JPH07221114A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH07221114A
JPH07221114A JP813494A JP813494A JPH07221114A JP H07221114 A JPH07221114 A JP H07221114A JP 813494 A JP813494 A JP 813494A JP 813494 A JP813494 A JP 813494A JP H07221114 A JPH07221114 A JP H07221114A
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JP
Japan
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region
emitter
silicon oxide
oxide film
base
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JP813494A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Onouchi
享裕 尾内
Eiji Oue
栄司 大植
Katsutada Horiuchi
勝忠 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】第一導電型の第一領域と、第一領域に接してあ
る第二導電型の第二領域と、第二領域に接してある多結
晶半導体よりなる第二導電型の第三領域と、第一領域及
び第三領域に接してある絶縁膜とからなり、第一領域に
接する絶縁膜の一部は開口部を有し、開口部周辺に存す
る第三領域を二段以上の階段状とする。 【効果】0.5μm以上の加工技術で0.1μm以下の幅
の微細エミッタを実現できると共に、エミッタ抵抗を1
/5に低減可能。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置に係り、特
に、低いエミッタ抵抗を持つ高速スイッチング動作に好
適なバイポーラトランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図2に示す。図2におい
て、21は多結晶シリコンからなるエミッタ電極、22
はシリコン酸化膜、23は多結晶シリコンからなるベー
ス電極、24はつなぎベース層、25はエピタキシャル
層、26はシリコン酸化膜、27はエミッタ、28はベ
ースである。本従来例では、シリコン酸化膜22と多結
晶シリコン23とを同時にパターニングし、その側壁に
シリコン酸化膜26を自己整合プロセス(シリコン酸化
膜を堆積した後、異方性ドライエッチングを行う)によ
って形成することによってエミッタ電極/ベース電極間
を電気的に分離していた。本構造は、例えば、アイ イ
ー イー イー トランザクション オンエレクトロン
デバイセズ イーディー−34 ナンバー11 19
87 2246頁−2254頁(IEEE Trans. on Electron
Dev. No11 1987 pp.2246−2254)に記載され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般にバイポーラトラ
ンジスタにおいて高速スイッチング動作を得るには、ベ
ース抵抗が小さくなければならず、そのために多結晶シ
リコンからなるベース電極23の抵抗は十分小さい必要
があった。従って、ベース電極の膜厚を小さくするには
限界があり、例えば、シート抵抗50Ω/□を得るため
には500nm以下に薄くすることが出来なかった。そ
のために、エミッタ27の幅を小さくして、真性ベース
領域28の抵抗の低減を試みても、エミッタ上の段差の
アスペクト比が非常に大きくなり、多結晶シリコンから
なるエミッタ電極21がエミッタ27上に埋め込まれ、
エミッタ抵抗が増大するといった問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】エミッタ抵抗の低減はエ
ミッタ27上の段差のアスペクト比を軽減し、エミッタ
電極21が埋め込まれない構造によって実現される。し
かし、目的の構造を得るために単にベース電極23を薄
くしても上述したようにベース抵抗が増大してトランジ
スタの性能が悪化する。従って、エミッタ27側で狭
く、高くなるにつれて広くなる構造が最も適する。
【0005】その構造を得る方法の一つは、シリコン酸
化膜26のエミッタ側を厚く、高くなるにつれて薄くす
ることである。しかし、エミッタ電極21とベース電極
23とのショートの可能性が高くなるため、シリコン酸
化膜26の厚さを0.1μm以下に薄くすることは不適
当であり、また、ベース抵抗を低減するため、ベース2
8とベース電極23との距離を0.1μm 以上大きくす
ることは望ましくない。
【0006】もう一つの方法として、多結晶シリコン1
0の間隔をエミッタ側で狭く、高くなるにつれて広く取
る方法が考えられる。さらに、ベース電極23の側壁に
傾斜をつけたときにはエミッタ寸法のばらつき低減、及
び、側壁酸化膜26の形成が困難になることから、段階
的に幅を変える方が望ましい。
【0007】
【作用】本発明によるトランジスタの断面図を図1に示
す。図1において、1は多結晶シリコンからなるエミッ
タ電極、2はシリコン酸化膜、3は多結晶シリコンから
なるベース電極、4はつなぎベース電極、5はエピタキ
シャル層、6はエミッタ、7はベース、8〜10はシリ
コン酸化膜である。本構造ではベース電極3に段差を設
け、エミッタ上段差が高くなるにつれて広くなる。その
ため、エミッタ幅を狭くしてもエミッタ電極が埋め込ま
れることが無く、エミッタ抵抗が増大しない。さらに、
エミッタ電極1とベース電極3との間隔、及び、ベース
7とベース電極3との距離をシリコン酸化膜8,9,1
0の膜厚で制御することが出来るため、エミッタ/ベー
ス間のショートマージンが大きく、かつ低ベース抵抗の
トランジスタを得ることが出来る。
【0008】
【実施例】第一の実施例を図3ないし図8を用いて説明
する。
【0009】図3に示すように、エピタキシャル層31
上にp型にドープした多結晶シリコン32とシリコン酸
化膜33を堆積し、図4に示すように選択的にシリコン
酸化膜33を除去し、シリコン酸化膜33をマスクとし
て多結晶シリコン32を中途までエッチングした。続い
て、全面的にシリコン酸化膜を堆積し、図5に示すよう
に、異方性エッチングにより側壁酸化膜34を形成し
た。
【0010】シリコン酸化膜33,34をマスクとして
多結晶シリコン32を再度中途までエッチングし、図6
に示すように側壁酸化膜34と同様な方法で側壁酸化膜
35を形成した。シリコン酸化膜33,34,35をマ
スクとして、残りの多結晶シリコン32を除去し、図7
に示すように側壁酸化膜36を形成した。次に、硼素、
もしくは弗化硼素をイオン打ち込みし、熱処理を行うこ
とによりベース領域38を形成した。この時、多結晶シ
リコン32から硼素がエピタキシャル層31に拡散さ
れ、つなぎベース領域37も同時に形成した。さらに、
図8に示すように、燐もしくは砒素を含んだ多結晶シリ
コンの堆積、または多結晶シリコンの堆積のあとに燐、
もしくは砒素を打ち込むことにより、多結晶シリコンエ
ミッタ電極40を形成した。続いて熱処理を行ってエミ
ッタ38を形成した。
【0011】本実施例によって、エミッタ開孔マスク
0.7μm で側壁酸化膜34,35,36の厚さを0.
1μmとして0.1μm幅のエミッタを形成することが
出来た。この時、エミッタ長さ1μmにおいて、エミッ
タ抵抗は10Ωとなり、従来構造の同一エミッタ寸法に
おけるエミッタ抵抗である50Ωの1/5になった。
【0012】第二の実施例を図9から図17を用いて説
明する。
【0013】図9に示すように、エピタキシャル層50
上に硼素を混入した多結晶シリコン51,シリコン酸化
膜52,多結晶シリコン53,シリコン酸化膜54,多
結晶シリコン55,シリコン酸化膜56を順次形成し
た。次いで、図10に示すように、シリコン酸化膜56
及び多結晶シリコン55を選択的に除去し、開口部57
を形成した。図11に示すように、全面にシリコン酸化
膜を堆積した後、異方性ドライエッチングを行って側壁
酸化膜58を形成した。ドライエッチング時、オーバー
エッチングを行うことにより、開口部57内のシリコン
酸化膜54を除去した。
【0014】続いて、シリコン酸化膜56,58をマス
クとして多結晶シリコン53をエッチングし、図12に
示すように、側壁酸化膜59を形成した。側壁酸化膜5
9形成のためのドライエッチングのオーバーエッチング
により、開口部57内のシリコン酸化膜52を除去し
た。図13に示すように、シリコン酸化膜56,58,
59をマスクとして、多結晶シリコン51を除去し、側
壁酸化膜60を形成した後、エピタキシャル層50の露
出面に熱酸化によりシリコン酸化膜61を形成した。熱
酸化時に、多結晶シリコン51から硼素を拡散させて、
つなぎベース領域63を形成した。次いで、硼素、また
は弗化硼素を打ち込んでベース領域62を形成した。シ
リコン酸化膜61を除去した後、図14に示すように、
燐、もしくは砒素を含んだ多結晶シリコン65を堆積
し、さらにシリコン酸化膜67を堆積した。熱処理を行
うことによりエミッタ64を形成した。
【0015】次いで図15に示すように、シリコン酸化
膜67、及び多結晶シリコン65をパターニングした
後、側壁酸化膜68を形成し、図16に示すように、側
壁酸化膜形成時のオーバーエッチングによりシリコン酸
化膜56を除去した。次いで、シリコン酸化膜67,6
8,56をマスクとして多結晶シリコン55,53,シ
リコン酸化膜54,53を除去した。最後に、多結晶シ
リコン51上にのみ選択的にタングステンを堆積し、外
部ベース電極69を形成した。
【0016】本実施例によれば、第一の実施例と同様に
エミッタ抵抗が1/5に低減し、さらに、外部ベース抵
