JP2009179086A - 固縛金物、埋込型車両固縛金物及びこれを備えた車両運搬船 - Google Patents

固縛金物、埋込型車両固縛金物及びこれを備えた車両運搬船 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の車両運搬船の埋込型車両固縛金物では、多数の埋込型車両固縛金物を、車両搭載甲板に穿設された多数の穴に、表面全周囲溶接と手作業による裏面全周囲溶接とにより取り付ける必要があるためその溶接取り付け作業に膨大な時間を要し、車両運搬船の建造コストが高くなるという問題がある。
【解決手段】ポット部と、ポット部の内部に取付けられた係止手段と、ポット部の上部の外側面の全周囲にポット部の上端面と平行に形成された甲板係合面とを備えた。これにより、裏面の手作業による溶接を大幅に低減或いは省略することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両運搬船(自動車運搬船、カーフェリー等)において、搭載された車両を固縛するために、車両運搬船の車両搭載甲板に取り付けられる埋込型車両固縛金物及びこれを備えた車両運搬船、或いは固縛金物に関する。
従来、車両運搬船では、図9に図示のように、搭載された車両を固縛するために、車両搭載甲板1に多数の穴が明けられ、各穴に半球状の埋込型車両固縛金物100が溶接により取り付けられている。
図9に図示の周知の埋込型車両固縛金物100は、その外径が車両搭載甲板1の穴の内径より小さくなるように形成されている。
車両運搬船の建造において、車両搭載甲板1のブロックの製作時には、ブロックは反転させられて縦骨2、助骨3等が溶接により取り付けられ、各種の配管、配線、照明器具等も取り付けられる。
このとき、埋込型車両固縛金物100は車両搭載甲板1に穿設された多数の穴に差し込まれ、車両搭載甲板1と埋込型車両固縛金物100とは全周囲に亘って溶接される(裏面全周囲溶接部Wbの形成)。
その後、車両搭載甲板1のブロックは反転させられ正規の状態にて船台に搭載され、取り付け済みのブロックと溶接接続された後、ブロックの上面から、車両搭載甲板1の穴と埋込型車両固縛金物100とが全周囲に亘って溶接される(表面全周囲溶接部Wfの形成)。
このように、図9に示す周知の構造のものでは、多数の埋込型車両固縛金物100を、車両搭載甲板1に穿設された多数の穴に、各々、表面全周囲溶接Wfと裏面全周囲溶接Wbとにより取り付けられていた。
このとき、裏面全周囲溶接Wbのみの場合、車両搭載甲板1に穿設された穴と埋込型車両固縛金物100との間の上面(裏面全周囲溶接部Wbの反対面)に窪みが生じやすくなるため、車両運搬船の運航時において、この窪みに水が溜まり発錆しやすくなるという問題が生じる。
一方、表面全周囲溶接Wfのみの場合(裏面はスポット溶接)、車両搭載甲板1のブロックの正規の状態での表面全周囲溶接Wf時に、ブロー(溶接により溶けた金属塊)が車両搭載甲板1に穿設された穴と埋込型車両固縛金物100との間の隙間から落下するという問題が生じる。
なお、また、ブローの落下を防止するために、裏当て材を使用することも考えられるが、車両搭載甲板1の高さ(デッキ高さ)は通常5〜6mあり、数万個の埋込型車両固縛金物100につき、デッキ裏から裏当て材を当てつつ表面全周囲溶接Wfを行うことは、殆ど不可能に近い。
なお、表面全周囲溶接Wfは、ブロックが正規の状態でしかも平坦な車両搭載甲板1上で行われるため、自動溶接機を使用することができる。
しかしながら、裏面全周囲溶接Wbは、縦骨2、助骨3等により囲まれた狭隘部での作業となるため、自動溶接機を使用することができず、数万個の埋込型車両固縛金物100につき、殆ど手作業で裏面全周囲溶接Wbを行う必要があった。
このため、図9に図示の周知のものでは、その溶接取り付け作業に膨大な時間を要し、車両運搬船の建造コストが高くなるという問題がある。
なお、12は、両端が埋込型車両固縛金物100の上端内部に溶接により固定された係止棒、101はラッシング用フック、102はラッシング用ワイヤである。
本発明は、車両運搬船の車両搭載甲板に容易に取り付けることが可能な埋込型車両固縛金物及びこれを備えた車両運搬船、或いは固縛金物を提供することを目的とする。
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたもので、特許請求の範囲に記載された各発明は、埋込型車両固縛金物及びこれを備えた車両運搬船、或いは固縛金物として、それぞれ以下に述べる各手段を採用したものである。
(1)第1の手段の固縛金物は、ポット部と、前記ポット部の内部に取付けられた係止手段と、前記ポット部の上部の外側面の全周囲に前記ポット部の上端面と平行且つ所定距離下方に形成された段差面と、を備えたことを特徴とする。
(2)第2の手段の固縛金物は、ポット部と、前記ポット部の内部に取付けられた係止手段と、前記ポット部の上部の外側面に前記ポット部の上端面と平行且つ所定距離下方に取り付けられたリング部材と、を備えたことを特徴とする。
(3)第3の手段の埋込型車両固縛金物は、ポット部と、前記ポット部の内部に取付けられた係止手段と、前記ポット部の上部の外側面の全周囲に前記ポット部の上端面と平行且つ所定距離下方に形成された甲板係合面と、を備えたことを特徴とする。
(4)第4の手段は、第3の手段の埋込型車両固縛金物において、前記甲板係合面は、前記ポット部の上部の外側面を所定高さ切削することにより形成されたものであることを特徴とする。
(5)第5の手段は、第4の手段の埋込型車両固縛金物において、前記ポット部の外径は車両搭載甲板に穿設された取り付け穴の内径より大きく、且つ、前記甲板係合面の内径は前記取り付け穴の内径より小さく形成されていることを特徴とする。
(6)第6の手段は、第3の手段の埋込型車両固縛金物において、前記甲板係合面は、前記ポット部の上部の外側面に前記ポット部の上端面と平行且つ所定距離下方に取り付けられたリング部材の上面であることを特徴とする。
(7)第7の手段は、第6の手段の埋込型車両固縛金物において、前記ポット部の外径は車両搭載甲板に穿設された取り付け穴の内径より小さく、且つ、前記リング部材の外径は前記取り付け穴の内径より大きく形成されていることを特徴とする。
(8)第8の手段の車両運搬船は、車両搭載甲板に穿設された複数の取り付け穴と、前記取り付け穴に各々取り付けられた第3乃至7の手段のいずれかの埋込型車両固縛金物とを備えたことを特徴とする。
(9)第9の手段は、第8の手段の車両運搬船において、前記甲板係合面は前記車両搭載甲板の下面にスポット溶接され、前記ポット部の上部の外側面は前記車両搭載甲板の上面に全周囲に亘って溶接されていることを特徴とする。
(10)第10の手段は、第3の手段の埋込型車両固縛金物において、前記甲板係合面は、前記ポット部の上端の外側面に形成されたリング状の鍔部の下面であることを特徴とする。
(11)第11の手段は、第10の手段の埋込型車両固縛金物において、前記ポット部の外径は車両搭載甲板に穿設された取り付け穴の内径より小さく、且つ、前記リング状の鍔部の外径は車両搭載甲板に穿設された取り付け穴の内径より大きく形成されていることを特徴とする。
(12)第12の手段の車両運搬船は、車両搭載甲板に穿設された複数の取り付け穴と、前記取り付け穴に各々取り付けられた第10又は11の手段の埋込型車両固縛金物とを備えたことを特徴とする。
(13)第13の手段は、第12の手段の車両運搬船において、前記リング状の鍔部は前記車両搭載甲板の上面に全周囲に亘って溶接されていることを特徴とする。
特許請求の範囲に記載の請求項1、2に係る発明の固縛金物は、上記の各手段を採用しているので、固縛金物を、車両搭載甲板に穿設された取り付け穴に、裏面から簡単に取り付けることができる。
特許請求の範囲に記載の請求項3〜7、10、11に係る発明の埋込型車両固縛金物は、上記の各手段を採用しているので、埋込型車両固縛金物を車両運搬船の車両搭載甲板へ取り付ける場合に、車両搭載甲板に穿設された取り付け穴と埋込型車両固縛金物の甲板係合面とを全周囲に亘って接触或いは近接させることにより、溶接時のブローが取り付け穴と埋込型車両固縛金物との間の隙間から落下しないようにすることができる。
また、特許請求の範囲に記載の請求項8、9、12、13に係る発明の車両運搬船は、上記の各手段を採用しているので、埋込型車両固縛金物の車両搭載甲板に穿設された複数の取り付け穴への取り付けに際し、甲板係合面が車両搭載甲板に当接するため、容易に上下方向の位置決めを行うことができる。
また、裏面の手作業による溶接はスポット溶接のみ或いは裏面の手作業による溶接を省略することができるため、車両運搬船の建造コストを大幅に低減することができる。
また、表面の自動溶接時において、車両搭載甲板に穿設された取り付け穴と埋込型車両固縛金物の甲板係合面とが全周囲に亘って接触或いは近接しているため、溶接時のブローが取り付け穴と埋込型車両固縛金物との間の隙間から落下することを防止することができる。
以下、本発明の各実施の形態を図1〜図8に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る埋込型車両固縛金物の垂直断面図、図2は、同埋込型車両固縛金物の製造方法を示す図である。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る埋込型車両固縛金物の垂直断面図、図4は、本発明の第3の実施形態に係る埋込型車両固縛金物の垂直断面図、図5は、本発明の第4の実施形態に係る埋込型車両固縛金物の垂直断面図である。
図6は、本発明の第5の実施形態に係る埋込型車両固縛金物の平面図、図7は、本発明の第5の実施形態に係る埋込型車両固縛金物の垂直断面図、図8は、図7のA部の拡大図である。
〔本発明の第1の実施形態〕
先ず、図1、図2に基づき本発明の第1の実施形態に係る埋込型車両固縛金物及びこれを備えた車両運搬船、或いは固縛金物につき説明する。
車両搭載甲板1には、多数(複数)の取り付け穴19が穿設されている。
なお、車両搭載甲板1の下面には、車両搭載甲板1を補強するために縦横に多数本の縦骨2、助骨3が取り付けられている。
この各取り付け穴19には、各々、以下に説明するように係止棒12を有する埋込型車両固縛金物10(10a〜10d)が取り付けられている。
そして、搭載された車両をラッシング用ワイヤで固縛するときに、ラッシング用ワイヤの先端のラッシング用フックを係止棒12に引っ掛けるようになっている。
搭載される車両の種類、大きさは色々であるため、どのような車両でも対応できるように、取り付け穴19及び埋込型車両固縛金物10は、例えば、600〜1000mm間隔で縦横に、しかも強度上、縦骨2、助骨3に近接して配置されている。
車両運搬船において車両搭載甲板1は複数段あり、取り付け穴19及び埋込型車両固縛金物10の個数は、多いもので1隻当たり1万〜2万個になる。
次に、図1に基づき、埋込型車両固縛金物10a(10)の構造の詳細につき説明する。
図1に示すように、埋込型車両固縛金物10aは、ポット状のポット部11a(11)と、ポット部11a上部内面に両端が溶接された係止手段としての係止棒12とにより構成されている。
ポット部11aは、半球状のものが構造上最も簡素であるが、これに限定されるものではなく、垂直断面形状がU字状或いはコの字状のもの、また、水平断面形状が楕円状、角状のもの等、各種の形状のものが採用可能である。
