JP3254824B2 - 船舶のガスボトル室艤装方法 - Google Patents

船舶のガスボトル室艤装方法

Info

Publication number
JP3254824B2
JP3254824B2 JP16224493A JP16224493A JP3254824B2 JP 3254824 B2 JP3254824 B2 JP 3254824B2 JP 16224493 A JP16224493 A JP 16224493A JP 16224493 A JP16224493 A JP 16224493A JP 3254824 B2 JP3254824 B2 JP 3254824B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
gas bottle
indoor
gas line
bottle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16224493A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0717475A (ja
Inventor
鉄朗 道佛
由享 畠山
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP16224493A priority Critical patent/JP3254824B2/ja
Publication of JPH0717475A publication Critical patent/JPH0717475A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3254824B2 publication Critical patent/JP3254824B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶のガスボトル室艤
装方法に係り、特に、上甲板上に独立して設置されると
共に、室内に消火用としてのCO2 等のガスボトルユニ
ットを備える船舶のガスボトル室艤装方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、一般にこのようなガ
スボトル室1は居住区となる船橋2付近に上甲板3上に
独立して設置され、縦壁4及び屋根5によって区画形成
される。このガスボトル室1内には、消火用としてのC
2 等のガスボトルユニット6が複数配設される。ガス
ボトルユニット6は上甲板3上に所定の間隔を隔てて固
定されるラック7に載置されて固定されると共に、ボト
ル内のガスの出入口としてのガスボトル継手部8を有し
ている。ガスボトル継手部8は具体的には継手フランジ
によって形成され、室内のメインのガスラインとなる室
内ガスライン9と最終的に接続されることになる。
【0003】この室内ガスライン9は、ガスボトル室1
内にてガスボトルユニット6を連結して形成され、天井
壁10に沿って各ガスボトルユニット6上を連絡する主
管11と、主管11より各ガスボトルユニット6上で分
岐すると共に端部にガスライン継手部12を有する分岐
管13とによって主に構成される。主管11は天井壁面
10に管サポート部材14によって固定され、そのガス
出入口方向の末端部15には室内ガス導出入口16が形
成される。また、ガスライン継手部12はガスボトル継
手部8より所定の間隔を隔てた上部に位置されて形成さ
れる。
【0004】また一方、室内より上甲板3を貫通して室
外機関室或いはポンプ室に至る室外ガスライン17が形
成される。この室外ガスライン17にあっては、その室
内側末端部18としての室外ガス導出入口19が室内ガ
ス導出入口16と連結され、室外ガス導出入口19と上
甲板3の貫通部3aとの間に機関室或いはポンプ室に至
るガスの流路を切換えて導くための方向切換弁20,2
0が介設される。
【0005】そこで、上記構成から成るガスボトル室1
の艤装方法としては、上甲板3上に縦壁4及び屋根5を
構築してガスボトル室1を区画形成し、室外ガスライン
17の室内側を形成する。そして、室外ガスライン17
の室外ガス導出入口19と室内ガス導出入口16とを連
結させて室内ガスライン9を形成すると共に、ガスボト
ル室1内にガスボトルユニット6を所定の位置に配設す
る。そして最後に、ガスボトルユニット6のガスボトル
継手部8と室内ガスライン9のガスライン継手部12と
を連結管21で連結させて終了する。
【0006】なお、これらガスラインは全てガス用のパ
イプ材によって形成され、パイプ材同士の連結箇所には
継手フランジが用いられて気密して連結されるようにな
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示す
ように、上記したガスボトルユニット6は比較的大型で
あり、ガスボトル室1の天井壁面10との間には比較的
少ない隙間しか形成されておらず、またこれらガスボト
ルユニット6は必要最少限の通路分のみ隔てて比較的隙
間なく床面3b(つまり上甲板3)上に設置される。
