列の多電
子ビームを発生するカラー陰極線管に取り付けて使用
し、水平偏向コイルと垂直偏向コイルを主磁気コアに巻
回してなる偏向ヨークに関するものであり、更に詳しく
は、コンバーゼンス調整手段として、補助垂直偏向コイ
ルを巻回した副磁気コアを備える偏向ヨーク及びそれで
構成されるカラー陰極線管装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンバーゼンス調整手段を備えた偏向ヨ
ークに関する従来の第1の装置としては、実開昭62−
153759号公報に記載されているように、垂直偏向
コイルにダイオードブリッジ回路を介してコンバーゼン
スコイルを接続し、コンバーゼンスコイルで4極磁界を
発生することにより、インライン配列の多電子ビームの
内の両端電子ビームによってディスプレイ画面(以下、
単に画面という)に表示される縦線間の弓状ミスコンバ
ーゼンスを補正するものであった。
【0003】また従来の第2の装置としては、テレビジ
ョン学会技術報告VOL.16,NO.2,IDY92
−18に記載されているように、2組の補助垂直偏向コ
イルを並列接続した回路を垂直偏向コイルに直列に接続
し、補助垂直偏向コイルで磁界を発生することにより、
インライン配列の多電子ビームの内の両端電子ビームに
よって画面に表示される縦線間の弓状ミスコンバーゼン
スを補正するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来技術で
は、両端電子ビームによって画面に映し出される縦線間
の弓状ミスコンバーゼンスは補正できるが、糸巻歪やコ
マ収差の補正に寄与する補助垂直偏向磁界を発生するも
のではなかった。また、垂直偏向コイルからコンバーゼ
ンスコイルに電流が流れるためには、ダイオードブリッ
ジ回路における2個のダイオードの順方向電圧以上のバ
イアス電圧が必要である。このバイアス電圧を得るため
には、垂直偏向コイルに直列に抵抗値の大きな抵抗器を
接続する必要があり、損失が増大するという問題があっ
た。
【0005】また、上記第2の従来技術では、2組の補
助垂直偏向コイルのそれぞれに対して、抵抗とダイオー
ドから成る並列回路を直列に接続しているため、コンバ
ーゼンス補正を行う際に、周囲温度あるいは装置の内部
温度が上昇した場合、その温度の上昇に伴って、ダイオ
ードの順方向電圧VFが減少することによって、コンバ
ーゼンスの補正量が変化してしまうという点については
配慮されていなかった。
【0006】本発明は、糸巻歪やコマ収差の補正に寄与
する補助垂直偏向磁界の発生と、両端電子ビームにより
画面に映し出される縦線間の弓状ミスコンバーゼンスの
補正を、より少ない損失と、温度変化に対するコンバー
ゼンスの補正量の変化が少ない条件で実現できる偏向ヨ
ーク及びそれを構成するカラー陰極線管装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかわる偏向ヨークでは、水平偏向コイル
と垂直偏向コイルを巻回した主磁気コアより成る偏向ヨ
ークの電子銃側に、副磁気コアを配置し、該副磁気コア
に少なくとも第1の組の補助垂直偏向コイルと第2の組
の補助垂直偏向コイルを設け、該第1及び第2の組の補
助垂直偏向コイルを前記垂直偏向コイルに接続するとと
もに、その抵抗値が負の温度係数を有する抵抗回路を、
前記第1及び第2の組の補助垂直偏向コイルに直列に接
続し、少なくともダイオードを含む分流回路を、前記抵
抗回路に並列で、かつ、前記第1及び第2の組の補助垂
直偏向コイルの各々に並列または直列に接続したもので
ある。
【0008】
【作用】前記第1の組の補助垂直偏向コイルと第2の組
の補助垂直偏向コイルは、それぞれ、垂直方向磁界成分
を、多電子ビームの配列された軸と一致する水平中心軸
上における各々の向きが互いに異なる向きとなるように
発生するとともに、水平方向磁界成分を、各々の向きが
互いに同じ向きとなるように発生する。
【0009】また、上記抵抗回路と分流回路の作用によ
り、画面の上半面を偏向する場合に相当する第1の極性
の垂直偏向電流に対しては、第1の組の補助垂直偏向コ
イルに流れる電流は、第2の組の補助垂直偏向コイルに
流れる電流よりも減少する。この結果、第1の組の補助
垂直偏向コイルと第2の組の補助垂直偏向コイルの両方
によって発生する磁界は、第2の組の補助垂直偏向コイ
ルだけによって発生する向きと一致する垂直方向磁界成
分を発生する。
【0010】一方、画面の下半面を偏向する場合に相当
する第1の極性と逆極性の垂直偏向電流に対しては、第
2の組の補助垂直偏向コイルに流れる電流は、第1の組
の補助垂直偏向コイルに流れる電流よりも減少する。こ
の結果、第1の組の補助垂直偏向コイルと第2の組の補
助垂直偏向コイルの両方によって発生する磁界は、第1
の組の補助垂直偏向コイルだけによって発生する向きと
