JPH07220430A - ディスクカセット - Google Patents

ディスクカセット

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JPH07220430A
JPH07220430A JP672994A JP672994A JPH07220430A JP H07220430 A JPH07220430 A JP H07220430A JP 672994 A JP672994 A JP 672994A JP 672994 A JP672994 A JP 672994A JP H07220430 A JPH07220430 A JP H07220430A
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pin
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青木  直
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクドライブ装置側のカセット引込みピ
ンの待機位置をカセットホルダのカセット挿入エリア内
とすることを可能とし、記憶容量の増大となるディスク
カセットを提供する。 【構成】 ケース1に左右一対の引込み用溝8を設ける
と共にケース1の挿入前端面1cと引込み用溝8との間
に亘って逃げ溝9を形成し、引込み用溝8に対する開口
位置は引込み用溝8の掛止面8aに対してケース1の幅
方向に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクカセットに関
し、特にオートインジェクト機能を有するディスクドラ
イブ装置に用いて好適なディスクカセットに係わる。
【0002】
【従来の技術】従来のディスクカセットが図23及び図
24に示されている。図23及び図24において、この
ディスクカセットDKは光磁気記録用であり、偏平方形
状のケース1内には円盤状の光磁気ディスク2(ディス
ク)が回転自在に収納されている。光磁気ディスク2の
中央にはチャッキングハブ3が固定され、このチャッキ
ングハブ3によってディスクドライブ装置のチャッキン
グ部にチャッキングされる。
【0003】ケース1は上ハーフ部材1aと下ハーフ部
材1bとから成り、この上ハーフ部材1aと下ハーフ部
材1bとが突き合わされた状態で結合されている。上ハ
ーフ部材1aと下ハーフ部材1bとの対向位置には開口
部4がそれぞれ形成されている。上ハーフ部材1aの開
口部4からは光磁気ディスク2の一部が露出し、又、下
ハーフ部材1bの開口部4は上ハーフ部材1aのものよ
り大きくその開口部4からは光磁気ディスク2の一部及
びチャッキングハブ3が露出している。
【0004】また、ケース1にはシャッタ5が図23及
び図24の矢印方向にスライド自在に設けられ、このシ
ャッタ5によって双方の開口部4が開閉される。このシ
ャッタ5には図示しないねじりコイルバネの一端が掛止
され、このねじりコイルバネのバネ力によってシャッタ
5が開位置側に付勢されている。又、シャッタ5にはブ
リッジ部5aが突設され、このブリッジ部5aはケース
1の挿入前端面1cに沿って配設されている。
【0005】前記下ハーフ部材bのカセット挿入後端側
の左右対称位置には位置決め用溝6がそれぞれ形成さ
れ、この一対の位置決め用溝6にディスクドライブ装置
の位置決めピンが挿入されることによってディスクカセ
ットが位置決めされる。又、ケース1のカセット挿入後
端側の孔内には誤消去防止部材7がスライド自在に設け
られ、この誤消去防止部材7の位置によって書き込みの
可否が選択される。さらに、ケース1のカセット挿入前
端側の左右対称位置には引込み用溝8がそれぞれ形成さ
れ、この一対の引込み用溝8はケース1の下面側と側面
側に開口している。
【0006】一方、ディスクドライブ装置は、図25に
示すように、カセットホルダ26を有し、このカセット
ホルダ26内にディスクカセットDKが挿入される。こ
のカセットホルダ26にはオートインジェクト機構Fが
