JPH07214548A - 再生合成樹脂製ペレットの製造方法及びその装置 - Google Patents

再生合成樹脂製ペレットの製造方法及びその装置

Info

Publication number
JPH07214548A
JPH07214548A JP6032032A JP3203294A JPH07214548A JP H07214548 A JPH07214548 A JP H07214548A JP 6032032 A JP6032032 A JP 6032032A JP 3203294 A JP3203294 A JP 3203294A JP H07214548 A JPH07214548 A JP H07214548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
strand
pellets
small hole
regenerated synthetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6032032A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3578792B2 (ja
Inventor
Masanori Shimoju
正憲 下重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Placo Co Ltd
Original Assignee
Placo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Placo Co Ltd filed Critical Placo Co Ltd
Priority to JP03203294A priority Critical patent/JP3578792B2/ja
Publication of JPH07214548A publication Critical patent/JPH07214548A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3578792B2 publication Critical patent/JP3578792B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B9/00Making granules
    • B29B9/16Auxiliary treatment of granules
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B9/00Making granules
    • B29B9/02Making granules by dividing preformed material
    • B29B9/06Making granules by dividing preformed material in the form of filamentary material, e.g. combined with extrusion
    • B29B9/065Making granules by dividing preformed material in the form of filamentary material, e.g. combined with extrusion under-water, e.g. underwater pelletizers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶融再生合成樹脂ストランドをペレットとし
て切断すると共に、小孔に向け冷媒を吹付け、このスト
ランドの外表面に接触させ、気化の潜熱作用によりこの
ストランドの外表面を急冷固化させることにより、バ
リ、ひげのないペレットを製造する。 【構成】 押出機11内において再生合成樹脂素材Fを
溶融させ、この溶融再生合成樹脂を押出機11のダイ1
2に設けた小孔13から棒状に押出し、この小孔13と
可動カッター14の摺動により、押し出された溶融再生
合成樹脂ストランドPをペレットとして切断すると共
に、小孔13に向け冷媒を吹付け、このストランドの外
表面に接触させ、気化の潜熱作用によりこのストランド
の外表面を急冷固化させた後、小孔13と可動カッター
14の周囲に生起される空気流によりこの切断された内
部高温のペレットを冷冷却固化しながら搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、再生合成樹脂製ペレ
