JPH05325296A - 光磁気ディスク記録再生装置 - Google Patents

光磁気ディスク記録再生装置

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JPH05325296A
JPH05325296A JP4158820A JP15882092A JPH05325296A JP H05325296 A JPH05325296 A JP H05325296A JP 4158820 A JP4158820 A JP 4158820A JP 15882092 A JP15882092 A JP 15882092A JP H05325296 A JPH05325296 A JP H05325296A
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disk
disc
head
magneto
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洋 武川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光磁気ディスク記録再生装置において、磁界
ヘッドを記録再生ディスクの場合は接触摺動させ、再生
専用ディスクの場合はディスク面から離すようにする。 【構成】 磁界ヘッド14が取付けられるヘッドアーム
部材20を、ディスクカートリッジに設けられた判別用
検出溝の深さの相違により動作されるヘッドアーム制御
機構26によりディスクの種類に応じて起伏回転制御
し、磁界ヘッドをディスクに対し接触摺動又は離隔させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁界ヘッドが光磁気ディ
スクに接触摺動して記録再生する光磁気ディスク記録再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスク記録再生装置の記録用磁
界ヘッドはディスク信号面との距離をできるだけ小さく
する必要性から、磁界ヘッドの支持機構にサーボをかけ
ることによってディスクに非接触状態で磁界ヘッドのデ
ィスクからの距離を制御する方法があるが、携帯用記録
再生装置の場合は装置の大型化、消費電力等の面から不
都合がある。
【0003】そこで、携帯用記録再生装置には磁界ヘッ
ドがディスク面に接触摺動する方式を採用したものがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光磁気ディ
スク記録再生装置では再生専用のディスクも使用できる
が、この場合、磁界ヘッドはディスクに接触摺動する必
要はなく、むしろディスクに磁界ヘッドが接触すると摩
耗等の支障を与えることになり、また再生専用ディスク
カートリッジには磁界ヘッドに対応する開口窓が形成さ
れていないものもあり、このため磁界ヘッドがディスク
カートリッジに当接し破損するおそれがある。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、磁界ヘッドをディスクの種別、即ち記録再生ディス
クと再生専用ディスクとの違いによりディスクに対す接
離をディスクカートリッジの装填により制御するように
した光磁気ディスク記録再生装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、光磁気ディスクの内外径方向へ移動可能
で、この光磁気ディスクのトラックにレーザービームを
照射する光学ピックアップ装置と、光学ピックアップ装
置に光磁気ディスクを介して対向し、光学ピックアップ
装置と同期して移動するアーム機構に弾性部材を介して
取付けられ、光磁気ディスクに接触摺動しトラックに外
部磁界を発生させる磁界ヘッドを備えて成る光磁気ディ
スク記録再生装置において、ディスクが収納されるディ
スクカートリッジに設けられたディスク判別用検出溝の
深さの相違により動作されるヘッドアーム制御機構を設
け、該ヘッドアーム制御機構によりアーム機構の起伏回
転を制御し、磁界ヘッドをディスクに対し、ディスクの
種類により接離させるようにしたものである。
【0007】
【作用】本発明においては、ディスクカートリッジに設
けられたディスク判別用検出溝の深さの相違により動作
されるヘッドアーム制御機構を設けてアーム機構の起伏
回転を制御するようにしたことにより、ディスクカート
リッジの装填により磁界ヘッドのディスクに対する接離
が制御される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明するに、本発
