JPH02229200A - 抗アレルギー作用を有するペプチド - Google Patents

抗アレルギー作用を有するペプチド

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JPH02229200A
JPH02229200A JP1049592A JP4959289A JPH02229200A JP H02229200 A JPH02229200 A JP H02229200A JP 1049592 A JP1049592 A JP 1049592A JP 4959289 A JP4959289 A JP 4959289A JP H02229200 A JPH02229200 A JP H02229200A
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JP
Japan
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fmoc
peptide
amino acid
phe
arg
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Application number
JP1049592A
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English (en)
Inventor
Hideo Nakamura
秀雄 中村
Kiyomi Nakanishi
中西 清美
Yasuo Ariyoshi
有吉 安男
Noriki Nio
式希 丹尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、免疫グロブリンE中の部分アミノ酸配列を有
するアレルギー疾患の治療剤として有効な新規ペブチド
及びそのアミノ酸残基の部分的変換体並びにその塩に関
する。
従来の技術及び発明が解決しようとする課題生体は、非
自己を認識し、排除することによって、自身を防御して
いる。即ち、異物の一部を抗原として認識し、抗原に対
する抗体を産生ずる。
産生された抗体は、新たに侵入してくる抗原と反応し、
抗原・抗体複合体を形成し、異物は排除される。このよ
うな抗原抗体反応が逆に生体に対して不都合な反応とな
って、自己の組織に傷害を弓き起こす場合を、一般にア
レルギーと称している。
アレルギー反応は、その機構に基づいてGellとCo
ombsによって4つの型(I〜■)に分類されている
。I型から■型までは抗原と液性抗体との反応に基づい
ており、短時間で起こるので即時型アレルギーといい、
■型は細胞性免疫によるもので比較的ゆっくりした反応
であり、遅延型アレルギーと呼ばれている。このうち、
■型アレルギーは、アレルギーの代表的なもので′あり
、この型に属する疾患として、気管支喘息、アレルギー
性鼻炎、食物アレルギー(暮麻疹、腸管アレルギー等)
等が挙げられる。これらのアレルギー性疾患は、近年、
その患者数が急増し、社会的な問題にもなっている。
I型アレルギー反応は、アレルギーの原因物質となる抗
原(アレルゲン)に対する免疫グロブリンE ( Im
IIunoglobulin E,以下、IgEと記す
。)抗体と組織中の肥満細胞及び血中の好塩基球膜表面
上に存在するIgEレセプタ−(または、Fcεレセプ
ターと称す。)とが結合することが基本となる。
即ち、アレルゲンが生体に侵入すると、それに対するI
gE抗体が、B細胞から産生されるようになる。一方、
肥満細胞や好塩基球膜表面上には、数十万個のIgEレ
セプターが存在しており,IgE抗体は、このIgEレ
セプターに極めて高い親和性を持って結合する。細胞膜
表面上に結合したIgHに再侵入してくる多価のアレル
ゲンが結合し、これを介していくつかのIgE分子が架
橋化される。これが引き金となって、レセプター分子間
になんらかの相互作用が生じ、細胞膜内の酵素系の活性
化が起こる。その結果、肥満細胞や好塩基球中に存在す
る顆粒の脱顆粒現象が起こり、それに伴って、顆粒内に
存在するヒスタミ’、SRS一八、セロトニン等の化学
伝達物質が細胞がら放出され、血管透過性の冗進、平滑
筋の収縮、分詔機能の冗進などをきたし、種々のアレル
ギー性疾患が惹起されると考えられている。
アレルギー疾患の治療薬としては、抗ヒスタミン剤等の
化学伝達物質に対する拮抗剤、クロモグリク酸ナトリウ
ム等の化学伝達物質遊離抑制剤、ステロイド剤等が一般
的に用いられている。しかし、これらは夏型アレルギー
の根本となるIgEPcεレセブタ一間の結合自体を阻
害するものてはなく、また、使用には副作用や投与法等
で制限がある。
■型アレルギーの発症機構を考えると.IgEが肥満細
胞及び好塩基球の膜表面上のFcεレセプターに結合し
なければ、アレルゲンの侵入によっても■型アレルギー
が惹起されないと考えられる。故に、IgEのFcεレ
セプターへの結合を阻止できれば、結果的に、脱顆粒化
には至らず、アレルギー疾患を治療することが可能とな
る。
IgE分子自身は、IgEレセプターに結合するのであ
るから、IgE分子の何処かにレセプター結合部位が存
在するはずである。従って、IgE中のレセプター結合
部位を含む物質が得られれば、IgEと競合して、Fc
εレセプターと結合し、抗原抗体反応を遮断することに
よって抗アレルギー作用を示すという、これまでにない
タイプのアレルギー性疾患治療剤が可能となる。
このような考えに基づく取り組みとしては、(1) S
tanworthが報告したIgEの部分加水分解によ
って得られるFcεフラグメント(Cε2−Cε4ドメ
インを含むペプチドフラグメント)によるブラウスニツ
ツーキュストネル反応の抑idl [ Stanwor
thD.R.  Nature,  233, 310
 (1971)] 、 L5!)Ce2からCe4.ド
メインをコードするc DNAを大腸菌に挿入し、発現
させたCε2−Cε4ドメインによるヒト好塩基球への
結合能及びその抗アレルギー活性に関ずる報告[Liu
 F. et al., Proc. Natl. A
cad.Sc+.USA,  81.  5369  
(1984);   Kenten  J.  et’
al.,Proc.Natl .  八cad.  S
ci.  USA,  81.  2955  (19
84);Geha.R.S. et al., Nat
ure, 315, 577 (1985);Cole
man J.W. et at.  Eur.J.l+
+munol., 15. 9136(+985>]等
が挙げられる。しかし、IgE中の抗アレルギー作用を
有する部位、即ち、IgEレセプター結合部位の領域を
特定するには至っていない。
また、Dorr +ngtOnとBenn ichは、
円偏向二色性スペクトルを用いたIgEの熱による2次
構造変化の観察に基づいて、レセプター結合部位がCε
3一C+.4ドメインに存在することを示唆している[
Dorr+ngton K.J. and 13enn
ich l{.}l., Immunoogical 
Rev., 4], 3 (+978)] .特公昭6
0− 2318号公報にはAsp− Pro− Arg
,Ser−^Sp− Pro− Arg,  ^sp−
Ser−^sp− Pro− Argまたは^1a−^
Sp− Ser− Asp− Pro− Argのアミ
ノ酸配列を有するペプチドが記載されている。しかし、
これらのペプチドはヒトIgEのFc部分の部分アミノ
酸配列とは異なる。また、これらのペプチドに対応する
ヒトIgEのFc部分の部分アミノ酸配列を育するペプ
チドは、抗アレルギー作用を存さないと報告されている
[Bennich, H. et al.,Int.A
rch.^llergy Appl. lmmunol
. 53, 459−468(1977>1。
特表昭62− 500025号公報は、Cε3−Cε4
ドメインに存在するペプチドフラグメントについて開示
している。しかしながら、本発明のペプチドは特表昭6
2− 500025号公報に間示されているペプチドと
は明らかに異なる。
特開昭83− 225397号公報は、Cε3−Cε4
ドメインに存在するペプチドフラグメントについて開示
し、ラットを用いて該ペプチドフラグメントの抗アレル
ギー作用を試験している。しかしながら、本発明のペプ
チドは特開昭83− 225397号公報に開示されて
いるベブチドとも異なっている。
課題を解決するための手段 本発明者等は、ヒトIgE(DFc部分の特定の部分ア
ミノ酸配列を有するペプチドが、IgEレセプター拮抗
作用に基づく抗アレルギー作用を有することを見出し、
本発明を完成した。
本発明は、下記式[I]で示されるアミノ酸配列を有す
るペプチドにおいて、第1〜10番目のアミノ酸配列を
有するペプチド、第2〜12番目のアミノ酸配列におい
て少なくとも第2〜9番目のアミノ酸配列を有するペプ
