JPH0721356Y2 - 装飾壁材 - Google Patents

装飾壁材

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JPH0721356Y2
JPH0721356Y2 JP1988078077U JP7807788U JPH0721356Y2 JP H0721356 Y2 JPH0721356 Y2 JP H0721356Y2 JP 1988078077 U JP1988078077 U JP 1988078077U JP 7807788 U JP7807788 U JP 7807788U JP H0721356 Y2 JPH0721356 Y2 JP H0721356Y2
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JP
Japan
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decorative
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iridescent
transparent
color
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JP1988078077U
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JPH023898U (ja
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秀男 串田
昭和 小杉
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、容器等の構造物、特に外表面に装飾を施すこ
とが望まれる構造物の壁体の外表面部分の構造に関する
ものである。
〔従来の技術〕
容器、家具、電気製品、建築材料等の構造物の外表面に
は、必要に応じて意匠的な美観を目的として装飾が施さ
れる場合がある。
この構造物外表面への装飾の具体的手段は、構造物成形
材料の持つ光沢を利用する手段とか構造物外表面に塗料
を印刷または塗布する手段等がある。
この構造物外表面に塗料を印刷または塗布する装飾手段
の内、貝殻の内表面の色彩模様のような虹模様を現出す
る手段として、透明な干渉性塗料を、平坦な構造物外表
面に均一な膜厚で転写印刷して装飾被膜を形成し、もっ
て玉虫光彩色を現出させる装飾手段がある。
〔考案が解決しようとする課題〕 この上記した従来の透明な干渉性塗料を使用した玉虫光
彩色装飾は、複数の色の組合せと淡い色変化とにより独
特な落ち着きのある装飾効果を現出することができるの
であるが、実際に現出される色模様の形態は、水面に油
を浮かせた時に現出される色模様形態となり、その模様
形態を特定したものとはなっていないと共に、現出され
る色変化模様が極めて平坦的で深味に乏しく、さらに構
造物外表面における反射光が、干渉色を現出する反射光
以外に多量に発生するので、構造物表面の輝きが強くな
り、このため淡い色変化である玉虫光彩色を視覚するこ
とが難しくなると云う不都合な問題がある。
この上記した従来技術における不都合は、透明な干渉性
塗料で現出される玉虫光彩色装飾は、成形された装飾被
膜の全体が現出するのではなく、この装飾被膜の一部が
現出し、見る角度により現出する箇所が変化するもので
あるので、例え透明干渉性塗料を一定の図柄で転写して
装飾被膜を成形したとしても、玉虫光彩色装飾を描かれ
た図柄全域に均一に現出させることができないので、一
定の図柄で干渉性塗料を印刷したとしても、この図柄を
玉虫光彩色で現出させることができないからであり、ま
た装飾被膜が平坦な構造物外表面に均一な膜厚で被膜成
形されているので、玉虫光彩色が現出されている部分と
構造物の地色がそのまま現出されている部分との光学的
な奥行きを得ることかできないと共に明暗の差が生じな
いために深味のある装飾とは成り得ないのであり、さら
に装飾被膜の被覆成形される構造物の外表面全域が平坦
であるため、この構造物外表面における反射光の量が過
剰となるためである。本考案は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく考案されたもので、透明な干渉
性塗料により成形された装飾被膜が現出する玉虫光彩色
は、装飾被膜の大きさに関係なしに現出されること、分
離成形された装飾被膜は個々の装飾被膜が必ず玉虫光彩
色を現出することに着眼して、透明な干渉塗料により構
造物外表面に成形された装飾被膜により設定した一定の
図柄の玉虫光彩色模様を現出させることを目的とするも
のである。
また、他の目的は、現出される玉虫光彩色を表面の明暗
により強調すると共に、深味のあるものとすることにあ
る。
さらに、他の目的は、装飾被膜を被覆成形した構造物外
表面における反射光を、できるかぎり玉虫光彩色を現出
する光だけとすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案の手段は、外表面に多
数の細かい凸部を有する有色不透明な基体部分を有する
こと、 この細かい凸部は、シボ加工により成形され、その突出
面は仮想される単一の平坦面上に位置すること、 多数の凸部の突出面が形成する外表面上に、透明な干渉
性塗料を所望の図柄で転写印刷して装飾層を成形するこ
と、 にある。
また上記手段に加えて、多数の凸部を、所望の図柄で印
刷成形された装飾層の図柄に合わせて所望の図柄で配置
形成する。
装飾層を転写印刷した基体部分の表面全域を、透明なオ
ーバーコートとして機能する透明被膜で被覆するのが良
い。
〔作用〕
基体部分の外表面は、シボ加工により多数の細かい凸部
が成形されているので、透明な干渉性塗料を基体部分の
外表面に転写印刷すると、基体部分外表面に転写印刷さ
れる透明な干渉性塗料は、各凸部の突出面に付着し、こ
の突出面以外の基体部分外表面部分、すなわち凸部の側
面および各凸部間に位置する凹部には付着しない。
また、このように、転写印刷された透明な干渉性塗料
は、個々に分離した各凸部の突出面に付着するので、成
形される装飾層は個々に分離した状態となる。
さらに、透明な干渉性塗料は、所望の図柄で転写印刷さ
れるので、各凸部の突出面上に分離して位置する装飾層
は、この図柄に従って基体部分外表面に分散位置するこ
とになる。
このように、基体部分の外表面に分離して位置した装飾
層は、個々に玉虫光彩色を現出し、この個々に玉虫光彩
色を現出する装飾層が所望の図柄に従って分散位置する
ので、現出される玉虫光彩色の全体形状はこの図柄とな
る。
また、各装飾層の間には光をほとんど反射しない凹部が
位置しているので、各装飾層が現出する玉虫光彩色の周
囲は暗色となり、これによりこの装飾層が現出する玉虫
光彩色を強調することになると共に、明暗の差により玉
虫光彩色現出部分が浮き上がった状態で視覚される。
さらに、前記したように各凸部間の凹部は、ほとんど光
を反射しないので、構造物外表面全体としての反射光の
光量が大幅に低減すると共に、凸部の突出面での反射光
は玉虫光彩色現出のために作用するので、構造物外表面
における不要な輝きをなくして、反射光を有効に玉虫光
彩色の現出のために作用させることになる。
なお、凸部を、被覆成形された装飾層の図柄に合わせた
図柄に従って配置形成することにより、個々の装飾層が
現出する玉虫光彩色の形態および輝き程度に変化を与え
ることができ、これにより装飾層の図柄模様により豊か
な変化を与えることができる。
また、透明被膜を被覆成形することにより、各装飾層を
機械的に保護することができると共に、本考案による壁
材の外表面の肌触りのざらつきを軽減させて適度なざら
つきとする。
〔実施例〕
実施例について図面を参照して説明する。
基体部分1は、合成樹脂製または金属製のボトル、コン
パクト、キャップ、ケース等の製品、壁板、天井板等の
建築材料、家具、冷蔵庫、炊飯器等の家庭用品等の構造
物の外表面を形成する有色不透明な壁材単体であっても
良いし、これらの壁材の表面に所望色の塗料を塗布した
ものであっても良い。要は、この基体部分1としては、
有色であると共に不透明て、照射された光をその表面色
で反射することができるものであれば良い。
この基体部分1の表面は元来平坦面となっているのであ
るが、この平坦面となっていた基体部分1の外表面にシ
ボ加工を施することにより多数の細かい凸部2を成形す
るが、この凸部2は第2図に示すように、所望する一定
の図柄に従って分散配置されている。
この凸部2の突出面2aに転写印刷される装飾層4は、全
ての凸部2に印刷されるわけではなく、所望する図柄、
通常は凸部2の図柄と同一の図柄で転写印刷されるの
で、この図柄内に位置した凸部2の突出面2a上に印刷位
置することになり、この図柄から外れて位置する凸部2
には印刷されないことになる。
透明被膜5は、シボ加工が施されることにより凹凸の激
しい表面となった基体部分1の外表面と装飾層4とを機
械的に充分保護することができるように、充分に高い硬
度を有するものであることが望ましく、このため紫外線
硬化型塗料により成形するのが有利であり、またこの透
明被膜5により凹部3内を或る程度埋めることにより、
本考案による壁材表面のざらつき程度を軽減させたい場
合には、この透明被膜5の成形材料をシルク印刷手段に
より塗布するのが良い。
〔考案の効果〕
本考案による装飾壁材は上記したごとき構成となってい
るので、下記の効果を発揮する。
装飾層は、個々に分離分散して成形された凸部の突出面
上に位置するので、個々に分離した状態となり、このた
め個々の装飾層が玉虫光彩色を現出するので、玉虫光彩
色による装飾効果をより明確にかつ全体的に現出させる
ことができる。
このように、個々に玉虫光彩色を現出する装飾層が所望
する図柄に従って配置されているので、現出される玉虫
光彩色で輝く部分は、この図柄となり、これにより所望
の図柄での玉虫光彩色の装飾を得ることができる。
凸部の分散配置を、装飾層の図柄に合わせて所望の図柄
に従って実施することにより、玉虫光彩色で現出される
図柄をより強調することができ、これにより明確な図柄
装飾を得ることかできる。
玉虫光彩色で輝く装飾層の周囲は、ほとんど反射光のな
い凹部が位置しているので、玉虫光彩色の輝きがより強
調されると共に、この周囲の凹部が暗部となって、玉虫
光彩色で輝く部分を浮き上がらせ、もって深味のある玉
虫光彩色装飾を得ることかできる。
装飾層を設けた基体部分の外表面の全域を透明被膜で被
覆しているので、装飾層および基体部分の凹凸表面を機
械的に充分に保護することができると共に、基体部分外
表面の凹凸によるざらつき程度を軽減して柔らか味のあ
る肌触りの良い表面とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による装飾壁材の表面部分の基本的な
積層構造の一例を示す要部拡大縦断面図である。 第2図は、所望の図柄に従って凸部を分散配置した一例
を示す平面図である。 符号の説明 1;基体部分、2;凸部、2a;突出面、3;凹部、4;装飾層、
5;透明被膜。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シボ加工を施すことにより突出面(2a)を
    仮想される単一の平坦面上に位置させた多数の細かい凸
    部(2)を外表面に有する有色不透明な基体部分(1)
    と、前記突出面(2a)が形成する外表面上に所望の図柄
    で転写印刷された透明な干渉性塗料により成形された装
    飾層(4)とから成る装飾壁材。
  2. 【請求項2】多数の細かい凸部(2)を所望の図柄に従
    って配列した請求項1記載の装飾壁材。
  3. 【請求項3】装飾層(4)を転写印刷した基体部分
    (1)の表面全域を透明なオーバーコートである透明被
    膜(5)で被覆した請求項1または2記載の装飾壁材。
JP1988078077U 1988-06-13 1988-06-13 装飾壁材 Expired - Lifetime JPH0721356Y2 (ja)

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JP1988078077U JPH0721356Y2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13 装飾壁材

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JPH023898U JPH023898U (ja) 1990-01-11
JPH0721356Y2 true JPH0721356Y2 (ja) 1995-05-17

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ID=31303027

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