明を光磁気ディスクの記録再生装置に適用した実施例を
挙げて説明する。
【0009】先ず、光磁気ディスク記録再生装置のメカ
デッキの一例を図1乃至図6を参照して説明する。
【0010】図において11はメカデッキ全体を示し、
12はシャーシ基板で、このシャーシ基板12にディス
ク回転駆動機構13及び磁界ヘッド14と共に光磁気記
録再生機構を構成する光学ピックアップ装置15が取付
けられており、ディスク回転駆動機構13は前述した図
に示す従来例と同様にターンテーブル16とこのターン
テーブル16を回転駆動するスピンドルモータ17とか
ら構成されている。スピンドルモータ17はシャーシ基
板12の下面側に取付けられてスピンドル17aがシャ
ーシ基板12の上面側に突出され、この先端にターンテ
ーブル16が一体に回転するように固定されている。一
方、光学ピックアップ装置15は、シャーシ基板12の
下面側に横架され、ピックアップ送りモータMによって
回転駆動される送りねじ18により支持されてターンテ
ーブル16に対し接離方向に直線移動される移動部材1
9に取付けられている。この光学ピックアップ装置15
は送りねじ18の回転によって移動部材19を介してタ
ーンテーブル16に対して接離方向、即ちターンテーブ
ル16上の光磁気ディスクの径方向に移動される。
【0011】この光学ピックアップ装置15が取付けら
さる移動部材19の後部にはシャーシ基板12の上面側
に立上る軸受部19aが立設されてこの軸受部19aに
先端部に磁界ヘッド14が取付けられたヘッドアーム部
材20が軸21により起伏可能に軸支されてこの軸支部
に巻装されるトーションスプリング22により常時倒伏
方向、即ち、ターンテーブル16上にチャッキングされ
る光磁気ディスク方向に弾性偏倚されて磁界ヘッド14
が光学ピックアップ装置15の対物レンズ15aに対向
した状態でディスクに摺接されるようになされている。
【0012】このため磁界ヘッド14はヘッドアーム部
材20にジンバルばね23を介して取付けられており、
このジンバルばね23は磁界ヘッド14を支持する支持
プレート部23aと、この支持プレート部23aの両側
縁から切起し状に後方へ延長されるアーム片部23b,
23cから形成されてこのアーム片部23b,23cの
端末部においてヘッドアーム部材20の内面側に固定さ
れ、このアーム片部23b,23cの弾性撓みにより、
磁界ヘッド14はヘッドアーム部材20に対して上下方
向に揺動可能に支持される。
【0013】そして、ヘッドアーム部材20には磁界ヘ
ッド14上下方向の揺動範囲を必要最小限に規制するた
めにヘッド規制部材24が取付けられている。
【0014】このヘッド規制部材24の一例としては板
金をコ字状に折曲して形成し、このヘッド規制部材24
はヘッドアーム部材20に、下面部24aが磁界ヘッド
14を支持するジンバルばね23の支持プレート部23
aの端縁部下面との間に所要の間隔aを置いて対向する
ように上面部24bにおいてねじにより取付けられてお
り、このヘッド規制部材24の下面部24aにジンバル
ばね23の支持プレート部23aの端縁部下面が当接す
ることにより、ジンバルばね23の下方への撓みが阻止
されて磁界ヘッド14の下方向の揺動が規制される。
【0015】このヘッド規制部材24により規制される
磁界ヘッド14の揺動範囲はディスクの面振れ、ディス
クとヘッドアーム部材20とのクリアランス公差を見積
もってディスク圧接位置から約±0.8mm必要とな
る。
【0016】なお、ヘッド規制部材24はヘッドアーム
部材20を樹脂成形する場合は同時に一体に成形するこ
とができ、また、ヘッドアーム部材20を板金により形
成する場合は切起し等により一体に形成できるものであ
る。
【0017】また、このヘッド規制部材24の後側には
ヘッドアーム部材20の支持片24aが設けられてい
る。
【0018】このように、ヘッドアーム部材20に取付
けられた磁界ヘッド14はターンテーブル16上の光磁
気ディスクDに接触した状態でヘッドアーム部材20と
移動部材19を介して光学ピックアップ装置15と一体
にディスクDの径方向に移動される。
【0019】このように磁界ヘッド14が取付けられる
ヘッドアーム部材20は、軸支部から下方へヘッドアー
ム規制部25が一体的に延長形成されており、このヘッ
ドアーム規制部25には後面側の上半部に凸段面部25
aが形成され、下半部に凹段面部25bが形成されてい
る。そして、シャーシ基板12の後部にはヘッドアーム
制御機構26が備えられている。このヘッドアーム制御
機構26はシャーシ基板12の後部側面に軸ピン27に
より上下方向に回転可能に軸支され自由端部28aがシ
