JPH07215432A - 真空吸引コンベヤ - Google Patents

真空吸引コンベヤ

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Publication number
JPH07215432A
JPH07215432A JP941894A JP941894A JPH07215432A JP H07215432 A JPH07215432 A JP H07215432A JP 941894 A JP941894 A JP 941894A JP 941894 A JP941894 A JP 941894A JP H07215432 A JPH07215432 A JP H07215432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
conveyor belt
vacuum suction
contact
vacuum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP941894A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Kato
一之 加藤
Toshitane Matsukawa
敏胤 松川
Saburo Moriwaki
三郎 森脇
Kenji Nakagawa
健次 中川
Toru Sato
徹 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP941894A priority Critical patent/JPH07215432A/ja
Priority to US08/261,347 priority patent/US5562151A/en
Priority to DE69413310T priority patent/DE69413310T2/de
Priority to EP94304392A priority patent/EP0629459B1/en
Publication of JPH07215432A publication Critical patent/JPH07215432A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来に比べ小さな駆動力で駆動でき、しかもコ
ンベヤベルトの劣化を少なくした真空吸引コンベヤを提
供する。 【構成】金属薄帯を表面に吸着するための通気孔が形成
されたコンベヤべルト20bと、このコンベヤベルト2
0bの裏面に滑らかに接触する硬球42が埋め込まれる
と共に通気孔44が形成された上面プレート40を有
し、通気孔44から空気を吸引して硬球42にコンベヤ
ベルト20bの裏面を接触させる吸引箱20aとを備え
た真空吸引コンベヤ20を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被搬送物をコンベヤベ
ルトの表面に吸着して搬送する真空吸引コンベヤに関
し、例えば高速回転している冷却ロールの外周に溶融金
属を接触させて製造した金属薄帯を捕捉、搬送するのに
好適な真空吸引コンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】金属薄帯の製造方法として、高速回転し
ている冷却ロールの外周に溶融金属を噴出させて接触さ
せ、この冷却ロールの抜熱作用により急冷凝固させる方
法が知られている。この方法で製造された金属薄帯を連
続的に捕捉・搬送するために、真空吸引コンベヤを用い
る技術を本出願人が特願平4−340569号に提案し
ている。ここで用いられる真空吸引コンベヤは、被搬送
物を表面に吸着するための通気孔が形成されたコンベヤ
べルトと、このコンベヤべルトに沿って配置された上面
プレートの通気孔から空気を吸引して上面プレートにコ
ンベヤベルトの裏面を接触させる吸引箱とを備えた構造
の真空吸引コンベヤである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の真空吸引コンベ
ヤで金属薄帯を搬送する際は吸引箱で空気を吸引して、
金属薄帯を捕捉し上面プレートの全表面にコンベヤベル
トを接触させて辷らせる。このためコンベヤベルトと上
面プレートとの間の摩擦が大きくなり、金属薄帯を安定
して長時間搬送するためには大きなコンベヤ駆動力が必
要になり、しかもコンベヤベルトの劣化が激しいという
問題がある。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、従来に比べ小
さな駆動力で駆動でき、しかもコンベヤベルトの劣化を
少なくした真空吸引コンベヤを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の真空吸引コンベヤは、被搬送物を表面に吸着
するための通気孔が形成されたコンベヤべルトと、該コ
ンベヤベルトの裏面との接触面積を小さくする介在物を
有すると共に通気孔が形成された上面プレートを有し、
該上面プレートの前記通気孔から空気を吸引して前記介
在物に前記コンベヤベルトの裏面を接触させる吸引箱と
を備えたことを特徴とするものである。
【0006】ここで、上記介在物としては、上面プレー
トに一部が埋め込まれた丸棒や硬球が採用される。ま
た、硬球や丸棒が入り込み自在に回転できる凹部を上面
プレートに形成し、この凹部に硬球や丸棒を回転自在に
入れ込んだベアリング構造にすることもできる。また、
丸棒等を格子状に組んで上面プレートに配置してもよ
い。また、コンベヤベルトの裏面と接触する介在物の接
触面を滑らかにすることが好ましい。
【0007】さらに、上面プレートは、例えば真鍮製に
する。さらにまた、コンベヤベルトは、例えばテフロン
などの樹脂製、布製、ナイロン製にする。
【0008】
【作用】本発明の真空吸引コンベヤでは、介在物とコン
ベヤベルトとを接触させるので、上面プレートの全表面
にコンベヤベルトを接触させる場合に比べ接触面積が小
さくなる。このため上面プレートとコンベヤベルトとの
間の摩擦力を低減でき、この結果、コンベヤ駆動力を低
減できしかもコンベヤベルトの劣化を少なくして長寿命
化を図ることができる。
【0009】ここで、硬球や丸棒が入り込み自在に回転
できる凹部を上面プレートに形成し、この凹部に硬球や
丸棒を回転自在に入れ込んだベアリング構造にした場合
は、上面プレートとコンベヤベルトとの間の摩擦力を一
層低減でき、この結果、コンベヤ駆動力を一層低減でき
しかもコンベヤベルトの一層劣化を少なくして長寿命化
を図ることができる。さらに、コンベヤベルトの裏面と
接触する介在物の接触面を滑らかにした場合は、介在物
にコンベヤベルトの裏面が滑らかに接触して辷るので摩
擦力を一層低減できる。
【0010】また、上面プレートとコンベアベルトとに
挟まれた空間を真空シールする壁を設けると、吸引箱が
空気を吸引したときにコンベヤベルトと介在物とを効率
良く接触させることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の真空吸引コン
ベヤの実施例を説明する。図1は、真空吸引コンベヤを
用いた金属薄帯の製造装置を示す概略構成図である。金
属薄帯製造装置10は、溶融金属12を貯えるタンディ
ッシュ14と、溶融金属12が接触する冷却ロール16
と、金属薄帯18を搬送する第1の真空吸引コンベヤ2
0及び第2の真空吸引コンベヤ22とを備えて構成され
ている。また、タンディッシュ14の下端部には、溶融
金属12を噴出させるための注湯ノズル24が設けられ
ている。また、第1の真空吸引コンベヤ20は、その先
端部が冷却ロール16の外周に近接して配置されてお
り、吸引箱20aが内蔵され、通気孔(図示せず)が形
成されたベルト20bがプーリ20c,20dで保持さ
れて回転する構造になっている。また、第2の真空吸引
コンベヤ22の先端部は、第1の真空吸引コンベヤ20
の後端部に近接して配置されており、第1の真空吸引コ
ンベヤ20によって搬送されてきた金属薄帯を吸着して
巻取りリール32に搬送するように構成されている。
尚、第2の真空吸引コンベヤ22には、第1の真空吸引
コンベヤ20と同様に、吸引箱22aが内蔵され、通気
孔(図示せず)が形成されたベルト22bがプーリ22
c,22dで保持されて回転する構造になっており、台
車24に載せられて破線で示す位置26まで運ばれる。
【0012】金属薄帯18を製造するに当っては、20
〜40m/s程度の速度で回転している冷却ロール16
の外周に注湯ノズル24から溶融金属12を噴出させ急
冷凝固させて金属薄帯18を得る。冷却ロール16の外
周近傍に設置したエアスリットノズル28から金属薄帯
18に向けて圧縮空気を噴射し、第1の真空吸引コンベ
ヤ20により金属薄帯18を吸引して剥離し捕捉搬送す
る。この吸引は、吸引箱20aを用いてベルト20bを
介して空気を吸引することにより行われる。これにより
金属薄帯18を一定の場所で剥離できる。第1の真空吸
引コンベヤ20の後端部まで搬送された金属薄帯18は
続いて、第2の真空吸引コンベヤ22により破線の位置
26まで搬送され、巻付け装置34によって巻取りリー
ル32に巻き付けられる。
【0013】図2は第1の真空吸引コンベヤ20(図1
参照)の構造を示す、(a)は上面プレートの平面図、
(b)は第1の真空吸引コンベヤの側面図である。尚、
第2の真空吸引コンベヤ22の構造も第1の真空吸引コ
ンベヤ20の構造と同じである。第1の真空吸引コンベ
ヤ20は、金属薄帯18(図1参照)を表面に吸着する
ための通気孔(図示せず)が形成されたコンベヤべルト
20bと、このコンベヤベルト20bの裏面に滑らかに
接触する硬球42が埋め込れると共に通気孔44が形成
された上面プレート40が設けられ、通気孔44から空
気を吸引して硬球42にコンベヤベルト20bの裏面を
接触させる吸引箱20aとを備えて構成されている。
尚、上面プレート40とコンベアベルト20bとに挟ま
れた空間を真空シールする壁(図示せず)が形成されて
おり、これにより吸引箱20aが空気を吸引したときに
コンベヤベルト20bと硬球42とを効率良く接触でき
る。
【0014】この第1の真空吸引コンベヤ20では、硬
球42にコンベヤベルト20bの裏面が滑らかに接触し
て辷り、しかも上面プレート40の全表面にコンベヤベ
ルト20bを接触させる場合に比べ接触面積が小さくな
る。このため上面プレート40とコンベヤベルト20b
との間の摩擦力を低減でき、この結果、コンベヤ駆動力
を低減できしかもコンベヤベルト20bの劣化を少なく
して長寿命化を図ることができる。具体的には、コンベ
ヤ駆動力を従来の約1/2まで低減することができ、ま
たベルトの寿命を約2倍にできた。
【0015】図3は真空吸引コンベヤの変形例の構造を
示す、(a)は上面プレートの平面図、(b)は第1の
真空吸引コンベヤの側面図である。この変形例の真空吸
引コンベヤ50の特徴は、硬球42(図2参照)に代え
て丸棒62を上面プレート60に埋め込んだ点にあり、
他の構成は同じであるので同じ要素は同じ符号で示す。
【0016】上記の実施例では、上面プレートに硬球や
丸棒を埋め込んだ例を示したが、硬球や丸棒が入り込み