チドまたは第3〜9番目のアミノ酸配列を宵するペプチ
ド 式 [Iコ pro−Thr l2 (式中、 XはLeuまたはIceを意味する。)或い
は下記式[II]で示されるアミノ酸配列を有するペプ
チド 式[II] Arg−His−Ser−Thr−Thr−Gln−P
ro−Arg或いは下記式[II1]で示されるアミノ
酸配列を有するペプチド 式[II1] Arg−Thr 及びそれらのアミノ酸残基の部分的変換体及びそれらの
塩に関する。
なお、式[I],式[II]或いは式[I[1]  で
示されるアミノ酸配列を有するペプチドは、各々ヒトI
gEのFc部分のアミノ酸配列の第344〜355番目
,第479〜496番目,第456〜461番目の二量
体[Dorrington, K. et al.,I
mmumol. Rev. 41. 3 〜25(19
78)]に相当するか、或いはそのアミノ酸配列中のL
euをIleに代替したアミノ酸配列を有するペプヂド
である。
本発明のペプチドはペプチド合成に通常用いられる液相
法または固相法で製造される。即ち、ペプチド結合の任
意の位置で二分される2種のフラグメントの一方に相当
する反応性カルボキシル基を有する原料と、他方の7ラ
グメントに相当する反応性アミ7基を有する原料をDC
C ( N,N’−ジシクロへキシルカルボジイミド)
法、活性エステル法等を用いて縮合させ、生成する縮合
物が保護基を有する場合、その保護基を除去させること
によって製造し得る。
この反応工程において反応に関与すべきでない官能基は
、保護基により保護される。アミ7基の保護基としては
、例えば、ペンジルオキシ力ルボニル、t−プチルオキ
シカルボ二ル、p−ビフェニルイソメチルオキシカルボ
ニル、9−フルオレニルメヂルオキシカルボニル等が挙
げられる。カルボキシル基の保護基としては、例えば、
アルキルエステル、ベンジルエステル等を形成し得る基
が挙げられる。同相法の場合は、C末端のカルボキシル
基はクロルメチル樹脂、オキシメヂル樹脂、p−アルコ
キシベンジルアルコール樹脂等の担休に結合している。
Ill反応は、ジシクロへキシルカルボジイミド等の縮
合剤の存在下か、或いは、N一保護アミノ酸活性エステ
ルまたはペプチド活性エステルを用いて実施する。
縮合反応終了後、保護基は除去されるが、固相法ノ場合
は、さらに、ペプチドのC末端と樹脂との結合を切断す
る。
さらに、本発明のペプチドは通常の方法に従い精製され
る。例えばイオン交換クロマトグラフィ、逆相液体クロ
マトグラフィー、アフィニティーク口マトグラフイー等
が挙げられる。
本発明のペプチドは、常法に従って各種の無機酸または
存機酸と処理することにより、塩類に導くことができる
。これらの塩類としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ
化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機酸塩および酢酸
塩、トリフルオロ酢酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、
フマル酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、メタンスルホン酸塩、
p一トルエ/スルホン酸塩等の脊機酸塩が挙げられる。
さらに、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の水酸化物
、或いは、有機塩基と処理することによっても、塩類に
導くことができる。例えば、カリウム塩、ナトリウム塩
、カルシウム塩、Lys塩等が挙げられる。
イ乍   用 本発明のペプチドまたはその塩はアレルギー疾患の治療
剤として存用である。
以下に、本発明のペプチドのIgEレセプター拮抗作用
について試験例を挙げて説明する。
[ IgEレセプター拮抗作用] ヒト白血球の患者血清での受動感作は、プルザンスキー
らの方法[ J.J.Pruzansky et al
., TheJournal of Immunolo
gy 131. 1949〜1953. 1983]を
改変して行った。
健常人献血者から採血した末梢血液501に、採血直後
に0.IM EDTA 4 1を加えた。この血液に6
%デキストラン−3%グルコース生理食塩水溶液12.
5mlを加えて混和した後、室温で60分間静置した。
分取した土層を1200rpI1で10分間遠心分離し
て得た沈渣(白血球)をTris − EDTA緩衝液
で1回洗浄した後、乳酸緩衝液(p}13.9)を加え
て0″Cで5分間インキユベートした後洗浄し、’ E
DT八およびヘバリンを加えたTr iS−A緩衝液で
1〜2×107cells/ 1濃度の細胞浮遊液を調
整した。この細胞浮遊液0.71に試験化合物0.11
を添加して37℃で30分間インキユベートした後,気
管支喘息患者血清0.21を加えてさらに120分間イ
ンキユベードした。インキュベート後、遠心分離してそ
の沈渣をTr is−^緩衝液で2回洗浄した。洗浄後
、TrIs−八CM緩衝液で細胞浮遊液を調整(2〜8
X 106cells/ ml)L、この細胞浮遊液0
.71にアレルゲンとしてのダニ抽出液またはベヒクル
0.071を添加して37゜Cで45分間インキユベー
トした。水冷して反応を止めた後、遠心分離して、その
上清および沈渣中(細胞中)のヒスタミン含仔量をテク
ニコン社のオートアナライザーを用いてシラガニアンの
蛍光法[ R.P.S+ragan+an,^na+y
t+ca+Biochemistry 57, 383
−394. 1974]で測定した。試験化合物のヒス
タミン遊離抑制率は、ベヒクル対照群(試験化合物無添
加でアレルゲン添加群)との比較により算出した。
結果は、試験化合物のヒスタミン遊離抑制率として、表
1に示す。
表    1 試験化合物1〜9は各々実施例1〜9のペプチドを意味
する。
参考化合物10. 11は参考例のペプチドを意味する
上記試験結果からも明らかなように、本発明のペプチド
またはその塩は、優れたIgEレセプター拮抗作用を示
し、抗アレルギー剤として気管支喘息、アレルギー性鼻
炎、蔚麻疹、アトピー性皮膚炎、湿疹、アレルギー性眼
炎のようなアレルギー疾患の予防並びに治療に使用する
ことができる。
本発明のペプチドまたはその塩の投与経路としては、経
口投与、非経口投与、直腸内投与あるいは局所投与のい
ずれでもよいが、局所投与が好ましい。本発明のペプチ
ドまたはその塩の投与量は、化合物の種類、投与方法、
患者の症状・年令等により異なるが、通常1回0.01
〜100mg 、好ましくは0.1〜1 0 mg を
1日当り1〜3回である。本発明のペプチドまたはその
塩は通常、製剤用担体と混合して調製した製剤の形で投
与される。製剤用担体としては、製剤分野において常用
され、かつ本発明のペプチドまたはその塩と反応しない
物質が用いられる。具体的には、例えば、乳糖、ブドウ
糖、マンニット、デキストリン、シクロデキストリン、
デンプン、白糖、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、
合成ケイ酸アルミニウム、結晶セルロース、カルボキシ
メチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロビルデン
プン、カルボキシメチルセルロースカルシウム、イオン
交換樹脂、メチルセルロース、ゼラチン、アラビアゴム
、ヒドロキシプ口ピルセルロース、低置換度ヒドロキシ
プ口ピルセルロース、ヒドロキシプ口ビルメヂルセルロ
ース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、
軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、クルク、
トラガント、ベントナイト、ビーガム、カルボキシビニ
ルボリマー、酸化チタン、ソルビタン脂肪酸エステル、
ラウリル硫酸ナトリウム、グリセリン、脂肪酸グリセリ
ンエステル、精製ラノリン、グリセロゼラチン、ポリソ
ルベート、マクロゴール、植物油、ロウ、流動バラフィ
ン、白色ワセリン、フルオロカーボン、非イオン界面活
性剤、プロピレングリコール、水等が挙げられる。剤型
としては、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロップ
剤、懸濁剤、坐剤、軟膏、クリーム剤、ゲル剤、貼付剤
、吸入剤、注射剤等が挙げられる。これらの製剤は常法
に従って調製される。なお、液体製剤にあっては、用時
、水又は他の適当な媒体に溶解又は懸濁する形であって
もよい。また錠剤、顆粒剤は周知の方法でコーティング
してもよい。注射剤の場合には、本発明のペプチドまた
はその埠を水に溶解させて調製されるが、必要に応じて
生理食塩水あるいはブドウ糖溶液に溶解させてもよく、
また緩衝剤や保存剤を添加してもよい。
これらの製剤は、本発明のペプヂドまたはその塩を0.