ャーシ基板12の後端縁より後方に突出されるヘッドア
ーム制御板28と、このヘッドアーム制御板28の自由
端部28aにヘッドアーム部材20の移動方向と平行に
位置するように連結され、前述したヘッドアーム規制部
25の凸段面部25aに当接するヘッドアーム制御軸2
9と、ヘッドアーム制御板28の中間部からシャーシ基
板12の上面側に延設され先端部上面に後述するディス
クカートリッジ111又は211の録再・再生専用の判
別溝112a又は212aを検出する検出ピン29を突
設したカートリッジ検出板30とから構成されている。
このヘッドアーム制御板28がシャーシ基板12のばね
掛片31との間に懸架される引張りばね32により常時
上方へ回転偏倚されてヘッドアーム制御軸29をヘッド
アーム規制部25の凸段面部25aに対応させてヘッド
アーム部材20をトーションスプリング22の付勢力に
抗して跳ね上げ保持するようにしてある。
【0020】このように構成されるシャーシ基板12と
ヘッドアーム部材20との間にカートリッジホルダー3
3が起伏可能に設けられている。このカートリッジホル
ダー33は、光磁気ディスクを収納したディスクカート
リッジを挿入保持するもので、シャーシ基板12に対し
て光学ピックアップ装置15及びターンテーブル16上
を覆うようにして水平倒伏状態で停止するディスク装填
位置とターンテーブル16側から離れるように起上して
停止しディスクカートリッジの挿抜を可能とするカート
リッジ挿抜位置に亘って回動するものである。
【0021】このカートリッジホルダー33はディスク
カートリッジが挿入保持されるに十分な大きさの略平板
状に形成されており、主面部34の両側縁を下方へ断面
L字状に折曲してカートリッジ支持部35,36が形成
されている。この両支持部35,36間にディスクカー
トリッジが挿抜可能な収容部33aが形成されており、
主面部34には磁界ヘッド14の移動方向に対応して窓
34aが形成され、両支持部35,36の下面側前端に
は傾斜ガイド面35a,36aが形成されてディスクカ
ートリッジの挿入を案内するように構成されている。
【0022】また、このカートリッジホルダー33の主
面部34の窓34aに隣接する一方のカートリッジ支持
部35の外側面には、前後部に前後方向の長孔39a,
39bが穿設されたスライダー39が、長孔39a,3
9bを通して支持部35に植設されるガイドピン40
a,40bにより前後方向に摺動可能に取付けられてお
り、このスライダー39に窓34aの上面側に横幅方向
に渡る跳上げバー41が一体的に設けられている。
【0023】そして、このカートリッジホルダー33
は、後端部両側において、シャーシ基板12の後部両側
に切起し状に立設された軸受片42a,42bに軸43
a,43bにより軸支され、また、シャーシ基板12の
前部とスライダー39の前端部との間に連結リンク片4
4を軸ピン45aと45bにより連結してあり、軸支部
に備えたトーションスプリング(図示せず)により常時
起上方向に回動偏倚されている。
【0024】このようにシャーシ基板11とヘッドアー
ム部材20との間に設置されるカートリッジホルダー3
3には、主面部34の前後部にシャーシ基板12側のカ
ートリッジ位置決めピンに対応して夫々一対ずつカート
リッジ押えばね51a,51b及び52a,52bが取
付けられている。この押えばね51a,51b及び52
a,52bは板ばね状で主面部34の上面側に、夫々一
端部において片持ち状に固定され、自由端部側に下方へ
膨曲する当接部51a1 ,51b1 及び52a1 ,52
1 が形成されて主面部34の下面(内面)側に突出さ
れており、カートリッジ支持部35,36間に挿入され
るディスクカートリッジをその上面側に当接して弾性的
に押圧して押えるようになされている。
【0025】また、このカートリッジホルダー33にデ
ィスクカートリッジ111又は211のロック機構53
が備えられている。このロック機構53はカートリッジ
ロックレバー54とカートリッジロック解除アーム55
とから構成され、カートリッジロックレバー54はカー
トリッジホルダー33の主面部34に回転自在に軸着さ
れており、一方のカートリッジ支持部35内に突出し、
ディスクカートリッジの周側及び下方に開口する係止凹
部内に係脱する係止片54aと、カートリッジロック解
除アーム55に対する係合突子54bを有し、トーショ
ンスプリング56により、係止片54aが常時カートリ
ッジホルダー33内のディスクカートリッジCを係止す
る方向に回転付勢されている。
【0026】一方、カートリッジ解除アーム55はカー
トリッジホルダー33の一方のカートリッジ支持部35
の外側面に対応して前述したスライダー39に後方へ延
