JPH0721630Y2 - L型擁壁のコーナー部の構造 - Google Patents

L型擁壁のコーナー部の構造

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JPH0721630Y2
JPH0721630Y2 JP1988104074U JP10407488U JPH0721630Y2 JP H0721630 Y2 JPH0721630 Y2 JP H0721630Y2 JP 1988104074 U JP1988104074 U JP 1988104074U JP 10407488 U JP10407488 U JP 10407488U JP H0721630 Y2 JPH0721630 Y2 JP H0721630Y2
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JP
Japan
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retaining wall
shaped retaining
corner
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corner block
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JP1988104074U
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JPH0226640U (ja
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宏 伊藤
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Toyota Kohki Co Ltd
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Toyota Kohki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《考案の目的》 《産業上の利用分野》 本考案は、多数のL型擁壁ブロックを連設して構築され
るL型擁壁のコーナー部の構造に関する。
《従来の技術》 従来、L型擁壁のコーナー部は、第7図のごときコーナ
ーブロック30を用いていた。コーナーブロック30の底板
の幅L2はL型擁壁ブロック31、31の底板31aの幅L1と同
じかまたはやや大きく形成されていた。これは、コーナ
ーブロックにかかる土圧は自ら負担し、抵抗するという
基本的考えによるためである。
《考案が解決しようとする課題》 このような従来の大型のコーナーブロックは、製造、保
管、移動、施工のすべての面で大変不都合で、作業効率
の悪さ、コスト高になるという問題があった。
このようなコーナーブロック30は型枠作成、および製品
の製造肯定の便宜のため第8図のごとく上下逆の状態で
製造される。ブロックが大型のため型枠コストが高くな
ることは明白である。また、コンクリートを流し込み、
硬化後脱型すると第8図の状態となるのでこれを上下反
転するのが大変である。さらにその形状から運搬、保管
上非効率的であるもの明白である。大型であるから当然
重量も大きく、施工の際も大変であった。
《考案の構成》 《課題を解決するための手段》 本考案は、底板後方隅部に所定角度をもつ三角形状に切
欠した切欠部を設けたL型擁壁ブロック2個を、その切
欠面がほぼ接するごとく折曲がり角度をもたせて隣接配
置し、このとき前記2個のL型擁壁ブロックの側面の間
に生じる前面角部分の空隙に、これに適合する底板形状
を有するコーナーブロックを配置し、前記L型擁壁ブロ
ックの壁部とコーナーブロックの壁部とを緊結すること
を特徴とするL型擁壁のコーナー部の構造である。
《作用》 本考案は、コーナー部の両側のL型擁壁ブロックの底板
部に切欠部を設けることにより、より接近して配置する
ことを可能とし、底板部の幅の小さなコーナーブロック
を配置するものである。
このような本考案においては、コーナーブロックが極め
て小型化するので製造、移動、保管、施工のすべての面
で効率化し、コストダウンとなる。
コーナーブロックは、その壁部をL型擁壁ブロックの壁
部に緊結することにより両側のL型擁壁ブロックに支え
られ、土圧に抵抗する。
《実施例》 第1図は、実施例1のコーナー部の構造を示す略平面
図、第2図は第1図におけるA−A線断面図、第3〜5
図は他のコーナーブロックを示す斜視図、第6図は補強
例を示す断面図である。
L型擁壁ブロックは、底板と壁部でL型に構成されたブ
ロックであり、これを多数連設してL型擁壁が構成され
るが、実施例においてL型擁壁が90度で折れ曲がったコ
ーナー部となっている。
第1図に示す如く、L型擁壁ブロック2は底板2aの壁部
2b側から見て右側の後方隅部に所定角度βをもつ三角形
状に切欠部2cを設けている。この場合所定角度βは擁壁
の折曲がり角度αの1/2、すなわち45度となっていくL
型擁壁ブロック3は底板3aの壁部3b側から見て左側の後
方隅部に所定角度βをもつ三角形状に切欠部3cを設けて
いる。
ブロック2と3は、第1図のごとく、その切欠面2dおよ
び3dを接して、折曲がり角度αをもたせて配置してあ
る。このとき2個のL型擁壁ブロックの側面の間に生じ
る前面角部分の正方形の平面形状を有する空隙に、これ
に適合する底板形状を有するコーナーブロック1が配置
されている。
コーナーブロック1は一辺がL2の正方形の底板1aと折曲
がり角度α=90度で折曲がった壁部1bからなる。コーナ
ーブロック1の底板の幅L2は、L型擁壁ブロックの底板
の幅L1よりもはるかに小さくすることが可能である。L2
を小さくした場合、コーナーブロックのみで土圧に抵抗
するのは困難となり、隣接するL型擁壁ブロックに堅固
に緊結し、これに応力を負担させる。コーナーブロック
1および隣接するL型擁壁ブロック2、3の壁部の上部
にはアンカーナット4が埋め込まれており、アングル材
およびボルト6により緊結され、下部はL型擁壁ブロッ
ク2、3の底板に埋め込まれたアンカーナットにボルト
8を螺着することにより緊結される。
さらに地盤が軟弱であったり擁壁の高さが著しく高い等
悪条件がある場合には、第3図に示すリブ16aを有する
コーナーブロック16、第4図に示す補強金物17aを設け
たコーナーブロック17、第5図に示す隅補強部18aを設
けたコーナーブロック18等強度の優れたコーナーブロッ
クを使用できる。また、例えば、第6図に示すような補
強も可能である。これは、コーナーブロック10および隣
接するL型擁壁ブロック11の底板10a、11a上面にアンカ
ーナット12を埋め込んでおき、アングル材13およびボル
ト14で堅固に連結した後、現場打ちコンクリート15を形
成してさらに一体化したものである。このような補強は
条件に応じて随時行えばよい。
コーナーブロックの底板は、本実施例のように完全な正
方形である必要はなく、擁壁の隅角部分を曲面としたり
面取りしたりできることはもちろんである。
《考案の効果》 本考案L型擁壁のコーナー部の構造においては、コーナ
ーブロックが極めて小型化するのでその製造、移動、保
管、施工のすべての面で効率化し、コストダウンとな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のコーナー部の構造を示す略平面図、第
2図は第1図におけるA−A線断面図、第3〜5図は他
のコーナーブロックを示す斜視図、第6図は補強例を示
す断面図である。第7図は従来のコーナー部の構造を示
す略平面図、第8図は従来のコーナーブロックの斜視図
である。 1……コーナーブロック、2・3……L型擁壁ブロッ
ク、2c・3c……切欠部、2d・3d……切欠面、10……コー
ナーブロック、11……L型擁壁ブロック、16……コーナ
ーブロック、17……コーナーブロック、18……コーナー
ブロック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板後方隅部に所定角度をもつ三角形状に
    切欠した切欠部を設けたL型擁壁ブロック2個を、その
    切欠面がほぼ接するごとく折曲がり角度をもたせて隣接
    配置し、このとき前記2個のL型擁壁ブロックの側面の
    間に生じる前面角部分の空隙に、これに適合する底板形
    状を有するコーナーブロックを配置し、前記L型擁壁ブ
    ロックの壁部とコーナーブロックの壁部とを緊結するこ
    とを特徴とするL型擁壁のコーナー部の構造
JP1988104074U 1988-08-08 1988-08-08 L型擁壁のコーナー部の構造 Expired - Lifetime JPH0721630Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0226640U JPH0226640U (ja) 1990-02-21
JPH0721630Y2 true JPH0721630Y2 (ja) 1995-05-17

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JPH0439873Y2 (ja) * 1985-11-16 1992-09-18

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JPH0226640U (ja) 1990-02-21

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