JPH10241335A - ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置

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JPH10241335A
JPH10241335A JP4094497A JP4094497A JPH10241335A JP H10241335 A JPH10241335 A JP H10241335A JP 4094497 A JP4094497 A JP 4094497A JP 4094497 A JP4094497 A JP 4094497A JP H10241335 A JPH10241335 A JP H10241335A
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cam
disk
frame
drive device
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Ryuzo Tamayama
隆三 玉山
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清 大森
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ディスク状記録媒体のローディング位置に対し
昇降動作するディスクドライブ装置において、シャーシ
を回転カム機構に常に確実に係合してシャーシの昇降動
作を円滑に、かつ確実に行える。 【解決手段】 回転駆動機構及びピックアップ機構を搭
載した可動シャーシ33をフレーム15に基端部におい
て、上下方向に回動可能に支持し、該可動シャーシ33
の前端部側に、前端面にカムピン72を突設した昇降駆
動プレート70を可動シャーシ33に対する通常の取付
け位置より後方へ所要間隔でずらした状態でマウントイ
ンシュレータ73を介して止めねじ74により締付けて
取付ける。昇降駆動プレート70は可動シャーシ33に
対してマウントインシュレータ73に生じる反発弾性力
により前方へ偏倚しカムピン72をフレーム15に備え
た回転カム機構である傾斜カム体25のカム溝25aに
挿入しカム溝25aからのカムピン72の脱落を防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク、光磁
気ディスク等のディスク状記録媒体を記録及び/又は再
生するディスクドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク状記録媒体としての例えばC
D,CD−ROM,DVD,HD−CD等の光ディスク
のディスクドライブ装置は、装置本体に対して引出位置
と収納位置との間を移動可能に設けられたディスクトレ
ーが備えられている。このディスクドライブ装置として
は、ディスクトレーに光ディスクを載置して装置本体内
に収納移動させることにより、光ディスクは回転駆動位
置まで移送、すなわち、ローディングされ、このローデ
ィングされた光ディスクに対してスピンドルモータ及び
ピックアップ等が移動対応されて、光ディスクはスピン
ドルモータに取付けられたターンテーブル上に中心部に
おいて載置されてチャッキングされた後、回転駆動され
てピックアップにより光ディスクに記録された記録情報
が読出され再生されるように構成したものが広く使用さ
れている。
【0003】このように構成されたディスクドライブ装
置は、スピンドルモータ、ピックアップ及びピックアッ
プの移動駆動部材等はメインシャーシに搭載されてい
る。このメインシャーシはフレームに、基端部である後
端部においてインシュレータを介して上下方向に回動可
能に取付けられ、このメインシャーシの自由端部である
前端部に突設したカムピンをフレームに備えたシャーシ
回動カム機構のカム溝に係合されている。
【0004】このシャーシ回動カム機構は、ディスクト
レーの引出し、収納移動動作に連動して回転される。こ
のディスクトレーの収納移動時のシャーシ回動カム機構
の回転によりメインシャーシはカムピンを介して後端部
を支点として上方へ回動されてスピンドルモータ及びピ
ックアップが上昇される。このスピンドルモータの上昇
動作によりターンテーブルがディスクトレー上の光ディ
スクをすくい上げるように載置してチャッキングすると
共に、ピックアップも光ディスクの下面側、すなわち、
記録面側に近接位置されて駆動部材による移動により光
ディスクからの記録情報の読出し再生が行われる。
【0005】また、この光ディスクの読出し再生後の取
出し、すなわち、アンローディング動作は、シャーシ回
動カム機構を前述の場合と逆方向に回転させることによ
り、メインシャーシを下方へ回動させてスピンドルモー
タのターンテーブルをディスクトレーより下降位置させ
る。これにより光ディスクはターンテーブル上に載置さ
れ、この状態でディスクトレーを引出し動作させること
により、光ディスクを取出すことができるように構成さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
るディスクドライブ装置においては、ディスクのローデ
ィング、アンローディング動作において、スピンドルモ
ータ、ピックアップ等を搭載したシャーシは昇降回動動
作され、このシャーシはフレームに対して緩衝部材とし
てのインシュレータを介在してフレームに取付けている
ので、フレームからの振動の伝達等は緩和されることに
なるが、逆に揺動し易くなり、このため、スピンドルモ
ータに備えたターンテーブルの光ディスクに対するチャ
ッキングの際に不安定になり易く、特に、シャーシを昇
降回動動作させるシャーシ回動カム機構との係合が不安
定になり、昇降回動動作に支障を来すおそれがある。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、ディスク状記録媒体の回転駆動機構、ピックアップ
機構を搭載したシャーシの不要な揺動及び移動機構との
離脱を防止し、回転駆動機構及びピックアップ機構をデ
ィスクローディング位置に対して常に確実に近接、離間
移動させることができてディスク状記録媒体の記録及び
/又は再生を安定して確実に行うことができるようにし
たディスクドライブ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ディスク状記録媒体の回転駆動機構及び記
録情報の記録及び/又は再生を行うピックアップ機構等
を搭載したシャーシが、ディスク状記録媒体のローディ
ング位置に対して移動機構により近接、離間移動される
ようにフレームに取付けられて成るディスクドライブ装
置であって、シャーシをフレームに取付けられた状態で
移動機構方向へ偏倚させるように構成したものである。
【0009】また、本発明のディスクドライブ装置にお
いては、シャーシはフレームに対して互いの取付け位置
をずらすと共に緩衝部材を介して取付けられ、緩衝部材
の反発弾力により移動機構方向に偏倚させるように構成
したものである。
【0010】また、本発明のディスクドライブ装置にお
いては、移動機構は回転傾斜カム体から成り、シャーシ
の端面に回転傾斜カム体のカム溝に挿入係合するカムピ
ンを突設し、シャーシの移動機構方向への偏倚によりカ
ムピンがカム溝に挿入保持されるように構成したもので
ある。
【0011】以上のように構成される本発明によるディ
スクドライブ装置は、回転駆動機構及びピックアップ機
構等を搭載したシャーシは、これを移動駆動する移動機
構方向へ偏倚されているので移動機構との係合部の不要
の離脱が防止されて移動機構の動作が常に確実に伝達さ
れる。
【0012】特に、移動機構を回転傾斜カム体により構
成し、このカム溝にシャーシ側に突設したカムピンを係
合させて、シャーシに回転傾斜カム体の動作を伝達させ
る構成においては、シャーシが回転傾斜カム体側に偏倚
されることにより、カム溝からのカムピンの脱落が防止
されてシャーシは常に確実に移動動作されてディスク状
記録媒体の記録及び/又は再生が行われる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるディスクドラ
イブ装置の実施の形態例を図面を参照して説明する。本
例のディスクドライブ装置は、ディスクを載置保持する
ディスクトレーの摺動動作により、ディスクのローディ
ングを行い、ディスク回転駆動機構をディスクトレーに
対して近接、離間移動として昇降動作するよう構成した
もので、CDやCD−ROM等の標準密度ディスク及び
DVDやHD−CD等の高密度ディスクの両方の光学デ
ィスクを情報記録媒体として用いることができる。
【0014】まず、図10及び図11に示すように、本
例のディスクドライブ装置1の外装は、偏平状で前面が
開口した箱型の外装体2と、この外装体2の開口部に嵌
合固定されたフロントパネル3から構成されている。フ
ロントパネル3にはディスクトレー4が出し入れ可能に
挿入されるトレー出入口3aが形成され、このトレー出
入口3aは、ディスクトレー4が外装体2内に挿入され
た状態でそのフロントプレート4aにより閉じられる。
またフロントパネル3には、ディスクトレー4を排出操
作するイジェクト釦5等が備えられている。外装体2の
材質としては、鋼板、フロントパネル3及びディスクト
レー4の材質としてはABS樹脂等の合成樹脂が好適で
あるが、外装体2を合成樹脂により、また、ディスクト
レー4を金属、例えばアルミニウム合金等で形成でき
る。
【0015】次に、本例のディスクドライブ装置1の各
機構の構成を図1〜図9を参照して説明する。図1及び
図11に示すように、ディスクトレー4はほぼ平板状で
前半側の上面には、CDやDVD等の光ディスクDを水
平に載置して収容することができる凹皿状のディスク収
容部11が形成されている。このディスク収容部11の
中央部からトレーセンタに沿って後方へ長い開口部12
が形成され、この開口部12の後端部は連結面部13に
より連結されている。
【0016】また、ディスク収容部11の周縁部には、
ディスクドライブ装置1を縦位置で使用する場合、ディ
スクローディングの際に光ディスクDがディスク収容部
11からの脱落を防止するためにディスク保持片14を
偏心回転可能に取付けてある。このディスク保持片14
を回転することにより、この先端部がディスク収容部1
1の内側に突出し、収容される光ディスクDの周面に対
応し、光ディスクDを係止保持することになる。
【0017】また、このディスクトレー4の裏面側には
図示せずも、公知のディスクトレーと同様に、一側部側
に前後方向に、後述するローディング駆動機構の駆動ギ
ヤと噛み合うJ形のラックとこのラックに沿い駆動ギヤ
をガイドするガイド溝が形成され、さらに両側部には前
後方向にガイドレールが形成されている。このように構
成されるディスクトレー4は外装体2内に内蔵固定され
るフレーム15に前後方向に摺動可能に挿入支持され
る。
【0018】このフレーム15には図2及び図3に示す
ように、ローディング駆動機構20、ディスク回転駆動
機構30及び光学ピックアップ機構40が配設されてい
る。
【0019】このフレーム15は、本例では合成樹脂に
よる成形体であって、底面部15aがやや上方に位置す
る四角形筐体状に形成されて、フロントパネル3に臨む
前面部はトレー出入口3aに対応して開放部16として
形成され、底面部15aには中央部に開口部17が形成
されている。この底面部15aの開口部17を挟む両側
縁面部15a1 及び15a2 には、ディスクトレー4の
ガイドレールが係合し位置規制される複数のトレーガイ
ド18aが前後方向に所要間隔で突出形成されている。
また両側壁部15b,15cの内面には複数のトレー押
えガイド18bが所要間隔で突出形成され、更に内面前
端部側には、ディスクトレー4のストッパー19が横方
向の弾性を保有させて形成されている。
【0020】このフレーム15に対してディスクトレー
4は、トレーガイド18aとトレー押えガイド18bと
により案内されて前後方向(図2においてX矢印方向)
に摺動し、前面開放部16を介してフロントパネル3の
トレー出入口3aから出し入れされ、最前部まで摺動さ
れた状態でストッパー19により係止されて抜脱が防止
される。
【0021】そして、このフレーム15の底面部15a
の前側縁面部15a3 には、ディスクトレー4を前後方
向に摺動、すなわち、ローディング動作及びアンローデ
ィング動作を行うためのローディング機構20が配設さ
れている。このローディング機構20は、図2及び図3
に示すように、フレーム15に固定されるローディング
モータ21と、このローディングモータ21によって正
逆方向に回転駆動される駆動ギヤ22と、この駆動ギヤ
22の支持軸22aが立設され、且つフレーム15にロ
ーディングモータ21の固定部の近傍に位置して立設さ
れた支点軸23aに首振り運動可能に軸支されたギヤレ
バー23と、このギヤレバー23に設けた部分ギヤ23
bに噛み合う部分ギヤ24bを有し、且つフレーム15
の前縁面部15a3 のほぼ中央部に立設された支点軸2
4aを中心に回転されるカムレバー24等から構成され
る。カムレバー24には後述するディスク回転駆動機構
30及び光学ピックアップ機構40を昇降動作させる傾
斜カム体25が設けられている。また、ローディングモ
ータ21の回転軸に固定された駆動プーリ21aは、動
力伝達媒体としてのゴムベルト26を介して、前述した
支点軸23に軸支した従動プーリ27と動力伝達可能に
連結されている。この従動プーリ27の回転力が中間ギ
ヤ28を介して駆動ギヤ22に伝達されるようになって
おり、この駆動ギヤ22は、ディスクトレー4の図示し
ないJ形のラックに噛み合されると共に、支持軸22a
がガイド溝に摺動可能に嵌合される。
【0022】このように構成されるローディング機構2
0により、ディスクトレー4のローディング時は、ロー
ディングモータ21によって正回転駆動される駆動ギヤ
22でディスクトレー4のJ形ラックの直線部をディス
クトレー4の後部側から前部側へ向けて直線的に移動さ
せることにより、ディスクトレー4を外装体2内、すな
わち、フレーム15内に水平に引き込むことができる。
そして、駆動ギヤ22を引き続き正回転駆動させること
により、駆動ギヤ22は、ディスクトレー4のラックの
円弧部に沿って円弧状に移動され、この駆動ギヤ22の
円弧運動によってギヤレバー23に首振り運動が生じ
る。
【0023】このギヤレバー23の首振り運動によって
部分ギヤ23bからカムレバー24の部分ギヤ24bに
回転力が伝達され、カムレバー24は、支点軸24aを
中心に図2において時計方向(図2において二点鎖線か
ら実線方向)に回転駆動される。これにより、カムレバ
ー24の傾斜カム体25も一体に回転駆動されて、ロー
ディング動作完了後のディスクトレー4の前部の下面側
に対応される。また、このカムレバー24の傾斜カム体
25の回転駆動により、後述するようにディスク回転駆
動機構30及び光学ピックアップ機構40がディスクロ
ーディング完了位置である動作位置まで上昇される。
【0024】ディスク回転駆動機構30は、図2及び図
3に示すように構成されている。このディスク回転駆動
機構30は、スピンドルモータ31と、このスピンドル
モータ31の回転軸の上端に水平状に固着されたターン
テーブル32とを有し、スピンドルモータ31を可動シ
ャーシ33に固定して構成されている。
【0025】この可動シャーシ33は、前述したフレー
ム15の底面部15aの開口部17に対して出入り可能
な大きさで外形がほぼ四辺形の平板枠状で、中央部に開
口部34が形成されてこの開口部34の前縁側の前面部
33aに、その中央部に位置してスピンドルモータ31
が固定され、また、後面部33bの両側にインシュレー
タ取付部35a,35bが設けられている。このインシ
ュレータ取付部35a,35bは後方に切欠された円形
孔になっている。
【0026】そして、この可動シャーシ33には、開口
部34の一側縁側の側面部33cに光学ピックアップ機
構40を移動駆動するキャリッジ移動駆動機構50が取
付けられている。このキャリッジ移動駆動機構50は、
図2及び図3に示すように、キャリッジ駆動モータ51
と、このキャリッジ駆動モータ51によって正逆方向に
回転駆動される駆動ギヤ52と、この駆動ギヤ52とキ
ャリッジ駆動モータ51との間を動力伝達可能に連結す
る中間ギヤ53a,53bとから構成されて、駆動ギヤ
52が光学ピックアップ機構40の後述するキャリッジ
のラックに噛み合されることになる。
【0027】また、可動シャーシ33には開口部の後縁
側の後面部33cに光学ピックアップ機構40のスキュ
ーを調整するスキュー調整駆動機構60が取付けられて
いる。このスキュー調整駆動機構60は、駆動モータ6
1と、この駆動モータ61によって正逆方向に回転駆動
されるカムギヤ62とから構成されて、カムギヤ62に
は偏心カム溝63が形成されている。この、カムギヤ6
2のカム溝63に光学ピックアップ機構40の支持部材
としての後述する搖動シャーシの操作部材が係合するこ
とになる。
【0028】光学ピックアップ機構40は、図1〜図3
に示すように構成されている。この光学ピックアップ機