設けられ、このオートインジェクト機構Fによってカセ
ットホルダ26内に挿入されたディスクカセットDKが
途中から自動的に引き込まれる。
【0007】オートインジェクト機構Fは、第1のイン
ジェクトプレート33を有し、第1のインジェクトプレ
ート33はカセットホルダ26に対してA,A′矢印方
向に移動自在に設けられている。第2のインジェクトプ
レート36は第1のインジェクトプレート33の回転支
持軸35を支点として、B,B′矢印方向に回転自在に
設けられている。第2のインジェクトプレート36のカ
ム溝36aにはカセットホルダ26の支持ピン34が挿
入され、この第2のインジェクトプレート36にカセッ
ト引込みピン37が設けられている。第3のインジェク
トプレート38はカセットホルダ26の支持軸40を支
点としてC,C′矢印方向に回転自在に設けられ、その
一端の係止ピン39が第1のインジェクトプレート33
に係止されている。第3のインジェクトプレート38の
他端にはホールドピン41が設けられている。第3のイ
ンジェクトプレート38の係止ピン39とカセットホル
ダ26の支持軸34との間にはコイルバネ43が掛止さ
れ、第3のインジェクトプレート38はC矢印回転方向
に付勢されている。
【0008】スライドプレート12は図25のアンロー
ディグ位置と図29のローディング位置との間でシャー
シ(図示せず)に対してA,A′矢印方向にスライド自
在に設けられていると共にコイルバネ15のバネ力によ
ってローディング位置側に付勢されている。アンローデ
ィング位置ではスライドプレート12のロックピン47
がロック爪プレート46に係止されていると共にスライ
ドプレート12のインジェクト保持片42が第3のイン
ジェクトプレート38のホールドピン41の回転を規制
している。
【0009】上記構成において、ディスクカセットDK
がカセットホルダ26内に挿入されると、図25に示す
如く、挿入前端面1cがシャッタ開閉ピン31を押して
シャッタ5が開放される。次に、図26に示す如くディ
スクカセットDKの挿入前端面1cがロック爪プレート
44の解除レバー部48を押し、ロック爪プレート44
がねじりコイルバネ46のバネ力に抗してD′矢印方向
に回動して図27に示す如くロック爪プレート44がロ
ックピン47より外れる。すると、スライドプレート1
2がコイルバネ15のバネ力によりローディング位置側
(A′矢印方向)に移動し、この移動で第3のインジェ
クトプレート38がコイルバネ43のバネ力によってC
矢印方向に回転すると共に第1のインジェクトプレート
33がA矢印方向に移動する。この第1のインジェクト
プレート33の移動で第2のインジェクトプレート36
がカム溝36aにガイドされてB矢印方向に回転し、図
28に示す如くカセット引込みピン37がディスクカセ
ットDKの引込み用溝8に入り込む。この状態でさらに
第1のインジェクトプレート33がA矢印方向に移動す
ると、カセット引込みピン37に係止されたディスクカ
セットDKが共に移動してディスクカセットDKが図2
9に示す如く挿入完了位置まで引き込まれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のディスクカセットDKによれば、ケース1の下面側
と側面側に開口する引込み用溝8が単に設けられている
ため、カセット引込みピン37の待機位置をカセットホ
ルダ26の外側とせざるを得ず、その分装置が大型化す
る。一方、ディスクドライブ装置はコンピュータ等に組
み込まれ、コンピュータ側でその組み込みスペースが予
め設定されている。従って、そのスペース内でディスク
ドライブ装置を設計するとなると、装置中心からカセッ
ト引込みピン37までの寸法を最大限Lに設定できると
すると、これに対してカセットホルダ26の中心からの
幅L2を小さく設定せざるを得ず、これに伴ってディス
クカセットDKの中心からの幅が小さくなる。すると、
その分光磁気ディスク2の径が小さくなるため、記憶エ
リアが小さくなり記憶容量が落ちるという欠点があっ
た。
