JPH07218137A - 太陽熱利用乾燥施設における均平配穀方法 - Google Patents

太陽熱利用乾燥施設における均平配穀方法

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JPH07218137A
JPH07218137A JP2383094A JP2383094A JPH07218137A JP H07218137 A JPH07218137 A JP H07218137A JP 2383094 A JP2383094 A JP 2383094A JP 2383094 A JP2383094 A JP 2383094A JP H07218137 A JPH07218137 A JP H07218137A
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JP
Japan
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grain
height
rotor
accumulated
discharge side
Prior art date
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Pending
Application number
JP2383094A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Kaneko
常雄 金子
Toshiji Uchida
敏次 内田
Tetsumi Oishi
鉄美 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaneko Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kaneko Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kaneko Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Kaneko Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 穀物の乾燥の均一化を図ると同時に、重点通
風を可能にし、排出側における乾燥家屋内の換気能力を
下げ乾燥効率の向上を達成せしめる。 【構成】 穀物の堆積高さが規定より低い時には、撹拌
ロータ15を下降させながら張込側aに走行させて排出
側bに向け規定堆積高さに積み上げ移送する。進行方向
側に堆積穀物が無い時は、ロータ20を水平通風盤8ま
で下降し張込終端側aまで走行した後、上昇反転させ排
出側bに走行させ堆積穀物の有無を検出する。検出され
た堆積穀物の高さが規定よりも低い時にはロータを逆回
転させて規定高さ以上の穀物を張込側aに移送して、排
出側bに均平で、しかも規定高さの堆積穀物層を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾燥筺内に収容された
穀物を攪拌ロータの往復移動に伴う移送作用のみにより
排出側に規定堆積高さの堆積穀物層を均平に形成せしめ
ることができる太陽熱利用乾燥施設における均平配穀方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、横長状を呈する乾燥筺内に所定量
の穀物を収容し、該穀物を攪拌ロータの往復攪拌移送作
用と太陽熱の透過吸収作用により得られた乾燥熱風の流
通作用とにより所定水分に乾燥せしめる太陽熱利用の乾
燥施設においては、乾燥の開始に当たり、乾燥筺上を往
復走行する搬送台車により被乾燥穀物を乾燥筺内へ略均
平に投入する配穀方法が行われていることは、本出願前
例えば特開平4−93586号公報に記載されて公知で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従前のこの
種配穀方法においては、搬送台車より乾燥筺内に落下供
給された穀物は山形状を呈し、どうしても均平に配穀す
ることができないので、堆積高さに相違を来たし、乾燥
熱風を均等に浴びせることができなくなり、その結果、
穀物を均一に乾燥することができないという問題点があ
った。
【0004】本発明は、乾燥筺内に収容した穀物を、排
出側と張込側との間を往復走行および昇降動作する攪拌
ロータの移送作用のみにより順次排出側に移送して、排
出側に均平状となった規定堆積高さの堆積穀物層を形成
せしめて乾燥の均一化を図ることができると同時に、重
点通風を可能ならしめて排出側における乾燥家屋内の換
気能力を下げ乾燥効率の向上を図ることができる太陽熱
利用乾燥施設における均平配穀方法を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の太陽熱利用乾燥施設における均平配穀方法
においては、第1項の方法を、乾燥筺内に収容した穀物
の堆積高さが規定高さよりも低い時には、排出側の原点
位置に停止していた攪拌ロータを下降させながら張込側
に走行させて堆積穀物を排出側に向け規定堆積高さに積
み上げ移送し、また攪拌ロータの進行方向側に堆積穀物
が無い時には、ロータを水平通風盤まで下降させながら
張込終端側まで走行せしめた後、上昇反転させ排出側へ
向け走行させながら堆積穀物の有無を検出し、検出され
た堆積穀物の堆積高さが規定堆積高さよりも低い時には
ロータを下降し、前記堆積穀物を規定高さに積み上げ移
送し、また堆積穀物の堆積高さが規定堆積高さよりも高
い時にはロータを逆回転させて規定高さ以上に積み上げ
られた余分の穀物を張込側に移送して排出側に規定高さ
の堆積穀物層を形成したものである。
【0006】
【作用】横長状を呈する乾燥筺内に穀物を収容する。次
いで、配穀作業の開始に当たり乾燥筺の排出側の原点位
置A(この時にはロータは最高位置に上昇されてい
る。)に停止されていた攪拌ロータを収容穀物に向けB
点位置に向け走行させて前記収容穀物の堆積レベルをセ
ンサ等の検出器により検出する。そして、収容穀物の堆
積高さが予め決定された規定堆積高さ(例えば80c
m)よりも低いことが検出されたらロータを時計方向に
向け回転させながらC点位置に下降させると同時に張込
側に向け走行させて、前記堆積穀物をロータの回転によ
る移送作用で順次排出側に向け規定堆積高さまで均平に
積み上げ移送せしめる。
【0007】また、攪拌ロータの進行方向側に堆積穀物
が無いことを検出器により検出したら、ロータを水平通
風盤のD点位置まで下降させながら、張込側終端のE点
位置まで走行させた後、ロータをF点位置に上昇させな
がら反転して排出側のG点位置へ向け走行せしめると同
時に、レベルセンサ等の検出器により堆積穀物の有無を
検出し、もし堆積穀物が検出され、その堆積穀物の堆積
高さが規定堆積高さよりも低い時にはロータをH点まで
下降し、前記堆積穀物をロータの移送作用で規定高さに
積み上げ移送する。
【0008】また、検出された堆積穀物の堆積高さが前
とは逆に規定堆積高さよりも高い時にはロータを規定堆
積高さ位置Iまで下降させると同時に、逆回転させなが
ら攪拌ロータを排出側に向け走行せしめて規定堆積高さ
以上に積み上げられた余分の穀物を張込側に移送して排
出側に規定高さの均平状を呈する堆積穀物層を正確に形
成せしめることができる。
【0009】
【実施例】本発明方法を実施させるための太陽熱利用乾
燥施設の構成について図面を参照して説明する。図1な
いし図4において、1は、周囲を太陽熱透過吸熱材3
(例えばファイロン板)で囲んで塑成した乾燥家屋2内
に、横長状(本実施例においては例えば20m〜30
m)を呈する乾燥筺4を設置して構成した太陽熱利用乾
燥施設であって、上面を開放した横長状の乾燥筺4は、
次のように構成されている。すなわち、乾燥筺4の張込
側aは、ダンプカー等の運搬車5により運搬した穀物を
直接搬入できるよう開放状に形成するとともに、張込側
aの地盤はコンクリート等により通行路6が設けられて
おり、排出側bには、乾燥穀物を排出するための開閉自
在の排出シャッタ7が設けられている。そして、乾燥筺
4内の適当高さ位置には多数の通風孔9を穿孔した水平
通風盤8が敷設され、これが水平通風盤8を境として、
上部に乾燥室10を、また、下部に仕切壁11により仕
切られた複数の吸引室12を区画して構成せしめるとと
もに、区画された複数の吸引室12の一側には排風機1
3の吸気側を開口接続せしめ、吐出側は太陽熱透過吸熱
材3を通して大気中に開口せしめてある。なお、乾燥筺
4の張込側aは開放状とせず、任意の手段により穀物を
張込ませてもよい。前記乾燥筺4上の左右両側には横長
方向に沿ってレール14,14が敷設されており、該レ
ール14,14上には乾燥筺4の張込側aに直接搬入さ
れた穀物を予め決定された位置に移送せしめたり、ある
いは乾燥室10内に収容した穀物を均平状態のもとに排
出側へ規定高さに亘り上積み移送させたり、さらには穀
物を排出側bに向け順次攪拌しながら移送する間に、吸
引流通された乾燥熱風により乾燥することができる攪拌
ロータ15が往復移動走行ができるように搭載されてい
る。前記の攪拌ロータ15は、図4に示された如く左右
下端にレール14,14上を転動するコロを軸架した左
右直立状の側枠17,17を複数の連結杆により一体に
組成した走行機台16と、該走行機台16の適所に支持
軸18を軸として上下方向に偏心擺動できるよう走行機
台16内に収納軸架された多角形状を呈する擺動枠体1
9とにより構成されており、前記擺動枠体19の一側に
は、多数の攪拌杆22を放射状に回転軸21に植着して
構成したロータ20が回転自在に軸架されている。そし
て、基端側を走行機台16に枢着された擺動装置23に
設けられたピストン杆24の先端側は擺動枠体19に枢
着して、ピストン杆24の伸縮作動で支持軸18を軸と
してロータ20を昇降動作せしめる。なお、前述した自
走式の攪拌ロータ15は、排出側bの原点位置より張込
側aに向け移動されるようにするとともに、原点位置に
あった時にはロータ20は最上昇位置に停止されている
ものである。25は、攪拌ロータ15を排出側bと張込
側aとの間を往復移動走行せしめたり、あるいは攪拌ロ
ータ15を任意の位置に停止せしめたり、さらには、ロ
ータ20を正逆回転させたり、またはロータ20を昇降
動作させるための制御盤であって、前記制御盤25は、
走行機台16の適所に配設されている。26は、攪拌ロ
ータ15の適所に配設された超音波式のレベルセンサで
あって、乾燥筺4内に収容した穀物の堆積高さを検出す
る。A〜Iは、ロータ20の移動軌跡を示すものであ
る。
【0010】したがって、乾燥筺の張込側に張込まれた
張込穀物が攪拌ロータの往復移動走行による移送作用に
より張込側より順次排出側に向け攪拌移送される間に太
陽熱野透過吸熱作用により得られた乾燥熱風を排風機の
吸引作用で穀物に浴びせて均一に乾燥せしめるととも
に、攪拌ロータの移送作用で穀物を均平状態のもとに排
出側へ規定堆積高さに亘り積み上げ収容することができ
るので、排出側における堆積穀物の密度を高くして通風
抵抗を増大させ、排出側の穀物に対して乾燥熱風を部分
通風せしめて乾燥家屋内の換気能力を下げ乾燥効率を向
上させ乾燥穀物の排出を早めることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような方法を有
するので、以下に記載されるような効果を奏する。乾燥
筺内に収容した穀物の堆積高さが規定高さよりも低い時
には、排出側の原点位置に停止していた攪拌ロータの下
降作用および張込側への走行作用により簡単確実に排出
側に向け規定堆積高さに積み上げ移送せしめることがで
きる許りか、攪拌ロータの進行方向側に堆積穀物が無い
時にはロータを水平通風盤まで下降させながら張込終端
側まで走行させた後、反転させて排出側へ走行させなが
ら堆積穀物の有無を検出し、検出した堆積穀物の堆積高
さが規定堆積高さよりも低い時にはロータを下降して前
記堆積穀物を規定高さに積み上げ移送し、また堆積穀物
の堆積高さが規定堆積高さよりも高い時には、ロータを
逆回転させ規定堆積高さ以上に積み上げられた余分の穀
物を張込側に移送させたので、攪拌ロータの単なる往復
走行作動、昇降作動および回転方向の変更作動により、
排出側に規定高さの均平な堆積穀物層を容易に形成せし
めることができ、その結果、排出側における堆積穀物の
密度を高くして通風抵抗を増大させ、排出側の穀物に対
し乾燥熱風を部分通風せしめて乾燥家屋内の換気能力を
下げ乾燥効率を向上させ乾燥穀物の排出を早めることが
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を切欠した太陽熱利用乾燥施設の縦断側面
図である。
【図2】ロータの移動軌跡を示すものである。
【図3】攪拌ロータの拡大縦断正面図である。
【図4】一部を切欠した図3の側面図である。
【符号の説明】
1 太陽熱利用乾燥施設 4 乾燥筺 8 水平通風盤 15 攪拌ロータ 20 ロータ a 張込側 b 排出側 A〜I ロータの移動軌跡

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥筺内に収容した穀物の堆積高さが規
    定高さよりも低い時には、排出側の原点位置に停止して
    いた攪拌ロータを下降させながら張込側に走行させて堆
    積穀物を排出側に向け規定堆積高さに積み上げ移送し、
    また攪拌ロータの進行方向側に堆積穀物が無い時には、
    ロータを水平通風盤まで下降させながら張込終端側まで
    走行せしめた後、上昇反転させ排出側へ向け走行させな
    がら堆積穀物の有無を検出し、検出された堆積穀物の堆
    積高さが規定堆積高さよりも低い時にはロータを下降
    し、前記堆積穀物を規定高さに積み上げ移送し、また堆
    積穀物の堆積高さが規定堆積高さよりも高い時にはロー
    タを逆回転させて規定高さ以上に積み上げられた余分の
    穀物を張込側に移送して排出側に規定高さの堆積穀物層
    を形成せしめたことを特徴とする太陽熱利用乾燥施設に
    おける均平配穀方法。
JP2383094A 1994-01-26 1994-01-26 太陽熱利用乾燥施設における均平配穀方法 Pending JPH07218137A (ja)

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JPH07218137A true JPH07218137A (ja) 1995-08-18

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JP (1) JPH07218137A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2336145A (en) * 1998-04-07 1999-10-13 Garth Suffern Spreading particulate materials
JP2002229403A (ja) * 2001-02-07 2002-08-14 Copyer Co Ltd 廃トナー回収装置及び画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2336145A (en) * 1998-04-07 1999-10-13 Garth Suffern Spreading particulate materials
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