2%以上、好ましくは0.5〜70%の割合で含有する
ことができる。これらの製剤はまた、治療上価値ある他
の成分を含存していてもよい。
(以下余白) 実施例 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
なお、本発明細書中で用いた略号は、次の意味を有する
AlaまたはA アラニン ArgまたはR アルギニン AsnまたはN アスパラギン AspまたはD アスパラギン酸 CysまたはC システイン GlnまたはQ グルタミン GluまたはE グルタミン酸 cryまたはG グリシン HisまたはU ヒスチジン 1eまたはl イソロイシン しeuまたはL ロイシン L y sまたはK リジン NetまたはN丁  メチオニン PheまたはF フエニルアラニン ProまたはP ブロリン SerまたはS セリン ThrまたはT スレオニン TrpまたはW トリブトファン TyrまたはY チロシン ValまたはV バリン Fmoc      9−フルオレニルメチルオキシカ
ルボニル基 Butj−ブチル基 Mtr      4−メトキシー2,3.6トリメチ
ルベンゼンスル ホニル基 Roe      t−プチルオキシ力ルボニル基 DOD      ジメトキシジチル基DMF    
  ジメチルホルムアミド}loft      1−
ヒドロキシベンゾトリアゾール なお、アミノ酸はすべてL型を用いた。
実施例I Leu−H is−Asn−Gl u−Va l−Gl
n−Leu−Pro−Asp−A l a−ArgHi
s−Ser−Thr−Thr−Gln−Pro−Ar,
gの合成Fmoc−Arg(Mtr)樹脂( Fmoc
−Arg(Mtr)が0.39ミリモル/8樹脂の割合
で導入されているρ−アルコキシベンジルアルコール樹
脂) 650 mgを振とうてきるように装置したMe
rrifieldの固相法用反応装置にとり、ジメチル
ホルムアミド(20 ml)に!Q濁し30分間振とう
し、Fmoc−Arg(Mtr)樹脂を#澗させた。
これを、以下のFmoc基除去サイクルに付した。
a) DMF 20 ml中、1分間振どう後、濾過し
たく2回)。
b) 20 Z と”: ’)ジンーDMF溶液201
中、3分間振とう後、濾過した。
c) 20 NピペリジンーDMF溶液201中でlO
分間振どう後、濾過して、Fmoc基を脱離した。
d) DMF 20 ml で2回洗浄。
e)イソブロバノール20n1 で2回洗浄。
ここで、Kaiser法{κaiser E. et 
al., Anal.Biochem. .  34,
 595(1970)}により. Fmoc基が完全己
こ除去した二とを確認し、もし、不完全ならば上記の除
去サイクルを繰り返した。また、完全に除去されている
ならば、以下に示す合成サイクルに供した。
f) Fmoc基除去サイクルで得られたtl−Arg
(Mtr)樹脂をDMF 20 mlで2回振どうする
ことによって膨潤させた。
g) Fmoc−Pro (256 mg, 0.76
ミリモル )、HOBt (123mg, 0.91ミ
リモノレ)のDMF溶冫α(20 ml)を加え、1分
間振とうした。
h) I ’ ジシクロへキシル力ルポジイミド塩化メ
チレン溶液0.84 mlを添加し、70分間振とうし
た。
) DMF 20 ml  で2回洗浄。
j)イソブロバノール20m1で2回洗浄。
ここで、Kaiser法ミこよって縮合が完了している
か否かを確認し、もし、不完全ならば、上記の縄合サイ
クルを繰り返した。また、完全に縮合が完了しているな
らば、再び、Fwoc基除去サイクルに供した後、8)
ステップをFmoc−Gln(Mbh)で行う縮合サイ
クルに付した。以後、同様に、Fmoc基除去サイクル
とFmocアミ、ノ酸縮合サイクルを繰り返してFmo
c−Thr(Bu’)、Fmoc−Thr(Bu L)
、Fmoc−Ser(But)、Fmoc−His(F
moc)、Fmoc−Arg(Mtr)、Fmoc−A
la+Fmoc−Asp(OBu ’)、Fmoc−P
ro%Fmoc−Leus Fmoc−Gin(Mbh
)、FllIoc−Val、F.moc−Glu(OB
u’)、Fmoc−Asn(Mbh)、Fmoc−}1
 is(Fmoc)、Boc−LeuをIII!次縮合
した。こうして得られたBoc−Leu−His−As
n(Mbh)−Glu(OBu’)−Va l −G 
I n(Mbh)− Leu−Pro”Asp(OBu
 L)−Ala−Arg(Mtr) − Hs−Ser
( Bu t)−Thr(Bu ′−)−Thr(Bu
 ’)−Gl n(Mbh) − Pro−Arg(M
tr)樹脂を樹脂からの脱離工程に供した。
即ち、塩化メチレン201で2回洗浄し、塩化メチレン
(10 ml)一アニソール(2.OQ概1)一チオフ
ェノール(0.66 ml)渭合溶液に懸濁、続いて、
トリフルオロ酢KjJ (20  1)一塊化メチレン
(2.32 ml)を加え1時間振とうした。樹脂を濾
過し、得られた濾液にエーテルを加え、濾過することに
よって、白色沈殿( 600 mg )を得た。これに
、トリプルオロ酢12(13.5 ml)一チオアニソ
ール(1.5 ml)一子オフェノール(0.60 m
l)混合溶液を添加、5時間攪拌した。この反応溶液に
、エーテルを加え、濾過することによって白色沈殿(4
60mg)を得た。
これを逆相液体クロマトグラフィーに供し、求めるLe
u4is−Asn−Glu−Val−Gin−Leu−
Pro−Asp−Ala−Arg−H is−Ser−
Thr−Thr−Gln−Pro−Ar3画分を分取し
、得られた溶出画分を濃縮乾固した。ついで、蒸留水を
加え数回濃縮乾固を繰り返した後、少量の蒸留水とこと
かし、凍結乾燥する。こうして精製ざれたLeu−}1
 is−Asn−G lu−Val −Gl n−Le
u−Pro−Asp−Ala−Arg−11is−Se
r−Thr−Thr−Gln−Pro−Ar3 +58
 mgを得た。
精製物の一部をとり、気相プロテインシークエンサーで
アミノ酸配列を調べたところ、Leu,His.Asn
..G lu.Va l +GIn.Leu.Pro,
Asp,Ala.Ar3,11 is,Ser.Thr
,Thr,GlnSPro,Argの順となり求めるベ
ブチド配列と一致した。また、FAB質量分析器による
分子員測定を行ってもm/z 2100.03 (Ml
’)となり理論値に一致した。ざらに、6N−HCI水
溶淑て加水分解し、アミノ酸分析に供したところAsp
 2.02, Thr1.90, Ser O.93.
 Gレ2.97. Pro 2.00, Ala O.
98Vat  1.02, Leu 2.03, Hi
s 2.03, Arg 2.05の比となりこれもま
た理論値と一致した。従って、求めるベブチドが合成さ
れていることが!認さ0た。
また、クロマトグラフィ−と逆相液体クロマトグラフィ
ーで純度よく合成されていることも確認された。
実施例2 Pro− Phe−Asp−Leu− Phe− i 
Ie−Ar4−Lys−Ser−Pro−Thrの合成 Fmocづhr(Bu’)樹脂(Fmoc−Th.r(
Bu’)が0.69ミリモル/名樹脂の割合で導入され
ている1)一アルコキシノ\ンシルアルコール樹脂) 
435 mgを振とうできるように装置したMerri
fieldの固相法用反応装置:ことり、ジメチルホル
ムアミド(20 ml)にM5し30分間振とうし、F
moc−Thr(Bu’)樹脂を膨潤させた。
こZLを、以下のFmoc基除去サイクルに付した。
ia) DMF 20 ml中、1分間振どう後、濾過
した(2回)。
b) 20 mビベリジン一〇MF溶iff 20 m
l中、3分間振どう後、濾過した。
c) 20 !ピペリジ?一〇MF溶液20ml中で1
0分間振どう後、濾過して、Fmoc基を脱離した。
d)卸F201 で2回洗浄。
e)イソプロパノール20m1 で2回洗浄。
ここで、Kaiser法により、FmOC基が完全に除
去したことを確認し、もし、不完全ならば上記の除去サ
イクルを繰り返した。また、完全に除去されているなら
ば、以下に示す合成サイクルに供した。
f) Fmoc基除去サイクルで得られたH−Thr(
Bu’)樹脂な[lMF 20 ml て2回振どうす
ることtこよって膨澗させた。
g) Fmoc−Pro (304 mg, 0.9 
ミリモル )、HOBt(146 mg, 1.08ミ
リモル)のDMF溶+5. (20 ml)を加え、1
分間振とうした。
h) I Mジシクロへキシル力ルポジイミド塩化メチ
レン溶M O.99 mlを添加し、70分間振とうし
た。
) DMF 20 ml て2回冫先浄。
j)イソブロバノール2O n+Iで2回洗浄。
ここで、Kaiser法によって縮合が完了しているか
否かを確認し、もし、不完全ならば、上記の縮合サイク
ルを繰り返した。また、完全に縮合が完了しているなら
ば、再び、FIIloc基除去サイクルζこ供した後、
8)ステップをFmoc−Ser(BuL)テ行う縮合
サイクルに付した。以後、同様に、Fmoc基除去サイ
クルとFmocアミノ酸縮合サイクルを繰り返してFm
oc−Lys(Boc)、Fmoc−Arg(Mtr)
、Fmoc−l1e+Fmoc−Phe+Fmoc−L
eu, Fn+oc−Asp(OBu’)、Fmoc−
Phe, Boc−Proを順次縄合した。こうして得
られたBoc−Pro−Phe−Asp(OBu t)
−Leu−Phe− 1 1e−Arg(Mtr)−L
ys(Boc)−Ser(Bu’)−Pro−Thr(
But)樹脂を樹脂からの脱離工程ここ供した。
即ち、塩化メチレン20m1で2回洗浄し、塩化メチレ
ン(to゛m+)一アニソール(2.00 ml)一チ
オフェノール(0.66 +l+)混合溶液に懸濁、続
いて、トリフルオロ酢酸(20 ml)一塩化メチレン
(2.32 ml)を加え1時間振とうした。樹脂を濾
過し、得られる濾液にエーテルを加え、濾過することに
よって、白色沈殿( 737 mg )を得た。これζ
こ、トリフルオ口酢!(13.5 ml)一チオアニソ
ール(1.5 ml)一チオフェノール(0.60 m
l)混合溶}αを添加、5時間撹拌した。この反応溶液
に、エーテルを加え、濾過することによって白色沈殿(
680 mg )を得た。
得られた白色粉末を逆相液体クロマトグラフィーに供し
、求めるPro−Phe−Asp−Leu−Phe− 
l 1e−Ar3−L}’s−Ser−Pro−Thr
画分を分取し、得られる溶出画分を濃縮乾固する。つい
て、蒸留水を加え数回m縮乾固を繰り返した後、少量の
蒸留水にとかし、凍結乾燥する。こうして精製されたP
ro−Phe−ASp−Lビu−1”be−lle−八
r3−Lys−Ser−Pro−Tt+r +13 ’
mgを得た。
精製物の一部をとり、気相プロテインシークエンサーで
アミノ酸配列を調べたところPro、Phe,ASI)
、Leu+Phe, l le..Arg+Lys+s
er+Pro,ThrO順となり求めるベブチド配列と
一致した。また 、FAB質量分析器(こよる分子量測
定を行っても m/z 1320.93(Ml”)とな
り理S高値に一致した。さらに、6N−}1c水溶i々
で48時間加水分解し、アミノ酸分析に供したところA
sp O.99. Thr O.95, Ser O.
88. Pro !.89,  lle  O.97,
  Leu  1.00,  Phe  1.92, 
 Lys  O.99.Arg O.97の比となりこ
れもまた理論値と一致した。
従フて、求めるベブチドが合成されていることが確認さ
れた。
また、薄層クロマトグラフィーと逆相液体クロマトグラ
フィーで純度よく合成されていることが確認された。
実施例3 Pro−Phe−Asp−Leu−Phe−1le−A
rg−Lys−Ser−Proの合成 Fmoc−Prom脂( Fmoc−Proが0.33
ミリモル/g樹脂の割合で導入されているp−アルコキ
シベンジルアルコール樹脂) 909 mgを振とうで
きるようにH置したMerrifieldの固相法用反
応装置にとり、ジメチルホルムアミド(20 ml)に
懸濁し30分間振とうし、Fmoc−Pro樹脂をIa
5潤させた。
これを、以下のFmoc基除去サイクルに付した。
a) DMF 20 ml中、1分間振どう後、濾過し
た(2回)。
b) 20χビベリジン一〇MF溶液20 ml中、3
分間振どう後、濾過した。
c) 20 %ビペリジンーDMF溶液20m1中でl
O分間振どう後、濾過して、F耐OC基を脱離した。
d) DMF 20 ml で2回洗浄。
e)イソブロパノール20 mlで2回洗浄。
ここで、Kaiser法により、Fmoc基が完全に除
去したことを確認し、もし、不完全ならば上記の除去サ
イクルを繰り返した。また、完全に除去されているなら
ば、以下に示す合成サイクルに供した。
f) Fmoc基除去サイクルで得られたH−Pro樹
脂なDMF 20 ml  で2回振どうすることによ
って膨潤させた。
g) Fmoc−Ser(Bu’) (360 mg,
 0.9 ミリモル)、}10Bt (146 mg.
 1.08  ミリモル)のDMF溶液(20 ml)
を加え、1分間振とうした。
h)IMジシクロへキシル力ルポジイミド塩化メチレン
溶hl 0.99 +IIfを添加し、70分間振とう
した。
) DMF 20 ml で2回洗浄。
J)イソブロバノール20m1で2回洗浄。
ここで、Kaiser法によって縮合が完了しているか
否かを確認し、もし、不完全ならば、上記の縮合サイク
ルを繰り返した。また、完全に縮合が完了しているなら
ば、再び、FmoC基除去サイクルに供した後(但し、
b)およびC)ステップは、0.5%ビペリジンを用い
て行なった)、g)ステップをFmoc−Lys(Bo
C)で行う縮合サイクルに付した。以後、Fmoc基除
去サイクルとFmocアミノ酸縮合サイクルを繰り返し
てFmoc−Arg(Mtr)、Fmoc−11e, 
Fmoc−Phe, FmOc−Leu, Fmoc−
Asp(OBu’)、Fmoc−Phe−. Boc−
Proを順次縮合した。こうして得られたRoe−Pr
o−Phe−Asp(OBu ’) − Leu − 
Phe− l 1e−Arg(Mtr) − Lys(
Boc)−Ser(But)−Pro樹脂を樹脂からの
脱離工程に供した。
即ち、塩化メチレン201で2回洗浄し、塩化メチレン
(10 ml)一アニソール(2.00 ml)一チオ
フェノール(0.66 ml)混合溶液に懸濁、続いて
、トリフルオロ酢酸(20 ml)一塩化メチレン(2
.32 ml)を加え 1時間振とうした。樹脂を濾過
し、得られる濾液にエーテルを加え、濾過することによ
って、白色沈殿(286 mg)を得た。これに、トリ
フルオ口酢酸(13.5 ml)一チオアニソール(1
.5 ml)一チオフェノール(0.60 ml)混合
溶液を添加、5時間攪拌した。この反応溶液に、エーテ
ルを加え、濾過することによって白色沈殿(260 m
3)を得た。
得られた白色粉末を逆相液体クロマトグラフィーに供し
、求めるP’ro−Phe−Asp−Leu−Phe−
 I Ie−Ar8−Lys−Ser−Pro画分を分
取し、得られる溶出画分を濃縮乾固する。ついで、蒸留
水を加え数回濃縮乾固を繰り返した後、少量の蒸留水に
とかし、凍結乾燥する。こうして精製さ・れたPro−
Phe−Asp−Leu−Phe−11e−Arg−L
ys−Ser−Pro 52 mgを得た。精製物の一
部をとり、気相プロテインシークエンサーでアミノ酸配
列を調べたところPro、Phe%Asp%Leu,P
he,e,Arg、Lys.Ser.Proの順となり
求めるベブチド配列と一致した。また .FAB質呈分
析器による分子Jl jUII定を行っても m/z 
1219.74 (M}l”)となり理論値に一致した
。さらに、6N−HCI水溶液で48時間加水分解し、
アミノ酸分析に供したところAsp1.00, Ser
 O.9+, I’ro +.87, lie O.9
6, Leu 1.00,Phe 1.92, Lys
 O.97, Arg O.96の比となりこれもまた
理論値と一致した。従って、求めるペブチドが合成され
ていることが確認された。
また、薄層クロマトグラフィーと逆相液体クロマトグラ
フィーで純度よく合成されていることが確認ざれた。
実施例4 Pro−Phe−Asp−Leu=Phe− I Ie
−Ar3−Lys−Serの合成Fmoc−Ser(B
ut)樹脂(Fmoc−Ser(Bu’)が0.40 
ミリモル/8樹脂の割合で導入されているp−7ルコキ
シベンジルアルコール樹脂) 750 mgを振とうで
きるように装置したMerrifieldの固相法用反
応装置にとり、ジメチルホルムアミド(20 ml)に
懸濁し30分間振とうし、Fmoc−Ser(Bu’)
樹脂を膨潤させた。
これを、以下のFmoc基除去サイクルに付した。
a) DMF 20 ml中、1分間振どう後、濾過し
た(2回). b) 20 Xヒヘ’7ジン−DMF溶ff20il中
、3分間振どう後、濾過した。
c) 20 %ビベリジンーDMF溶液20 ml中で
10分間振どう後、濾過して、Fmoc基を脱離した。
d) DMF 20 mlで2回洗浄。
e)イソブロバノール201で・2回洗浄。
ここで、Kaiser法により、Fmoc基が完全に除
去したことを確認し、もし、不完全ならば上記の除去サ
イクルを繰り返した。また、完全に除去されているなら
ば、以下に示す合成サイクルに供した。
f) Fmoc基除去サイクルで得られたH−Ser(
But)樹脂DMF 2(l mlで2回振どうするこ
とによって膨潤させた。
g) Fmoc−Lys(Roe) (422 mg,
 0.9 ミリモル)、HOBt (146 mg, 
1.98  ミリモル)のDMF溶液(20 ml)を
加え、1分間振とうした。
h) I M ジシクロへキシル力ルポジイミド塩化メ
チレン溶jl O.99 mlを添加し、70分間振と
うした。
) DMF 20.mlで2回洗浄。
?)イソブロバノール20 mlで2回洗浄。
ここで、Kaiser法によフて縮合が完了しているか
否かを確認し、もし、不完全ならば、上記の縮合サイク
ルを繰り返した。また、完全に縮合が完了しているなら
ば、再び、Fmoc基除去サイクルに供した後、8)ス
テップをFmoc−Arg(Mtr) T:行う縮合サ
イクルに付した。以後、同様に、Fmoc基除去サイク
ルとFmocアミノ酸縮合サイクルを繰り返してFmo
c−11e+Fmoc−Phe. Fmoc−Leu,
 Fmoc−Asp(OBuL)、Fmoc−Phe.
 [lg(−pr■を順次縮合した。こうして得られた
Boc−Pro−Phe−Asp(OBu’)−Leu
−Phe− 1 le−Ar3(Mtr)−Lys(R
oe)−Ser(Bu’)樹脂を樹脂からの脱離工程に
供した。
即ち、塩化メチレン20耐1で2回洗浄し、塩化メチレ
ン(10 ml)一アニソール(2.00 ml)一チ
オフェノール(0.66 ml)混合溶液に懸濁、続い
て、トリフルオロ酢酸(20 ml)一塩化メチレン(
2.32 ml)を加え1時間振とうした。樹脂を濾過
し、得られるm液にエーテルを加え、濾過することによ
って、白色沈殿(400 mg )を得た。これに、ト
リフルオ口酢M(13.5 ml)一チオアニソール(
1.5 ml)一チオフェノール(0.60 ml)混
合溶液を添加、5時間攪拌した。この反応溶液に、エー
テルを加え、濾過することによって白色沈殿,(410
 mg)を得た。
得られた白色粉末を逆相液体クロマトグラフィに供し、
求めるPro−Phe−Asp−Leu−Phe− l
 1e−Arg−Lys−Ser画分を分取し、得られ
る溶出画分を濃縮乾固する。ついで、蒸留水を加え数回
濃縮乾固を繰り返した後、少量の蒸留水にとかし、凍結
乾燥する。こうして精製されたPro−Phe−Asp
−Leu−Phe− l 1e−へrg−Lys−Se
r 168 mgを得た。精製物の一部をとり、気相プ
ロテインシークエンサーでアミノ酸配列を調べたところ
Pro+Phe,Asp、LeuSPl+e, l l
e,Arg.しys. Se rの順となり求めるペブ
チド配列と一致した。また 、FAB質量分析器による
分子量測定を行っても m/z 1122.66 (M
l{”)となり理論値に一致した。さらここ、6N−M
CI水,容凍て加水分解し、アミノ酸分析に供したとこ
ろAsp 1.0+, Ser O.93, ProO
.98. lie O.94. Leu O.99, 
Phe 1.95, Lys O.99, Arg0.
97の比となりこれもまた理論値と一致Br ヨ6 した。従って、求めるペブチドが合成されていることが
確認された。
また、薄層クロ,マトグラフィーと逆相液体クロマトグ
ラフィーで純度よく合成されていることが確認された。
実施例5 Pro−Phe−.Asp−Leu−Phe− l 1
e−Arg−Lysの合成Fmoc−Lys(Boc)
樹脂(Fmoc−Lys(Boc)が0.52  ミリ
モル/8樹脂の割合で導入されているp−アルコキシベ
ンジルアルコール樹,i) 577 mgを振とうでき
るように装置したMerrifieldの固相法用反応
装置にとり、ジメチルホルムアミド(20 ml)に懸
濁し30分間振とうし、Fmoc−Lys(Boc)樹
脂を膨潤させた。
これを、以下のFmoc基除去サイクルに付し,た。
a) DMF 20 ml中、1分間振どう後、濾過し
た(2回)。
b) 20 Kビペリジン−[IMF溶液20ml中、
3分間振どう後、濾過し・た。
C) 20 :ビペリジンー開F溶濠20 ml中で1
0分間振とう後、濾逼して、Fmoc基を脱離した。
d) DMF 20 mlで2回洗浄。
e)イソブロバノール20 mlで2回洗浄。
ここで、Kaiser法により. Fmoc基が完全に
除去したことを確認し、もし、不完全ならば上記の除去
サイクルを繰り返した。また、完全に除去されているな
らば、以下ζこ示す合成サイクルに供した。
f) Fmoc基除去サイクルで得られたl{−Lys
(8oc)樹脂をDMF 20 ml で2回振どうす
ることによって膨潤させた。
g) Fmoc−Arg(Mtr) (548 mg,
 0.9 ミリモル)、}loft (146 mg,
 1.08  ミI) モ,L) (DDMFljiZ
(20 ml)を加え、1分間振とうした。
h) l Mジシクロへキシル力ルポジイミド塩化メチ
レン.1J渣0.99 mlを添加し、70分開振とぅ
した。
) DMF 20 mlで2回洗浄。
J)イソブロバノール20 mlで2回洗浄。
ここで、Kaiser法によって縮合が完了しているか
否かを確認し、もし、不完全ならば、上記の縮合サイク
ルを繰り返した。また、完全に縮合が完了しているなら
ば、再び、Fmoc基除去サイクルに供した後、8)ス
テップをFmoc− 1 1eで行う縮合サイクルに付
した。以後、同様に、Fmoc基除去サイクルとFmo
cアミノ酸縮合サイクルを繰り返してFmoc−Phe
, Fmoc−Leu, Fmoc−Asp(OBut
)、Fmoc−Phe+Boc−ProをIlii次縮
合した。こうして得られたBoc−Pro−Phe− 
Asp(OBu ’) − Leu − Phe− l
 l e−Arg(Mtr) − Lys(Boc)樹
脂を樹脂からの脱離工程に供した。
即ち、塩化メチレン20 mlで2回洗浄し、塩化メチ
レン(to ml)一アニソール(2.00 lil)
一チオフェノール(0.66 ml)混合溶液に!Q濁
、続いて、トリフルオロ酢酸(20 ml)一塊化メチ
レン(2.32 ml)を加え1時間振とうした。樹脂
を濾過し、得られる濾液にエーテルを加え、濾過するこ
とによって、白色沈殿(320 mg )を得た。これ
に、トリフルオ口酢酸(13.5 ml)一チオアニソ
ール(1.5 ml)一チオフェノール(0.60 m
l)混合溶液を添加、5時間攪拌した。この反応溶液に
、エーテルを加え、濾過することによって白色沈殿(2
80 m3)を得た。
得られた白色粉末を逆相液体クロマトグラフイーに供し
、求めるPro−Phe−Asp−Leu−Phe−l
le−^rg−LyS画分を分取し、得られる溶出画分
を濃縮乾固する。ついで、蒸留水を加え数回濃縮乾固を
繰り返した後、少量の蒸留水にとかし、凍結乾燥する。
こうして精製されたPro−Phe−Asp−Leu−
Phe− 1 le−Ar3−Lys 102 mgを
得た。精製物の一部をとり、気相プロテインシークエン
サーでアミノ酸配列を調べたところPro、Phe,A
sp.Leu,Phe, l le,Arg、Lysの
順となり求めるベプチト配列と一致した。また 、FA
B貿!分析器による分子量ffll定を行っても m/
z1035.59 (Ml”)となり理論値に一致した
。さらに、6N−HCI水溶液で加水分解し、アミノ酸
分析に供したところAsp 1.00. Pro O.
