JP3114637B2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP3114637B2
JP3114637B2 JP08346122A JP34612296A JP3114637B2 JP 3114637 B2 JP3114637 B2 JP 3114637B2 JP 08346122 A JP08346122 A JP 08346122A JP 34612296 A JP34612296 A JP 34612296A JP 3114637 B2 JP3114637 B2 JP 3114637B2
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク装置に係
り、特にCD−ROMなどのディスクあるいはディスク
が収納されたディスクカートリッジが装着可能とされた
ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばデータベースやソフトウエアなど
の情報を記憶させる記憶媒体として、光ディスク装置の
レーザ式ピックアップにより再生されるディスク状の記
憶媒体が使用されている。また、光ディスク装置には、
例えばCD(コンパクト・ディスク)又はCD−RO
M等と呼ばれるディスクに記憶された情報を読み取る
「再生専用型」のものと、ディスクに情報を書き込むこ
とができる「書き込み可能型」のものとがある。そし
て、書き込み可能型には、1回だけ書き込み可能な
「追記型光ディスク装置(CD−R)」と、何回でも
書き込み可能な光磁気ディスク装置、相変化型ディスク
(PD,CD−RW)装置等の「書換え可能型光ディス
ク装置」がある。
【0003】そして、従来の光ディスク装置は上記〜
のディスク専用であるため、複数台の光ディスク装置
が必要であった。このような不便さを解消するため、例
えば異なる種類のディスクが同一のトレーに装着可能と
されたディスク装置の開発が進められている。
【0004】この種の異なる種類のディスクが装着され
る従来のディスク装置としては、例えばCD−ROMと
PD用ディスクが収納されたディスクカートリッジが同
一のトレーに装着可能とされたものがある。図17はC
D−ROMとディスクカートリッジが装着可能とされた
トレーの構成を説明するための斜視図、図18はCD−
ROMが装着された状態を説明するためのトレーの側面
図、図19はディスクカートリッジが装着された状態を
説明するためのトレーの側面図である。
【0005】トレー1は、CD−ROMが装着される内
トレー2と、ディスクカートリッジが装着される外トレ
ー3とからなる2重構造とされており、外トレー3の内
部に内トレー2が昇降可能に取り付けられている。内ト
レー2は、直径8cmのディスクが載置される小径ディ
スク載置部2aと、直径12cmのディスクが載置され
るディスク載置部2bとを有する。また、内トレー2
は、通常、CD−ROM9を支持する上動位置に附勢さ
れているが、ディスクカートリッジ10が装着されたと
きに下動するように取り付けられている。
【0006】内トレー2を昇降させる昇降機構4は、内
トレー2をA方向に押圧する押圧ロッド5と、押圧ロッ
ド5を附勢するコイルバネ6と、外トレー3の両側面に
形成されたカム溝7と、内トレー2の両側面から突出し
てカム溝7に嵌合するピン8とからなる。
【0007】コイルバネ6のバネ力によりA方向に押圧
されているため、ピン8がカム溝7の上部に嵌合されて
いる。そのため、内トレー2は、CD−ROM9が 装
着される上動位置に保持されている。そして、ディスク
カートリッジ10が内トレー2に載置されると、ディス
クカートリッジ10の荷重でピン8がカム溝7を移動し
て降下するため、ディスクカートリッジ10が外トレー
3の内部に装着可能となる。
【0008】このように内トレー2が昇降することによ
り、CD−ROM9の装着高さと、ディスクカートリッ
ジ10に収納されたディスク10aの装着高さとが同一
になるようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような2重構造のトレー1を有する構成の装置において
は、ディスクカートリッジ10が装着される際、内トレ
ー2がディスクカートリッジ10の下方に降下するた