【0011】そこで、本発明はドライブ装置側のカセッ
ト引込みピンの待機位置をカセット挿入エリア内とする
ことを可能として記憶容量の増大に供するディスクカセ
ットを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明のディスクカセットは、ディスクを回転自在に
ケース内に収納し、このケースの外面にディスクドライ
ブ装置への挿入過程でカセット引込みピンが挿入される
引込み用溝を設けたディスクカセットにおいて、前記ケ
ースには挿入前端面と前記引込み用溝との間に亘って、
待機位置の前記カセット引込みピンを回避する逃げ溝を
設けたものである。
【0013】
【作用】ディスクカセトの挿入に際して逃げ溝の位置
を、ディスクドライブ装置側のカセット引込みピンの待
機位置とできるため、ディスクカセットの幅寸法がカセ
ット引込みピンによる規制を受けない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1から図8には本発明の第1実施例が示されてい
る。図1には下面側から見たディスクカセットDKの斜
視図が示されている。図1において、このディスクカセ
ットDKのケース1下面側には従来例のものと同一位置
に一対の引込み用溝8が設けられているが、さらに、下
ハーフ部材1bの挿入前端面1cと引込み用溝8との間
に亘って逃げ溝9が形成されている。そして、引込み用
溝8に対する逃げ溝9の開口位置は、引込み用溝8の掛
止面8aに対してケース1の幅方向に位置している。他
の構成は従来例と同一であるため、図面に同一符号を付
してその説明を省略する。
【0015】図2には上記ディスクカセットDKを使用
できるディスクドライブ装置の要部分解斜視図が示され
ている。図2において、シャーシ11上にはスライドプ
レート12が配置され、このスライドプレート12の複
数の長孔13にはシャーシ11のガイドピン14が挿入
されている。スライドプレート12はガイドピン14に
ガイトされて図2及び図4のアンローディング位置と図
8のローディング位置との間でスライド可能に設けられ
ている。このスライドプレート12とガイドピン14と
の間にはコイルバネ15が掛けられており、このコイル
バネ15のバネ力によってスライドプレート12はロー
ディング位置側に付勢されている。
【0016】オートイジェクト機構Aはシャーシ11上
に配置され、イジェクトモータ16の駆動力でローディ
ング位置に位置するスライドプレート12をコイルバネ
15のバネ力に抗してアンローディング位置へ移動させ
る。
【0017】ディスク回転機構Bは、シャーシ11上で
昇降自在に設けられたモータブロック体17を有し、こ
のモータブロック体17は、スライドプレート12のア
ンローディング位置ではコイルバネ18のバネ力によっ
て降下位置に位置し、スライドプレート12のローディ
ング位置ではスライドプレート12の傾斜部19で押し
上げられて上昇位置に位置する。そして、上昇位置では
装着位置に位置するディスクカセットDKのチャッキン
グハブ3をチャッキングし、スピンドルモータの回転に
よって光磁気ディスク2を回転可能状態とする。
【0018】カセット位置決め機構Cは、シャーシ11
上で昇降自在に設けられたピン固定ブロック体20を有
し、このピン固定ブロック体20はスライドプレート1
2のアンローディング位置では降下位置に位置し、スラ
イドプレート12のローディング位置ではスライドプレ
ート12の傾斜部21で押し上げられて上昇位置に位置
する。ピン固定ブロック体20には左右一対の位置決め
ピン12が立設され、この一対の位置決めピン22は上
昇位置では装着位置に位置するディスクカセットDKの
位置決め用溝6にそれぞれ挿入される。
【0019】ヘッド機構Dは、シャーシ11上をカセッ
ト挿脱方向に移動するヘッドキャリッジ23を有し、こ
のヘッドキャリッジ23の上方位置には磁気ヘッド24
が、下方位置には光学ヘッド25がそれぞれ設けられて
いる。磁気ヘッド24と光学ヘッド25とは上下対向位
置に配置され、この双方のヘッド24,25間に装着位