抗が1/100に低減したため、ゲート遅延時間が1/
2に短縮された。
【0017】
【発明の効果】本発明によって、0.7μmの加工寸法
で0.1μm幅の微細エミッタが実現し、かつ、従来構
造の1/5のエミッタ抵抗が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の断面図。
【図2】従来例の半導体装置の断面図。
【図3】本発明の第一の実施例の第一の工程の断面図。
【図4】本発明の第一実施例の第二工程の断面図。
【図5】本発明の第一実施例の第三工程の断面図。
【図6】本発明の第一実施例の第四工程の断面図。
【図7】本発明の第一実施例の第五工程の断面図。
【図8】本発明の第一実施例の第六工程の断面図。
【図9】本発明の第二実施例の第一工程の断面図。
【図10】本発明の第二実施例の第二工程の断面図。
【図11】本発明の第二実施例の第三工程の断面図。
【図12】本発明の第二実施例の第四工程の断面図。
【図13】本発明の第二実施例昨第五工程の断面図。
【図14】本発明の第二実施例の第六工程の断面図。
【図15】本発明の第二実施例の第七工程の断面図。
【図16】本発明の第二実施例の第八工程の断面図。
【図17】本発明の第二実施例の第九工程の断面図。
【符号の説明】
1…多結晶シリコンエミッタ電極、2…シリコン酸化
膜、3…多結晶シリコンベース電極、4…つなぎベー
ス、5…エピタキシャル層、6…エミッタ、7…ベー
ス、8…シリコン酸化膜、9…シリコン酸化膜、10…
シリコン酸化膜。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一導電型の第一領域と、上記第一領域に
    接してある第二導電型の第二領域と、上記第一領域,上
    記第二領域に接し、上記第一領域の表面上に開口部を有
    する多結晶半導体よりなる第二導電型の第三領域と、上
    記第一領域及び上記第三領域に接してある絶縁膜とから
    なり、上記第一領域に接する上記絶縁膜は上記第三領域
    の開口部内に開口部を有し、上記絶縁膜の開口部周辺に
    存する上記第三領域が二段以上の階段状になっているこ
    とを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記開口部端と上記第
    三領域端の距離が一定である半導体装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、上記第三領域
    の各階段の幅が上記開口部周囲において一定である半導
    体装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2において、上記第三領域
    の全ての階段の幅が上記開口部周囲において等しい半導
    体装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2または3において、上記第一
    領域に上記開口部を介して接してある第一導電型の第四
    領域を有し、上記第四領域は、上記開口部内の上記第一
    領域に最も近い段差内にのみ完全に埋め込まれている半
    導体装置。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3または4において、上記
    第一領域がバイポーラトランジスタのエミッタ,第二領
    域がベースである半導体装置。
  7. 【請求項7】半導体基板状に多結晶シリコンと第一のシ
    リコン酸化膜を順次堆積する工程と、上記第一のシリコ
    ン酸化膜の一部を選択的に除去する工程と、引き続き第
    二のシリコン酸化膜を堆積する工程と、異方性イオンエ
    ッチングにより第一のシリコン酸化膜の側壁のみに第二
    のシリコン酸化膜を残す工程と、上記第一,第二のシリ
    コン酸化膜をマスクとして上記多結晶シリコンを途中ま
    で異方性エッチングする工程を有し、引き続きシリコン
    酸化膜をマスクとして上記多結晶シリコンを途中までエ
    ッチングする工程と上記多結晶シリコン側壁にシリコン
    酸化膜を形成する工程とが一回以上繰り返されることを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
JP813494A 1994-01-28 1994-01-28 半導体装置及びその製造方法 Pending JPH07221114A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023195801A1 (ko) * 2022-04-07 2023-10-12 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치 및 그 제조 방법

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