ットの製造方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の製造装置としては、種々開発さ
れている。例えば特開平5−220737号、特開平5
−261726号の公報がある。
【0003】前記例示した2つの公報の内容を要約すれ
ば次の通りである。まず、特開平5−220737号に
記載された発明は、樹脂ストランドの水冷装置であり、
この発明の要約はその要約書における「構成」に記載さ
れた通りである。即ち、「ダイヘッドの下方に、搬送用
ローラが配設される。ローラの外周面に近接して、ロー
ラの周方向に延びるガイド面を備えたガイド部材が配設
される。ローラ及びガイド部材は、金属製又はセラミッ
ク製である。ガイド面とローラ外周面とによって、スト
ランドの搬送経路が構成され、ローラの回転駆動によ
り、ダイヘッドから吐出されたストランド列が、ローラ
の回転に連れ回り、搬送経路に沿って搬送される装
置。」である。
【0004】次に、特開平5−261726号に記載さ
れた発明は、樹脂用ペレタイザーであり、この発明の要
約はその要約書における「構成」に記載された通りであ
る。即ち、「ノズルダイから樹脂を溶融状態で押し出す
ようにされた押出機と、上記ノズルダイから押し出され
たストランド状の樹脂を切断するための可動カッター、
固定カッターと、可動カッターと、可動カッターを往復
運動させて樹脂の切断動作を間歇的に行わせるカッター
駆動手段とを具備する。上記ノズルダイと上記カッター
との間でかつ上記ノズルダイから所定の距離だけ離隔し
た位置に、上記ノズルダイから押し出された直後のスト
ランド状の樹脂の揺れを防いで上記カッター側に案内す
るガイド部材が設けられ、このガイド部材を通過したス
トランド状の樹脂を上記カッターで切断するようにされ
る装置。」である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記公報のうち、特開
平5−220737号に記載された発明において、樹脂
ストランドをガイド面とローラ外周面で形成された搬送
経路に沿い、ローラの回転駆動により搬送する構造であ
るため、この搬送経路分だけ装置が大型化する傾向にあ
る。更に、この樹脂ストランドに付着して来た冷却水を
第1搬送経路の経端において送りローラで絞り取る構造
としてあり(公開公報第4コラム第17行目乃至21行
目参照)、第1搬送経路だけでは充分にストランドを冷
却できない場合には更に給水ノズルにより冷却水を吹き
付け、冷却水を付着した状態でストランドを切断機に導
き、所定長さに切断してチップを形成する(公開公報コ
ラム第23行目参照)装置であり、冷却水絞りのための
送りローラが必要であると共に、ペレットに冷却水が付
着している可能性があり、その後このペレットを乾燥す
る装置を必要とし、その装置の構成は複雑化し、装置全
体が大型化する。
【0006】次に、特開平5−261726号に記載さ
れた発明においては、ノズルダイスから押し出された直
後のストランド状の樹脂の揺動を防ぎカッター側に案内
するガイド部材を配置しており、溶融状態のストランド
状の樹脂がこのガイド部材に付着するおそれがある。更
に、ダイの押出し用小孔から押し出された溶融樹脂スト
ランドをカッターで切断する際に、このストランドは今
だ軟化状態にあるため、所定の円柱体に切断しても、そ
の切断面にひげ、バリが生じ、ペレット同士が最悪の場
合、融着してしまうこともあり、再生したペレットを再
度使用する際に押出成形機に供給出来ないという現象が
生ずるおそれがある。この切断面にひげ、バリが生じる
現象は、PP、PC、NYなどのエンジニアリングプラ
スチックからなる合成樹脂において顕著である。
【0007】この出願に係る方法発明は、前記従来の技
術の欠点を解消し、バリ、ひげのないペレットを製造す
る方法を市場に提供することを目的とする。この出願に
係る装置発明は、前記従来の技術の欠点を解消し、その
ストランドの冷却に係る構造を複雑化することなくバ
リ、ひげのないペレットを製造する装置を市場に提供す
ることを目的とする。この出願に係る方法発明は、冷媒
を利用することでバリ、ひげのないペレットを能率良く
製造する方法を市場に提供することを目的とする。この
出願に係る装置発明は、冷媒をストランドに吹き付ける
冷却ノズルを配備することで、バリ、ひげのないペレッ
トを生産性良く製造する装置を市場に提供することを目
的とする。この出願に係る装置発明は、ロータリーカッ
ターを囲むように冷却ノズル付きのリング体を配備する