構40は、前述のようにCDやCD−ROM等の標準密
度ディスク用の光学ピックアップ41と、DVDやHD
−CD等の高密度ディスク用の光学ピックアップ42と
を有し、この両光学ピックアップ41と42は、互いに
対物レンズ41aと42aを近接させてキャリッジ43
に取付けると共に、このキャリッジ43にスキューセン
サ44を取付けて構成されている。
【0029】キャリッジ43は、一側部に軸受部43a
が設けられ、他側部には係合摺動部43bが設けられ
て、軸受部43aにはガイド軸45が摺動可能に挿通さ
れている。更にキャリッジ43には、軸受部43aの外
側に位置して、ガイド軸45と平行にラック46が取付
けられている。
【0030】そして、このように、光学ピックアップ4
1,42とスキューセンサ44を搭載したキャリッジ4
3は、前述した可動シャーシ33よりやや小形で、中央
部に開口部47を形成した揺動シャーシ48に前後方向
に移動可能に支持されている。すなわち、揺動シャーシ
48に、開口部47の一側縁部に沿って前後方向にガイ
ド軸45を掛け渡し、開口部47の他側縁部にキャリッ
ジ43の係合摺動部43bを係合することにより、キャ
リッジ43は、揺動シャーシ48に対してその開口部4
7内において前後方向に移動可能に支持されている。
【0031】この揺動シャーシ48は、両側部のほぼ中
央、詳しくは、中央よりやや前側に位置して軸ピン49
a,49bを横方向に突設してあり、この揺動シャーシ
48を可動シャーシ33に、下面側に対応させて軸ピン
49a,49bにより軸支し、光学ピックアップ41,
42及びスキューセンサ44を含むキャリッジ43の上
面側が可動シャーシ33の開口部34に臨ませてある。
このように、揺動シャーシ48を可動シャーシ33に軸
支することにより、キャリッジ43に取付けたラック4
6が可動シャーシ33に取付けたキャリッジ移動駆動機
構50の駆動ギヤ52に噛み合される。また揺動シャー
シ48には、後端のほぼ中央に操作部材としての操作ピ
ン49cが後方へ向けて突設されて、可動シャーシ33
の後部に取付けたスキュー調整駆動機構60のカムギヤ
62のカム溝63に係合されている。
【0032】なお、このように可動シャーシ33に軸ピ
ン49a,49bにより軸支された揺動シャーシ48
は、図示しない引張りコイルスプリング、ワッシャ等の
偏倚部材により可動シャーシ33に対して一側方向に偏
倚させて、軸ピン49a,49bの軸方向のがたつきを
防止するようにしてある。
【0033】このように揺動シャーシ48を軸支した可
動シャーシ33には、前部の上面側に昇降駆動プレート
70が取付けられている。この昇降駆動プレート70の
両側面70a及び70bには前後方向に所要間隔で突子
71a,71b及び71c,71dが横方向に突設さ
れ、また、前端面70cのほぼ中央部にはカムピン72
が前方向に突設されている。そして、この昇降駆動プレ
ート70は、可動シャーシ33の前部の上面側にゴム等
の弾性材によって形成されたマウントインシュレータ7
3を介して止めねじ74により取付けられている。
【0034】このように昇降駆動プレート70を可動シ
ャーシ33に取付けるには、図2及び図3に示すよう
に、マウントインシュレータ73と止めねじ74を一対
ずつ用いている。このマウントインシュレータ73は、
前述のようにゴム等の弾性材によって形成されるもの
で、図4に示すように、中空状で中央部にくびれ部73
aを有するいわゆるひょうたん形状に形成され、また、
止めねじ74は、雌ねじを有する基部74aと雄ねじを
有する締付部74bとから形成されている。
【0035】この止めねじ74は、可動シャーシ33の
自由端部側である前部の両側部にその基部74aを植立
固定し、一方、マウントインシュレータ73は昇降駆動
プレート70の両側部に穿設されたインシュレータ嵌合
孔70dにそのくびれ部73aにおいて嵌合する。そし
て可動シャーシ33と昇降駆動プレート70とは、図4
に示すように、昇降駆動プレート70側のマウントイン
シュレータ73を可動シャーシ33側の止めねじ74の
基部74aに下口部73b側から嵌挿し、この状態で上
口部73c側から止めねじ74の締付部74bを挿入し
て基部74aに螺合して締付けることにより連結してい
る。
【0036】本例においては、図5に示すように、昇降
駆動プレート70に穿設されるインシュレータ嵌合孔7
0dは、その孔中心aを可動シャーシ33に植立固定す
る止めねじ74の基部74aの固定中心bより後方へ所
要間隔wで後方へずらせて穿設してある。
【0037】このようにインシュレータ嵌合孔70dを
穿設した昇降駆動プレート70を前述のように可動シャ
ーシ33に連結することにより、昇降駆動プレート70
は、可動シャーシ33に対して図4に示すように、イン
シュレータ嵌合孔70dの孔中心aが可動シャーシ33
の止めねじ74の固定中心bに一致するように間隔wだ
け前方へ移動した状態で連結される。
【0038】また、昇降駆動プレート70の前端面71
cに突設されているカムピン72は図6に示すように、
前端部が細径で先端に頭部72aを有する段付ピンであ
って、元部にはガイド体75が固定されており、このカ
ムピン72には、例えば、ポリオキシメチル(POM)
等の弾性を保有する樹脂材により形成した球形状コロ7
6が回転可能に嵌合されている。この球形状コロ76の
軸孔76aの先端側には割り溝76bを形成して、カム
ピン72に対して先端側から嵌挿係合、いわゆるパッチ
ン止めの状態で嵌合できるようにしてあり、またこの球
形状コロ76は、カムピン72が段付ピンであるため嵌
合状態では軸方向へは摺動されない。
【0039】以上のようにして、揺動シャーシ48を軸
支し、昇降駆動プレート70を連結した可動シャーシ3
3は、後面部33bにインシュレータ取付部35a,3
