JPH1192820A - 溶鋼用浸漬管 - Google Patents
溶鋼用浸漬管Info
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- JPH1192820A JPH1192820A JP27531897A JP27531897A JPH1192820A JP H1192820 A JPH1192820 A JP H1192820A JP 27531897 A JP27531897 A JP 27531897A JP 27531897 A JP27531897 A JP 27531897A JP H1192820 A JPH1192820 A JP H1192820A
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Abstract
において、外周耐火物を強固かつ容易に固定することを
目的とする。 【解決手段】 円筒状芯金の外周および内周に耐火物を
設けてなる溶鋼用浸漬管において、外周耐火物が上下に
一体の定形耐火物を周方向に並設してなり、かつ、この
外周耐火物の外側上方を周方向に帯鉄板で縛着すると共
に、基端を前記芯金に固着させた支持杵を前記帯鉄板に
連結する。
Description
ての真空脱ガス装置、簡易脱ガス装置などに装着される
浸漬管の構造に関する。
ガス装置あるいはPI、CASと称される簡易脱ガス装
置などに装着され、溶鋼流通管として役割をもつ浸漬管
は、下方が溶鋼中に浸漬した状態で使用される。その構
造は、基本的には円筒状芯金の内周および外周に耐火物
を設けてなる。
63−13236号公報では、芯金に対して内周を定形
耐火物、外周を不定形耐火物を設けている。また、特開
平7−34119号公報では、内外周共に定形耐火物で
ある。
(3b)を設けた浸漬管の縦断面図である。定形耐火物
は一般に不定形耐火物に比べて組織が緻密であり、耐食
性に優れていることから、外周を不定形耐火物とした実
公昭63−13236号公報の構造に比べ、耐用性に優
れている。
拘束によって耐火物同士が互いにせり合い、自ずと保持
される。これに対し、外周耐火物は芯金の拘束がないた
め、浸漬管使用中に芯金および耐火物自身の熱膨張を受
けると、目地開きや脱落を生じやすい。これに対し、不
定形耐火物の場合は目地開きが無く、しかもスタッドに
よる牽引支持で脱落を防止できる。実公昭63−132
36号公報などの見られる構造において、外周耐火物を
不定形耐火物としているのは、そのためでもある。
た場合は、図4に示すように押さえ金具(4a)、(4
b)をもって外周耐火物(3b)を支持している。しか
し決して十分とはいえず、浸漬管の使用において早期に
外周耐火物(3b)の固定にゆるみが生じる。また、外
周耐火物(3b)を精度よく押さえ金具(4a)、(4
b)に嵌合させるには相当な手間を要し、浸漬管の製造
コスト高を招く結果となっている。
設けた浸漬管において、外周耐火物を強固かつ容易に固
定することを目的とする。
状芯金の外周および内周に耐火物を設けてなる溶鋼用浸
漬管において、外周耐火物が上下に一体の定形耐火物を
周方向に並設してなり、かつ、この外周耐火物の外側上
方を周方向に帯鉄板で縛着すると共に、基端を前記芯金
に固着させた支持杵を前記帯鉄板に連結したものであ
る。
である。また、図2は外周耐火物(3a)とその支持構
造を示した要部の斜視図である。以下、同図に基づいて
本発明をさらに詳述する。
a)を有し、浸漬管がこのフランジをもって真空脱ガス
装置の環流管あるいは真空槽(図示せず)などに着脱自
在に取り付けられるようになっている。
定形耐火物が好ましい。同図では内周耐火物(2a)と
して、定形耐火物を上下に複数段に積付けているが、こ
れに限らず、一体の定形耐火物を使用してもよい。ま
た、内周耐火物(2a)の支持についても特に限定され
るものではなく、受金(6a)などで行なう。
耐火物を芯金(1a)の周方向に並設して構成する。本
発明では、この外周耐火物(3a)の外側上方を周方向
に帯鉄板(7)をもって縛着すると共に、基端を芯金
(1a)に固着した支持杵(8)を前記帯鉄板(7)に
連結する。
(7)による縛着によって強固に一体化した状態で芯金
(1a)に接続することができる。しかも、予め外周耐
火物(3a)を帯鉄板(7)で囲繞しておくことで、芯
金(1a)に対する外周耐火物(3a)の取付けは、帯
鉄板(7)に支持杵(8)を連結すれば足り、迅速かつ
簡単である。
る。図では支持杵(8)が水平方向の例を示したが、例
えば外周耐火物(3a)が図4の例のように傾斜してい
る場合は、支持杵(8)もそれに合わせて傾斜させても
よい。帯鉄板(7)は多重に締着する、幅広のものを使
用する、あるいは上下に2個所以上に締着するなどでも
よい。
は、例えば単に溶接止めでもよいが、図のように支持杵
(8)の先端をL字状に屈曲し、その屈曲部を帯鉄板
(7)の掛止めした上で溶接を施すことが好ましい。
周耐火物(3a)の下方の支持は内側から行なう。この
下方の支持構造は限定されるものではないが、図3の要
部拡大図に好ましい一例を示す。すなわち、外周耐火物
(3a)の内周面に、掛け爪(9)の植設で鉄板(1
0)を取付け、芯金(1a)に接続する受金(6)を前
記鉄板(10)に溶接などによって連結する。
(1a)と外周耐火物(3a)、浸漬管下方の外周耐火
物(3a)と内周耐火物(2a)、押さえ金具(8)と
フランジ(5a)の各空隙には従来と同様、必要に応じ
て不定形耐火物(11a)を充填する。
(11a)はスタッド(12)で牽引支持するのが好ま
しい。スタッドの形状は種々のもの知られており、本発
明では特に限定するものではない。本実施例でのスタッ
ド(12)の形状は、コイル状金属線(13)を不定形
耐火物(11a)中に浸漬管の周方向にわたって埋設
し、このコイル状金属線(13)を適宜間隔をもって芯
金に接続支持している。
にするため、一般に反転した状態で行なわれる。本発明
の浸漬管の製造も同様に、反転して行なうのが好まし
い。すなわち、作業台上にフランジを下にして設置し、
該フランジ内外周に耐火物を設け、受金あるい支持杵で
耐火物を固定すると同時に、空隙部に不定形耐火物を流
し込みによって充填する。
持した図4の従来構造では、使用時に押さえ金具の熱膨
張で外周耐火物の支持が弛み、外周耐火物が目地開きに
よる目地の先行溶損、一部のものでは脱落を招いてい
た。また、浸漬管の製造においては、外周耐火物の上端
の形状・寸法を押さえ金具に正確に合わせなければなら
ず、相当な手間を要していた。
RH式真空脱ガス装置に装着して使用したところ、支持
杵に熱膨張を生じても外周耐火物は帯鉄板で固定されて
いるので、くり返しの使用においても外周耐火物の支持
構造に弛みなく、外周耐火物を定形耐火物にしたことに
よる耐用性の効果がいかんなく発揮された。また、該浸
漬管の製造に際しては、外周耐火物を縛着した帯鉄板に
支持杵を連結るだけでよく、その連結は特に高い精度を
要求されることもないから、強固な支持構造が迅速かつ
簡単に得ることがでる。
耐用性と生産性に優れた溶鋼用浸漬管を得ることができ
る。
周耐火物とその支持構造を示した要部の斜視図。
周耐火物下方の支持構造の一例を示した要部拡大図であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒状芯金の外周および内周に耐火物を
設けてなる溶鋼用浸漬管において、外周耐火物が上下に
一体の定形耐火物を周方向に並設してなり、かつ、この
外周耐火物の外側上方を周方向に帯鉄板で縛着すると共
に、基端を前記芯金に固着させた支持杵を前記帯鉄板に
連結した溶鋼用浸漬管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27531897A JP4105787B2 (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 溶鋼用浸漬管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27531897A JP4105787B2 (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 溶鋼用浸漬管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1192820A true JPH1192820A (ja) | 1999-04-06 |
JP4105787B2 JP4105787B2 (ja) | 2008-06-25 |
Family
ID=17553785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27531897A Expired - Fee Related JP4105787B2 (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 溶鋼用浸漬管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4105787B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009191329A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Tokyo Yogyo Co Ltd | 浸漬管及び浸漬管の製造方法 |
JP2010070822A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Tokyo Yogyo Co Ltd | 簡易精錬装置用浸漬管 |
JP2010168601A (ja) * | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Tokyo Yogyo Co Ltd | 浸漬管 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101817128B (zh) * | 2009-04-21 | 2012-01-11 | 兰州理工大学 | 一种低熔点铝基钎料的制备方法 |
-
1997
- 1997-09-22 JP JP27531897A patent/JP4105787B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP4105787B2 (ja) | 2008-06-25 |
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