ことにより、バリ、ひげのないペレットを能率良く製造
する装置を市場に提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、特定発明は、押出機内において再生合成樹脂素材を
溶融させ、この溶融再生合成樹脂を押出機のダイに設け
た小孔から棒状に押出し、この小孔と可動カッターの摺
動により、押し出された溶融再生合成樹脂ストランドを
ペレットとして切断すると共に、前記小孔に向け冷媒を
吹付け、このストランドの外表面に接触させ、気化の潜
熱作用によりこのストランドの外表面を急冷固化させた
後、小孔と可動カッターの周囲に生起される空気流によ
りこの切断された内部高温のペレットを冷却固化しなが
ら搬送することを特徴とする再生合成樹脂製ペレットの
製造方法としてある。この製造方法において前記冷媒と
して液化ガス又は液滴を使用することが好ましい。この
製造方法において前記再生合成樹脂はPP、PC、NY
のうちの一種としてあることが望ましい。
【0009】前記課題を解決するために、関連発明は、
押出機のダイには少なくとも一個の溶融再生合成樹脂押
出し用小孔が設けてあり、この小孔の外端には、この外
端面と相対的に摺動する可動カッターが設けてあり、こ
の小孔と可動カッター周面は、送風用のダクトの一部に
より取囲まれこのダクトに吸引口で接続する送風機の吐
出口は空気・ペレット分離用のサイクロン式分離器の一
次側に接続され、前記小孔から押し出された溶融再生合
成樹脂ストランドに向け冷媒を吹き付ける冷却ノズルが
設けてあることを特徴とする再生合成樹脂製ペレットの
製造装置としてある。この製造装置において、前記冷媒
は液化ガス又は液滴としてあることが好ましい。
【0010】前記課題を解決するために、この製造装置
における前記可動カッターはロータリーカッターであ
り、前記冷却ノズルはこのロータリーカッターの回転刃
先の外径より大径で、このロータリーカッターの回転軸
と同心に固定配置された共通のリング体に複数個周方向
に間隔をおいて取付けてあり、これら冷却ノズルは前記
小孔に向けて放射状に突出して配置してあり、このリン
グ体には前記冷媒を供給するための供給口が設けてあ
り、この供給口が冷媒供給源に接続されていることを特
徴としてある。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明の作用を次に説明する。前
記押出機に供給された再生合成樹脂素材の一種である使
用済みの合成樹脂フイルム又はシートを可塑化し、溶融
樹脂とした後、前記ダイに設けた小孔から棒状に押し出
す。この小孔から押し出された溶融樹脂ストランドに前
記前記冷媒が吹き付けられ、このストランドの外表面と
接触し、気化の潜熱作用によりこのストランドの外表面
は急冷固化される。この状態で、前記可動カッターで所
定の円柱体寸法にこの固化されたストランドは切断され
たペレットとなる。このペレットの内部は今だ高温状態
にある。一方、前記小孔と可動カッター周囲に空気流を
発生させ、この空気流により前記前記可動カッターによ
る切断された内部高温のペレットを冷却固化しながらこ
の造粒したペレットを再生合成樹脂として回収し再使用
する。
【0012】請求項2に記載された発明においては、前
記押出機に供給された再生合成樹脂素材の一種である使
用済みの合成樹脂フイルム又はシートを可塑化し、溶融
樹脂とした後、前記ダイに設けた小孔から棒状に押し出
す。この小孔から押し出された溶融樹脂ストランドに前
記溶融樹脂ストランドの表面を液化ガス又は液滴が吹き
付けられ、このストランドの外表面と接触し、気化の潜
熱作用によりこのストランドの外表面は急冷固化され
る。この状態で、前記可動カッターで所定の円柱体寸法
にこの固化されたストランドは切断されたペレットとな
る。このペレットの内部は今だ高温状態にある。一方、
前記小孔と可動カッター周囲に空気流を発生させ、この
空気流により前記前記可動カッターによる切断された内
部高温のペレットを冷却固化しながらこの造類したペレ
ットを再生合成樹脂として回収し再使用する。
【0013】殊に、請求項3に記載された発明において
は、前記押出機に供給された再生合成樹脂であるPP.
PC.NY製の素材の一種である使用済みの合成樹脂フ
イルム又はシートを可塑化し、溶融樹脂とした後、前記
ダイに設けた小孔から棒状に押し出す。この小孔から押
し出された溶融樹脂ストランドに前記冷媒が吹き付けら
れ、このストランドの外表面と接触し、気化の潜熱作用
によりこのストランドの外表面は急冷固化される。この
状態で、前記可動カッターで所定の円柱体寸法にこの固
化されたストランドは切断され、バリ、ひげのないペレ
ットとなる。このペレットの内部は今だ高温状態にあ
る。一方、前記小孔と可動カッター周囲に空気流を発生
させ、この空気流により前記前記可動カッターによる切
断された内部高温のペレットを冷却固化しながらこの造
粒したペレットを再生合成樹脂として回収し再使用す
る。
【0014】請求項4記載の発明の作用を次に説明す
る。前記押出機に供給された再生合成樹脂素材の一種で
ある使用済みの合成樹脂フイルム又はシートを可塑化
し、溶融樹脂とした後、前記ダイに設けた小孔から棒状
に押し出す。この小孔から押し出された溶融再生合成樹
脂ストランドに前記冷媒が吹き付けられ、このストラン
ドの外表面と接触し、気化の潜熱作用によりこのストラ
ンドの外表面は急冷固化される。この状態で、前記可動
カッターで所定の円柱体寸法にこの固化されたストラン
ドは切断されたペレットとなる。このペレットの内部は
今だ高温状態にある。一方、送風機の作動により、前記
ダクト内に外気を吸引し、ダクトの一部で取り囲まれた
前記小孔と可動カッター周囲に空気流を発生させ、この
空気流により前記カッターで切断された内部高温のペレ
ットを冷却固化しながら高速、低圧の空気流に乗せ、送
風機の吐出口より前記サイクロン式分離器へ搬送し、こ
の分離器内で空気とペレットを相互分離し再生合成樹脂
製ペレットとして回収し再使用する。
【0015】請求項5に記載された発明においては、前
記押出機に供給された再生合成樹脂素材の一種である使
用済みの合成樹脂フイルム又はシートを可塑化し、溶融
樹脂とした後、前記ダイに設けた小孔から棒状に押し出
す。この小孔から押し出された溶融再生合成樹脂ストラ
ンドに液化ガス又は液滴が吹き付けられ、このストラン
ドの外表面と接触し、気化の潜熱作用によりこのストラ
ンドの外表面は急冷固化される。この状態で、ロータリ
ーカッターで所定の円柱体寸法にこの固化されたストラ
ンドは切断されたペレットとなる。このペレットの内部
は今だ高温状態にある。一方、送風機の作動により、前
記ダクト内に外気を発生させ、ダクトの一部で取り囲ま
れた前記小孔と可動カッター周囲に空気流を発生させ、
この空気流により前記ロータリーカッターによる切断さ
れた内部高温のペレットを冷却固化しながら高速、低圧
の空気流に乗せ、送風機の吐出口より前記サイクロン式
分離器へ搬送し、この分離器内で空気とペレットを相互
分離し再生合成樹脂製ペレットとして回収し再使用す
る。
【0016】請求項6記載のの発明において、前記押出
機に供給された再生合成樹脂素材の一種である使用済み
の合成樹脂フイルム又はシートを可塑化し、溶融樹脂と
した後、前記ダイに設けた小孔から棒状に押し出す。こ
の小孔から押し出された溶融樹脂ストランドに向けて冷
媒供給源から供給口を通してリング体に供給された冷媒
は、前記複数のノズルから吹き付けられ、このストラン
ドの外表面と接触し、気化の潜熱作用によりこのストラ
ンドの外表面は急冷固化される。この状態で、ロータリ
ーカッターで所定の円柱体寸法にこの固化されたストラ
ンドは切断されたペレットとなる。このペレットの内部
は今だ高温状態にある。一方、前記小孔とこのロータリ
ーカッター気流を発生させ、この空気流により前記ロー
タリーカッターで切断された内部高温のペレットを冷却
固化しながらこの造粒したペレットを再生合成樹脂とし
て前記サイクロン式分離機を通して回収し再使用する。
【0017】
【実施例】請求項4乃至請求項6記載の発明の代表的な
実施例を次に説明する。図1において、11は押出機で
ある。この押出機11のダイ12には、溶融樹脂押出し
用小孔13が8個設けてある。このダイ12の外端に
は、可動カッターの一種であるロータリーカッター14
が、前記小孔13の外端面に沿い摺動し、これら小孔1
3から押し出された溶融樹脂ストランドPを切断すべ
く、前記押出機11におけるスクリューの軸線と同一軸
線にある回転軸周りに回転可能に装備されている。前記
ダイ12前面にあるロータリーカッター14と、前記小
孔13の周囲は、窓15を有するダクト16の上端部分
16aで取り囲まれ、外部から遮断されている。この開
閉自在な窓15の高さ一位置は、前記小孔13とカッタ
ー14の摺動部分とほゞ同一高さ位置としてあり、この
窓15の開放時に外部からこの摺動部分に接近し掃除を
行なえるようにしてある。各小孔13から押し出された
溶融樹脂ストランドPに向け冷媒の一種である液化ガス
又は液滴を吹き付ける冷却ノズル17が各小孔13毎1
個宛に設けてある。これら冷却ノズル17は、前記ロー
タリーカッター14の回転刃先の外径より大径で、この
カッター14の回転軸と同心に固定配置した共通のリン
グ体24に、各小孔13に向け放射状に突出して配置し
てあり、このリング体24には前記冷媒を供給するため
の供給口25が設けてあり、この供給口25が冷媒供給
源(図示せず)に接続されている(図2参照)。この窓
15の上位位置のダクト16の周壁には外気取入用孔1
8が多数形成してある。このダクト16に送風機19の
吸引口20が接続されて、この送風機19の吐出口21
は空気ペレット分離用のサイクロン式分離器22の一次
側に排気ダクト23を介して接続されている。
【0018】このように構成した実施例における作用を
請求項1乃至請求項3記載の発明の代表的な実施例とし
て次に説明する。押出機11に再生合成樹脂素材の一種
である使用済みの合成樹脂フイルム又はシートF(例え
ば、PP、PC、NYの一種からなる)を供給し、加熱
溶融してダイ12の前記小孔13からダイ12前面に所
定寸法押出す。この押出された溶融樹脂ストランドP
は、前記ロータリーカッター14により所定寸法のペレ
ットに切断加工される。この切断時前記冷却ノズル17
から前記溶融樹脂ストランドPに向けて液化ガスは液滴
を吹き付けて気化の潜熱作用によりこのストランドPの
表面を強制冷却固化する。この状態でこのストランドP
を切断してなるペレットは、前記送風機19の運転で前
記ダクト16の外気取入用小孔18からこのダクト16
内に吸引し誘起される空気流によりその内部まで冷却さ
れ、固化した状態でペレットはダクト16内を空気流に
のり下方へ搬送され、ダクト16内壁に付着することな
く送風機19、排気ダクト23を通ってサイクロン式固
気分離器22へ空気と共に供給される。この分離器22
において、完全に固化したペレットと空気は分離され、
ペレットのみが下降しその下端の排出口から受箱に収集
され再使用される。このロータリーカッター14による
切断加工の繰返しにより、切断屑がロータリーカッター
14の刃先及び前記押出し用小孔13周縁に付着滞留し
た時には、前記ダクト16の窓15を開き、外部よりこ
の開いた窓15を通して棒状の剥離具先端をこの切断屑
付着部に接触させ、切断屑をダクト16外へ取り出し除
去する。この除去後、再び窓15を閉じ前記同様のペレ
ットの冷却、搬送作業を継続して行う。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明の効果を次に説明す
る。前記押出機に供給された再生合成樹脂素材の一種で
ある使用済みの合成樹脂フイルム又はシートを可塑化
し、溶融樹脂とした後、前記ダイに設けた小孔から棒状
に押し出し、この小孔から押し出された溶融樹脂ストラ
ンドに前記前記冷媒を吹き付け、このストランドの外表
面と接触し、気化の潜熱作用によりこのストランドの外
表面を急冷固化することにより、前記可動カッターで所
定の円柱体寸法にこの固化されたストランドを切断して
得られるペレットに、ひげ、バリはまったく発生せず、
良好なペレットを得ることができる。このペレットの内
部は今だ高温状態にあるが、前記小孔と可動カッター周
囲に空気流を発生させ、この空気流により前記前記可動
カッターで切断された内部高温のペレットを冷却固化す
ることで、この造粒したペレット同士の付着を防止で
き、再生合成樹脂として回収し再使用できる。
【0020】請求項2に記載された発明においては、前
記押出機に供給された再生合成樹脂素材の一種である使
用済みの合成樹脂フイルム又はシートを可塑化し、溶融
樹脂とした後、前記ダイに設けた小孔から棒状に押し出
し、この小孔から押し出された溶融樹脂ストランドに前
記溶融樹脂ストランドの表面を液化ガス又は液滴を吹き
付け、このストランドの外表面と接触し、気化の潜熱作
用によりこのストランドの外表面を急冷固化することに
より、ペレット表面には何ら液滴が付着せず、乾燥した
状態に維持できる。この状態で、前記可動カッターで所
定の円柱体寸法にこの固化されたストランドを切断して
ペレットすることができる。なお、このペレットの内部
は今だ高温状態にあるが、前記小孔と可動カッター周囲
に空気流を発生させ、この空気流により前記可動カッタ
ーで切断された内部高温のペレットを冷却固化でき、こ
の造粒したペレット同士の付着を伴わずに再生合成樹脂
として回収し再使用することができる。能率良くバリ、
ひげのないペレットを製造できる。
【0021】請求項3に記載された発明においては、前
記押出機に供給された再生合成樹脂であるPP.PC.
NY製の素材の一種である使用済みの合成樹脂フイルム
又はシートを可塑化し、溶融樹脂とした後、前記ダイに
設けた小孔から棒状に押し出し、この小孔から押し出さ
れた溶融樹脂ストランドに前記冷媒を吹き付け、このス
トランドの外表面と接触させ、気化の潜熱作用によりこ
のストランドの外表面を急冷固化することにより、バ
リ、ひげが発生しにくい状態とすることができる。この
状態で、前記可動カッターで所定の円柱体寸法にこの固
化されたストランドを切断して、バリ、ひげのないペレ
ットを得ることができる。なお、このペレットの内部は
今だ高温状態にあるが、前記小孔と可動カッター周囲に
空気流を発生させ、この空気流により前記可動カッター
で切断された内部高温のペレットを冷却固化できこの造
粒したペレットを再生合成樹脂として回収し再使用する
ことができる。
【0022】請求項4記載の発明の効果を次に説明す
る。前記押出機に供給された再生合成樹脂素材の一種で
ある使用済みの合成樹脂フイルム又はシートを可塑化
し、溶融樹脂とした後、前記ダイに設けた小孔から棒状
に押し出し、この小孔から押し出された溶融再生合成樹
脂ストランドに前記冷媒を吹き付け、このストランドの
外表面と接触し、気化の潜熱作用によりこのストランド
の外表面を急冷固化することができる。従って、装置と
して、ストランドを冷却搬送する大型ローラを全く必要
とせず、装置の構造を複雑化せず、小型化できる。この
ストランドの外表面を急冷固化した状態で、前記可動カ
ッターで所定の円柱体寸法にストランドを切断すること
でひげ、バリのないペレットを得ることができる。この
ペレットの内部は今だ高温状態にあり、送風機の作動に
より、前記ダクト内に外気を吸引し、ダクトの一部で取
り囲まれた前記小孔と可動カッター周囲に空気流を発生
させ、この空気流により前記カッターで切断された内部
高温のペレットを冷却固化しながら高速、低圧の空気流
に乗せ、送風機の吐出口より前記サイクロン式分離器へ
搬送して、この分離器内で空気とペレットを相互分離し
相互付着を伴わない再生合成樹脂製ペレットとして回収
し再使用することができる。即ち、前記ストランドの冷
却に係る構造を複雑化することなく、バリ、ひげのない
ペレットを製造できる。
【0023】請求項5に記載された発明においては、前
記押出機に供給された再生合成樹脂素材の一種である使
用済みの合成樹脂フイルム又はシートを可塑化し、溶融
樹脂とした後、前記ダイに設けた小孔から棒状に押し出
し、この小孔から押し出された溶融再生合成樹脂ストラ
ンドに液化ガス又は液滴を吹き付け、このストランドの
外表面と接触し、気化の潜熱作用によりこのストランド
の外表面を急冷固化できる。この状態で、ロータリーカ
ッターで所定の円柱体寸法にこの固化されたストランド
を切断し、ひげ、バリをその切断口に伴わないペレット
を製造できる。このペレットの内部は今だ高温状態にあ
り、送風機の作動により、前記ダクト内に外気を発生さ
せ、ダクトの一部で取り囲まれた前記小孔と可動カッタ
ー周囲に空気流を発生させ、この空気流により前記ロー
タリーカッターによる切断された内部高温のペレットを
冷却固化しながら高速、低圧の空気流に乗せ、送風機の
吐出口より前記サイクロン式分離器へ搬送し、この分離
器内で空気とペレットを相互分離し相互融着することな
く再生合成樹脂製ペレットとして回収し再使用すること
ができる。即ち、バリ、ひげのないペレットを生産性良
く製造できる。
【0024】請求項6記載の発明において、前記押出機
に供給された再生合成樹脂素材の一種である使用済みの
合成樹脂フイルム又はシートを可塑化し、溶融樹脂とし
た後、前記ダイに設けた小孔から棒状に押し出し、この
小孔から押し出された溶融樹脂ストランドに向けて冷媒
供給源から供給口を通してリング体に供給された冷媒
を、前記複数のノズルから吹き付け、このストランドの
外表面全域と均一に接触させ、気化の潜熱作用によりこ
のストランドの外表面全体を急冷固化できる。この状態
で、ロータリーカッターで所定の円柱体寸法にこの固化
されたストランドを切断し、その切断口にひげ、バリの
ないペレットを製造できる。このペレットの内部は今だ
高温状態にあり、前記小孔とこのロータリーカター周囲
に空気流を発生させ、この空気流により前記ロータリー
カッターによる切断された内部高温のペレットを冷却固
化しながらこの造粒したペレットを相互融着することな
く再生合成樹脂として前記サイクロン式分離機を通して
回収し再使用することができる。即ち、バリ、ひげのな
いペレットを能率良く製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】その実施例の概略正面図である。
【図2】図1の要部概略側面図である。
【符号の説明】
11 押出機 16 ダクト 17 冷却ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 77:00 105:26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押出機内において再生合成樹脂素材を溶融
    させ、この溶融再生合成樹脂を押出機のダイに設けた小
    孔から棒状に押出し、この小孔と可動カッターの摺動に
    より、押し出された溶融再生合成樹脂ストランドをペレ
    ットとして切断すると共に、前記小孔に向け冷媒を吹付
    け、このストランドの外表面に接触させ、気化の潜熱作
    用によりこのストランドの外表面を急冷固化させた後、
    小孔と可動カッターの周囲に生起される空気流によりこ
    の切断された内部高温のペレットを冷却固化しながら搬
    送することを特徴とする再生合成樹脂製ペレットの製造
    方法。
  2. 【請求項2】前記冷媒として液化ガス又は液滴を使用す
    ることを特徴とする請求項1記載の再生合成樹脂製ペレ
    ットの製造方法。
  3. 【請求項3】前記再生合成樹脂はPP、PC、NYのう
    ちの一種としてあることを特徴とする請求項1又は2記
    載の再生合成樹脂製ペレットの製造方法。
  4. 【請求項4】押出機のダイには少なくとも一個の溶融再
    生合成樹脂押出し用小孔が設けてあり、この小孔の外端
    には、この外端面と相対的に摺動する可動カッターが設
    けてあり、この小孔と可動カッター周面は、送風用のダ
    クトの一部により取囲まれこのダクトに吸引口で接続す
    る送風機の吐出口は空気・ペレット分離用のサイクロン
    式分離器の一次側に接続され、前記小孔から押し出され
    た溶融再生合成樹脂ストランドに向け冷媒を吹き付ける
    冷却ノズルが設けてあることを特徴とする再生合成樹脂
    製ペレットの製造装置。
  5. 【請求項5】前記冷媒は液化ガス又は液滴としてあるこ
    とを特徴とする請求項4記載の再生合成樹脂製ペレット
    の製造装置。
  6. 【請求項6】前記可動カッターはロータリーカッターで
    あり、前記冷却ノズルはこのロータリーカッターの回転
    刃先の外径より大径で、このロータリーカッターの回転
    軸と同心に固定配置された共通のリング体に複数個周方
    向に間隔をおいて取付けてあり、これら冷却ノズルは前
    記小孔に向けて放射状に突出して配置してあり、このリ
    ング体には前記冷媒を供給するための供給口が設けてあ
    り、この供給口が設けてあり、この供給口が冷媒供給源
    に接続されていることを特徴とする請求項4又は5記載
    の再生合成樹脂製ペレットの製造装置。
JP03203294A 1994-02-04 1994-02-04 再生合成樹脂製ペレットの製造装置 Expired - Fee Related JP3578792B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03203294A JP3578792B2 (ja) 1994-02-04 1994-02-04 再生合成樹脂製ペレットの製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03203294A JP3578792B2 (ja) 1994-02-04 1994-02-04 再生合成樹脂製ペレットの製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07214548A true JPH07214548A (ja) 1995-08-15
JP3578792B2 JP3578792B2 (ja) 2004-10-20

Family

ID=12347538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03203294A Expired - Fee Related JP3578792B2 (ja) 1994-02-04 1994-02-04 再生合成樹脂製ペレットの製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3578792B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09193158A (ja) * 1996-01-17 1997-07-29 Meisei Kinzoku Kogyosho:Kk 樹脂原料ペレット再生装置に於ける難加工性樹脂専用デバイス
WO1999056924A1 (de) * 1998-05-06 1999-11-11 Helmut Bacher Vorrichtung und verfahren zum kontinuierlichen agglomerieren von kunststoffgut, insbesondere zu recyclingzwecken
