JPH0111129Y2 - - Google Patents

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JPH0111129Y2
JPH0111129Y2 JP1983157810U JP15781083U JPH0111129Y2 JP H0111129 Y2 JPH0111129 Y2 JP H0111129Y2 JP 1983157810 U JP1983157810 U JP 1983157810U JP 15781083 U JP15781083 U JP 15781083U JP H0111129 Y2 JPH0111129 Y2 JP H0111129Y2
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JP
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layer
light
curved surface
adhesive layer
transparent resin
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JP1983157810U
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JPS6064716U (ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、光輝性曲面をもつプラスチツク容器
に関する。
例えば、化粧料・香料などを入れる容器やその
キヤツプ等に望まれる要素として、その容器本来
の機能の他に、より優れた加飾性すなわち装飾性
に富んでいることも重要な要素の1つである。
従来、この種の容器やキヤツプ等に対する加飾
方法として、通常のプリント印刷、多色成形によ
る加飾、メタリツクプリントによる加飾、透明ま
たは着色透明の樹脂材料中にパール剤等の乱反射
性物質を混入して色彩や輝度の濃淡が立体的に表
われるようにした加飾方法などが知られている
が、これら従来の加飾方法は何れも一長一短があ
る。例えばプラスチツク成形品を作るための樹脂
材料中に乱反射性物質を混入した加飾方法では、
ある程度深みのある立体感を与えることができる
反面、光輝性に劣り、またメタリツクプリントに
よる加飾方法は光輝性の点できわめて優れている
がパール感のような深みのある立体感までをも出
すのは困難である。
本考案は、以上の点を考慮してなされたもの
で、光輝性に優れ、しかも輝度や色彩の濃淡およ
びその境目がよりくつきりと表われて充分に深み
のある立体感が得られる光輝性曲面をもつプラス
チツク容器を提供しようとするものである。
以下、本考案を図面に示す一実施例に基づいて
説明する。
第1図は、本考案を容器のキヤツプに適用した
例を示すもので、このキヤツプAは、第2図に示
すように表面が球面に形成された全体としてAS
あるいはABS樹脂等から成る基材1と、この基
材1の表面に施された加飾層2とから構成されて
いる。
前記加飾層2は、第3図に示すように基材1の
表面にアクリル系樹脂よりなる接着層3を介し前
記基材1の曲面に沿つて施された光反射性金属層
4と、この金属層4の表面に、着色透明樹脂より
なる膠着剤層5を介し該金属層4の曲面に沿つて
一層に配列された微粒子球状のガラスビーズより
なる光屈折体6と、この光屈折体6の上に該光屈
折体6が完全に没入されるように施された透明樹
脂層7と、この透明樹脂層7の上に施された保護
層8とから構成されている。また、前記光屈折体
6は、前記膠着剤層5と透明樹脂層7との境界線
上に配列されている。すなわち、球状の光屈折体
6は何れもそのほぼ下半部程度が膠着剤層5の中
に没入しており、かつ残りの上半部は透明樹脂層
7で覆われた構造となつている。
ここで、前記光屈折体6は、無色に近い透明性
を有し、かつその焦点位置が金属層5の表面にな
るようその屈折率が1.50〜2.20、好ましくは1.90
〜1.99の範囲のものが使用されている。また、前
記光反射性金属層4は反射効率の高いアルミ蒸着
または金属メツキ膜あるいはアルマイト等の反射
率の高い表面をもつた金属等により形成され、そ
の上の膠着剤層5は、アクリル系、ウレタン系、
アルキツド系樹脂あるいはこれらの共重合体に、
その透光性を損なわない程度の範囲で適当量の染
顔料を混入して着色した着色透明樹脂により形成
されている。さらにその上の透明樹脂層7および
透明保護層8は例えば(アクリル系)等の紫外線
硬化型樹脂により形成されている。図において、
符号9は容器本体Bにおける口部外周のおねじに
螺合されるめねじを、10はバツキンをそれぞれ
示している。
次に、上記構成をもつキヤツプの製造方法の一
例について述べる。まず、射出成形等の手段によ
り表面を平滑な球面にした基材1を形成してお
き、次いで、この基材1の表面に、該基材1およ
び金属の両方に対して接着性のある例えばアクリ
ル系樹脂等を主成分とする樹脂系接着剤を施して
接着層3を形成し、この上にアルミニウムを蒸着
して光反射性の高い金属層4を形成する。そして
この金属層4の上に膠着剤層5を形成し、その上
にガラスビーズより成る光屈折体6を一様に散布
した後、その膠着剤層5を常温または強制的に硬
化させて光屈折体6を定着させる。ここで、光屈
折体6の膠着剤層5への没入量は、膠着剤層5の
粘性や硬化の程度、および光屈折体6を散布する
際に加える力等によつて決まるため、これらの条
件を予め決定しておく。膠着剤層5が必要な程度
に硬化したら、次に紫外線硬化型の透明塗料によ
り前記光屈折体6が完全に没入する程度の厚さの
透明樹脂層7を形成し、さらにその上に同じく紫
外線硬化型の透明塗料により透明保護層8を形成
する。
この考案によれば、加飾層2への入射光は光屈
折体6で屈折したのち金属層4で反射され、さら
に光屈折体6で屈折したのち光源方面へ再帰する
が、その際に着色透明の膠着剤層5によつて着色
される。例えば、膠着剤層5が黄色であれば、金
属層4の銀色との関係で金色光となり、また、膠
着剤層5が緑色であれば、若干銀色を帯びた緑色
光となる。したがつて、キヤツプAはこれらの光
色に対応する色に見えることになる。そして、こ
のような色に見えるキヤツプAは、金属層4のも
つ本来の光輝性および高い反射作用により光輝性
に優れたものとなり、しかも色彩や輝度の濃淡お
よびその境目がよりくつきりと表われて充分に深
ものある立体感をもつことになる。すなわち、キ
ヤツプAは図示のように滑らかな表面をもつ曲面
(球面)輪郭に形成されたものであり、かつ、加
飾層2への入射光は、金属層4および光屈折体6
が一様な曲面に形成されるために光源方面へ再帰
して乱反射しないので、第1図に示すように、キ
ヤツプAの球形輪郭の中にその部分だけが光輝性
に優れたもう1つの球形輪郭A′が表われ、しか
もこの球形輪郭A′の境目Cの部分がはつきりと
表われることになる。また、特に本考案では、光
屈折体6を膠着剤層5と透明樹脂層7との境界線
上に位置させるとともに、膠着剤層5のみを着色
した層構造としているから、全体的に透光性に優
れており、したがつてこのことから、上述したよ
うな作用効果が一段と高められる。
なお、実施例では本考案をキヤツプに適用した
例を述べたが、優れた加飾性が要求される他の容
器、例えばコンパクト容器などにも適用できるこ
とはもちろんである。また、膠着剤層5を着色す
るための染顔料として蛍光染顔料を使用すれば、
さらに光輝性を高めることができる。
以上詳述したように、本考案によれば、光輝性
に優れ、しかも曲面輪郭の中にもう1つの光曲面
輪郭を創出して輝度や色彩の濃淡およびその境目
がくつきりと表われて充分に深みのある立体感を
もたせることができ、したがつて容器に要求され
る重要な要素の1つである加飾性を効果的に高め
ることができるという優れた利点がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
キヤツプの概略的な外観図、第2図は縦断面図、
第3図は加飾層の拡大断面図である。 1……基材、2……加飾層、3……接着層、4
……金属層、5……膠着剤層、6……光屈折体、
7……透明樹脂層、8……透明保護層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 表面が曲面に形成された基材1と、この基材
    1の表面に施された加飾層2とから成り、この
    加飾層2は、前記基材1の表面に接着層3を介
    し前記基材1の曲面に沿つて施された光反射性
    金属層4と、この金属層4の表面に、着色透明
    樹脂よりなる膠着剤層5を介し該金属層4の曲
    面に沿つて配列された微粒子状のガラスビーズ
    よりなる光屈折体6と、この光屈折体6の上に
    該光屈折体6が完全に没入されるように施され
    た透明樹脂層7と、この透明樹脂層7の上に施
    された透明保護層8とから構成され、かつ、前
    記光屈折体6は、前記膠着剤層5と透明樹脂層
    7の境界線上に配列されており、さらにこの光
    屈折体6の屈折率は1.50〜2.20の範囲であるこ
    とを特徴とする光輝性曲面をもつプラスチツク
    容器。 2 前記基材1の表面は球面であることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の光輝
    性曲面をもつプラスチツク容器。 3 前記膠着剤層5の染顔料は蛍光染顔料である
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項または第2項記載の光輝性曲面をもつプラス
    チツク容器。 4 前記透明保護層8は対摩耗性、耐摩傷性を有
    する紫外線硬化塗料により形成されていること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項な
    いし第3項の何れかに記載の光輝性曲面をもつ
    プラスチツク容器。
JP15781083U 1983-10-12 1983-10-12 光輝性曲面をもつプラスチツク容器 Granted JPS6064716U (ja)

Priority Applications (1)

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JP15781083U JPS6064716U (ja) 1983-10-12 1983-10-12 光輝性曲面をもつプラスチツク容器

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JP15781083U JPS6064716U (ja) 1983-10-12 1983-10-12 光輝性曲面をもつプラスチツク容器

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Publication Number Publication Date
JPS6064716U JPS6064716U (ja) 1985-05-08
JPH0111129Y2 true JPH0111129Y2 (ja) 1989-03-31

Family

ID=30347823

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15781083U Granted JPS6064716U (ja) 1983-10-12 1983-10-12 光輝性曲面をもつプラスチツク容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102594844B1 (ko) * 2018-04-10 2023-10-27 주식회사 엘지화학 장식 부재

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5351213A (en) * 1976-10-22 1978-05-10 Hitachi Ltd Ceramic green sheet with frame
JPS5441787U (ja) * 1977-08-30 1979-03-20

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