一致する垂直方向磁界成分を発生する。
【0011】また、電流の極性を考慮すると第1の組の
補助垂直偏向コイルと第2の組の補助垂直偏向コイルの
両方によって水平中心軸上に発生する磁界は、画面の上
半面を偏向する場合と下半面を偏向する場合で向きが同
じになるため、両端電子ビームによって画面に映し出さ
れる縦線間の弓状ミスコンバーゼンスを補正することが
できる。
【0012】また、第1の組の補助垂直偏向コイルと第
2の組の補助垂直偏向コイルのそれぞれが発生する水平
中心軸上で互いに向きが同じ水平方向磁界成分の合成に
よって、補助垂直偏向磁界を形成する作用がある。この
ため、補助垂直偏向磁界の効果によって、糸巻歪やコマ
収差を変化させることができる。
【0013】更にまた、分流回路を構成するダイオード
の順方向電圧の温度に伴う変化に対して、同等の電圧降
下の温度に伴う変化を抵抗回路で生じることができ、温
度変化に対して両端電子ビームによって画面に映し出さ
れる縦線間の弓状ミスコンバーゼンスの補正を一定に保
つことができる。
【0014】更にまた、上記補助垂直偏向コイルと直列
接続する抵抗回路の抵抗値は、分流回路が導通するのに
必要なバイアス電圧を得られるだけの小さな値にできる
ため、回路の損失を小さくすることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の第1の実施例としての偏向ヨーク
の側面を示す側面図、図2は図1の偏向ヨークの背面を
示す背面図、である。
【0016】上記各図において、1は偏向ヨーク、2は
水平偏向コイル、3は垂直偏向コイル、4は磁性体から
成る主磁気コア、5は絶縁物から成るセパレータ、6は
磁性体から成り8個の放射状突起部6a〜6hを有する
リング状の副磁気コア、7a〜7fは垂直偏向コイル3
に接続される補助垂直偏向コイル(7a〜7fを総称す
るとき、単に補助垂直偏向コイル7という)、8は電子
銃側、9はスタティック・コンバーゼンス・マグネッ
ト、10はカラー陰極線管、21は電子銃、19は蛍光
面である。
【0017】本実施例において、水平偏向コイル2及び
垂直偏向コイル3は、ともにサドル形で構成されてい
る。さらに、両偏向コイル2,3の外周には、磁性体か
ら成る主磁気コア4が配置されている。また、偏向ヨー
ク1の電子銃側8には、副磁気コア6が配置され、該副
磁気コア6の水平軸25上及び対角軸26a,26b上
の放射状突起部6a,6b,6c,6d,6e,6fに
は、上述の補助垂直偏向コイル7a,7b,7c,7
d,7e,7fが巻回され、補助垂直偏向コイル7を構
成している。
【0018】次に、図3は図1の偏向ヨークにおける接
続状態を示す接続図である。図3において、水平偏向コ
イル2と、可変インダクタ11と、が互いに接続され
て、水平偏向回路HDCに接続されている。ここで、可
変インダクタ11は、水平偏向コイル2に流れる電流の
バランス調整用として通常設けられる手段である。
【0019】また、垂直偏向コイル3と、補助垂直偏向
コイル7(7a〜7f)と、抵抗器22d,22e及び
サーミスタ24から成る抵抗回路と、が互いに直列に接
続されて、垂直偏向回路VDCに接続され、垂直偏向回
路VDCから垂直偏向電流Ivが供給される構成となっ
ている。また、垂直偏向コイル3には、抵抗器22aと
可変抵抗器23aが接続され、垂直偏向コイル3に流れ
る電流のバランスを調整できる構成としている。
【0020】また、副磁気コア6の放射状突起6a〜6
fの中の対角軸26a,26b上に位置する補助垂直偏
向コイル(7c,7f:7d,7e)の内の水平軸25
に対して上側に位置する上側コイル7c,7dと上記抵
抗回路(22d,22e,24)との直列回路の両端に
は、第1の方向の電流を阻止するダイオード12a、抵
抗器22b及び可変抵抗器23bの直列回路から成る第
1の分流回路が並列に接続されている。
【0021】また、水平軸25に対して下側に位置する
下側コイル7e,7fと上記抵抗回路(22d,22
e,24)との直列回路の両端には、上記第1の方向と
逆向きの電流を阻止するダイオード12b、抵抗器22
c及び可変抵抗器23cの直列回路から成る第2の分流
回路が並列に接続されている。
【0022】図4は図1の偏向ヨークにおける補助垂直
偏向コイルの断面を示す断面図である。画面の上半面を
偏向時の垂直偏向電流Ivが流れる方向が、図3におい
て矢印Y1方向で示す向きであるとし、逆に、画面の下
半面を偏向時の垂直偏向電流Ivが流れる方向が、図3
において矢印Y2方向で示す向きであるとしたとき、図
4(a)は、画面の上半面を偏向時に本実施例の補助垂
直偏向コイル7(7a〜7f)の発生する磁界13aを
示し、図4(b)は、画面の下半面を偏向時に本実施例
の補助垂直偏向コイル7(7a〜7f)の発生する磁界
13bを示す。
【0023】図4(a)の場合には、画面の上半面の偏
向時で、垂直偏向電流Ivが図3において矢印Y1方向
に流れることから、図3に示すダイオード12aの導通
により、上側コイル7c,7dに流れる垂直偏向電流が
分流して減少し、上側コイル7c,7dの発生する磁界
は、垂直偏向電流の分流を生じない下側コイル7e,7
fの発生する磁界よりも弱まり、水平軸付近の磁界13
aは、上に凸に湾曲した形状となる。この結果、中心電
子ビーム14Gは上に大きな偏向力15を受け、両端電
子ビーム14R,14Bは上にやや小さな力と水平方向
の力の合成された偏向力15を受ける。
【0024】また、図4(b)の場合には、画面の下半
面の偏向時で、垂直偏向電流Ivが図3において矢印Y
2方向に流れることから、図3に示すダイオード12b
の導通により、下側コイル7e,7fに流れる垂直偏向
電流が分流して減少し、下側コイル7e,7fの発生す
る磁界は、垂直偏向電流の分流を生じない上側コイル7
c,7dの発生する磁界よりも弱まり、水平軸付近の磁
界13bは、下に凸に湾曲した形状となる。この結果、
中心電子ビーム14Gは下に大きな偏向力15を受け、
両端電子ビーム14R,14Bは下にやや小さな力と水
平方向の力の合成された偏向力15を受ける。
【0025】図5(a),(b),(c)は、本実施例
によって補正できる画面上のミスコンバーゼンス・パタ
ーンを示し、同図(a)は図4に示す配置の両端電子ビ
ーム14R,14Bによって生じる縦線17R,17B
間のミスコンバーゼンスを示し、一般に弓状ミスコンバ
ーゼンスと呼ばれる。また、図5(b)は、横線ラスタ
の糸巻歪を示す。図5(c)は、両端電子ビーム14
R,14Bよって生じる横線ラスタ18R,18Bと図
4に示す配置の中心電子ビーム14Gによって生じる横
線ラスタ18G間のミスコンバーゼンスを示し、一般に
コマ収差と呼ばれる。
【0026】図4(a)に示す画面上半面の偏向時の磁
界13aは、図6(a)及び(b)に示す磁界13c,
13dを合成したものに相当する。磁界13cは通常の
補助垂直偏向磁界であり、図6(c)に示す均一磁界成
分13eと同図(d)に示す6極の非均一磁界成分13
fを合成したものに相当する。
【0027】従来より知られているように、均一磁界成
分13eによっては、図5(b)に示す糸巻歪を補正で
き、6極の非均一磁界成分13fによっては図5(c)
に示すコマ収差を補正することができる。また、図6
(b)に示す4極磁界13dは、図5(a)に示す弓状
ミスコンバーゼンスを補正する作用がある。
【0028】なお、図3において、上記した抵抗器22
d,22e及びサーミスタ24から成る抵抗回路は、ダ
イオード12a又は12bが導通(オン)するのに必要
な電位差を生じさせるためものである。ここで、この抵
抗回路(22d,22e,24)の抵抗値の温度係数
は、負となっている。このため、温度が上昇し、その温
度の上昇に伴ってダイオード12a又は12bの順方向
電圧VFが減少したとしても、その温度の上昇に伴って
抵抗回路(22d,22e,24)の抵抗値も減少する
ので、上記した弓状ミスコンバーゼンスを補正する作用
を一定に保つことができる。
【0029】また、上記抵抗回路(22d,22e,2
4)は、並列に接続したダイオード12a,12bのそ
れぞれ1個のダイオードが導通(オン)するのに必要な
電位差のみを生じさせれば良いため、その抵抗値を小さ
な値に設定することができ、よって、回路の損失を小さ
くできる。
【0030】一方、抵抗器22b,22c及び可変抵抗
器23b,23cは、図5(a)に示す弓状ミスコンバ
ーゼンスの補正量を決めるためのもので、その抵抗値が
小さいほど補正量は大きくなる。このため、可変抵抗器
23b,23cにより、画面上半面と画面下半面の弓状
ミスコンバーゼンスを独立に調整でき、図5(d)に示
すような画面上半面と画面下半面で値の異なる弓状ミス
コンバーゼンスの補正が可能である。
【0031】図7は本発明の第2の実施例としての偏向
ヨークの背面を示す背面図、図8は図7の偏向ヨークの
要部断面を示す断面図、図9は図7の偏向ヨークにおけ
る接続状態を示す接続図、である。図2,図4及び図3
に示したものと同じ作用をするものには、同じ番号を付
している。
【0032】本実施例は、副磁気コア6をE字形の2個
の磁性体より構成している点と、補助垂直偏向コイル7
を水平軸25に対して上側に位置する上側コイル7c,
7dと水平軸25に対して下側に位置する下側コイル7
e,7fとだけにより構成している点が、図2及び図4
に示した構成と異なり、さらに、垂直偏向コイル3側の
接続が、図3に示した接続と異なっている。
【0033】本実施例では、図9に示すように、上側コ
イル7c,7dと下側コイル7e,7fとの間に、抵抗
器22d,22e及びサーミスタ24から成る抵抗回路
を直列接続している。そして、これら上側コイル7c,
7dと抵抗回路(22d,22e,24)と下側コイル
7e,7fの直列回路に対して、第1の方向電流を阻止
するダイオード12aと可変抵抗器23bの直列回路
と、第1の方向と逆向きの電流を阻止するダイオード1
2bと可変抵抗器23cの直列回路と、をそれぞれ並列
接続している。さらに、抵抗回路(22d,22e,2
4)の内の一対の抵抗器22dの接続点と可変抵抗器2
3b,23cの可変抵抗端子との間に抵抗器22bを接
続している。
【0034】上記各回路の可変抵抗器23b,23cと
抵抗器22bは、それぞれ1個の部品で兼用している
が、ダイオード12a,12bと直列回路を成すように
別々の部品で構成しても良い。
【0035】本実施例では、可変抵抗器23b,23c
の可変抵抗端子を中点に設定して、上側コイル7c,7
dに流れる電流と下側コイル7e,7fに流れる電流を
同一とすることにより、図5(a)に示す弓状ミスコン
バーゼンスの補正量を0にできる。
【0036】また、可変抵抗器23b,23cの設定を
上記の状態より移動することにより、画面上半面と画面
下半面で独立で、かつ符号を含め任意の弓状ミスコンバ
ーゼンスを補正することができる。したがって、図5
(e)に示すような画面上半面と画面下半面で符号及び
大きさの異なる縦線17R,17B間のミスコンバーゼ
ンスを補正することができる。
【0037】なお、図5(e)のミスコンバーゼンスを
補正することは、同図(a)に示す弓状ミスコンバーゼ
ンスと同図(f)に示すクロス状ミスコンバーゼンスを
同時に補正することに相当する。
【0038】また、抵抗回路(22d,22e,24)
にはサーミスタ24を備えているため、前述の第1の実
施例と同様に、温度変化に対して安定した弓状ミスコン
バーゼンスを補正を行うことができる。
【0039】図10は本発明の第3の実施例としての偏
向ヨークの背面を示す背面図、図11は図10の偏向ヨ
ークの要部断面を示す断面図、図12は図10の偏向ヨ
ークにおける接続状態を示す接続図、である。図2、図
4及び図3に示したものと同じ作用をするものには、同
じ番号を付している。
【0040】本実施例は、副磁気コア6をE字形の2個
の磁性体より構成している点が、図2及び図4に示した
構成と異なり、垂直偏向コイル3側の接続が、図3に示
した接続と異なっている。
【0041】本実施例では、図12に示すように、図1
0に示す補助垂直偏向コイル(7a,7b,7c,7
d,7e,7f)の内の水平軸25に対して上側に位置
する上側コイル7c,7dと抵抗器22d,22e及び
サーミスタ24から成る抵抗回路との直列回路に対し
て、ダイオード12a−1,12a−2と抵抗器22b
−1,22b−2と可変抵抗器23bから成る2段構成
の分流回路を並列接続している。また、水平軸25に対
して下側に位置する下側コイル7e,7fと上記抵抗回
路(22d,22e,24)との直列回路に対して、ダ
イオード12b−1,12b−2と抵抗器22c−1,
22c−2と可変抵抗器23cから成る2段構成の分流
回路を並列接続している。
【0042】本実施例において、ダイオード12a−
2,12b−2は、ショットキーダイオードなどの順方
向電圧VFの低い素子を用いることによって垂直偏向電
流Ivが小さな値のとき導通し、補助垂直偏向コイル7
c,7d,7e,7fに流れる電流に対して分流を生じ
る。一方、ダイオード12a−1,12b−1は、シリ
コンダイオードなどの順方向電圧VFの高い素子を用い
ることによって垂直偏向電流Ivが大きな値のとき導通
し、補助垂直偏向コイル7c,7d,7e,7fに流れ
る電流に対して分流を生じる。
【0043】したがって、ダイオード12a−2,12
b−2と直列接続された可変抵抗器23b,23cと抵
抗器22b−2,22c−2により、垂直偏向量の小さ
な位置での弓状ミスコンバーゼンスの補正量を設定し、
ダイオード12a−1,12b−1と直列接続された抵
抗器22b−1,22c−1により、垂直偏向量の大き
な位置での弓状ミスコンバーゼンスの補正量を設定する
ことができ、正確な補正が可能である。
【0044】また、抵抗回路(22d,22e,24)
にはサーミスタ24を備えているため、前述の第1の実
施例と同様に、温度変化に対して安定した弓状ミスコン
バーゼンスを補正を行うことができる。
【0045】図13は本発明の第4の実施例としての偏
向ヨークにおける接続状態を示す接続図であり、図12
に示したものと同じ作用をするものには、同じ番号を付
している。なお、偏向ヨークの背面及び要部断面の構成
は、図10及び図11に示した構成と同様である。
【0046】本実施例は、ダイオード12a−1,12
a−2と抵抗器22b−1,22b−2と可変抵抗器2
3bから成る分流回路の接続と、ダイオード12b−
1,12b−2と抵抗器22c−1,22c−2と可変
抵抗器23cから成る分流回路の接続が、図12に示し