め、外トレー3の厚さ寸法Laがディスクカートリッジ
10の厚さLbと内トレー2の厚さLcにより決まる
(La>Lb+Lc)。
【0010】そのため、従来は、外トレー3の厚さ寸法
Laがディスクカートリッジ10の厚さLbと内トレー
2の厚さLcとを合わせた寸法よりも大きくなってしま
うので、外トレー3の厚さ寸法Laをこれ以上薄くする
ことが難しく、装置薄型化を妨げていた。
【0011】特にノート型パソコンでは、CD−ROM
9やディスクカートリッジ10を記憶媒体として使用す
るディスク装置を標準装備として内蔵させる傾向にあ
り、ディスク装置全体の薄型化が望まれていた。そこ
で、本発明は上記課題を解決したディスク装置を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。上記請求項1
の発明は、ディスク又はディスクカートリッジが装着
れて記録又は再生を行うディスク装置において、ディス
クカートリッジを支持する支持面を備えたトレーと、
トレーの前記支持面から突出する第1の位置と、前記ト
レーの前記支持面から突出しない第2の位置とを変位可
能に設けられてなり、前記ディスクが前記トレーに挿入
されると第1の位置に変位して前記ディスクを支持し、
前記ディスクカートリッジが前記トレーに挿入されると
前記第2の位置に退避するディスク支持部材と、を備え
てなることを特徴とするものである。
【0013】従って、請求項1の発明によれば、ディス
クカートリッジを支持する支持面を備えたディスク支持
部材がトレーの支持面から突出する第1の位置と、トレ
ーの支持面から突出しない第2の位置とを変位可能に設
けられ、ディスクがトレーに挿入されると第1の位置に
変位してディスクを支持し、ディスクカートリッジがト
レーに挿入されると第2の位置に退避するため、トレー
の厚さ寸法をディスクカートリッジが収容される寸法ま
で薄くすることができ、これにより装置全体の薄型化を
図れる。
【0014】また、請求項2の発明は、前記請求項1記
載のディスク装置において、前記ディスク支持部材は、
前記第1の位置と前記第2の位置の間を回動可能に前記
トレーの載置面に支持されたことを特徴とするものであ
る。従って、請求項2の発明によれば、ディスク支持部
材が第1の位置と第2の位置の間を回動可能にトレーの
載置面に支持されているので、ディスクカートリッジが
トレーに載置される際にはディスク支持部材の上端部分
で荷重を受けることによりスムーズに退避することがで
きる。
【0015】また、請求項3の発明は、前記請求項1又
は2記載のディスク装置において、前記ディスク支持部
材は、バネ部材のバネ力により前記第1の位置に向けて
附勢されたことを特徴とするものである。従って、請求
項3の発明によれば、ディスク支持部材がバネ部材のバ
ネ力により第1の位置に向けて附勢されているため、デ
ィスクカートリッジがトレーに載置される際にはディス
クカートリッジによりバネ部材が圧縮されてディスク支
持部材が載置面の下方に退避することができる。また、
請求項4の発明は、前記請求項1記載のディスク装置に
おいて、前記ディスクカートリッジが前記トレーの前記
支持面から浮き上がることを防止する浮き上がり防止部
材を設けたことを特徴とするものである。 従って、請求
項4の発明によれば、ディスクカートリッジがトレーの
支持面から浮き上がることを防止する浮き上がり防止部
材を設けたため、ディスク支持部材を附勢するバネ部材
のバネ力によりディスクカートリッジが浮き上がること
を防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面と共に本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明になるディスク装置
のトレーを引き出した状態を示す平面図、図2はトレー
を引き出した状態を示す側断面図、図3はトレーがディ
スク装置内に収容された状態を示す平面図、図4はトレ
ーがディスク装置内に収容された状態を示す側断面図で
ある。
【0017】ディスク装置11(以下「装置」と称す
る)は、パソコン(図示せず)に接続されて外部記憶装
置として使用されるディスク装置である。この装置11
は、CD−ROM又はPD用のディスクカートリッジ4
5(図5参照)を迎え入れるためのトレー(スライド部
材)12がA,B方向にスライド可能に設けられてい
る。そして、装置11は、トレー12を装着位置にロッ
クするロック機構13と、トレー12をA方向に押圧す
るトレー押圧機構14と、ディスクカートリッジのシャ
ッタを開閉させるシャッタ開閉機構15とを有する。
【0018】ロック機構13は、前面ベゼル16に設け
られたイジェクト釦17が押圧操作されると、トレー1
2の下面に配されたロックレバー18が本体側に設けら
れた係止ピン19から離間してロックを解除する。トレ
ー12のロックが解除されると、トレー押圧機構14の
押圧レバー20がコイルバネ21のバネ力で筐体22の
背面側壁部23を蹴ってトレー12をA方向に押し出
す。これにより、操作者はトレー12をディスク交換位
置に引き出すことが可能になる。
【0019】また、筐体22の底板上には、ディスクを
回転駆動するターンテーブル24と、光ピックアップ2
5と、光ピックアップ駆動機構26とが取り付けられた
トラバース27が上下方向に回動可能に設けられてい
る。このトラバース27は、後部に回動軸27aを有
し、前端がトレー12のA,B方向の移動に連動して昇
降されるように設けられている。すなわち、トラバース
27は、トレー12がディスク交換位置に移動する過程
で降下し、トレー12が装着位置に移動する過程で上昇
する。
【0020】また、筐体22のベース22bには、ター
ンテーブル24と光ピックアップ25が通過する開口部
98が設けられ、この開口部98の両側縁部には内側に
突出する位置決め当接部99が設けられている。トラバ
ース27は、上面が位置決め当接部99に当接されて記
録再生位置に位置決めされる。
【0021】図4に示されるようにトレー12が装着位
置に移動してトラバース27が上方に回動すると、トラ
バース27に搭載されたターンテーブル24がトレー1
2に載置されたCD−ROM又はディスクカートリッジ
45のディスク43をトレー12又はディスクカートリ
ッジ内の載置面から持ち上げて筐体22の天板22aに
設けられたクランパ44にクランプさせる。そして、光
ピックアップ25がディスク43の記録面に対向して記
録再生動作を行う。
【0022】トレー12のカートリッジ載置面12aに
は、ターンテーブル24、光ピックアップ25、光ピッ
クアップ駆動機構26に対応する形状の開口部29が形
成されている。この開口部29の周囲にはCD−ROM
のディスク43外周を支持する複数のディスク支持部材
30が設けられている。本実施例では、各ディスク支持
部材30(30a〜30c)は、カートリッジ載置面1
2aに120度間隔で配設された開口12bに収納可能
に取り付けられている。
【0023】ディスク支持部材30(30a〜30c)
は、夫々同一形状に形成されており、カートリッジ載置
面12aに設けられた軸受部12dにより回動可能に支
持されている。また、ディスク支持部材30(30a〜
30c)は、トーションバネ(図1、図3では隠れて見
えない)によりトレー12の開口12bより上方に突出
したディスク支持位置に保持される。
【0024】そして、ディスクカートリッジ45が装着
されたときは、ディスク支持部材30(30a〜30
c)はディスクカートリッジ45の重量により下方に回
動してカートリッジ載置面12aに設けられた開口12
b内に収納される。図5はディスクカートリッジの構成
を示す平面図である。
【0025】ディスクカートリッジ45は、箱状に形成
されたケース45a内にディスク43が収納されてお
り、ケース45aの上下面にはディスク43を露出させ
て光ピックアップ25による記録再生を可能とするため
の開口45bが半径方向に延在形成されている。さら
に、ケース45aの上下面には、開口45bを閉蓋する
シャッタ45cがC,D方向に摺動可能に取り付けられ
ている。このシャッタ45cは、非装着時は、バネ部材
(図示せず)により開口45bを閉じる位置に附勢され
ており、トレー12に挿入されて装置11内に移動する
過程でシャッタ開閉機構15によりC方向に摺動して開
口45bを開く。
【0026】また、トレー12の背面側壁部23には、
シャッタ開閉機構15に駆動されてディスクカートリッ
ジ45のシャッタ45cを開くためのシャッタ開成アー
ム31が回動可能に取り付けられている。このシャッタ
開成アーム31は、トレー12の移動に連動する第1ア