長して内外方向に弾性揺動可能に一体的に形成されてお
り、このアーム55の後端部にカートリッジロックレバ
ー54の係合突子54bに係合するフック部55aとこ
れに連続する傾斜ガイド面55bが形成されている。
【0027】このカートリッジ解除アーム55はスライ
ダー39が後方へ摺動位置している状態ではフック部5
5aがカートリッジロックレバー54の係合突子54b
を傾斜ガイド面55bとアーム55自体の弾性により乗
越えてその後方に位置し、スライダー39が前方へ摺動
されることにより、フック部55aが係合突子54bに
係合してカートリッジロックレバー54を、そのトーシ
ョンスプリング56による付勢力に抗して回転させて係
止片54aをカートリッジ支持部35から外方へ移動さ
せ、即ち、ディスクカートリッジの凹部から外部に離脱
されてディスクカートリッジのロックが解除される。
【0028】このように、ロック解除されたディスクカ
ートリッジをカートリッジホルダー33から押出すため
に、カートリッジホルダー33の後端部には押出しアー
ム56が前後方向に回動可能に装着されて常時トーショ
ンスプリング57により回動付勢されており、カートリ
ッジホルダー33はロックが解除されると直ちに押出し
アーム56の弾性回動により押圧されてその前部がカー
トリッジホルダー33から突出される。
【0029】さらに、カートリッジホルダー33には倒
伏状態、即ち、カートリッジホルダー33に挿入保持さ
れたディスクカートリッジ内のディスクがターンテーブ
ル16上にチャッキングされた状態でカートリッジホル
ダー33をロックするホルダーロックレバー58が取付
けられている。このホルダーロックレバー58はカート
リッジホルダー33の主面部34の前部に、他方のカー
トリッジ支持部36に向けて起伏可能に軸ピン59によ
り軸着され、この先端部に他方のカートリッジ支持部3
6の外面側に折曲する折曲面58aを形成してこの外面
側に係止突子60を突設し、またこのホルダーロックレ
バー58の下面側には主面部34の上面に当接する跳上
げばね61が取付けられて常時起上方向に回動付勢され
ており、この起上方向の回動は軸着部から延長して突設
されたL字状規制片58bが主面部34の上面に当接す
ることにより所要起上角度で規制される。
【0030】このように構成されるホルダーロックレバ
ー58を介してカートリッジホルダー33は倒伏状態で
シャーシ基板11側に設置されるイジェクト機構62に
よりロック保持される。即ち、ホルダーロックレバー5
8を跳上げばね61の付勢力に抗して押圧してカートリ
ッジホルダー33を最下位まで倒伏させることによりホ
ルダーロックレバー58の係止突子60がイジェクト機
構62に設けられたフック部材63に係止されてカート
リッジホルダー33は倒伏状態でロック保持される。
【0031】この状態でイジェクト機構62を操作して
フック部材63による係止を解除するとカートリッジホ
ルダー33は起上回動される。この際ホルダーロックレ
バー58に跳上げばね61の付勢力が作用しているた
め、イジェクト機構62のロック解除操作によりフック
部材63に対する係止突子60の係止が半自動的に解除
され、カートリッジホルダー33の起上回動が確実に行
われる。
【0032】以上の構成においてシャーシ基板11には
上面側に、ディスクカートリッジを水平方向及び高さ方
向に位置決めするための位置決め案内ピン64及び高さ
位置決めピン65が植設されており、また両側脚部にゴ
ム等の弾性体によって形成される緩衝体66が取付けら
れ、この緩衝体66は必要に応じてコイルばね67を内
装することにより所定の弾性力を得るように構成されて
いる。
【0033】この緩衝体66によりシャーシ基板11に
外部から加わる振動等を緩和させて光学ピックアップ装
置15の送り操作及び光磁気ディスクDの回転に対する
悪影響を阻止するようにしてある。
【0034】ここで、光磁気ディスク記録再生装置に用
いるディスクカートリッジの一例を図7及び図8を参照
して説明する。
【0035】図7及び図8において111は光磁気記録
再生用のディスクカートリッジの全体を示し、上ハーフ
113と下ハーフ114とを合体して形成されたカート
リッジ本体112と、このカートリッジ本体112内に
回転自在に収納された光磁気ディスク115とによって
構成されている。
【0036】このディスクカートリッジ111は記録再
生用であるためカートリッジ本体112の上下両ハーフ
113及び114には対向して、光磁気ディスク115
の一部が表出され、磁界ヘッド14及び光学ピックアッ
プ装置15に対応される開口窓113a,114aが形
成され、下ハーフ114の略中央部には光磁気ディスク
115を回転駆動するディスク回転駆動機構13のター
ンテーブル16が挿入される円形開口部114bが形成
されており、また、このカートリッジ本体112には開
口窓113a及び114aを開閉する上下の覆板部11
6a及び116bを有する断面略コ字状の金属薄板から
なるシャーシ116が摺動自在に取付けられている。
【0037】そして、このカートリッジ本体112の周
縁部には下面側から周面側にかけて各種の検出部及び係
止部が形成されており、112aはカートリッジ検出板
30の検出ピン29が挿入されカートリッジの種別を検
出する検出溝で、このディスクカートリッジ111は記
録再生用であるため浅く形成してあり、また112bは
ロック機構53の係止片54aが係合される係止凹部で
ある。また、カートリッジ本体112の下面にはシャー
シ基板12の案内ピン64が係合される位置決め孔11
2c,112dが形成されている。
【0038】また、図9において211は再生専用のデ
ィスクカートリッジの全体を示し、このディスクカート
リッジ211も、カートリッジ本体212は上ハーフ2
13と下ハーフ214とを合体して形成され、このカー
トリッジ本体212内に光ディスク215が回転自在に
収納されている。
【0039】このディスクカートリッジ211は再生専
用であるため、カートリッジ本体211の上ハーフ21
3には磁界ヘッド14に対応される開口窓は形成されて
おらず、下ハーフ214のみに光学ピックアップ装置1
5に対応する開口窓214aが形成され、この下ハーフ
214の略中央部にターンテーブル16が挿入される円
形開口部214bが形成されており、また、このカート
リッジ本体211には、開口窓214aを開口する覆板
部216aを有するシャッター216が摺動自在に取付
けられている。
【0040】そして、このカートリッジ本体212の周
縁部にも各種の検出部及び係止部が形成されているが、
カートリッジの種別を検出する検出溝212aは、この
ディスクカートリッジ211が再生専用であるため深く
形成してあり、その他の係止凹部212b、位置決め孔
212c,212dは前述した図7及び図8に示すディ
スクカートリッジ111と同様に形成されている。
【0041】次に、以上のように構成される光磁気ディ
スク記録再生装置のメカデッキ11に対するディスクカ
ートリッジ111及び211の着脱動作について説明す
る。
【0042】先ず、光磁気記録再生用のディスクカート
リッジ111の着脱動作について説明する。
【0043】メカデッキ11はディスクカートリッジを
装填する前の状態では、カートリッジホルダー33はシ
ャーシ基板12に対して軸43a,43bを中心に起上
回転して傾斜状に位置し、これに伴いスライダー39は
連結リンク片44の起上によりカートリッジホルダー3
3の前部側に摺動位置されてこのスライダー39に設け
られた跳上げバー41がヘッドアーム部材20を、支持
片25を介して跳上げ支持して磁界ヘッド14はカート
リッジホルダー33の上方に扛上された状態にある。
【0044】この状態でディスクカートリッジ111を
カートリッジホルダー33のカートリッジ支持部35,
36間に、開口窓113a,114a側が一方のカート
リッジ支持部35側に対応するように挿入し、押出しア
ーム56の付勢力に抗して更に挿入することにより、シ
ャッター116がホルダー側に係止されてカートリッジ
本体112のみが移動されて開口窓113a及び114
aが開放されると共に係止凹部112bにロック機構5
3の係止片54aが係合されて、ディスクカートリッジ
111はカートリッジホルダー33に対してロック保持
される。
【0045】そして、この状態でカートリッジホルダー
33をホルダーロックレバー58を介して押下げ、この
ロックレバー58をイジェクト機構62のフック部材6
3に係止突子60を介して係合することによりカートリ
ッジホルダー33は下降位置で保持される。
【0046】これにより、ディスクカートリッジ111
はシャーシ基板12上に水平方向位置決め案内ピン64
及び高さ方向位置決めピン65により所定の状態で位置
決めされると共に、下ハーフ114の円形開口部114
bからディスク回転駆動機構13のターンテーブル16
が挿入されて光磁気ディスク115がチャッキングされ
る。
【0047】そして、この状態でディスクカートリッジ
111の検出溝112aがカートリッジ検出板30の検
出ピン29に対応されるが、この検出溝112aは浅い
ため、検出ピン29が押下げられることになり、このた
めヘッドアーム制御機構26のヘッドアーム制御板28
がカートリッジ検出板30を介して下方へ回転され、こ
れによりヘッドアーム制御軸29がヘッドアーム規制部
25の凹段面部25bに対応されてヘッドアーム部材2
0はトーションスプリング22により下方へ回転可能と
なる。
【0048】また、この状態ではカートリッジホルダー
33が下降されていることによりスライダー39は連結
リンク片44を介して後方へ摺動位置され、これに伴い
跳上げバー41がヘッドアーム部材20の支持片25か
ら離れて後退しており、このためヘッドアーム部材20
は下方へ回転されて、先端部のジンバルばね23により
支持された磁界ヘッド14はカートリッジ本体112の
上ハーフ113の開口窓113aに挿入されて光磁気デ
ィスク115の上面側に摺接される。
【0049】一方、光学ピックアップ装置15はカート
リッジ本体112の下ハーフ114の開口窓114aを
通して光磁気ディスク115の下面側に対応させて、デ
ィスク回転駆動機構13の駆動、即ちターンテーブル1
6の回転駆動により、光磁気ディスク115の記録・再
生が行われる。
【0050】以上のようにして光磁気ディスク115の
記録・再生を行った後、ディスクカートリッジ111を
取出すには、イジェクト機構62を操作してそのフック
部材63をホルダーロックレバー58の係止突子60か
ら離すことにより、ホルダーロックレバー58は跳上げ
ばね61により跳上げられると共にカートリッジホルダ
ー33がトーションスプリングの付勢力により起上回動
され、これに伴いスライダー39は連結リンク片44の
起上回転により前方へ摺動される。
【0051】このスライダー39の前方への摺動により
跳上げバー41がヘッドアーム部材20を、支持片25
を介して跳上げて磁界ヘッド14をディスクカートリッ
ジ111と干渉しない位置まで扛上させると共にスライ
ダー39に設けられたカートリッジ解除アーム55が前
方へ移動することにより、この端部のフック部55aが
カートリッジロックレバー54の係合突子54bに係合
してこれを引張り、このためロックレバー54はトーシ
ョンスプリング56の付勢力に抗して回転されて係止片
54aがディスクカートリッジ111の係止凹部112
bから離脱され、これにより、ディスクカートリッジ1
11はカートリッジホルダー33に対するロックが解除
されて押出しアーム56によりカートリッジホルダー3
3から押出されて取出される。
【0052】次に、再生専用のディスクカートリッジ2
11の着脱動作について説明するも、ほとんど前述した
ディスクカートリッジ111の着脱動作と同じであるた
め異なる動作についてのみ説明する。
【0053】このディスクカートリッジ211をカート
リッジホルダー33を挿入してカートリッジホルダー3
3を下降位置で保持させると、この状態でディスクカー
トリッジ211の検出溝212aがカートリッジ検出板
30の検出ピン29に対応されるが、この検出溝212
aは深いため、前述の場合と異なり、検出ピン29は押
下げられることなく、従ってヘッドアーム制御機構26
のヘッドアーム制御板28は回転されず、ヘッドアーム
制御軸29はヘッドアーム規制部25の凸段面部25a
に対応されたままで、これにより、ヘッドアーム部材2
0は回転が阻止される。
【0054】このため、カートリッジホルダー33の下
降によりスライダー39が後方へ摺動され跳上げバー4
1がヘッドアーム部材20の支持片24aから離れても
ヘッドアーム部材20は跳上げ状態で保持され、磁界ヘ
ッド14はディスクカートリッジ211から離隔された
ままとなり、このディスクカートリッジ211に当接す
ることはない。
【0055】一方、光学ピックアップ装置15はカート
リッジ本体212の下ハーフ214の開口窓214aを
通して光ディスク215の下面側に対応させてターンテ
ーブル16の回転駆動により、光ディスク215の再生
が行われる。
【0056】以上の動作において、ディスクカートリッ
ジ111はシャーシ基板12の位置決めピン64,65
に係合された状態でカートリッジホルダー33に取付け
られたカートリッジ押えばね51a,51b及び52
a,52bの弾力により位置決めピン64,65側へ押
え付けられることになって、振動等によるカートリッジ
本体112の移動に伴うディスク115との接触が防止
されると共に耐振性が向上されることになる。
【0057】また、磁界ヘッド14を支持するジンバル
ばね23はヘッドアーム部材20に取付けたヘッド規制
部材24によりその揺動範囲が規制されて磁界ヘッド1
4と他部品との干渉が防止されると共にジンバルばね2
3自体の変形等も防止され、特に磁界ヘッド14の不使
用時のヘッドアーム部材20が跳上げられている状態で
磁界ヘッド14及びジンバルばね23に不測の事態の発
生が防止される。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ディスク
カートリッジに設けられたディスク判別用検出溝の深さ
の相違により動作されるヘッドアーム制御機構を設けて
アーム機構の起伏回転を制御するようにしたことによ
り、ディスクの種類、即ち、記録再生ディスクと再生専
用ディスクに応じて磁界ヘッドがディスクに対して接離
されて、再生専用ディスクの場合、磁界ヘッドはディス
ク又はディスクカートリッジに接触されず、従って、磁
界ヘッドのダメージが軽減又は防止されて装置の信頼性
が向上すると共に長寿命化にも貢献する。
【0059】また、再生専用ディスクに摺動用のコーテ
ィング等を施す必要がなく、コストの低減化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例の一部省略した斜視図。
【図2】同、一部分の後方側斜視図。
【図3】同、側面図。
【図4】同、ディスクカートリッジを装填した状態の一
部截断した側面図。
【図5】同、他のディスクカートリッジを装填した状態
の一部截断した側面図。
【図6】同、ディスクカートリッジを装填した状態の横
断面図。
【図7】本発明装置に適用する一例のディスクカートリ
ッジの斜視図 Aはシャッターを閉じた状態を示す。Bはシャッターを
開いた状態を示す。
【図8】同、ディスクカートリッジの裏面側の斜視図。
【図9】他例のディスクカートリッジの斜視図。 Aは表面側を示す。Bは裏面側を示す。
【符号の説明】
12 シャーシ基板 13 ディスク回転駆動機構 14 磁界ヘッド 15 光学ピックアップ装置 16 ターンテーブル 20 ヘッドアーム部材 23 ジンバルばね 24 ヘッド規制部材 111 ディスクカートリッジ 115 光磁気ディスク 211 ディスクカートリッジ 215 光ディスク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気ディスクの内外径方向へ移動可能
    で、この光磁気ディスクのトラックにレーザービームを
    照射する光学ピックアップ装置と、 上記光学ピックアップ装置に上記光磁気ディスクを介し
    て対向し、上記光学ピックアップ装置と同期して移動す
    るアーム機構に弾性部材を介して取付けられ、上記光磁
    気ディスクに接触摺動しトラックに外部磁界を発生させ
    る磁界ヘッドを備えて成る光磁気ディスク記録再生装置
    において、 上記ディスクが収納されるディスクカートリッジに設け
    られたディスク判別用検出溝の深さの相違により動作さ
    れるヘッドアーム制御機構を設け、 該ヘッドアーム制御機構により上記アーム機構の起伏回
    転を制御し、上記磁界ヘッドを上記ディスクに対し、デ
    ィスクの種類により接離させるようにしたことを特徴と
    する光磁気ディスク記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5677897A (en) * 1994-03-18 1997-10-14 Pioneer Electronic Corporation Apparatus for recording and reproducing magneto optical disc
USRE36709E (en) * 1992-12-10 2000-05-23 Kabushiki Kaisha Kenwood Photomagnetic disc record/reproduction apparatus including improved magnetic head lifting mechanism

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USRE36709E (en) * 1992-12-10 2000-05-23 Kabushiki Kaisha Kenwood Photomagnetic disc record/reproduction apparatus including improved magnetic head lifting mechanism
US5677897A (en) * 1994-03-18 1997-10-14 Pioneer Electronic Corporation Apparatus for recording and reproducing magneto optical disc

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