ポット部11aの上端部には、所定高さLsで外側面の全周囲が切削された肉薄部13が形成されている。
この所定高さLsの肉薄部13とポット部11aの肉薄部13以外の部分と堺に、肉薄部13の厚み方向に段差(ポット部板厚Tp−肉薄部板厚Ts)が生じており、この段差面が甲板係合面20a(20)となっている。
この甲板係合面20aは、ポット部11aの上端面と平行なるように、穿設、形成されている。
このとき、次式のように、ポット部11aのポット外径Doは、車両搭載甲板1に穿設された取り付け穴19の穴内径Dd以上、甲板係合面20aの内径(肉薄部外径Dt)は、取り付け穴19の穴内径Dd以下となるように形成されている。
ポット外径Do≧穴内径Dd≧肉薄部外径Dt (式1)
このような形状にすることにより、ポット部11aの肉薄部13を、取り付け穴19に挿入することができる。
そして、埋込型車両固縛金物10aを車両搭載甲板1の取り付け穴19に挿入したときに、甲板係合面20aが車両搭載甲板1の下面に全周囲に亘って接触或いは近接しているため、埋込型車両固縛金物10aの表面全周囲溶接Wf時に、埋込型車両固縛金物10aと取り付け穴19との隙間からブローが落下することがない。
また、切削された肉薄部13の所定高さ(肉薄部長さLs)は、次式のごとく、車両搭載甲板1の甲板板厚Tdと同等、或いは若干大きくなるように形成されている。
肉薄部長さLs≧甲板板厚Td (式2)
なお、ポット部11aの上端は、埋込型車両固縛金物10を車両搭載甲板1の取り付け穴19に挿入したときに、若干(9mm以下、好ましくは2〜3mm程度)突き出るようすれば、車両搭載甲板1上にこぼれた液体(海水、或いは水)がポット部11a内部に流れ込むのを抑制することができる。
次に、各寸法の一例につき説明する。
埋込型車両固縛金物10aの板厚を9mm、車両搭載甲板1の取り付け穴19の穴内径Ddを100mmとすると、埋込型車両固縛金物10aのポット部11aの上端部のポット外径Doは、穴内径Ddよりも大きくする必要があり、取り付け穴19の加工精度等を考慮すると、好ましくは、ポット外径Do≧穴内径Dd+2mm=102mmとなる。
一方、ポット部の上端部の肉薄部外径Dtは、穴内径Ddよりも小さくする必要があり、取り付け穴19の加工精度等を考えると、好ましくは、肉薄部外径Dt≦穴内径Dd−2mm=98mmとなる。
この場合、肉薄部板厚Tsは7mm以下となる。
そして、溶接時の作業性等を考慮すると、肉薄部板厚Tsは、好ましくは埋込型車両固縛金物10aのポット部板厚Tpの半分(肉薄部板厚Ts=ポット部板厚Tp/2±20%の範囲)とする。
次に、図2に基づき埋込型車両固縛金物10aの製造方法を説明する。
材料としては、図2(a)に示すような円盤状の鋼製の板材を用意する。
この板材を、図2(b)に示すように、プレス機によりプレスして半球状(ポット状)部材を製造する。
このとき、半球状部材の上端には、ばり部14が発生する。
そこで、図2(c)に示すように、ばり部14を研削する。
これに合わせて、肉薄部13を形成すべく、ポット部11aの上部の外側面の全周囲を、所定高さ、即ち肉薄部長さLsが甲板板厚Td〜甲板板厚Td+9mm以下(好ましくは、甲板板厚Td+2〜3mm)、且つ、肉薄部板厚Tsが3〜7mm程度になるように研削する。
その後、埋込型車両固縛金物10a(ポット部11a)の上端内部に、係止棒12を溶接する。
このようにして、ポット部11aの上部の外側面の全周囲にポット部11aの上端面と概ね平行な甲板係合面20aが形成されて、埋込型車両固縛金物10aが製造される。
なお、埋込型車両固縛金物10aを車両搭載甲板1の取り付け穴19に溶接するための開先を形成すべく、肉薄部板厚Tsが上方に行くに従い薄くなるようにしても良い。
次に、図1に基づき、埋込型車両固縛金物10aの車両搭載甲板1への取り付け方法、構造につき説明する。
先ず、予め多数の取り付け穴19が穿設された車両搭載甲板1のブロックを反転させ、縦骨2、助骨3等を溶接した状態において、各取り付け穴19に、埋込型車両固縛金物10aを、甲板係合面20a(肉薄部13の下端)のところまで挿入する。
そして、埋込型車両固縛金物10a(甲板係合面20aを含む)と車両搭載甲板1の裏面とを、数箇所裏面スポット溶接Wsする。
その後、車両搭載甲板1のブロックを反転させた後、或いは、船台に搭載して各ブロックを溶接接続した後、車両搭載甲板1の上面から車両搭載甲板1の取り付け穴19と埋込型車両固縛金物10aとを肉薄部13の外側面の全周囲に亘って、肉盛り溶接する(表面全周囲溶接部Wfの形成)。
このとき、車両搭載甲板1上は平坦なため、自動溶接機を使用して表面全周囲溶接Wfすることができる。
このように、第1の実施形態に係る埋込型車両固縛金物10a及びこれを備えた車両運搬船によれば、埋込型車両固縛金物10aを車両運搬船の車両搭載甲板1へ取り付ける場合に、車両搭載甲板1に穿設された取り付け穴19と埋込型車両固縛金物10aの甲板係合面20aとが全周囲に亘って接触或いは近接するため、表面全周囲溶接Wf時のブローが取り付け穴19と埋込型車両固縛金物10aとの間の隙間から落下しないようにすることができる。
また、埋込型車両固縛金物10aの車両搭載甲板1に穿設された複数の取り付け穴19への取り付けに際し、甲板係合面20aが車両搭載甲板1に接触或いは近接するため、上下方向の位置決めを容易に行うことができる。
また、手作業による溶接作業は、裏面スポット溶接Wsのみでよく、埋込型車両固縛金物10aの取り付け作業を大幅に削減し車両運搬船の建造コストを低減できる。
また、埋込型車両固縛金物10aの全周囲に亘って肉薄部13の先端が車両搭載甲板1の上面から若干突き出るようにすれば、車両搭載甲板1上にこぼれた液体(海水、或いは水)がポット部11a内部に流れ込むのを抑制することができる。
〔本発明の第2の実施形態〕
次に、図3に基づき本発明の第2の実施形態に係る埋込型車両固縛金物10b(10)につき説明する。
上記の本発明の第1の実施形態に係る埋込型車両固縛金物10aにおいては、ブローの落下を防止すべく、埋込型車両固縛金物10aの上端部の外側面の全周囲に甲板係合面20a(20)を形成している。
これに対し、本発明の第2の実施形態に係る埋込型車両固縛金物10bにおいては、ブローの落下を防止すべく、ポット部11bの上端より所定高さ下方にリング部材15を取り付けることにより、その上面に甲板係合面20bが形成されている。
即ち、図3に示すように、埋込型車両固縛金物10bの製造工場等において、円盤状の鋼製の板材を、プレス機によりプレスして半球状(ポット状)部材を製造し、半球状部材の上端のばり部を研削した後、自動溶接機等を使用して、予め、ポット部11bの上端より甲板板厚Td分(或いは、甲板板厚Td+9mm以下、好ましくは、甲板板厚Td+2〜3mm)下方に、裏面全周囲溶接Wbによりリング部材15が取り付けられる。
なお、ポット部11bの外径は、従来のものと同様に、取り付け穴19の穴内径Ddより数mm小さく、また、リング部材15の外径は取り付け穴19の穴内径Ddより大きくなっている。
本発明の第2の実施形態に係る埋込型車両固縛金物10bは、上記のごとく形成されており、予め多数の取り付け穴19が穿設された車両搭載甲板1のブロックを反転させて縦骨2、助骨3等を溶接した状態において、各取り付け穴19に、リング部材15を有する埋込型車両固縛金物10bを、リング部材15の甲板係合面20bが車両搭載甲板1の裏面に近接、或いは当接するまで挿入する。
そして、リング部材15の外周囲(甲板係合面20bを含む)と車両搭載甲板1の裏面とを、数箇所裏面スポット溶接Wsする。
その後、車両搭載甲板1のブロックを反転させた後、或いは、船台に搭載して各ブロックを溶接接続した後、車両搭載甲板1の上面から車両搭載甲板1の取り付け穴19と埋込型車両固縛金物10bの上端部とを全周囲に亘って、肉盛り溶接する(表面全周囲溶接部Wfの形成)。
本発明の第2の実施形態に係る埋込型車両固縛金物10b及びこれを備えた車両運搬船によれば、埋込型車両固縛金物10bを車両運搬船の車両搭載甲板1へ取り付ける場合に、車両搭載甲板1に穿設された取り付け穴19とリング部材15の甲板係合面20bとが全周囲に亘って接触或いは近接するため、表面全周囲溶接Wf時のブローが取り付け穴19と埋込型車両固縛金物10bとの間の隙間から落下しないようにすることができる。
また、埋込型車両固縛金物10bの車両搭載甲板1に穿設された複数の取り付け穴19への取り付けに際し、リング部材15の甲板係合面20bが車両搭載甲板1に接触或いは近接するため、上下方向の位置決めを容易に行うことができる。
また、手作業による溶接作業は、裏面スポット溶接Wsのみでよく、埋込型車両固縛金物10bの取り付け作業を大幅に削減し車両運搬船の建造コストを低減できる。
また、埋込型車両固縛金物10bの全周囲に亘って先端が車両搭載甲板1の上面から若干突き出るようにすれば、車両搭載甲板1上にこぼれた液体(海水、或いは水)がポット部11b内部に流れ込むのを抑制することができる。
〔本発明の第3の実施形態〕
次に、図4に基づき本発明の第3の実施形態に係る埋込型車両固縛金物10c(10)につき説明する。
本発明の第3の実施形態に係る埋込型車両固縛金物10cは、円盤状の板材をプレス機によりプレスする際に、リング状の鍔部16も形成するようにしたものである。
この鍔部16の下面が、甲板係合面20c(20)となる。
なお、ポット部11c(11)の外径は、取り付け穴19の穴内径Ddより小さく、また、リング状の鍔部16の外径は取り付け穴19の穴内径Ddより大きくなっている。
本発明の第3の実施形態に係る埋込型車両固縛金物10cは、上記のごとく形成されており、予め多数の取り付け穴19が穿設された車両搭載甲板1の上面から取り付け穴19に埋込型車両固縛金物10cを嵌め込み、埋込型車両固縛金物10cの鍔部16の外周と車両搭載甲板1とを全周囲に亘って、肉盛り溶接する(表面全周囲溶接部Wfの形成)。
このとき、車両搭載甲板1上は平坦なため、本発明の第1の実施形態のものと同様に、自動溶接機を使用して表面全周囲溶接Wfすることができる。
このように、第3の実施形態に係る埋込型車両固縛金物10c及びこれを備えた車両運搬船によれば、埋込型車両固縛金物10cを車両運搬船の車両搭載甲板1へ取り付ける場合に、車両搭載甲板1に穿設された取り付け穴19とリング状の鍔部16の甲板係合面20cとが全周囲に亘って接触或いは近接するため、表面全周囲溶接Wf時のブローが取り付け穴19と埋込型車両固縛金物10cとの間の隙間から落下しないようにすることができる。
また、埋込型車両固縛金物10cの取り付け作業は、車両搭載甲板1が正規の状態において、取り付け穴19への設置及び表面全周囲溶接Wfのみでよく、埋込型車両固縛金物10cの取り付け作業を大幅に低減できる。
また、手作業による溶接作業は全く不要となり、埋込型車両固縛金物10cの取り付け作業を大幅に削減し車両運搬船の建造コストを低減できる。
また、リング状の鍔部16の厚み分、車両搭載甲板1の上面から突き出ているため、車両搭載甲板1上にこぼれた液体(海水、或いは水)がポット部11c内部に流れ込むのを抑制することができる。
但し、埋込型車両固縛金物10cのポット部板厚Tpは、通常、7〜12mmと厚いため、プレス加工した場合、鍔部16がリング状に形成されにくくなる(リング片の集まりとなる)可能性がある。
また、車両搭載甲板1の上面との段差が大きくなる。
〔本発明の第4の実施形態〕
次に、図5に基づき本発明の第4の実施形態に係る埋込型車両固縛金物10d(10)につき説明する。
本発明の第4の実施形態に係る埋込型車両固縛金物10dは、本発明の第1の実施形態に係る埋込型車両固縛金物10a(10)に対し、ポット部11d(11)の底形状を平坦にし、ポット部11dの内面中央に、係止手段としての係止環17を係止環止金具18により旋回可能に取り付けたものである。
本発明の第4の実施形態に係る埋込型車両固縛金物10d及びこれを備えた車両運搬船によれば、本発明の第1の実施形態のものと同様の作用効果を奏する。
〔本発明の第5の実施形態〕
次に、図6〜図9に基づき本発明の第5の実施形態に係る埋込型車両固縛金物10e(10)につき説明する。
本発明の第5の実施形態に係る埋込型車両固縛金物10eは、本発明の第1の実施形態に係る埋込型車両固縛金物10a(10)のようにポット部11e(11)をプレス機によりプレスして製造するのではなく、筒状部材21の下端部に円盤状の底部材22を溶接により取り付けて製造される。
即ち、一般に流通しているJIS規格の公称100φ或いは150φの鋼管を、所定の長さ(50〜100mm)に切断し、切断された筒状部材21の底面に円板状の底部材22を全周囲に渡って溶接する。
そして、筒状部材21の上端部に、本発明の第1の実施形態と同様に、所定高さLsで外側面の全周囲を切削して肉薄部13、甲板係合面20e(20)を形成する。
更に、肉薄部13の上端外周も、切削により溶接のための開先も形成する。
また、筒状部材21の内面に係止棒12を溶接により取り付ける。
このようにして、埋込型車両固縛金物10e(10)が製造される。
なお、本発明の第5の実施形態のものは、一般に流通している鋼管を使用するため、車両搭載甲板1に穿設された取り付け穴19の穴内径Ddは、使用する鋼管の外径に合わせて、ポット外径Do≧穴内径Dd≧肉薄部外径Dtとなるような寸法とする。
また、図7に図示のように、肉薄部長さLsは車両搭載甲板1の板厚と同じにしている。
また、埋込型車両固縛金物10a(10)の車両搭載甲板1への取り付け時において、表面全周囲溶接部Wfの上面を車両搭載甲板1の上面と同じ高さになるようにしている。
なお、本発明の第1の実施形態と同様に、肉薄部長さLsを長くして、或いは表面全周囲溶接部Wfの上面を若干盛り上がるようにしても良い。
本発明の第5の実施形態の埋込型車両固縛金物10e(10)及びこれを備えた車両運搬船によれば、本発明の第1の実施形態における作用効果に加えて、汎用の鋼管を使用することができるため、プレス機(板厚が厚いため、非常に大きなプレス機が必要)を用いる必要がなく、安価且つ簡単に製造することができるという作用効果を奏する。
〔その他の実施の形態〕
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
例えば、本発明の1、2、4、5の実施の形態のものにおいて、ブロックの裏面から、埋込型車両固縛金物10を取り付け穴19から挿入し取り付ける場合、ブロックの表面から例えばMの字型のばねを係止棒12に引っ掛けるようにして車両搭載甲板1に固定すれば、手作業の裏面スポット溶接Wsも省略することができる。
本発明の第1の実施形態に係る埋込型車両固縛金物の垂直断面図である。 同埋込型車両固縛金物の製造方法を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る埋込型車両固縛金物の垂直断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る埋込型車両固縛金物の垂直断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る埋込型車両固縛金物の垂直断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る埋込型車両固縛金物の平面図である。 本発明の第5の実施形態に係る埋込型車両固縛金物の垂直断面図である。 図7のA部の拡大図である。 従来の周知の埋込型車両固縛金物の垂直断面図である。
符号の説明
1 車両搭載甲板
2 縦骨
3 助骨
10(10a〜10e) 埋込型車両固縛金物
11(10a〜10e) ポット部
12 係止棒
13 肉薄部
14 ばり部
15 リング部材
16 鍔部
17 係止環
18 係止環止金具
19 取り付け穴
20(20a〜20c、20e) 甲板係合面
21 筒状部材
22 底部材
101 ラッシング用フック
102 ラッシングワイヤ
Ws 裏面スポット溶接(部)
Wf 表面全周囲溶接(部)
Wb 裏面全周囲溶接(部)b
Dd 穴内径
Do ポット外径
Dt 肉薄部の外径
Tp ポット部板厚
Ts 肉薄部板厚
Td 甲板板厚
Ls 肉薄部長さ

Claims (13)

  1. ポット部と、前記ポット部の内部に取付けられた係止手段と、前記ポット部の上部の外側面の全周囲に前記ポット部の上端面と平行且つ所定距離下方に形成された段差面と、を備えたことを特徴とする固縛金物。
  2. ポット部と、前記ポット部の内部に取付けられた係止手段と、前記ポット部の上部の外側面に前記ポット部の上端面と平行且つ所定距離下方に取り付けられたリング部材と、を備えたことを特徴とする固縛金物。
  3. ポット部と、前記ポット部の内部に取付けられた係止手段と、前記ポット部の上部の外側面の全周囲に前記ポット部の上端面と平行且つ所定距離下方に形成された甲板係合面と、を備えたことを特徴とする埋込型車両固縛金物。
  4. 前記甲板係合面は、前記ポット部の上部の外側面を所定高さ切削することにより形成されたものであることを特徴とする請求項3に記載の埋込型車両固縛金物。
  5. 前記ポット部の外径は車両搭載甲板に穿設された取り付け穴の内径より大きく、且つ、前記甲板係合面の内径は前記取り付け穴の内径より小さく形成されていることを特徴とする請求項4に記載の埋込型車両固縛金物。
  6. 前記甲板係合面は、前記ポット部の上部の外側面に前記ポット部の上端面と平行且つ所定距離下方に取り付けられたリング部材の上面であることを特徴とする請求項3に記載の埋込型車両固縛金物。
  7. 前記ポット部の外径は車両搭載甲板に穿設された取り付け穴の内径より小さく、且つ、前記リング部材の外径は前記取り付け穴の内径より大きく形成されていることを特徴とする請求項6に記載の埋込型車両固縛金物。
  8. 車両搭載甲板に穿設された複数の取り付け穴と、前記取り付け穴に各々取り付けられた請求項3乃至7のいずれかに記載の埋込型車両固縛金物とを備えたことを特徴とする車両運搬船。
  9. 前記甲板係合面は前記車両搭載甲板の下面にスポット溶接され、前記ポット部の上部の外側面は前記車両搭載甲板の上面に全周囲に亘って溶接されていることを特徴とする請求項8に記載の車両運搬船。
  10. 前記甲板係合面は、前記ポット部の上端の外側面に形成されたリング状の鍔部の下面であることを特徴とする請求項3に記載の埋込型車両固縛金物。
  11. 前記ポット部の外径は車両搭載甲板に穿設された取り付け穴の内径より小さく、且つ、前記リング状の鍔部の外径は車両搭載甲板に穿設された取り付け穴の内径より大きく形成されていることを特徴とする請求項10に記載の埋込型車両固縛金物。
  12. 車両搭載甲板に穿設された複数の取り付け穴と、前記取り付け穴に各々取り付けられた請求項10又は11に記載の埋込型車両固縛金物とを備えたことを特徴とする車両運搬船。
  13. 前記リング状の鍔部は前記車両搭載甲板の上面に全周囲に亘って溶接されていることを特徴とする請求項12に記載の車両運搬船。
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