5bにおいて、前述したフレーム15の底面部15aの
後側縁面部15a4 にマウントインシュレータ73を介
して止めねじ74により止着して開口部17に対応させ
てある。また、可動シャーシ33に連結された昇降駆動
プレート70は、フレーム15に、両側面70a及び7
0bの前後の突子71a,71b及び71c,71dを
フレーム15の両側縁面部15a1 及び15a2 の前側
に形成した係合溝15d,15e及び15f,15gに
係合させて、前部の突子71a及び71cと前部の上下
方向の係合溝15d及び15fとの係合により前後方向
の位置決めが行われ、後部の突子71b及び71dと後
部の前後方向の係合溝15e及び15gとの係合部を支
点として上下方向に回動するように支持させてある。
【0040】このように可動シャーシ33に連結された
昇降駆動プレート70をフレーム15に各突子71a,
71b及び71c,71dと係合溝15d,15e及び
15f,15gの係合により支持させた状態では、昇降
駆動プレート70は可動シャーシ33に対して後方へ移
動位置されることになる。この状態においては、図7に
示すように可動シャーシ33と昇降駆動プレート70と
の間に介在されるマウントインシュレータ73が止めね
じ74とインシュレータ嵌合孔70dの前縁部との間に
おいて径方向に弾性圧縮される。
【0041】これにより、昇降駆動プレート70は、可
動シャーシ33に対し、マウントインシュレータ73の
弾性復元力により前方へ弾性偏倚される状態で支持され
ることになり、この昇降駆動プレート70の前端面70
cに突設されているカムピン72はフレーム15の前側
縁面部15a3 に備えられたカムレバー24の傾斜カム
体25のカム溝25aに深く挿入されることになり、こ
のカムピン72に嵌合された球形状コロ76は傾斜カム
体25のカム溝25aに確実に転接される。
【0042】また、昇降駆動プレート70の前端面70
cのカムピン72は、フレーム15の前側縁面部15a
3 に立設したガイド体77の上下方向のガイド長孔77
aに挿通して元部のガイド体75を嵌挿係合させて横方
向の位置決めとしてあり、このカムピン72の先端部の
球形状コロ76を、前述したカムレバー24の傾斜カム
体25のカム溝25aに嵌挿して転接される。
【0043】このように、昇降駆動プレート70は、前
端面のカムピン72が球形状コロ76を介してカムレバ
ー24の傾斜カム体25のカム溝25aに摺接し、この
傾斜カム体25の回転に伴いカム溝25aに沿って移動
することにより、フレームに対して後側の突子71b,
71dと後部の係合溝15e,15gとの係合部を支点
として上下方向に回動される。この昇降駆動プレート7
0の回動に伴い可動シャーシ33がフレーム15に対し
て後端部のマウントインシュレータ73を介する取付部
を支点として回動されて前述したディスク回転駆動機構
30及び光学ピックアップ機構40を昇降動作させる。
【0044】この昇降駆動プレート70は、この回動に
おいて、下方へ回動した状態では、前側の突子71a,
71cはフレーム15の前部の位置決め用の係合溝15
d,15fから下方へ外れるため、可動シャーシ33の
下方への回動に伴い後方へ引かれる状態になるが、前述
のように昇降駆動プレート70は可動シャーシ33に対
して前方へ弾性偏倚されているため、図7に二点鎖線で
示すように後方へはほとんど移動されず、そのため、カ
ムピン72は傾斜カム体25のカム溝25aからの抜脱
が防止されて、可動シャーシ33は昇降駆動プレート7
0を介して傾斜カム体25の回転により常に確実に上下
回動される。
【0045】以上の構成においては、可動シャーシ33
を昇降させる昇降駆動プレート70を可動シャーシ33
に対して前方へ弾性偏倚するように取付けて、カムピン
72が傾斜カム体25のカム溝25aからの脱落するの
を防止するように構成されているが、昇降駆動プレート
70は可動シャーシ33に通常の取付位置においてマウ
ントインシュレータ73を介して取付けて、可動シャー
シ33をフレーム15に対して前方へ弾性偏倚するよう
に取付けることにより、カムピン72の傾斜カム体25
のカム溝25aからの脱落を防止することができる。
【0046】この場合は、シャーシ33をその後端部に
おいてフレーム15に取付ける取付部を、前述した可動
シャーシ33に対する昇降駆動プレート70の取付部と
同様に構成する。すなわち、可動シャーシ33の後端部
に形成され、フレーム15の後部に締付け固定される止
めねじ74に取付けられるマウントインシュレータ73
が嵌合されるインシュレータ嵌合孔33dを、その中心
位置を止めねじ74の固定中心位置より後方へ所要間隔
でずらして形成する。
【0047】これにより、可動シャーシ33を、インシ
ュレータ嵌合孔33dにマウントインシュレータ73を
嵌合してこのマウントインシュレータ73を介してフレ
ーム15に止めねじ74により締付けて取付けることに
より、前述した可動シャーシ33に対して昇降駆動プレ
ート70を取付けた場合と同様に、可動シャーシ33が
水平位置に回動し、昇降駆動プレート70が、前部突子
71a,71cがフレーム15側の前部係合溝15d,
15fに係合し、前後に位置決めされた状態ではマウン
トインシュレータ73がインシュレータ嵌合孔33dの
前縁側と止めねじ74の間において弾性圧縮されること
になる。また、昇降駆動プレート70が可動シャーシ3
3と共に下降回動され、前部突子71a,71cが前部
係合溝15d,15fから下方へ外れることにより、可
動シャーシ33は、マウントインシュレータ73の復元
弾力により前方へ押圧されて前方へ偏倚され、昇降駆動
プレート70の前端面のカムピン72は傾斜カム体25
のカム溝25aからの脱落が防止されて球形状コロ76
はカム溝25aの下段水平部25a3 に転接保持されて
シャーシ33の次の上昇動作を確実に行うことができ
る。
【0048】また、フレーム15に対する可動シャーシ
33の取付け及び可動シャーシ33に対する昇降駆動プ
レート70の取付けを通常のように互いの取付け中心を
一致させて行い、可動シャーシ33をフレーム15に対
して引張りコイルスプリング等の弾性付勢部材の付勢力
により前方へ弾性偏倚させるようにしてもよい。この場
合の弾性付勢部材の付勢力はマウントインシュレータ7
3の弾力より大に設定することになる。
【0049】このようにシャーシ33を弾性付勢部材に
より前方へ偏倚させるように構成しても前述した各例の
場合と同様に昇降駆動プレート70の前端面のカムピン
70は傾斜カム体25のカム溝25aからの不要な脱落
が防止され、可動シャーシ33は常に確実に昇降動作さ
れる。
【0050】また、図7〜図9に示すように、カムレバ
ー24の傾斜カム体25のカム溝25aは、カムレバー
24の内周部側に支点軸24aを中心に平面視円弧状に
形成されて上段水平部25a1 、中間傾斜部25a2
び下段水平部25a3 を有している。そして、この傾斜
カム体25のカム溝25aの下段水平部25a3 は上段
水平部25a1 に比してカムレバー24の周方向に長く
形成されており、この下段水平部25a3 の上下縁部、
少なくとも、この下段水平部25a3 の後半部の上下縁
部にリブ25b1 ,25b2 を上下に対向して突出形成
してある。このカム溝25aのリブ25b1 ,25b2
は、下段水平部25a3 の上下周面より外方へ突出する
ように形成されて、この下段水平部25a3 の幅を上段
水平部25a1 及び中間傾斜部25a2 とほぼ同幅に確
保されるようになっている。
【0051】このように、カムレバー24の傾斜カム体
25のカム溝25aには、下段水平部25a3 の上部縁
部にリブ25b1 ,25b2 が突出形成されているので
昇降駆動プレート70のカムピン72が球形状コロ76
を介してカム溝25aの上段水平部25a1 から中間傾
斜部25a2 に転接して下段水平部25a3 に転接され
た状態、すなわち、昇降駆動プレート70が下方へ回動
された状態においてカムピン72がカム溝25aの下段
水平部25a3 から抜脱状態になっても球形状コロ76
が下段水平部25a3 の上下縁部のリブ25b1 ,25
2 に引掛る状態になって抜脱が防止され、シャーシ3
3は昇降駆動プレート70を介して傾斜カム体25の回
転により常に確実に上下回動される。
【0052】また、図1及び図3に示すように、フレー
ム15の上部開口には、ディスクトレー4の上方を横切
るようにクランパー支持板81が水平に架設されてお
り、このクランパー支持板81の両端はフレーム15の
左右両側板に固定されている。クランパー支持板81の
中央部には、ターンテーブル32の真上に位置するよう
にディスククランパー82が、上下、左右及び前後にそ
れぞれ一定の範囲内で移動自在に保持されている。そし
て、ディスククランパー82の中央にはマグネット83
が取り付けられており、このマグネット83がターンテ
ーブル32の中心ボス部32aに吸着力で吸着されるこ
とにより、光ディスクDがターンテーブル32上に水平
にマグネットチャッキングされる。
【0053】以上のように構成されるディスクドライブ
装置1は、ローディング駆動機構20の動作により外装
体2のフロントパネル3のトレー出入口3aから引き出
されるディスクトレー4のディスク収容部11に光ディ
スクDを収納して、ローディング動作させると、ディス
クトレー4が外装体2、すなわち、フレーム15内に引
き込み移動される。この動作に伴い前述のようにカムレ
バー24が回転されて、傾斜カム体25のカム溝25a
の下段部に位置していた、カムピン72は球形状コロ7
6を介してカム溝25aに沿って上方へ押上げられる。
この際、球形状コロ76はカムピン72に対して円滑に
回転されて押上げが、円滑に行われることになる。
【0054】これにより、昇降駆動プレート70は後部
の突子71b及び71dの係合部を支点として上方に回
動されてこれに伴い可動シャーシ33は後部のフレーム
15に対するマウントインシュレータ73を介しての取
付部を支点として上方へ回動される。この可動シャーシ
33の上方への回動によりディスク回転駆動機構30及
び光学ピックアップ機構40が上昇されて、引込み動作
が完了した状態のディスクトレー4上の光ディスクDは
ターンテーブル32にすくい上げられるように載置され
てディスクトレー4から離れ、ターンテーブル32上に
ディスククランパー82によりチャッキングされる。
【0055】この状態でディスク回転駆動機構30が駆
動して、ターンテーブル32の回転により光ディスクD
が回転されると共に、光学ピックアップ機構40が作動
して光ディスクDの記録情報が読み出され又は書き込み
が行われる。
【0056】この光ディスクDの記録情報の読み出し又
は書き込みモードにおいて、スキューセンサ44によっ
て光ディスクDに対する光学ピックアップ機構40の光
学ピックアップ41又は42の対物レンズ41a又は4
2aの傾きを検出する。このスキューセンサ44からの
検出出力に基づいて、スキュー調整駆動機構60の駆動
モータ61によって正逆回転駆動されるカムギヤ62が
光学ピックアップ機構40を搭載した揺動シャーシ48
の操作ピン49cを上方又は下方に押して、揺動シャー
シ48を上下方向に揺動調整する。
【0057】そして、光学ピックアップ41又は42の
対物レンズ41a又は42aの傾き調整によって、対物
レンズ41a又は42aのレーザービームの光軸が光デ
ィスクDに対して垂直(90°)となるようなスキュー
調整が行われる。この状態で、光ディスクDの記録情報
の読み出し又は書き込みが行われることになり、記録情
報の高密度、高精度の読み出し又は書き込みを行うこと
ができる。
【0058】以上のようにして光ディスクDの記録情報
の読み出し又は書き込みが行われるが、この状体、すな
わち、光ディスクDがディスク回転駆動機構30のター
ンテーブル32上に載置、チャッキングされて回転され
ている状態では、ディスクトレー4は、フレーム15内
に引き込まれて、両側縁部において底面部15aとトレ
ー押えガイド18bとにより上下から挟まれた状態で保
持されている。
【0059】しかし、この状態ではディスクトレー4の
両側縁部の上面側とフレーム15側のトレー押えガイド
18bとの間には多少の間隙があるため、ディスクトレ
ー4はフレーム15に対してがたつきが生じることにな
るので、本例のディスクドライブ装置1においては、デ
ィスクトレー4をフレーム15に対して固定状に保持で
きるようにしてある。
【0060】すなわち、本例においては、フレーム15
に軸支されるカムレバー24に設けた傾斜カム体25の
上面に突子91を突設して、ディスクトレー4の下面側
に突上げるように当接させてディスクトレー4を上方へ
押圧し、その両側縁部の上面側をフレーム15側のトレ
ー押えガイド18bに圧接させて保持するように構成し
てある。
【0061】この突子91は、傾斜カム体25の上面に
一体に突設することができ、また、突子91を金属又は
合成樹脂により形成して傾斜カム体25の上面に固定し
てもよい。そして、この突子91は球形状であることが
好ましい。
【0062】このように傾斜カム体25の上面に突子9
1を突設することにより、ディスクトレー4をフレーム
15内に挿入された状態では突子91がディスクトレー
4の下面に突上げ状に当接してディスクトレー4をトレ
ー押えガイド18bに圧接させてがたを防止できる。こ
の結果、ディスク回転駆動機構30の駆動による光ディ
スクDの回転により発生する振動や光学ピックアップ機
構40のシークにより発生する振動でディスクトレー4
が振動することを防止し、光ディスクDの記録情報の読
み出し又は書き込み時に光ディスクDとディスクトレー
4の干渉やノイズ発生等のトラブルを無くすことができ
る。
【0063】そして、光ディスクDのアンローディング
時におけるディスクトレー4の引き出し動作において
は、カムレバー24の傾斜カム体25に対して、ディス
クトレー4の開口部12が対応するのでディスクトレー
4は、突子91による抵抗を受けることなく、円滑に引
出し動作される。
【0064】また、この突子91をディスクトレー4の
下面側に突設して傾斜カム体25の平坦な上面に当接さ
せるように構成することもできる。この場合もディスク
トレー4は、傾斜カム体25に対応した状態で突子91
を介して押上げられる状態になって、前述のようにフレ
ーム15側のトレー押えガイド18bに圧接されて保持
され、前述と同様の作用効果を奏することになる。
【0065】以上、本発明の実施の形態例を説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、実
施例においてはCDやCD−ROM等の光ディスクを情
報記録媒体とした例について説明したが、MO等の光磁
気ディスクを情報記録媒体として記録及び/又は再生す
る各種の光磁気ディスク装置に適用することができる。
更に、上記実施例では、光学ディスクDに記録された情
報の再生(読み取り)を行うディスクトレー方式の光デ
ィスク装置について説明したが、情報の記録のみを行う
記録専用装置に適用できることは勿論のこと、情報の記
録及び再生の両方を行うことができる光ディスク装置に
適用することもできる。
【0066】また、前述した構成においてディスク回転
駆動機構30の可動シャーシ33と光学ピックアップ機
構40の揺動シャーシ48とを一体化して構成してもよ
く、また、昇降駆動プレート70も一体化した構成とし
てもよい。更にローディング機構20及び昇降カム機構
の構成も前述した実施例のものに限ることなく前述した
動作と同様の動作を行うようにした構成であればよい。
【0067】また、上記実施例ではCD等の光学ディス
クDを裸の状態で使用する例について説明したが、光学
ディスクDをディスクカートリッジの内部に収納してロ
ーディング及びイジェクトするようにしたものであって
もよい。このように、本発明は、上述した実施例に限定
されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々
変更できるものである。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ディスク
状記録媒体の回転駆動機構、ピックアップ機構等を搭載
したシャーシが緩衝部材を介してフレームに取付けら
れ、ディスク状記録媒体の回転駆動位置であるローディ
ング位置に対して移動機構により移動及び復帰動作させ
てディスク状記録媒体の記録及び/又は再生を行うディ
スクドライブ装置であって、シャーシをフレームに対し
て移動機構側へ偏倚させるように構成したことにより、
シャーシは移動機構に対して確実に係合保持されて、常
に確実に移動動作され、ディスク状記録媒体の記録及び
/又は再生を確実に行うことができる。特に、シャーシ
がディスク状記録媒体のローディング位置から離れ、位
置決めが解除された状態においても、移動機構からの脱
落が防止されて常に確実に移動動作され、ディスク状記
録媒体の記録及び/又は再生を確実に行えることができ
て信頼性が向上する。
【0069】また、シャーシの移動機構は回転カム部材
から形成し、シャーシ側に突設した支持ピンに転動可能
に取付けた転子が転接する回転カム部材のカム溝には、
縁部に対向してリブを突設したことにより、このリブに
よりシャーシ側の転子の脱落が防止されてシャーシは常
に確実に回転カム部材の回転に連動して動作、すなわ
ち、基端部を支点として回動動作し、ディスク状記録媒
体の記録及び/又は再生を確実に行うことができる。特
に、本発明は、高速回転するDVDやHD−CD等の高
密度ディスクのディスクドライブ装置に適用してその効
果が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスクドライブ装置の一例の内
部構造を示す斜視図である。
【図2】図1に示すディスクドライブ装置の本体部の平
面図である。
【図3】図1に示すディスクドライブ装置の本体部の分
解斜視図である。
【図4】図1に示すディスクドライブ装置の可動シャー
シと昇降駆動プレートとの連結状態を示す断面図であ
る。
【図5】図4に示す昇降駆動プレートの平面図である。
【図6】図4及び図5に示す昇降駆動プレートに取付け
るカムピン部の分解斜視図である。
【図7】図1に示すディスクドライブ装置の要部の拡大
断面図である。
【図8】図1に示すディスクドライブ装置のカム機構部
の拡大図である。
【図9】図1に示すディスクドライブ装置に備えるカム
レバーの傾斜図である。
【図10】ディスクドライブ装置の外観を示す斜視図で
ディスクトレーが収納された状態である。
【図11】同、ディスクトレーが引出された状態の一部
省略した斜視図である。
【符号の説明】
4 ディスクトレー、15 フレーム、20 ローディ
ング機構、24 カムレバー、25 傾斜カム体、25
a カム溝、25b1 ,25b2 リブ、30ディスク
回転駆動機構、31 スピンドルモータ、32 ターン
テーブル、40 光学ピックアップ機構、33 可動シ
ャーシ、70 昇降駆動プレート、70d インシュレ
ータ嵌合孔、a 孔中心、72 カムピン、73 マウ
ントインシュレータ、74 止めねじ、b 固定中心、
76 球形状コロ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体の回転駆動機構及び
    記録情報の記録及び/又は再生を行うピックアップ機構
    等を搭載したシャーシが、上記ディスク状記録媒体のロ
    ーディング位置に対して移動機構により近接、離間移動
    されるようにフレームに取付けられて成るディスクドラ
    イブ装置であって、 上記シャーシを上記フレームに取付けられた状態で上記
    移動機構方向へ偏倚させるようにしたことを特徴とする
    ディスクドライブ装置。
  2. 【請求項2】 上記シャーシは上記フレームに対して互
    いの取付け位置をずらすと共に緩衝部材を介して取付け
    られ、上記緩衝部材の反発弾性力により上記移動機構方
    向に偏倚させるようにしたことを特徴とする請求項1に
    記載のディスクドライブ装置。
  3. 【請求項3】 上記移動機構は回転傾斜カム体から成
    り、上記シャーシの端面に上記回転傾斜カム体のカム溝
    に挿入係合するカムピンを突設し、上記シャーシの上記
    移動機構方向への偏倚により、上記カムピンが上記カム
    溝に挿入保持されるようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載のディスクドライブ装置。
  4. 【請求項4】 上記シャーシは、上記回転駆動機構及び
    ピックアップ機構等が搭載されるメインシャーシとこの
    メインシャーシに取付けられて上記移動機構に対応され
    る駆動プレートから成り、上記駆動プレートは上記メイ
    ンシャーシに対して互に取付け位置をずらすと共に緩衝
    部材を介して取付けられ、上記緩衝部材の弾性力により
    上記移動機構方向に偏倚させるようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載のディスクドライブ装置。
  5. 【請求項5】 上記メインシャーシは基端部において上
    記フレームに支持され、上記駆動プレートは上記メイン
    シャーシの自由端部側に取付けられて上記フレームに支
    持されていることを特徴とする請求項4に記載のディス
    クドライブ装置。
  6. 【請求項6】 上記駆動プレートの端面にカムピンが突
    設されて球体状コロが回転可能に嵌挿され、上記移動機
    構を構成する回転傾斜カム体のカム溝に上記球体状コロ
    を介して係合され、上記カム溝の少なくとも下端部側の
    縁部には上記カムピンの脱落を防止するリブを設けたこ
    とを特徴とする請求項4に記載のディスクドライブ装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002334502A (ja) * 2001-05-10 2002-11-22 Funai Electric Co Ltd ディスク駆動装置
US6859935B2 (en) 2002-01-29 2005-02-22 Funai Electric Co., Ltd. Disk apparatus with chucking mechanism
JP2007109276A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Pioneer Electronic Corp ディスク装置
JP2011081863A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Sony Corp ドライブ装置

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