た分流回路の接続と異なっている。
【0047】本実施例では、図13に示すように、ダイ
オード12a−2と抵抗器22b−2の直列回路にダイ
オード12a−1を並列接続し、さらに、この並列回路
に抵抗器22b−1と可変抵抗器23bを直列接続して
いる。また、ダイオード12b−2と抵抗器22c−2
の直列回路にダイオード12b−1を並列接続し、さら
に、この並列回路に抵抗器22c−1と可変抵抗器23
cを直列接続している。 本実施例においても、ダイオ
ード12a−1と12b−1には順方向電圧VFの高い
シリコンダイオードを使用し、ダイオード12a−2と
12b−2には順方向電圧VFの低いショットキーダイ
オードを使用している。このため、抵抗器22b−2,
22c−2によってダイオード12a−1,12b−1
の導通条件を変えることができるという利点がある。
【0048】また、可変抵抗器23b及び23cを調整
することにより、互いに並列接続したダイオード12a
−1,12a−2及びダイオード12b−1,12b−
2に流れる電流を同時に変化させることができる。この
ため、図5(d)に示す弓状ミスコンバーゼンスの補正
量が大きい場合にも、精度の良く弓状ミスコンバーゼン
スを補正することができる。
【0049】図14は本発明の第5の実施例としての偏
向ヨークにおける接続状態を示す接続図であり、図12
に示したものと同じ作用をするものには、同じ番号を付
している。なお、偏向ヨークの背面及び要部断面の構成
は、図10及び図11に示した構成と同様である。本実
施例は、垂直偏向コイル3側の接続が、図12に示した
接続と異なっている。
【0050】本実施例では、図14に示すように、上側
コイル7c,7dにサーミスタ24a及び抵抗器22d
から成る第1の抵抗回路を直列接続し、下側コイル7
e,7fにサーミスタ24b及び抵抗器22eから成る
第2の抵抗回路を直列接続し、さらに、これら直列回路
同士を互いに並列接続している。また、第1の抵抗回路
(22d,24a)にダイオード12aと抵抗器22b
と可変抵抗器23bから成る第1の分流回路を並列接続
し、第2の抵抗回路(22e,24b)にダイオード1
2bと抵抗器22cと可変抵抗器23cから成る第2の
分流回路を並列接続している。
【0051】画面の上半面を偏向時の垂直偏向電流Iv
の流れる方向が、図14において矢印Y1方向で示す向
きであるとしたとき、ダイオード12bが導通し、下側
コイル7e,7fには、上側コイル7c,7dよりも大
きな電流が流れる。このため、下側コイル7e,7fの
発生する磁界13aは、上側コイル7c,7dの発生す
る磁界よりも強まり、両端電子ビーム14R,14Bに
対して互いに離れる向きの水平方向の偏向力15を生じ
る。
【0052】また、画面の下半面を偏向時の垂直偏向電
流Ivの流れる方向が、図14において矢印Y2方向で
示す向きであるとしたとき、ダイオード12aが導通
し、上側コイル7c,7dには、下側コイル7e,7f
よりも大きな電流が流れる。このため、図11に示すよ
うに、上側コイル7c,7dの発生する磁界13aは、
下側コイル7e,7fの発生する磁界よりも強まり、両
端電子ビーム14R,14Bに対して互いに離れる向き
の水平方向の偏向力15を生じる。したがって、本実施
例においても、前述の第3の実施例と同様に、図5
(a)に示す弓状ミスコンバーゼンスを補正することが
できる。
【0053】図15は本発明の第6の実施例としての偏
向ヨークの背面を示す背面図、図16は図15の偏向ヨ
ークの要部断面を示す断面図、図17は図15の偏向ヨ
ークにおける接続状態を示す接続図、である。図10,
図11及び図12に示したものと同じ作用をするものに
は、同じ番号を付している。
【0054】本実施例は、補助垂直偏向コイルの内、E
字形の副磁気コア6の水平軸25に対して上側に位置し
ていた上側コイル7c,7dをそれぞれ2つに分割し
て、一方を上側に残してコイル7c−1,7d−1と
し、他方を下側に移してコイル7c−2,7d−2と
し、また、水平軸25に対して下側に位置していた下側
コイル7e,7fをそれぞれ2つに分割して、一方を下
側に残してコイル7e−1,7f−1とし、他方を上側
に移してコイル7e−2,7f−2とするとともに、コ
イル7c−1,7c−2,7d−1,7d−2を第1の
組のコイルとし、コイル7e−1,7e−2,7f−
1,7f−2を第2の組のコイルとしている点が、図1
0及び図11に示した構成と異なり、垂直偏向コイル3
側の接続が、図12に示した接続と異なっている。
【0055】本実施例では、図15に示すように、第1
の組の補助垂直偏向コイル7c−1,7c−2,7d−
1,7d−2と抵抗器22d,22e及びサーミスタ2
4から成る抵抗回路との直列回路に対して、ダイオード
12a−1,12a−2と抵抗器22b−1,22b−
2と可変抵抗器23bから成る2段構成の分流回路を並
