JPH07216307A - 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物 - Google Patents

剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物

Info

Publication number
JPH07216307A
JPH07216307A JP6025991A JP2599194A JPH07216307A JP H07216307 A JPH07216307 A JP H07216307A JP 6025991 A JP6025991 A JP 6025991A JP 2599194 A JP2599194 A JP 2599194A JP H07216307 A JPH07216307 A JP H07216307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
sio
group
weight
organopolysiloxane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6025991A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Kobayashi
秀樹 小林
Ko Saikai
航 西海
Nobuo Kaiya
信夫 海谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dow Corning Toray Silicone Co Ltd filed Critical Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
Priority to JP6025991A priority Critical patent/JPH07216307A/ja
Publication of JPH07216307A publication Critical patent/JPH07216307A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 粘着性物質に対する剥離特性に優れ、かつシ
リコーン移行がなく、粘着物質の残留接着率を低下させ
ることがない剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物を
提供する。 【構成】 (A)25℃における粘度が少なくとも40セ
ンチポイズであり、かつ1分子中に少なくとも2個のア
ルケニル基を有するオルガノポリシロキサン、(B)25
℃における粘度が1〜1,000センチポイズであり、
かつ1分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合水素原
子を有するオルガノポリシロキサン、(C)式:(R1 3
iO1/2)(式中、R1は炭素数1〜10の一価炭化水素
基である。)で示されるシロキサン単位,式:(SiO
4/2)で示されるシロキサン単位,および式:(R1HS
iO2/2)もしくは式:(R1 3HSiO1/2)で示される
シロキサン単位から構成され、数平均分子量が1,00
0以上であるオルガノポリシロキサン樹脂および(D)触
媒量の白金系触媒からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は剥離性硬化皮膜形成用シ
リコーン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙、ダンボール紙、ラミネート
紙、合成樹脂フィルム、布、合成繊維、金属箔等の基材
の表面に、ジメチルポリシロキサンを主剤とする剥離性
硬化皮膜形成用シリコーン組成物を塗布した後、該組成
物を硬化させることにより、各種粘着性物質に対して良
好な剥離性を示す硬化皮膜を形成することができること
は知られている。
【0003】一般に、ジメチルポリシロキサンを主剤と
する剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物は、該組成
物を硬化して得られる剥離性硬化皮膜の剥離抵抗が極め
て軽いという問題があった。このため、この剥離性硬化
皮膜の剥離抵抗を調節する目的で、該組成物に剥離抵抗
調整剤を添加することが必要であった。この剥離抵抗調
整剤としては、例えば、R3 3SiO1/2単位(式中、R3
は炭素数2以下の一価炭化水素基である。)およびSi
4/2単位からなるMQ型シリコーン共重合体(特公昭
49−27033号公報および特開昭59−84953
号公報参照)、R3 3SiO1/2単位、(CH2=CH)R
3 2SiO1/2単位およびSiO4/2単位(式中、R3は炭
素数2以下の一価炭化水素基である。)からなるMQ型
シリコーン共重合体(特公昭53−29678号公報参
照)が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、剥離抵抗調製
剤として上記MQ型シリコーン共重合体を配合した剥離
性硬化皮膜形成用シリコーン組成物は、剥離性硬化皮膜
の剥離抵抗値を大きくすることができる反面、粘着性物
質へのシリコーン成分の移行度合が大きく、粘着性物質
の残留接着率が著しく低下するという問題点があった。
【0005】本発明者らは、上記問題点を解消するため
に鋭意検討した結果、本発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明の目的は、粘着性物質に
対する剥離特性に優れ、かつ粘着性物質の残留接着率を
低下させることがない剥離性硬化皮膜を形成することが
できる剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用】本発明
は、 「(A)25℃における粘度が少なくとも40センチポイズであり、かつ1分子中 に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン 100重量部、 (B)25℃における粘度が1〜1,000センチポイズであり、かつ1分子中に 少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロキサン 0.5〜20重量部、 (C)式:(R1 3SiO1/2)(式中、R1は炭素数1〜10の一価炭化水素基であ る。)で示されるシロキサン単位,式:(SiO4/2)で示されるシロキサン単 位,および式:(R1HSiO2/2)(式中、R1は前記と同じである。)で示さ れるシロキサン単位もしくは式:(R1 3HSiO1/2)(式中、R1は前記と同じ である。)で示されるシロキサン単位から構成され、数平均分子量が1,000 以上であるオルガノポリシロキサン樹脂 1〜90重量部、 および (D)触媒量の白金系触媒 からなることを特徴とする剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物。」 および 「(A)25℃における粘度が少なくとも40センチポイズであり、かつ1分子中 に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン 100重量部、 (B)25℃における粘度が1〜1,000センチポイズであり、かつ1分子中に 少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロキサン 0.5〜20重量部、 (C)式:(R1 3SiO1/2)(式中、R1は炭素数1〜10の一価炭化水素基であ る。)で示されるシロキサン単位,式:(SiO4/2)で示されるシロキサン単 位,および式:(R1HSiO2/2)(式中、R1は前記と同じである。)で示さ れるシロキサン単位もしくは式:(R1 3HSiO1/2)(式中、R1は前記と同じ である。)で示されるシロキサン単位から構成され、数平均分子量が1,000 以上であるオルガノポリシロキサン樹脂 1〜90重量部、 および (D)触媒量の白金系触媒 (E)式:(R2 3SiO1/2)(式中、R2は炭素数1〜10の一価炭化水素基であ る。)で示されるシロキサン単位,式:(SiO4/2)で示されるシロキサン単 位から構成され、R2の内0.01〜10%はアルケニル基である有機溶媒可溶性 オルガノポリシロキサン樹脂 1〜90重量部、 からなることを特徴とする、剥離性硬化皮膜形成用シリ
コーン組成物。」に関する。
【0008】これについて説明するに、本発明に使用さ
れる(A)成分のオルガノポリシロキサンは、本発明組成
物の主剤となるものであり、25℃における粘度が少な
くとも40センチポイズであり、かつ1分子中に少なく
とも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサ
ンである。このような(A)成分は、平均単位式:R4 a
iO(4-a)/2(式中、R4は一価炭化水素基であり、aは
1.95〜2.05の数である。)で表すことができる。
上式中、R4の一価炭化水素基としては、メチル基,エ
チル基,プロピル基,ブチル基等のアルキル基;ビニル
基,アリル基,ブテニル基,ペンテニル基,ヘキセニル
基等のアルケニル基;フェニル基,トリル基,キシリル
基等のアリール基;ベンジル基,フェネチル基等のアラ
ルキル基;3−クロロプロピル基,3,3,3−トリフロ
ロプロピル基等のハロ置換アルキル基が例示される。ま
た、上式中、aは1.95〜2.05の数である。また、
(A)成分の分子構造は特に限定されず、例えば、直鎖
状、環状、網状、一部分岐を有する直鎖状が挙げられ、
好ましくは直鎖状である。また、(A)成分の分子構造が
直鎖状である場合には、その分子鎖末端基として具体的
には、トリメチルシロキシ基,ジメチルビニルシロキシ
基,ジメチルフェニルシロキシ基,ジメチルヒドロキシ
シロキシ基が例示される。また、(A)成分の25℃にお
ける粘度は、少なくとも40センチポイズであることが
必要であり、その上限としては生ゴム状の粘度のものま
で使用することができる。これは、(A)成分の粘度が4
0センチポイズ未満であると、得られた剥離性皮膜形成
用シリコーン組成物の基材への浸透が大きくなり過ぎる
ためである。本発明の組成物を無溶剤型として使用する
場合には、(A)成分の25℃における粘度は、40〜1
0,000センチポイズの範囲であることが好ましく、
さらに100〜5,000センチポイズの範囲であるこ
とが好ましい。また、本発明の組成物を溶剤型として使
用する場合には、(A)成分の25℃における粘度は、1
00,000センチポイズから生ゴム状の粘度のものま
でが好ましく、さらに500,000センチポイズから
生ゴム状の粘度のものまでが好ましい。
【0009】このような(A)成分のオルガノポリシロキ
サンとしては、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基
封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖両末端ジメチルビ
ニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニル
シロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチルビニルシロ
キシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキ
サン共重合体、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖
メチルビニルポリシロキサン、分子鎖両末端トリメチル
シロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロ
キサン共重合体、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封
鎖ジメチルシロキサン・メチル(5−ヘキセニル)シロ
キサン共重合体、分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ
基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン・
メチルフェニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメ
チルヒドロキシ基封鎖メチルビニルポリシロキサン、分
子鎖両末端ジメチルヒドロキシ基封鎖ジメチルシロキサ
ン・メチルビニルシロキサン共重合体が例示される。
【0010】本発明に使用される(B)成分のオルガノポ
リシロキサンは架橋剤として作用し、25℃における粘
度が1〜1,000センチポイズであり、かつ1分子中
に少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子を有するこ
とが必要である。このような(B)成分は、平均単位式:
5 bSiO(4-b)/2(式中、R5はアルケニル基を除く一
価炭化水素基または水素原子であり、bは1.50〜3.
00の数である。)で表すことができる。上式中、R5
はアルケニル基を除く一価炭化水素基または水素原子で
あり、一価炭化水素基としては、メチル基,エチル基,
プロピル基,ブチル基等のアルキル基;フェニル基,ト
リル基,キシリル基等のアリール基;ベンジル基,フェ
ネチル基等のアラルキル基;3−クロロプロピル基,
3,3,3−トリフロロプロピル基等のハロ置換アルキル
基が例示される。これらの中でもメチル基が好ましい。
(B)成分の分子構造は特に限定されず、例えば、直鎖
状、環状、網状、一部分岐を有する直鎖状が挙げられ、
好ましくは直鎖状である。(B)成分の分子構造が直鎖状
である場合には、その分子鎖末端基として具体的には、
トリメチルシロキシ基,ジメチルフェニルシロキシ基,
ジメチルハイドロジェンシロキシ基,ジメチルヒドロキ
シシロキシ基が例示される。また、(B)成分の25℃に
おける粘度は、1〜1,000センチポイズの範囲であ
ることが必要であり、5〜500センチポイズの範囲で
あることが好ましい。これは、(B)成分の25℃におけ
る粘度が1センチポイズ未満であると、(B)成分が揮発
し易く、得られる剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成
物の組成が安定しないためであり、また、この粘度が
1,000センチポイズを越えると、得られた剥離性硬
化皮膜形成用シリコーン組成物の硬化時間が長くなり、
また得られた剥離性硬化皮膜の剥離性が低下するためで
ある。
【0011】このような(B)成分のオルガノポリシロキ
サンとしては、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖
メチルハイドロジェンポリシロキサン、分子鎖両末端ト
リメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハ
イドロジェンシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチ
ルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサ
ン、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封
鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサ
ン共重合体、環状メチルハイドロジェンポリシロキサ
ン、環状メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシ
ロキサン共重合体が例示される。
【0012】(B)成分の配合量は、(A)成分100重量
部に対して0.5〜20重量部の範囲であることが必要
であり、さらに1〜10重量部の範囲であることが好ま
しい。これは、(B)成分の配合量が、(A)成分100重
量部に対して0.5重量部未満であると、得られた剥離
性硬化皮膜形成用シリコーン組成物の硬化が不十分とな
るためであり、また、この配合量が90重量部をこえる
と、得られた剥離性硬化被膜の剥離性が低下するためで
ある。
【0013】本発明に使用される(C)成分のオルガノポ
リシロキサン樹脂は、剥離抵抗調整剤としての働きを
し、このものは式:(R1 3SiO1/2)で示されるシロ
キサン単位と式:(SiO4/2)で示されるシロキサン
単位と、式:(R1HSiO2/2)で示されるシロキサン
単位もしくは式:(R1 3HSiO1/2)で示されるシロ
キサン単位(式中、R1は炭素数1〜10の一価炭化水
素基である。)から構成され、数平均分子量が1,00
0以上であるオルガノポリシロキサン樹脂である。上式
中、R1の一価炭化水素基としては、メチル基,エチル
基,プロピル基,ブチル基等のアルキル基;フェニル
基,トリル基,キシリル基等のアリール基;ベンジル基
等のアラルキル基;3−クロロプロピル基,3,3,3−
トリフロロプロピル基等のハロ置換アルキル基が例示さ
れる。好ましい例としてはメチル基があげられる。(C)
成分のオルガノポリシロキサン樹脂は、数平均分子量
1,000以上であることが必要であり、2,000以上
が好ましい。このオルガノポリシロキサン樹脂は、剥離
抵抗の調節剤として作用するが、数平均分子量が1,0
00未満のものは、その効果が得られない。数平均分子
量が1,000以上であるようなオルガノポリシロキサ
ン樹脂は、通常、{(R1 3SiO1/2)単位+(R1HSi
2/2)もしくは(R1 2HSiO1/2)単位}/(SiO
4/2)単位の比が、0.2〜1.3の範囲内にあるもので
ある。また、(C)成分の構成単位の比が、このような範
囲にある場合には、(C)成分のオルガノポリシロキサン
樹脂は、通常、室温で固体状であり、その軟化温度が1
00℃以上である。また、(C)成分のオルガノポリシロ
キサン樹脂は、有機溶媒可溶性であることが好まし
い。。有機溶媒としては、ベンゼン,トルエン,キシレ
ン等の芳香族炭化水素、ヘプタン,ヘキサン,ペンタン
等の脂肪族炭化水素、トリクロロエチレン,パークロロ
エチレン,m−キシレンヘキサフルオライド等のハロゲ
ン化炭化水素、酢酸エチル,メチルエチルケトン,メチ
ルイソブチルケトン等から選択される有機溶媒に可溶で
あればよい。
【0014】(C)成分のオルガノポリシロキサン樹脂
は、例えば、以下のような方法によって製造できる。
(R1 3SiO1/2)単位と(SiO4/2)単位からなるオ
ルガノポリシロキサン樹脂(MQ型オルガノポリシロキ
サン樹脂)を、水ガラスあるいはオルトケイ酸ナトリウ
ムのような水に可溶な珪酸塩を、塩酸、硫酸などで珪酸
モノマーあるいは珪酸オリゴマーに変換し、それが適度
に重合したところで、対応するトリオルガノハロシラン
でトラップすることによって得る方法(米国特許第26
76182号,同第2814601号参照)、あるいは
アルキルシリケートと加水分解性トリオルガノシランの
混合物に水を加えて共加水分解する方法(米国特許第2
857356号参照)等によって製造する。次いで、そ
のMQ型オルガノポリシロキサン樹脂を、トルエン、キ
シレンのような有機溶媒に溶解し、酸性触媒の加熱還流
下で脱水縮合反応させ、その後、反応性の高い、Si−
H結合を有するジシロキサン[(R1 2HSi)O2]、
あるいはSi−H結合を有するポリオルガノシロキサン
[(R1HSiO)n](式中、R1は炭素数1〜10の
一価炭化水素基である。)を添加し、酸性触媒存在下で
再平衡化反応させシロキサン結合の再配列を行うことに
より、製造される。この反応で使用された酸性触媒は必
要に応じて中和した後、濾過して除去される。
【0015】(C)成分のオルガノポリシロキサン樹脂と
しては、次のような平均単位式で示される化合物が挙げ
られる。 (Me3SiO1/2x(Me2HSiO1/2y(Si
4/2z (C37Me2SiO1/2x(Me2HSiO1/2y(Si
1/2z (Me3SiO1/2)w(C37Me2SiO1/2)x(Me2HSi
1/2)y(SiO1/2)z (Me3SiO1/2x(MeHSiO2/2y(SiO1/2
z (Me3SiO1/2)w(C37Me2SiO1/2)x(MeHSiO
2/2)y(SiO1/2)z (Me3SiO1/2x(C817HSiO2/2y(SiO
1/2z (C)成分のオルガノポリシロキサン樹脂には上記の構成
成分の他に、例えば、R1SiO3/2単位(式中、R1
前記したものと同じである。)で示されるシロキサン単
位,R1 2SiO2/2単位(式中、R1は前記したものと同
じである。)で示されるシロキサン単位等が含まれてい
てもよい。(C)成分の配合量は、(A)成分100重量部
に対して1〜90重量部であることが必要であり、さら
に2〜80重量部の範囲であることが好ましい。
【0016】本発明に使用される(D)成分の白金系触媒
は、(A)成分〜(E)成分の付加反応を促進して、該組成
物を硬化させるための触媒である。このような白金系触
媒としては、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール溶
液、塩化白金酸とオレフィンとの錯体、塩化白金酸とビ
ニルシロキサンとの錯体、塩化白金酸とケトン類との錯
体、白金を担持したアルミナ微粉末、白金を担持したシ
リカ微粉末、白金黒が例示される。上記付加反応硬化型
の硬化皮膜形成用シリコーン組成物において、(D)成分
の配合量は触媒量であれば特に限定されないが、通常は
(A)成分の重量に対して、(D)成分中の白金金属として
1〜1,000ppmとなるような量である。
【0017】本発明の剥離性硬化皮膜形成性シリコーン
組成物は上記(A)成分〜(D)成分からなるものである
が、さらにこれらの成分に加えて、(E)成分として式:
(R2 3SiO1/2)(式中、R2は炭素数1〜10の一価
炭化水素基である。)で示されるシロキサン単位と式:
(SiO4/2)で示されるシロキサン単位から構成され
る有機溶媒可溶性オルガノポリシロキサン樹脂を添加配
合することができる。この(E)成分は、剥離性硬化皮膜
の適度な剥離抵抗と粘着性物質の残留接着率をより高く
維持するための成分である。この(E)成分は、上式中、
2の一価炭化水素基として具体的には、メチル基,エ
チル基,プロピル基,ブチル基等のアルキル基;フェニ
ル基,トリル基,キシリル基等のアリール基;ベンジル
基等のアラルキル基;3−クロロプロピル基,3,3,3
−トリフロロプロピル基等のハロ置換アルキル基が例示
される。好ましい例としてはメチル基があげられる。ア
ルケニル基としては、ビニル基,アリル基,ブテニル
基,ペンテニル基,ヘキセニル基等が挙げられる。(E)
成分のオルガノポリシロキサン樹脂は、数平均分子量
2,000以上であることが好ましい。本成分は、剥離
抵抗の調節剤として作用するが、数平均分子量2,00
0未満のものは、その効果が得られにくい。数平均分子
量2,000以上であるようなオルガノポリシロキサン
樹脂は、通常、(R2 3SiO1/2)単位/(SiO4/2
単位の比が、0.2〜1.3であるものである。また、
(E)成分のオルガノポリシロキサン樹脂は、有機溶媒可
溶性であることが必要である。有機溶媒としては、ベン
ゼン,トルエン,キシレン等の芳香族炭化水素、ヘプタ
ン,ヘキサン,ペンタン等の脂肪族炭化水素、トリクロ
ロエチレン,パークロロエチレン,m−キシレンヘキサ
フルオライド等のハロゲン化炭化水素、酢酸エチル,メ
チルエチルケトン,メチルイソブチルケトン等から選択
される有機溶媒に可溶であればよい。
【0018】(E)成分の式:(R2 3SiO1/2)で示さ
れるシロキサン単位としては、 (CH33SiO1/2単位、 (CH32(CH2=CH)SiO1/2単位、 (CH32(CH2=CHC48)SiO1/2単位、 (CH32(C49)SiO1/2単位、 (CH32(C817)SiO1/2単位等が例示される。
【0019】(E)成分の配合量は、(A)成分100重量
部に対して1〜90重量部であることが必要であり、さ
らに2〜80重量部の範囲であることが好ましい。この
配合量が90重量部をこえると、得られた剥離性硬化皮
膜形成用シリコーン組成物の硬化が不十分となる。
【0020】本発明の硬化皮膜形成用シリコーン組成物
には、上記(A)成分〜(E)成分以外の任意の成分とし
て、該組成物の室温における保存安定性を付与するた
め、付加反応抑制剤を配合することができる。付加反応
抑制剤として具体的には、3−メチル−1−ブチン−3
−オール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オー
ル、3−メチル−1−ペンテン−3−オール、フェニル
ブチノール等のアルキニルアルコール;3−メチル−3
−ペンテン−1−イン、3,5−ジメチル−1−ヘキシ
ン−3−イン、ベンゾトリアゾール、メチルビニルシロ
キサン環状体が例示される。この付加反応抑制剤の配合
量は、通常、(A)成分100重量部に対して0.001
〜5重量部の範囲である。
【0021】本発明の剥離性硬化皮膜形成用シリコーン
組成物は、上記のような(A)成分〜(D)成分および(A)
成分〜(E)成分からなるものであるが、これには、必要
に応じて、有機溶剤,密着性向上剤,色素,顔料,シリ
カ微粉末等の充填剤を添加することができる。有機溶剤
の使用は、本発明の組成物の保存安定性を向上し、かつ
各種基剤への塗工性を向上するので好ましい。有機溶剤
は本発明の組成物を均一に溶解することができるもので
あれば特に限定されず、具体的には、ベンゼン,トルエ
ン,キシレン等の芳香族系炭化水素;ペンタン,ヘキサ
ン,ヘプタン等の脂肪族系炭化水素;トリクロロエチレ
ン,パークロロエチレン,トリフルオロメチルベンゼ
ン,1,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン,メ
チルペンタフルオロベンゼン等のハロゲン化炭化水素;
酢酸エチル,メチルエチルケトンが例示される。
【0022】本発明の剥離性硬化皮膜形成用シリコーン
組成物を硬化させるための条件は特に限定されないが、
一般には温度が50〜200℃の範囲であることが好ま
しい。
【0023】本発明の剥離性皮膜形成用シリコーン組成
物は、紙,ダンボール紙,ラミネート紙,合成樹脂フィ
ルム,布,合成繊維,金属箔等の基材の表面に、粘着性
物質に対して適度の剥離抵抗を有する剥離性硬化皮膜を
形成することができる。また、このようにして得られた
剥離性硬化皮膜を有する基材は、工程紙,アスファルト
紙,テープ,ラベル等に使用することができる。また、
本発明の剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物は、無
溶剤型の剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物として
も使用することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の剥離性硬化皮膜形成用シリコ
ーン組成物について実施例により詳細に説明する。な
お、実施例中、粘度は25℃において測定した値であ
る。また、剥離性硬化皮膜の剥離抵抗値および粘着性物
質の残留接着率は以下の方法により測定した。
【0025】○剥離性硬化皮膜の剥離抵抗値 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物を市販の青色グ
ラシン紙に塗布量が1.0g/m2になるように塗布し、
次いで、これを熱風循環式オーブン中で、160℃で3
0秒間加熱して剥離性硬化皮膜を形成した。この剥離性
硬化皮膜にアクリル系粘着剤[東洋インキ製造株式会社
製,商品名オリバインBPS8170]を塗布し、次い
で、これを熱風循環式オーブンにより70℃で2分間加
熱した後、このアクリル系粘着剤に、25μmのポリエ
チレンテレフタレートフイルムを貼合わせ、これに20
gf/cm2の加重をかけながら、25℃で湿度60%の条
件下で24時間静置した。その後、この貼合わせ紙を5
cm幅の帯状とし、この帯状の貼合わせ紙をテンシロンに
より、180度の角度で引張り、その剥離抵抗値(gf)を
測定した。
【0026】○粘着性物質の残留接着率 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物を市販の青色グ
ラシン紙に塗布量が1.0g/m2になるように塗布し、
次いで、これを熱風循環式オーブン中で、160℃で3
0秒間加熱して剥離性硬化皮膜を形成した。この剥離性
硬化皮膜にポリエステルテープ[日東電工株式会社製,
商品名ポリエステルテープ31B]を貼合わせ、これに
20gf/cm2の加重をかけながら70℃で20時間加熱
した後、このポリエステルテープをはがした。しかる後
に、このポリエステルテープをステンレス板に貼合わせ
た。このポリエステルテープをテンシロンにより、18
0度の角度で引張り、その剥離抵抗値f(gf)を測定し
た。また、ブランクとして、剥離性硬化皮膜形成用シリ
コーン組成物の代わりに、テフロンシートに上記と同じ
ポリエステルテープを貼合わせた後、このポリエステル
テープをテンシロンにより、180度の角度で引張り、
このポリエステルテープの標準の剥離抵抗値f0(gf)を
測定した。上記剥離抵抗値fを標準の剥離抵抗値f0
対する百分率(%)で表した。
【0027】
【実施例1】生ゴム状の分子鎖両末端トリメチルシロキ
シ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン
共重合体(ビニル基含有量は1重量%であった。)10
0重量部、粘度10センチポイズの分子鎖両末端トリメ
チルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサ
ン5重量部、平均単位式(a):(Me3SiO1/2
0.7(Me2HSiO1/20.1(SiO4/21.0で表さ
れ、トルエンに可溶であり、GPC(ゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィー)によって測定された数平均分
子量が5,000であり、室温で白色固体であり、軟化
温度が300℃以上であるオルガノポリシロキサン樹脂
60重量部、3,5−ジメチル−3−ヘキセン−1−イ
ン0.9重量部、トルエン1,350重量部を均一に混合
した。次いで、この混合物に塩化白金酸のイソプロピル
アルコール溶液を、上記ジメチルシロキサン・メチルビ
ニルシロキサン共重合体に対して塩化白金酸中の白金金
属として100ppmとなるように均一に混合して、剥離
性硬化皮膜形成用シリコーン組成物を調製した。この剥
離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物を硬化して得られ
た剥離性硬化皮膜の剥離抵抗値および粘着性物質の残留
接着率を測定した。これらの測定結果を表1に記載し
た。
【0028】
【比較例1】実施例1において、平均単位式(a)で表さ
れるオルガノポリシロキサン樹脂60重量部を配合しな
い以外は実施例1と同様にして剥離性硬化皮膜形成用シ
リコーン組成物を調製した。この剥離性硬化皮膜形成用
シリコーン組成物を硬化して得られた剥離性硬化皮膜の
剥離抵抗値および粘着性物質の残留接着率を測定した。
これらの測定結果を表1に記載した。
【0029】
【実施例2】実施例1において、平均単位式(a)で表さ
れるオルガノポリシロキサン樹脂の配合量を30重量部
とした以外は実施例1と同様にして剥離性硬化皮膜形成
用シリコーン組成物を調製した。この剥離性硬化皮膜形
成用シリコーン組成物を硬化して得られた剥離性硬化皮
膜の剥離抵抗値および粘着性物質の残留接着率を測定し
た。これらの測定結果を表1に記載した。
【0030】
【実施例3】実施例1において、平均単位式(a)で表さ
れるオルガノポリシロキサン樹脂の代わりに、平均単位
式(b):(Me3SiO1/20.7(MeHSiO2/20.1
(SiO4/21.0で表され、トルエンに可溶であり、G
PC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)によ
って測定された数平均分子量が4,900であり、室温
で白色固体であり、軟化温度が150℃であるオルガノ
ポリシロキサン樹脂60重量部を用いた以外は、実施例
1と同様にして剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物
を調製した。この剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成
物を硬化して得られた剥離性硬化皮膜の剥離抵抗値およ
び粘着性物質の残留接着率を測定した。これらの測定結
果を表1に記載した。
【0031】
【実施例4】実施例1において、平均単位式(a)で表さ
れるオルガノポリシロキサン樹脂の配合量を30重量部
とし、さらに、平均単位式(c):[CH2=CH(CH3)2
SiO1/2]0.1[(CH3)3SiO1/2]0.7(SiO4/2)1.0
で表されるオルガノポリシロキサン樹脂の配合量を30
重量部とした以外は実施例1と同様にして剥離性硬化皮
膜形成用シリコーン組成物を調製した。この剥離性硬化
皮膜形成用シリコーン組成物を硬化して得られた剥離性
硬化皮膜の剥離抵抗値および粘着性物質の残留接着率を
測定した。これらの測定結果を表1に記載した。
【0032】
【比較例2】実施例4において、平均単位式(a)で表さ
れるオルガノポリシロキサン樹脂を用いず、平均単位式
(c):[CH2=CH(CH3)2SiO1/2]0.1[(CH3)3
iO1/2]0.7(SiO4/2)1.0で表されるオルガノポリシ
ロキサン樹脂の配合量を60重量部とした以外は実施例
4と同様にして剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物
を調製した。この剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成
物を硬化して得られた剥離性硬化皮膜の剥離抵抗値およ
び粘着性物質の残留接着率を測定した。これらの測定結
果を表1に記載した。
【0033】
【実施例5】粘度520センチポイズの分子鎖両末端ジ
メチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチ
ルビニルシロキサン共重合体(ビニル基含有量は0.8
重量%であった。)100重量部、粘度20センチポイ
ズの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイ
ドロジェンポリシロキサン7重量部、平均単位式(d):
(Me3SiO1/2)0.7(Me2HSiO1/2)0.2(SiO4/2)
1.0で表され、トルエンに可溶であり、GPC(ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー)によって測定され
た数平均分子量が4,000であり、室温で白色固体で
あり、軟化温度が250℃であるオルガノポリシロキサ
ン樹脂40重量部、メチルブチノール0.9重量部を均
一に混合した。次いで、これに、塩化白金酸のイソプロ
ピルアルコール溶液を、上記ジメチルシロキサン・メチ
ルビニルシロキサン共重合体に対して、塩化白金酸中の
白金金属が190ppmとなるように均一に混合して、剥
離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物を調製した。この
剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物を硬化して得ら
れた剥離性硬化皮膜の剥離抵抗値および粘着性物質の残
留接着率を測定した。これらの測定結果を表1に記載し
た。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】本発明の剥離性硬化皮膜形成用シリコー
ン組成物は、(A)成分〜(D)成分からなり、特に(C)成
分の式:(R1 3SiO1/2)で示されるシロキサン単
位,式:(SiO4/2)で示されるシロキサン単位,お
よび式:(R1HSiO2/2)で示されるシロキサン単位
もしくは式:(R1 3HSiO1/2)で示されるシロキサ
ン単位から構成され、数平均分子量が1,000以上で
あるオルガノポリシロキサン樹脂を配合しているので、
粘着性物質に対する剥離特性に優れ、かつ粘着性物質の
残留接着率を低下することがない剥離性硬化皮膜を形成
することができるという特徴を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海谷 信夫 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)25℃における粘度が少なくとも40センチポイズであ り、かつ1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキ サン 100重量部、 (B)25℃における粘度が1〜1,000センチポイズであり、かつ1分子中に 少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロキサン 0.5〜20重量部、 (C)式:(R1 3SiO1/2)(式中、R1は炭素数1〜10の一価炭化水素基であ る。)で示されるシロキサン単位,式:(SiO4/2)で示されるシロキサン単 位,および式:(R1HSiO2/2)(式中、R1は前記と同じである。)で示さ れるシロキサン単位もしくは式:(R1 3HSiO1/2)(式中、R1は前記と同じ である。)で示されるシロキサン単位から構成され、数平均分子量が1,000 以上であるオルガノポリシロキサン樹脂 1〜90重量部、 および (D)触媒量の白金系触媒 からなることを特徴とする剥離性硬化皮膜形成用シリコ
    ーン組成物。
  2. 【請求項2】 (A)25℃における粘度が少なくとも40センチポイズであ り、かつ1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキ サン 100重量部、 (B)25℃における粘度が1〜1,000センチポイズであり、かつ1分子中に 少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロキサン 0.5〜20重量部、 (C)式:(R1 3SiO1/2)(式中、R1は炭素数1〜10の一価炭化水素基であ る。)で示されるシロキサン単位,式:(SiO4/2)で示されるシロキサン単 位,および式:(R1HSiO2/2)(式中、R1は前記と同じである。)で示さ れるシロキサン単位もしくは式:(R1 3HSiO1/2)(式中、R1は前記と同じ である。)で示されるシロキサン単位から構成され、数平均分子量が1,000 以上であるオルガノポリシロキサン樹脂 1〜90重量部、 および (D)触媒量の白金系触媒 (E)式:(R2 3SiO1/2)(式中、R2は炭素数1〜10の一価炭化水素基であ る。)で示されるシロキサン単位,式:(SiO4/2)で示されるシロキサン単 位から構成され、R2の内0.01〜10%はアルケニル基である有機溶媒可溶性 オルガノポリシロキサン樹脂 1〜90重量部、 からなることを特徴とする、剥離性硬化皮膜形成用シリ
    コーン組成物。
JP6025991A 1994-01-28 1994-01-28 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物 Pending JPH07216307A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6025991A JPH07216307A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6025991A JPH07216307A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07216307A true JPH07216307A (ja) 1995-08-15

Family

ID=12181190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6025991A Pending JPH07216307A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07216307A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5756598A (en) * 1996-12-30 1998-05-26 Dow Corning Corporation Resin-containing organosiloxane compositions curable to silicone elastomers having low weep
US5777047A (en) * 1996-12-30 1998-07-07 Dow Corning Corporation Organosiloxane compositions with fluorinated resins curable to silicone elastomers having low weep
JP2008214497A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Shin Etsu Chem Co Ltd フィルム用無溶剤型シリコーン剥離剤組成物及びそれを用いてなる剥離フィルム
JP2008291124A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Shin Etsu Chem Co Ltd 光導波板用液状シリコーンゴム組成物
JP2009518499A (ja) * 2005-12-07 2009-05-07 トウレ セハン インコーポレイテッド 剥離力を調節することができるシリコーン離型組成物及びこれをコーティングしたシリコーン離型フィルム
JP2010150537A (ja) * 2008-11-26 2010-07-08 Dow Corning Toray Co Ltd 無溶剤型剥離性硬化皮膜形成性オルガノポリシロキサン組成物および剥離性硬化皮膜を有するシート状基材
CN111378188A (zh) * 2018-12-31 2020-07-07 三星Sdi株式会社 硅酮系粘合性保护膜及包括其的光学构件
WO2022102688A1 (ja) * 2020-11-11 2022-05-19 ダウ・東レ株式会社 剥離コントロール剤、剥離性皮膜形成用シリコーン組成物、および剥離ライナー

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5756598A (en) * 1996-12-30 1998-05-26 Dow Corning Corporation Resin-containing organosiloxane compositions curable to silicone elastomers having low weep
US5777047A (en) * 1996-12-30 1998-07-07 Dow Corning Corporation Organosiloxane compositions with fluorinated resins curable to silicone elastomers having low weep
JP2009518499A (ja) * 2005-12-07 2009-05-07 トウレ セハン インコーポレイテッド 剥離力を調節することができるシリコーン離型組成物及びこれをコーティングしたシリコーン離型フィルム
JP2008214497A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Shin Etsu Chem Co Ltd フィルム用無溶剤型シリコーン剥離剤組成物及びそれを用いてなる剥離フィルム
JP2008291124A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Shin Etsu Chem Co Ltd 光導波板用液状シリコーンゴム組成物
JP4605402B2 (ja) * 2007-05-25 2011-01-05 信越化学工業株式会社 光導波板用液状シリコーンゴム組成物
TWI454530B (zh) * 2007-05-25 2014-10-01 Shinetsu Chemical Co A liquid silicone rubber composition for light waveguides
JP2010150537A (ja) * 2008-11-26 2010-07-08 Dow Corning Toray Co Ltd 無溶剤型剥離性硬化皮膜形成性オルガノポリシロキサン組成物および剥離性硬化皮膜を有するシート状基材
CN111378188A (zh) * 2018-12-31 2020-07-07 三星Sdi株式会社 硅酮系粘合性保护膜及包括其的光学构件
CN111378188B (zh) * 2018-12-31 2023-05-16 三星Sdi株式会社 硅酮系粘合性保护膜及包括其的光学构件
US11767453B2 (en) 2018-12-31 2023-09-26 Samsung Sdi Co., Ltd. Silicone-based adhesive protective film and optical member comprising the same
WO2022102688A1 (ja) * 2020-11-11 2022-05-19 ダウ・東レ株式会社 剥離コントロール剤、剥離性皮膜形成用シリコーン組成物、および剥離ライナー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5101888B2 (ja) 無溶剤型剥離性硬化皮膜形成性オルガノポリシロキサン組成物
US4559396A (en) Peellable film-forming organopolysiloxane compositions
JP2750896B2 (ja) 剥離性硬化皮膜形成用オルガノポリシロキサン組成物
JP3504692B2 (ja) 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物
JPH0873809A (ja) 剥離性皮膜形成性有機ケイ素重合体組成物
JPH0791471B2 (ja) 剥離性皮膜形成用オルガノポリシロキサン組成物
JPH0797521A (ja) シリコーン系エマルジョン組成物
JP3607441B2 (ja) 剥離性硬化皮膜形成性オルガノポリシロキサン組成物
KR100571682B1 (ko) 실리콘방출피복조성물및이로처리된기판
JPH02145649A (ja) 剥離性硬化皮膜形成用オルガノポリシロキサン組成物
JP4367670B2 (ja) 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物
JPH07216307A (ja) 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物
JPH05186695A (ja) 硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP4996797B2 (ja) オルガノハイドロジェンポリシロキサン混合物および剥離性硬化皮膜形成性シリコーン組成物
JPH0649413A (ja) 剥離性硬化皮膜形成用オルガノポリシロキサン組成物
JP3021247B2 (ja) 硬化性剥離剤組成物
JP2742835B2 (ja) 剥離用シリコーン組成物
JP4796857B2 (ja) 剥離性硬化皮膜形成性オルガノポリシロキサン組成物、剥離性硬化皮膜を有するシート状基材およびその製造方法
JP2004307691A (ja) 硬化性シリコ−ン剥離剤組成物
JPH07331177A (ja) 剥離性硬化皮膜形成性シリコーン組成物
JP2003261855A (ja) 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物
JP2005255928A (ja) 無溶剤型剥離性硬化皮膜形成性シリコーン組成物
JP2006206884A (ja) 無溶剤型剥離性硬化皮膜形成性オルガノポリシロキサン組成物
JPH11156105A (ja) シリコーン系剥離剤用消泡剤、剥離性硬化皮膜形成用オルガノポリシロキサン組成物および剥離性シート状基材
JP4083426B2 (ja) 剥離性硬化皮膜形成用オルガノポリシロキサン組成物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080107

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090107

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100107

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100107

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110107

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110107

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120107

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120107

Year of fee payment: 12