JPH07212852A - リモコンシステム - Google Patents

リモコンシステム

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JPH07212852A
JPH07212852A JP6002552A JP255294A JPH07212852A JP H07212852 A JPH07212852 A JP H07212852A JP 6002552 A JP6002552 A JP 6002552A JP 255294 A JP255294 A JP 255294A JP H07212852 A JPH07212852 A JP H07212852A
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wireless
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Abstract

(57)【要約】 【目的】照明器具の調光用のコントローラを容易に配設
することができるリモコンシステムを提供する。 【構成】オン/オフ制御用コントローラ1の器体16の
側面には凹所18が設けてある。さらに、この凹所18
の下端に係止孔19が設けてある。一方、調光用コント
ローラ3の器体26の側面下端からは側壁30が延設さ
れており、この側壁30には先端に係止爪31aを有す
る係止部31が設けてある。そして、係止部31の係止
爪31aを係止孔19に係止することによって、調光用
コントローラ3の器体26をオン/オフ制御用コントロ
ーラ1の器体16に結合して連接することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のスイッチユニッ
トから有線系或いはワイヤレス系の信号で操作データを
送り複数の負荷の制御をオン/オフ制御用コントローラ
及び調光用コントローラに行わせるリモコンシステムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅、店舗、事務所等に設置された照明
器具や、エアコン装置等の負荷をフロアや部屋毎に制御
するリモコンシステムとしては図13に示すリモコンシ
ステムがある。このリモコンシステムは有線用スイッチ
ユニット6A1 〜6A6 と、ワイヤレス用スイッチユニ
ット6B1 〜6B4 とを併用したもので、これらスイッ
チユニット6A1 〜6A6 、6B1 〜6B4 から予め規
定されたフォーマットの操作データを含む信号をオン/
オフ制御用コントローラ1へ信号線4を通じて送信する
ことにより、負荷接続端子部1d1 〜1d4 に接続され
た負荷L1 〜L4をオン/オフ制御するようになってい
る。ここで送信される信号のフォーマットは、図4に示
す家庭電気製品協会で定めた推奨方式に基づく信号フォ
ーマットを設定している。なお、信号のフォーマットの
オペレーションコードは操作データに対応する。勿論シ
ステム独自の信号フォーマットを用いることも可能であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のリモ
コンシステムでは、オン/オフ制御用コントローラ1で
は負荷L1 〜L4 のオン/オフ制御しか行えないため
に、負荷L1 〜L4 として調光可能な照明器具を使用す
る場合には、別に照明器具の調光を行うための専用のコ
ントローラをオン/オフ制御用コントローラ1と別に設
ける必要があり、施工に手間がかかったり取付面に取り
付け用の孔を設けなければならないという問題や、負荷
接続端子部1d1 …などの端子部にねじ端子が用いられ
ているため、結線作業に手間がかかるという問題があっ
た。
【0004】また、ワイヤレス用スイッチユニットから
送信されるワイヤレス信号は一般的に赤外線信号を30
キロヘルツ〜40キロヘルツの周波数にて変調し空間伝
送を行っており、ワイヤレス信号用受信部7にて上記周
波数の赤外線信号を選択受信し、変調周波数を除去した
後ディジタル信号に変換してオン/オフ制御用コントロ
ーラ1に伝送している。しかし、リモコンシステムが設
けられる部屋にインバータを用いた照明器具が使用され
ている場合に、インバータから生じる第1次又は第2次
の高調波成分の周波数が上記赤外線信号の変調周波数付
近にあるため、ワイヤレス用スイッチユニット6B1
からワイヤレス信号が送信されていないにもかかわらず
光ノイズによってワイヤレス信号用受信部7から誤信号
が出力されてしまう場合がある。特に、ワイヤレス信号
用受信部7には受信した信号を増幅する増幅器(図示せ
ず)が具備されているので、増幅器の利得調整回路のた
めに微弱な光ノイズによって誤信号が生じてしまい、上
記のような誤信号が信号線4上に出力されると、信号の
輻輳によってシステムの動作が遅延したり或いはシステ
ムの動作が正常に行われなくなるという問題があった。
【0005】請求項1及び請求項2の発明は、上述の第
1の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすると
ころは取付面に不要な取付孔を設けることなく照明器具
の調光用のコントローラを配設することができて施工が
容易なリモコンシステムを提供するにある。請求項3の
発明の目的とするところは、上述の請求項1及び請求項
2の発明の目的に加えて電源線、信号線及び負荷の接続
が簡単に行えるリモコンシステムを提供するにある。
【0006】請求項4の発明は、上述の第2の問題点に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、イン
バータを用いた照明器具と同時に使用したときにも、ワ
イヤレス信号用受信部から信号線上に誤信号が出力され
るのを防止したリモコンシステムを提供するにある。請
求項5の発明の目的とするところは、上述の請求項4の
発明の目的に加えてワイヤレス信号用受信器と信号線と
の接続が簡単に行えるリモコンシステムを提供するにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の第1の目的を達成
するために、請求項1の発明は、複数の負荷接続端子部
を器体に有するオン/オフ制御用コントローラと、オン
/オフ制御用コントローラに2線の信号線を介して予め
規定されたフォーマットの操作データを電気信号で送信
する有線用スイッチユニットと、ワイヤレス信号により
上記操作データと同一のフォーマットの操作データを送
信するワイヤレス用スイッチユニットと、このワイヤレ
ス用スイッチユニットからのワイヤレス信号を受信して
電気信号に変換しオン/オフ制御用コントローラへ出力
するワイヤレス信号用受信部とを備え、オン/オフ制御
用コントローラにはワイヤレス信号用受信部或いは有線
用スイッチユニットからの電気信号を判別して上記負荷
接続端子部に接続された負荷をオン/オフ制御する制御
手段を具備して成るリモコンシステムにおいて、調光可
能な照明器具が接続される一乃至複数の照明器具接続端
子部と、これら一乃至複数の照明器具接続端子部に個別
のアドレスを設定するアドレス設定部と、ワイヤレス信
号用受信部或いは有線用スイッチユニットから送信され
る調光制御用の操作データに基づいて制御信号を出力す
る制御部と、制御部からの制御信号により照明器具の調
光制御を行う調光部とを器体に備えて成る調光用コント
ローラを有し、オン/オフ制御用コントローラの器体と
調光用コントローラの器体とを結合する結合手段をオン
/オフ制御用コントローラの器体と調光用コントローラ
の器体とに設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記結合手段を、オン/オフ制御用コントローラの
器体と調光用コントローラの器体との一方に設けた係止
爪と、他方に設けた係止孔とから構成したことを特徴と
する。請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明
において、有線用スイッチユニット及びワイヤレス信号
用受信部からの信号線を接続する信号線接続端子部を各
々オン/オフ制御用コントローラと調光用コントローラ
とに設け、オン/オフ制御用コントローラの負荷接続端
子部、調光用コントローラの照明器具接続端子部及び上
記信号線接続端子部を速結端子から構成したことを特徴
とする。
【0009】上述の第2の目的を達成するために、請求
項4の発明は、複数の負荷接続端子部を器体に有するオ
ン/オフ制御用コントローラと、オン/オフ制御用コン
トローラに2線の信号線を介して予め規定されたフォー
マットの操作データを電気信号で送信する有線用スイッ
チユニットと、ワイヤレス信号により上記操作データと
同一のフォーマットの操作データを送信するワイヤレス
用スイッチユニットと、このワイヤレス用スイッチユニ
ットからのワイヤレス信号を受信して電気信号に変換し
オン/オフ制御用コントローラへ出力するワイヤレス信
号用受信部とを備え、オン/オフ制御用コントローラに
はワイヤレス信号用受信部或いは有線用スイッチユニッ
トからの電気信号を判別して上記負荷接続端子部に接続
された負荷をオン/オフ制御する制御手段を具備して成
るリモコンシステムにおいて、上記ワイヤレス信号用受
信部は、ワイヤレス用スイッチユニットからのワイヤレ
ス信号を受信する受信手段と、受信手段にて受信したワ
イヤレス信号の操作データが正規のフォーマットである
か否かを判別して正規のフォーマットである場合にのみ
ワイヤレス信号を電気信号に変換してオン/オフ制御用
コントローラに出力する制御判別部とを備えて成ること
を特徴とする。
【0010】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、上記ワイヤレス信号用受信部が、下面にワイヤレス
信号を受信する受信手段が配設された本体を天井に設け
た取付孔に本体下面を露出させるようにして埋設される
とともに、本体上部にはオン/オフ制御用コントローラ
に接続された信号線を接続するための速結端子から成る
信号線接続端子部が設けられたことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1の発明の構成では、調光可能な照明器
具が接続される一乃至複数の照明器具接続端子部と、こ
れら一乃至複数の照明器具接続端子部に個別のアドレス
を設定するアドレス設定部と、ワイヤレス信号用受信部
或いは有線用スイッチユニットから送信される調光制御
用の操作データに基づいて制御信号を出力する制御部
と、制御部からの制御信号により照明器具の調光制御を
行う調光部とを器体に備えて成る調光用コントローラを
リモコンシステムに有し、オン/オフ制御用コントロー
ラの器体と調光用コントローラの器体とを結合する結合
手段をオン/オフ制御用コントローラの器体と調光用コ
ントローラの器体とに設けたので、有線用スイッチユニ
ット或いはワイヤレス用スイッチユニットを操作するこ
とによって、調光用コントローラに照明器具の調光制御
を行わせることが可能になるとともに、結合手段によっ
て調光用コントローラの器体をオン/オフ制御用コント
ローラの器体に結合することができ、オン/オフ制御用
コントローラと調光用コントローラとを一体に取付面に
取り付けることが可能となり、そのため施工作業を容易
にすることができる。
【0012】請求項2の発明の構成では、上記結合手段
を、オン/オフ制御用コントローラの器体と調光用コン
トローラの器体との一方に設けた係止爪と、他方に設け
た係止孔とから構成したので、係止片を係止孔に係止す
るという簡単な作業でオン/オフ制御用コントローラと
調光用コントローラとを一体に取付面に取り付けること
が可能となり、そのため施工作業をより容易にすること
ができる。
【0013】請求項3の発明の構成では、有線用スイッ
チユニット及びワイヤレス信号用受信部からの信号線を
接続する信号線接続端子部が各々オン/オフ制御用コン
トローラと調光用コントローラとに設けられ、オン/オ
フ制御用コントローラの負荷接続端子部、調光用コント
ローラの照明器具接続端子部及び上記信号線接続端子部
を速結端子から構成したので、オン/オフ制御用コント
ローラ或いは調光用コントローラへの負荷、信号線、電
源線の接続及び有線用スイッチユニットへの信号線の接
続がねじ端子を用いた場合に比べて極めて簡単に行え、
そのため施工作業をさらに容易にすることができる。
【0014】請求項4の発明の構成では、上記ワイヤレ
ス信号用受信部を、ワイヤレス用スイッチユニットから
のワイヤレス信号を受信する受信手段と、受信手段にて
受信したワイヤレス信号の操作データが正規のフォーマ
ットであるか否かを判別して正規のフォーマットである
場合にのみワイヤレス信号を電気信号に変換してオン/
オフ制御用コントローラに出力する制御判別部とを備え
て構成したので、インバータを用いた照明器具と同時に
使用された場合に、ワイヤレス信号用受信部から信号線
上に誤信号が出力されるのを防止でき、そのため上記の
ような場合にリモコンシステムの誤動作や動作遅延が起
こるのを防ぐことがことができる。
【0015】請求項5の発明の構成では、上記ワイヤレ
ス信号用受信部が、下面にワイヤレス信号を受信する受
信手段が配設された本体を天井に設けた取付孔に本体下
面を露出させるようにして埋設されるとともに、本体上
部にはオン/オフ制御用コントローラに接続された信号
線を接続するための速結端子から成る信号線接続端子部
が設けられたので、ワイヤレス信号用受信部への信号線
の接続がねじ端子を用いた場合に比べて極めて簡単に行
え、そのため施工作業を容易にすることができる。
【0016】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図2は本実施例におけるリモコンシステムの
構築例を示すものである。このシステムでは負荷L1
4のオン/オフ制御を行うオン/オフ制御用コントロ
ーラ1と、所謂JEM−Aの規格に準ずるホームバス用
の運転信号によって負荷の運転制御を行うホームバス用
コントローラ2と、調光可能な照明器具L5 ,L6 の点
灯/消灯及び調光制御を行う調光用コントローラ3とを
用い、各コントローラ1〜3の信号線接続端子部1a,
2a,3aを所謂VVFケーブル或いはVVRケーブル
と呼ばれるような2線のビニル絶縁ビニルシースケーブ
ルから成る信号線4にて接続し、またコントローラ1の
電源接続端子部1bに接続した交流電源ACもオン/オ
フ制御用コントローラ1の内部と電源送り端子部1cと
送り電源線を通じて調光用コントローラ3の電源接続端
子部3bに接続してオン/オフ制御用コントローラ1及
び調光用コントローラ3に電源及び電気信号を与えると
ともに、ホームバス用コントローラ2に電気信号を与え
るようになっている。
【0017】信号線4には1個乃至4個の操作スイッチ
5A1 〜5A4 を設けたスイッチユニット6A1 〜6A
4 を接続するとともに、負荷全体をオン/オフするため
のスイッチユニット6A5 や、オン操作から一定時間後
にオフさせるためのタイマ機能用のスイッチユニット6
6 を接続している。また、調光用コントローラ3を通
じて照明器具L5 ,L6 の調光を行う3個の操作スイッ
チ5A1 〜5A3 を設けた調光用のスイッチユニット6
7 ,6A8 にも信号線4が接続してある。
【0018】一方、信号媒体として赤外線を用い、赤外
線ワイヤレス信号で操作データを送信するワイヤレス用
スイッチユニットとして、1個乃至4個の操作スイッチ
5B 1 〜5B4 を設けたワイヤレス用スイッチユニット
6B1 〜6B6 を備えている。そして、ワイヤレス用ス
イッチユニット6B1 〜6B6 から送信される赤外線ワ
イヤレス信号をワイヤレス信号用受信部7にて受信し、
このワイヤレス信号用受信部7においてワイヤレス信号
を電気信号に変換して操作データを各コントローラ1〜
3に送信することによって各コントローラ1〜3に接続
された負荷L1〜L6 を制御している。すなわち、ワイ
ヤレス用スイッチユニット6B1 〜6B 4 はオン/オフ
制御用コントローラ1を通じて負荷L1 〜L4 のオン/
オフを切り換え、残りのワイヤレス用スイッチユニット
6B4 ,6B5 は調光用コントローラ3を通じて照明器
具L5 ,L6 の調光を行うものである。
【0019】ここで有線用スイッチユニット6A1 〜6
4 の操作スイッチ5A1 〜5A4又はワイヤレス用ス
イッチユニット6B1 〜6B4 の操作スイッチ5B1
5B 4 は制御対象となるオン/オフ制御用コントローラ
1又はホームバス用コントローラ2の負荷接続端子部1
1 〜1d4 に接続される照明器具のような負荷L1
4 に各別に対応するもので、個別に負荷L1 〜L4
オン/オフ操作ができるようになっている。オン/オフ
制御用コントローラ1は自己のアドレスに対応したタイ
マ機能用の有線用スイッチユニット6A5 の操作スイッ
チ5A5 のオフ操作があれば、対応してオフ遅延制御を
設定している負荷接続端子部1d1 〜1d4 の出力をオ
フ遅延する。また有線用スイッチユニット6A6 の操作
スイッチ5A6 の操作があれば、負荷接続端子部1d1
〜1d4 の出力を一斉にオン/オフするオールオン/オ
ールオフする機能を備えている。
【0020】図3は調光用コントローラ3の概略回路構
成図を示すものであり、電源接続端子部3bに接続され
た交流電源ACから電源供給を受けて、照明器具接続端
子部3cに接続された照明器具L5 としての白熱ランプ
Lpを調光点灯させている。電源接続端子部3bはイン
ダクタンスLとコンデンサC1 とから成るフィルタを介
してダイオードブリッジ等の整流回路8に接続してあ
り、整流回路8の出力が定電圧回路9において定電圧化
されて制御部10に供給されている。制御部10は調光
用コントローラ3の動作を制御するものであり、複数の
照明器具接続端子部3c…に個別に対応するアドレスを
設定するためのアドレス設定部11を備えている。信号
線接続端子部3aには、信号線4を通じて送信される電
気信号を検出する信号検出部12がホトカプラPCを介
して接続してあり、ホトカプラPCの出力側は制御部1
0に接続してある。
【0021】一方、照明器具接続端子部3cはトライア
ックQを介して電源接続端子部3aに並列に接続してあ
って、トライアックQのスイッチング動作によって交流
電源ACから白熱ランプLpに供給される電力を調整
し、白熱ランプLpの調光制御を行っている。トライア
ックQのゲート端子には、抵抗R1 、コンデンサC2
び整流回路13の並列回路が接続してある。そして、整
流回路13の出力側には、ホトサイリスタSCRが接続
してあって、このホトホトサイリスタSCRは制御部1
0によって発光制御される発光ダイオードLDと光結合
されており、ホトサイリスタSCRと発光ダイオードL
Dとで光結合素子14が構成してある。また、電源接続
端子部3bに接続された整流回路8の出力側にはゼロク
ロス回路15が接続してあって、交流電源ACのゼロク
ロスを検出して制御部10に検出信号を与えている。
【0022】次に、上記構成における回路動作について
説明する。まず、調光用のスイッチユニット6A7 ,6
8 或いはワイヤレス信号用受信部7から信号線4を通
じて送信される電気信号による操作データが信号線接続
端子部3aより信号検出部12に入力され、さらに、ホ
トカプラPCを介して上記操作データが制御部10に入
力される。なお、送信される信号のフォーマットは図4
に示す家庭電気製品協会で定めた推奨方式に基づく信号
フォーマットを設定している。ここでアドレスは制御対
象となる負荷及びコントローラ1〜3を選択するための
ものであり、オペレーションコードが操作データに対応
する。勿論システム独自の信号フォーマットを用いるこ
とも可能である。
【0023】制御部10では、上記アドレスをアドレス
設定部11にて設定したアドレスと比較することによっ
て制御対象となる照明器具(今の場合は白熱ランプL
p)を決定する。そして、操作データ(オペレーション
コード)に基づいて光結合素子14をオン/オフするこ
とによってトライアックQをトリガし、交流電源ACか
ら白熱ランプLpへの電力供給を位相制御して白熱ラン
プLpの調光制御を行うのである。ここで、制御部10
はゼロクロス回路15にて検出した交流電源ACのゼロ
クロス点を基準として上記操作データに基づいてトライ
アックQをトリガする位相を決定している。
【0024】次に、図1により、オン/オフ制御用コン
トローラ1及び調光用コントローラ3の構造について説
明する。オン/オフ制御用コントローラ1は、下面に略
円板状のフランジ17を備えるとともに、上面に速結端
子からなる信号線接続端子部1aや電源接続端子部1b
あるいは電源送り端子部及び負荷接続端子部1d1 …が
設けられた略函形の器体16より構成されており、この
負荷接続端子部1d1…に負荷及び電源の直列回路を接
続することにより内部のリレー(図示せず)のリレー接
点が負荷と電源との間に直列挿入され、リレー接点のオ
ン/オフで負荷をオン/オフすることができるようにな
っている。
【0025】器体16の対向する一対の側面には上面側
に開口する凹所18,18が設けてあり、この凹所18
の下端には凹所18の略全幅に渡る長孔状の係止孔19
が設けてある。さらに、器体16の上面には上記凹所1
8,18が設けられた側面と異なる側面に沿って突条部
20が設けてある。また、フランジ17の上面には上記
凹所18,18が設けられていない側面と対向するよう
にしてそれぞれ取付具21,21が立設してある。この
取付具21は、断面が略コ字型の函状に形成されてその
長手方向を上下方向に一致させてフランジ17に立設さ
れた脚22と、フランジ17の下面からフランジ17に
設けた孔(図示せず)を通して脚22の内部に挿入され
て脚22の上端部に設けられたねじ孔に螺着されたねじ
23と、板状の部材を略ヘ字型に折り曲げて形成され一
端にねじ孔24aを備えたはさみ金具24とから成るも
のであり、はさみ金具24のねじ孔24aにねじ23を
挿通し、はさみ金具24をその一端が脚22の内部に収
まるようにして取付具21が構成してある。ここで、脚
22の上端一側面には溝22aが設けてあって、はさみ
金具24がこの溝22a内に収まるようになっている。
【0026】そして、実際にオン/オフ制御用コントロ
ーラ1の器体16を天井に配設するには、天井に設けた
取付孔に器体16を挿入し、フランジ17の下面に露出
したねじ23,23の頭をドライバにより回してやる。
すると、取付具21のはさみ金具24がねじ23ととも
に回動して脚22の溝22aから出て脚22の反対側側
壁に当接し、はさみ金具24の回動が脚22によって規
制される。ここからさらにねじ23を回転方向に回動さ
せることにより、はさみ金具24は下方つまりフランジ
17の方へ移動することになる。そして、最終的にはは
さみ金具24の先端部が天井の裏面に当接し、フランジ
17の上面の周縁とはさみ金具24とによって天井を挟
持して器体16を天井に固定することができるのであ
る。
【0027】さらに、天井に露出したフランジ17を覆
い隠すために略円板状の隠しプレート25をフランジ1
7の下面に取着している。この隠しプレート25は、略
全周に渡って周壁25aが設けてあり、この周壁25a
に複数の係合溝25b…が設けてある。また、フランジ
17の周縁にはこれらの係合溝25b…と係合する係合
爪17a…が同数設けてあり、これらの係合爪17a…
と係合溝25b…とを係合することによって隠しプレー
ト25をフランジ17の下面に取着しているのである。
【0028】一方、調光用コントローラ3もまた上面に
速結端子からなる照明器具接続端子部3c1 …等が設け
られた略函形の器体26より構成されており、器体26
の縦横寸法はオン/オフ制御用コントローラ1の器体1
6の寸法と略同一にしてある。また、オン/オフ制御用
コントローラ1の器体16と同様に器体26の対向する
一対の側面には上面側に開口する凹所27,27が設け
てあり、この凹所27の下端には凹所27の略全幅に渡
る長孔状の係止孔28が設けてある。さらに、器体26
の上面には上記凹所27,27が設けられた側面と異な
る側面に沿って突条部29が設けてある。また、上記凹
所27,27が設けられた側面下端には、それぞれ下端
から下方に向けて側面と面一に延設された側壁30,3
0が設けてあり、さらにこの側壁30,30には器体1
6の凹所18,18に対応する位置に凹所18,18の
下端の係止孔19に係止される係止爪31aを先端に備
えた係止部31が側面と面一に延設してある。すなわ
ち、調光用コントローラ3の係止部31先端の係止爪3
1aを器体16の凹所18下端に設けられた係止孔19
に係止することによって、調光用コントローラ3をオン
/オフ制御用コントローラ1に簡単に連接して取着する
ことができる。ここで、調光用コントローラ3の側壁3
0,30にはそれぞれオン/オフ制御用コントローラ1
の上面に設けられた突条部20と嵌合する切欠部30
a,30aが設けてある。また、調光用コントローラ3
をオン/オフ制御用コントローラ1に取着したときに
は、調光用コントローラ3の側壁30,30の先端面が
オン/オフ制御用コントローラ1の器体16上面に当接
するので、コントローラ1の上面と調光用コントローラ
3の下面との間には側壁30,30の高さ分だけの隙間
ができ、オン/オフ制御用コントローラ1の信号線接続
端子部1a等に接続された信号線4の処理がし易くなる
ものである。
【0029】さらに、調光用コントローラ3の上面には
照明器具接続端子部3c…や信号線4等を保護するため
の端子カバー32が取着される。この端子カバー32は
調光用コントローラ3の側面に設けられた凹所27下端
の係止孔28に係止される係止爪33aを先端に備えた
係止部33を有しており、調光用コントローラ3をオン
/オフ制御用コントローラ1に取着するのと同じように
して調光用コントローラ3に取着することができる。な
お、ホームバス用コントローラ2についても上記の調光
用コントローラ3と同様な構造とすることによって、オ
ン/オフ制御用コントローラ1と一体に配設することが
可能である。
【0030】次に、本実施例におけるワイヤレス信号用
受信部7について説明する。図5(a)はワイヤレス信
号用受信部7の回路ブロック図を示すものであり、ホト
ダイオードからなる受光素子34にてワイヤレス信号用
のスイッチユニット6B5 ,6B6 から送信される赤外
線ワイヤレス信号を受信し、その受信した信号出力を増
幅器35にて増幅している。ここで、増幅器35の利得
は利得調整回路(以下、AGC回路と略す)36によっ
て適当に調整されている。さらに、バンドパスフィルタ
BPFにより、増幅器35にて増幅された信号出力のう
ち赤外線ワイヤレス信号の変調周波数近傍の信号出力の
みを選択的に通過させてノイズ分を除去し、次段の検波
回路37によって上記変調周波数成分を除去して信号出
力に含まれているフォーマット信号を取り出し、波形整
形回路38にて波形整形してディジタル信号に変換した
のち、フォーマット判別回路39によりそのフォーマッ
ト信号が正規のものであるか或いは他のノイズ成分を含
んだ不正規のものであるかを判別しているのである。す
なわち、本実施例においては、フォーマット判別回路3
9が制御判別部となる。
【0031】ここで、図6及び図7によりフォーマット
判別回路39におけるフォーマット信号の判別方法につ
いて説明する。まず、フォーマットコードの先頭にある
リーダパルスのパルス幅が所定の値と一致するか否かを
検定し(S1)、一致しない場合にはそのフォーマット
信号は不正規なものであるから出力しない。逆にパルス
幅が一致したら次にフォーマットコードの2番目のメー
カコードを検定し(S2)、所定のコードと一致しなけ
ればそのフォーマット信号は不正規なものであるから出
力しない。また、逆に所定のコードと一致した場合には
フォーマットコードの3番目のメーカコードパリティに
よって検定を行い(S3)、同じく不正規なものと判断
すれば出力せず、逆に正規なものであると判断すれば、
図7に示すように入力されたフォーマット信号をそのま
ま出力して信号線4を通じて調光用コントローラ3に送
信するとともに、フォーマット信号をメモリに記憶する
(S4)。なお、フォーマット判別回路39はパルス幅
を検定するための基準時間発生用に水晶振動子40を備
えている。
【0032】ここで、フォーマット判別回路39の出力
端には抵抗を介してトランジスタQ 1 のベースが接続し
てあり、このトランジスタQ1 のエミッタはインラッシ
ュ防止用抵抗R2 を介して接地されている。さらに、ト
ランジスタQ1 のコレクタには直流電源Eとツェナーダ
イオードZD1 との直列回路からなる定電圧回路が接続
されており、トランジスタQ1 及び直流電源Eとツェナ
ーダイオードZD1 との直列回路と並列に定電圧回路4
1及び無極性化回路42が接続してある。無極性化回路
42の出力端は信号線4を介して調光用コントローラ3
の信号線接続端子に接続してある。
【0033】一方、調光用コントローラ3側において
は、一方の信号線接続端子に抵抗を介して外部の電源か
ら供給される電源ライン(24V)と、トランジスタQ
2 のエミッタとが接続してある。また、このトランジス
タQ2 のベースをツェナーダイオードZD2 を介して接
地するとともに、抵抗R3 を介してコレクタに接続して
あって、トランジスタQ2 とツェナーダイオードZD2
と抵抗R3 とから定電圧回路が構成してある。さらに、
トランジスタQ2 のエミッタにはトランジスタQ 3 のベ
ース、トランジスタQ2 のベースにはトランジスタQ3
のコレクタがそれぞれ接続してある。そして、トランジ
スタQ3 のエミッタを信号線接続端子に接続するととも
に信号検出部12に接続してある。
【0034】したがって、図5(b)に示すように、フ
ォーマット判別回路39の出力がLレベルのときにはト
ランジスタQ1 はオフとなり、信号線4に流れる電流は
調光用コントローラ3のトランジスタQ3 が導通しない
領域(約5〜30mA)に保たれており、信号線4の線
間電圧は電源ラインの電圧(24V)に保たれている。
逆に、フォーマット判別回路39の出力がHレベルのと
きにはトランジスタQ 1 がオンとなって直流電源Eとツ
ェナーダイオードZD1 とからなる定電圧回路によって
トランジスタQ1 にコレクタ電流が供給され、信号線4
の線間電圧は直流電源Eの電源電圧にほぼ等しい電圧
(12V)となる。よって、調光用コントローラ3のト
ランジスタQ3 のベースに約60mA程度のベース電流
が流れてオンとなり、信号検出部12にも電源ラインの
電圧よりも低い上記直流電源Eの電源電圧にほぼ等しい
電圧(12V)が出力される。すなわち、信号検出部1
2にはフォーマット判別回路39の出力レベルに応じて
2つの電圧レベル(24Vと12V)の2値信号が出力
されるのである。なお、トランジスタQ1 のエミッタに
接続されたインラッシュ防止用抵抗R2 は、信号線4の
線間容量によって蓄積された電荷がトランジスタQ1
ターンオンした際にトランジスタQ1 に突入し、トラン
ジスタQ1 が電流破壊されるのを防止するために、突入
電流を定電流に抑制する保護抵抗である。また、定電圧
回路41は信号線4を通して入力される線間電圧を定電
圧(5V)に変換し、増幅器35や、フォーマット判別
回路39に動作電源として供給している。
【0035】上記構成によれば、ワイヤレス信号用受信
部7からは正規のフォーマット信号のみがオン/オフ制
御用コントローラ1或いは調光用コントローラ3に送信
されるので、本実施例におけるリモコンシステムがイン
バータを用いた照明器具と同時に使用された場合にも、
ワイヤレス信号用受信部7から信号線4上に誤信号が出
力されるのを防止でき、そのため上記のような場合にリ
モコンシステムの誤動作や動作遅延が起こるのを防ぐこ
とがことができるのである。
【0036】次に、上記のワイヤレス信号用受信部7の
構造について説明する。図8は本実施例におけるワイヤ
レス信号用受信部7の分解斜視図を示すものである。略
円板状に形成されたカバー44と、カバー44の上面に
着脱自在に取着される略函型のボディ45とから器体4
3が構成されており、カバー44の上面にはボディ45
の下端周縁の形状に合わせた周壁44aが設けてある。
周壁44aの上端には互いに対向する2対の組立片46
…が設けてあり、組立片46…には係合孔46a…が穿
孔してある。一方、ボディ45の側面下部には上記組立
片46…の係合孔46a…と係合する係合突起45a…
が一対一に対応して設けてあり、これらの係合突起45
a…を各係合孔46a…に係合することによって、ボデ
ィ45をカバー44に着脱自在に取着することができる
のである。
【0037】カバー44の周壁44a内部には上述した
回路が実装されたプリント基板ブロック47が取り付け
られるようになっている。このプリント基板ブロック4
7は、略同一形状の2枚のプリント基板471 ,472
をそれらの一端部においてフラットケーブルなどから成
る接続部47aによって接続し、互いに面対向するよう
にして周壁44a内部に取り付けられるものである。下
側のプリント基板47 1 の下面には受光素子34が実装
されており、周壁44aに囲まれたカバー44の中央に
設けられた略円形の凹所44b内に穿設された略四角形
の露出孔44cから受光素子34がカバー44の下面に
露出するようにしてある。さらに、カバー44の下面に
は、周壁を備えて略円板状に形成され、露出孔44cか
ら露出した受光素子34に赤外線を集光するための集光
レンズ62が中央に配設されたレンズカバー63が着脱
自在に取着されるようになっている。
【0038】また、上側のプリント基板472 の上面に
は信号線4が接続される端子部48が実装されている。
この端子部48は速結端子から成り、弾性を有する金属
製の板状部材を略く字状に折り曲げ、さらに折り曲げた
一方の端をS状に折り曲げて形成された錠ばね49と、
この錠ばね49を覆うように配設される断面略C状の一
対の端子板50,50とから成り、ボディ45の上面に
設けられた信号線挿入孔51,51より信号線4の芯線
を挿入すると、錠ばね49の弾発力により芯線は端子板
50に圧接されて端子板50と導通する。そして、信号
線4が挿入方向と逆に引っ張られても、錠ばね49の略
く字状に折り曲げられた先端部が信号線4の芯線に食い
込んで抜け止めすることができるのである。また、この
端子部48には信号線4を抜き取るための解除釦52が
配設されており、ボディ45上面の信号線挿入孔51の
近傍に穿設された長孔状の解除釦操作用孔53からドラ
イバ等を使って上記解除釦52を操作すると錠ばね49
は解除釦52によって撓められ、錠ばね49の先端と信
号線4の芯線との食い込みが外れて信号線4を端子部4
8から外すことができるのである。
【0039】そして、ボディ45の対向する一対の側面
にはオン/オフ制御用コントローラ1の器対16等と同
様に凹所54が設けてあり、この凹所54の下端に端子
カバー32の係止部33先端の係止爪33aが係止され
る係止孔55が設けてあって、ボディ45の上面に端子
カバー32を着脱自在に取り付けることができるように
なっている。
【0040】ところで、このようなワイヤレス信号用受
信部7は、図9に示すように天井に設けた取付孔56に
埋め込み配設されるものであり、取付具57によって天
井に固定される。上記取付具57は図8に示すように、
既に説明した取付具21とほぼ同様の構成であるが、脚
22の下側端面を脚22の幅よりも外側に延伸して略三
角形状に形成された補強板57aを上記延伸した下側端
面と脚22との間に設けている。そして、この延伸した
下側端面の裏面の両端には、略長方形に形成された支持
板58,58が設けてある。また脚22の内部には、ね
じ頭が略円形で先端にはさみ金具24が螺着されたねじ
59が配置されている。一方、カバー44にはねじ59
のねじ頭が挿入固定されるダルマ孔60,60と、ダル
マ孔60を挟むようにして長孔状の支持板挿入孔61,
61がカバー44の略中心を挟んで対向するようにそれ
ぞれ設けてある。すなわち、取付具57の下端面から突
出したねじ59のねじ頭を上記ダルマ孔60に挿入する
とともに各支持板58,58を支持板挿入孔61,61
に挿入し、取付具57をカバー44の略中心に向けて平
行移動させることによりねじ59を抜けなくし、さらに
ねじ59を締め付けることにより取付具57をカバー4
4の背面に立設して固定している。
【0041】そして、図8及び図9に示すように、天井
に取り付けたカバー44を覆い隠すために、丸形の隠し
プレート64をカバー44の下面に取着する。この隠し
プレート64の中央にはレンズカバー63の寸法に対応
した略円形の孔64aが設けてあり、この孔64aから
レンズカバー63の下面が露出するようになっている。
【0042】(実施例2)本発明の他の実施例を図10
乃至図12を参照して説明する。なお、本実施例の基本
構成は実施例1と共通であり、共通する部分についての
説明は省略する。本実施例は、実施例1においてそれぞ
れ別々に天井に取り付けられるオン/オフ制御用コント
ローラ1とワイヤレス信号用受信部7とを一体に天井に
取り付けられるようにしたものである。図10に示すよ
うに、オン/オフ制御用コントローラ1の器体16が上
面に取着された基台64の下面に凹所65が設けてあ
る。この凹所65の中央に略円形の孔65aが穿設して
あり、孔65aの周囲の基台64下面には孔65aの略
中心を中心とする円周に沿った壁66が断続して設けて
ある。さらに、弾性を有する板状の金属板を階段状に折
り曲げて形成された一対の接触ばね67,67を、孔6
5aを挟んで互いに対向し、かつ、その一端が上記孔6
5a内に導出するようにし、下方から略L形に形成され
た押さえ金具68を当接させて他端を基台64の下面に
ねじ止めしてある。なお、上記接触ばね67,67は、
オン/オフ制御用コントローラ1のワイヤレス信号を入
力するための信号線接続端子部(図示せず)に接続して
ある。
【0043】そして、中央の上記孔65aと対応する位
置に取付孔69aを有する丸形の取付板69が基台64
下面の凹所65内にねじによって取着される。一方、ワ
イヤレス信号用受信部7は、図11に示すように下面に
赤外線集光用の集光レンズ62を備えたボディ70と、
カバー71とからなる受信部器体72の内部に回路基板
(図示せず)等が納装されて成るものである。カバー7
1の中央には取付板69の取付孔69aと対応する孔7
1aが設けてあり、この孔71aの略中心を挟んで対抗
する周縁部を上方に切り起こすことによって係止片7
3,73が設けてある。この係止片73,73の基部に
は、略L形に形成された接続金具74,74の一端がカ
バー71の上面に露出するようにして配設してあり、こ
の接続金具74,74にはそれぞれリード線75によっ
てワイヤレス信号用受信部7の出力端子7aに接続して
ある。
【0044】そして、オン/オフ制御用コントローラ1
及びワイヤレス信号用受信部7を天井に配設するには以
下のようにして行う。まず、オン/オフ制御用コントロ
ーラ1の器体16が取り付けられた基台64を実施例1
において説明した取付具57,57によって天井に取着
し、上記受信部器体72の係止片73,73を取付板6
9の取付孔69a周縁に設けた一対の切欠69b,69
bに位置合わせして係止片73,73を取付孔69aか
ら内部へ挿入する。次に、受信部器体72を所定の方向
に回動させると、係止片73,73は基台64の下面に
設けた壁66によって区切られた空間を移動し、係止片
73,73の基部より露出させた接続金具74,74が
基台64の孔65aに露出した接触ばね67,67の先
端に当接して両者が導通する。さらに、このときには係
止片73,73と切欠69b,69bとの位置関係がず
れているので、孔65aの周縁に係止片73、73が係
止されて受信部器体72が基台64下面の凹所65内に
取着されるのである。それから、中央に集光レンズ62
を露出するための孔75aを有する丸形の隠しプレート
75を基台64の下面に取着し、基台64の下面を隠し
プレート75によって覆い隠してある。
【0045】上記構成によれば、ワイヤレス信号用受信
部7とオン/オフ制御用コントローラ1とを一体に天井
に配設することができるため、取り付けのスペースが少
なくて済み、天井に余計な孔を設ける必要もない。ま
た、オン/オフ制御用コントローラ1とワイヤレス信号
用受信部7とを接続する信号線4を省略でき、省施工が
可能となる。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明は、複数の負荷接続端子
部を器体に有するオン/オフ制御用コントローラと、オ
ン/オフ制御用コントローラに2線の信号線を介して予
め規定されたフォーマットの操作データを電気信号で送
信する有線用スイッチユニットと、ワイヤレス信号によ
り上記操作データと同一のフォーマットの操作データを
送信するワイヤレス用スイッチユニットと、このワイヤ
レス用スイッチユニットからのワイヤレス信号を受信し
て電気信号に変換しオン/オフ制御用コントローラへ出
力するワイヤレス信号用受信部とを備え、オン/オフ制
御用コントローラにはワイヤレス信号用受信部或いは有
線用スイッチユニットからの電気信号を判別して上記負
荷接続端子部に接続された負荷をオン/オフ制御する制
御手段を具備して成るリモコンシステムにおいて、調光
可能な照明器具が接続される一乃至複数の照明器具接続
端子部と、これら一乃至複数の照明器具接続端子部に個
別のアドレスを設定するアドレス設定部と、ワイヤレス
信号用受信部或いは有線用スイッチユニットから送信さ
れる調光制御用の操作データに基づいて制御信号を出力
する制御部と、制御部からの制御信号により照明器具の
調光制御を行う調光部とを器体に備えて成る調光用コン
トローラをリモコンシステムに有し、オン/オフ制御用
コントローラの器体と調光用コントローラの器体とを結
合する結合手段をオン/オフ制御用コントローラの器体
と調光用コントローラの器体とに設けたので、有線用ス
イッチユニット或いはワイヤレス用スイッチユニットを
操作することによって、調光用コントローラに照明器具
の調光制御を行わせることが可能になるとともに、結合
手段によって調光用コントローラの器体をオン/オフ制
御用コントローラの器体に結合することができ、オン/
オフ制御用コントローラと調光用コントローラとを一体
に取付面に取り付けることが可能となり、そのため施工
作業を容易にすることができるという効果がある。
【0047】請求項2の発明は、上記結合手段を、オン
/オフ制御用コントローラの器体と調光用コントローラ
の器体との一方に設けた係止爪と、他方に設けた係止孔
とから構成したので、係止片を係止孔に係止するという
簡単な作業でオン/オフ制御用コントローラと調光用コ
ントローラとを一体に取付面に取り付けることが可能と
なり、そのため施工作業をより容易にすることができる
という効果がある。
【0048】請求項3の発明は、有線用スイッチユニッ
ト及びワイヤレス信号用受信部からの信号線を接続する
信号線接続端子部が各々オン/オフ制御用コントローラ
と調光用コントローラとに設けられ、オン/オフ制御用
コントローラの負荷接続端子部、調光用コントローラの
照明器具接続端子部及び上記信号線接続端子部を速結端
子から構成したので、オン/オフ制御用コントローラ或
いは調光用コントローラへの負荷、信号線、電源線の接
続及び有線用スイッチユニットへの信号線の接続がねじ
端子を用いた場合に比べて極めて簡単に行え、そのため
施工作業をさらに容易にすることができるという効果が
ある。
【0049】請求項4の発明は、複数の負荷接続端子部
を器体に有するオン/オフ制御用コントローラと、オン
/オフ制御用コントローラに2線の信号線を介して予め
規定されたフォーマットの操作データを電気信号で送信
する有線用スイッチユニットと、ワイヤレス信号により
上記操作データと同一のフォーマットの操作データを送
信するワイヤレス用スイッチユニットと、このワイヤレ
ス用スイッチユニットからのワイヤレス信号を受信して
電気信号に変換しオン/オフ制御用コントローラへ出力
するワイヤレス信号用受信部とを備え、オン/オフ制御
用コントローラにはワイヤレス信号用受信部或いは有線
用スイッチユニットからの電気信号を判別して上記負荷
接続端子部に接続された負荷をオン/オフ制御する制御
手段を具備して成るリモコンシステムにおいて、上記ワ
イヤレス信号用受信部を、ワイヤレス用スイッチユニッ
トからのワイヤレス信号を受信する受信手段と、受信手
段にて受信したワイヤレス信号の操作データが正規のフ
ォーマットであるか否かを判別して正規のフォーマット
である場合にのみワイヤレス信号を電気信号に変換して
オン/オフ制御用コントローラに出力する制御判別部と
を備えて構成したので、インバータを用いた照明器具と
同時に使用された場合に、ワイヤレス信号用受信部から
信号線上に誤信号が出力されるのを防止でき、そのため
上記のような場合にリモコンシステムの誤動作や動作遅
延が起こるのを防ぐことがことができるという効果があ
る。
【0050】請求項5の発明は、上記ワイヤレス信号用
受信部が、下面にワイヤレス信号を受信する受信手段が
配設された本体を天井に設けた取付孔に本体下面を露出
させるようにして埋設されるとともに、本体上部にはオ
ン/オフ制御用コントローラに接続された信号線を接続
するための速結端子から成る信号線接続端子部が設けら
れたので、ワイヤレス信号用受信部への信号線の接続が
ねじ端子を用いた場合に比べて極めて簡単に行え、その
ため施工作業を容易にすることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に用いるオン/オフ制御用コントロー
ラ及び調光用コントローラの分解斜視図である。
【図2】同上のリモコンシステムの概略構成図である。
【図3】同上の調光用コントローラの概略回路構成図で
ある。
【図4】同上で使用される信号のフォーマット説明図で
ある。
【図5】同上のワイヤレス信号用受信部の回路動作を説
明するための図であり、(a)は概略回路構成図、
(b)は各部の信号のタイムチャートである。
【図6】同上のワイヤレス信号用受信部の動作を説明す
るフローチャートである。
【図7】同上のワイヤレス信号用受信部の動作を説明す
る図である。
【図8】同上のワイヤレス信号用受信部の分解斜視図で
ある。
【図9】同上のワイヤレス信号用受信部の取り付けを説
明する斜視図である。
【図10】実施例2に用いるオン/オフ制御用コントロ
ーラの分解斜視図である。
【図11】同上のワイヤレス信号用受信部の分解斜視図
である。
【図12】同上のオン/オフ制御用コントローラとワイ
ヤレス信号用受信部との斜視図である。
【図13】従来例のリモコンシステムの概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 オン/オフ制御用コントローラ 3 調光用コントローラ 16 器体 19 係止孔 26 器体 30 側壁 31 係止部 31a 係止爪
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】住宅、店舗、事務所等に設置された照明
器具や、エアコン装置等の負荷をフロアや部屋毎に制御
するリモコンシステムとしては図13に示すリモコンシ
ステムがある。このリモコンシステムは有線用スイッチ
ユニット6A1 〜6A6 と、ワイヤレス用スイッチユニ
ット6B1 〜6B4 とを併用したもので、これらスイッ
チユニット6A1 〜6A6 、6B1 〜6B4 から予め規
定されたフォーマットの操作データを含む信号をオン/
オフ制御用コントローラ1へ信号線4を通じて送信する
ことにより、負荷接続端子部1d1 〜1d4 に接続され
た負荷L1 〜L4をオン/オフ制御するようになってい
る。ここで送信される信号のフォーマットは、図4に示
(財)家電製品協会で定めた推奨方式に基づく信号フ
ォーマットを設定している。なお、信号のフォーマット
のオペレーションコードは操作データに対応する。勿論
システム独自の信号フォーマットを用いることも可能で
ある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】次に、上記構成における回路動作について
説明する。まず、調光用のスイッチユニット6A7 ,6
8 或いはワイヤレス信号用受信部7から信号線4を通
じて送信される電気信号による操作データが信号線接続
端子部3aより信号検出部12に入力され、さらに、ホ
トカプラPCを介して上記操作データが制御部10に入
力される。なお、送信される信号のフォーマットは図4
に示す(財)家電製品協会で定めた推奨方式に基づく信
号フォーマットを設定している。ここでアドレスは制御
対象となる負荷及びコントローラ1〜3を選択するため
のものであり、オペレーションコードが操作データに対
応する。勿論システム独自の信号フォーマットを用いる
ことも可能である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の負荷接続端子部を器体に有するオ
    ン/オフ制御用コントローラと、オン/オフ制御用コン
    トローラに2線の信号線を介して予め規定されたフォー
    マットの操作データを電気信号で送信する有線用スイッ
    チユニットと、ワイヤレス信号により上記操作データと
    同一のフォーマットの操作データを送信するワイヤレス
    用スイッチユニットと、このワイヤレス用スイッチユニ
    ットからのワイヤレス信号を受信して電気信号に変換し
    オン/オフ制御用コントローラへ出力するワイヤレス信
    号用受信部とを備え、オン/オフ制御用コントローラに
    はワイヤレス信号用受信部或いは有線用スイッチユニッ
    トからの電気信号を判別して上記負荷接続端子部に接続
    された負荷をオン/オフ制御する制御手段を具備して成
    るリモコンシステムにおいて、調光可能な照明器具が接
    続される一乃至複数の照明器具接続端子部と、これら一
    乃至複数の照明器具接続端子部に個別のアドレスを設定
    するアドレス設定部と、ワイヤレス信号用受信部或いは
    有線用スイッチユニットから送信される調光制御用の操
    作データに基づいて制御信号を出力する制御部と、制御
    部からの制御信号により照明器具の調光制御を行う調光
    部とを器体に備えて成る調光用コントローラを有し、オ
    ン/オフ制御用コントローラの器体と調光用コントロー
    ラの器体とを結合する結合手段をオン/オフ制御用コン
    トローラの器体と調光用コントローラの器体とに設けた
    ことを特徴とするリモコンシステム。
  2. 【請求項2】 上記結合手段は、オン/オフ制御用コン
    トローラの器体と調光用コントローラの器体との一方に
    設けた係止爪と、他方に設けた係止孔とから成ることを
    特徴とする請求項1記載のリモコンシステム。
  3. 【請求項3】 有線用スイッチユニット及びワイヤレス
    信号用受信部からの信号線を接続する信号線接続端子部
    が各々オン/オフ制御用コントローラと調光用コントロ
    ーラとに設けられ、オン/オフ制御用コントローラの負
    荷接続端子部、調光用コントローラの照明器具接続端子
    部及び上記信号線接続端子部が速結端子から成ることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載のリモコンシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 複数の負荷接続端子部を器体に有するオ
    ン/オフ制御用コントローラと、オン/オフ制御用コン
    トローラに2線の信号線を介して予め規定されたフォー
    マットの操作データを電気信号で送信する有線用スイッ
    チユニットと、ワイヤレス信号により上記操作データと
    同一のフォーマットの操作データを送信するワイヤレス
    用スイッチユニットと、このワイヤレス用スイッチユニ
    ットからのワイヤレス信号を受信して電気信号に変換し
    オン/オフ制御用コントローラへ出力するワイヤレス信
    号用受信部とを備え、オン/オフ制御用コントローラに
    はワイヤレス信号用受信部或いは有線用スイッチユニッ
    トからの電気信号を判別して上記負荷接続端子部に接続
    された負荷をオン/オフ制御する制御手段を具備して成
    るリモコンシステムにおいて、上記ワイヤレス信号用受
    信部は、ワイヤレス用スイッチユニットからのワイヤレ
    ス信号を受信する受信手段と、受信手段にて受信したワ
    イヤレス信号の操作データが正規のフォーマットである
    か否かを判別して正規のフォーマットである場合にのみ
    ワイヤレス信号を電気信号に変換してオン/オフ制御用
    コントローラに出力する制御判別部とを備えて成ること
    を特徴とするリモコンシステム。
  5. 【請求項5】 上記ワイヤレス信号用受信部は、下面に
    ワイヤレス信号を受信する受信手段が配設された本体が
    天井に設けた取付孔に本体下面を露出させるようにして
    埋設されるとともに、本体上部にはオン/オフ制御用コ
    ントローラに接続された信号線を接続するための速結端
    子から成る信号線接続端子部が設けられたことを特徴と
    する請求項4記載のリモコンシステム。
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