列接続している。また、第2の組の補助垂直偏向コイル
7e−1,7e−2,7f−1,7f−2と抵抗器22
d,22e及びサーミスタ24から成る抵抗回路との直
列回路に対して、ダイオード12b−1,12b−2と
抵抗器22c−1,22c−2と可変抵抗器23cから
成る2段構成の分流回路を並列接続している。
【0056】本実施例において、ダイオード12a−
2,12b−2は、ショットキーダイオードなどの順方
向電圧VFの低い素子を用いることによって垂直偏向電
流Ivが小さな値のとき導通し、補助垂直偏向コイル7
c−1,7d−1,7e−1,7f−1,7c−2,7
d−2,7e−2,7f−2に流れる電流に対して分流
を生じる。一方、ダイオード12a−1,12b−1
は、シリコンダイオードなどの順方向電圧VFの高い素
子を用いることによって垂直偏向電流Ivが大きな値の
とき導通し、補助垂直偏向コイル7c−1,7c−2,
7d−1,7d−2,7e−1,7e−2,7f−1,
7f−2に流れる電流に対して分流を生じる。
【0057】したがって、ダイオード12a−2,12
b−2と直列な可変抵抗器23b,23cにより全体的
に弓状ミスコンバーゼンスの補正を行い、垂直偏向量の
大きな位置での弓状ミスコンバーゼンスの補正量の修正
を抵抗器22b,22cにより行うことにより、正確な
補正が可能である。
【0058】また、本実施例の場合には、補助垂直偏向
コイル7c−1,7c−2,7d−1,7d−2,7e
−1,7e−2,7f−1,7f−2と抵抗回路(22
d,22e,24)との直列回路に対して、一対の抵抗
器22fの間に可変抵抗器23dを直列接続して成る回
路を並列接続し、さらに、抵抗回路(22d,22e,
24)の内の一対の抵抗器22dの接続点と可変抵抗器
23dの可変抵抗端子とを接続している。
【0059】このため、この可変抵抗器23dを調整す
ることにより、第1の組のコイル7c−1,7c−2,
7d−1,7d−2と第2の組のコイル7e−1,7e
−2,7f−1,7f−2に流れる鋸歯状波の垂直偏向
電流成分の差を発生でき、図5(f)に示すようなクロ
ス状ミスコンバーゼンスの補正を行うことができる。
【0060】図18は本発明の第7の実施例としての偏
向ヨークの背面を示す背面図、図19は図18の偏向ヨ
ークの要部断面を示す断面図、である。図2及び図4に
示したものと同じ作用をするものには、同じ番号を付し
ている。なお、本実施例における接続状態は、図9に示
した接続状態と同様である。
【0061】本実施例は、副磁気コア6をU字形の2個
の磁性体より構成している点と、補助垂直偏向コイル7
を垂直軸上で上部副磁気コア6の突起部6c,6d間に
配置した上側コイル7c,7eと、下部副磁気コア6の
突起部6e,6f間に配置した下側コイル7d,7fよ
り構成するとともに、コイル7c,7dを第1の組のコ
イルとし、コイル7e,7fを第2の組のコイルとして
いる点が、図2及び図4に示した構成と異なっている。
【0062】ここで、第1の組のコイル7c,7dと第
2の組のコイル7e,7fは、それぞれ互いに異なる向
きの4極磁界を発生するように巻回され、接続されてい
る。このため、第1の組のコイル7c,7dと第2の組
のコイル7e,7fは、水平中心軸25上において、そ
れぞれ互いに異なる向きの垂直偏向磁界成分を発生する
とともに、互いに同じ向きの水平偏向磁界成分を発生す
る。
【0063】本実施例は、図9に示す回路構成とするこ
とにより、画面の上半面を偏向する場合に相当する第1
の極性の垂直偏向電流が流れる場合には、第1の組のコ
イル7c,7dに流れる電流を分流し、第1の組のコイ
ル7c,7dに流れる電流を第2の組のコイル7e,7
fに流れる電流に比べて小さくできるため、図19に示
す形状の磁界を発生することができる。このため、前述
の第2の実施例と同様に、図5(a)に示す弓状ミスコ
ンバーゼンスを補正することができる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、以上説明したように構
成されているので、以下に記載されるような効果を奏す
る。
【0065】すなわち、偏向ヨークの電子銃側に磁性体
を配置し、その磁性体に第1の組の補助垂直偏向コイル
と第2の組の補助垂直偏向コイルを備えるとともに、そ
れら第1及び第2の組の補助垂直偏向コイルにそれぞれ
流れる垂直偏向電流の電流値の比率を、垂直偏向電流の
向きによって変化することができ、なおかつ温度変化に
対するこの電流値の比率の変動を低減できるため、画面
上下部における横線ラスタの糸巻歪及びコマ収差の補正
とともに、両端電子ビームにより映し出される縦線間の
弓状ミスコンバーゼンスの補正を温度変化に対して安定
して行うことができるという効果がある。
【0066】また、第1及び第2の組の補助垂直偏向コ
イルのそれぞれに直列接続する抵抗の値を小さくできる
ため、小さな損失で両端電子ビームにより映し出される
縦線間の弓状ミスコンバーゼンスの補正を行うことがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としての偏向ヨークの側
面を示す側面図である。
【図2】図1の偏向ヨークの背面を示す背面図である。
【図3】図1の偏向ヨークにおける接続状態を示す接続
図である。
【図4】図1の偏向ヨークにおける補助垂直偏向コイル
の断面を示す断面図である。
【図5】本発明によって補正できる画面上のミスコンバ
ーゼンス・パターンを示す説明図である。
【図6】磁界の形状と偏向力との関係を説明するための
説明図である。
【図7】本発明の第2の実施例としての偏向ヨークの背
面を示す背面図である。
【図8】図7の偏向ヨークの要部断面を示す断面図であ
る。
【図9】図7の偏向ヨークにおける接続状態を示す接続
図である。
【図10】本発明の第3の実施例としての偏向ヨークの
背面を示す背面図である。
【図11】図10の偏向ヨークの要部断面を示す断面図
である。
【図12】図10の偏向ヨークにおける接続状態を示す
接続図である。
【図13】本発明の第4の実施例としての偏向ヨークに
おける接続状態を示す接続図である。
【図14】本発明の第5の実施例としての偏向ヨークに
おける接続状態を示す接続図である。
【図15】本発明の第6の実施例としての偏向ヨークの
背面を示す背面図である。
【図16】図15の偏向ヨークの要部断面を示す断面図
である。
【図17】図15の偏向ヨークにおける接続状態を示す
接続図である。
【図18】本発明の第7の実施例としての偏向ヨークの
背面を示す背面図である。
【図19】図18の偏向ヨークの要部断面を示す断面図
である。
【符号の説明】
1…偏向ヨーク、2…水平偏向コイル、3…垂直偏向コ
イル、4…主磁気コア、5…セパレータ、6(6a,6
b,6c,6d,6e,6f,6g,6h)…副磁気コ
ア、7(7a,7b,7c,7c−1,7c−2,7
d,7d−1,7d−2,7e,7e−1,7e−2,
7f,7f−1,7f−2)…補助垂直偏向コイル、8
…電子銃側、9…スタティック・コンバーゼンス・マグ
ネット、10…カラー陰極線管、11…可変インダク
タ、12a,12a−1,12a−2,12b,12b
−1,12b−2…ダイオード、13a,13b…磁
界、14B,14G,14R…電子ビーム、15…偏向
力、16…陰極線管内面、17B,17R…縦線、18
(18B,18G,18R)…横線ラスタ、19…蛍光
面、20…補正方向、21…電子銃、22a,22b,
22b−1,22b−2,22c,22c−1,22c
−2,22d,22e…抵抗器、23a,23b,23
c,23d…可変抵抗器、24,24a,24b…サー
ミスタ、25…水平軸、26a,26b…対角軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福間 康二 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所映像メディア研究所 内 (72)発明者 大沢 通孝 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所映像メディア研究所 内 (72)発明者 吉見 功 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日 立製作所茂原工場内 (72)発明者 竹山 厚 岩手県水沢市真城字北野1番地 株式会 社日立水沢エレクトロニクス内 (72)発明者 小原 正雄 岩手県水沢市真城字北野1番地 株式会 社日立水沢エレクトロニクス内 (56)参考文献 特開 平5−14914(JP,A) 特開 平3−233841(JP,A) 特開 平3−102744(JP,A) 実開 平2−126485(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 29/46 - 29/98 H04N 9/12 - 9/31

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平中心軸と一致する軸上に配列された
    インライン配列の多電子ビームを形成するカラー陰極線
    管に取り付けて使用し、水平偏向コイルと垂直偏向コイ
    ルを主磁気コアに巻回して成る偏向ヨークにおいて、 該偏向ヨークの電子銃側に副磁気コアを配置し、該副磁
    気コアに、少なくとも第1の組の補助垂直偏向コイルと
    第2の組の補助垂直偏向コイルとを巻回し、該第1及び
    第2の組の補助垂直偏向コイルを相互に直列または並列
    に接続し、かつ、該第1及び第2の組の補助垂直偏向コ
    イルをそれぞれ前記垂直偏向コイルに接続して、前記第
    1及び第2の組の補助垂直偏向コイルに垂直偏向電流の
    全部または一部を流すことにより、前記第1及び第2の
    組の補助垂直偏向コイルによって、それぞれ、垂直方向
    磁界成分を、前記水平中心軸上における各々の向きが互
    いに異なる向きとなるように発生させるとともに、その
    抵抗値が負の温度係数を有する抵抗回路を、前記第1及
    び第2の組の補助垂直偏向コイルに直列に接続し、該第
    1及び第2の組の補助垂直偏向コイルにそれぞれ流れる
    前記垂直偏向電流の電流値の比率を前記垂直偏向コイル
    における前記垂直偏向電流の流れる向きによって変化さ
    せる、少なくともダイオードを含む分流回路を、前記抵
    抗回路に並列で、かつ、前記第1及び第2の組の補助垂
    直偏向コイルの各々に並列または直列に接続して成るこ
    とを特徴とする偏向ヨーク。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の偏向ヨークにおいて、
    前記抵抗回路は抵抗器とサーミスタとから成ることを特
    徴とする偏向ヨーク。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の偏向ヨークに
    おいて、前記第1の組の補助垂直偏向コイルの全部また
    は一部は、前記副磁気コアにおいて前記水平中心軸より
    上側に配置され、前記第2の組の補助垂直偏向コイルの
    全部または一部は、前記副磁気コアにおいて前記水平中
    心軸より下側に配置されるとともに、前記第1及び第2
    の組の補助垂直偏向コイルが相互に直列に接続されてい
    る場合、前記分流回路のうち、前記第1の組の補助垂直
    偏向コイルに接続されるべき第1の分流回路は、該第1
    の組の補助垂直偏向コイルと前記抵抗回路から成る直列
    回路に、並列に接続され、前記第2の組の補助垂直偏向
    コイルに接続されるべき第2の分流回路は、該第2の組
    の補助垂直偏向コイルと前記抵抗回路から成る直列回路
    に、並列に接続されることを特徴とする偏向ヨーク。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の偏向ヨークに
    おいて、前記第1の組の補助垂直偏向コイルの全部また
    は一部は、前記副磁気コアにおいて前記水平中心軸より
    上側に配置され、前記第2の組の補助垂直偏向コイルの
    全部または一部は、前記副磁気コアにおいて前記水平中
    心軸より下側に配置されるとともに、前記第1及び第2
    の組の補助垂直偏向コイルが相互に並列に接続されてい
    る場合、前記抵抗回路は、前記第1及び第2の組の補助
    垂直偏向コイルの各々に直列に接続され、前記分流回路
    のうち、前記第1の組の補助垂直偏向コイルに接続され
    るべき第1の分流回路は、前記抵抗回路のうちの前記第
    1の組の補助垂直偏向コイルと接続される第1の抵抗回
    路に並列で、前記第1の組の補助垂直偏向コイルに直列
    に接続され、前記第2の組の補助垂直偏向コイルに接続
    されるべき第2の分流回路は、前記抵抗回路のうちの前
    記第2の組の補助垂直偏向コイルと接続される第2の抵
    抗回路に並列で、前記第2の組の補助垂直偏向コイルに
    直列に接続されることを特徴とする偏向ヨーク。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4に記載の偏向
    ヨークにおいて、前記分流回路は少なくとも前記ダイオ
    ードを複数並列に接続して成ることを特徴とする偏向ヨ
    ーク。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の偏向ヨークにおいて、
    複数の前記ダイオードの順方向電圧をそれぞれ互いに異
    ならせたことを特徴とする偏向ヨーク。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の偏向ヨークにおいて、
    第3の組の補助垂直偏向コイルを前記副磁気コアに巻回
    し、前記垂直偏向コイルに接続して、該第3の組の補助
    垂直偏向コイルに垂直偏向電流の全部または一部を流す
    ようにしたことを特徴とする偏向ヨーク。
  8. 【請求項8】 インライン配列の多電子ビームを形成す
    るカラー陰極線管と、該カラー陰極線管に取り付けて使
    用する請求項1乃至9のうちの任意の一つに記載の偏向
    ヨークと、で構成されることを特徴とするカラー陰極線
    管装置。
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