JPH07215268A - 船舶における艤装工法 - Google Patents

船舶における艤装工法

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JPH07215268A
JPH07215268A JP6027460A JP2746094A JPH07215268A JP H07215268 A JPH07215268 A JP H07215268A JP 6027460 A JP6027460 A JP 6027460A JP 2746094 A JP2746094 A JP 2746094A JP H07215268 A JPH07215268 A JP H07215268A
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JP
Japan
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ship
outfitting
hull
tower
fittings
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6027460A
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English (en)
Inventor
Kenzaburo Nakajima
堅三郎 中島
Masahiro Hioki
征弘 日置
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 船舶に艤装品を取り付けるに際し、多数の艤
装品の効率の良い取り付けが可能な艤装工法を提供す
る。 【構成】 枠構造に形成され船舶の船殻ブロック10とは
分離したタワー型艤装品支持構造体1に、陸上で艤装品
5a〜5cや作業用足場6a,階段6などを取り付けた
後、支持構造体1を船殻ブロック10の所定個所に搬入し
て下部船殻デッキ2aに据付けることにより、艤装品5
a〜5cなどを船殻ブロック10に取り付けていた従来工
法に対し、作業の安全性と効率の向上とを可能とし、さ
らに陸上設備の利用によるコストダウンを可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶に艤装品を取り付
ける艤装工法に関し、特に船舶の機関室に複数の艤装品
を要領よく(作業能率よく)取り付けるのに好適な船舶
艤装工法に関する。なお、船舶のほか海上構造物の艤装
工法にも適用可能である。
【0002】
【従来の技術】一般に、船舶の機関室内には、補機器
(コンプレッサや補助ボイラなど),パイプ(機関の吸
・排気管,気水管など),弁類など多くの艤装品が取り
付けられている。
【0003】従来は、図2,3(A〜C)に示すよう
に、船殻構造であるデッキ2および船側外板3等で構成
される単体の船殻ブロック10(機関室は数個の船殻ブロ
ックから構成されている)が陸上にある時点で、同船殻
ブロック10に、艤装品5としての多数の気水管5a,弁
などが取り付けられる〔図3(A)〕(この工程を一般
に「ブロック艤装」と呼んでいる)一方、船殻ブロック
10を構成する床9に陸上で大型の艤装品(排ガスエコノ
マイザに連設されるスパークアレスター(sparkarreste
r) 5b,補助ボイラの煙管5c,コンプレッサ5dな
どが取り付けられている〔図3(B)〕(この工程を一
般に「ユニット艤装」と呼んでいる)。
【0004】そして、陸上におけるブロック艤装および
ユニット艤装において取り付け(あるいは組み立て)ら
れた艤装品5が船殻ブロック10および床9と共に船内に
搬入され、船内において各気水管5a,スパークアレス
ター5b,煙管5c,コンプレッサ5dにそれぞれ船内
側の配管7,通風筒(煙突)8などが接続され、さらに
作業用の足場6aをそなえた階段6が取り付けられる
〔図3(C)〕。このようにして、船舶の機関室の艤装
が行なわれる。符号4は船殻補強材を示しており、また
符号11は通風筒8および配管7のカバー兼保持部材を示
しており、このカバー兼保持部材7は船体に取り付けら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の艤装
工法では、上述のように、船内作業が多く、工程調整や
安全上にも多くの問題がある。また、気水管などのサポ
ートに船殻構造を利用するので、パイプ長が長くなるな
どの問題点もある。本発明は、このような問題点の解決
をはかった船舶における艤装工法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に記載の船舶における艤装工法は、船舶に
艤装品を取り付けるに際し、枠構造に形成され上記船舶
の船殻と分離したタワー型艤装品支持構造体に上記艤装
品を取り付けてから、上記タワー型艤装品支持構造体を
上記船舶の船殻デッキに据付けるようにしたことを特徴
としている。
【0007】また、請求項2に記載の船舶における艤装
工法は、請求項1に記載の船舶における艤装工法におい
て、上記タワー型艤装品支持構造体に作業用の足場およ
び階段が取り付けられていることを特徴としている。
【0008】さらに、請求項3に記載の船舶における艤
装工法は、請求項1または2に記載の船舶における艤装
工法において、上記タワー型艤装品支持構造体への上記
の艤装品および作業用の足場ならびに階段の取り付けを
陸上において行なってから、上記船舶へ一体化して搬入
するようにしたことを特徴としている。
【0009】
【作用】上述の本発明の船舶における艤装工法では、船
殻ブロックに艤装品を取り付けることがなくなるので船
殻ブロックの製作と艤装品取り付け作業との混在作業を
解消でき、またパイプ長を減少できる。さらに、陸上で
タワー型艤装品支持構造体に艤装品の取り付けを行なう
ことにより、陸上の固定設備を使用でき陸上設備の有効
利用が可能となり、かつ一括搬入することにより、船内
への搬入頻度を激減できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例としての船舶におけ
る艤装工法を、機関室における船体上部構造としての排
気集合ユニットを例として説明すると、図1は同工法の
手順を示す斜視図である。
【0011】この実施例では、図1に示すように、タワ
ー型艤装品支持構造体(以下「タワー型構造体」と略称
する)1が用いられている。タワー型構造体1は、山形
鋼,I形鋼,みぞ形鋼などの鋼材の枠構造から成り、船
