JPH07214205A - パンチプレスとそのアンローダ制御装置 - Google Patents

パンチプレスとそのアンローダ制御装置

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JPH07214205A
JPH07214205A JP2633294A JP2633294A JPH07214205A JP H07214205 A JPH07214205 A JP H07214205A JP 2633294 A JP2633294 A JP 2633294A JP 2633294 A JP2633294 A JP 2633294A JP H07214205 A JPH07214205 A JP H07214205A
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JP
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unloader
work holder
metal plate
gripping
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JP2633294A
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Inventor
Kenji Igami
憲治 伊神
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークホルダによるつかみ換え等に伴う板材
のはみ出し量に応じて、アンローダの最適な減速区間の
制御を板材単位で可能とし、無駄時間を発生させないよ
うにする。これにより搬出時間を短くする。 【構成】 パンチプレス33とアンローダ27とを、N
C装置,PC装置35、およびシーケンサ37等で制御
する装置に適用される。パンチプレス1の加工プログラ
ム33中に、ワークホルダ13によるつかみ換えを行っ
た場合の累積値であるはみ出し量データαを予め入力し
ておく。このデータαを、搬送制御装置32のシーケン
サ37が受取り、アンローダ27の現在位置と照合し
て、アンローダ27の減速開始位置を、板材はみ出しα
を加味した任意の位置に設定可能とする。アンローダ2
7は、グリッパ部29に板材有無の検出センサ29aを
有し、板材検出に応答して把持および引出しを開始する
ものである。前記のつかみ換えは、板材WがX軸ストロ
ークを超えた長尺材等である場合に、押え装置10で板
材Wを押え、ワークホルダ13を把持解除状態で移動さ
せることにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パンチ加工中にワー
クホルダによる板材のつかみ換えを行った場合のアンロ
ードの制御を行うパンチプレスとそのアンローダ制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】タレット
パンチプレスでは、両側にローダとアンローダとを設置
し、板材のローディングとアンローディングとを自動的
に行わせることが多くある。上記ラインにおいて、搬送
方向に長い板材、すなわちパンチプレスのX軸ストロー
クの限界を超える板材をパンチ加工する場合、ワークホ
ルダによる板材のつかみ換えを行い、板材をアンローダ
方向に送り出しながら加工が行われる。また、板材のワ
ークホルダによる把持位置近傍をパンチ加工する場合に
も、前記のつかみ換えが行われる。そのため、加工完了
後の搬送方向の板材位置が、板材品種毎に異なる場合が
生じる。
【0003】しかしながら、従来のアンローダは、一定
の位置でのみ板材を受け取る機能になっているため、こ
のままでは板材を受け取ることができない。そのため、
アンロードに際して、前記とは逆方向に板材のつかみ換
えの送りを行い、最初のつかみ位置に板材を戻す制御が
行われている。この戻し動作のため、板材の搬入搬出時
間が長くなってなっている。アンローダによるワークの
受け取り制御は、具体的には、アンローダの板材加工機
側への走行を所定位置で減速させた後、アンローダのグ
リッパに設けられたワーク有無検出センサが板材を検出
することで、グリッパの把持およびアンローダの後退を
行わせるようにしてある。前記の「一定位置でのみ板材
を受けとる機能」とは、減速開始位置を一定位置に固定
していることである。アンローダの減速区間を大きく取
ってやれば、板材の板材加工機からのはみ出しにも対応
できる。しかし、これではアンローダの動作時間が長く
なってしまう。
【0004】この発明の目的は、ワークホルダによるつ
かみ換えにかかわらず、加工終了後の板材の搬出時間を
短くすることのできるパンチプレスとそのアンローダ制
御装置を提供することである。請求項1の発明の目的
は、さらに具体的には、板材のはみ出し量に応じたアン
ローダの最適な減速区間の制御を板材単位に可能とし、
無駄時間を発生させないことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の構成を実施例
に対応する図1および図8と共に説明する。このアンロ
ーダ制御装置は、板材(W)を把持するワークホルダ
(13)の移動でテーブル(3)上の板材(W)を移動
させるパンチプレス(1)と、進退移動して前記テーブ
ル(3)上の板材(W)を引き出すアンローダ(27)
とを備えた設備に適用される。この設備の制御装置にお
いて、パンチ加工中における前記ワークホルダ(13)
の板材つかみ換え累積量(α)を検出する手段(36)
と、その検出結果に応じてアンローダ(27)の板材受
取のための減速開始位置を変更する手段(40)とを設
ける。
【0006】この発明のパンチプレス制御装置は、板材
(W)を把持するワークホルダ(13)の移動でテーブ
ル(3)上の板材(W)を移動させるパンチプレス
(1)に適用される。このパンチプレスの制御装置(図
8の50)において、パンチ加工中におけるワークホル
ダ(13)の板材つかみ換え累積量(α)を検出する手
段(36′)と、その検出結果に応じて板材受け渡し時
のワークホルダの停止位置を変更する手段(51)とを
設ける。
【0007】前記アンローダ制御装置およびパンチプレ
ス制御装置において、板材つかみ換え累積量(α)を検
出する手段(36,36′)は、加工プログラム(3
3,33′)中に記述された所定のはみ出し量データ
(α)を抽出する手段としても良い。
【0008】
【作用】この構成のアンローダ制御装置によると、パン
チ加工中にワークホルダ(13)により板材(W)のつ
かみ換えを行った場合、そのつかみ換え累積量(α)が
検出手段(36)で検出される。その検出結果に応じ
て、受取位置変更手段(40)により、アンローダ(2
7)のパンチプレス(1)に対する板材受取のための減
速開始位置が変更させられる。そのため、パンチ加工後
に、ワークホルダ(13)を初期位置へ戻すだけで、戻
し方向の再つかみ換えを行うことなく、板材(W)の搬
出が行える。また、アンローダの減速走行距離も短くて
済む。これらのため、搬出時間が短縮される。
【0009】この構成のパンチ制御装置の場合は、パン
チ加工中にワークホルダ(13)により板材(W)のつ
かみ換えを行った場合、そのつかみ換え累積量(α)が
検出手段(36′)で前記と同様に検出され、その検出
結果に応じて、停止位置変更手段(51)により、アン
ローダ(27)に対する板材受け渡し時のワークホルダ
(13)の停止位置が変更させられる。そのため、この
場合もパンチ加工後に戻し方向の再つかみ換えを行うこ
となく板材(W)の搬出が行え、搬出時間が短縮され
る。
【0010】板材つかみ換え量の検出手段(36,3
6′)を、加工プログラム(33,33′)に記述され
た所定の板材のはみ出し量データ(α)を抽出するもの
とした場合は、板材(W)のはみ出し量を検出するセン
サ等が不要で、はみ出し量検出が簡単に行える。
【0011】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図7に基づ
いて説明する。図2はパンチ加工ラインの正面図であ
る。パンチプレス1の両側位置A,Bに材料台車21お
よび製品台車22が配置され、製品台車22は前記の位
置Bに固定設置されたストックコンベヤ23の下に出入
り自在とされる。各位置A,Bとパンチプレス1の上方
間にはレール24が支柱25に架設され、レール24に
ローダ26およびアンローダ27が走行自在に設置され
ている。
【0012】ローダ21は昇降機構26aで昇降駆動さ
れる吸着パッド28を有し、材料台車21上の板材Wを
一枚ずつ吸着してパンチプレス1のテーブル3上へ搬入
する。アンローダ27は、板材Wの端部を把持する複数
のグリッパ29を、走行方向と直交する方向に並べて設
けたものであり、パンチプレス1のテーブル3上の板材
Wをストックコンベヤ23のローラテーブル30上に引
き出す。ストックコンベヤ23は、コンベヤローラを無
端の回動チェーンに連結して簾状のローラテーブル30
を構成したものであり、ローラテーブル30を上方ある
いは一端へ退避させることにより、受け入れた板材Wを
製品台車23上に積載可能である。
【0013】パンチプレス1は図3に斜視図で示すタレ
ットパンチプレスからなり、プレスフレーム2の上フレ
ーム部4に、パンチ駆動用のラム5を昇降させる機械式
または油圧式のプレス駆動機構(図示せず)を装備して
いる。パンチおよびダイを各々設置した上下のタレット
(上タレットのみを図示)6は、プレスフレーム2の喉
部に設置してある。テーブル3は、中央の固定テーブル
3aと両側のスライドテーブル3b,3bとからなり、
スライドテーブル3b,3bはキャリッジ11と一体に
構成されて、フレーム2のレール7,7上に前後(Y軸
方向)に進退自在に設置してある。
【0014】キャリッジ11には横方向(X軸方向)に
進退自在にクロススライド12を設置し、板材Wの端部
を把持する複数のワークホルダ13をクロススライド1
2に取付けてある。ワークホルダ13のクロススライド
12に対する取付位置は、クロススライド12に設けた
取付レール(図示せず)に沿って変更可能とされてい
る。クロススライド12の進退駆動は、キャリッジ11
に設置したモータ16により送りねじ14を介して行わ
れる。キャリッジ11の前後駆動も、前記と同様にフレ
ーム2に設置したモータおよび送りねじ(図示せず)で
行われる。
【0015】テーブル3の一側部には、板材Wの搬入時
の位置決め用のエンドロケータ9が、昇降駆動装置(図
示せず)で突没可能可能に設置してある。また、上フレ
ーム部4の前端両側には、ワークホルダ13による板材
つかみ換え時に板材Wをテーブル3に押し付ける一対の
板材押え装置10が設けてある。板材押え装置10は、
押えパッドとそのパッドを昇降させるシリンダ装置等の
パッド昇降装置とからなる。
【0016】図1は、図2の加工ラインの制御系を示
す。パンチプレス制御装置31は、加工プログラム33
に従ってパンチプレス1を制御する装置であり、コンピ
ュータ式のNC装置34とプログラマブルコントローラ
(以下「PC装置」と称す)35とを備える。搬送制御
装置32は、アンローダ27やローダ26等のパンチプ
レス1に付随する搬送装置を制御する装置であり、シー
ケンサ37を有している。アンローダ27は、シーケン
サ37の駆動指令aにより、アンプ38を介してその走
行モータ40が駆動制御される。モータ40にはロータ
リエンコーダ等の位置検出器41が付設してあり、その
検出値は、ポジションコントローラ39を介してアンロ
ーダ27の現在値データbとしてシーケンサ37に戻さ
れる。この現在位置データbを、後述のように指令値と
比較してアンローダ27を任意位置に停止制御可能とし
てある。
【0017】加工プログラム33は、パンチプレス1を
制御する指令と、アンローダ27等の搬送装置を制御す
る指令とをNCコードで記述したものであり、NC装置
34のメモリ装置に記憶されて、その演算制御部(図示
せず)で実行される。加工プログラム33におけるシー
ケンス制御指令や、搬送装置の制御指令はNC装置34
からPC装置35に転送され、このうちの搬送装置制御
に関する指令がさらに搬送制御装置32に転送される。
【0018】上記制御系において、加工プログラム33
に記述されるアンローダ停止位置指令S6と、PC装置
35におけるつかみ換え量検出手段36と、シーケンサ
37における受取り位置変更手段40とで、この実施例
にかかるアンローダ制御装置が構成される。これらの指
令S6、および手段36,40の構成は、次のプログラ
ム例と共に説明する。
【0019】図4は加工プログラム4の構成例を示す。
この加工プログラム4の各指令の記述順にパンチプレス
1やアンローダ27の動作制御が実行される。パンチ加
工指令群S1,S3,S5は、各々パンチ動作や送り動
作のブロック指令を一または複数記述したプログラム部
分を示し、これら指令群S1,S3,S5の途中につか
み換え指令S2,S4が記述してある。
【0020】つかみ換え指令S2,S4は、次の動作を
行う指令である。例えば、つかみ換え準備のためにワー
クホルダ13を所定位置移動させる指令「X───Y─
──M03;」と、つかみ換えを行わせる指令「REP
/DXαn」とで記述される。「αn」で示す部分は、
つかみ換え量(すなわちワークホルダで板材をつかむ位
置を変える距離)を示す指令であり、ミリ単位の数字で
記述される。つかみ換え動作は、パンチプレス1の板材
押え装置10で板材Wをテーブル3上に押え付けた後、
ワークホルダ13を開き、ワークホルダ13をクロスス
ライド12と共に前記つかみ換え量αnだけ移動させた
後、再度ワークホルダ13を閉じ、板材押え装置10を
上昇させるという一連の動作からなる。このように、板
材Wを押えた状態でつかみ換えを行うことにより、ワー
クホルダ13の把持を解除した状態でも、板材Wの位置
ずれを生じることが防止される。
【0021】図7(A)〜(C)は、初期状態と、第1
回目のつかみ換えを行った状態と、第2回目のつかみ換
えを行った状態とを各々示す。なお、同図(B),
(C)は、ワークホルダ13をエンドロケータ9に対し
て初期位置に戻した状態で示してある。図6は、各つか
み換え段階の各部の数値例を示す。
【0022】初期状態では、この例では第1のワークホ
ルダ13は200mm、第2のワークホルダ13は100
0mmの位置にあり、板材Wの加工可能なX軸方向範囲
は、−20mmから1270mmの範囲である。第1回のつ
かみ換え時のつかみ換え量が150mmであると、つかみ
換え累積量は15mm、加工範囲は130〜1420mmの
範囲となる。第2回目のつかみ換え量が290mmである
と、つかみ換え累積量は440mm、加工範囲は420〜
1710mmの範囲となる。
【0023】図4のアンローダ停止位置指令S6は、例
えば「D1S/Xα」のNCコードで記述され、最後の
パンチ加工指令S5nの次に置かれる。上記指令の
「α」ははみ出し量データであり、このように予め加工
プログラム33中に記述される。このはみ出し量αの指
令には、各つかみ換え指令S2,S4におけるつかみ換
え量α1,α2の累積量がミリ単位の数字で記述され
る。アンローダ停止位置指令S6は、NC装置34から
PC装置35に転送され、そのつかみ換え量検出手段3
6で、はみ出し量αのデータが認識されて、シーケンサ
37の受取り位置変更手段40によるアンローダ停止位
置が設定される。詳細は後に図5と共に説明する。
【0024】NC座標のリセット(原点復帰)の指令S
7は、ワークホルダ13を原点復帰させる指令であり、
この指令S7の実行で原点復帰することにより、板材W
はテーブル3上の基準位置となるエンドロケータ9から
つかみ換え累積量であるはみ出し量αだけアンローダ2
7側へはみ出した状態となる。ついで、アンローダイン
・アンロードの指令S8により、アンローダ8は受取位
置変更手段40で設定されたアンローダ停止位置まで前
進し、ここでグリッパ29により板材Wを把持してアン
ローダ8が原点位置まで後退する。この原点位置で、ス
トックコンベヤ30が開いて板材Wは製品台車22に積
載される。この後、パンチプレス1は、テイクバック・
テイクオフ指令S9により、テーブル3をY軸方向の所
定位置へ移動させた後、テーブルローディング位置復帰
指令S10により、テーブル3をX軸およびY軸方向の
所定のローディング位置(初期位置)へ復帰させる。
【0025】図5は、シーケンサ37で行われるアンロ
ーダ27の制御動作を示す。シーケンサ37は、PC装
置35のつかみ換え量検出手段36から送られるはみ出
し量データαを読み込み(R1)、アンローダ減速開始
位置を算出する(R2)。この状態で、PC装置35の
ワーク搬出要求を待ち(R4)、図4のアンローダイン
等の指令S8に基づくワーク搬出要求があると、アンロ
ーダ27がパンチプレス1側へ走行駆動される。この走
行で、アンローダ27の現在位置が前記の算出された減
速開始位置に達すると(R5)、アンローダ27を減速
させる。この減速状態で走行を続け、アンローダ27の
グリッパ29に付設されたセンサ29aで板材Wが検出
されると(R7)、アンローダ27がグリッパ29を閉
じて板材Wを受取り、原点位置へ搬出動作する。このよ
うに、板材はみ出し量αを加味した任意位置でアンロー
ダ27による板材Wの受取りが可能となる。前記のステ
ップR1,R2,R5〜R7で図1の受取位置変更手段
40が構成される。
【0026】このアンローダ制御装置によると、このよ
うにパンチ加工中におけるワークホルダ13の板材つか
み換え累積量αを検出する手段36と、その検出結果に
応じてアンローダ27の板材受取のための減速開始位置
を変更する手段40とを設けたため、ワークホルダ30
のつかみ換えを行った場合に、加工終了後に戻し方向の
再つかみ換え動作を必要とせずに、ワークホルダ30の
初期位置への移動だけで搬出が可能となる。しかも、ア
ンローダ27の減速区間を最適とする制御が板材単位で
行え、無駄時間が無くせる。これらのため搬出時間が短
縮される。特にこの実施例では、つかみ換え量検出手段
36を、加工プログラム33に記述されたはみ出し量デ
ータαを抽出するものとしたため、つかみ換えによる板
材Wのはみ出し量αを検出するセンサ等が不要で、はみ
出し量αの検出が簡単にできる。
【0027】図8はこの発明の他の実施例を示す。この
例では、パンチプレス制御装置50につかみ換え量検出
手段36′と受渡し時ワークホルダ位置変更手段51と
を設け、パンチ加工の途中でつかみ換えがあっても、ワ
ークホルダ13の停止位置を制御することで、アンロー
ダ27に板材Wを受け渡すときの板材端部の位置が一定
になるように制御している。パンチプレス制御手段50
は、加工プログラム33′を実行するコンピュータ式の
NC装置とフログラマブルコントローラとからなる。
【0028】加工プログラム33′には、前記実施例の
加工プログラム33におけるアンローダ停止位置指令S
6に代えて、テーブル受渡し位置移動指令S6′を記述
し、この指令S6′に、各つかみ換え指令S2,S4の
実行結果となる各つかみ換え量α1,α2の累積量をは
み出し量データαとして記述しておく。つかみ換え量検
出手段36′は、このはみ出し量データαを抽出する。
受け渡し時ワークホルダ位置変更手段51は、テーブル
受渡し位置移動指令(S6′)に応答して、初期位置
(ローディング位置)よりもX軸方向にはみ出し量αだ
け離れた位置にワークホルダ13を停止させる。受け渡
し時ワークホルダ位置変更手段51の指令は、テーブル
3の軸送りを制御する軸送り制御手段52を介して実行
される。
【0029】この構成の場合は、パンチプレス1内の制
御だけで、戻し方向の再つかみ換え動作無しに、アンロ
ーダ27による板材Wの搬出が可能となる。そのため、
簡単なシステム構成で板材搬出時間を短縮できる。その
他の構成効果は前記実施例と同様である。
【0030】なお、前記各実施例では、つかみ換え指令
S2,S4の実行結果の累積値であるはみ出し量データ
αを予め加工プログラム33,33′に記述しておき、
つかみ換え量検出手段36,36′はこの記述されたデ
ータαに応じて制御するものとしたが、つかみ換え量検
出手段36,36′は、加工プログラム33,33′に
記述された各つかみ換え指令S2,S4のつかみ換え量
α1,α2を積算してはみ出し量αを認識するものとし
ても良い。また、つかみ換え量検出手段36,36′
は、加工プログラム33,33′のつかみ換え量データ
α1,α2によらずに、つかみ換え動作の実行時に所定
のカウンタ等でつかみ換え量を計測して積算し、はみだ
し量αを認識するものとしても良い。
【0031】
【発明の効果】この発明のアンローダ制御装置は、パン
チ加工中におけるワークホルダの板材つかみ換え累積量
を検出する手段と、その検出結果に応じてアンローダの
板材受取のための減速開始位置を変更する手段とを設け
たため、ワークホルダのつかみ換えを行った場合に、加
工終了後に戻し方向の再つかみ換え動作無しに、ワーク
ホルダの初期位置への移動だけで搬出が可能となる。し
かも、板材のはみ出し量に応じたアンローダの停止位置
の制御が板材単位で行え、無駄時間を発生させずに済
む。これらのため搬出時間が短縮される。
【0032】この発明のパンチプレス制御装置は、パン
チ加工中におけるワークホルダの板材つかみ換え累積量
を検出する手段と、その検出結果に応じて板材受け渡し
時のワークホルダ停止位置を変更する手段とを設けたた
め、パンチプレス内の制御だけで、前記の戻し方向の再
つかみ換え動作無しに板材の搬出が可能となる。そのた
め、簡単なシステム構成で板材搬出時間を短縮できる。
【0033】請求項3の発明の場合は、板材つかみ換え
量を検出する手段を、加工プログラムに記述されたはみ
出し量データを抽出するものとしたため、つかみ換えに
よる板材のはみ出し量を検出するセンサ等が不要で、は
み出し量の検出が簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるパンチプレスとそ
のアンローダ制御装置の概念構成を示すブロック図であ
る。
【図2】同制御装置を応用するパンチ加工ラインの正面
図である。
【図3】パンチプレスの斜視図である。
【図4】加工プログラム例の説明図である。
【図5】アンローダ制御の流れ図である。
【図6】つかみ換え動作に伴う各数値データの変更を示
す図表である。
【図7】つかみ換えおよびアンロード動作を示す説明図
である。
【図8】この発明の他の実施例の概念構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1…パンチプレス、3…テーブル、9…エンドロケー
タ、10…板材押え装置、12…クロススライド、13
…ワークホルダ、23…ストックコンベヤ、27…アン
ローダ、29…グリッパ、31…パンチプレス制御装
置、32…搬送制御装置、33,33′…加工プログラ
ム、34…NC装置、35…プログラマブルコントロー
ラ、36,36′…つかみ換え検出手段、37…シーケ
ンサ、40…受取位置変更手段、50…パンチプレス制
御装置、51…受渡し時ワークホルダ位置変更装置、W
…板材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 7/10 G05B 19/4155

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材を把持するワークホルダの移動でテ
    ーブル上の板材を移動させるパンチプレスと、進退移動
    して前記テーブル上の板材を引き出すアンローダとを備
    えた設備の制御装置であって、パンチ加工中における前
    記ワークホルダの板材つかみ換え累積量を検出する手段
    と、その検出結果に応じてアンローダの板材受取のため
    の減速開始位置を変更する手段とを備えたアンローダ制
    御装置。
  2. 【請求項2】 板材を把持するワークホルダの移動でテ
    ーブル上の板材を移動させるパンチプレスの制御装置で
    あって、パンチ加工中における前記ワークホルダの板材
    つかみ換え累積量を検出する手段と、その検出結果に応
    じて板材受け渡し時のワークホルダの停止位置を変更す
    る手段とを備えたパンチプレスの制御装置。
  3. 【請求項3】 板材つかみ換え累積量を検出する手段
    が、加工プログラムに記述された所定の板材はみ出し量
    データを抽出する手段である請求項1記載のアンローダ
    制御装置、または請求項2記載のパンチプレス制御装
    置。
JP2633294A 1994-01-28 1994-01-28 パンチプレスとそのアンローダ制御装置 Pending JPH07214205A (ja)

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JP2633294A Pending JPH07214205A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 パンチプレスとそのアンローダ制御装置

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JP (1) JPH07214205A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102540980A (zh) * 2010-12-31 2012-07-04 昆山威创精密机械有限公司 带有检知单元的机械手与冲床的连线控制系统
JP2020015062A (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 株式会社アマダホールディングス 板材加工機及び板材加工方法

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