JPH0340780B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0340780B2 JPH0340780B2 JP7921986A JP7921986A JPH0340780B2 JP H0340780 B2 JPH0340780 B2 JP H0340780B2 JP 7921986 A JP7921986 A JP 7921986A JP 7921986 A JP7921986 A JP 7921986A JP H0340780 B2 JPH0340780 B2 JP H0340780B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor pan
- ship
- floor
- box
- receiving opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 31
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims 2
- 101150006573 PAN1 gene Proteins 0.000 description 11
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、舶用浴室ユニツトの構造に関するも
のである。
のである。
(従来の技術及び問題点)
船舶建造にあたつては近来船の装備を前もつて
船の外部で製作する傾向にある。これは、船外で
別途製作することによる製作時間の短縮化及び作
業能率の向上のためである。例えば、浴室はその
構造及び付帯設備等の特殊性からユニツト化され
ている。
船の外部で製作する傾向にある。これは、船外で
別途製作することによる製作時間の短縮化及び作
業能率の向上のためである。例えば、浴室はその
構造及び付帯設備等の特殊性からユニツト化され
ている。
しかるに、従来の浴室ユニツトは一つの浴室を
一個のユニツトとしてまとめ上げ、対称的な構造
のユニツトを対としてその配管等の工事の容易化
を図つていた。
一個のユニツトとしてまとめ上げ、対称的な構造
のユニツトを対としてその配管等の工事の容易化
を図つていた。
しかしながら、上記従来のユニツトは、船内へ
の搬入時にユニツトの数の回数だけクレーンを搭
載操作せねばならずクレーンの稼動率が低くなつ
てしまうこと、また排水金具の排水管への接続は
フレキシブル管等を用いて一ユニツト毎に行われ
ておりその工事に長時間を要していること、等の
問題点がありその改善が望まれていた。
の搬入時にユニツトの数の回数だけクレーンを搭
載操作せねばならずクレーンの稼動率が低くなつ
てしまうこと、また排水金具の排水管への接続は
フレキシブル管等を用いて一ユニツト毎に行われ
ておりその工事に長時間を要していること、等の
問題点がありその改善が望まれていた。
(問題点を解決するための手段)
本発明は上記問題点を解決するもので、
一体化された床パンに周囲壁材、境界壁材を立
設し、これら壁材の上部に天井材を取りつけて二
つの浴室を一体構造とし、 床パンは、境界壁材側の領域に両浴室の排水金
物が下方に向けて突設され、外周部には船床の受
開口の内周縁部に載置せられる外縁部が設けられ
ている共に搭載用の吊下金具が設けられ、 船体側には、上記床パンの外縁部が船床の受開
口の内周縁部に載置された際に、上方に開口して
上記排水金物を収容する箱型のスカツパーボツク
スが設けられ、該スカツパーボツクスには上記排
水金物の下端よりも上方の位置にて開口する排水
管が取りつけられている、 ことを特徴とするものである。
設し、これら壁材の上部に天井材を取りつけて二
つの浴室を一体構造とし、 床パンは、境界壁材側の領域に両浴室の排水金
物が下方に向けて突設され、外周部には船床の受
開口の内周縁部に載置せられる外縁部が設けられ
ている共に搭載用の吊下金具が設けられ、 船体側には、上記床パンの外縁部が船床の受開
口の内周縁部に載置された際に、上方に開口して
上記排水金物を収容する箱型のスカツパーボツク
スが設けられ、該スカツパーボツクスには上記排
水金物の下端よりも上方の位置にて開口する排水
管が取りつけられている、 ことを特徴とするものである。
かかる本発明の舶用浴室ユニツト構造による製
造組立て手順は次の要領で行われる。
造組立て手順は次の要領で行われる。
先ず、二つの浴室分の床パンを一体的に作
り、該床パンの境界壁材側領域に両浴室の排水
金具を床パン下面に取りつけると共に、外周部
に吊下金具を取りつける。
り、該床パンの境界壁材側領域に両浴室の排水
金具を床パン下面に取りつけると共に、外周部
に吊下金具を取りつける。
さらに上記床パンに周囲壁材、境界壁材を、
そして次にこれら壁材の上部に天井材を取りつ
