JPH07215996A - ダニアレルゲンのb細胞エピトープ - Google Patents

ダニアレルゲンのb細胞エピトープ

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JPH07215996A
JPH07215996A JP6009127A JP912794A JPH07215996A JP H07215996 A JPH07215996 A JP H07215996A JP 6009127 A JP6009127 A JP 6009127A JP 912794 A JP912794 A JP 912794A JP H07215996 A JPH07215996 A JP H07215996A
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lys
gly
ala
asp
val
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Shigeru Ikeda
滋 池田
Toru Ando
徹 安藤
Yoshitsugu Hanya
吉嗣 判谷
Goro Ito
吾朗 伊藤
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NIKKA UISUKII KK
Asahi Breweries Ltd
Nikka Whisky Distilling Co Ltd
Torii Pharmaceutical Co Ltd
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NIKKA UISUKII KK
Asahi Breweries Ltd
Nikka Whisky Distilling Co Ltd
Torii Pharmaceutical Co Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07K14/43531Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from invertebrates from arachnidae from mites
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61P37/08Antiallergic agents
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダニアレルギーの診断および治療に用いるペ
プチドを提供する。 【構成】 本発明は式(1) X−R1−R2−R3−R4−R5−R6−R7−R8
−R9−R10−R11−R12−R13−R14−R
15−Y (式中、Xはアミノ末端アミノ酸の2−アミノ基の水素
またはNα−3−カルボキシプロピオニル基を示し、R
1〜R15はアミノ酸残基を示し、R1〜R15のいず
れか二つがCysであるときはジスルフィド結合を形成
し、YはLys−Gly−OH、カルボキシル末端アミ
ノ酸の1−カルボキシル基の水酸基またはカルボキシル
末端アミノ酸の1−アミド基のアミノ基を示す)で表わ
されるペプチドに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダニアレルゲンに感作
されたアレルギー患者の抗体と結合するペプチドに関す
る。このようなペプチドはダニアレルギーの診断および
治療に使用される。
【0002】
【従来の技術】アレルギー性喘息あるいはアレルギー性
鼻炎の様な、いわゆるI型アレルギーの診断および治療
方法として、原因抗原(アレルゲン)を用いる方法が従
来から行われている。すなわち、In Vivoの診断
方法としてはアレルゲンを皮内に注射したり、軽く傷つ
けた皮膚上に滴下して生じる皮膚反応を観察してアレル
ゲンを検索する方法、あるいは、In Vitroの診
断法としては、RAST法などの様に血清中のアレルゲ
ン特異的IgEを検出する方法がある。また治療法とし
ては、原因アレルゲンを皮下に漸増しながらアレルギー
症状を緩和させる特異的減感作療法がある。
【0003】これらの診断および治療方法においては従
来、天然物から抽出されたアレルゲンが用いられてき
た。すなわち、花粉、室内塵あるいはダニなどのアレル
ゲンを含む物質から、種々の緩衝液で抽出した粗アレル
ゲンを用いている。また原料のロット間による差などか
ら、治療の有効性や診断の正確性などに問題がある。最
近、純粋なアレルゲンを得る目的で、花粉やダニの主要
アレルゲンを遺伝子組換えにより作製しようという試み
がなされている(R.Valena.,etal.,I
nt.Arch.Allergy Appl.Immu
nol.,97,287(1992),特願平3−26
2538,特願平3−310069)。
【0004】I型アレルギーの最も重要なアレルゲンの
一つにDermatophagoides(ヒョウヒダ
ニ)に属するダニがある。これらダニアレルゲンのなか
で2種類の主要アレルゲン、すなわちグル−プIアレル
ゲン(DerpI,DerfI)とグル−プIIアレルゲ
ン(DerpII,DerfII)は最も重要であり、ダニ
に感作された患者の80%以上がこれらアレルゲンに対
するIgE抗体を有する(Yasueda et a
l.,Int.Arch.Allergy Appl.
Immunol.,88,402,(1989))。ま
たこれらの主要アレルゲンに対するIgE抗体を有する
患者はIgG抗体をも有する(Nakanishi e
t al.,Ann.Allergy,64,219
(1990))。
【0005】さらに、グル−プIIアレルゲン間では8
8%のアミノ酸配列の相同性を有する(Chua et
al.,Int.Arch.Allergy App
l.Immunol.,91,118(1990),Y
uuki et al.,Jpn.J.Allero
l,39,557,(1990))。
【0006】ところでダニアレルゲンの製造方法として
は、前述した如く、ダニ虫体あるいはその培養物から抽
出するか、あるいは遺伝子組換えにより作製する方法が
知られている。しかし、ダニ虫体あるいは培養物から抽
出する方法は、主要アレルゲンを大量に、かつ、純粋に
製造することは困難である。一方、遺伝子組換えによる
ダニアレルゲンの製造では、本発明の如く、ダニの主要
アレルゲンの蛋白質のなかの抗体と結合する低分子部分
のみを製造することはできない。
【0007】そこで、ダニアレルゲンのエピトープ部分
を化学的に合成し、減感作療法等に供しようという試み
がなされている。例えば、Garman Richar
d D.ら(国際特許出願 WO 93/08279)
はDermatophagoides属の主要アレルゲ
ンであるDerfI、DerfII、DerpI、Der
pIIの種々にコードされる種々のエピトープを合成して
いる。また、安藤ら(特願平4−216955)はDe
rfIIのC末あるいはN末から15残基のペプチドを合
成している。
【0008】しかし、これらのペプチドは血清中の抗体
とは反応しないかまたは非常に弱い反応しか示さず、抗
原に感作されたT細胞と反応するT細胞エピトープであ
る。すなわち、ダニアレルギー患者の血清中抗体とは反
応しない。一般にI型アレルギーの減感作療法では感作
された抗原と同一の抗原を少量ずつ投与することにより
治療する。そこで、感作抗原と同様に患者の血清中抗体
と反応するいわゆるB細胞エピトープが重要である。B
細胞エピトープについては、Wim van’t Ho
fら(Mol.Immunol.,28,1225(1
991))がDerpIIのB細胞エピトープを化学的
に合成し、報告している。しかし、彼らの報告によると
DerpIIの65番目から78番目のアミノ酸配列の
部分、すなわちAc−Val−Pro−Gly−Ile
−Asp−Pro−Asn−Ala−Cys−His−
Tyr−Met−Lys−Cys−Lys−OH(但
し、Acは酢酸残基を示す)にのみ弱いB細胞エピトー
プ活性を認めている。しかしこのエピトープはダニアレ
ルギー患者のうちの一部の患者の抗体としか反応しない
ことがわかっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本出願人はB
細胞エピトープ活性を有するペプチド誘導体について検
討し、本発明に至った。本出願人は、ダニの主要アレル
ゲンの蛋白質の中の抗体と結合する部分のみを化学的に
合成することにより、抗体との結合能をもった物質を容
易に且つ、純粋に提供することを試みた。すなわち、D
ermatophagoides farinaeの主
要アレルゲンの一つであるDerfIIのアミノ酸配列の
一部を種々合成し、抗体結合能を有するペプチドを見い
だした。また、ペプチドのN末端に3−カルボキシプロ
ピオニル基あるいはC末端にLys−Gly−OHを導
入することで、水への溶解性を向上させた。
【0010】DerfIIを水酸化アルミニウムゲルと混
合してマウスに腹腔内投与し、DerfIIに対する抗血
清を作製した。この血清を用いて、本発明のペプチドに
よるELISA実験を行った。その結果、本発明ペプチ
ドはマウス抗DerfIIIgGとの強い反応活性が認め
られた。一方、正常マウスの血清は、いずれのペプチド
とも反応が認められなかった。また、強い結合能を示し
たペプチドはDerfIIとマウス抗DerfIIIgGと
の結合を阻害し、その50%阻害に必要とするペプチド
の濃度はDerfIIの約1000倍であった。さらに、
ダニに感作されたヒトプール血清を用いて、本発明のペ
プチドによるELISA実験を行った。その結果、本発
明ペプチドはヒト抗DerfIIIgGとの強い反応活性
が認められた。
【0011】このことは、本発明のペプチドは明らかに
ダニに感作されたマウスやヒトの抗体に結合することを
意味している。言い換えると、本発明のペプチドを用い
ることにより、ダニに感作されている患者の流血中の抗
体と結合することによりアレルギーの診断が可能とな
る。またダニに感作されたヒトのIgEおよびIgGは
リジルエンドペプチダーゼによって加水分解されたDe
rpII由来のペプチドをともに認識する(Oshik
a et al.,Pediatric Resear
ch,33,209(1993))ことより、本発明の
ペプチドはヒトのIgE抗体とも結合することがわか
る。本発明のペプチドを用いることにより、ヒト肥満細
胞や好塩基球上に結合している抗体の抗原結合部位は塞
がれ、再度ダニアレルゲンに暴露されてもこれらの細胞
からの化学伝達物質の遊離は阻害され、ダニアレルギー
の治療が可能となる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明により、ダニアレ
ルゲンに感作されたアレルギー患者の抗体と結合するペ
プチドが提供される。本発明は 式(1) X−R1−R2−R3−R4−R5−R6−R7−R8
−R9−R10−R11−R12−R13−R14−R
15−Y で示されるペプチドに関する。式中、Xはアミノ末端ア
ミノ酸の2−アミノ基の水素(H)またはNα−3−カ
ルボキシプロピオニル基を示し、R1はVal、Ab
u、Ile、Cys、Met、Gly、Lys、Gl
u、Ala、Phe、Gln、Thr、Leu、As
p、Asn、His、TyrまたはTrpを示し、R2
はAsp、Ala、Lys、His、Val、Ser、
Ile、Pro、Leu、Asn、Thr、Cys、P
he、Met、Abu、GlyまたはGlnを示し、R
3はVal、Asn、Lys、Gly、Asp、Hi
s、Phe、Leu、Ala、Gln、Thr、Pr
o、Cys、Met、Abu、TyrまたはTrpを示
し、R4はLys、Asn、Val、Ser、Gly、
Cys、Pro、Arg、Thr、Phe、Asp、A
la、Leu、His、Met、Abu、Glnまたは
Tyrを示し、R5はAsp、Glu、Met、Cy
s、His、Abu、Gly、Leu、Ala、Gl
n、Thr、Lys、Ser、Ile、Phe、Pr
o、Val、TyrまたはTrpを示し、R6はAb
u、Ile、Val、Pro、His、Gly、Ly
s、Glu、Ala、Asn、Thr、Leu、As
p、CysまたはMetを示し、R7はAla、Ly
s、Asp、Cys、Gly、Ser、Ile、Pr
o、Asn、Gln、Thr、Glu、Phe、Hi
s、Leu、Val、Tyr、TrpまたはAbuを示
し、R8はAsn、Lys、Gly、Ser、Asp、
Ile、His、Phe、Leu、Gln、Ala、T
hr、Val、Met、Pro、Cys、Tyrまたは
単結合を示し、R9はAsn、Val、Cys、Gl
y、Asp、Pro、Ile、Arg、Thr、Ph
e、Lys、Glu、Ala、Leu、Met、Gl
n、Tyr、Trp、Serまたは単結合を示し、R1
0はGlu、Met、His、Pro、Cys、Gl