ーム32と第2アーム33とが回動可能に連結されてお
り、第2アーム33の先端に設けられた係合ローラ34
がディスクカートリッジ45のシャッタ45cに係合し
た状態でトレー12の移動に連動してA,B方向と直交
するC,D方向に移動する。
【0027】ここで、本発明の要部を構成するディスク
支持部材30の構成について説明する。図6はディスク
支持部材30の取付状態を拡大して示す平面図、図7は
図6中A−A線に沿う側断面図、図8は図6中B−B線
に沿う側断面図である。
【0028】ディスク支持部材30は、カートリッジ載
置面12aに設けられた開口12bから上方に突出する
ディスク支持部50と、ディスク支持部50より内側に
延在する第1〜第4の腕部51〜54と、第1の腕部5
1と第2の腕部52との間に横架された第1の軸部55
と、第3の腕部53と第4の腕部54との間に横架され
た第2の軸部56と、第2の腕部52から側方に延在す
るバネ支持部57とよりなる。
【0029】ディスク支持部50は、上面先端部分にC
D−ROMのディスク34が直接トレー12に載置され
る場合にディスク34の周縁部が当接するディスク当接
部50aと、ディスク34の外周より外側に位置でディ
スク当接部50aから垂直方向に形成された壁部50b
を有する。ディスク当接部50aは、上方からみるとデ
ィスク34の外径に対応する曲線状に形成されており、
且つ側方からみると図7に示すようにディスクを支持す
るようカートリッジ載置面12aの上方に回動した状態
で水平となる角度で形成されている。
【0030】バネ支持部57に巻装されたトーションバ
ネ(バネ部材)58は、一端58aがディスク支持部5
0の下面中央に設けられた溝50cに掛止され、他端5
8bが開口12bに突出するバネ押さえ12eに掛止さ
れている。そのため、トーションバネ58は、ディスク
支持部50を上方に回動附勢している。
【0031】尚、トーションバネ58は、ディスク支持
部材30(30a〜30c)を附勢するバネ力の合力が
ディスクカートリッジ45の重量よりも小さくなるよう
に設定されている。従って、ディスクカートリッジ45
がトレー12内に載置されると、ディスク支持部材30
(30a〜30c)はディスクカートリッジ45の重量
により下方に回動してカートリッジ載置面12aの下方
に退避する。
【0032】また、第1の腕部51は、開口12bの左
側に形成されたL字状のストッパ59の下面に当接して
ディスク支持部50を所定角度θに位置決めするための
当接面51aを有する。そして、第4の腕部54も第1
の腕部51と同様に開口12bの右側に形成されたL字
状のストッパ60の下面に当接してディスク支持部50
を所定角度θに位置決めするための当接面54aを有す
る。
【0033】また、第1の軸部55及び第2の軸部56
は、夫々トレー12の下面に形成された軸受部12dに
より回動自在に軸承されている。そのため、ディスク支
持部50は、第1の軸部55及び第2の軸部56を中心
として上下方向に回動できるように支持されている。
【0034】次に、上記構成とされたディスク支持部材
30の動作について説明する。ディスク挿入前のディス
ク支持部材30は、図7,図8に示すようにトーション
バネ58のバネ力により第1の腕部51及び第4の腕部
54が夫々ストッパ59,60に当接した状態に附勢さ
れており、ディスク支持部50のディスク当接部50a
がCD−ROMの周縁部を支持できるように水平状態に
保持されている。
【0035】そして、ディスク交換位置(図1、図2参
照)に引き出されたトレー12内にCD−ROMが載置
されると、CD−ROMの周縁部はディスク支持部材3
0(30a〜30c)の当接面54aに載置され、カー
トリッジ載置面12aの上方の所定高さ位置に支持され
る。
【0036】図9はディスクカートリッジ45がトレー
12内に載置された状態を示す側断面図である。上記C
D−ROMの代わりにディスクカートリッジ45がトレ
ー12内に載置されると、ディスクカートリッジ45の
下面がディスク支持部材30(30a〜30c)の上端
部分に当接する。ディスク支持部材30(30a〜30
c)は、夫々トーションバネ58のバネ力により上方に
附勢されているだけなので、ディスクカートリッジ45
が載置されると、ディスクカートリッジ45の重量によ