92, lie 0.9J Leu +.00. Ph
e 1.9+, Lys O.97, Arg O.9
6の比となりこれもまた理論値と一致した。従って、求
めるペプチドが合成されていることが確認された。
純度は、3Nクロマトグラフイーと逆相液体クロマトグ
ラフイーで純度よく合成されていることが確認された。
(以 下 余 白) 実施例6 Pro−Phe−Asp− l Ie−Phe− 1 
1e−Arg−Lys−Serの合成Fmoc−Ser
(Bu’)樹脂(Fmoc−Ser(Bu’)が0.4
0 ミリモル/8樹脂の割合で導入されているρ−アル
コキシベンジルアルコール樹脂) 750 mgを振と
うできるように装置したMerrifieldの固相法
用反応装置にとり、ジメチルホルムアミド(20 ml
>に懸濁し30分間振とうし、Fmoc−Ser(Bu
’)樹脂を11潤させた。
これを、以下のF+noc基除去サイクルに付した。
a) DMF 20 ml中、1分間振どう後、濾過し
た(2回)。
b) 20 !ビベリジン−DMF溶液201中、3分
間振どう後、濾過した。
C) 20 xヒヘリジンーDMF溶液201中テ10
分間振どう後、濾過して、FIIIoC基を脱離した。
d) DMF 20 mlで2回洗浄。
e)イソブロバノール201で2回洗浄。
ここで、Kaiser法により、Fmoc基が完全に除
去したことを確認し、もし、不完全ならば上記の除去サ
イクルを繰り返した。また、完全に除去されているなら
ば、以下に示す合成サイクルに供した。
f) Fmoc基除去サイクルで得られたH−Ser(
Bu ’)樹脂DMF 20 mlで2回振どうするこ
とによフて膨潤させた。
g) Fmoc−Lys(Boc) (422 llg
, 0.9 ミリモル)、HOBt (146 mg.
 1.08 ミリモル)のDMF溶液(20 ml)を
加え、i分間振とうした。
h) l Mジシクロへキシル力ルポジイミド塩化メチ
レン溶液0.99 mlを添加し、70分間振とうした
i) DMF 20 mlで2回洗浄。
j)イソブロパノール201で2回洗浄。
ここで−. Kaiser法によって縮合が完了してい
るか否かを確認し、もし、不完全ならば、上記の縮合サ
イクルを繰り返した。また、完全に縮合が完了している
ならば、再び、Fmoc基除去サイクルに供した後、g
〉ステップをFmoc−Arg(Mtr)で行う縮合サ
イクルに付した。以後、同様に、Fmoc基除去サイク
ルとFmocアミノ酸縮合サイクルを繰り返して4う Fmoc−11e,Fmoc4he,Fmoc−lle
+ Fmoc−Asp(OBu’)、Fmoc−Phe
, Boc−Proを順次縮合した。こうして得られた
Boc−Pro−Phe−Asp(OBu’)−l1e
−Phe−lle−Arg(Mtr)−Lys(Boa
)−Ser(Bu’)樹脂を樹脂からの脱離工程に供し
た。
即ち、塩化メチレン20mlで2回洗浄し、塩化メチレ
ン(10 ml)一アニソール(2.00 ml)一チ
オフェノール(0.66 ml)混合溶液に懸濁、続い
て、トリフルオロ酢酸(20 ml)一塩化メチレン(
2.32 ml)を加え1時間振とうした。樹脂を濾過
し、得られる濾液にエーテルを加え、濾過することによ
って、白色沈殿(350 mg)を得た。これに、トリ
フルオ口酢酸(13.5 ml)一チオアニソール(1
.5 ml)一チオフェノール(0.60 ml)混合
溶液を添加、5時間攪拌した。この反応溶液に、エーテ
ルを加え、濾過することによって白色沈殿(322 m
g)を得た。
得られた白色粉末を逆相液体クロマトグラフィに供し、
求めるPro−Phe−Asp−11e−Phe−ll
e−Arz−Lys−Ser画分を分取し、得られる溶
出画分を濃縮乾固する。ついで、蒸留水を加え数回濃縮
乾固を繰十+ り返した後、少量の蒸留水にとかし、凍結乾燥する。こ
うして精製されたPro−Phe−Asp− I 1e
−Phe一e−Arg−Lys−Ser 71 rag
を得た。精製物の一部をとり、気相プロテインシークエ
ンサーでアミノ酸配列を調べたところPro, Phe
SAsp, l l e, Phe, l le,Ar
g,Lys,Sero順となり求めるペブチド配列と一
致した。また、FAB質量分析器による分子量測定を行
ってもm/z 1122.60 (MH”)となり理論
値に一致した。
さらに、ON−HCI水溶液で加水分解し、アミノ酸分
析に供したところAsp 1.02, Ser O.9
6, Pro 0.9B,目e 1.92, Phe 
1.93, Lys 1.00, Arg O.’97
の比となりこれもまた理論値と一致した.従フて、求め
るペブチドが合成されていることが確認された。
また、薄層クロマトグラフィーと逆相液体クロマトグラ
フィーで純度よく合成されていることが確認された。
(以 下 念 白) 実施例7 Phe−Asp−Leu−Phe− l 1e−Arg
−Lysの合成Fmoc−Lys(Boa)樹脂( F
moc−Lys(Roe)が0.67 ミリモル/g樹
脂の割合で導入されてぃるp−アルコキシベンジルアル
コール樹脂) 343 mgを振とうできるように装置
したMerrifieldの固相法用反応装置にとり、
ジメチルホルムアミド(20 ml)に懸濁し30分間
振とうし、Fmoc−Lys(Boc)樹脂を膨潤させ
た。
これを、以下のFmoc基除去サイクルに付した。
a) DMF 20 1中、1分間振どう後、濾過した
(2回)。
b) 20 %ビベリジン−DMF溶液20 ml中、
3分間振どう後、濾過した。
c)20χヒヘリジ”,t−DMF溶液20 ml中T
IO分間振とう後、濾過して、Fmoc基を脱離した。
d) DMF 20 mlで2回洗浄。
e)イソブロパノール201で2回洗浄。
ここで、Kaiser法により、Fmoc基が完全に除
去したことを確認し、もし、不完全ならば上記の除去4
テ サイクルを繰り返した。また、完全に除去されているな
らば、以下に示す合成サイクルに供した。
f) Fmoc基除去サイクルで得られたH−Lys(
Roe)樹脂なDMF 20 ml で2回振どうする
ことによってI1潤させた。
g) Fmoc−Arg(Mtr> (420 B, 
0.7 ミリモル)、float (112 11g,
 O。83 ミリモル)のDMF溶液(20 ml)を
加え、1分間振とうした。
h)IMジシクロへキシル力ルポジイミド塩化メチレン
溶液0.76 mlを添加し、70分間振とうした。
i) DMF 20 mlで2回洗浄。
j)イソブロパノール20石1で2回洗浄。
ここで、Kaiser法によって縮合が完了しているか
否かを確認し、もし、不完全ならば、上記の縮合サイク
ルを繰り返した。また、完全に縮合が完了しているなら
ば、再び、Fmoc基除去サイクルに供した後、g)ス
テップをFmoc−l leで行う縮合サイクルに付し
た。以後、同様に、Fmoc基除去サイクルとFmoc
アミノ酸縮合サイクルを繰り返してFmoc4ワ Phe..Fmoc−LeuSFmoc−Asp(OB
u’)、Boc−Pheを順次縮合した。こうして得ら
れたBoc−Phe−Asp(OBu t)−Leu−
Phe−l1e−Arg(Mtr){ys(Boc)樹
脂を樹脂からの脱離工程に供した。
即ち、塩化メチレン201で2回洗浄し、塩化メチレン
(10 ml)一アニソール(2.00 ml)一チオ
フェノール(0.66 ml)混合溶液に懸濁、続いて
、トリフルオロ酢酸(20 ml)一塩化メチレン(2
.32 ml)を加え1時間振とうした。樹脂を濾過し
、得られる濾液にエーテルを加え、濾過することによっ
て、白色沈殿(420 mg>を得た。これに、トリフ
ルオ口酢酸(13.5 ml)一チオアニソール(1.
5 ml)一チオフェノール(0.60 ml)混合溶
液を添加、5時間攪拌した。この反応溶液に、エーテル
を加え、濾過することによって白色沈殿(33,O m
g>を得た。
得られた白色粉末を逆相液体クロマトグラフィーに供し
、求めるPhe−Asp−Leu−Phe− l 1e
−ArH−Lys画分を分取し、得られる溶出画分を濃
縮乾固する。
ついで、蒸留水を加え数回濃縮乾固を繰り返した後、少
量の蒸留水にとかし、凍結乾燥する。こう4? して精製されたPhe−Asp−Leu−Phe−li
e−Arg−Lys 5Bmgを得た。精!!物の一部
をとり、気相プロテインシークエンサーでアミノ酸配列
を調べたところPhe,AspSLeu,Phe,li
eSAr8、Lysの順となり求めるベブチド配列と一
致した。また、FD質量分析器による分子量測定を行っ
ても Il1/2 93B (MH”)となり理論値に
一致した。さらに、6N−}1cI水溶液で加水分解し
、アミノ酸分析に供したところAsp 1.00,le
  O.92,  Leu  1.00,  Phe 
 1.92,  Lys  O.98,  Arg0.
95の比となりこれもまた理論値と一致した。従って、
求めるペブチドが合成されていることが確認された。
純度は、薄層クロマトグラフィーと逆相液体クロマトグ
ラフィーで純度よく合成されていることが確認された。
(以 下 <7 白) 実施例8 Set−Pro−t’he−Asp−Leu−f’he
−口e−Arg−Lys−Serの合成 Fmoc−Ser(Bu″′)樹脂(Fmoc−Ser
(Bu’)が0.40  ミリモル/g樹脂の割合で導
入されているp−アルコキシベンジルアルコール樹脂)
 450 mgを振とうできるように装置したMerr
ifieldの固相法用反応装置にとり、ジメチルホル
ムアミド(20 ml)に懸濁し30分間振とうし、F
moc−Ser(But)樹脂を膨潤させた。
これを、以下のFmoc基除去サイクルに付した。
a) DMF 20 ml中、1分間振どう後、濾過し
た(2回)。
b) 20 Xビベリジン一〇MF溶液20mI中、3
分間振とう後、濾通した。
c) 20 %ピベリジン一〇MF溶ff20ml中で
10分間振どう後、濾過して、Fmoc基を脱離した。
d) DMF 20 mlで2回洗浄。
e)イソブロバノール20mlで2回洗浄。
ここで、Kaiser法により、Fmoc基が完全に除
去したことを確認し、もし、不完全ならば上記の除去サ
イクルを繰り返した。また、完全に除去されているなら
ば、以下に示す合成サイクルに供した。
f) F…OC基除去サイクルで得られたH−Ser(
But)樹脂DMF 20 mlで2回振どうすること
によって膨潤させた。
g) Fmoc−Lys(Boc) (252 mg,
 0.5 ミリモル)、1{Oat (55 11g+
 0.41 ミリモル)の[lMF溶液(20 ml>
を加え、1分間振とうした。
h) l Mジシクロへキシル力ルポジイミド塩化メチ
レン溶液0.51を添加し、70分間振とうした。
) DMF 20 mlで2′回洗浄。
j)イソブロバノール201で2回洗浄。
ここで、Kaiser法によって縮合が完了しているか
否かを確認し、もし、不完全ならば、上記の縮合サイク
ルを繰り返した。また、完全に縮合が完了しているなら
ば、再び、Fmoc基除去サイクルに供した後、g)ス
テップをFmoc−Arg(Mtr)で行う縮合サイク
ルに付した。以後、同様に、Fmoc基除去サイクルと
Fmocアミノ酸縮合サイクルを繰り返してFmoc−
l1e, Fmoc−Phe+Fmoc−Leu, F
moc−Asp(OBu’)、Fmoc−Phe, F
moc−Prb, Fmoc−Serを順次縮合した。
こうして得られたFmoc−Ser(But)−Pro
−Phe−Asp(08u’)−L.eu−Phe−1
1e−Arg(Mtr)−Lys(Boc)−Ser(
BuL)樹脂をFmoc基除去サイクルに付して、H−
Ser(Bu’)−Pro−Phe−Asp(OBu 
t)−Leu−Phe− 1 1 e−Arg(Mtr
) − Lys(Boc)−Ser(Bu t)樹脂を
得、次いで、樹脂からの脱離工程に供した。
即ち、塩化メチレン20 mlで2回洗浄し、塩化メチ
レン(10 ml)一アニソール(2.00 ml)一
チオフェノール(0.66 ml)混合溶液に懸濁、続
いて、トリフルオロ酢酸(20 ml)一塩化メチレン
(2.32 ml)を加え1時間振とうした。樹脂を濾
過し、得られる濾液を減圧濃縮した。残査にトリフルオ
ロ酢酸(13.5 ml)一チオアニソール(1.5 
ml)一チオフェノール(0.60 ml)混合溶液を
添加、5時間攪拌した。この反応溶液に、エーテルを加
え、濾過することによフて白色沈殿(183 mg)を
得た。得られた白色粉末な逆相液体クロマトグラフイー
に供し、求めるSer−Pro−Phe−Asp−Le
u−Phe− l 1e−Arg−Lys−Ser画分
を分取し、得られる溶出画分を濃縮乾固する。ついで、
蒸留水を加え数回濃縮乾固を繰り返した後、少量の蒸留
水にとかし、凍結乾燥する。
こうして精製されたSer−Pro−Phe−Asp−
Leu−Phe−6−Arg−1yS−Ser 118
 Bを得た。精製物の一部をとり、気相プロテインシー
クエンサーでアミノ酸配列を調べたところSer, P
ro, PheSAspSLeu..Phe, l l
 e,Arg,Lys,Serの順となり求めるベブチ
ド配列と一致した。また 、FAB質量分析器による分
子量測定を行ってもm/z 1210 (M}l”)と
なり理論値に一致した。さらに、6N−HCI水溶液で
加水分解し、アミノ酸分析に供したところAsp O.
97, Ser 1.7B, Pro O.94, I
le O.95, Leu 1.03, Phe 1.
87, Lys 1.02, Arc O.99の比と
なりこれもまた理論値と一致した。従フて、求めるベブ
チドが合成されていることが確認された。
また、薄層クロマトグラフィーと逆相液体クロマトグラ
フィーで純度よく合成されていることが確認された。
実施例9 Ser−A rg−Asp− t.ys−Arg−Th
r− Ser−Arg−Asp−Lys−Arg −T
hrの合成 Fl1oc−Thr(Bu ’)樹脂( Fmoc−T
hr(Bu’)が0.69ミリモル/8樹脂の割合で導
入されているp−アルコキシベンジルアルコール樹脂)
 435 mgを振とうできるように装置したMerr
Nieldの固相法用反応装置にとり、ジメチルホルム
アミド(20 lit)に懸濁し30分間振とうし、F
moc−Thr(Bu’)樹脂を膨潤させた。
これを、以下のFmoc基除去サイクルに付した。
a) DMF 20 ml中、1分間振どう後、濾過し
た(2回)。
b) 20 $ピベリジンーDMF溶液20ml中、3
分間振どう後、濾通した。
c) 20 !ビペリジンーDMF溶渣201中で10
分間振どう後、濾過して、Fmoc基を脱離した。
d) DMF 20 if で2回洗浄。
e)イソブロパノール20m1 で2回洗浄。
ここで、Kaiser法により、Fmoc基が完全に除
去したことを確認し、もし、不完全ならば上記の除去サ
イクルを繰り返した。また、完全に除去されているなら
ば、以下に示す合成サイクルに供した。
f) Fmoc基除去サイクルで得られたl{−Thr
(Bu’)樹脂をDMF 20 ml で2回振とうす
ることミこよって膨澗させた。
3) Fmoc−Arg(Mtr) ( 548 mg
, 0.9 ミリモル)、HOBt (146 mg,
 1.08 ミリモル)のDMF溶液(20 ml)を
加え、1分間振とうした。
h) l Mジシクロへキシル力ルポジイミド塩化メチ
レン溶液0.99 mlを添加し、70分間振とうした
) DMF 20 ml  で、2回洗浄。
J)イソブロバノール201で2回洗浄。
ここで、Kaiser法によって縮合が完了しているか
否かを確認し、もし、不完全ならば、上記の縮合サイク
ルを繰り返した。また、完全に縮合が完了しているなら
ば、再び、Fmoc基除去サイクルに供した後、g)ス
テップをFmoc−Lys(Boc)で行う縮合サイク
ルに付した。以後、同様に、Fmoc基除去サイクルと
Fn+ocアミノ酸縮合サイクルを繰り返してFmoc
−Asp(OBu’)、Fmoc−Arg(Mtr)、
Fmoc−Ser(Bu’)、Fmoc−Thr(Bu
t)、Fmoc−Arg(Mtr)、Fmoc−Lys
(Boc)、Fmoc−Asp(OBu ’)、Fmo
c−Arg(Mtr)、Fmoc−Ser(But)、
を順次縮合した。こうして得られたFmoc−Set(
Bu’)−Arg(Mtr)−Asp(OBu Q −
 Lys( BoC) − Arg(ML r)−Th
r( Bu ’) − Se r( Bu ’)−A 
rg(Mtr)−Asp(OBu ’)− Lys( 
Boc)−Arg(Mtr)−Thr(Bu’)樹脂な
FmoC基除去サイクルに付して、H−Ser(8ut
)−Arg(Mtr)−Asp(OBu’)−Lys(
Boc)−Arg(Mt r) 4hr(Bu t)−
Ser(Bu t)−Arg(Mtr)−Asp(OB
u ’)−Lys(Boc)−Arg(Mtr)−Th
r(But)一樹脂を得、ついで、樹脂からの脱離工程
に供した。
即ち、塩化メチレン20…1で2回洗浄し、塩化メチレ
ン(10 ml)一アニソール(2.00 ml)一チ
オフェノール(0.66 ml)混合溶液に懸濁、続い
て、トリフルオロ酢酸(20 ml)一塊化メチレン(
2.32 ml)を加え1時間振とうした。樹脂を濾過
し、得られる濾液にエーテルを加え、濾過することによ
って、白色沈殿(400 mg)を得た。これに、トリ
フルオ口酢酸(13.5 ml)一チオアニソール(1
.5 ml)一チオフエノール(0.60 ml)混合
溶液を添加、5時間攪拌した。この反応溶液に、エーテ
ルを加え、濾過することによって′白色沈殿(382 
mg)を得た。
得られた白色粉末を逆相液体クロマトグラフィーに供し
、求めるSer−Arg−Asp−Lys−Arg−T
hr−Ser−Arg−Asp−Lys−Arg−Th
r画分を分取し、得られる溶出画分を濃縮乾固する。つ
いで、蒸留水を加え数回濃縮乾固を繰り返した後、少量
の蒸留水にとかし、凍結乾燥する。こうして精製された
Ser−Arg−Asp−Lys−Arg−Thr−S
er−Arg−Asp−Lys−Arg−Thr 38
 Bを得た。精製物の一部をとり、気相プロテインシー
クエンサーでアミノ酸配列を調べたところSer,A「
8,^SpI Lys, Arg,Thr, Ser,
 Arg+ AS9+ ’yS+Arg, Thro順
となり求めるペブテド配列と一致した。また、FAB質
量分析器による分子量測定を行っても m/z 150
5.32 (MH”)となり理論値ここ一致した。さら
に、6N−HCI水溶液で加水分解し、アミノ酸分析に
供したところSer 1.88, Arg 3.94.
 Asp2.00, Lys 2.02, Thr 1
.94の比となりこれもまた理論値と一致した。従フて
、求めるベブチドが合成されていることが確認された。
また、NMクロマトグラフィーと逆相液体クロマトグラ
フィーで純度よく合成されていることが確認された。
(以 下 会 白) 参考例 対応する出発物質を用いて、実施例1〜9と同様にして
、下記化合物を得た。
参考化合物lO Pro−Set−Pro−Pha−Asp−Leu参考
化合物lI Leu−Pro−Asp−Ala−Arg−His−S
er−Thr−Thr−GlnPro−Arg−Lys
−Thr−Lys−Gly−Ser−Gly−Phe−
Phe特許出願人 大日本製薬株式会社 味の素株式会社 代 理 人 坪  井  有  四 郎

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式[ I ]で示されるアミノ酸配列を有する
    ペプチドにおいて、第1〜10番目のアミノ酸配列を有
    するペプチド、第2〜12番目のアミノ酸配列において
    少なくとも第2〜9番目のアミノ酸配列を有するペプチ
    ドまたは第3〜9番目のアミノ酸配列を有するペプチド 式[ I ] 【遺伝子配列があります】 (式中、xはLeuまたはIleを意味する。)或いは
    下記式[II]で示されるアミノ酸配列を有するペプチド 式[II] 【遺伝子配列があります】 或いは下記式[III]で示されるアミノ酸配列を有する
    ペプチド 式[III] 【遺伝子配列があります】 或いはそれらのアミノ酸残基の部分的変換体。
  2. (2)請求項1記載の式[ I ]で示されるアミノ酸配
    列を有するペプチドにおいて、第1〜10番目のアミノ
    酸配列を有するペプチド、第2〜12番目のアミノ酸配
    列において少なくとも第2〜9番目のアミノ酸配列を有
    するペプチドまたは第3〜9番目のアミノ酸配列を有す
    る請求項1記載のペプチド。
  3. (3)請求項1記載の式[II]で示されるアミノ酸配列
    を有する請求項1記載のペプチド。
  4. (4)請求項1記載の式[III]で示されるアミノ酸配
    列を有する請求項1記載のペプチド。
  5. (5)請求項1記載のペプチドの塩。
  6. (6)請求項1記載のペプチドまたはその塩を有効成分
    とする抗アレルギー剤。
  7. (7)免疫グロブリンEレセプター拮抗作用に基づくこ
    とを特徴とする請求項6記載の抗アレルギー剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992004373A1 (en) * 1990-08-31 1992-03-19 Dainippon Pharmaceutical Co., Ltd. Peptide having antiallergic activity
WO2000050461A1 (en) * 1999-02-25 2000-08-31 Smithkline Beecham Biologicals S.A. Epitopes or mimotopes derived from the c-epsilon-3 or c-epsilon-4 domains of ige, antagonists thereof, and their therapeutic uses

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992004373A1 (en) * 1990-08-31 1992-03-19 Dainippon Pharmaceutical Co., Ltd. Peptide having antiallergic activity
WO2000050461A1 (en) * 1999-02-25 2000-08-31 Smithkline Beecham Biologicals S.A. Epitopes or mimotopes derived from the c-epsilon-3 or c-epsilon-4 domains of ige, antagonists thereof, and their therapeutic uses

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