JPH07215041A - 空調ダクト - Google Patents

空調ダクト

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Publication number
JPH07215041A
JPH07215041A JP2623094A JP2623094A JPH07215041A JP H07215041 A JPH07215041 A JP H07215041A JP 2623094 A JP2623094 A JP 2623094A JP 2623094 A JP2623094 A JP 2623094A JP H07215041 A JPH07215041 A JP H07215041A
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JP
Japan
Prior art keywords
duct
conditioning duct
air
bellows
air conditioning
Prior art date
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Pending
Application number
JP2623094A
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English (en)
Inventor
Toru Sano
徹 佐野
Toshihiko Kozakura
寿彦 小桜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP2623094A priority Critical patent/JPH07215041A/ja
Publication of JPH07215041A publication Critical patent/JPH07215041A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、空調ダクトの接続、車体への取り
付け工程における作業効率を向上させるために空調ダク
トに補助的に支持される機能を付与したり、ダクト下面
の結露を防止したりできるようにすることを目的として
いる。 【構成】 合成樹脂をブロー成形して得られる空調用ダ
クト1において、少くとも片側のパーティングライン部
より外側に薄肉ヒンジ1a,2a、21a,22aを介
して伸縮可能な蛇腹状潰し成形部材を一体成形した空調
ダクト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調ダクトにおいて同
ダクトの接続、取り付け作業を円滑に行えるようにした
り、又、同ダクト下面を覆い結露防止を行えるようにし
た空調ダクトに関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂製の空調用ダクトは、通常幾つ
かのパーツに分割してブロー成形される。このダクト成
形は熔融状態にある合成樹脂パリソンをパーティングラ
インに沿って左右から金型により挟圧した状態でキャビ
テイ内にブローして成形し、パーティング面においてそ
の他の部分を潰すと同時に溶着切断することにより成形
される。
【0003】これらダクトの分割された各パーツにはそ
れぞれ端部に接続部が形成されており、これらのパーツ
をそれぞれ互いに接続する作業と車体に取り付けるため
の作業とは同一作業現場内において行われる。これらの
作業は、作業空間が少なく且つ他の電装品などの部材が
多数配設された車体の下方において手作業で行われるた
め、空調用ダクトを片手で支持しながらの作業はバラン
スが取りにくゝ、特にネジ止めの作業を行い難い。
【0004】又、ダクトに結露を生じると水滴となって
落下し、下方に配設されたコード等を腐蝕し損傷する恐
れがあった。従来、ダクトの結露を防止するため、図1
2に示す如く、ダクトの直線部40外周に発泡ウレタン
シート41を接着剤42を介して固着していた。又、図
13に示すように、内層50を実質的に非吸水性のプラ
スチック層にて構成し、外層51を吸水性を有するプラ
スチック層で構成した自動車用エアダクトも公知であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術に於て、
ダクトの取り付け作業はその作業空間の狭雑さから相変
わらず大掛かりとなる機械化の導入は困難で、作業者の
熟練に頼らざるを得ない状況下で、作業効率を向上させ
るための工夫が何ら施されていないという問題点があっ
た。又、結露防止を行うようにした空調用ダクトは、接
着剤で固着するのに手数を要し、成形に困難性があっ
た。その解決策として少くとも片側のパーティングライ
ン部より外側に薄肉ヒンジを介して潰し成形によるカバ
ーを形成することを考えたが、金型面積が拡大化しコス
トアップになるという問題点があった。
【0006】そこで本発明は、空調用ダクトの接続、車
体への取り付け工程における作業効率を向上させるため
に、場所をとらずに空調用ダクトを仮支持することによ
り安定した作業が行える空調用ダクト、及び、ダクト外
周面に発泡ウレタンシートを接着剤で接着するような面
倒な作業を必要としないで結露防止を行え、しかも従来
のL字型ダクトをブロー成形する金型を拡大することな
くそのまゝ用い、金型コストを低減できる空調ダクトを
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、合成樹脂をブロー成形して得られる空調用ダ
クトにおいて、少くとも片側のパーティングライン部よ
り外側に薄肉ヒンジを介して伸縮可能な蛇腹状潰し成形
部材を一体成形したことを特徴とする。
【0008】
【作用】ダクトを接続し車体に取り付ける作業工程にお
いて、その取り付け部分の上方には水平方向にハーネス
が配されている。そのハーネスに本発明の空調用ダクト
の吊下げ部材を使ってダクトを吊下げる。これにより、
ダクトは取り付け空間内の適当な位置に仮に支持される
ため、位置決めがし易く接続等の作業を行い易くする。
又、作業の途中でもダクトを手で支持する必要がないた
め、両手が自由に使えるようになり、ダクトを車体に取
り付けるためのネジ止め等の作業が円滑に行われる。な
お、本発明において前記吊下げ部材とダクト本体との接
続部をヒンジ状に薄肉に成形する場合には、ダクトの取
り付け作業が終了したら、前記吊下げ部材のヒンジ状に
成形された薄肉部分から前記吊下げ部材をダクト本体か
ら切り離すこともできる。又、ダクトを結露防止する場
合は、蛇腹状潰し成形部材を引き伸しダクトの下側を覆
い、先端部をダクト下面に固着し結露を防止する。
【0009】
【実施例】
実施例1.図1乃至図5は本発明の第1実施例である。
1は合成樹脂パリソンをパーティングラインに沿って左
右から金型で挟圧して成形された断面矩形状の第1ダク
トで、左右両側のパーティングライン部より外側に薄肉
ヒンジ1a,2aを介して伸縮可能な細巾な蛇腹状潰し
成形部材を一体に成形し、一方の部材の先端には係合用
フック5と所定の複数の係止用スリット6が所定の間隔
で形成されている細巾な仮止め片3とし、他方の部材先
端に上記係止用スリット6に選択的に係止可能な係合部
7を形成した細巾な係留片4としている。この仮止め片
3と係留片4とは何れも折り返し屈曲部が薄肉ヒンジ3
a,4aにより成形されているので、各蛇腹部は引張力
が作用するとほゞ直線状に変形する。この仮止め片3と
係留片4を有するダクトは引張力を付加しなければ原状
に復帰するので投影面積が著しく縮小されるので、従来
のL字型ダクトをブロー成形する金型をそのまゝ用いて
図5の如く成形される。第1ダクト1及び第2ダクト2
のパーティングライン部から車体のフレームに取り付け
るためのブラケット8,9が一体に延設され、先端に孔
部8a,9aが形成されタッピングネジ等により車体に
固着される。
【0010】次に取り付け作業について説明する。図3
に示すように第1ダクト1をセンターダクト10に組付
けるにあたり、図4に示すように、薄肉ヒンジ部1a,
2aを境に仮止め片3、係留片4を上方に折り曲げ係留
片4先端の係合部7を係止用スリット6に選択的に嵌合
させて係合用フック5をインストルメントパネル奥部の
ハーネス等の被吊下げ部材11に係合させると、第1ダ
クト1の自重により蛇腹部は図4の如く伸長し、第1ダ
クト1は静止状態に保持される。この第1ダクト1の上
下位置は複数個ある係止用スリット6を選択することに
より調節可能である。従って、第1ダクト1のブラケッ
ト8の位置合わせと、タッピングネジの組付け作業が楽
に行える。次いで、第2ダクト2を第1ダクト1に嵌合
させ、第2ダクト2のブラケット9を車体にタッピング
ネジで組付ける。
【0011】なお、図示しないが第2ダクト2にも仮止
め片3と係留片4を用いれば第2ダクト2の仮止めがで
きるので組付け作業が楽に行える。組付け作業終了後は
薄肉ヒンジ部1a,2aをハンドで簡単に切り取ること
ができる。なお、ハーネスを囲んで仮止め片と係留片を
輪状にして第1ダクトをハーネスに吊下げてもよい。
又、仮止め片のみとし、その先端をハーネスに引っ掛け
て吊下げてもよい。
【0012】実施例2.図6乃至図11は本発明の第2
実施例である。20は第1実施例同様合成樹脂によりブ
ロー成形された断面矩形状のほゞL字型のダクトであ
る。このブロー成形時ダクト20より充分巾広のパリソ
ンを用い、ダクト20のパーティングライン部外側に薄
肉ヒンジ21a,22aを介して伸縮可能な巾広の蛇腹
状潰し成形部材を一体成形してアンダーカバー23,2
4とし、先端に孔25,26を形成している。このアン
ダーカバー23,24は折り返し屈曲部が薄肉ヒンジ2
3a,24aにより成形されているので各蛇腹部は引張
力が作用するとほゞ平面状に変形する。このアンダーカ
バー23,24を有するダクトは引張力を付加しなけれ
ば原状に復帰するので、図8に示すような従来のL字型
ダクトをブロー成形するに必要な金型をそのまゝ用いて
図9の如く成形される。29は背板、30は冷却部であ
る。
【0013】次に結露防止用として使用する場合につい
て説明する。アンダーカバー23,24を薄肉ヒンジ2
1a,22aを中心としてダクト20下面に回動して図
10の如くダクト20下面を覆い、1対のアンダーカバ
ー23,24先端部の孔25,26を重ねてダクト20
下面中央に設けたエンボス27に固定用ビス28で固定
する。
【0014】図11はアンダーカバーの他の実施例で、
樋状の補強用リブ31を蛇腹に沿って形成してある。な
お、1対のアンダーカバーをダクト下面に回動させ、該
ダクト下面とアンダーカバー間に所定の空隙部を存して
該ダクト下面を覆うようにしてもよく、又、1対のアン
ダーカバーをダクト下面に回動させ、該ダクト下面とア
ンダーカバー間の空隙部に断熱部材を保持する如くして
もよい。
【0015】
【発明の効果】本発明によるダクトを使用すれば、ダク
トを接続し、車体に取り付ける作業工程において、その
取り付け空間の上方に配される被吊下げ部材に、同ダク
トを吊下げ、空間内の所定の位置に仮支持することがで
きる。このため接続等の作業を行い易く、又、ダクトを
手で支持する必要がないため、両手が自由に使えるよう
になり、ダクトを車体に組付けるためのネジ止め等の固
着作業も円滑に行える。
【0016】又、この吊下げ部材は、金型に予め吊下げ
部材部分を形成しておけば、その後はダクトの成形時に
同時に成形できる。このため、吊下げ部材を形成するた
めに別の工程を設ける必要はなく、同時に従来はロス部
分として廃棄あるいは再利用に回されていたパリソン部
分の残部がそのまゝ有効に利用することができ、コスト
も低く抑えられて経済的にも有利である。そして更に、
本発明は折返し屈曲部が薄肉ヒンジで形成されているの
で、引張力を加えれば直線状に伸長し、引張力を除けば
蛇腹状に復元するので投影面積が著しく縮小され、キャ
ビテイの投影面積が小さくてすみ成形の際、従来のL字
型ダクトをブロー成形する金型を拡大することなくその
まゝ用いて、図5に示すように、蛇腹によって仮止め片
と係留片の長さを短縮し、金型を小型化できる。
【0017】又、ダクトの結露防止を行う場合従来のよ
うに、ダクト外周全面に発泡ウレタンシートを接着剤を
用いて接着する必要がなく、ダクト下側にアンダーカバ
ーを簡単に装着して結露防止でき、ダクトからの結露の
落下を防止できる。そして更に、本発明は折返し屈曲部
が薄肉ヒンジで形成されているので、引張力を加えれば
直線状に伸長し、引張力を除けば蛇腹状に復元するので
投影面積が著しく縮小されキャビテイの投影面積が著し
く縮小されるので、従来のL字型ダクトをブロー成形す
る金型を拡大することなくそのまゝ用いて、図9に示す
ように伸縮可能な蛇腹状潰し成形部材からなるアンダー
カバーを形成でき、金型を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例外観斜視図である。
【図2】図1のA−A側断面図である。
【図3】図1の組付け作業時の外観斜視図である。
【図4】図3の吊下げ位置の側断面図である。
【図5】本発明第1実施例の金型断面を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例外観斜視図である。
【図7】図6のA−A側断面図である。
【図8】本発明の第2実施例の金型セット状態を示す図
である。
【図9】図8のA−A側断面図である。
【図10】図7のアンダーカバーをセットした時の図で
ある。
【図11】アンダーカバーの他の実施例側断面部分図で
ある。
【図12】従来の結露防止型ダクトの第1比較例側断面
図である。
【図13】従来の結露防止型ダクトの第2比較例側断面
図である。
【符号の説明】
1 第1ダクト 2 第2ダクト 1a,2a,3a,4a 薄肉ヒンジ 3 仮止め片 4 係留片 5 係合用フック 6 係止用スリット 7 係合部 8,9 ブラケット 8a,9a 孔部 20 ダクト 21a,22a 薄肉ヒンジ 23,24 アンダーカバー 23a,24a 薄肉ヒンジ 25,26 孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂をブロー成形して得られる空調
    用ダクトにおいて、少くとも片側のパーティングライン
    部より外側に薄肉ヒンジを介して伸縮可能な蛇腹状潰し
    成形部材を一体成形した空調ダクト。
  2. 【請求項2】 蛇腹状潰し成形部材の一方を先端部に係
    合用フックを形成した仮止め片とし、他方を該仮止め片
    へ係止可能な係合部を有する係留片とした請求項1記載
    の空調ダクト。
  3. 【請求項3】 蛇腹状潰し成形部材の少くとも一方がダ
    クト下面を片側より覆う結露防止用アンダーカバーとし
    た請求項1記載の空調ダクト。
JP2623094A 1994-01-28 1994-01-28 空調ダクト Pending JPH07215041A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2623094A JPH07215041A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 空調ダクト

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JP2623094A JPH07215041A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 空調ダクト

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ID=12187548

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JP2623094A Pending JPH07215041A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 空調ダクト

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100986777B1 (ko) * 2009-10-29 2010-10-12 주식회사 대정 블로우 성형된 냉장고용 에어 덕트

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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