JP4989578B2 - 押出機カッティング面付着樹脂の除去方法 - Google Patents

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本発明は、押出機カッティング面付着樹脂の除去方法に関し、特に、溶融樹脂がダイス表面から押し出される前にダイス表面の清掃を行うための新規な改良に関する。
一般に、合成装置により生産された合成樹脂原料は、通常、原料の揮発成分除去、品質改善あるいは均質化等を目的として、回転駆動されるスクリュを内挿したシリンダを主要構成部とするスクリュ式押出機(以下において、「押出機」と略して記述する。)により溶融混練される。この溶融混練された合成樹脂原料は、その後の原材料としての取扱いを容易にするために、ペレットに造粒される。すなわち、シリンダの先端に造粒ダイスが設けられた押出機およびシリンダの先端に造粒ダイスを介して連結されたカッティング装置において、高温溶融状態の合成樹脂原料が、造粒ダイスのダイス孔からカッティング装置の冷却を兼ねた搬送水中へ紐(ストランド)状に押出され、直ちに冷却固化され、造粒ダイスの表面に沿って摺動回転するカッタ刃により短く切断され、ペレットに造粒される。
前述の押出機及びカッティング装置は、後述の特許文献1に開示されているように、例えば、簡略化して示す図2のように構成されている。
すなわち、図2において符号1で示されるものは、押出機であり、この押出機1のシリンダ2の先端に設けられた造粒ダイス3のカッティング面であるダイス表面4側には、この造粒ダイス3を介してカッティング装置5が装着されている。
前記カッティング装置5は、モータ6、回転軸7、カッタ刃8、搬送水路9及び位置検出装置10から主として構成されており、このカッタ刃8は回転しつつ矢印Aの方向に沿って前後進し、カッタ刃8がダイス表面4に対して押し付け及び切り離し(すなわち、ダイス表面4に対して接離自在)動作を繰り返すことができるように構成されている。
前述の押出機1とカッティング装置5を用いて造粒を行う場合、溶融樹脂のカッティング動作を行う前は、カッティング装置5は押出機1から切り離された状態で、押出機1のシリンダ2内には原料である樹脂が溶融混練され、溶融混練が完了後に、カッティング装置5が造粒ダイス3側に連結され、造粒ダイス3から搬送水路9内にストランドが供給されると共に、カッタ刃8により所定長さに切断されてペレット化される。
また、後述の特許文献1に開示されている造粒方法においては、運転開始前における搬送水の循環供給開始と押出機の運転開始とのタイミング調整のための待機中に、冷却用の流体を造粒ダイスの表面に吹きつけて造粒ダイスの各ダイス孔より溶融状態の合成樹脂原料が流れ出ないように溶融樹脂原料の粘度を高くし、運転開始後は、各ダイス孔の目詰りを防止するための加熱用の流体を造粒ダイスの表面に吹きつける造粒方法が示されている。
特開2005−297227号公報
従来の押出機及びカッティング装置を用いた造粒方法は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、カッティング装置によるカッティング運転前においては、押出機からカッティング装置が切り離されていると共に、押出機のシリンダ内に、原料の樹脂が溶融混練した状態で保たれているため、ダイス表面のダイス孔からは溶融樹脂がストランド状に垂れ下がる又はダイス表面に付着することになり、作業者がこれらの樹脂を除去した後でなければカッティング装置を押出機に連結することができなかった。
また、前述のダイス表面からの付着樹脂等の除去は、作業者にとっては大きい労力の負担となり、造粒工程における作業効率向上への大きい障害となっていた。
また、前述の特許文献1の造粒方法のように、運転開始前に、冷却用の流体をダイス表面に吹きつけ、運転開始後は加熱用の流体をダイス表面に吹きつけるためには、冷却水と加熱水の2系統の水路及び供給ノズル等を設けなければならず、構造が複雑で大型化すると共に、高さコストとなっていた。
本発明による押出機カッティング面付着樹脂の除去方法は、押出機のシリンダの先端の造粒ダイスのダイス表面に対して接離されるカッティング装置のカッタ刃を用い溶融樹脂が前記ダイス表面から押し出される前に、前記カッティング装置のカッタ刃を回転させた状態で前記ダイス表面に対して、押し付け及び引き離し動作を繰り返すことにより、前記ダイス表面に堆積している少なくとも溶融樹脂を除去する方法であり、また、前記堆積樹脂の除去の成否は、前記カッタ刃の位置を検出する位置検出装置からの検出信号に基づく方法である。
本発明による押出機カッティング面付着樹脂の除去方法は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、押出機のシリンダの先端の造粒ダイスのダイス表面に対して接離されるカッティング装置のカッタ刃を用い溶融樹脂が前記ダイス表面から押し出される前に、前記カッティング装置のカッタ刃を回転させた状態で前記ダイス表面に対して、押し付け及び引き離し動作を繰り返すことにより、前記ダイス表面に堆積している少なくとも溶融樹脂を除去するため、造粒運転前にダイス表面は完全に清掃され、造粒運転が大幅に簡略化され、運転の失敗をなくし、プラントの省力化、生産効率の向上を得ることができる。
また、前記堆積樹脂の除去の成否は、前記カッタ刃の位置を検出する位置検出装置からの検出信号に基づいているため、カッタ刃の位置、すなわち、ダイス表面の清掃の完了を自動的にかつ正確に検出することができる。
本発明は、溶融樹脂がダイス表面から押し出される前にカッタ刃でダイス表面の清掃を行うようにした押出機カッティング面付着樹脂の除去方法を提供することを目的とする。
以下、図面と共に本発明による押出機カッティング面付着樹脂の除去方法の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例として説明した図2の構成は、本発明と同一であるので、図2の構成を本発明の構成に援用するものとする。
図1は、前述の図2の押出機1及びカッティング装置5を用いて造粒ダイス3のカッティング面であるダイス表面4に付着した樹脂等を除去する場合について述べる。
図1において、合成樹脂原料を溶融混練し、ペレットに造粒するための押出機1の運転開始前の時点で、シリンダ2の先端に造粒ダイス3が設けられた押出機1及びカッティング装置5が互いに離された状態で待機状態にある。すなわち、押出機1では、シリンダ2内の先端部及び造粒ダイス3のダイス孔(図示せず)に溶融状態の合成樹脂が充満し樹脂がダイス表面4に付着もしくは垂れ下がっている状態にある(第1ステップ:100)。
運転開始に当たり、待機している前記カッティング装置5を移動させ、前記シリンダ2の先端に設けられた前記造粒ダイス3を介して前記押出機1に連結する(第2ステップ:101)。
次に、前記カッティング装置5において、先端部に前記カッタ刃8を保持する前記回転軸7のモータ6を起動させ、待機位置にあるカッタ刃8を所定回転数で回転駆動し、押出機1の原料供給機(図示せず)の運転開始、カッティング装置5へのペレット搬送用の搬送水9Aの供給開からなる運転開始(第3ステップ:102)となる。
前記シリンダ2から溶融樹脂が造粒ダイス3のダイス孔(図示せず)に到達してダイス表面4から押し出される前に、回転しているカッタ刃8をダイス表面4に押し付け及び引き離し動作を繰り返し行い、ダイス表面4に堆積している少なくとも溶融樹脂(溶融樹脂以外のゴミ等も含む)を除去する(第4ステップ:103)。
前述のダイス表面4における付着樹脂等の除去が完了したか否かは、前記位置検出装置10によってカッタ刃8が前進してダイス表面4に接触した時又は非接触の位置を検出する(第5ステップ:104)ことによって判別することができる。
前述の第5ステップ:104における判別において、カッタ刃8がダイス表面4に非接触の場合(第6ステップ:105)、前記第4ステップ:103に戻って再び付着樹脂の除去動作が行われる。
さらに、前記カッタ刃8がダイス表面4に接触の場合(第7ステップ:106)、前述のダイス表面4に対するカッタ刃8の接触による付着樹脂の除去動作が終了すると共に、押出機1とカッティング装置5の定常の造粒動作が継続される(第8ステップ:107)。
尚、ダイス表面4に付着していた付着樹脂及び押出機1の運転開始直後のペレットは、ペレット搬送先の図示しない篩い分け機、あるいは、搬送途中の切換え弁(図示せず)等により、規格外のオフ品として系外へ排出処理される。
本発明による押出機カッティング面付着樹脂の除去方法を示すフロー図である。 本発明及び従来の押出機及びカッティング装置を示す構成図である。
符号の説明
1 押出機
2 シリンダ
3 造粒ダイス
4 ダイス表面(カッティング面)
5 カッティング装置
6 モータ
7 回転軸
8 カッタ刃
9A 搬送水
10 位置検出装置

Claims (2)

  1. 押出機(1)のシリンダ(2)の先端の造粒ダイス(3)のダイス表面(4)に対して接離されるカッティング装置(5)のカッタ刃(8)を用い溶融樹脂が前記ダイス表面(4)から押し出される前に、前記カッティング装置(5)のカッタ刃(8)を回転させた状態で前記ダイス表面(4)に対して、押し付け及び引き離し動作を繰り返すことにより、前記ダイス表面(4)に堆積している少なくとも溶融樹脂を除去することを特徴とする押出機カッティング面付着樹脂の除去方法。
  2. 前記堆積樹脂の除去の成否は、前記カッタ刃の位置を検出する位置検出装置からの検出信号に基づくことを特徴とする請求項1記載の押出機カッティング面付着樹脂の除去方法。
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