【0008】このため、上記したガスボトルユニット6
のガスボトル継手部8と室内ガスライン9のガスライン
継手部12とを連結管21で連結させる作業は、ガスボ
トルユニット6間で且つガスボトルユニット6と天井壁
面10とで挟まれた狭所での作業となり、また足場上の
作業でもあるので作業性が悪く危険性を有している。そ
してガスボトルユニット6が比較的多数設けられるの
で、上記連結させる作業も数量分行わなければならず非
常に手間がかかるものである。さらに、ガスボトル室
1、室外ガスライン17及び室内ガスライン9の設置組
立ては船殻側、ガスボトルユニット6の設置組付け及び
ガスボトルユニット6と室内ガスライン9との接続作業
は艤装側といったように作業の担当が通常分かれている
が、特に室内ガスライン9の主管11を天井壁面10に
設置する作業が船殻側で行われ、一方その下部ではガス
ボトルユニット6の設置組付けが艤装側で行われる。こ
のため、狭所での同時作業となり必ずしも効率的とはい
い難い。
【0009】そこで、上記問題を鑑みて創案された本発
明の目的は、安全で且つ効率的な船舶のガスボトル室艤
装方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、船舶の床面を形成している上甲板上にガス
ボトル室を艤装する船舶のガスボトル室艤装方法におい
て、上記上甲板上にガスボトルユニットを載置するため
のラックを複数配設した後、これらラックのそれぞれに
ガスボトルユニットを載置して固定し、これらガスボト
ルユニットを連結して室内ガスラインを形成しつつ、該
室内ガスラインを上記ラックに支持させて架空し、これ
らガスボトルユニット及び室内ガスラインを取り囲むよ
うに上記上甲板上にガスボトル室を区画形成し、上記
内ガスラインに、室外から延長される室外ガスラインを
連結するものである。
【0011】
【作用】上甲板上にガスボトルユニットを載置するため
のラックを配置するため、天井が無くとも室内ガスライ
ンをラックに支持させて架空することができ、縦壁や屋
根の無い開放空間で配管作業を行うことができ、作業を
安全且つ容易に行うことができる。また、ガスボトル室
内での作業は室内ガスラインと室外ガスラインとを最後
に連結するのみとなり、同様に作業の簡略化が図れる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
【0013】図1に示すように、先ず最初にガスボトル
室1の建造に先立って、上甲板3上の予め決定された所
定の位置にガスボトルユニット6が載置されるべくラッ
ク7を配設する。ラック7は鋼製のアングル材を溶接或
いはネジ止めしてフレ−ム状に組み立てられ、ガスボト
ルユニット6が固定されるべく充分な強度を有し、その
下端部が上甲板3にボルト止めされて上甲板3上に強固
に固定される。そしてこれらラック7にガスボトルユニ
ット6を載置して強固に固定する。ガスボトルユニット
6は、ボトル内のガスの実質的な出入口となるガスボト
ル継手部8をその上部に有しており、室内のメインのガ
スラインとなる室内ガスライン9と後に接続される。
【0014】次に、ラック7に管サポート部材14を溶
接等により取り付ける。管サポート部材14は、図2に
示すように、アングル材によって成形されると共にラッ
ク7の上端部7aよりやや高く位置する水平面としての
台座部14aを有している。
【0015】さらに、このように配設されたガスボトル
ユニット6を連結して室内ガスライン9を形成する。室
内ガスライン9は、管サポート部材14の台座部14a
上に載置されてUボルト14b、ナット14cで固定さ
れると共に、各ガスボトルユニット6を連絡してメイン
のガス流路となる主管11と、主管11より各ガスボト
ルユニット6の位置で分岐すると共に、端部にガスライ
ン継手部12を有する分岐管13とによって主に構成さ
れる。また、主管11のガス出入口方向の末端部15と
しては、室外ガスライン17と最終的に接続される室内
ガス導出入口16が形成され、この室内ガス導出入口1
6はガスボトル室1内の端縁部付近に位置されて一箇所
ないし数箇所形成される。
【0016】このように構成される室内ガスライン9を
形成する際に、同時にガスボトル継手部8とガスライン
継手部12との連結乃至接続を行なう。ちなみに、ガス
ボトル継手部8、ガスライン継手部12及び室内ガス導
出入口16は、具体的には継手フランジによって形成さ
れ、これらの接続に際してはボルト止めがなされて着脱
自在となっている。
【0017】以上のガスボトルユニット6の設置及び室
内ガスライン9の組立て作業は全て上甲板上の開放され
た広い場所で行われる。特に、屋根5がないことから足
場上の作業となっても屋根5が邪魔にならず、このこと
によって作業が安全で且つ容易となる。また、これら作
業は全て前記した艤装側の作業となる。
【0018】さらにこの後、これらガスボトルユニット
6及び室内ガスライン9を取り囲んでガスボトル室1を
形成する。ガスボトル室1は居住区となる船橋2付近に
上甲板3上に独立して設置されると共に、縦壁4を上甲
板3上に造った後、縦壁4を上方から掛け渡して屋根5
を造ることによって構築される。そしてそれと同時に、
室外機関室或いはポンプ室より上甲板3を貫通して室内
に至る室外ガスライン17を形成する。この室外ガスラ
イン17にあっては、その室内側末端部18として室外
ガス導出入口19が室内ガス導出入口16の数に合わせ
て一箇所ないし数箇所、室内ガス導出入口16の所定の
間隔を隔てた下方に形成され、この室外ガス導出入口1
9は最終的には室内ガス導出入口16と連結されること
になる。また、室外ガス導出入口19と上甲板3の貫通
部3aとの間には、機関室或いはポンプ室に至るガスの
流路を切換えて導くための方向切換弁20,20が介設
される。ちなみに、具体的には室外ガス導出入口19は
継手フランジによって形成される。また、これら作業は
全て前記した船殻側の作業となる。
【0019】そして最後に、ガスボトル室1内において
室内ガスライン9と室外ガスライン17とを連結して終
了する。室内ガスライン9と室外ガスライン17の連結
は、室内ガス導出入口16と室外ガス導出入口19と
を、両端部に継手フランジを有する連結管21によって
連結することで行う。ここで、これら室内ガス導出入口
16と室外ガス導出入口19とは、作業の担当が異なる
ことから予め決定された位置から外れて連結し難い位置
にくる(具体的には一直線上にならない等)ことがある
が、この場合でも連結作業が床上の比較的広い場所で行
われることから修正は容易であり、連結箇所が少ないこ
とからもさして問題とはならない。
【0020】ちなみに、上述したガスラインは全てガス
用のパイプ材によって形成される。
【0021】以上とりまとめて言えば、本発明にかかる
ガスボトル室1艤装方法は以下のようになる。
【0022】(1) 上甲板3上にラック7を複数配設した
後、これらラック7にガスボトルユニット6を載置して
固定し、これらガスボトルユニット6を連結して室内ガ
スライン9を形成しつつ、室内ガスライン9をラック7
に支持させて架空する第一ステップ。
【0023】(2) これらガスボトルユニット6及び室内
ガスライン9を取り囲んでガスボトル室1を区画形成す
ると共に、末端部18に室外ガス導出入口19を有する
室外ガスライン17を形成する第二ステップ。
【0024】(3) これら室内ガス導出入口16と室外ガ
ス導出入口19とを連結する第三ステップ。
【0025】(1)によれば、縦壁4や屋根5がない開放
された広い場所で作業を行うことができ、作業を安全、
容易、且つ効率的にできる。
【0026】(2) によれば、(1) の作業が終了した後行
われるので、艤装側と船殻側との両者が絡むことなく作
業可能で作業効率の向上を図れる。
【0027】(3) によれば、作業が比較的広い場所で行
われ、また数が少ないことから作業が簡単化する。
【0028】以上の工程としては、艤装側と船殻側とが
はっきり分離して作業を行なうことから、両者間の調整
の必要性が減じて工期を大巾に短縮できるといった効果
が生まれ、従来方法よりも格段に優れた方法となる。
【0029】尚、本実施例にあっては、主管11をラッ
ク7の上部に沿わせるように設けたが、通路が確保で
き、またガスボトルユニット6と連結可能であればどこ
に設けてもよく、例えば床面3b上を這わせても構わな
い。また、室外ガスライン17はその貫通箇所を上甲板
3としているが、違う場所、例えば縦壁4を貫通箇所と
しても上記方法には何等差し支えなく、上記効果を同様
に達成できる。
【0030】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0031】(1)作業の安全性が向上する。
【0032】(2)工期を大巾に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガスボトル室艤装方法の一実施例
を示す側断面図である。
【図2】主管を管サポート部材に取付けた状態を示す側
断面図である。
【図3】従来例を示す側断面図である。
【符号の説明】 1 ガスボトル室 3 上甲板 6 ガスボトルユニット 9 室内ガスライン 16 室内ガス導出入口 17 室外ガスライン 19 室外ガス導出入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−238190(JP,A) 特開 平4−169394(JP,A) 特開 昭51−109690(JP,A) 特開 昭60−154981(JP,A) 特公 昭48−33593(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63B 43/00 B63B 9/00,9/06 B63B 49/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船舶の床面を形成している上甲板上にガ
    スボトル室を艤装する船舶のガスボトル室艤装方法にお
    いて、上記上甲板上にガスボトルユニットを載置するた
    めのラックを複数配設した後、これらラックのそれぞれ
    にガスボトルユニットを載置して固定し、これらガスボ
    トルユニットを連結して室内ガスラインを形成しつつ、
    該室内ガスラインを上記ラックに支持させて架空し、
    れらガスボトルユニット及び室内ガスラインを取り囲
    ように上記上甲板上にガスボトル室を区画形成し、上記
    室内ガスラインに、室外から延長される室外ガスライン
    を連結することを特徴とする船舶のガスボトル室艤装方
    法。
JP16224493A 1993-06-30 1993-06-30 船舶のガスボトル室艤装方法 Expired - Fee Related JP3254824B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16224493A JP3254824B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 船舶のガスボトル室艤装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16224493A JP3254824B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 船舶のガスボトル室艤装方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0717475A JPH0717475A (ja) 1995-01-20
JP3254824B2 true JP3254824B2 (ja) 2002-02-12

Family

ID=15750736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16224493A Expired - Fee Related JP3254824B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 船舶のガスボトル室艤装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3254824B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0717475A (ja) 1995-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6016636A (en) Modular ship's cabin and method of installation
RU2389634C2 (ru) Система помещений, судно, здание и способ конструирования системы помещений
JPS62502977A (ja) ル−ムエレメント、特に、船舶の中のキャビンまたはバ−ス
US20030226323A1 (en) Structure having preinstalled utilities and amenities
US5862637A (en) Roof screen system
EP1036241A1 (en) Cladding panels of sheet metal or similar material for forming a coffered ceiling and a method for assembling of such panels
JP3254824B2 (ja) 船舶のガスボトル室艤装方法
CN214118332U (zh) 大型厢式发电站整机结构
US6913204B1 (en) Prefabricated waterfall assembly
JP3063058B2 (ja) 建築物の躯体構造及びその施工方法
JP4381986B2 (ja) 船舶又は他の船舶類に組立て式室ユニットを設置かつ連結する方法及びシステム
JPH05187126A (ja) ユニット建物の作業用足場の固定金具
JP2976389B2 (ja) 消火設備の配設方法
JPH08144333A (ja) 消火栓付きメータボックスユニットおよびその施工方法
CN219530094U (zh) 基于空间受限的通风管道安装结构
JP3898301B2 (ja) 建物ユニット
JP2533989Y2 (ja) 船体居住区の防熱装置
JPH08158536A (ja) 外壁パネル及び外壁構造
JP2847383B2 (ja) 軒裏の界壁の施工方法
JPH11151318A (ja) スプリンクラー配管ユニット
JPH06304264A (ja) 消火用スプリンクラーの配管組立て方法
JPH0748894A (ja) 床構造
KR20050118722A (ko) 부유 구조물과, 사전에 제작되는 룸유니트를 포함하여구성되는 그 부유구조물의 생산방법과, 사전에 제작되는룸유니트 및, 그 룸유니트의 형성방법
JPS58108324A (ja) 共同住宅における排気ダクト構造
JPH0681420A (ja) 天井構造

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees