JPH0722086B2 - アルミニウム電解コンデンサの駆動用電解液 - Google Patents
アルミニウム電解コンデンサの駆動用電解液Info
- Publication number
- JPH0722086B2 JPH0722086B2 JP13795187A JP13795187A JPH0722086B2 JP H0722086 B2 JPH0722086 B2 JP H0722086B2 JP 13795187 A JP13795187 A JP 13795187A JP 13795187 A JP13795187 A JP 13795187A JP H0722086 B2 JPH0722086 B2 JP H0722086B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolytic solution
- salt
- driving
- acid
- capacitor according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000008151 electrolyte solution Substances 0.000 title claims description 26
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 title claims description 16
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims description 13
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 title claims description 13
- MNUOZFHYBCRUOD-UHFFFAOYSA-N hydroxyphthalic acid Natural products OC(=O)C1=CC=CC(O)=C1C(O)=O MNUOZFHYBCRUOD-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 12
- YEJRWHAVMIAJKC-UHFFFAOYSA-N 4-Butyrolactone Chemical compound O=C1CCCO1 YEJRWHAVMIAJKC-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 10
- UWYVPFMHMJIBHE-OWOJBTEDSA-N (e)-2-hydroxybut-2-enedioic acid Chemical compound OC(=O)\C=C(\O)C(O)=O UWYVPFMHMJIBHE-OWOJBTEDSA-N 0.000 claims description 7
- 150000005846 sugar alcohols Polymers 0.000 claims description 7
- LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N Ethylene glycol Chemical compound OCCO LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- 125000005210 alkyl ammonium group Chemical group 0.000 claims description 6
- 239000012046 mixed solvent Substances 0.000 claims description 6
- MTHSVFCYNBDYFN-UHFFFAOYSA-N diethylene glycol Chemical compound OCCOCCO MTHSVFCYNBDYFN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 3
- ROSDSFDQCJNGOL-UHFFFAOYSA-N Dimethylamine Chemical class CNC ROSDSFDQCJNGOL-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 2
- BAVYZALUXZFZLV-UHFFFAOYSA-N Methylamine Chemical class NC BAVYZALUXZFZLV-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 2
- QEMXHQIAXOOASZ-UHFFFAOYSA-N tetramethylammonium Chemical class C[N+](C)(C)C QEMXHQIAXOOASZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 2
- GETQZCLCWQTVFV-UHFFFAOYSA-N trimethylamine Chemical class CN(C)C GETQZCLCWQTVFV-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 2
- BZCOSCNPHJNQBP-UPHRSURJSA-N (z)-2,3-dihydroxybut-2-enedioic acid Chemical compound OC(=O)C(\O)=C(\O)C(O)=O BZCOSCNPHJNQBP-UPHRSURJSA-N 0.000 claims 1
- MWRVRCAFWBBXTL-UHFFFAOYSA-N 4-hydroxyphthalic acid Chemical compound OC(=O)C1=CC=C(O)C=C1C(O)=O MWRVRCAFWBBXTL-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 229920001223 polyethylene glycol Polymers 0.000 claims 1
- UWHCKJMYHZGTIT-UHFFFAOYSA-N tetraethylene glycol Chemical compound OCCOCCOCCOCCO UWHCKJMYHZGTIT-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- ZIBGPFATKBEMQZ-UHFFFAOYSA-N triethylene glycol Chemical compound OCCOCCOCCO ZIBGPFATKBEMQZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 3
- WNLRTRBMVRJNCN-UHFFFAOYSA-N adipic acid Chemical compound OC(=O)CCCCC(O)=O WNLRTRBMVRJNCN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229940021013 electrolyte solution Drugs 0.000 description 2
- 239000000047 product Substances 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 235000011037 adipic acid Nutrition 0.000 description 1
- 239000001361 adipic acid Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 description 1
- 239000006166 lysate Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 1
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 description 1
Landscapes
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はアルミニウム電解コンデンサの駆動用電解液
(以下電解液という)に関するものである。
(以下電解液という)に関するものである。
従来の技術 従来、電解液としてはエチレングリコールを主体とした
溶媒にアジピン酸またはその塩を溶解した電解液が多用
されている。
溶媒にアジピン酸またはその塩を溶解した電解液が多用
されている。
本発明が解決しようとする問題点 近年、アルミニウム電解コンデンサの小型化、高信頼化
に伴い、電解液としては比抵抗が低く広温度で安全な電
解液が要求されている。比抵抗を低くするために、従来
電解液中の水分の配合比を増大したり、あるいは溶質量
を増大したものがあるが、水の配合比を増大すると高温
度雰囲気下における信頼性が著しく低下する。また、溶
質量を増大させると静電容量や損失の低温特性が悪化す
るなどの問題があった。
に伴い、電解液としては比抵抗が低く広温度で安全な電
解液が要求されている。比抵抗を低くするために、従来
電解液中の水分の配合比を増大したり、あるいは溶質量
を増大したものがあるが、水の配合比を増大すると高温
度雰囲気下における信頼性が著しく低下する。また、溶
質量を増大させると静電容量や損失の低温特性が悪化す
るなどの問題があった。
問題点を解決するための手段 本発明は、上述の問題点を解決するため、γ−ブチロラ
クトンと多価アルコールとからなる混合溶媒に、ヒドロ
キシマレイン酸またはヒドロキシフタル酸のアルキルア
ンモニウム塩を溶解したことを特徴とする電解液であ
る。
クトンと多価アルコールとからなる混合溶媒に、ヒドロ
キシマレイン酸またはヒドロキシフタル酸のアルキルア
ンモニウム塩を溶解したことを特徴とする電解液であ
る。
作用 本発明に係わる電解液は溶質の溶解度が著しく高く、比
抵抗が極めて低くなる。また、低温においても溶質の析
出がなく、溶媒の粘度変化も著しく小さいため、アルミ
ニウム電解コンデンサの静電容量や損失の低温特性も著
しく向上する。
抵抗が極めて低くなる。また、低温においても溶質の析
出がなく、溶媒の粘度変化も著しく小さいため、アルミ
ニウム電解コンデンサの静電容量や損失の低温特性も著
しく向上する。
実施例 以下、本発明の実施例について説明する。
第1表は電解液組成と温度30℃および−55℃における電
解液の比抵抗値を示す。
解液の比抵抗値を示す。
第1表から明らかなように、本発明に係わる電 解液は従来の電解液に比べ低い比抵抗値を有し、低温に
おいても極めて低い比抵抗値を与えている。
おいても極めて低い比抵抗値を与えている。
第2表は、第1表に示す電解液を用いて試作した定格10
WV100μFのコンデンサの温度特性を示す。
WV100μFのコンデンサの温度特性を示す。
第2表から電解液A、B、C、D、E、F、G、H、
I、Jを用いた本発明品は、低温において電解液Kを用
いた従来品に比較して著しく特性が改善されている。
I、Jを用いた本発明品は、低温において電解液Kを用
いた従来品に比較して著しく特性が改善されている。
第3表は第1表に示す電解液で上述と同じコンデンサを
試作し、105℃で定格電圧印加の高温負荷試験を行った
結果を示す。漏れ電流は定格電圧印加1分後の値を示
す。各々の特性値は試料数20個の平均値である。
試作し、105℃で定格電圧印加の高温負荷試験を行った
結果を示す。漏れ電流は定格電圧印加1分後の値を示
す。各々の特性値は試料数20個の平均値である。
第3表から判るように電解液A、B、C、D、E、F、
G、H、I、Jを用いた本発明のコンデンサは高温負荷
試験においても、容量変化率や損失変化が小さく、優れ
た耐久性を与える。
G、H、I、Jを用いた本発明のコンデンサは高温負荷
試験においても、容量変化率や損失変化が小さく、優れ
た耐久性を与える。
なお、上述の混合溶媒はγ−ブチロラクトン95〜20wt%
と多価アルコール5〜80wt%であることが好ましく、最
適比は前者が80wt%、後者が20wt%である。
と多価アルコール5〜80wt%であることが好ましく、最
適比は前者が80wt%、後者が20wt%である。
多価アルコール5wt%未満では高温負荷試験での特性変
化が大となり、80wt%を超えると低温での容量変化率や
損失変化が大きくなる。
化が大となり、80wt%を超えると低温での容量変化率や
損失変化が大きくなる。
また溶質の添加量は溶媒100gに対し5g以上が好ましく、
5g未満では比抵抗を十分に低下させることができない。
なお、添加量が飽和濃度を超えることは好ましくない。
5g未満では比抵抗を十分に低下させることができない。
なお、添加量が飽和濃度を超えることは好ましくない。
発明の効果 以上の結果から明らかなように、γ−ブチロラクトンと
多価アルコールとからなる混合溶媒に、ヒドロキシマレ
イン酸のアルキルアンモニウム塩を溶解したことを特徴
とするアルミニウム電解コンデンサの駆動用電解液は、
広温度範囲で優れた特性を示し、工業的ならびに実用的
価値の大なるものである。
多価アルコールとからなる混合溶媒に、ヒドロキシマレ
イン酸のアルキルアンモニウム塩を溶解したことを特徴
とするアルミニウム電解コンデンサの駆動用電解液は、
広温度範囲で優れた特性を示し、工業的ならびに実用的
価値の大なるものである。
Claims (8)
- 【請求項1】γ−ブチロラクトンと多価アルコールとか
らなる混合溶媒に、ヒドロキシマレイン酸またはヒドロ
キシフタル酸のアルキルアンモニウム塩を溶解したこと
を特徴とするアルミニウム電解コンデンサの駆動用電解
液。 - 【請求項2】上記混合溶媒は、γ−ブチロラクトン95〜
20wt%と多価アルコール5〜80wt%からなることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載のアルミニウム電解コ
ンデンサの駆動用電解液。 - 【請求項3】上記多価アルコールはエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコールからなることを特徴とする特
許請求の範囲第1項または第2項記載のアルミニウム電
解コンデンサの駆動用電解液。 - 【請求項4】上記ヒドロキシマレイン酸がモノヒドロキ
シマレイン酸、ジヒドロキシマレイン酸からなることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアルミニウム電
解コンデンサの駆動用電解液。 - 【請求項5】上記ヒドロキシマレイン酸のアルキルアン
モニウム塩がモノメチルアンモニウム塩、ジメチルアン
モニウム塩、トリメチルアンモニウム塩、テトラメチル
アンモニウム塩の一種または二種以上の組合せからなる
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアルミニ
ウム電解コンデンサの駆動用電解液。 - 【請求項6】上記ヒドロキシフタル酸が3−ヒドロキシ
フタル酸、4−ヒドロキシフタル酸からなることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載のアルミニウム電解コ
ンデンサの駆動用電解液。 - 【請求項7】上記ヒドロキシフタル酸のアルキルアンモ
ニウム塩がモノメチルアンモニウム塩、ジメチルアンモ
ニウム塩、トリメチルアンモニウム塩、テトラメチルア
ンモニウム塩の一種または二種以上の組合せからなるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアルミニウ
ム電解コンデンサの駆動用電解液。 - 【請求項8】上記ヒドロキシマレイン酸またはヒドロキ
シフタル酸のアルキルアンモニウム塩は、混合溶媒100g
に対し、5g以上存在することを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載のアルミニウム電解コンデンサの駆動用電
解液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13795187A JPH0722086B2 (ja) | 1987-06-01 | 1987-06-01 | アルミニウム電解コンデンサの駆動用電解液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13795187A JPH0722086B2 (ja) | 1987-06-01 | 1987-06-01 | アルミニウム電解コンデンサの駆動用電解液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63301514A JPS63301514A (ja) | 1988-12-08 |
JPH0722086B2 true JPH0722086B2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=15210526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13795187A Expired - Fee Related JPH0722086B2 (ja) | 1987-06-01 | 1987-06-01 | アルミニウム電解コンデンサの駆動用電解液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722086B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4672307B2 (ja) * | 2004-08-06 | 2011-04-20 | 三洋化成工業株式会社 | 電解コンデンサ用電解液およびそれを用いた電解コンデンサ |
CN112687470A (zh) * | 2020-12-03 | 2021-04-20 | 盐城星晨科技有限公司 | 一种加速铝电解电容器产品老化速率的电解液及其制备方法 |
-
1987
- 1987-06-01 JP JP13795187A patent/JPH0722086B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63301514A (ja) | 1988-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0722086B2 (ja) | アルミニウム電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JP2584801B2 (ja) | アルミニウム電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JP2627624B2 (ja) | 電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JP2584815B2 (ja) | 電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JPH11340097A (ja) | 電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JPH01103820A (ja) | 電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JPH01119011A (ja) | 電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JP2731250B2 (ja) | 電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JP2819475B2 (ja) | 電解コンデンサ駆動用電解液 | |
JP3311768B2 (ja) | 電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JP2625464B2 (ja) | 電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JP2945699B2 (ja) | 電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JP3254983B2 (ja) | 電解コンデンサ用電解液 | |
JPH01103819A (ja) | 電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JPH0754789B2 (ja) | アルミニウム電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JP3240066B2 (ja) | 電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JP3240065B2 (ja) | 電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JPH04263412A (ja) | 電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JPH01171222A (ja) | 電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JPH0412512A (ja) | アルミ電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JP3347154B2 (ja) | 電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JPH07249546A (ja) | 電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JPH01114017A (ja) | 電解コンデンサ駆動用電解液 | |
JP3212322B2 (ja) | 電解コンデンサの駆動用電解液 | |
JP3169970B2 (ja) | 電解コンデンサの駆動用電解液 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |