JPH0130707Y2 - - Google Patents

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JPH0130707Y2
JPH0130707Y2 JP8858183U JP8858183U JPH0130707Y2 JP H0130707 Y2 JPH0130707 Y2 JP H0130707Y2 JP 8858183 U JP8858183 U JP 8858183U JP 8858183 U JP8858183 U JP 8858183U JP H0130707 Y2 JPH0130707 Y2 JP H0130707Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
partition wall
piping
synthetic resin
wall penetrating
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JP8858183U
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JPS59194678U (ja
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えば船舶艤装配管に用いられる
隔壁貫通配管に関する。
従来、例えば船舶艤装配管においては、硬質塩
化ビニル管、耐熱塩化ビニル管等の合成樹脂管が
多用されているものの、第1図に示すように、鋼
鉄製等の金属製隔壁1を貫通する部分には、鋼鉄
製等の金属製貫通配管2が用いられている。すな
わち、この貫通配管2は、防火上、防水上の要求
から、本体部3を鋼管によつて形成し、本体部3
の外周部に溶接されるとともに、隔壁1の貫通孔
5の周囲に溶接される閉塞板4を鋼板によつて形
成している。また、本体部3の両端部には、管継
手としての鋼板性フランジ6が溶接されている。
なお、船舶艤装配管においては、船舶の航行にと
もなう船体の微振動、ねじれ変形に対し、継手部
の破損を防止するため、ねじ継手を用いることが
できず、上記のようなフランジ6をその継手とし
て用いることとされている。
しかしながら、上記従来の隔壁貫通配管2にお
いては、隔壁貫通配管2の両端がストレート状で
あるか曲り状であるかによつて異なる形状の本体
部3を必要とする。また、貫通配管2にあつて
は、本体部3の両端に鋼製フランジ6を溶接する
必要があり、生産性が悪くコスト高となる。ま
た、貫通配管2の両端に合成樹脂管7を接続する
場合に、両者の接続作業が合成樹脂管同士の接続
作業に比して煩雑となるとともに管路の構成材料
がその接続部において変化し、配管内における流
れの円滑さ等の配管の水理性に悪影響を及ぼす。
また、隔壁貫通配管2においては、本体部3の内
面に塗装、粉体コーテイング等の防錆処理を施し
ても腐食を完全に防止することができず、たとえ
他の配管部分を合成樹脂管によつて配管したとし
ても、艤装配管全体の腐食に対する信頼性を向上
させることが不可能となる。
この考案は、生産性、施工性および耐食性が良
好で経済的な隔壁貫通配管を提供することを目的
とする。
上記目的を達成するために、この考案に係る隔
壁貫通配管2は、隔壁の貫通孔の周囲に接合可能
とされる金属製外管と、上記外管内に挿通される
合成樹脂製内管と、上記内管の両端部に形成され
る合成樹脂製継手部とからなるようにしたもので
ある。
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
する。第2図はこの考案の第1実施例に係る隔壁
貫通配管11を示す断面図である。この隔壁貫通
配管11は、隔壁1の貫通孔5の周囲に溶接等に
より接合可能とされる鋼鉄製外管12と、外管1
2内に挿通される塩化ビニル等の合成樹脂製内管
13と、内管13の両端部に一体化される塩化ビ
ニル等の合成樹脂製継手部としてのフランジ部1
4とからなる。
ここで、外管12は、本体部12Aと、本体部
12Aの外周部に溶接されるとともに、貫通孔5
の周囲に溶接される閉塞板12Bとからなり、防
火上、防水上の要求を満たして、隔壁1を密封状
態で貫通可能としている。なお、この考案の隔壁
貫通配管は、必ずしも閉塞板12Bを用いること
なく、本体部12Aを直接的に貫通孔に溶接する
ものであつてもよい。
また、外管12の本体部12Aと内管13との
半径方向に生ずる間隙には、第3図に示すように
接着剤15が充填され、もしくはリング状ワツシ
ヤ16が介装される。
また、内管13とフランジ部14とは、接着剤
による接着、接着剤中の溶剤による管端の膨潤性
と軟化を利用し、管を挿設して接合する所謂TS
(Taper Sized Solvent Method)接合、もしく
は溶接によつて一体化される。
第4図はこの考案の第2実施例に係る隔壁貫通
配管11Aを示す断面図である。この隔壁貫通配
管11Aが上記隔壁貫通配管11と異なる点は、
内管13の両端に合成樹脂製ソケツト17を一体
化した点にある。ソケツト17は、ねじ部を備え
ることなく、TS接合によつて他の合成樹脂管と
接合可能とされている。
なお、第4図に2点鎖線で示すように、内管1
3の端部に合成樹脂製エルボ18を一体化し、隔
壁貫通配管の端部を曲り状とするものであつても
よい。
上記各実施例によれば、単一形状の外管12お
よび内管13を用いて、内管13の端部に一体化
される継手部をフランジ部14、ソケツト部1
7、エルボ部18のいずれかとすることにより、
端部ストレート状、端部曲り状等、第5図に示す
ような13種類の多様な端部形状を有してなる隔壁
貫通配管を提供することが可能となる。また、外
管12の両端部に鋼鉄製継手部を溶接する必要が
なく、生産性および経済性を向上することが可能
となる。また、隔壁貫通配管11はその両端に合
成樹脂製継手部を備えることから他の合成樹脂管
をきわめて確実かつ容易に接続可能となり施工性
が向上するとともに、配管の水理性が良好とな
る。また、配管の流路構成部分はすべて合成樹脂
管で形成されることとなり、配管の完全な耐食性
を確保可能となる。また、隔壁貫通配管11の両
端にねじ部を備えることのないTS接合形式のソ
ケツト17を一体化することが可能となり、その
場合には、隔壁1に設ける貫通孔5の内径を小と
することが可能となる。
以上のように、この考案に係る隔壁貫通配管
は、隔壁の貫通孔縁に接合可能とされる金属製外
管と、上記外管内に挿通される合成樹脂製内管
と、上記内管の両端部に形成される合成樹脂製継
手部とからなるようにしたものである。したがつ
て、生産性、施工性および耐食性が良好で、かつ
経済的な隔壁貫通配管を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例に係る隔壁貫通配管を示す断面
図、第2図はこの考案の第1実施例に係る隔壁貫
通配管を示す断面図、第3図は第2図の一部を拡
大して示す断面図、第4図はこの考案の第2実施
例に係る隔壁貫通配管を示す断面図、第5図はこ
の考案に係る各種形状の隔壁貫通配管を示すモデ
ル図である。 1……隔壁、5……貫通孔、11,11A……
隔壁貫通配管、12……外管、13……内管、1
4……フランジ部、17……ソケツト部、18…
…エルボ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製隔壁を貫通し、貫通孔の周囲に生ずる隙
    間が閉塞されその両端部に管継手を備えてなる隔
    壁貫通配管において、隔壁の貫通孔の周囲に接合
    可能とされる金属製外管と、上記外管内に挿通さ
    れる合成樹脂製内管と、上記内管の両端部に形成
    される合成樹脂製継手部とからなることを特徴と
    する隔壁貫通配管。
JP8858183U 1983-06-09 1983-06-09 隔壁貫通配管 Granted JPS59194678U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8858183U JPS59194678U (ja) 1983-06-09 1983-06-09 隔壁貫通配管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8858183U JPS59194678U (ja) 1983-06-09 1983-06-09 隔壁貫通配管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59194678U JPS59194678U (ja) 1984-12-24
JPH0130707Y2 true JPH0130707Y2 (ja) 1989-09-20

Family

ID=30218488

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8858183U Granted JPS59194678U (ja) 1983-06-09 1983-06-09 隔壁貫通配管

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JP (1) JPS59194678U (ja)

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Publication number Publication date
JPS59194678U (ja) 1984-12-24

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