JPH07217615A - クランピングスクリュー - Google Patents

クランピングスクリュー

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JPH07217615A
JPH07217615A JP1194394A JP1194394A JPH07217615A JP H07217615 A JPH07217615 A JP H07217615A JP 1194394 A JP1194394 A JP 1194394A JP 1194394 A JP1194394 A JP 1194394A JP H07217615 A JPH07217615 A JP H07217615A
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JP
Japan
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ball
clamping screw
work
flat
accommodating portion
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JP1194394A
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JP3078695B2 (ja
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Taichi Okamoto
太一 岡本
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Nabeya Kogyo Co Ltd
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Nabeya Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平面ボールの接触面がボール収容部内に隠蔽
されることのない構造を有するクランピングスクリュー
を提供すること。 【構成】 クランピングスクリュー本体1の先端部にボ
ール収容部2が凹設されている。同ボール収容部2に平
面ボール3が収容されている。反転防止手段は平面ボー
ル3に形成された当接面3aと、前記ボール収容部2内
に形成された抑止面2cとからなり、平面ボール3が反
転方向に一定量以上回転されると当接面3aが抑止面2
cに当接されて平面ボール3の反転動を抑止し、接触面
3bがボール収容部2内部に隠蔽されることを防止する
ように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、工作機械のテ
ーブル上にワークを固定するために用いられるクランピ
ングスクリューに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクランピングスクリュー
として図6に示すものがある。すなわち、外周面にねじ
面11aを有するクランピングスクリュー本体11の先
端部には錐穴状のボール収容部12が凹設されている。
平面ボール13は球状の一部にワーク(図示しない)と
接触される接触面13aが形成されている。この平面ボ
ール13は前記ボール収容部12にその球面13b部分
が装入されている。平面ボールはボール収容部において
自由回転可能に収容されている。
【0003】上記構成のクランピングスクリューを用い
てワークを固定する場合、図示しないが、ワークの載置
台としてのテーブル近傍に設けられたクランピングスク
リュー支持具のねじ部とクランピングスクリュー本体1
1のねじ面11aとを螺合する。そして、テーブル上に
ワークが載置された状態でクランピングスクリューを回
転させることによりクランピングスクリュー本体11を
ワーク方向へ移動させ、平面ボール13の接触面13a
をワークに接触させてワークを締めつけ固定する。
【0004】このようなクランピングスクリューによれ
ば、自由回転可能に保持された平面ボール13を介して
ワークを固定するため、クランピングスクリュー本体1
1の回転力が平面ボール13部分において逃がされ、同
平面ボール13とワークとの接触部分にキズが発生する
ことや、クランピングスクリュー本体11の回転に連動
してワークが回転されることを防止できる。また、ワー
クが傾斜した状態にあっても、ワークの傾斜に対応して
平面ボール13の接触面13aが傾斜されて、ワークに
対して面で接触されるため確実にワークを固定できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、平面ボール
13がボール収容部12内において自由回転可能に収容
されているため、図7に示すように平面ボール13が必
要以上に回転(反転)されると、接触面13aがボール
収容部12の内部に隠蔽されてしまう。このため、平面
ボール13がワークに対して面で接触することができ
ず、傾斜された状態にあるワークを確実に固定できなく
なる恐れがある。
【0006】本発明は上記従来技術に存在する問題点に
着目してなされたものであって、その目的は、平面ボー
ルの接触面がボール収容部内に隠蔽されることのない構
造を有するクランピングスクリューを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明では、クランピングスクリュー本体と、同ク
ランピングスクリュー本体の先端に設けられたボール収
容部と、同ボール収容部に収容されワークに対して面接
触する平面を有したボールと、同平面ボールが反転され
て接触面がボール収容部内部に隠蔽されることを防止す
る反転防止手段とからなるものである。
【0008】また、この発明では、前記反転防止手段は
平面ボールに形成された当接面と、前記ボール収容部に
形成された抑止面とからなり、平面ボールが反転方向に
一定以上回転されると当接面が抑止面に当接されて平面
ボールの反転動を抑止し、接触面がボール収容部内部に
隠蔽されることを防止するように構成されたものであ
る。
【0009】
【作用】上記構成のクランピングスクリューにおいて
は、ワークを固定する際等に平面ボールが反転方向に一
定以上回転させられると、当接面が抑止面に当接されて
反転動が抑止され、接触面がボール収容部内部に隠蔽さ
れることを防止できる。このため、平面ボールはワーク
に対して常に面で接触可能で、ワークが傾斜状態にある
場合でも確実にワークを固定する、という作用を常に発
揮することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明のクランピングスクリューを具
体化した一実施例を図1〜図5に従って説明する。
【0011】図1に示すように、クランピングスクリュ
ー本体1はステンレス材により丸棒状に構成されてい
る。クランピングスクリュー本体1の前部外周面には本
クランピングスクリューを工作機械等(図示しない)の
ワークW近傍に設けられたクランピングスクリュー支持
具Sへ螺入するためのねじ面1aが形成されている。ま
た、クランピングスクリュー本体1の基端部には頭部1
cが一体形成され、その頭部1cにはレンチ穴1bが形
成されており、六角レンチ(図示しない)によりクラン
ピングスクリュー本体1を回動させることができるよう
になっている。クランピングスクリュー本体1の先端部