y、Leu、Asp、Thr、Lys、Ala、Il
e、Ser、Gln、Tyr、Asn、Trpまたは単
結合を示し、R11はIle、Val、Gly、Cy
s、Arg、Lys、Glu、Ala、Leu、Ab
u、His、Asn、Asp、Thrまたは単結合を示
し、R12はLys、Asp、Ser、Ile、Gl
y、Pro、Ala、Asn、Thr、His、Ph
e、Gln、Val、Abuまたは単結合を示し、R1
3はLys、Gly、Asp、His、Phe、Le
u、Gln、Ala、Val、Thr、Met、Ty
r、Proまたは単結合を示し、R14はVal、Ab
u、Pro、Arg、Thr、Phe、Asn、Ly
s、Ala、Leu、Met、Tyr、Ser、Ile
または単結合を示し、R15はMet、His、Cy
s、Gly、Phe、Leu、Asp、Thr、Se
r、Glu、Ala、Lys、Trp、Ileまたは単
結合を示し、YはLys−Gly−OH、カルボキシル
末端アミノ酸の1−カルボキシル基の水酸基(OH)ま
たはカルボキシル末端アミノ酸の1−アミド基のアミノ
基(NH2 )を示し、R1、R2、R3、R4、R5、
R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R
13、R14、R15においていずれか二つが同時にC
ysであるときはジスルフィド結合の形成を示し、そし
てAbuは、L−α−アミノ酪酸残基を示す。
【0013】より詳細には、本発明は以下のペプチドに
関する。 Suc−Val−Asp−Val−Lys−Asp−A
bu−Ala−Asn−Asn−Glu−Ile−Ly
s−Lys−Val−Met−Lys−Gly−OH
(1) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
し、Abuは、L−アミノ酪酸残基を示す。]で示され
るヘプタデカペプチド。
【0014】Suc−Abu−Ala−Asn−Asn
−Glu−Ile−Lys−Lys−Val−Met−
Val−Asp−Gly−Abu−His−Lys−G
ly−OH (2) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
し、そしてAbuは、L−α−アミノ酪酸残基を示
す。]で示されるヘプタデカペプチド。
【0015】Suc−Ile−Lys−Lys−Val
−Met−Val−Asp−Gly−Cys−His−
Gly−Ser−Asp−Pro−Cys−Lys−G
ly−OH (3) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。さらにに9番目のCysと15番目のCysは側鎖
チオール基でジスルフィド結合を形成している。]で示
されるヘプタデカペプチド。
【0016】Suc−Cys−His−Gly−Ser
−Asp−Pro−Cys−Lys−Gly−OH
(4) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。さらに1番目のCysと7番目のCysは側鎖チオ
ール基でジスルフィド結合を形成している。]で示され
るノナペプチド。
【0017】H−Met−Val−Asp−Gly−C
ys−His−Gly−Ser−Asp−Pro−Cy
s−Ile−Ile−OH (5) [式中、5番目のCysと11番目のCysは側鎖チオ
ール基でジスルフィド結合を形成している。]で示され
るトリデカペプチド。
【0018】Suc−Val−Asp−Gly−Cys
−His−Gly−Ser−Asp−Pro−Cys−
Ile−Ile−His−Arg−Gly−Lys−G
ly−OH (6) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。さらに、4番目のCysと10番目のCysは側鎖
チオール基でジスルフィド結合を形成している。]で示
されるヘプタデカペプチド。
【0019】Suc−Cys−His−Gly−Ser
−Asp−Pro−Cys−Ile−Ile−His−
Arg−Gly−Lys−Pro−Phe−Lys−G
ly−OH (7) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。さらに、1番目のCysと7番目のCysは側鎖チ
オール基でジスルフィド結合を形成している。]で示さ
れるヘプタデカペプチド。
【0020】Suc−Gly−Ser−Asp−Pro
−Abu−Ile−Ile−His−Arg−Gly−
Lys−Pro−Phe−Thr−Leu−Lys−G
ly−OH (8) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
し、Abuは、L−α−アミノ酪酸残基を示す。]で示
されるヘプタデカペプチド。
【0021】Suc−Ile−Ile−His−Arg
−Gly−Lys−Pro−Phe−Thr−Leu−
Glu−Ala−Leu−Phe−Asp−Lys−G
ly−OH (9) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるヘプタデカペプチド。
【0022】Suc−Lys−Pro−Phe−Thr
−Leu−Glu−Ala−Leu−Phe−Asp−
Ala−Asn−Gln−Asn−Thr−Lys−G
ly−OH (10) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるヘプタデカペプチド。
【0023】Suc−Glu−Ala−Leu−Phe
−Asp−Ala−Asn−Gln−Asn−Thr−
Lys−Thr−Ala−Lys−Thr−Lys−G
ly−OH (11) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるヘプタデカペプチド。
【0024】Suc−Ala−Leu−Phe−Asp
−Ala−Asn−Gln−Asn−Thr−Lys−
Lys−Gly−OH (12) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるドデカペプチド。
【0025】Suc−Phe−Asp−Ala−Asn
−Gln−Asn−Thr−Lys−Thr−Ala−
Lys−Gly−OH (13) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるドデカペプチド。
【0026】Suc−Ala−Asn−Gln−Asn
−Thr−Lys−Thr−Ala−Lys−Thr−
Lys−Gly−OH (14) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるドデカペプチド。
【0027】Suc−Ala−Asn−Gln−Asn
−Thr−Lys−Thr−Ala−Lys−Thr−
Glu−Ile−Lys−Ala−Ser−Lys−G
ly−OH (15) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるヘプタデカペプチド。
【0028】Suc−Gln−Asn−Thr−Lys
−Thr−Ala−Lys−Thr−Glu−Ile−
Lys−Gly−OH (16) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるドデカペプチド。
【0029】Suc−Thr−Lys−Thr−Ala
−Lys−Thr−Glu−Ile−Lys−Ala−
Lys−Gly−OH (17) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるドデカペプチド。
【0030】Suc−Lys−Thr−Ala−Lys
−Thr−Glu−Ile−Lys−Ala−Ser−
Leu−Asp−Gly−Leu−Glu−Lys−G
ly−OH (18) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるヘプタデカペプチド。
【0031】Suc−Glu−Ile−Lys−Ala
−Ser−Leu−Asp−Gly−Leu−Glu−
Ile−Asp−Val−Pro−Gly−Lys−G
ly−OH (19) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるヘプタデカペプチド。
【0032】Suc−Leu−Asp−Gly−Leu
−Glu−Ile−Asp−Val−Pro−Gly−
Ile−Asp−Thr−Asn−Ala−Lys−G
ly−OH (20) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるヘプタデカペプチド。
【0033】Suc−Ile−Asp−Val−Pro
−Gly−Ile−Asp−Thr−Asn−Ala−
Abu−His−Phe−Met−Lys−Lys−G
ly−OH (21) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
し、そしてAbuは、L−α−アミノ酪酸残基を示
す。]で示されるヘプタデカペプチド。
【0034】Suc−Asp−Val−Pro−Gly
−Ile−Asp−Thr−Asn−Ala−Cys−
His−Phe−Met−Lys−Cys−Lys−G
ly−OH (22) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。さらに、10番目のCysと15番目のCysは側
鎖チオール基でジスルフィド結合を形成している。]で
示されるヘプタデカペプチド。
【0035】Suc−Asp−Thr−Asn−Ala
−Cys−His−Phe−Met−Lys−Cys−
Lys−Gly−OH (23) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。さらに、5番目のCysと10番目のCysは側鎖
チオール基でジスルフィド結合を形成している。]で示
されるドデカペプチド。
【0036】Suc−Ala−Cys−His−Phe
−Met−Lys−Cys−Lys−Gly−OH
(24) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。さらに、2番目のCysと7番目のCysは側鎖チ
オール基でジスルフィド結合を形成している。]で示さ
れるノナペプチド。
【0037】H−Ala−Cys−His−Phe−M
et−Lys−Cys−Pro−NH 2 (25) [式中、2番目のCysと7番目のCysは側鎖チオー
ル基でジスルフィド結合を形成している。]で示される
オクタペプチドアミド。
【0038】H−Ile−Asp−Thr−Asn−A
la−Cys−His−Phe−Met−Lys−Cy
s−Pro−Leu−OH (26) [式中、6番目のCysと11番目のCysは側鎖チオ
ール基でジスルフィド結合を形成している。]で示され
るトリデカペプチド。
【0039】Suc−Asn−Ala−Cys−His
−Phe−Met−Lys−Cys−Pro−Leu−
Lys−Gly−OH (27) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。さらに、3番目のCysと8番目のCysは側鎖チ
オール基でジスルフィド結合を形成している。]で示さ
れるドデカペプチド。
【0040】Suc−Ile−Asp−Thr−Asn
−Ala−Cys−His−Phe−Met−Lys−
Cys−Pro−Leu−Val−Lys−Lys−G
ly−OH (28) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。さらに、6番目のCysと11番目のCysは側鎖
チオール基でジスルフィド結合を形成している。]で示
されるヘプタデカペプチド。
【0041】Suc−Cys−His−Phe−Met
−Lys−Cys−Pro−Leu−Val−Lys−
Lys−Gly−OH (29) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。さらに、1番目のCysと6番目のCysは側鎖チ
オール基でジスルフィド結合を形成している。]で示さ
れるドデカペプチド。
【0042】Suc−Cys−His−Phe−Met
−Lys−Cys−Pro−Leu−Val−Lys−
Gly−Gln−Gln−Tyr−Asp−Lys−G
ly−OH (30) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。さらに、1番目のCysと6番目のCysは側鎖チ
オール基でジスルフィド結合を形成している。]で示さ
れるヘプタデカペプチド。
【0043】Suc−His−Phe−Met−Lys
−Abu−Pro−Leu−Val−Lys−Gly−
Lys−Gly−OH (31) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
し、そしてAbuは、L−α−アミノ酪酸残基を示
す。]で示されるドデカペプチド。
【0044】Suc−Phe−Met−Lys−Abu
−Pro−Leu−Val−Lys−Gly−Gln−
Lys−Gly−OH (32) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
し、そしてAbuは、L−α−アミノ酪酸残基を示
す。]で示されるドデカペプチド。
【0045】Suc−Met−Lys−Abu−Pro
−Leu−Val−Lys−Gly−Gln−Gln−
Lys−Gly−OH (33) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
し、そしてAbuは、L−α−アミノ酪酸残基を示
す。]で示されるドデカペプチド。
【0046】Suc−Lys−Abu−Pro−Leu
−Val−Lys−Gly−Gln−Gln−Tyr−
Lys−Gly−OH (34) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
し、そしてAbuは、L−α−アミノ酪酸残基を示
す。]で示されるドデカペプチド。
【0047】Suc−Abu−Pro−Leu−Val
−Lys−Gly−Gln−Gln−Tyr−Asp−
Lys−Gly−OH (35) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
し、そしてAbuは、L−α−アミノ酪酸残基を示
す。]で示されるドデカペプチド。
【0048】Suc−Abu−Pro−Leu−Val
−Lys−Gly−Gln−Gln−Tyr−Asp−
Ala−Lys−Tyr−Thr−Trp−Lys−G
ly−OH (36) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
し、そしてAbuは、L−α−アミノ酪酸残基を示
す。]で示されるヘプタデカペプチド。
【0049】Suc−Lys−Gly−Gln−Gln
−Tyr−Asp−Ala−Lys−Tyr−Thr−
Lys−Gly−OH (37) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるドデカペプチド。
【0050】Suc−Gln−Gln−Tyr−Asp
−Ala−Lys−Tyr−Thr−Trp−Asn−
Lys−Gly−OH (38) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるドデカペプチド。
【0051】Suc−Gly−Gln−Gln−Tyr
−Asp−Ala−Lys−Tyr−Thr−Trp−
Asn−Val−Pro−Lys−Ile−Lys−G
ly−OH (39) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるヘプタデカペプチド。
【0052】Suc−Tyr−Asp−Ala−Lys
−Tyr−Thr−Trp−Asn−Val−Pro−
Lys−Gly−OH (40) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるドデカペプチド。
【0053】Suc−Ala−Lys−Tyr−Thr
−Trp−Asn−Val−Pro−Lys−Ile−
Lys−Gly−OH (41) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるドデカペプチド。
【0054】Suc−Tyr−Thr−Trp−Asn
−Val−Pro−Lys−Ile−Ala−Pro−
Lys−Gly−OH (42) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるドデカペプチド。
【0055】Suc−Ala−Lys−Tyr−Thr
−Trp−Asn−Val−Pro−Lys−Ile−
Ala−Pro−Lys−Ser−Glu−Lys−G
ly−OH (43) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるヘプタデカペプチド。
【0056】Suc−Trp−Asn−Val−Pro
−Lys−Ile−Ala−Pro−Lys−Ser−
Lys−Gly−OH (44) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるドデカペプチド。
【0057】Suc−Asn−Val−Pro−Lys
−Ile−Ala−Pro−Lys−Ser−Glu−
Asp−Val−Val−Val−Thr−Lys−G
ly−OH (45) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるヘプタデカペプチド。
【0058】Suc−Ala−Pro−Lys−Ser
−Glu−Asp−Val−Val−Val−Thr−
Val−Lys−Leu−Val−Gly−Lys−G
ly−OH (46) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるヘプタデカペプチド。
【0059】Suc−Asp−Val−Val−Val
−Thr−Val−Lys−Leu−Val−Gly−
Asp−Asn−Gly−Val−Leu−Lys−G
ly−OH (47) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
す。]で示されるヘプタデカペプチド。
【0060】Suc−Val−Lys−Leu−Val
−Gly−Asp−Asn−Gly−Val−Leu−
Ala−Abu−Ala−Ile−Ala−Lys−G
ly−OH (48) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
し、そしてAbuは、L−α−アミノ酪酸残基を示
す。]で示されるヘプタデカペプチド。
【0061】Suc−Asp−Asn−Gly−Val
−Leu−Ala−Abu−Ala−Ile−Ala−
Lys−Gly−OH (49) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
し、そしてAbuは、L−α−アミノ酪酸残基を示
す。]で示されるドデカペプチド。
【0062】Suc−Asn−Gly−Val−Leu
−Ala−Abu−Ala−Ile−Ala−Thr−
Lys−Gly−OH (50) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
し、そしてAbuは、L−α−アミノ酪酸残基を示
す。]で示されるドデカペプチド。
【0063】Suc−Asp−Asn−Gly−Val
−Leu−Ala−Abu−Ala−Ile−Ala−
Thr−His−Ala−Lys−Ile−Lys−G
ly−OH (51) [式中、Sucは3−カルボキシプロピオニル基を示
し、そしてAbuは、L−α−アミノ酪酸残基を示
す。]で示されるヘプタデカペプチド。
【0064】なお、本発明のペプチドはこれらに限定さ
れるものではない。本発明のペプチド(1〜51)は、
一般に、R.B.Merrifield、J.Am.C
hem.Soc.85、2149(1963)に記載さ
れているような方法を使用して調整することが出来る
が、他の同等の既知の化学的合成方法を用いることもで
きる。個々のペプチドの純度は分析用HPLCで検査を
行った。アミノ酸分析、質量分析の結果は理論値と良く
一致していた。得られたペプチドを適当な方法で樹脂に
結合させて、活性測定に使用した。例えば、ヘキサメチ
レンジアミン、ついで、Fmoc−β−アラニンで誘導
体化したポリアクリル酸で表面を覆ったポリエチレン製
樹脂(ピン)のFmoc基を除去し、無水コハク酸を反
応させることで、3−カルボキシプロピオニル基を導入
したピンに、ペプチドを縮合させた。
【0065】
【発明の効果】本発明によりダニアレルゲンに感作され
たアレルギー患者の抗体と結合するペプチドを得、この
ペプチドを用いてダニアレルギーの診断および治療を行
うことができた。
【実施例】以下の例は、本発明を例示するものであり、
これを限定するものではない。
【0066】例1 化合物1のヘプタデカペプチドの製
造 0.2gのFmoc−Gly−O−Wang−樹脂(含
量;0.1ミリモル)を固相合成用反応容器に入れて、
20%ピペリジン(PIP)/N,N−ジメチルホルム
アミド(DMF)でFmoc基を除去してアミノ基をプ
ロトン化した後、遂次Fmoc−アミノ酸誘導体をN,
N′−ジイソプロピルカルボジイミド(DIPC)−1
−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)法で縮合
を行った。Fmoc−アミノ酸、DIPCおよびHOB
tは次のように添加し反応を行った;
【0067】Fmoc−Lys(Boc)−OH(28
1mg、0.6ミリモル)、HOBT(92mg、0.
6ミリモル)、DIPC(94μl、0.6ミリモル)
およびN−メチルピロリジノン(NMP)(3ml)を
反応容器に入れて室温で30分2回振とうして縮合し
た。 Fmoc−Met−OH(223mg、0.6ミ
リモル)、HOBT(92mg、0.6ミリモル)、D
IPC(94μl、0.6ミリモル)およびNMP(3
ml)を反応容器に入れて室温で30分2回振とうして
縮合した。Fmoc−Val−OH(204mg、0.
6ミリモル)、HOBt(92mg、0.6ミリモ
ル)、DIPC(94μl、0.6ミリモル)およびN
MP(3ml)を反応容器に入れて室温で30分2回振
とうして縮合した。Fmoc−Lys(Boc)−OH
(281mg、0.6ミリモル)、HOBt(92m
g、0.6ミリモル)、DIPC(94μl、0.6ミ
リモル)およびNMP(3ml)を反応容器に入れて室
温で30分2回振とうして縮合した。
【0068】Fmoc−Lys(Boc)−OH(28
1mg、0.6ミリモル)、HOBt(92mg、0.
6ミリモル)、DIPC(94μl、0.6ミリモル)
およびNMP(3ml)を反応容器に入れて室温で30
分2回振とうして縮合した。Fmoc−Ile−OH
(212mg、0.6ミリモル)、HOBt(92m
g、0.6ミリモル)、DIPC(94μl、0.6ミ
リモル)およびNMP(3ml)を反応容器に入れて室
温で30分2回振とうして縮合した。Fmoc−Glu
(OBut)−OH(255mg、0.6ミリモル)、
HOBt(92mg、0.6ミリモル)、DIPC(9
4μl、0.6ミリモル)およびNMP(3ml)を反
応容器に入れて室温で30分2回振とうして縮合した。
【0069】Fmoc−Asn−OH(212mg、
0.6ミリモル)、HOBt(92mg、0.6ミリモ
ル)、DIPC(94μl、0.6ミリモル)およびN
MP(3ml)を反応容器に入れて室温で30分2回振
とうして縮合した。Fmoc−Asn−OH(212m
g、0.6ミリモル)、HOBt(92mg、0.6ミ
リモル)、DIPC(94μl、0.6ミリモル)およ
びNMP(3ml)を反応容器に入れて室温で30分2
回振とうして縮合した。
【0070】Fmoc−Ala−OH(187mg、
0.6ミリモル)、HOBt(92mg、0.6ミリモ
ル)、DIPC(94μl、0.6ミリモル)およびN
MP(3ml)を反応容器に入れて室温で30分2回振
とうして縮合した。Fmoc−Abu−OH(195m
g、0.6ミリモル)、HOBt(92mg、0.6ミ
リモル)、DIPC(94μl、0.6ミリモル)およ
びNMP(3ml)を反応容器に入れて室温で30分2
回振とうして縮合した。Fmoc−Asp(OBut)
−OH(247mg、0.6ミリモル)、HOBt(9
2mg、0.6ミリモル)、DIPC(94μl、0.
6ミリモル)およびNMP(3ml)を反応容器に入れ
て室温で30分2回振とうして縮合した。Fmoc−L
ys(Boc)−OH(281mg、0.6ミリモ
ル)、HOBt(92mg、0.6ミリモル)、DIP
C(94μl、0.6ミリモル)およびNMP(3m
l)を反応容器に入れて室温で30分2回振とうして縮
合した。
【0071】Fmoc−Val−OH(204mg、
0.6ミリモル)、HOBt(92mg、0.6ミリモ
ル)、DIPC(94μl、0.6ミリモル)およびN
MP(2ml)を反応容器に入れて室温で30分2回振
とうして縮合した。Fmoc−Asp(OBut)−O
H(247mg、0.6ミリモル)、HOBt(92m
g、0.6ミリモル)、DIPC(94μl、0.6ミ
リモル)およびNMP(3ml)を反応容器に入れて室
温で30分2回振とうして縮合した。Fmoc−Val
−OH(204mg、0.6ミリモル)、HOBt(9
2mg、0.6ミリモル)、DIPC(94μl、0.
