JP3071841U - 深さ調整機能付きボックスレンチ - Google Patents
深さ調整機能付きボックスレンチInfo
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- JP3071841U JP3071841U JP2000001615U JP2000001615U JP3071841U JP 3071841 U JP3071841 U JP 3071841U JP 2000001615 U JP2000001615 U JP 2000001615U JP 2000001615 U JP2000001615 U JP 2000001615U JP 3071841 U JP3071841 U JP 3071841U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spacer
- box wrench
- depth
- socket portion
- adjusting function
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 袋状のソケット部内部の深さを調整すること
ができ、ネジ締め時に基板表面に傷をつけるおそれのな
い深さ調整機能付きボックスレンチを提供すること。 【解決手段】 ボックスレンチ10のソケット部12内
部にソケット部12内部の深さを調整するためのスペー
サ13を嵌入したものであり、前記スペーサを弾性体材
料で形成してもよく、さらに、前記スペーサを、複数枚
のスペーサで構成してもよく、また、前記複数枚のスペ
ーサの厚さが全て異なる厚さでもよい。また、前記スペ
ーサ13の中心近傍にボルトが通る径の貫通穴14を形
成したものでもよく、さらに、前記貫通穴は丸穴である
ものでもよい。また、前記スペーサの中心近傍にボルト
が入る径の凹部を形成したものでもよい。
ができ、ネジ締め時に基板表面に傷をつけるおそれのな
い深さ調整機能付きボックスレンチを提供すること。 【解決手段】 ボックスレンチ10のソケット部12内
部にソケット部12内部の深さを調整するためのスペー
サ13を嵌入したものであり、前記スペーサを弾性体材
料で形成してもよく、さらに、前記スペーサを、複数枚
のスペーサで構成してもよく、また、前記複数枚のスペ
ーサの厚さが全て異なる厚さでもよい。また、前記スペ
ーサ13の中心近傍にボルトが通る径の貫通穴14を形
成したものでもよく、さらに、前記貫通穴は丸穴である
ものでもよい。また、前記スペーサの中心近傍にボルト
が入る径の凹部を形成したものでもよい。
Description
【0001】
本考案は、ナットを回してネジ締めする工具であるボックスレンチに関わり、 特に、ソケット部内部にスペーサを嵌入して、ソケット部内部の深さ調整を行う ことができる深さ調整機能付きボックスレンチに関するものである。
【0002】
ナットを回してネジ締めするための工具の1つに、ボックスレンチがある。こ のボックスレンチは、図6に例示するように、棒状、L字状あるいはT字状など をした把持部(図示略)の先端部に、ナット43の嵌まり込む六角形をした袋状 のソケット部42を一体に固設したもので、その使用に際しては、ボルト44の 先端にねじり込んで仮止めされた六角形のナット43の上からソケット部42を 被せて嵌め合わせ、図示を略した把持部を持ってソケット部42を回すことによ り、ナット43をボルト44に螺合させて締め付けていくものである。
【0003】
ところで、一般に、ボックスレンチは、ナット43をソケット部42に確実に 嵌め合わせて回すことができるようにするために、袋状のソケット部42内部の 深さがナット43の厚さよりもある程度深くなるように形成されている。
【0004】 このため、実際にナットをネジ締めする際、図7に示すように、ソケット部4 2の先端面がナット締めする側の基板45の表面に接してこすってしまい、気を つけて回さないと、基板表面に円形あるいは円弧状の擦過傷をつけてしまうこと があった。このような問題は、ナット43のネジ締め位置が外部から直接目に見 えない場所であればそれほど問題にならないが、外部から直接見える場所であっ て、しかも、その部分がめっきや塗装を施した部分の場合には、製品品質上大き な問題となる。
【0005】 本考案は、上記問題を解決するためになされたもので、袋状のソケット部内部 の深さを調整することができ、ネジ締め時に基板表面に傷をつけるおそれのない 深さ調整機能付きボックスレンチの提供を目的とするものである。
【0006】
本考案は、ボックスレンチのソケット部内部にソケット部内部の深さを調整す るためのスペーサを嵌入したものであり、前記スペーサを弾性体材料で形成して もよく、さらに、前記スペーサを、複数枚のスペーサで構成してもよく、また、 前記複数枚のスペーサの厚さが全て異なる厚さでもよい。また、前記スペーサの 中心近傍にボルトが通る径の貫通穴を形成したものでもよく、さらに、前記貫通 穴は丸穴であるものでもよい。また、前記スペーサの中心近傍にボルトが入る径 の凹部を形成したものでもよい。
【0007】
図1〜5を用いて本考案による深さ調整機能付きボックスレンチの実施の形態 を説明する。図1は、本考案による深さ調整機能付きボックスレンチの第1実施 形態を示す図である。図1に示すように、深さ調整機能付きボックスレンチ10 は、T字型の把持部11、ソケット部12とスペーサ13から構成されている。 スペーサ13は、ソケット部12に嵌入できる外形六角形のドーナッツ状のもの である。図2に前記スペーサ13を示す。この図に示すように、ドーナッツ状の スペーサ13の中心近傍に形成された貫通孔14は、ボルトが通る径の丸穴であ る。図3は本考案による深さ調整機能付きボックスレンチの使用例を示し、図1 に示す深さ調整機能付きボックスレンチ10におけるスペーサ13を嵌入したソ ケット部12を用いて、基板45に固定されたボルト44に螺合させたナット4 3を、基板45に締めつけている状態を示している。この図に示すように、スペ ーサ13を用いたことにより、ソケット部12の先端部と基板44の表面との間 には間隙が形成されるため、ナット43を締めつけてもソケット部12の先端部 は基板45の表面に当たることはなく、従って、基板45の表面に擦過傷を付け ることはない。また、スペーサ13にはその中心近傍にボルト44が通る径の貫 通穴14が形成されているので、ナット43を締めつけてボルト44が突き出て もスペーサ13が邪魔することはない。
【0008】 図4は、本考案による深さ調整機能付きボックスレンチの第2実施形態を示す 図であり、スペーサ23は、ドーナッツ状に形成された3枚のスペーサ部23a 、23b、23cにより構成されており、これらスペーサ部23a、23b、2 3cにはそれぞれ中心付近に貫通穴24(24a、24b、24c)が設けられ ている。このような複数枚のスペーサ部23a、23b、23cによる構成のス ペーサ23であれば、ソケット部12の深さに応じて1枚、2枚あるいは3枚の スペーサ部23a、23b、23cを使用してスペーサ23の厚さを調整すれば よい。尚、前記複数枚のスペーサ部のそれぞれの厚さは、全て異なる厚さでもよ いし、また、前記貫通穴はボルトが通る径の丸穴である。
【0009】 図5は、本考案による深さ調整機能付きボックスレンチの第3実施形態を示す 図である。ソケット12に嵌入するスペーサ33は、中心近傍に凹部34が形成 されたものである。前記スペーサ33には凹部34が形成されているので、締め つけるナットの頭から少しボルトの頭が出ても、スペーサ33が邪魔することは ない。尚、前記スペーサ33の凹部34はボルトが入る径の凹部である。
【0010】 尚、前記スペーサをウレタン又はゴムなどの弾性体の材料で形成してもよく、 その場合には、ソケット部に嵌入されたスペーサを、ドライバなどの先の尖った 工具で取り出し易くなる。
【0011】
本考案によれば、ボックスレンチの袋状のソケット部内部の深さを調整するこ とができ、ネジ締め時に前記ソケット部の先端部で基板表面に傷をつけることが なくなる。
【図1】本考案による深さ調整機能付きボックスレンチ
の第1実施形態を示す側面図であり、一部のソケット部
の近傍を断面図で示す。
の第1実施形態を示す側面図であり、一部のソケット部
の近傍を断面図で示す。
【図2】図1で示すスペーサの、(a)は斜視図、
(b)は平面図、(c)は側面図である。
(b)は平面図、(c)は側面図である。
【図3】図1の深さ調整機能付きボックスレンチの使用
例を示す図であり、ソケット部近傍の断面図である。
例を示す図であり、ソケット部近傍の断面図である。
【図4】本考案による深さ調整機能付きボックスレンチ
の第2実施形態を示し、ソケット部近傍の断面図であ
る。
の第2実施形態を示し、ソケット部近傍の断面図であ
る。
【図5】本考案による深さ調整機能付きボックスレンチ
の第3実施形態を示すスペーサの断面図である。
の第3実施形態を示すスペーサの断面図である。
【図6】ボックスレンチの従来例を示す図であり、ソケ
ット部近傍、ボルトおよびナットの斜視図である。
ット部近傍、ボルトおよびナットの斜視図である。
【図7】図6の従来のボックスレンチの使用例を示す図
であり、ソケット部近傍の断面図である。
であり、ソケット部近傍の断面図である。
10 ボックスレンチ 11 把持部 12、42 ソケット部 13、23、33 スペーサ 14、24、24a、24b、24c 貫通穴 23a、23b、23c スペーサ部 34 凹部 43 ナット 44 ボルト 45 基板
Claims (7)
- 【請求項1】 ボックスレンチのソケット部内部にソケ
ット部内部の深さを調整するためのスペーサを嵌入した
深さ調整機能付きボックスレンチ。 - 【請求項2】 前記スペーサを弾性体材料で形成した請
求項1に記載の深さ調整機能付きボックスレンチ。 - 【請求項3】 前記スペーサを、複数枚のスペーサで構
成した請求項1または請求項2に記載の深さ調整機能付
きボックスレンチ。 - 【請求項4】 前記スペーサを構成する複数枚のスペー
サの厚さが全て異なる厚さである請求項3に記載の深さ
調整機能付きボックスレンチ。 - 【請求項5】 前記スペーサの中心近傍にボルトが通る
径の貫通穴を形成した請求項1から請求項4までのいず
れか1項に記載の深さ調整機能付きボックスレンチ。 - 【請求項6】前記貫通穴は丸穴である請求項5に記載の
深さ調整機能付きボックスレンチ。 - 【請求項7】 前記スペーサの中心近傍にボルトが入る
径の凹部を形成した請求項1から請求項4までのいずれ
か1項に記載の深さ調整機能付きボックスレンチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001615U JP3071841U (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 深さ調整機能付きボックスレンチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001615U JP3071841U (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 深さ調整機能付きボックスレンチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3071841U true JP3071841U (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=43205170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000001615U Expired - Lifetime JP3071841U (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 深さ調整機能付きボックスレンチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3071841U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011235431A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-24 | Sakata Seisakusho:Kk | 締結ソケット |
-
2000
- 2000-03-17 JP JP2000001615U patent/JP3071841U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011235431A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-24 | Sakata Seisakusho:Kk | 締結ソケット |
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