りトーションバネ58が圧縮されカートリッジ載置面1
2aに形成された開口12b内にスムーズに回動してカ
ートリッジ載置面12aの下方に退避する。
【0037】そのため、ディスクカートリッジ45は、
トレー12のカートリッジ載置面12aに直接載置され
る。このように、本実施例では、トレー12のカートリ
ッジ載置面12aにディスクカートリッジ45を直接載
置させることができるので、従来のようにトレー12の
内部にCD−ROMが載置される内トレー(図17乃至
図19参照)を昇降可能に設けた構成のものに比べて内
トレーを不要にした分(厚さLc分)薄型化されてい
る。
【0038】このように、トレー12の厚さ寸法La’
は、ディスクカートリッジ45の厚さ寸法Lbにより決
まるため、トレー12を従来のものよりも薄くできる
(La>La’)。よって、装置11全体を薄型化する
ことが可能になり、厚さ寸法が制約されるノート型パソ
コンにも容易に取り付けることができる。
【0039】次に、ディスクカートリッジ45がトレー
12に載置された場合の装着動作について説明する。ト
レー12がB方向に移動されると、シャッタ開成アーム
31の第1アーム32のギヤ部32aが筐体22のベー
ス22b上に設けられたラック61に噛合して第1アー
ム32が時計方向に回動し、第1アーム32に連結され
た第2アーム33が反時計方向に回動して係合ローラ3
4がシャッタ45cを開く。
【0040】そして、図3に示すように第1アーム32
及び第2アーム33がC,D方向に延在するように回動
変位してシャッタ開成アーム31は、直線状となるとデ
ィスクカートリッジ45は、シャッタ45cが全開とな
り、ディスク43が露出されて光ピックアップ25によ
る記録再生が可能となる。このとき、ディスクカートリ
ッジ45はターンテーブル24の手前に位置しており、
シャッタ45cがターンテーブル24の上方を通過する
前に全開状態となっている。
【0041】また、シャッタ開成アーム31が全開状態
となると、第1アーム32を附勢していたトーションバ
ネ60のバネ力により第1アーム32及び第2アーム3
3がトレー12の背面側壁部23に密着するように附勢
され、シャッタ全開状態に保持される。
【0042】このように、トレー12がB方向に移動す
る際の相対変位に伴って第1アーム32のギヤ部32a
が筐体22のベース22b上に設けられたラック61に
噛合してシャッタ開成アーム31は、ディスクカートリ
ッジ45のシャッタ45cを短時間で開くことが可能と
なり、ディスクカートリッジ45の前端がターンテーブ
ル24に至る前にシャッタ45cを全開させることがで
きる。
【0043】そして、更にトレー12がB方向に移動さ
れてトレー12が装着位置にいたる過程で、トラバース
27が上方に回動してターンテーブル24がトレー12
に載置されたCD−ROM又はディスクカートリッジ4
5のディスク43をトレー12又はディスクカートリッ
ジ45内の載置面から持ち上げて筐体22の天板22a
に設けられたクランパ44にクランプさせる。そして、
光ピックアップ25による記録又は再生動作が行われ
る。
【0044】上記のようにして装置内にディスクカート
リッジ45が装着された後、ディスクカートリッジ45
を取り出す際、操作者は前面ベゼル16に設けられたイ
ジェクト釦17が押圧操作する。これにより、ロック機
構13は、ロックレバー18がトレー12の下面に突出
する係止ピン19から離間してロックを解除する。トレ
ー12のロックが解除されると、トレー押圧機構14の
押圧レバー20がコイルバネ21のバネ力で筐体22の
背面側壁部23を蹴ってトレー12をA方向に押し出
す。これにより、操作者はトレー12をディスク交換位
置に引き出すことが可能となる。
【0045】そして、イジェクト操作後、トレー12が
A方向移動するのに伴ってディスクカートリッジ45が
ターンテーブル24を通過した後、上記シャッタ開閉機
構15が逆の動作を行ってシャッタ45cを閉じる。次
に、カートリッジ取り出し機構70の構成について説明
する。
【0046】図10はカートリッジ取り出し機構70の
分解斜視図、図11はカートリッジ取り出し機構70の
平面図、図12は図11中断面Aにおけるトレー12が
装着位置に移動したときのカートリッジ取り出し機構7
0の係止状態を示す縦断面図、図13は図11中断面B
におけるトレー12が装着位置に移動したときディスク
カートリッジ45をトレー12内に保持する状態を示す
縦断面図である。
【0047】カートリッジ取り出し機構70は、トレー
12からディスクカートリッジ45を取り出す際に操作
される前面ベゼル16と、トレー12のカートリッジ載
置面12aに載置されたディスクカートリッジ45の下
面に当接するカートリッジ持ち上げ部材71と、前面ベ
ゼル16の両端を上下方向に回動自在に支持する支持部
72と、前面ベゼル16をトレー12の前面12eに当
接するようにE方向に回動附勢するトーションバネ73
とからなる。
【0048】前面ベゼル16は、トレー12の前面12
eに対向する内面16aの両端に突出する支持部72の
軸72aが嵌合される軸受け部74,75と、ディスク
カートリッジ45の凹部45eに嵌合してディスクカー
トリッジ45をトレー12内の所定位置に押圧するカー
トリッジ押さえ(浮き上がり防止部材)76,77とが
設けられている。
【0049】カートリッジ持ち上げ部材71は、前面ベ
ゼル16の内面16aの中央部分に一体的に固着される
固定板78と、固定板78より水平方向に延在してディ
スクカートリッジ45の下面に当接する当接アーム7
9,80と、当接アーム79に形成された係止用切欠8
1とからなる。
【0050】尚、当接アーム79,80は、B方向に延
在する長さがディスクカートリッジ45の下面に当接す
るがCD−ROM等のディスクには当接しない長さに設
定されている。また、当接アーム79,80は、C,D
方向に所定距離離間しているので、ディスク外周から離
間した位置にあり、CD−ROMが挿入されたときに前
面ベゼル16を誤操作してもCD−ROMの記録面を傷
つけないようになっている。
【0051】トレー12の前面12eには、イジェクト
釦17を取り付ける孔82と、LED取付用孔83と、
カートリッジ押さえ76,77が挿通される孔84と、
当接アーム79,80が挿通される孔85とが設けられ
ている。また、シャーシ22の前端には、トレー12が
装着位置に移動した際、当接アーム79の係止用切欠8
1が係合する係合部86が設けられている。この係合部
86は、B方向に移動して係止用切欠81が係合できる
ようにシャーシ22の前端に形成された開口87内に設
けられている。
【0052】トーションバネ73は、トレー12の前面
12eの左側に設けられた支持部72の軸72aに巻装
されており、一端73aが前面12eの裏側に掛止さ
れ、他端73bがカートリッジ押さえ76の下面に形成
された掛止溝76aに嵌合掛止される。そのため、トー
ションバネ73は、前面ベゼル16をE方向に附勢して
いる。
【0053】従って、トレー12が装着位置に至ると、
前述したロック機構13のロックレバー18がトレー1
2の下面に突出する係止ピン19を係止してトレー12
を装着位置にロックすると共に、図12,図13に示さ
れるようにトーションバネ73のバネ力により前面ベゼ
ル16がE方向に附勢されて係止用切欠81がシャーシ
22の前端に設けられた係合部86に係合して前面ベゼ
ル16の回動が規制される。
【0054】そのため、トレー12が装着された状態で
は、係止用切欠81が係合部86に係合されることによ
り、前面ベゼル16はトレー12の前面12eに当接し
た状態に保持され、回動操作できないようにロックされ
る。これにより、ディスクカートリッジ45を装着した
状態での取り出し操作が不可能となり、前面ベゼル16
が誤操作されてもディスクカートリッジ45をカートリ
ッジ載置面12aから持ち上げることができないように
なっている。
【0055】これと同時に、カートリッジ押さえ76,
77がディスクカートリッジ45の前面側凹部45eに
嵌合し、ディスクカートリッジ45はトレー12内の所
定位置にがたつきのない状態に保持される。これによ
り、ディスク43とターンテーブル24との相対位置が
略一致するため、トラバース27が上昇したときディス
ク43は回転中心がターンテーブル24及びクランパ4
4の軸心と一致した状態でクランプされる。
【0056】また、カートリッジ押さえ76,77がデ
ィスクカートリッジ45の前面側凹部45eに嵌合して
ディスクカートリッジ45をトレー12内の所定位置に
押圧することにより、ディスクカートリッジ45は所定
位置に保持され、ディスク支持部材30は開口12b内
に保持される。
【0057】さらに、カートリッジ押さえ76,77が
ディスクカートリッジ45の前面側凹部45eに嵌合す
ることにより上方に押圧されたディスク支持部材30に
よりディスクカートリッジ45がトレー12のカートリ
ッジ載置面12aから浮き上がってしまうことが防止さ
れる。
【0058】次に、上記構成とされたカートリッジ取り
出し機構70の動作について説明する。図14は図11
中断面Cにおけるカートリッジ取り出し動作を示す縦断
面図、図15は図11中断面Aにおけるカートリッジ取
り出し動作を示す縦断面図、図16は図11中断面Dに
おけるカートリッジ取り出し動作を示す縦断面図であ
る。
【0059】トレー12がディスク交換位置に引き出さ
れると、係止用切欠81がシャーシ22の前端に設けら
れた係合部86から離間して係止解除される。そして、
トレー12に挿入されたディスクカートリッジ45を取
り出す際は、前面ベゼル16の上端を手前に引いて前面
ベゼル16をF方向に回動操作する。
【0060】これにより、前面ベゼル16は、軸受け部
74,75に嵌合された支持部72の軸72aを中心に
F方向に回動する。そのため、前面ベゼル16の内面1
6aに固定されたカートリッジ持ち上げ部材71が同方
向に回動して、カートリッジ持ち上げ部材71のディス
クカートリッジ45の下面に当接する当接アーム79,
80も同方向に回動する。よって、ディスクカートリッ
ジ45の前端は、当接アーム79,80の回動により上
方に持ち上げられカートリッジ載置面12aから所定距
離離間する。
【0061】これで、ディスクカートリッジ45の前端
がトレー12より上方に突出して簡単にディスクカート
リッジ45を取り出すことができる。また、前面ベゼル
16からB方向に延在する当接アーム79,80が支持
部72の軸72aを支点としててこの原理でディスクカ
ートリッジ45を持ち上げることができるので、操作性
が良好であると共に、前面ベゼル16をF方向に回動操
作させる際の操作力が小さくて済み、軽い力で容易にデ
ィスクカートリッジ45を取り出すことができる。
【0062】このように、装置11では、カートリッジ
取り出し機構70の動作により簡単にディスクカートリ
ッジ45を取り出すことができるので、従来のようにト
レー12の強度を確保するためにトレー12を厚くする
必要がなく、トレー12の薄型化を図ることができ、ひ
いては装置11を薄型化できる。
【0063】尚、CD−ROMがトレー12内に載置さ
れた場合の装着動作は、シャッタ開閉機構15を除いて
ディスクカートリッジ45を装着する場合と同じであ
る。また、トレー12に装着される記録媒体は、上記実
施例のようなCD−ROM又はPD用のディスクカート
リッジに限らず、他のディスク状記録媒体、例えば、C
D、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク等が装
着されるものにも適用できる。
【0064】
【発明の効果】上述の如く、上記請求項1の発明によれ
ば、ディスクカートリッジを支持する支持面を備えたト
レーの支持面から突出する第1の位置と、トレーの支持
面から突出しない第2の位置とを変位可能に設けられた
ディスク支持部材が、ディスクがトレーに挿入されると
第1の位置に変位してディスクを支持し、ディスクカー
トリッジがトレーに挿入されると第2の位置に退避する
ため、トレーの厚さ寸法をディスクカートリッジが収容
される寸法まで薄くすることができ、これにより装置全
体の薄型化を図ることができる。
【0065】また、請求項2の発明によれば、ディスク
支持部材が第1の位置と第2の位置の間を回動可能にト
レーの載置面に支持されているので、ディスクカートリ
ッジがトレーに載置される際にはディスク支持部材の上
端部分で荷重を受けることによりスムーズに退避するこ
とができる。
【0066】また、請求項3の発明によれば、ディスク
支持部材がバネ部材のバネ力により第1の位置に向けて
附勢されているため、ディスクカートリッジがトレーに
載置される際にはディスクカートリッジによりバネ部材
が圧縮されてディスク支持部材が載置面の下方に退避す
ることができる。また、請求項4の発明によれば、ディ
スクカートリッジがトレーの支持面から浮き上がること