6ミリモル)およびNMP(2ml)を反応容器に入れ
て室温で30分2回振とうして縮合した。アミノ末端の
Fmoc基を20%PIP/DMFで除去した後、トリ
エチルアミン(140μl、1ミリモル)、無水コハク
酸(100mg、1ミリモル)およびNMP(3ml)
を反応容器に入れて室温で10分2回振とうして3−カ
ルボキシプロピオニル基を導入した。
【0072】乾燥すると、Suc−Val−Asp(O
But)−Val−Lys(Boc)−Asp(OBu
t)−Abu−Ala−Asn−Asn−Glu(OB
ut)−Ile−Lys(Boc)−Lys(Boc)
−Val−Met−Lys(Boc)−Gly−O−W
ang−樹脂が得られた。このペプチド樹脂をTFA
(5ml)−フェノール(0.3g)−エタンジチオー
ル(0.5ml)の混合溶液中、室温で1時間懸濁およ
び振とうした後、樹脂を濾過し、TFA(1ml)で3
回洗浄した。濾液と洗液を集め蒸発乾固し、ジエチルエ
ーテルで沈澱させ、濾過し、乾燥すると、150mgの
粗ペプチドが得られた。
【0073】150mgのこの粗ペプチドをマイクロボ
ンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15cm)
を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチドは最小
量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、20〜28%
(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの直線グ
ラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離した。各
分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を集め凍
結乾燥すると、125mgのSuc−Val−Asp−
Val−Lys−Asp−Abu−Ala−Asn−A
sn−Glu−Ile−Lys−Lys−Val−Me
t−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Val 2.73
(3);Asp 4.26(4);Lys 3.79
(4);Abu 1.11(1);Ala 1.10
(1);Glu 1.01(1);Ile 0.82
(1);Met 1.05(1);Gly 1.14
(1)
【0074】例2 化合物2のヘプタデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド150mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、15〜
23%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、113mgのSuc−Abu−A
la−Asn−Asn−Glu−Ile−Lys−Ly
s−Val−Met−Val−Asp−Gly−Abu
−His−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Abu 1.89
(2);Ala 1.00(1);Asp 3.08
(3);Glu 0.93(1);Ile 0.83
(1);Lys 2.96(3);Val 1.94
(2);Met 1.06(1);Gly 2.33
(2);His 0.96(1)
【0075】例3 化合物3のヘプタデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド140mgを炭酸
水素カリウム水溶液(pH8)140mlに溶解させ、
1日間撹拌した。酢酸でpH4に調整後、マイクロボン
ダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15cm)を
用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチドは最小量
の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、10〜18%
(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの直線グ
ラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離した。各
分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を集め凍
結乾燥すると、68mgのSuc−Ile−Lys−L
ys−Val−Met−Val−Asp−Gly−Cy
s−His−Gly−Ser−Asp−Pro−Cys
−Lys−Gly−OH (S−S結合;Cys9−C
ys15)が得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Ile 0.99
(1);Lys 2.87(3);Val 1.92
(2);Met 0.96(1);Asp 2.10
(2);Gly 3.21(3);His 1.00
(1);Ser 0.93(1);Pro 1.03
(1) FAB質量分析値: m/z=1772.0((M+
H)+
【0076】例4 化合物4のノナペプチドの製造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド82mgを炭酸水
素カリウム水溶液(pH8)80mlに溶解させ、1日
間撹拌した。酢酸でpH4に調整後、マイクロボンダス
フェアーC18逆相カラム(1.9×15cm)を用い
る調整用HPLCで精製した。粗ペプチドは最小量の酢
酸に溶解させカラムに直接注入し、10〜18%(8
分)アセトニトリル/0.01N−HClの直線グラジ
ェントの条件で10ml/分の流速で溶離した。各分画
を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を集め凍結乾
燥すると、35mgのSuc−Cys−His−Gly
−Ser−Asp−Pro−Cys−Lys−Gly−
OH(S−S結合;Cys1−Cys7)が得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:His 1.03
(1);Gly 1.98(2);Ser 0.85
(1);Asp 1.05(1);Pro 1.02
(1);Lys 1.07(1) FAB質量分析値: m/z=900.9((M+H)
+
【0077】例5 化合物5のトリデカペプチドの製造 例1に準じて固相合成を行い、アミノ末端のFmoc−
Met−OHを縮合した後、20%PIP/DMFでF
moc基を除去し、乾燥すると、H−Met−Val−
Asp(OBut)−Gly−Cys(Trt)−Hi
s(Trt)−Gly−Ser(But)−Asp(O
But)−Pro−Cys(Trt)−Ile−Ile
−O−Wang−樹脂が得られた。このペプチド樹脂を
TFA(10ml)−フェノール(0.6g)−エタン
ジチオール(0.5ml)の混合溶液中、室温で1時間
懸濁および振とうした後、樹脂を濾過し、TFA(1m
l)で3回洗浄した。濾液と洗液を集め蒸発乾固し、ジ
エチルエーテルで沈澱させ、濾過し、乾燥すると、12
0mgの粗ペプチドが得られた。
【0078】この粗ペプチド120mgを炭酸水素カリ
ウム水溶液(pH8)120mlに溶解させ、1日間撹
拌した。酢酸でpH4に調整後、マイクロボンダスフェ
アーC18逆相カラム(1.9×15cm)を用いる調
整用HPLCで精製した。粗ペプチドは最小量の酢酸に
溶解させカラムに直接注入し、20〜28%(8分)ア
セトニトリル/0.01N−HClの直線グラジェント
の条件で10ml/分の流速で溶離した。各分画を分析
用HPLCで検査し、高純度の分画を集め凍結乾燥する
と、63mgのH−Met−Val−Asp−Gly−
Cys−His−Gly−Ser−Asp−Pro−C
ys−Ile−Ile−OH(S−S結合;Cys5−
Cys11)が得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Met 1.17
(1);Val 0.98(1);Asp 2.05
(2);Gly 2.00(2);His 1.13
(1);Ser 0.93(1);Pro 1.03
(1);Ile 1.68(2) FAB質量分析値: m/z=1343.7((M+
H)+
【0079】例6 化合物6のヘプタデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド144mgを炭酸
水素カリウム水溶液(pH8)140mlに溶解させ、
1日間撹拌した。酢酸でpH4に調整後、マイクロボン
ダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15cm)を
用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチドは最小量
の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、10〜18%
(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの直線グ
ラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離した。各
分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を集め凍
結乾燥すると、73mgのSuc−Val−Asp−G
ly−Cys−His−Gly−Ser−Asp−Pr
o−Cys−Ile−Ile−His−Arg−Gly
−Lys−Gly−OH(S−S結合;Cys4−Cy
s10)が得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Val 0.98
(1);Asp 2.05(2);Gly 4.15
(4);His 1.93(2);Ser 0.88
(1);Pro 1.02(1);Ile 0.93
(2);Arg 0.96(1);Lys 1.08
(1) FAB質量分析値: m/z=1748.9((M+
H)+
【0080】例7 化合物7のヘプタデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド150mgを炭酸
水素カリウム水溶液(pH8)150mlに溶解させ、
1日間撹拌した。酢酸でpH4に調整後、マイクロボン
ダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15cm)を
用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチドは最小量
の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、15〜23%
(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの直線グ
ラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離した。各
分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を集め凍
結乾燥すると、77mgのSuc−Cys−His−G
ly−Ser−Asp−Pro−Cys−Ile−Il
e−His−Arg−Gly−Lys−Pro−Phe
−Lys−Gly−OH(S−S結合;Cys1−Cy
s7)が得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:His 2.01
(2);Gly 3.24(3);Ser 1.02
(1);Asp 1.19(1);Pro 2.16
(2);Ile 1.75(2);Arg 0.96
(1);Lys 2.27(2);Phe 1.11
(1) FAB質量分析値: m/z=1850.1((M+
H)+
【0081】例8 化合物8のヘプタデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド150mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、15〜
23%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、115mgのSuc−Gly−S
er−Asp−Pro−Abu−Ile−Ile−Hi
s−Arg−Gly−Lys−Pro−Phe−Thr
−Leu−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Gly 3.12
(3);Ser 0.91(1);Asp 1.05
(1);Pro 2.01(2);Abu 1.12
(1);Ile 1.82(2);His 0.88
(1);Arg 0.93(1);Lys 2.03
(2);Phe 1.03(1);Thr 1.00
(1);Leu 0.91(1)
【0082】例9 化合物9のヘプタデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド155mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、22〜
30%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、123mgのSuc−Ile−I
le−His−Arg−Gly−Lys−Pro−Ph
e−Thr−Leu−Glu−Ala−Leu−Phe
−Asp−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Ile 1.56
(2);His 1.04(1);Arg 0.95
(1);Gly 2.04(2);Lys 2.05
(2);Pro 1.03(1);Phe 2.16
(2);Thr 1.00(1);Leu 2.09
(2);Glu 1.10(1);Ala 1.07
(1);Asp 0.94(1)
【0083】例10 化合物10のヘプタデカペプチド
の製造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド148mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、22〜
30%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、120mgのSuc−Lys−P
ro−Phe−Thr−Leu−Glu−Ala−Le
u−Phe−Asp−Ala−Asn−Gln−Asn
−Thr−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Lys 1.94
(2);Pro 1.03(1);Phe 2.04
(2);Thr 1.88(2);Leu 1.98
(2);Glu 2.07(2);Ala 2.04
(2);Asp 3.10(3);Gly 0.91
(1)
【0084】例11 化合物11のヘプタデカペプチド
の製造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド140mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、17〜
25%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、115mgのSuc−Glu−A
la−Leu−Phe−Asp−Ala−Asn−Gl
n−Asn−Thr−Lys−Thr−Ala−Lys
−Thr−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Glu 2.02
(2);Ala 3.02(3);Leu 0.98
(1);Phe 1.00(1);Asp 3.03
(3);Thr 2.96(3);Lys 3.06
(3);Gly 0.93(1)