殻構造(デッキ2,船側外板3)や船殻補強材4,底板
9などとは分離した独立の構造体で、船内に搬入後は、
下部船殻デッキ2aに据付けられる。なおタワー型構造
体1の寸法は、これに取り付けられる艤装品の物量によ
り所要の寸法に決定される。この実施例の場合、デッキ
2と下部船殻デッキ2aとの間に収容できる高さに設定
されている。
【0012】タワー型構造体1の内部に、多数の気水管
5a,排ガスエコノマイザに連設されるスパークアレス
ター5b,補助ボイラの煙管5cなどの大型の艤装品
が、陸上の工場において取り付けられる。さらに、作業
用の足場6aや階段6なども陸上の工場においてタワー
型構造体1の外周および内部に取り付けられる。
【0013】ここで、艤装品5や階段6,作業用足場6
aなどが、タワー型構造体1にサポートされ、これらが
全て陸上で一体組に組立てられる。そしてこの工法を、
「タワーユニット艤装工法」と呼ぶ。したがって、タワ
ーユニット艤装工法によれば、多数の艤装品5がタワー
型構造体と一体に取扱われる(搬送される)ことにな
り、タワー型構造体1を船殻ユニット10の所定位置に搬
入・据付けるとき、全ての艤装品5を、デッキ2と下部
船殻デッキ2aとの間に、集中配置することができる。
そしてその後、各艤装品に船内側の配管や通風筒8など
が接続される。
【0014】このように、この実施例の工法では、船殻
ブロックに艤装品を取り付けないので、船殻ブロックの
製作と艤装品取り付け作業とが混在することを解消で
き、安全性および効率が向上する。さらに、艤装品はタ
ワー型構造体1にサポートされるので、パイプ長がいた
ずらに長くなることがない。また、艤装品取付け作業の
大部分を陸上で完了できるので、大幅なコストダウンが
可能となり、同時に陸上の固定設備が使用できるので、
設備の有効利用が可能となる。
【0015】さらに、タワー型構造体1に陸上で艤装品
を一括搭載して船内に搬入することにより、船内への搬
入頻度を激減でき、著しい運搬効率の向上が可能とな
る。さらにまた、タワー型構造体1に取り付けた作業用
の足場6aや階段6を艤装品5の取り付け時やその後の
メンテナンスに利用することができ、大幅な工数ダウン
が可能となる。なお、上述の実施例は、船舶の機関室に
おける艤装工法を例としているが、機関室のほかの個所
の艤装工法に適用可能なことは言うまでもなく、特に艤
装品の個数が比較的多い機関室の艤装工法に好適であ
る。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の船舶にお
ける艤装工法によれば、次のような効果ないし利点が得
られる。 (1) 船殻構造製作と艤装品取付け作業の混在作業が解消
し、作業の安全性と効率とが向上する。 (2) 大多数の艤装品取付け作業が陸上で完了できるの
で、大幅なコストダウンが可能となる。 (3) 陸上で取付け一括搭載することにより、船内に数多
く運搬していた頻度が解消し、著しい運搬効率を図るこ
とができる。 (4) 艤装品をタワー型艤装品支持構造体に集中配置する
ことでパイプの物量減をはかることができる。 (5) 陸上での艤装品取付けには固定設備が使用でき、設
備の有効利用が可能となる。また、艤装品を固定するタ
ワー型艤装品支持構造体は、建造時に利用できるのみな
らず、建造後のメンテナンスにも利用できるので、大幅
な工数ダウンをもたらすようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての船舶における艤装工
法の手順を示す斜視図。
【図2】従来の船舶における艤装工法の手順を示す斜視
図。
【図3】(A),(B),(C) 従来の船舶における艤装工法の
手順を分解して示す模式図。
【符号の説明】
1 タワー型艤装品支持構造体 2 デッキ 2a 下部船殻デッキ 3 船側外板 4 船殻補強材 5 艤装品 5a 気水管 5b スパークアレスター 5c 煙管 6 階段 6c 作業用足場 8 通風筒 10 船殻ブロック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船舶に艤装品を取り付けるに際し、枠構
    造に形成され上記船舶の船殻と分離したタワー型艤装品
    支持構造体に上記艤装品を取り付けてから、上記タワー
    型艤装品支持構造体を上記船舶の船殻デッキに据付ける
    ようにしたことを特徴とする、船舶における艤装工法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の船舶における艤装工法
    において、上記タワー型艤装品支持構造体に作業用の足
    場および階段が取り付けられていることを特徴とする、
    船舶における艤装工法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の船舶における
    艤装工法において、上記タワー型艤装品支持構造体への
    上記の艤装品および作業用の足場ならびに階段の取り付
    けを陸上において行なってから、上記船舶へ一体化して
    搬入するようにしたことを特徴とする、船舶における艤
    装工法。
JP6027460A 1994-01-31 1994-01-31 船舶における艤装工法 Withdrawn JPH07215268A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009518218A (ja) * 2005-12-06 2009-05-07 シュイフコ ゲーエムベーハー フォシュング ウント エントヴィックルング マリチメル システム 船舶上部構造
CN103661802A (zh) * 2013-12-05 2014-03-26 江苏新时代造船有限公司 舾装件的安装作业方法

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JP2009518218A (ja) * 2005-12-06 2009-05-07 シュイフコ ゲーエムベーハー フォシュング ウント エントヴィックルング マリチメル システム 船舶上部構造
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CN103661802B (zh) * 2013-12-05 2016-01-20 江苏新时代造船有限公司 舾装件的安装作业方法

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