けて、二室一体化されたユニツトを形成する。
そして次にこれら壁材の上部に天井材を取りつ
けて、二室一体化されたユニツトを形成する。
次に、上記ユニツトに必要な設備を取付ける
と共に配管等を行なう。
と共に配管等を行なう。
かかるユニツトをその吊下金具にフツクを掛
けてクレーンにて吊下して、船体の船床の受開
口にもち込む。そして、ユニツトをその床パン
外縁部にて船床の受開口内周縁部に載置し、固
定する。すると、床パンの排水金具は船体側の
スカツパーボツクス内に収容され、排水金具の
下端が排水管の開口よりも下位にあたるために
ウオータシールの排水系が形成される。かくし
て本発明の浴室ユニツトの製造・組立が完了す
る。
けてクレーンにて吊下して、船体の船床の受開
口にもち込む。そして、ユニツトをその床パン
外縁部にて船床の受開口内周縁部に載置し、固
定する。すると、床パンの排水金具は船体側の
スカツパーボツクス内に収容され、排水金具の
下端が排水管の開口よりも下位にあたるために
ウオータシールの排水系が形成される。かくし
て本発明の浴室ユニツトの製造・組立が完了す
る。
(実施例)
以下、添付図面にもとづいて本発明の一実施例
を説明する。
を説明する。
第1図は本実施例の舶用浴室ユニツト構造の断
面図で、第2図は第1図のもの−線における
縦断面図である。
面図で、第2図は第1図のもの−線における
縦断面図である。
本実施例のユニツト構造は大別して、浴室ユニ
ツトと船体側の構造から成つている。
ツトと船体側の構造から成つている。
浴室ユニツトは、甲板とほぼ同じ板厚の床パン
1の上に周囲壁材2及び境界壁材3そしてこれか
ら壁材の上に天井材4が取りつけられている。
1の上に周囲壁材2及び境界壁材3そしてこれか
ら壁材の上に天井材4が取りつけられている。
床パン1は、境界壁3を挟んで対称に設計され
た2つの浴室A、B用に一体的に形成せられてお
り、境界壁3に寄つた領域に排水金具5A,6A
及び5B,6Bがそれぞれ下方に向け突設されて
いる。また床パン1の外周部にはフランジ部7が
張り出しており、該フランジ部の適宜箇所(図で
は4箇所)にフツク孔8′を有する吊下金具8が
設けられている。さらに上記床パン1には、周囲
壁材2及び境界壁材3の下端を固定するため周囲
鍔部9及び境界鍔部10がそれぞれ垂立してい
る。なお、床パン1の底面には溶接等によつて補
強部材11が取りつけられている。
た2つの浴室A、B用に一体的に形成せられてお
り、境界壁3に寄つた領域に排水金具5A,6A
及び5B,6Bがそれぞれ下方に向け突設されて
いる。また床パン1の外周部にはフランジ部7が
張り出しており、該フランジ部の適宜箇所(図で
は4箇所)にフツク孔8′を有する吊下金具8が
設けられている。さらに上記床パン1には、周囲
壁材2及び境界壁材3の下端を固定するため周囲
鍔部9及び境界鍔部10がそれぞれ垂立してい
る。なお、床パン1の底面には溶接等によつて補
強部材11が取りつけられている。
このように二室分を一体的に形成された床パン
1に壁材及び天井材、さらには必要な設備が、予
め船外にて組まれて浴室ユニツトが作られる。先
ず、周囲壁材2及び境界壁材3が、それぞれ周囲
鍔部9及び境界鍔部10にて位置決めかつ固定さ
れる。周囲壁材2及び境界壁材3は共に上端部に
天井材部4を取付けるための取付片2′及び3′を
有している。この取付片2′,3′に天井材4を載
せた後これを固定し、しかる後必要な設備の取付
け及び配管等の工事がなされて浴室ユニツトがで
き上がる。
1に壁材及び天井材、さらには必要な設備が、予
め船外にて組まれて浴室ユニツトが作られる。先
ず、周囲壁材2及び境界壁材3が、それぞれ周囲
鍔部9及び境界鍔部10にて位置決めかつ固定さ
れる。周囲壁材2及び境界壁材3は共に上端部に
天井材部4を取付けるための取付片2′及び3′を
有している。この取付片2′,3′に天井材4を載
せた後これを固定し、しかる後必要な設備の取付
け及び配管等の工事がなされて浴室ユニツトがで
き上がる。
一方、船体側には船床Fに、上記浴室ユニツト
を取つけるための受開口20が設けられている。
該受開口20はその内周縁部で床パン1のフラン
ジ部7を受けるようにその大きさ及び形成が定め
られている。上記受開口20の中央部には排水管
21に取りつけられたスカツパーボツクス22が
配されている。該スカツパーボツクス22は、上
記床パン1のフランジ部7が受開口20にて所定
位置に配置された際、上記床パン1から突出せる
排水金具5A,6A及び5B,6Bを収容する形
をなしており、上記排水管21はスカツパーボツ
クス内部にまで突出しその上端開口は上記排水金
具の下端開口よりも上位に位置している。かくし
て、上記排水金具5A,6A及び5B,6B、ス
カツパーボツクス22そして排水管21によつて
ウオータシール構造の排水系が形成されるように
なつている。
を取つけるための受開口20が設けられている。
該受開口20はその内周縁部で床パン1のフラン
ジ部7を受けるようにその大きさ及び形成が定め
られている。上記受開口20の中央部には排水管
21に取りつけられたスカツパーボツクス22が
配されている。該スカツパーボツクス22は、上
記床パン1のフランジ部7が受開口20にて所定
位置に配置された際、上記床パン1から突出せる
排水金具5A,6A及び5B,6Bを収容する形
をなしており、上記排水管21はスカツパーボツ
クス内部にまで突出しその上端開口は上記排水金
具の下端開口よりも上位に位置している。かくし
て、上記排水金具5A,6A及び5B,6B、ス
カツパーボツクス22そして排水管21によつて
ウオータシール構造の排水系が形成されるように
なつている。
前述した、船外で作られた浴室ユニツトを船内
に組むにはクレーン等の吊下フツクを床パン1の
吊下金具8のフツク孔8′に掛けて浴室ユニツト
を吊下して船内に持ち込む。次に該浴室ユニツト
を上方から降下せしめて所定位置に設置する。す
なわち、床パン1のフランジ部7が船床の受開口
20の内周縁部の所定位置に載るように配置し、
これを固定する。上記所定位置に設置されると、
排水金具5A,6A及び5B,6Bはスカツパー
ボツクス22に収容されて、既述のごとく自動的
にウオータシール構造の排水系が完成する。この
場合、特に配管工事を要しないで済む。
に組むにはクレーン等の吊下フツクを床パン1の
吊下金具8のフツク孔8′に掛けて浴室ユニツト
を吊下して船内に持ち込む。次に該浴室ユニツト
を上方から降下せしめて所定位置に設置する。す
なわち、床パン1のフランジ部7が船床の受開口
20の内周縁部の所定位置に載るように配置し、
これを固定する。上記所定位置に設置されると、
排水金具5A,6A及び5B,6Bはスカツパー
ボツクス22に収容されて、既述のごとく自動的
にウオータシール構造の排水系が完成する。この
場合、特に配管工事を要しないで済む。
(発明の効果)
以上のような本発明によるならば、次のような
効果を得ることができる。
効果を得ることができる。
浴室ユニツトが二室一体構造であるために、
船内への搬入回数が従来にくらべ半分になり、
クレーンの稼動率が二倍に向上し、他の作業の
能率を高めることができる。
船内への搬入回数が従来にくらべ半分になり、
クレーンの稼動率が二倍に向上し、他の作業の
能率を高めることができる。
浴室ユニツト内の配管等の工事が予めしかも
船外で行なうことができ、従来の船内での困難
な工事に比し、その作業能率は一段と向上す
る。
船外で行なうことができ、従来の船内での困難
な工事に比し、その作業能率は一段と向上す
る。
船体側の排水管との接続が不要となるので、
作業工数が激減すると共に接続のための、例え
ばフレキシブル管等が要らなくなりコストの低
減化においても貢献する。
作業工数が激減すると共に接続のための、例え
ばフレキシブル管等が要らなくなりコストの低
減化においても貢献する。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は本実
施例の舶用浴室ユニツト構造の断面図、第2図は
第1図のもの−線における縦断面図である。 1……床パン、2……周囲壁材、3……境界壁
材、4……天井材、5A,6A;5B,6B……
排水金物、8……吊下金具、21……排水管、2
2……スカツパーボツクス。
施例の舶用浴室ユニツト構造の断面図、第2図は
第1図のもの−線における縦断面図である。 1……床パン、2……周囲壁材、3……境界壁
材、4……天井材、5A,6A;5B,6B……
排水金物、8……吊下金具、21……排水管、2
2……スカツパーボツクス。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一体化された床パンに周囲壁材、境界壁材を
立設し、これら壁材の上部に天井材を取りつけて
二つの浴室を一体構造とし、 床パンは、境界壁材側の領域に両浴室の排水金
物が下方に向けて突設され、外周部には船床の受
開口の内周縁部に載置せられる外縁部が設けられ
ている共に搭載用の吊下金具が設けられ、 船体側には、上記床パンの外縁部が船床の受開
口の内周縁部に載置された際に、上方に開口して
上記排水金物を収容する箱型のスカツパーボツク
スが設けられ、該スカツパーボツクスには上記排
水金物の下端よりも上方の位置にて開口する排水
管が取りつけられている、 こととする舶用浴室ユニツト構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7921986A JPS62236972A (ja) | 1986-04-08 | 1986-04-08 | 舶用浴室ユニット構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7921986A JPS62236972A (ja) | 1986-04-08 | 1986-04-08 | 舶用浴室ユニット構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62236972A JPS62236972A (ja) | 1987-10-17 |
JPH0340780B2 true JPH0340780B2 (ja) | 1991-06-20 |
Family
ID=13683810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7921986A Granted JPS62236972A (ja) | 1986-04-08 | 1986-04-08 | 舶用浴室ユニット構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62236972A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0768779B2 (ja) * | 1989-10-31 | 1995-07-26 | 徳田 衛一 | 老人用又は身障者用居室設備 |
FI116128B (fi) * | 2000-07-03 | 2005-09-30 | Aker Finnyards Oy | Poistovesikanavien kokoojajärjestely, järjestely vesipisteiden poistovesikanavien liittämiseksi kokoojakanavaan sekä menetelmä vesipisteillä varustetun hyttielementtijärjestelyn aikaansaamiseksi |
FI116616B (fi) * | 2003-04-07 | 2006-01-13 | Piikkio Works Oy | Menetelmä kelluvan rakenteen ja siihen tarkoitetun esivalmistetun tilayksikön valmistamiseksi sekä kelluva rakenne ja esivalmistettu tilayksikkö |
KR20160140896A (ko) * | 2014-04-01 | 2016-12-07 | 픽키오 웍스 오이 | 플로팅 구조 |
-
1986
- 1986-04-08 JP JP7921986A patent/JPS62236972A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62236972A (ja) | 1987-10-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0340780B2 (ja) | ||
JPS6214216Y2 (ja) | ||
JP2003113633A (ja) | 排水桝 | |
JPH08441Y2 (ja) | 浴室類の組立構造 | |
JP2824050B2 (ja) | 屋外床の避難ハッチ取付構造 | |
JPH061658Y2 (ja) | 壁掛形洋風便器の設置構造 | |
JP4203477B2 (ja) | 排水管固定部材 | |
JPS6116329Y2 (ja) | ||
JPH0725380Y2 (ja) | 外装材の取り付け構造 | |
JPS6315681Y2 (ja) | ||
JP2502318Y2 (ja) | 配管パネル | |
JPH0214265Y2 (ja) | ||
JPS6318621Y2 (ja) | ||
JPH0473480A (ja) | 床パネルの配管固定構造、その配管固定方法及び配管を固定した床パネルを備えた洗面ユニット、キッチンユニット、バスユニット | |
JPS6133775Y2 (ja) | ||
JPS647161Y2 (ja) | ||
JPS5938803Y2 (ja) | 建物用煉瓦壁体の換気構造 | |
JPS6236796Y2 (ja) | ||
JPH08232391A (ja) | 天井施工方法 | |
JPH086965Y2 (ja) | エアブロー浴槽付きユニットバス | |
JPS5926968Y2 (ja) | 照明器具 | |
JP3030244U (ja) | 電気配線用連結箱 | |
JPH0145287Y2 (ja) | ||
JPS6040727Y2 (ja) | 天井パネルの取付装置 | |
JPH0133626B2 (ja) |