にはボール収容部2が凹設されている。
【0012】図1〜図5に示すように、ステンレス材よ
りなる平面ボール3は平行な一対の平面を有し、その一
方の平面は当接面3aであり他方の平面は接触面3bで
ある。
【0013】ボール収容部2の内側面2aは平面ボール
3の曲面3cに沿った曲線状に形成され、内底面には抑
止面2cが平面状に形成されている。このボール収容部
2に前記平面ボール3が回動可能に収容されている。平
面ボール3の曲面3cの一部と接触面3bはボール収容
部2の開口より突出された状態にある。
【0014】次に上記クランピングスクリューの作用を
説明する。図5に示すように、工作機械(図示しない)
にはワークWを載置するテーブルTが設けられている。
同テーブルTの近傍にはクランピングスクリュー支持具
Sが設けられ、そのねじ面Nにクランピングスクリュー
本体1のねじ面1aが螺合されている。そして、テーブ
ルT上にワークWを載置した状態でレンチ穴1bに六角
レンチ(図示しない)を装入し回転させることによりク
ランピングスクリュー本体1を下動させ、平面ボール3
の接触面3bをワークWに接触させてワークWを締めつ
け固定する。そして、ワークWが傾斜された状態にある
場合においては、許容された範囲内において平面ボール
3が反転方向へ回転されるため、接触面3bがワークW
の傾斜に追従して傾斜され、ワークWを確実に固定でき
る。
【0015】本クランピングスクリューの取り扱い時
に、平面ボール3が回転されたとしても、図4に示すよ
うに当接面3aの縁部が抑止面2cに当接され、それ以
上の反転方向への回転が抑止されるため、接触面3bが
ボール収容部2内に隠蔽されることはない。
【0016】以上のように、本実施例のクランピングス
クリューによれば、反転防止手段としての抑止面2c及
び当接面3aにより平面ボール3の接触面3bがボール
収容部2の内部に隠蔽されることはなく、平面ボール3
をワークWに対して常に面(接触面3b)で接触させて
ワークWを締めつけることができる。このため、ワーク
Wが傾斜された状態にある場合でも常に固定することが
できる。
【0017】また、平面ボール3はボール収容部2内に
おいてクランピングスクリュー本体1のねじ回り方向に
は自由であるため、クランピングスクリュー本体1の回
転をワークWに伝えることがない。このため、本クラン
ピングスクリューをワークWに対して強固に締めつけて
も回転力が逃がされるため、ワークWがそれに連動して
回転されることはないし、平面ボール3とワークWとの
接触部分に擦りキズが発生することもない。。
【0018】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で以下のよ
うな態様で実施できる。 (1)接触面3bを粗面状に形成し、確実にワークを固
定するように構成すること。 (2)平面ボール3の接触面3bにラバー等の摩擦係数
の大きなものを貼り付けること。 (3)クランピングスクリュー本体1の材質をステンレ
ス材から、例えば、鉄やプラスチック等に変更するこ
と。 (4)平面ボール3の材質をステンレス材から、例え
ば、鉄やプラスチック等に変更すること。 (5)上記実施例においては頭部1cはレンチ穴1bが
形成された六角穴付きボルト形状であったが、これを例
えば六角ボルトや六角穴付き止めねじ等の形状に変更す
ること。
【0019】特許請求の範囲に記載された技術的思想の
外に、前述した実施例で把握される技術的思想を列挙す
ると、以下の通りである。 (1)クランピングスクリュー本体1の外周面にはクラ
ンピングスクリュー支持具Sと係合する係合面1aが形
成されている請求項1又は請求項2に記載のクランピン
グスクリュー。 (2)クランピングスクリュー本体1の基端部には工具
穴1bが形成されている請求項1又は請求項2に記載の
クランピングスクリュー。
【0020】
【発明の効果】接触面がボール収容部内に隠蔽されるこ
とを防止できるため、ワークに対して常に面で接触で
き、クランピングスクリューに対するワークの接触面が
傾斜した状態であっても確実に固定することができると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクランピングスクリューを具体化した
一実施例を示す側面図である。
【図2】クランピングスクリューのボール収容部付近を
示す断面図である。
【図3】クランピングスクリューの正面図である。
【図4】クランピングスクリューのボール収容部付近を
示す断面図であって、平面ボールの動作をしめす作用図
である。
【図5】本クランピングスクリューによってワークを固
定した状態を示す状態図である。
【図6】従来のクランピングスクリューを示す図であっ
て、ボール収容部付近の断面図である。
【図7】従来のクランピングスクリューを示す図であっ
て、ボール収容部付近の断面図である。
【符号の説明】
1…クランピングスクリュー本体、2…ボール収容部、
2c…反転防止手段を構成する抑止面、3…平面ボー
ル、3a…反転防止手段を構成する当接面,3b…接触
面,W…ワーク。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランピングスクリュー本体と、同クラ
    ンピングスクリュー本体の先端に設けられたボール収容
    部と、同ボール収容部に収容されワークに対して面接触
    する平面を有したボールと、同平面ボールが反転されて
    接触面がボール収容部内部に隠蔽されることを防止する
    反転防止手段とからなることを特徴とするクランピング
    スクリュー。
  2. 【請求項2】 前記反転防止手段は平面ボールに形成さ
    れた当接面と、前記ボール収容部内に形成された抑止面
    とからなり、平面ボールが反転方向に一定以上回転され
    ると当接面が抑止面に当接されて平面ボールの反転動が
    抑止され、接触面がボール収容部内部に隠蔽されること
    を防止できるように構成されたことを特徴とする請求項
    1に記載のクランピングスクリュー。
JP06011943A 1994-02-03 1994-02-03 クランピングスクリュー Expired - Lifetime JP3078695B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11103983A (ja) * 1997-10-02 1999-04-20 Nishikawa Kintarou:Kk パイプ機構における長さ調整ネジ
JP2010121757A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Okabe Co Ltd 鉄骨フランジ挟持用クランプ金物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11103983A (ja) * 1997-10-02 1999-04-20 Nishikawa Kintarou:Kk パイプ機構における長さ調整ネジ
JP2010121757A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Okabe Co Ltd 鉄骨フランジ挟持用クランプ金物

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