【0085】例12 化合物12のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド125mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、17〜
25%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、92mgのSuc−Ala−Le
u−Phe−Asp−Ala−Asn−Gln−Asn
−Thr−Lys−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Ala 1.95
(2);Leu 0.92(1);Phe 0.99
(1);Asp 3.10(3);Glu 1.05
(1);Thr 0.96(1);Lys 2.03
(2);Gly 1.00(1)
【0086】例13 化合物13のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド130mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、15〜
23%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、98mgのSuc−Phe−As
p−Ala−Asn−Gln−Asn−Thr−Lys
−Thr−Ala−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Phe 0.97
(1);Asp 3.06(3);Ala 1.97
(2);Glu 1.02(1);Thr 1.95
(2);Lys 2.02(2);Gly 1.00
(1)
【0087】例14 化合物14のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド153mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、5〜1
3%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの直
線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、120mgのSuc−Ala−A
sn−Gln−Asn−Thr−Lys−Thr−Al
a−Lys−Thr−Lys−Gly−OHが得られ
た。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Ala 1.96
(2);Asp 2.01(2);Glu 1.00
(1);Thr 2.95(3);Lys 3.06
(3);Gly 1.01(1)
【0088】例15 化合物15のヘプタデカペプチド
の製造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド135mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、7〜1
5%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの直
線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、105mgのSuc−Ala−A
sn−Gln−Asn−Thr−Lys−Thr−Al
a−Lys−Thr−Glu−Ile−Lys−Ala
−Ser−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Ala 3.25
(3);Asp 1.77(2);Glu 2.08
(2);Thr 3.10(3);Lys 4.19
(4);Ile 1.03(1);Ser 0.77
(1);Gly 0.95(1)
【0089】例16 化合物16のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド148mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、10〜
18%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、115mgのSuc−Gln−A
sn−Thr−Lys−Thr−Ala−Lys−Th
r−Glu−Ile−Lys−Gly−OHが得られ
た。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Glu 1.75
(2);Asp 0.91(1);Thr 3.13
(3);Lys 3.08(3);Ala 1.15
(1);Ile 0.90(1);Gly 1.14
(1)
【0090】例17 化合物17のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド151mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、12〜
20%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、112mgのSuc−Thr−L
ys−Thr−Ala−Lys−Thr−Glu−Il
e−Lys−Ala−Lys−Gly−OHが得られ
た。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Thr 2.93
(3);Lys 3.97(4);Ala 2.08
(2);Glu 1.05(1);Ile 0.89
(1);Gly 1.07(1)
【0091】例18 化合物18のヘプタデカペプチド
の製造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド138mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、15〜
23%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、98mgのSuc−Lys−Th
r−Ala−Lys−Thr−Glu−Ile−Lys
−Ala−Ser−Leu−Asp−Gly−Leu−
Glu−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Lys 4.06
(4);Thr 2.02(2);Ala 2.04
(2);Glu 1.96(2);Ile 0.92
(1);Ser 0.89(1);Leu 2.05
(2);Asp 1.02(1);Gly 2.04
(2)
【0092】例19 化合物19のヘプタデカペプチド
の製造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド135mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、17〜
25%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、90mgのSuc−Glu−Il
e−Lys−Ala−Ser−Leu−Asp−Gly
−Leu−Glu−Ile−Asp−Val−Pro−
Gly−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Glu 1.97
(2);Ile 1.75(2);Lys 1.82
(2);Ala 1.00(1);Ser 0.84
(1);Leu 1.96(2);Asp 2.04
(2);Gly 3.00(3);Val 1.00
(1);Pro 0.98(1)
【0093】例20 化合物20のヘプタデカペプチド
の製造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド135mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、25〜
33%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、95mgのSuc−Leu−As
p−Gly−Leu−Glu−Ile−Asp−Val
−Pro−Gly−Ile−Asp−Thr−Asn−
Ala−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Leu 1.92
(2);Asp 4.11(4);Gly 3.10
(3);Glu 1.05(1);Ile 1.99
(2);Val 0.99(1);Pro 1.06
(1);Thr 0.91(1);Ala 0.93
(1);Lys 0.95(1)
【0094】例21 化合物21のヘプタデカペプチド
の製造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド145mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、17〜
25%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、105mgのSuc−Ile−A
sp−Val−Pro−Gly−Ile−Asp−Th
r−Asn−Ala−Abu−His−Phe−Met
−Lys−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Ile 1.95
(2);Asp 3.01(3);Val 0.99
(1);Pro 1.00(1);Gly 2.11
(2);Thr 1.00(1);Ala 1.04
(1);Abu 0.87(1);His 0.97
(1);Phe 1.01(1);Met 0.98
(1);Lys 1.92(2)
【0095】例22 化合物22のヘプタデカペプチド
の製造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド150mgを炭酸
水素カリウム水溶液(pH8)150mlに溶解させ、
1日間撹拌した。酢酸でpH4に調整後、マイクロボン
ダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15cm)を
用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチドは最小量
の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、20〜28%
(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの直線グ
ラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離した。各
分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を集め凍
結乾燥すると、70mgのSuc−Asp−Val−P
ro−Gly−Ile−Asp−Thr−Asn−Al
a−Cys−His−Phe−Met−Lys−Cys
−Lys−Gly−OH(S−S結合;Cys10−C
ys15)が得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Asp 3.03
(3);Val 0.95(1);Pro 0.95
(1);Gly 1.90(2);Ile 1.07
(1);Thr 1.14(1);Ala 1.00
(1);His 1.03(1);Phe 0.97
(1);Met 0.93(1);Lys 2.05
(2) FAB質量分析値: m/z=1834.0((M+
H)+
【0096】例23 化合物23のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド110mgを炭酸
水素カリウム水溶液(pH8)120mlに溶解させ、
1日間撹拌した。酢酸でpH4に調整後、マイクロボン
ダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15cm)を
用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチドは最小量
の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、15〜23%
(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの直線グ
ラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離した。各
分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を集め凍
結乾燥すると、65mgのSuc−Asp−Thr−A
sn−Ala−Cys−His−Phe−Met−Ly
s−Cys−Lys−Gly−OH(S−S結合;Cy
s5−Cys10)が得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Asp 2.00
(2);Thr 1.10(1);Ala 1.01
(1);His 1.03(1);Phe 0.99
(1);Met 0.80(1);Lys 2.06
(2);Gly 1.01(1) FAB質量分析値: m/z=1352.5((M+
H)+
【0097】例24 化合物24のノナペプチドの製造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド95mgを炭酸水
素カリウム水溶液(pH8)100mlに溶解させ、1
日間撹拌した。酢酸でpH4に調整後、マイクロボンダ
スフェアーC18逆相カラム(1.9×15cm)を用
いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチドは最小量の
酢酸に溶解させカラムに直接注入し、12〜20%(8
分)アセトニトリル/0.01N−HClの直線グラジ
ェントの条件で10ml/分の流速で溶離した。各分画
を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を集め凍結乾
燥すると、44mgのSuc−Ala−Cys−His
−Phe−Met−Lys−Cys−Lys−Gly−
OH(S−S結合;Cys2−Cys7)が得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Ala 1.11
(1);His 0.88(1);Phe 1.04
(1);Met 0.90(1);Lys 2.00
(2);Gly 1.06(1) FAB質量分析値: m/z=1122.4((M+
H)+
【0098】例25 化合物25オクタペプチドアミド
の製造 Fmoc−Pro−Rink amide−樹脂より例
1に準じた固相合成を行い、アミノ末端のFmoc−A
la−OHを縮合した後、20%PIP/DMFでFm
oc基を除去し、乾燥すると、H−Ala−Cys(T
rt)−His(Trt)−Phe−Met−Lys
(Boc)−Cys(Trt)−Pro−Rink a
mide−樹脂が得られた。このペプチド樹脂をTFA
(10ml)−フェノール(0.6g)−エタンジチオ
ール(0.1ml)の混合溶液中、室温で1時間懸濁お
よび振とうした後、樹脂を濾過し、TFA(1ml)で
3回洗浄した。濾液と洗液を集め蒸発乾固し、ジエチル
エーテルで沈澱させ、濾過し、乾燥すると、78mgの
粗ペプチドが得られた。
【0099】この粗ペプチド78mgを炭酸水素カリウ
ム水溶液(pH8)80mlに溶解させ、1日間撹拌し
た。酢酸でpH4に調整後、マイクロボンダスフェアー
C18逆相カラム(1.9×15cm)を用いる調整用
HPLCで精製した。粗ペプチドは最小量の酢酸に溶解
させカラムに直接注入し、10〜18%(8分)アセト
ニトリル/0.01N−HClの直線グラジェントの条
件で10ml/分の流速で溶離した。各分画を分析用H
PLCで検査し、高純度の分画を集め凍結乾燥すると、
38mgのH−Ala−Cys−His−Phe−Me
t−Lys−Cys−Pro−NH2 (S−S結合;C
ys2−Cys7)が得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Ala 1.03
(1);His 0.94(1);Phe 1.01
(1);Met 0.97(1);Lys 1.03
(1);Pro 1.02(1) FAB質量分析値: m/z=933.5((M+H)
+
【0100】例26 化合物26のトリデカペプチドの
製造 例1に準じた固相合成を行い、アミノ末端のFmoc−
Ile−OHを縮合した後、20%PIP/DMFでF
moc基を除去し、乾燥すると、H−Ile−Asp
(OBut)−Thr(But)−Asn−Ala−C
ys(Trt)−His(Trt)−Phe−Met−
Lys(Boc)−Cys(Trt)−Pro−Leu
−O−Wang−樹脂が得られた。このペプチド樹脂を
TFA(10ml)−フェノール(0.6g)−エタン
ジチオール(0.1ml)の混合溶液中、室温で1時間
懸濁および振とうした後、樹脂を濾過し、TFA(1m
l)で3回洗浄した。濾液と洗液を集め蒸発乾固し、ジ
エチルエーテルで沈澱させ、濾過し、乾燥すると、11
0mgの粗ペプチドが得られた。
【0101】この粗ペプチド110mgを炭酸水素カリ
ウム水溶液(pH8)110mlに溶解させ、1日間撹
拌した。酢酸でpH4に調整後、マイクロボンダスフェ
アーC18逆相カラム(1.9×155cm)を用いる
調整用HPLCで精製した。粗ペプチドは最小量の酢酸
に溶解させカラムに直接注入し、17〜25%(8分)
アセトニトリル/0.01N−HClの直線グラジェン
トの条件で10ml/分の流速で溶離した。各分画を分
析用HPLCで検査し、高純度の分画を集め凍結乾燥す
ると、60mgのH−Ile−Asp−Thr−Asn
−Ala−Cys−His−Phe−Met−Lys−
Cys−Pro−Leu−OH(S−S結合;Cys6
−Cys11)が得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Ile 1.06
(1);Asp 2.00(2);Thr 1.06
(1);Ala 0.99(1);His 1.01
(1);Phe 0.94(1);Met 0.88
(1);Lys 1.04(1);Pro 1.02
(1);Leu 1.00(1) FAB質量分析値: m/z=1489.9((M+
H)+
【0102】例27 化合物27のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド105mgを炭酸
水素カリウム水溶液(pH8)105mlに溶解させ、
1日間撹拌した。酢酸でpH4に調整後、マイクロボン
ダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15cm)を
用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチドは最小量
の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、20〜28%
(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの直線グ
ラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離した。各
分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を集め凍
結乾燥すると、52mgのSuc−Asn−Ala−C
ys−His−Phe−Met−Lys−Cys−Pr
o−Leu−Lys−Gly−OH(S−S結合;Cy
s3−Cys8)が得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Asp 1.01
(1);Ala 0.99(1);His 1.01
(1);Phe 0.97(1);Met 1.03
(1);Lys 2.04(2);Pro 0.96
(1);Leu 1.03(1);Gly 0.96
(1) FAB質量分析値: m/z=1346.6((M+
H)+
【0103】例28 化合物28のヘプタデカペプチド
の製造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド165mgを炭酸
水素カリウム水溶液(pH8)170mlに溶解させ、
1日間撹拌した。酢酸でpH4に調整後、マイクロボン
ダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15cm)を
用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチドは最小量
の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、22〜30%
(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの直線グ
ラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離した。各
分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を集め凍
結乾燥すると、85mgのSuc−Ile−Asp−T
hr−Asn−Ala−Cys−His−Phe−Me
t−Lys−Cys−Pro−Leu−Val−Lys
−Lys−Gly−OH(S−S結合;Cys6−Cy
s11)が得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Ile 1.08
(1);Asp 2.14(2);Thr 0.94
(1);Ala 1.07(1);His 1.02
(1);Phe 1.03(1);Met 0.96
(1);Lys 2.95(3);Pro 1.05
(1);Leu 0.89(1);Val 0.80
(1);Gly 1.08(1) FAB質量分析値: m/z=1903.2((M+
H)+
【0104】例29 化合物29のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド110mgを炭酸
水素カリウム水溶液(pH8)110mlに溶解させ、
1日間撹拌した。酢酸でpH4に調整後、マイクロボン
ダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15cm)を
用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチドは最小量
の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、20〜28%
(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの直線グ
ラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離した。各
分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を集め凍
結乾燥すると、62mgのSuc−Cys−His−P
he−Met−Lys−Cys−Pro−Leu−Va
l−Lys−Lys−Gly−OH(S−S結合;Cy
s1−Cys6)が得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:His 1.09
(1);Phe 1.03(1);Met 0.89
(1);Lys 3.15(3);Pro 1.02
(1);Leu 0.95(1);Val 0.82
(1);Gly 1.06(1) FAB質量分析値: m/z=1388.7((M+
H)+
【0105】例30 化合物30のヘプタデカペプチド
の製造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド160mgを炭酸
水素カリウム水溶液(pH8)180mlに溶解させ、
1日間撹拌した。酢酸でpH4に調整後、マイクロボン
ダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15cm)を
用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチドは最小量
の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、17〜25%
(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの直線グ
ラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離した。各
分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を集め凍
結乾燥すると、78mgのSuc−Cys−His−P
he−Met−Lys−Cys−Pro−Leu−Va
l−Lys−Gly−Gln−Gln−Tyr−Asp
−Lys−Gly−OH(S−S結合;Cys1−Cy
s6)が得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:His 1.00
(1);Phe 1.01(1);Met 1.04
(1);Lys 3.01(3);Pro 0.96
(1);Leu 0.88(1);Val 0.80
(1);Gly 2.13(2);Glu 2.08
(2);Tyr 0.96(1);Asp 1.06
(1) FAB質量分析値: m/z=1980.3((M+
H)+
【0106】例31 化合物31のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド144mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、17〜
25%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、105mgのSuc−His−P
he−Met−Lys−Abu−Pro−Leu−Va
l−Lys−Gly−Lys−Gly−OHが得られ
た。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:His 0.96
(1);Phe 0.98(1);Met 0.94
(1);Lys 2.91(3);Abu 1.02
(1);Pro 0.95(1);Leu 0.94
(1);Val 0.85(1);Gly 2.00
(2)
【0107】例32 化合物32のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド122mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、20〜
28%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、88mgのSuc−Phe−Me
t−Lys−Abu−Pro−Leu−Val−Lys
−Gly−Gln−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Phe 0.99
(1);Met 0.94(1);Lys 2.95
(3);Abu 0.97(1);Pro 0.95
(1);Leu 0.92(1);Val 0.83
(1);Gly 2.00(2);Glu 1.05
(1)
【0108】例33 化合物33のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド135mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、15〜
23%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、98mgのSuc−Met−Ly
s−Abu−Pro−Leu−Val−Lys−Gly
−Gln−Gln−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Met 0.87
(1);Lys 2.74(3);Abu 1.04
(1);Pro 0.88(1);Leu 0.89
(1);Val 0.80(1);Gly 2.00
(2);Glu 1.99(2)
【0109】例34 化合物34のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド158mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、15〜
23%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、110mgのSuc−Lys−A
bu−Pro−Leu−Val−Lys−Gly−Gl
n−Gln−Tyr−Lys−Gly−OHが得られ
た。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Lys 2.85
(3);Abu 0.92(1);Pro 0.93
(1);Leu 0.90(1);Val 0.86
(1);Gly 2.00(2);Glu 2.01
(2);Tyr 0.88(1)
【0110】例35 化合物35のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド143mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、17〜
25%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、105mgのSuc−Abu−P
ro−Leu−Val−Lys−Gly−Gln−Gl
n−Tyr−Asp−Lys−Gly−OHが得られ
た。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Abu 0.89
(1);Pro 1.09(1);Leu 1.06
(1);Val 0.91(1);Lys 2.11
(2);Gly 2.23(2);Glu 2.34
(2);Tyr 1.03(1);Asp 1.22
(1)
【0111】例36 化合物36のヘプタデカペプチド
の製造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド165mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、20〜
28%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、125mgのSuc−Abu−P
ro−Leu−Val−Lys−Gly−Gln−Gl
n−Tyr−Asp−Ala−Lys−Tyr−Thr
−Trp−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Abu 1.02
(1);Pro 1.08(1);Leu 0.90
(1);Val 0.85(1);Lys 2.94
(3);Gly 2.15(2);Glu 2.16
(2);Tyr 1.90(2);Asp 1.09
(1);Ala 1.10(1);Thr 0.87
(1)
【0112】例37 化合物37のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド110mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、10〜
18%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、83mgのSuc−Lys−Gl
y−Gln−Gln−Tyr−Asp−Ala−Lys
−Tyr−Thr−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Lys 2.98
(3);Gly 2.06(2);Glu 2.04
(2);Tyr 1.81(2);Asp 1.07
(1);Ala 1.02(1);Thr 1.01
(1)
【0113】例38 化合物38のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド120mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、12〜
20%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、94mgのSuc−Gln−Gl
n−Tyr−Asp−Ala−Lys−Tyr−Thr
−Trp−Asn−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Glu 2.03
(2);Tyr 1.89(2);Asp 2.07
(2);Ala 1.01(1);Lys 2.00
(2);Thr 0.90(1);Gly 0.97
(1)
【0114】例39 化合物39のヘプタデカペプチド
の製造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド155mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、22〜
30%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、105mgのSuc−Gly−G
ln−Gln−Tyr−Asp−Ala−Lys−Ty
r−Thr−Trp−Asn−Val−Pro−Lys
−Ile−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Gly 2.05
(2);Glu 2.09(2);Tyr 1.96
(2);Asp 2.13(2);Ala 1.08
(1);Lys 2.75(3);Thr 1.03
(1);Val 1.03(1);Pro 1.11
(1);Ile 1.04(1)
【0115】例40 化合物40のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド115mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、15〜
23%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、88mgのSuc−Tyr−As
p−Ala−Lys−Tyr−Thr−Trp−Asn
−Val−Pro−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Tyr 1.89
(2);Asp 2.08(2);Ala 1.00
(1);Lys 2.01(2);Thr 0.96
(1);Val 0.97(1);Pro 1.03
(1);Gly 1.07(1)
【0116】例41 化合物41のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド115mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、15〜
23%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、83mgのSuc−Ala−Ly
s−Tyr−Thr−Trp−Asn−Val−Pro
−Lys−Ile−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Ala 1.03
(1);Lys 2.87(3);Tyr 0.97
(1);Thr 0.99(1);Asp 1.05
(1);Val 1.01(1);Pro 1.09
(1);Ile 0.85(1);Gly 1.13
(1)
【0117】例42 化合物42のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド105mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、20〜
28%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、68mgのSuc−Tyr−Th
r−Trp−Asn−Val−Pro−Lys−Ile
−Ala−Pro−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Tyr 0.98
(1);Thr 1.00(1);Asp 1.08
(1);Val 1.01(1);Pro 2.10
(2);Lys 1.81(2);Ile 0.92
(1);Ala 1.03(1);Gly 1.08
(1)
【0118】例43 化合物43のヘプタデカペプチド
の製造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド160mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、22〜
30%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、98mgのSuc−Ala−Ly
s−Tyr−Thr−Trp−Asn−Val−Pro
−Lys−Ile−Ala−Pro−Lys−Ser−
Glu−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Ala 2.13
(2);Lys 3.93(4);Tyr 1.04
(1);Thr 0.83(1);Asp 1.00
(1);Val 1.05(1);Pro 2.03
(2);Ile 1.04(1);Ser 0.89
(1);Glu 1.03(1);Gly 1.05
(1)
【0119】例44 化合物44のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド100mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、10〜
18%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、70mgのSuc−Trp−As
n−Val−Pro−Lys−Ile−Ala−Pro
−Lys−Ser−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Asp 1.10
(1);Val 0.98(1);Pro 2.06
(2);Lys 2.88(3);Ile 0.95
(1);Ala 1.02(1);Ser 0.94
(1);Gly 1.07(1)
【0120】例45 化合物45のヘプタデカペプチド
の製造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド140mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、17〜
25%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、95mgのSuc−Asn−Va
l−Pro−Lys−Ile−Ala−Pro−Lys
−Ser−Glu−Asp−Val−Val−Val−
Thr−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Asp 2.10
(2);Val 3.87(4);Pro 2.14
(2);Lys 2.88(3);Ile 0.95
(1);Ala 1.07(1);Ser 1.02
(1);Glu 1.12(1);Thr 1.02
(1);Gly 1.00(1)
【0121】例46 化合物46のヘプタデカペプチド
の製造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド150mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、17〜
25%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、120mgのSuc−Ala−P
ro−Lys−Ser−Glu−Asp−Val−Va
l−Val−Thr−Val−Lys−Leu−Val
−Gly−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Ala 1.03
(1);Pro 1.05(1);Lys 2.92
(3);Ser 0.87(1);Glu 1.04
(1);Asp 1.03(1);Val 3.85
(5);Thr 0.84(1);Leu 0.91
(1);Gly 2.00(2)
【0122】例47 化合物47のヘプタデカペプチド
の製造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド155mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、22〜
30%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、105mgのSuc−Asp−V
al−Val−Val−Thr−Val−Lys−Le
u−Val−Gly−Asp−Asn−Gly−Val
−Leu−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Asp 2.88
(3);Val 4.78(6);Thr 0.82
(1);Lys 1.83(2);Leu 1.65
(2);Gly 3.00(3)
【0123】例48 化合物48のヘプタデカペプチド
の製造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド135mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、20〜
28%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、100mgのSuc−Val−L
ys−Leu−Val−Gly−Asp−Asn−Gl
y−Val−Leu−Ala−Abu−Ala−Ile
−Ala−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Val 2.63
(3);Lys 1.83(2);Leu 1.70
(2);Gly 3.28(3);Asp 2.00
(2);Ala 3.22(3);Abu 0.87
(1);Ile 1.04(1)
【0124】例49 化合物49のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド85mgをマイク
ロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15c
m)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチドは
最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、20〜2
8%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの直
線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、55mgのSuc−Asp−As
n−Gly−Val−Leu−Ala−Abu−Ala
−Ile−Ala−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Asp 1.95
(2);Gly 2.00(2);Val 0.77
(1);Leu 0.81(1);Ala 2.75
(3);Abu 0.86(1);Ile 0.80
(1);Lys 1.11(1)
【0125】例50 化合物50のドデカペプチドの製
造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド90mgをマイク
ロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15c
m)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチドは
最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、17〜2
5%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの直
線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、58mgのSuc−Asn−Gl
y−Val−Leu−Ala−Abu−Ala−Ile
−Ala−Thr−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Asp 0.90
(1);Gly 2.00(2);Val 0.74
(1);Leu 0.78(1);Ala 2.94
(3);Abu 0.88(1);Ile 0.86
(1);Thr 0.90(1);Lys 1.09
(1)
【0126】例51 化合物51のヘプタデカペプチド
の製造 例1に準じて固相合成した粗ペプチド135mgをマイ
クロボンダスフェアーC18逆相カラム(1.9×15
cm)を用いる調整用HPLCで精製した。粗ペプチド
は最小量の酢酸に溶解させカラムに直接注入し、17〜
25%(8分)アセトニトリル/0.01N−HClの
直線グラジェントの条件で10ml/分の流速で溶離し
た。各分画を分析用HPLCで検査し、高純度の分画を
集め凍結乾燥すると、98mgのSuc−Asp−As
n−Gly−Val−Leu−Ala−Abu−Ala
−Ile−Ala−Thr−His−Ala−Lys−
Ile−Lys−Gly−OHが得られた。 酸加水分解後のアミノ酸分析値:Asp 2.08
(2);Gly 2.00(2);Val 0.71
(1);Leu 0.84(1);Ala 4.25
(4);Abu 1.02(1);Ile 1.93
(2);Thr 1.04(1);His 1.05
(1);Lys 1.82(2)
【0127】例52 本発明のペプチドによる、マウス
抗DerfII血清を用いたELISA実験。 DerfIIを水酸化アルミニウムゲルと混合してA/J
マウスに2週間隔で計4回腹腔内投与(10μg/an
imal)後、全採血し、DerfIIに対する抗血清を
作製した。この血清(40000倍希釈)を96穴マイ
クロプレ−トウエルに0.15mlずつ添加し、このウ
エルに、DerfIIあるいは本発明ペプチドを結合させ
たピンを入れ、37℃、2時間振とうした。ピンを10
mMのリン酸緩衝液(pH7.2)で4回洗浄後、ペル
オキシダ−ゼ標識ヤギ抗マウスIgG(5000倍、カ
ッペル社)の入った96穴マイクロプレ−トウエル
(0.15ml/ウエル)に入れ、37℃、2時間振と
うした。ピンを10mMのリン酸緩衝液(pH7.2)
で4回洗浄後、オルトフェニレンジアミン溶液を新たな
96穴マイクロプレ−トウェルに0.15ml添加し、
これにピンを入れて室温で30分間反応した。マイクロ
プレートリーダーで各ウエルの450nmにおける吸光
度を測定した。
【0128】正常マウスの血清を用いた同様の実験の結
果の吸光度を併せて表1に示す。
【表1】 表1から明らかのように、本発明のペプチドは正常マウ
スの血清とは反応が認められなかったのに対し、マウス
抗DerfIIIgGとの強い反応活性が認められた。
【0129】例53 本発明化合物43の抗体中和実
験。 DerfIIで免疫したA/Jマウス血清(10000倍
希釈)と各種濃度(0.2、2、20mg/ml)のペ
プチド溶液あるいはDerfII溶液を試験管の中で混ぜ
合わせた。その後、これら混合溶液を96穴マイクロプ
レ−トウェルに0.15ml添加し、このウェルにDe
rfIIを結合させたピンを入れ、37℃、2時間振とう
した。ピンを10mMのリン酸緩衝液(pH7.2)で
4回洗浄後、ペルオキシダーゼ標識ヤギ抗マウスIgG
(5000倍、カッペル社)の入った96穴マイクロプ
レ−トウエル(0.15ml/ウエル)に入れ、37
℃、2時間振とうした。ピンを10mMのリン酸緩衝液
で4回洗浄後、オルトフェニレンジアミン溶液を新たな
96穴マイクロプレ−トウェルに0.15ml添加し、
これにピンを入れて室温で30分間反応した。マイクロ
プレートリーダーで各ウエルの450nmにおける吸光
度を測定した。DerfII(10mg/ml)を血清と
同量混合した時の値を100%阻害とし、1%BSAリ
ン酸食塩緩衝液(pH7.4)と血清を同量混合した時
の値を0%とし、各濃度での阻害率を求めた。
【0130】これより50%阻害を示す濃度を表2に示
した。
【表2】 表2から明らかなように、本発明のペプチドはDerf
IIとマウス抗DerfIIIgGとの結合を阻害し、その
50%阻害に有する濃度はDerfIIの約1000倍で
あった。
【0131】例54 本発明のペプチドによる、ダニで
感作されたヒトプ−ル血清を用いたELISA実験。 ダニで感作されたヒトプ−ル血清(50倍希釈)を96
穴マイクロプレ−トウエルに0.15mlずつ添加しこ
のウエルに、DerfII由来ペプチドを結合させたピン
を入れ、37℃、2時間振とうした。ピンを10mMの
リン酸緩衝液(pH7.2)で4回洗浄後、ペルオキシ
ダ−ゼ標識ヤギ抗ヒトIgG(5000倍、カッペル
社)の入った96穴マイクロプレ−トウエル(0.15
ml/ウエル)に入れ、37℃、2時間振とうした。ピ
ンを10mMのリン酸緩衝液(pH7.2)で4回洗浄
後、オルトフェニレンジアミン溶液を新たな96穴マイ
クロプレートウェルに0.15ml添加し、これにピン
を入れて室温で30分間反応した。マイクロプレートリ
ーダーで各ウエルの450nmにおける吸光度を測定し
た。
【0132】結果の吸光度の値を表3に示す。
【表3】 表3から明らかのように、本発明のペプチドはダニで感
作されたヒトプ−ル血清との強い反応活性が認められ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/53 Q (72)発明者 安藤 徹 千葉県船橋市西船2−20−1−304 (72)発明者 判谷 吉嗣 千葉県八千代市村上4492−10 リアルコー ポ203 (72)発明者 伊藤 吾朗 千葉県船橋市前原西4−33−13−609

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1) X−R1−R2−R3−R4−R5−R6−R7−R8
    −R9−R10−R11−R12−R13−R14−R
    15−Y で示されるペプチド[式中、Xはアミノ末端アミノ酸の
    2−アミノ基の水素(H)またはNα−3−カルボキシ
    プロピオニル基を示し、R1はVal、Abu、Il
    e、Cys、Met、Gly、Lys、Glu、Al
    a、Phe、Gln、Thr、Leu、Asp、As
    n、His、TyrまたはTrpを示し、R2はAs
    p、Ala、Lys、His、Val、Ser、Il
    e、Pro、Leu、Asn、Thr、Cys、Ph
    e、Met、Abu、GlyまたはGlnを示し、R3
    はVal、Asn、Lys、Gly、Asp、His、
    Phe、Leu、Ala、Gln、Thr、Pro、C
    ys、Met、Abu、TyrまたはTrpを示し、R
    4はLys、Asn、Val、Ser、Gly、Cy
    s、Pro、Arg、Thr、Phe、Asp、Al
    a、Leu、His、Met、Abu、GlnまたはT
    yrを示し、R5はAsp、Glu、Met、Cys、
    His、Abu、Gly、Leu、Ala、Gln、T
    hr、Lys、Ser、Ile、Phe、Pro、Va
    l、TyrまたはTrpを示し、R6はAbu、Il
    e、Val、Pro、His、Gly、Lys、Gl
    u、Ala、Asn、Thr、Leu、Asp、Cys
    またはMetを示し、R7はAla、Lys、Asp、
    Cys、Gly、Ser、Ile、Pro、Asn、G
    ln、Thr、Glu、Phe、His、Leu、Va
    l、Tyr、TrpまたはAbuを示し、R8はAs
    n、Lys、Gly、Ser、Asp、Ile、Hi
    s、Phe、Leu、Gln、Ala、Thr、Va
    l、Met、Pro、Cys、Tyrまたは単結合を示
    し、R9はAsn、Val、Cys、Gly、Asp、
    Pro、Ile、Arg、Thr、Phe、Lys、G
    lu、Ala、Leu、Met、Gln、Tyr、Tr
    p、Serまたは単結合を示し、R10はGlu、Me
    t、His、Pro、Cys、Gly、Leu、As
    p、Thr、Lys、Ala、Ile、Ser、Gl
    n、Tyr、Asn、Trpまたは単結合を示し、R1
    1はIle、Val、Gly、Cys、Arg、Ly
    s、Glu、Ala、Leu、Abu、His、As
    n、Asp、Thrまたは単結合を示し、R12はLy
    s、Asp、Ser、Ile、Gly、Pro、Al
    a、Asn、Thr、His、Phe、Gln、Va
    l、Abuまたは単結合を示し、R13はLys、Gl
    y、Asp、His、Phe、Leu、Gln、Al
    a、Val、Thr、Met、Tyr、Proまたは単
    結合を示し、R14はVal、Abu、Pro、Ar
    g、Thr、Phe、Asn、Lys、Ala、Le
    u、Met、Tyr、Ser、Ileまたは単結合を示
    し、R15はMet、His、Cys、Gly、Ph
    e、Leu、Asp、Thr、Ser、Glu、Al
    a、Lys、Trp、Ileまたは単結合を示し、Yは
    Lys−Gly−OH、カルボキシル末端アミノ酸の1
    −カルボキシル基の水酸基(OH)またはカルボキシル
    末端アミノ酸の1−アミド基のアミノ基(NH2 )を示
    し、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R
    8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、
    R15においていずれか二つが同時にCysであるとき
    はジスルフィド結合の形成を示し、そしてAbuは、L
    −α−アミノ酪酸残基を示す]
  2. 【請求項2】 式(2) X−Abu−Ala−Asn−Asn−Glu−Ile
    −Lys−Lys−Val−Met−Y [式中、XはNα−3−カルボキシプロピオニル基また
    はNα−3−カルボキシプロピオニル−Val−Asp
    −Val−Lys−Aspを、YはLys−Gly−O
    HまたはVal−Asp−Gly−Abu−His−L
    ys−Gly−OHを示し、そしてAbuは、L−α−
    アミノ酪酸残基を示す。]で示されるペプチドである請
    求項1に記載のペプチド
  3. 【請求項3】 式(3) X−Cys−His−Gly−Ser−Asp−Pro
    −Cys−Y [式中、XはNα−3−カルボキシプロピオニル基、N
    α−3−カルボキシプロピオニル−Val−Asp−G
    ly、H−Met−Val−Asp−Gly、またはN
    α−3−カルボキシプロピオニル−Ile−Lys−L
    ys−Val−Met−Val−Asp−Glyを、Y
    はLys−Gly−OH、Ile−Ile−OH、Il
    e−Ile−His−Arg−Gly−Lys−Gly
    −OHまたはIle−Ile−His−Arg−Gly
    −Lys−Pro−Phe−Lys−Gly−OHを示
    す。さらに1番目のCysと7番目のCysは側鎖チオ
    ール基でジスルフィド結合を形成している。]で示され
    るペプチドである請求項1に記載のペプチド
  4. 【請求項4】 式(4) X−Ile−Ile−His−Arg−Gly−Lys
    −Pro−Phe−Thr−Leu−Y [式中、XはNα−3−カルボキシプロピオニル基また
    はNα−3−カルボキシプロピオニル−Gly−Ser
    −Asp−Pro−Abuを、YはLys−Gly−O
    HまたはGlu−Ala−Leu−Phe−Asp−L
    ys−Gly−OHを示し、そしてAbuは、L−α−
    アミノ酪酸残基を示す。]で示されるペプチドである請
    求項1に記載のペプチド
  5. 【請求項5】 式(5) X−Phe−Asp−Ala−Asn−Gln−Asn
    −Thr−Lys−Y [式中、XはNα−3−カルボキシプロピオニル、Nα
    −3−カルボキシプロピオニル−Ala−Leu、Nα
    −3−カルボキシプロピオニル−Glu−Ala−Le
    uまたはNα−3−カルボキシプロピオニル−Lys−
    Pro−Phe−Thr−Leu−Glu−Ala−L
    euを、YはGly−OH、Lys−Gly−OH、T
    hr−Ala−Lys−Gly−OHまたはThr−A
    la−Lys−Thr−Lys−Gly−OHを示
    す。]で示されるペプチドである請求項1に記載のペプ
    チド
  6. 【請求項6】 式(6) X−Thr−Lys−Thr−Ala−Lys−Thr
    −Y [式中、XはNα−3−カルボキシプロピオニル基、N
    α−3−カルボキシプロピオニル−Gln−Asnまた
    はNα−3−カルボキシプロピオニル−Ala−Asn
    −Gln−Asnを、YはLys−Gly−OH、Gl
    u−Ile−Lys−Gly−OH、Glu−Ile−
    Lys−Ala−Lys−Gly−OH,またはGlu
    −Ile−Lys−Ala−Ser−Lys−Gly−
    OHを示す。]で示されるペプチドである請求項1に記
    載のペプチド
  7. 【請求項7】 式(7) X−Glu−Ile−Lys−Ala−Ser−Leu
    −Asp−Gly−Leu−Glu−Y [式中、XはNα−3−カルボキシプロピオニル基また
    はNα−3−カルボキシプロピオニル−Lys−Thr
    −Ala−Lys−Thrを、YはLys−Gly−O
    HまたはIle−Asp−Val−Pro−Gly−L
    ys−Gly−OHを示す。]で示されるペプチドであ
    る請求項1に記載のペプチド
  8. 【請求項8】 式(8) X−Ile−Asp−Val−Pro−Gly−Ile
    −Asp−Thr−Asn−Ala−Y [式中、XはNα−3−カルボキシプロピオニル基また
    はNα−3−カルボキシプロピオニル−Leu−Asp
    −Gly−Leu−Gluを、YはLys−Gly−O
    HまたはAbu−His−Phe−Met−Lys−L
    ys−Gly−OHを示し、そしてAbuは、L−α−
    アミノ酪酸残基を示す。]で示されるペプチドである請
    求項1に記載のペプチド
  9. 【請求項9】 式(9) X−Cys−His−Phe−Met−Lys−Cys
    −Y [式中、XはNα−3−カルボキシプロピオニル基、H
    −Ala、Nα−3−カルボキシプロピオニル−Al
    a、Nα−3−カルボキシプロピオニル−Asn−Al
    a、Nα−3−カルボキシプロピオニル−Asp−Th
    r−Asn−Ala、H−Ile−Asp−Thr−A
    sn−Ala、Nα−3−カルボキシプロピオニル−I
    le−Asp−Thr−Asn−Ala、またはNα−
    3−カルボキシプロピオニル−Asp−Val−Pro
    −Gly−Ile−Asp−Thr−Asn−Ala
    を、YはPro−NH2 、Lys−Gly−OH、Pr
    o−Leu−OH、Pro−Leu−Lys−Gly−
    OH、Pro−Leu−Val−Lys−Gly−OH
    またはPro−Leu−Val−Lys−Gly−Gl
    n−Gln−Tyr−Asp−Lys−Gly−OHを
    示す。さらに1番目のCysと6番目のCysは側鎖チ
    オール基でジスルフィド結合を形成している。]で示さ
    れるペプチドである請求項1に記載のペプチド
  10. 【請求項10】 式(10) X−Abu−Pro−Leu−Val−Lys−Gly
    −Y [式中、XはNα−3−カルボキシプロピオニル基、N
    α−3−カルボキシプロピオニル−Lys、Nα−3−
    カルボキシプロピオニル−Met−Lys、Nα−3−
    カルボキシプロピオニル−Phe−Met−Lysまた
    はNα−3−カルボキシプロピオニル−His−Phe
    −Met−Lysを、YはLys−Gly−OH、Gl
    n−Lys−Gly−OH、Gln−Gln−Lys−
    Gly−OH、Gln−Gln−Tyr−Lys−Gl
    y−OHまたはGln−Gln−Tyr−Asp−Ly
    s−Gly−OHを示し、そして、Abuは、L−α−
    アミノ酪酸残基を示す。]で示されるペプチドである請
    求項1に記載のペプチド
  11. 【請求項11】 式(11) X−Gln−Gln−Tyr−Asp−Ala−Lys
    −Tyr−Thr−Y [式中、XはNα−3−カルボキシプロピオニル基、N
    α−3−カルボキシプロピオニル−Gly、Nα−3−
    カルボキシプロピオニル−Lys−GlyまたはNα−
    3−カルボキシプロピオニル−Abu−Pro−Leu
    −Val−Lys−Glyを、YはLys−Gly−O
    H、Trp−Lys−Gly−OH、Trp−Asn−
    Lys−Gly−OHまたはTrp−Asn−Val−
    Pro−Lys−Ile−Lys−Gly−OHを示
    し、Abuは、L−α−アミノ酪酸残基を示す。]で示
    されるペプチドである請求項1に記載のペプチド
  12. 【請求項12】 式(12) X−Tyr−Thr−Trp−Asn−Val−Pro
    −Lys−Y [式中、XはNα−3−カルボキシプロピオニル基、N
    α−3−カルボキシプロピオニル−Ala−Lysまた
    はNα−3−カルボキシプロピオニル−Tyr−Asp
    −Ala−Lysを、YはGly−OH、Ile−Ly
    s−Gly−OHまたはIle−Ala−Pro−Ly
    s−Gly−OHを示す。]で示されるペプチドである
    請求項1に記載のペプチド
  13. 【請求項13】 式(13) X−Asn−Val−Pro−Lys−Ile−Ala
    −Pro−Lys−Ser−Y [式中、XはNα−3−カルボキシプロピオニル基、N
    α−3−カルボキシプロピオニル−TrpまたはNα−
    3−カルボキシプロピオニル−Ala−Lys−Tyr
    −Thr−Trpを、YはLys−Gly−OH、Gl
    u−Lys−Gly−OHまたはGlu−Asp−Va
    l−Val−Val−Thr−Lys−Gly−OHを
    示す。]で示されるペプチドである請求項1に記載のペ
    プチド
  14. 【請求項14】 式(14) X−Asp−Val−Val−Val−Thr−Val
    −Lys−Leu−Val−Gly−Y [式中、XはNα−3−カルボキシプロピオニル基また
    はNα−3−カルボキシプロピオニル−Ala−Pro
    −Lys−Ser−Gluを、YはLys−Gly−O
    HまたはAsp−Asn−Gly−Val−Leu−L
    ys−Gly−OHを示す。]で示されるペプチドであ
    る請求項1に記載のペプチド
  15. 【請求項15】 式(15) X−Asn−Gly−Val−Leu−Ala−Abu
    −Ala−Ile−Ala−Y [式中、XはNα−3−カルボキシプロピオニル基、N
    α−3−カルボキシプロピオニル−AspまたはNα−
    3−カルボキシプロピオニル−Val−Lys−Leu
    −Val−Gly−Aspを、YはLys−Gly−O
    H、Thr−Lys−Gly−OHまたはThr−Hi
    s−Ala−Lys−Ile−Lys−Gly−OHを
    示し、そしてAbuは、L−α−アミノ酪酸残基を示
    す。]で示されるペプチドである請求項1に記載のペプ
    チド
  16. 【請求項16】 N末端に3−カルボキシプロピオニル
    基あるいはC末端にLys−Gly−OHを導入した、
    請求項1〜15のいずれか一つに記載のペプチド。
  17. 【請求項17】 請求項1〜15のいずれか一つに記載
    のペプチドからなるダニアレルギー診断薬および治療
    薬。
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