を防止する浮き上がり防止部材を設けたため、ディスク
支持部材を附勢するバネ部材のバネ力によりディスクカ
ートリッジが浮き上がることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるディスク装置のトレーを引き出し
た状態を示す平面図である。
【図2】トレーを引き出した状態を示す側断面図であ
る。
【図3】トレーがディスク装置内に収容された状態を示
す平面図である。
【図4】トレーがディスク装置内に収容された状態を示
す側断面図である。
【図5】ディスクカートリッジの一例を示す図である。
【図6】ディスク支持部材の取付状態を拡大して示す平
面図である。
【図7】図6中A−A線に沿う側断面図である。
【図8】図6中B−B線に沿う側断面図である。
【図9】ディスクカートリッジがトレー内に載置された
状態を示す側断面図である。
【図10】カートリッジ取り出し機構の分解斜視図であ
る。
【図11】カートリッジ取り出し機構の平面図である。
【図12】図11中断面Aにおけるトレーが装着位置に
移動したときのカートリッジ取り出し機構の係止状態を
示す縦断面図である。
【図13】図11中断面Bにおけるトレーが装着位置に
移動したときディスクカートリッジをトレー内に保持す
る状態を示す縦断面図である。
【図14】図11中断面Cにおけるカートリッジ取り出
し動作を示す縦断面図である。
【図15】図11中断面Aにおけるカートリッジ取り出
し動作を示す縦断面図である。
【図16】図11中断面Dにおけるカートリッジ取り出
し動作を示す縦断面図である。
【図17】CD−ROMとディスクカートリッジが装着
可能とされた従来のトレーの構成を説明するための斜視
図である。
【図18】従来のトレーにCD−ROMが装着された状
態を説明するための側面図である。
【図19】従来のトレーにディスクカートリッジが装着
された状態を説明するための側面図である。
【符号の説明】
11 ディスク装置 12 トレー 13 ロック機構 14 トレー押圧機構 15 シャッタ開閉機構 16 前面ベゼル 17 イジェクト釦 22 筐体 24 ターンテーブル 25 光ピックアップ 26 光ピックアップ駆動機構 27 トラバース 30(30a〜30c) ディスク支持部材 31 シャッタ開成アーム 45 ディスクカートリッジ 50 ディスク支持部 51〜54 第1〜第4の腕部 55 第1の軸部 56 第2の軸部 57 バネ支持部 58 トーションバネ 59,60 ストッパ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク又はディスクカートリッジが装
    されて記録又は再生を行うディスク装置において、ディスクカートリッジを支持する支持面を備えたトレー
    と、 該トレーの前記支持面から突出する第1の位置と、前記
    トレーの前記支持面から突出しない第2の位置とを変位
    可能に設けられてなり、前記ディスクが前記トレーに挿
    入されると第1の位置に変位して前記ディスクを支持
    し、前記ディスクカートリッジが前記トレーに挿入され
    ると前記第2の位置に退避するディスク支持部材と、 を備えてなる ことを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載のディスク装置におい
    て、 前記ディスク支持部材は、前記第1の位置と前記第2の
    位置の間を回動可能に前記トレーの載置面に支持された
    ことを特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2記載のディスク装置
    において、 前記ディスク支持部材は、バネ部材のバネ力により前記
    第1の位置に向けて附勢されたことを特徴とするディス
    ク装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1記載のディスク装置におい
    て、 前記ディスクカートリッジが前記トレーの前記支持面か
    ら浮き上がることを防止する浮き上がり防止部材を設け
    たことを特徴とするディスク装置。
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