置に位置するディスクカセットDKの光磁気ディスク2
が位置される。
【0020】カセットホルダ26はシャーシ11の上方
で、且つ、シャーシ11に固定されて配置されている。
このカセットホルダ26は上面板26aと下面板26b
と左右の側面板26cとから構成され、このカセットホ
ルダ26内(カセット挿入エリア)にディスクカセット
DKが挿入される。下面板26bにはモータブロック体
17や光ヘッド25等が入り込むための大きな切欠部
(図示せず)が形成され、又、上面板26aにも磁気ヘ
ッド24が入り込むための切欠部27が形成されてい
る。さらに、上面板26aにはカセットストッパー部2
8が設けられ、このカセットストッパー部28にディス
クカセットDKの挿入前端面1cが当接するとディスク
カセットDKが装着位置に位置する。
【0021】そして、このカセットホルダ26にはシャ
ッタ開閉機構Eとオートインジェクト機構Fとスライド
プレートロック機構Gとが設けられている。
【0022】シャッタ開閉機構Eは、図3に詳しく示す
ように、カセットホルダ26の上面板26aに形成され
たカム孔30と、このカム孔30に係合し、カム孔30
に沿って移動可能なシャッタ開放ピン31と、このシャ
ッタ開放ピン31と上面板26aとの間に掛けられたね
じりコイルバネ32とから構成されている。シャッタ開
放ピン31はねじりコイルバネ32のバネ力によって始
端位置(図3の位置)側に付勢されている。
【0023】オートインジェクト機構Fは、図3に詳し
く示すように、カセットホルダ26の下面板26bの下
面側に配置された第1のインジェクトプレート33を有
する。第1のインジェクトプレート33にはガイド溝3
3aが形成され、このガイド溝33aに下面板26bの
ガイド軸34が挿入されている。第1のインジェクトプ
レート33はガイド軸34にガイドされることによって
カセット挿脱方向(図3のA,A′矢印方向)に移動自
在に構成されている。第1のインジェクトプレート33
の一端側には回転支持軸35が固定され、この回転支持
軸35には第2のインジェクトプレート36が回転自在
に設けられている。この第2のインジェクトプレート3
6にはカム溝36aが形成され、このカム溝36aには
前記ガイド軸34が挿入されている。又、第2のインジ
ェクトプレート36にはカセット引込みピン37が設け
られ、このカセット引込みピン37は第2のインジェク
トプレート36の回転によって図3のB,B′矢印方向
に回動する。そして、カセット引込みピン37は図4の
待機位置と図7の引込み位置との間で変位し、図4の待
機位置はディスクカセットDKの幅よりも内側の位置と
されている。
【0024】第1のインジェクトプレート33の他端側
には切欠凹部33bが形成され、この引欠凹部33bに
は第3のインジェクトプレート38の係止ピン39が係
止されている。
【0025】この第3のインジェクトプレート38はそ
の略中央が支持軸40を介して下面板26bに支持さ
れ、図3のC,C′矢印方向に回転自在に設けられてい
る。第3のインジェクトプレート38の係止ピン39と
は反対側の端部にはホールドピン41が設けられ、この
ホールドピン41はスライドプレート12のインジェク
ト保持片42に係脱される。又、第3のインジェクトプ
レート38の係止ピン39と支持軸34との間にはコイ
ルバネ43が掛けられ、このバネ力によって第3のイン
ジェクトプレート38はC矢印方向に付勢されている。
【0026】スライドプレートロック機構Gは、図3に
詳しく示すように、ロック爪プレート44を有し、この
ロック爪プレート44はカセットホルダ26の下面板2
6bに固定された支持軸45を支点として図3のD,
D′矢印方向に回転自在に設けられている。このロック
爪プレート44にはねじりコイルバネ46の一端が掛け
られ、このバネ力によってロック爪プレート44はD矢
印方向に付勢されている。そして、ロック爪プレート4
4はスライドプレート12のロックピン47(図2に示
す。)に係脱される。又、ロック爪プレート44には解
除レバー部48が設けられている。
【0027】次に、上記構成の作用を説明する。スライ
ドプレート12はそのロックピン47がロック爪プレー
ト44に係止されてアンローディング位置に位置し、且
つ、スライドプレート12のインジェクト保持片42が
第3のインジェクトプレート38のホールドピン41に
係止して第3のインジェクトプレート38の回転を阻止
し、カセット引込みピン37が待機位置に位置される。
【0028】この状態でディスクカセットDKがカセッ
トホルダ26内に挿入されると、図4に示す如く、先ず
ディスクカセットDKの挿入前端面1cがシャッタ開放
ピン31を押し、シャッタ開放ピン31がねじりコイル
バネ32のバネ力に抗してカム孔30に沿って移動して
シャッタ5が開かれる。さらに、ディスクカセットDK
がカセットホルダ26内に挿入されると、図5に示す如
く、ディスクカセットDKの挿入前端面1Cが解除レバ
ー部48を押し、ロック爪プレート44がねじりコイル
バネ46のバネ力に抗してD′矢印方向に回転する。
【0029】ここで、待機位置のカセット引込みピン3
7はカセットホルダ26内に側方から突出する位置に位
置するが、ディスクカセットDKにはその位置に逃げ溝
9が形成されているため、ディスクカセットDKはカセ
ット引込みピン37に突き当たることなく挿入が許容さ
れ、カセット引込みピン37は引込み用溝8に達する。
【0030】図6に示す如くロック爪プレート44がロ
ックピン47より外れると、スライドプレート12がコ
イルバネ15のバネ力でA′矢印方向(ローディング位
置側)に移動し、この移動によって第3のインジェクト
プレート38がコイルバネ43のバネ力でC矢印方向に
回転する。この第3のインジェクトプレート38の回転
で第1のインジェクトプレート33がA矢印方向に移動
すると共に第2のインジェクトプレート36がB矢印方
向に回転して、図7に示す如く、カセット引込みピン3
7がディスクカセットDKの引込み用溝8に入り込む。
さらに、第1のインジェクトプレート33がA矢印方向
に移動すると、カセット引込みピン37が引込み用溝8
の掛止面8aを押し、ディスクカセットDKが自動的に
カセットホルダ26内に引き込まれる。そして、図8に
示す如く、ディスクカセットDKの挿入前端面1cがカ
セットストッパー部28に突き当たる位置まで挿入され
てディスクカセットDKは装着位置に位置される。
【0031】一方、ディスクカセットDKが装着位置に
位置された後もスライドプレート12はスライドを続
け、このスライドによってモータブロック体17とピン
固定ブロック体20が共に降下位置から上昇位置に変位
される。そして、モータブロック体17のチャッキング
部がディスクカセットDKのチャッキングハブ3をチャ
ッキングし、スピンドルモータの回転によって光磁気デ
ィスク2が回転可能状態とされると共にピン固定ブロッ
ク体20の位置決めピン22がディスクカセットDKの
位置決め用溝6に挿入してディスクカセットDKが位置
決めされる。
【0032】以上より、第1実施例と従来例とを比較し
た場合に、図4及び図25において装置中心からカセッ
ト引込みピン37までの寸法を同じくLと設定した場合
に、従来例に較べて第1実施例の方がカセットホルダ2
6(ディスクカセット)の中心からの幅L1を大きく取
ることができる。そのため、その分、光磁気ディスク2
の径を大きくでき記録容量が大きくなる。
【0033】図9から図21には本発明の第2実施例が
示されている。図9には下面側から見たディスクカセッ
トDKの斜視図が示されている。図9において、このデ
ィスクカセットDKのケース1下面側には従来例のもの
と同一位置に一対の引込み用溝8が設けられているが、
さらに、下ハーフ部材bの挿入前端面1cと引込み用溝
8との間に亘って逃げ溝9が形成されている。そして、
引込み用溝8に対する逃げ溝9の開口位置は、第1実施
例と異なり引込み用溝8の掛止面8aに対してケース1
の厚み方向に位置している。他の構成は従来例と同一で
あるため、図面に同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0034】図10には上記ディスクカセットDKを使
用できるディスクドライブ装置の要部分解斜視図が、図
11にはカセットホルダ26及びスライドプレート12
の斜視図がそれぞれ示されている。図10及び図11に
おいて、第1実施例と同一構成の部分については図面に
同一符号を付してその説明を省略し、異なる構成の部分
についてのみ説明する。
【0035】即ち、オートインジェクト機構Fは、図1
1に詳しく示すように、カセットホルダ26の下面板2
6bの下面側に配置された第1のインジェクトプレート
50を有する。この第1のインジェクトプレート50は
垂直プレート部50aとこの前後側にそれぞれ接続され
た水平プレート部50b,50cとから成る。垂直プレ
ート部50aには2箇所にカム孔51が形成され、この
各カム孔51にはカセットホルダ26に固定されたガイ
ドピン52が挿入されている。カム孔51はカセット挿
脱方向に長寸法で、且つ、カセットホルダ26の厚み方
向に傾斜する傾斜箇所を有する。即ち、第1のインジェ
クトプレート50は図11のA,A′矢印方向にスライ
ド自在で、且つ、その過程で昇降するよう構成されてい
ると共にA矢印方向にコイルバネ53のバネ力で付勢さ
れている。
【0036】また、一方の水平プレート部50bにはカ
セット当接部54と共にカセット引込みピン55が設け
られている。カセット引込みピン55は第1のインジェ
クトプレート50の移動で図11及び図13の待機位置
と図19の引込み位置との間で変位し、図13に示す如
く、カセット引込みピン55の待機位置はカセットホル
ダ26内に少し入り込んだ位置とされている。他方の水
平プレート部50cには切欠凹部56が形成され、この
切欠凹部56には第2のインジェクトプレート57の係
止ピン58が係止されている。切欠凹部56は係止ピン
58に対して大きな寸法に設定されている。
【0037】第2のインジェクトプレート57はその略
中央が支持軸59を介して下面板26bに支持され、図
11のC,C′矢印方向に回転自在に設けられている。
第2のインジェクトプレート57の係止ピン58とは反
対側の端部にはホールドピン60が設けられ、このホー
ルドピン60はスライドプレート12のインジェクト保
持片42に係脱される。又、第2のインジェクトプレー
ト57の係止ピン58とシャーシ11のガイドピン14
との間にはコイルバネ61が掛けられ、このバネ力によ
って第2のインジェクトプレート57はC矢印方向に付
勢されている。尚、スライドプレート12上のピン62
はコイルバネ61とコイルバネ15の干渉を回避するた
めのものである。
【0038】次に、上記構成の作用を説明する。スライ
ドプレート12はそのロックピン47がロック爪プレー
ト44に係止されてアンローディング位置に位置し、且
つ、スライドプレート12のインジェクト保持片42が
第2のインジェクトプレート57のホールドピン60に
係止して第2のインジェクトプレート57の回転を阻止
し、カセット引込みピン55が待機位置に位置される。
【0039】この状態でディスクカセットDKがカセッ
トホルダ26内に挿入されると、図12及び図13に示
す如く、先ずディスクカセットDKの挿入前端面1cが
シャッタ開放ピン31を押し、シャッタ開放ピン31が
ねじりコイルバネ32のバネ力に抗してカム孔30に沿
って移動してシャッタ5が開かれる。さらに、ディスク
カセットDKがカセットホルダ26内に挿入されると、
図14及び図15に示す如く、ディスクカセットDKの
挿入前端面1cが第1のインジェクトプレート50のカ
セット当接面54に当接する。
【0040】ここで、待機位置のカセット引込みピン5
5はカセットホルダ26内に下方から突出した位置に位
置するが、ディスクカセットDKにはその位置に逃げ溝
9が形成されているため、ディスクカセットDKはカセ
ット引込みピン55に突き当たることなく挿入が許容さ
れ、カセット引込みピン55は引込み用溝8に達する。
【0041】第1のインジェクトプレート50のカセッ
ト当接面54に当接した状態からディスクカセットDK
がさらに挿入されると、第1のインジェクトプレート5
0はコイルバネ53に抗して図11のA矢印方向に移動
する。次に、ディスクカセットDKの挿入前端面1cが
解除レバー部48を押し、ロック爪プレート44がねじ
りコイルバネ46のバネ力に抗してD′矢印方向に回転
する。
【0042】図16及び図17に示す如く、ロック爪プ
レート44がロックピン47より外れると、スライドプ
レート12がコイルバネ15のバネ力でA′矢印方向
(ローディング位置側)に移動し、この移動によって第
2のインジェクトプレート57がコイルバネ61のバネ
力でC矢印方向に回転する。この第2のインジェクトプ
レート57の回転で第1のインジェクトプレート50が
A矢印方向に移動し、且つ、上方に変位することによっ
てカセット引込みピン55がディスクカセットDKの引
込み用溝8の奥(上方向)へと入り込む。さらに、第1
のインジェクトプレート50がA矢印方向に移動する
と、カセット引込みピン55が引込み用溝8の掛止面8
aを押し、ディスクカセットDKが自動的にカセットホ
ルダ26内に引き込まれる。そして、図18及び図19
に示す如く、ディスクカセットDKの挿入前端面1cが
カセットホルダ26のカセットストッパー部28に突き
当たる位置まで挿入されてディスクカセットDKは装着
位置に位置される。
【0043】一方、ディスクカセットDKが装着位置に
位置された後も、スライドプレート12はスライドを続
け、このスライドによってモータブロック体17とピン
固定ブロック体20が共に降下位置から上昇位置に変位
される。そして、図20及び図21に示す如く、スライ
ドプレート12がローディング位置まで変位すると、モ
ータブロック体17のチャッキング部がディスクカセッ
トDKのチャッキングハブ3をチャッキングし、スピン
ドルモータの回転によって光磁気ディスク2が回転可能
状態とされると共にピン固定ブロック体20の位置決め
ピン22がディスクカセットDKの位置決め用溝6に挿
入してディスクカセットDKが位置決めされる。
【0044】この第2実施例においては、カセットホル
ダ26の下方にカセット引込みピン55が配置されるた
め、カセットホルダ26の中心からの幅L(図12に示
す。)を最大限大きく取ることができる。又、カセット
引込みピン55の待機位置をカセットホルダ26の下面
に対して十分近い位置に設定できるため、ドライブ装置
の薄型化にも供する。
【0045】図22には本発明の第3実施例の、下面側
から見たディスクカセットDKの斜視図が示されてい
る。図22において、第1及び第2実施例と同様に一対
の引込み用溝8に対して逃げ溝9がそれぞれ形成され、
この各逃げ溝9の開口位置は引込み用溝8の2箇所の掛
止面8aに対してケース1の幅方向と厚み方向に位置し
ている。他の構成は従来例と同一であるため、図面に同
一符号を付してその説明を省略する。この第3実施例の
ディスクカセットDKによれば、第1及び第2実施例で
示したディスクドライブ装置を共に使用できる。
【0046】尚、第1〜第3実施例のディスクカセット
DKによれば、引込み用溝8が左右一対設けられている
が、第1及び第2実施例で示したディスクドライブ装置
に使用する場合には一方側にのみ引込み用溝8を設けれ
ば良い。但し、引込み用溝8を左右一対設けておけば、
カセット引込みピン37、55が一方にのみある装置と
双方にある装置のいずれにも使用できる。
【0047】尚、上記各実施例においては、ディスクカ
セットDKが光磁気記録用であるが、磁気記録用又は光
記録用のものも同様に本発明を適用できる。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ディ
スクカセットの引込み用溝と挿入前端面との間に逃げ溝
を設けたので、カセット引込みピンの待機位置をディス
クカセットの挿入エリアにできるだけ近づけることがで
きるため、その分ディスクカセットの寸法を大きく設定
でき記憶容量の増大となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】下面側から見たディスクカセットの斜視図(第
1実施例)。
【図2】ディスクドライブ装置の分解斜視図(第1実施
例)。
【図3】カセットホルダとスライドプレートの斜視図
(第1実施例)。
【図4】ディスクカセットがシャッタ開放ピンに当接し
た状態の平面図(第1実施例)。
【図5】ディスクカセットが解除レバー部に当接した状
態の平面図(第1実施例)。
【図6】スライドプレートのロック解除された状態の平
面図(第1実施例)。
【図7】カセット引込みピンが引込み用溝に入り込んだ
状態の平面図(第1実施例)。
【図8】ディスクカセットの引込みを完了した状態の平
面図(第1実施例)。
【図9】下面側から見たディスクカセットの斜視図(第
2実施例)。
【図10】ディスクドライブ装置の分解斜視図(第2実
施例)。
【図11】カセットホルダとスライドプレートの斜視図
(第2実施例)。
【図12】ディスクカセットがシャッタ開放ピンに当接
した状態の平面図(第2実施例)。
【図13】ディスクカセットがシャッタ開放ピンに当接
した状態の側面図(第2実施例)。
【図14】ディスクカセットがカセット当接部に当接し
た状態の平面図(第2実施例)。
【図15】ディスクカセットがカセット当接部に当接し
た状態の側面図(第2実施例)。
【図16】スライドプレートのロック解除された状態の
平面図(第2実施例)。
【図17】スライドプレートのロック解除された状態の
側面図(第2実施例)。
【図18】ディスクカセットの引込みを完了した状態の
平面図(第2実施例)。
【図19】ディスクカセットの引込みを完了した状態の
側面図(第2実施例)。
【図20】スライドプレートがロ−ディング位置まで変
位した状態の平面図(第2実施例)。
【図21】スライドプレートがロ−ディング位置まで変
位した状態の側面図(第2実施例)。
【図22】下面側から見たディスクカセットの斜視図
(第3実施例)。
【図23】上面側から見たディスクカセットの斜視図
(従来例)。
【図24】下面側から見たディスクカセットの斜視図
(従来例)。
【図25】ディスクカセットがシャッタ開放ピンに当接
した状態の平面図(従来例)。
【図26】ディスクカセットが解除レバー部に当接した
状態の平面図(従来例)。
【図27】スライドプレートのロック解除された状態の
平面図(従来例)。
【図28】カセット引込みピンが引込み用溝に入り込ん
だ状態の平面図(従来例)。
【図29】ディスクカセットの引込みを完了した状態の
平面図(従来例)。
【符号の説明】
DK…ディスクカセット 1…ケース 1c…挿入前端面 2…光磁気ディスク(ディスク) 8…引込み用溝 8a…掛止面 9…逃げ溝 37,55…カセット引込みピン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを回転自在にケース内に収納
    し、このケースの外面にディスクドライブ装置への挿入
    過程でカセット引込みピンが挿入される引込み用溝を設
    けたディスクカセットにおいて、 前記ケースには挿入前端面と前記引込み用溝との間に亘
    って、待機位置の前記カセット引込みピンを回避する逃
    げ溝を設けたことを特徴とするディスクカセット。
  2. 【請求項2】 前記引込み用溝に対する前記逃げ溝の開
    口位置は、前記引込み用溝の掛止面に対して前記ケース
    の幅方向に位置することを特徴とする請求項1に記載の
    ディスクカセット。
  3. 【請求項3】 前記引込み用溝に対する前記逃げ溝の開
    口位置は、前記引込み用溝の掛止面に対して前記ケース
    の厚み方向に位置することを特徴とする請求項1に記載
    のディスクカセット。
  4. 【請求項4】 前記引込み用溝に対する前記逃げ溝の開
    口位置は、前記引込み用溝の2箇所の掛止面に対して前
    記ケースの幅方向と厚み方向とに位置することを特徴と
    する請求項1に記載のディスクカセット。
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