自在に回転できる凹部を上面プレートに形成し、この凹
部に硬球や丸棒を回転自在に入れ込んだベアリング構造
にすることもできる。尚、上記実施例では、金属薄帯の
捕捉・搬送用の真空吸引コンベヤについて説明したが、
本発明の真空吸引コンベヤはこれに限るものではなく、
他の用途に用いることもできる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の真空吸引コ
ンベヤによれば、介在物とコンベヤベルトとを接触させ
るので、上面プレートの全表面にコンベヤベルトを接触
させる場合に比べ接触面積が小さくなり、上面プレート
とコンベヤベルトとの間の摩擦力を低減でき、この結
果、コンベヤ駆動力を低減できしかもコンベヤベルトの
劣化を少なくして長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空吸引コンベヤを採用した金属薄帯
の製造装置を示す概略構成図である。
【図2】図1に示した第1の真空吸引コンベヤの構造を
示し、(a)は上面プレートの平面図、(b)は第1の
真空吸引コンベヤの側面図である。
【図3】図2に示した真空吸引コンベヤの変形例の構造
を示し、(a)は上面プレートの平面図、(b)は第1
の真空吸引コンベヤの側面図である。
【符号の説明】
20,50 真空吸引コンベヤ 20a 吸引箱 20b 40,60 上面プレート 42 硬球 44 通気孔 62 丸棒
フロントページの続き (72)発明者 森脇 三郎 千葉市中央区川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内 (72)発明者 中川 健次 千葉市中央区川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内 (72)発明者 佐藤 徹 千葉市中央区川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社千葉製鉄所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被搬送物を表面に吸着するための通気孔
    が形成されたコンベヤべルトと、 該コンベヤベルトの裏面との接触面積を小さくする介在
    物を有すると共に通気孔が形成された上面プレートを有
    し、該上面プレートの前記通気孔から空気を吸引して前
    記介在物に前記コンベヤベルトの裏面を接触させる吸引
    箱とを備えたことを特徴とする真空吸引コンベヤ。
JP941894A 1993-06-18 1994-01-31 真空吸引コンベヤ Pending JPH07215432A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP941894A JPH07215432A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 真空吸引コンベヤ
US08/261,347 US5562151A (en) 1993-06-18 1994-06-16 Method and apparatus for producing thin ribbon
DE69413310T DE69413310T2 (de) 1993-06-18 1994-06-17 Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines dünnen Bandes
EP94304392A EP0629459B1 (en) 1993-06-18 1994-06-17 Method and apparatus for producing thin ribbon

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP941894A JPH07215432A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 真空吸引コンベヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07215432A true JPH07215432A (ja) 1995-08-15

Family

ID=11719827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP941894A Pending JPH07215432A (ja) 1993-06-18 1994-01-31 真空吸引コンベヤ

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JP (1) JPH07215432A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07257722A (ja) * 1994-02-11 1995-10-09 Ltg Lufttech Gmbh 工作物処理装置
JP2002166213A (ja) * 2000-11-30 2002-06-11 Toyota Motor Corp 薄膜接合体および液体塗布装置と液体塗布方法
CN106335748A (zh) * 2016-08-31 2017-01-18 浙江恒立数控科技股份有限公司 一种金属板材输送装置
CN106743336A (zh) * 2015-11-24 2017-05-31 衡阳市维达胜电气自动化设备有限公司 一种自动感应传送装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030513