JP3125405B2 - 船舶における艤装工作方法 - Google Patents

船舶における艤装工作方法

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JP3125405B2
JP3125405B2 JP04020717A JP2071792A JP3125405B2 JP 3125405 B2 JP3125405 B2 JP 3125405B2 JP 04020717 A JP04020717 A JP 04020717A JP 2071792 A JP2071792 A JP 2071792A JP 3125405 B2 JP3125405 B2 JP 3125405B2
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昭典 徳永
公雄 三ツ川
三郎 樽井
英和 小島
正次 土井
隆司 山口
優 細井
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は船舶の艤装工作方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】船舶の建造において、配管を含む艤装品
のユニットを艤装する場合、配管と船殻構造との取合部
を、貫通ピースを介して接続する作業が必要であり、か
かる配管と船殻構造との取合部を正確に位置決めするこ
とが重要な課題である。
【0003】そのため、従来では、艤装ユニットを地上
ブロック又は船内に搭載した後、貫通ピースを仮付けし
たり、あるいは、合わせ管を用いたりして配管と貫通ピ
ースとの取合調整を行ってから本付けを行うようにして
いる。又、配管が内面塗装管であったり亜鉛鍍金管であ
るときには、型取り管を使用し、更に、配管が曲り管で
あるときには、配管の両端を仮付けするようにしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記配管と
船殻構造との取合調整作業の場合、地上ブロック上又は
船内作業となるため、作業が危険であると共に、多大の
工数を必要とし、ブロック上又はドック上のクレーンを
専有しなければならないという弊害がある。又、取合配
管の取合調整用に、合わせ管、型取り管等を準備する
か、貫通ピースそのものに調整のための仮付け部を設け
ねばならず、取合調整作業に多大の工数を要するという
欠点がある。
【0005】そこで、本発明は、船殻構造の一部を艤装
ユニットに取り込むことにより、合わせ管、型取り管、
貫通ピースの仮付けを不要にできるようにし、艤装工作
を安全作業の確保できるユニット定盤上で行うことがで
きるような船舶における艤装工作方法を提供しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、艤装ユニット用の配管と船殻構造との取
合部に配置するための貫通ピースを、予め上記配管の端
部に接続して一体化しておき、該配管を用いて艤装ユニ
ットを組み立てた後、船殻構造の一部となる船殻構造ブ
ロックに、上記貫通ピースを貫通配置して溶接すること
により、船殻構造の一部を艤装ユニットに取り込ませる
ようにしたことを特徴とする船舶における艤装工作方法
とする。
【0007】
【作用】船殻構造と配管との取合部に配置する貫通ピー
スを、艤装ユニット用の配管に一体化しておいて、艤装
ユニットの組み立て時に、船殻構造の一部を艤装ユニッ
トに取り込ませるようにするので、現場での取合調整が
不要となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0009】図1乃至図3は本発明の一実施例を示すも
ので、タンク内横隔壁部と該横隔壁部を貫通させて据え
付けるための配管である縦通管との取合部の艤装工作に
ついて示す。予め、管工場又は製作工場にて、縦通管2
の横隔壁部との取合側端部に、管継手としての接続フラ
ンジ3を介して貫通ピース4を精度よく接続して一体完
成品としておく。この一体完成品である縦通管2をユニ
ット定盤(図示せず)上に所要本数搬入し、該ユニット
定盤上に配置しておいた支持台5に位置決め固定して艤
装ユニットとしての縦通管ユニットUを組み立てる。次
に、上記ユニット定盤上に船殻構造の一部となる船殻構
造ブロックとしての横隔壁ブロック1を搬入し、該横隔
壁ブロック1の所定位置に穿設しておいた貫通孔7に貫
通ピース4を挿通させ、該貫通ピース4の外周部の中フ
ランジ8を、上記貫通孔7の外周位置に溶接して、横隔
壁ブロック1を縦通管ユニットUに取り込ませるように
する。
【0010】上記において、貫通ピース4は工場にて縦
通管2の端部に一体化して完成品としてあり、且つ縦通
管2はユニット定盤上にて正確に組み立てるものであ
り、更に、この正確に組み立てられた縦通管ユニットU
の貫通ピース4を、ユニット定盤上で横隔壁ブロック1
に正確に取合調整して溶接するので、現場では、横隔壁
ブロック1の接合作業は従来と同様に行うが、横隔壁ブ
ロック1と縦通管2との取合調整は全く不要となり、隣
接する縦通管2´に接続フランジ3を介して貫通ピース
4を接続するだけで済む。なお、貫通ピース4と縦通管
2,2´との間の管継手としては、スリーブやソケット
を用いるようにしてもよい。図3において、9はスティ
フナーを示す。
【0011】次に、図4は本発明の他の実施例を示すも
ので、中フランジ8とスリーブ10との間を調整しなけ
ればならない時で縦通管2,2´が内面塗装管である場
合について示す。すなわち、縦通管2,2´が内面塗装
管であるときは、貫通ピース4の内面にも同様に塗装が
施してあるので、貫通ピース4と中フランジ8との間に
スリーブ10を介在させるようにしたものである。
【0012】このようにしておくと、中フランジ8を横
隔壁ブロック1に溶接したときに、貫通ピース4の内面
の塗装を損傷させるおそれをなくすことができ、型取り
管とする必要がなくなる。又、亜鉛鍍金管の場合にも同
様に実施することができる。
【0013】なお、上記実施例では、船殻構造の一部と
して、ブロック化されたタンク内横隔壁を縦通管ユニッ
トUに取り込ませた場合を示したが、ポンプルームある
いは機関室で用いる艤装ユニットに対しても同様に適用
できること、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0014】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の船舶における
艤装工作方法によれば、船殻構造と配管との取合部に配
置する貫通ピースを配管に一体化しておいて、その配管
を用いて艤装ユニットを組み立て、更に、上記貫通ピー
スを、船殻構造の一部となる船殻構造ブロックに貫通さ
せて溶接することにより、船殻構造の一部を艤装ユニッ
トに取り込ませるようにしたので、次の如き種々の優れ
た効果を発揮する。 配管と貫通ピースを工場にて一体化できるので完成品
として処理することができる。 艤装工作をユニット定盤上にて安全に行うことができ
る。 ブロック上、ドック内での配管と船殻構造との合わせ
管や型取り管等を用いた取合調整作業が不要となるた
め、工数を大幅に削減することができる。 取合調整のために大型クレーンを用いる必要がなくな
ることから、大型クレーンを他の用途に使用することが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の船舶における艤装工作方法の一実施例
を示すもので、横隔壁ブロックを取り込ませた縦通管ユ
ニットの概略平面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】配管と横隔壁ブロックとの取合状態を示す部分
拡大図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す図3と同様な部分拡
大図である。
【符号の説明】
1 横隔壁ブロック(船殻構造ブロック) 2 縦通管(配管) 4 貫通ピース 7 貫通孔 U 縦通管ユニット(艤装ユニット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 英和 愛知県知多市北浜町11番1号 石川島播 磨重工業株式会社 愛知工場内 (72)発明者 土井 正次 愛知県知多市北浜町11番1号 石川島播 磨重工業株式会社 愛知工場内 (72)発明者 山口 隆司 愛知県知多市北浜町11番1号 石川島播 磨重工業株式会社 愛知工場内 (72)発明者 細井 優 愛知県知多市北浜町11番1号 石川島播 磨重工業株式会社 愛知工場内 (56)参考文献 実開 昭51−11591(JP,U) 実開 昭51−133821(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63B 9/00 B63B 9/06 B63B 25/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 艤装ユニット用の配管と船殻構造との取
    合部に配置するための貫通ピースを、予め上記配管の端
    部に接続して一体化しておき、該配管を用いて艤装ユニ
    ットを組み立てた後、船殻構造の一部となる船殻構造ブ
    ロックに、上記貫通ピースを貫通配置して溶接すること
    により、船殻構造の一部を艤装ユニットに取り込ませる
    ようにしたことを特徴とする船舶における艤装工作方
    法。
JP04020717A 1992-01-10 1992-01-10 船舶における艤装工作方法 Expired - Fee Related JP3125405B2 (ja)

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CN104044696B (zh) * 2013-11-20 2016-04-13 招商局重工(江苏)有限公司 一种超大口径双金属铸造泥管分段预装不设合拢管工艺

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