JP2007136743A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Kawata Mfg Co Ltd 発泡ポリスチロールの減容固化方法
JP2013177007A (ja) * 2013-06-06 2013-09-09 Panasonic Corp 液晶ポリマー成形材料のペレット
CN113799287A (zh) * 2021-10-07 2021-12-17 刘志敏 用于色母粒加工的半成品切割加工装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09193158A (ja) * 1996-01-17 1997-07-29 Meisei Kinzoku Kogyosho:Kk 樹脂原料ペレット再生装置に於ける難加工性樹脂専用デバイス
WO1999056924A1 (de) * 1998-05-06 1999-11-11 Helmut Bacher Vorrichtung und verfahren zum kontinuierlichen agglomerieren von kunststoffgut, insbesondere zu recyclingzwecken
JP2007136743A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Kawata Mfg Co Ltd 発泡ポリスチロールの減容固化方法
JP2013177007A (ja) * 2013-06-06 2013-09-09 Panasonic Corp 液晶ポリマー成形材料のペレット
CN113799287A (zh) * 2021-10-07 2021-12-17 刘志敏 用于色母粒加工的半成品切割加工装置
CN113799287B (zh) * 2021-10-07 2024-02-20 刘志敏 用于色母粒加工的半成品切割加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3578792B2 (ja) 2004-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3674337B2 (ja) 合成樹脂供給装置
KR100948669B1 (ko) 폐수지 재생용 압출 성형장치
RU2008113213A (ru) Устройства и способы обработки порций текучего материала
JP2000355015A (ja) 熱可塑性プラスチックを造粒するための水中造粒装置及び方法
CN116061339A (zh) 一种纳米驻极母粒制备工艺
JP3578792B2 (ja) 再生合成樹脂製ペレットの製造装置
US6039905A (en) Apparatus and method for granulating plastic strands
CN114131879A (zh) 一种可与金属粘接的包覆防护塑料制备方法
JPH02258211A (ja) 熱可塑性材料の造粒装置と造粒方法
EP0156621A2 (en) Apparatus for producing pellets or granules
JP4326139B2 (ja) 押出し成形機及びこれを用いた成形方法
CN209955063U (zh) 一种塑料加工用不粘刀切料装置
CN209882967U (zh) 一种用于饲料加工的粒状饲料切割机
JP3611200B2 (ja) ブロー成形方法
JPH04179508A (ja) 冷却ユニット
JP4989578B2 (ja) 押出機カッティング面付着樹脂の除去方法
CN209955064U (zh) 一种塑料加工用高速冷却切料装置
KR200193655Y1 (ko) 필름 에지 회수장치
JP2005074710A (ja) 樹脂ペレット製造装置
JP3300652B2 (ja) 発泡ポリスチレンの回収方法
JPS60219014A (ja) チツプ製造装置およびこれを用いたチツプの製造方法
CN219294442U (zh) 一种塑料造粒机机头组件
JP3010264U (ja) 熱可塑性樹脂造粒機の冷却装置
CN220198207U (zh) 一种塑料制品生产用切粒机
JPH10263495A (ja) 瓶に付着した樹脂フィルム製ラベルの除去方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040714

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees