JPH07212750A - テレビドアホン装置 - Google Patents

テレビドアホン装置

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JPH07212750A
JPH07212750A JP708394A JP708394A JPH07212750A JP H07212750 A JPH07212750 A JP H07212750A JP 708394 A JP708394 A JP 708394A JP 708394 A JP708394 A JP 708394A JP H07212750 A JPH07212750 A JP H07212750A
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video
video signal
intercom
transmission line
transmission path
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Hideo Sakamoto
英雄 阪本
Keiichi Mizuguchi
慶一 水口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線費用が安価で且つ高い映像品質を得るよ
うにする。 【構成】 モニタカメラAからの映像伝送路Ma とロビ
ーインターホンBからの通話伝送路Mb とを含んだ多対
平衡ケーブルMに複数の分岐器Eを介して複数の住戸端
末Hを接続して成り、ロビーインターホンと選択された
住戸端末との間で通話を行うと共にモニタカメラから送
信される映像信号に基づいて呼者を住戸端末でモニタす
るテレビドアホン装置において、分岐器の映像伝送路を
除いた伝送路の少なくともいずれかに、映像信号帯域を
除去する帯域フィルタXb,c を設けた。また、映像伝
送路を除いた伝送路の少なくともいずれかを低インピー
ダンス駆動するようにした。更に、分岐器の映像伝送路
の分岐側に映像信号増幅手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多対平衡ケーブルを用
いて配線接続されるテレビドアホン装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年の集合住宅などにあっては、来訪者
は玄関のロビーに設置されたロビーインターホンから訪
問先の住戸端末を呼び出して訪問先の住人と通話が可能
であると共に、該被呼者である訪問先の住人はロビーに
設置されているモニタカメラからの来訪者の映像を住戸
端末にてモニタしながら通話の可能な、テレビドアホン
装置が使用されている。図7は上述のような従来のテレ
ビドアホン装置を示すブロック図であり、図8は上述の
ような他のテレビドアホン装置を示すブロック図であ
る。
【0003】図7において、Aはモニタカメラ、Bはロ
ビーインターホン、Cは映像制御盤、Dは監視盤、E,
…のそれぞれは分岐器、F,…のそれぞれは住戸インタ
ーホン、G,…のそれぞれはモニタテレビである。ま
た、H,…のそれぞれは住戸端末であり、1台の住戸端
末Hは住戸インターホンFとモニタテレビGとを含んで
構成されている。
【0004】モニタカメラAは、集合住宅などの玄関の
ロビーに設置されると共に来訪者などの映像信号を出力
するもので、撮像部Aa と映像FM変調部Ab と増幅器
cと出力回路Ad とそれぞれに電源を供給する電源回
路Ae とを含んで構成されている。撮像部Aa は被写体
を撮像して映像信号を出力する。映像FM変調部Ab
撮像部Aa の出力する映像信号を周波数変調する。増幅
器Ac は周波数変調された映像信号を増幅して出力回路
d へ出力する。出力回路Ad は周波数変調された映像
信号を1対のツイストペアケーブルL0aに出力する。
【0005】ロビーインターホンBは、集合住宅などの
玄関ロビーに設置され、来訪者が操作して訪問先の住戸
を呼び出すと共に該住戸の住人と通話するもので、マイ
クB a とスピーカBb と音声送受話回路Bc とキー操作
部Bd と入出力インターフェースBe と制御回路Bf
それぞれに電源を供給する電源回路Bg とを含んで構成
されている。マイクBa は来訪者の音声をピックアップ
する。スピーカBb は各住戸の中の被呼された住戸の住
人の音声を出力する。音声送受話回路Bc は、2線・4
線変換回路(図示せず)と増幅器(図示せず)とから構
成され、来訪者と被呼者(来訪者に呼び出された住戸の
住人)との双方向の通話を1対のツイストペアケーブル
0bにて可能にしている。キー操作部Bd は、来訪者が
訪問先の住戸番号を入力する部分である。入出力インタ
ーフェースBe は、キー操作部B d と制御回路Bf との
間のインターフェースである。制御回路Bf は、1対の
ツイストペアケーブルL0cに接続され、モニタカメラA
の電源回路Ae のオン・オフ制御や各住戸の呼び出し制
御などを司る。
【0006】映像制御盤Cは、管理人室などに設置する
もので、入力回路Ca と増幅器Cbと電圧重畳回路Cc
と出力回路Cd とそれぞれに電源を供給する電源回路C
e とを含んで構成されている。入力回路Ca は、出力回
路Ad の出力する映像信号を受けて増幅器Cb に出力す
る。電圧重畳回路Cc は、増幅器Cb の出力する映像信
号に電源回路Ce の出力する直流電圧を重畳する。出力
回路Cd は直流電圧の重畳された映像信号を、1対のツ
イストペアケーブルL0aに出力する。
【0007】監視盤Dは、管理人室などに設置されると
共に管理人が使用するもので、送受話器Da と音声送受
話回路Db とキー操作部Dc と入出力インターフェース
dと制御回路De とそれぞれに電源を供給する電源回
路Df とを含んで構成されている。送受話器Da は、管
理人が各住戸の住人と通話する場合に使用されるもの
で、マイクとスピーカとを備えている。音声送受話回路
b は、2線・4線変換回路(図示せず)と増幅器(図
示せず)とから構成され、管理人と被呼者(管理人に呼
び出された住戸の住人)との双方向の通話を、1対のツ
イストペアケーブルL0bにて可能にしている。キー操作
部Dc は、管理人が呼び出しを所望する住戸の住戸番号
を入力する部分である。入出力インターフェースD
d は、キー操作部Dc と制御回路De との間のインター
フェースである。制御回路De は、1対のツイストペア
ケーブルL0cに接続され、ロビーインターホンBの制御
回路Bfおよび住戸端末H,…の制御回路Fe ,…の制
御を司ると共に各住戸の呼び出し制御などを司る。
【0008】分岐器E,…は、ツイストペアケーブルL
0a, 0b, 0cをそれぞれ分岐して各住戸に引き込むと
共に順次送り配線するためのものであり、分岐器Eは住
戸端末Hに引き込むための分岐と次ぎの分岐器Eへの送
り配線とを可能にしている。分岐器Eは次のように構成
されている。すなわち、分岐器Eは、映像信号入力端子
a と制御信号入力端子Eb と音声信号入力端子Ec
映像信号出力端子Edと制御信号出力端子Ee と音声信
号出力端子Ef と映像分岐出力端子Eg と制御分岐出力
端子Eh と音声分岐出力端子Ei と映像分岐回路Ej
を含んで構成されている。映像分岐回路Ej はトランス
にて構成されている。なお、ツイストペアケーブルL
0a, 0b, 0cにあっては、少なくとも3対のツイスト
ペアケーブルを有する多対ツイストペアケーブルL0
使用されている。
【0009】住戸インターホンF,…は、各住戸の応接
室などにそれぞれ1台づつ設置するものであり、次のよ
うに構成されている。すなわち、住戸インターホンF
は、送受話器Fa と音声送受話回路Fb とキー操作部F
c と入出力インターフェースF d と制御回路Fe とそれ
ぞれに電源を供給する電源回路Ff とを含んで構成され
ている。送受話器Fa は、住人が来訪者や管理人と通話
する場合に使用されるもので、マイクとスピーカとを備
えている。音声送受話回路Fb は、2線・4線変換回路
(図示せず)と増幅器(図示せず)とから構成され、来
訪者や管理人との双方向の通話を、1対のツイストペア
ケーブルL0bにて可能にしている。キー操作部Fc は、
該住人が通話を所望する住戸番号あるいは管理人室番号
を入力する部分である。入出力インターフェースF
d は、キー操作部Fc と制御回路Fe との間のインター
フェースである。制御回路Fe は、1対のツイストペア
ケーブルL0cに接続され、制御回路De との制御信号の
授受を行うと共にモニタテレビGの入力回路Ga を制御
している。
【0010】モニタテレビG,…は、各住戸の応接室な
どにそれぞれ1台づつ設置するもので、通常は住戸イン
ターホンHと併設され、次のように構成されている。す
なわち、モニタテレビGは、入力回路Ga と電圧分離回
路Gb と増幅器Gc と映像FM復調部Gd と表示ユニッ
トGe とそれぞれに電源を供給する電源回路Gf とを含
んで構成されている。入力回路Ga は、映像制御盤Cの
出力回路Cd から出力される映像信号を受けて、電圧分
離回路Gb へ出力する。電圧分離回路Gb は、電圧重畳
回路Cc により映像信号に重畳された直流電圧を分離し
て該直流電圧を電源回路Gf へ出力すると共に、重畳さ
れていた直流電圧を取り除いた映像信号を増幅器Gc
出力する。増幅器Gc は映像信号を増幅して映像FM復
調部Gdへ出力する。映像FM復調部Gd は周波数変調
されている映像信号を復調して表示ユニットGe に出力
し、表示ユニットGe はモニタカメラAのとらえた映像
を映し出す。
【0011】従って、上述のように構成されるテレビド
アホン装置にあっては、住人は、例えば集合住宅の玄関
ロビーに訪れた来訪者の容姿を見ながら通話ができ、便
利であると共に防犯上の効果もある。
【0012】なお、図8のテレビドアホン装置にあって
は図7のテレビドアホン装置と略同様のものであり、同
一の箇所には同じ符号を付しているので詳細な説明は省
略するが、異なるのは次の構成である。すなわち、図7
のテレビドアホン装置にあっては、映像信号伝送線とし
ては1対のツイストペアケーブルL0aを、音声信号伝送
線としては1対のツイストペアケーブルL0bを、制御信
号伝送線としては1対のツイストペアケーブルL0cをそ
れぞれ用いる仕様とされており、多対ツイストペアケー
ブルL0 が使用されていた。しかしながら、図8のテレ
ビドアホン装置にあっては、音声信号伝送線としては1
対のツイストペアケーブルL0bを、制御信号伝送線とし
ては1対のツイストペアケーブルL0cをそれぞれ用いる
仕様とされているものの、映像信号伝送線としては同軸
ケーブルL1 を用いる仕様とされいる構成である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テレビドア
ホン装置にあっては、映像伝送路と他の信号伝送路とを
略平行に沿わせて配線する場合が多く、住戸端末のモニ
タテレビに映し出される映像品質が低下するため、この
映像品質の低下を防止するために高価なツイストペアケ
ーブルや更に高価な同軸ケーブルを使用しなければなら
ず、配線費用が高くつくと言う問題点があった。
【0014】本発明は、上記の問題点を解決するために
成されたもので、その目的とするところは、安価な信号
ケーブルを用いた配線であっても高い映像品質を得るこ
とのできる優れたテレビドアホン装置を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、モニタ
カメラからの映像伝送路とロビーインターホンからの通
話伝送路とを含んだ多対平衡ケーブルに複数の分岐器を
介して複数の住戸端末を接続して成り、前記ロビーイン
ターホンと選択された前記住戸端末との間で通話を行う
と共に前記モニタカメラから送信される映像信号に基づ
いて呼者を前記住戸端末でモニタするテレビドアホン装
置において、前記分岐器の映像伝送路を除いた伝送路の
少なくともいずれかに、前記映像信号帯域を除去する帯
域フィルタを設けたことを特徴とする。
【0016】請求項2記載の発明にあっては、モニタカ
メラからの映像伝送路とロビーインターホンからの通話
伝送路とを含んだ多対平衡ケーブルに複数の住戸端末を
接続して成り、前記ロビーインターホンと選択された前
記住戸端末との間で通話を行うと共に前記モニタカメラ
から送信される映像信号に基づいて呼者を前記住戸端末
でモニタするテレビドアホン装置において、前記映像伝
送路を除いた伝送路の少なくともいずれかを低インピー
ダンス駆動することを特徴とする。
【0017】請求項3記載の発明にあっては、モニタカ
メラからの映像伝送路とロビーインターホンからの通話
伝送路とを含んだ多対平衡ケーブルに複数の分岐器を介
して複数の住戸端末を接続して成り、前記ロビーインタ
ーホンと選択された前記住戸端末との間で通話を行うと
共に前記モニタカメラから送信される映像信号に基づい
て呼者を前記住戸端末でモニタするテレビドアホン装置
において、前記分岐器の映像伝送路の分岐側に映像信号
増幅手段を設けたことを特徴とする。
【0018】
【作用】以上のように構成したことにより、請求項1記
載の発明にあっては、分岐器のの映像伝送路を除いた伝
送路の少なくともいずれかに、映像信号帯域を除去する
帯域フィルタを設けたので、映像信号が映像伝送路から
他の伝送路へ漏洩しても、この漏洩した映像信号は前記
帯域フィルタで減衰される。従って、従来のものと比較
して、映像信号が映像伝送路から他の伝送路へ漏洩し、
該漏洩した映像信号が再び映像伝送路に漏洩して住戸端
末のモニタテレビに受信される量が軽減するので、映像
品質の低下は防止できるのである。
【0019】請求項2記載の発明にあっては、多対平衡
ケーブルの中の映像伝送路を除いた他の伝送路の少なく
ともいずれかは低インピーダンス駆動される。しかも、
映像伝送路を伝搬する映像信号は少なくとも低インピー
ダンス駆動されている伝送路へは漏洩し難い。従って、
従来のものと比較して、映像信号が映像伝送路から他の
伝送路へ漏洩し、該漏洩した映像信号が再び映像伝送路
に漏洩して住戸端末のモニタテレビに受信される量が軽
減されるので、映像品質の低下は防止できるのである。
【0020】請求項3記載の発明にあっては、分岐器の
映像伝送路の分岐側(住戸端末への引き込み側)にのみ
映像信号増幅手段を設けて幹線側の映像信号は増幅せず
に分岐側の映像信号のみを増幅すると共に、分岐器によ
る分岐は住戸端末に比較的近い位置で行われる。従っ
て、分岐器の映像信号増幅手段により増幅された強い映
像信号の伝搬している映像伝送路の距離が短く成るの
で、映像伝送路に沿って平行に敷設される映像伝送路以
外の伝送路に映像信号が漏洩し、該漏洩した映像信号が
再び映像伝送路に漏洩して住戸端末のモニタテレビに受
信される量が軽減でき、映像品質の低下は防止できるの
である。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係るテレビドアホン装置の第
1実施例を図1および図2に基づいて、第2実施例を図
3および図4に基づいて、第3実施例を図5および図6
に基づいてそれぞれ詳細に説明する。
【0022】〔第1実施例〕第1実施例として説明する
テレビドアホン装置は、請求項1記載の発明に対応する
ものである。図1はテレビドアホン装置を示すブロック
図、図2はテレビドアホン装置の分岐器を示す回路図で
ある。なお、図1および図2にあっては、従来の技術に
て図7または図8を用いて説明した従来のテレビドアホ
ン装置と同等の部分には同じ符号を付してあるので、従
来のテレビドアホン装置と同等の部分の詳細な説明は省
略する。
【0023】このテレビドアホン装置が従来のものと異
なり特徴となるのは次の構成である。すなわち、図1に
示すように、このテレビドアホン装置にあっては、それ
ぞれの分岐器E,…の通話伝送路の分岐側に帯域フィル
タXb を設けると共にそれぞれの分岐器E,…の制御伝
送路の分岐側に帯域フィルタXc を設け、しかも、従来
のツイストペアケーブルや同軸ケーブルに代えて、映像
伝送路に相当する映像信号線Ma と通話伝送路に相当す
る通話信号線Mb と制御伝送路に相当する制御信号線M
c とを含む多芯ケーブルで且つツイストペアの施されて
いない多対平衡ケーブルMを用いた構成である。
【0024】上述の分岐器Eの帯域フィルタXb,
c は、図2に示すように、本実施例では2個のコイルと
1個のコンデンサとからそれぞれ構成している。しかし
ながら、帯域フィルタXb,c は、図2に示すようなフ
ィルタのみならず他の構成のフィルタであっても良く、
とにかく、帯域フィルタXb にあっては、映像制御盤C
の出力する映像信号の周波数帯域は減衰するものの、ロ
ビーインターホンBの音声送受話回路Bc などから出力
される音声信号は減衰することの無いものであり、帯域
フィルタXc にあっては、映像制御盤Cの出力する映像
信号の周波数帯域は減衰するものの、監視盤Dの制御回
路De などから出力される制御信号は減衰することの無
いものであれば良い。
【0025】上述のように構成されるテレビドアホン装
置にあっては、映像信号が映像信号線Ma から通話信号
線Mb や制御信号線Mc に漏洩しても、この漏洩した映
像信号は帯域フィルタXb,c で減衰される。従って、
通話信号線Mb や制御信号線Mc に漏洩した映像信号が
再び映像信号線Ma に漏洩して住戸端末Hのモニタテレ
ビGに受信される量が少なくなり、映像品質の低下は殆
ど生じ無いのである。
【0026】なお、テレビドアホン装置の動作について
は従来のものと同様であるので説明は省略する。
【0027】〔第2実施例〕第2実施例として説明する
テレビドアホン装置は、請求項2記載の発明に対応する
ものである。図3はテレビドアホン装置を示すブロック
図、図4はテレビドアホン装置の低インピーダンス化回
路を示す回路図である。なお、図3および図4にあって
は、従来の技術にて図7または図8を用いて説明した従
来のテレビドアホン装置と同等の部分には同じ符号を付
してあるので、従来のテレビドアホン装置と同等の部分
の詳細な説明は省略する。
【0028】このテレビドアホン装置が従来のものと異
なり特徴となるのは次の構成である。すなわち、図3に
示すように、このテレビドアホン装置にあっては、従来
のツイストペアケーブルや同軸ケーブルに代えて、映像
伝送路に相当する映像信号線Ma と通話伝送路に相当す
る通話信号線Mb と制御伝送路に相当する制御信号線M
c とを含む多芯ケーブルで且つツイストペアの施されて
いない多対平衡ケーブルMを用い、しかも、ロビーイン
ターホンBの音声送受話回路Bc と通話信号線Mb との
間、ロビーインターホンBの制御回路Bf と制御信号線
c との間、監視盤Dの音声送受話回路Db と通話信号
線Mb との間、監視盤Dの制御回路Deと制御信号線M
c との間、住戸インターホンFの音声送受話回路Fb
通話信号線Mb との間および住戸インターホンFの制御
回路Fe と制御信号線Mc との間にそれぞれ低インピー
ダンス化回路Zを介在した構成である。
【0029】上述の低インピーダンス化回路Zは、図4
に示すように、本実施例では変成比N:1の変成トラン
スと抵抗とコンデンサとから構成され、変成トランスは
巻数の少ない側を通話信号線Mb や制御信号線Mc に接
続している。なお、図4に示す低インピーダンス化回路
Zの抵抗やコンデンサは必ずしも必要なものではなく適
宜削除しても良い。
【0030】上述のように構成されるテレビドアホン装
置にあっては、多対平衡ケーブルMの中の通話信号線M
b および制御回路Bf は低インピーダンス化回路Zを介
して低インピーダンス駆動される。しかも、映像信号線
a を伝搬する映像信号は、低インピーダンス駆動され
ている信号線へは漏洩し難い。従って、映像信号が映像
信号線Ma から通話信号線Mb や制御信号線Mc に漏洩
し難いのであるから、通話信号線Mb や制御信号線Mc
に漏洩した映像信号が再び映像信号線Ma に漏洩して住
戸端末HのモニタテレビGに受信される量も少なくな
り、映像品質の低下は殆ど生じ無いのである。
【0031】なお、テレビドアホン装置の動作について
は従来のものと同様であるので説明は省略する。
【0032】〔第3実施例〕第3実施例として説明する
テレビドアホン装置は、請求項3記載の発明に対応する
ものである。図5はテレビドアホン装置を示すブロック
図、図6はテレビドアホン装置の分岐器を示す回路図で
ある。なお、図5および図6にあっては、従来の技術に
て図7または図8を用いて説明した従来のテレビドアホ
ン装置と同等の部分には同じ符号を付してあるので、従
来のテレビドアホン装置と同等の部分の詳細な説明は省
略する。
【0033】このテレビドアホン装置が従来のものと異
なり特徴となるのは次の構成である。すなわち、図5に
示すように、このテレビドアホン装置にあっては、それ
ぞれの分岐器E,…の映像伝送路の分岐側に、映像信号
増幅手段に相当する増幅部E k を設け、しかも、従来の
ツイストペアケーブルや同軸ケーブルに代えて、映像伝
送路に相当する映像信号線Ma と通話伝送路に相当する
通話信号線Mb と制御伝送路に相当する制御信号線Mc
とを含む多芯ケーブルで且つツイストペアの施されてい
ない多対平衡ケーブルMを用いた構成である。
【0034】上述の増幅部Ek は、図6に示すように、
本実施例では増幅器Ek1と電圧分離回路Ek2と増幅器E
k1に電源を供給するための電源回路Ek3とを備えてい
る。増幅器Ek1は、映像制御盤Cの出力する映像信号の
周波数帯域を特に増幅するようにされている。電圧分離
回路Ek2は、電圧重畳回路Cc にて重畳された直流電圧
を含んで映像制御盤Cの出力回路Cd より出力される映
像信号から直流電圧成分のみを分離し、該分離した直流
電圧を電源回路Ek3へ供給する。電源回路Ek3は、電圧
分離回路Ek2から受けた直流電圧を増幅器Ek1に適した
電圧に昇圧あるいは降圧して、増幅器Ek1に供給してい
る。また、電圧分離回路Ek2は、ダイオードブリッジと
2個のブロックフィルタであるコイルとから構成されて
いる。
【0035】なお、増幅部Ek における電圧分離回路E
k2や電源回路Ek3は必ずしも必要なものではなく、商用
電圧(AC100V)などを適宜直流電圧に変換して増
幅器Ek1に供給しても良い。
【0036】上述のように構成されるテレビドアホン装
置にあっては、分岐器Eの映像伝送路の分岐側(住戸端
末への引き込み側)にのみ増幅部Ek を設け、映像分岐
出力端子Eg への映像信号は増幅するものの、映像信号
出力端子Ed への映像信号は増幅しない。つまり、幹線
側の映像信号は増幅せずに分岐側の映像信号のみを増幅
する。しかも、分岐器Eによる分岐は、住戸端末Hに比
較的近い位置で行われる。従って、分岐器Eの増幅部E
k により増幅された強い映像信号の伝搬している映像信
号線Ma の距離が短く成るので、映像信号線Ma に沿っ
て平行に敷設されている通話信号線Mb や制御信号線M
c に映像信号が漏洩し、該漏洩した映像信号が再び通話
信号線Mb や制御信号線Mc から映像信号線Ma に漏洩
して住戸端末HのモニタテレビGに受信される量も少な
くなり、映像品質の低下は殆ど生じ無いのである。
【0037】また、第3実施例のテレビドアホン装置の
分岐器Eに、第1実施例のテレビドアホン装置の分岐器
Eの帯域フィルタXb,c を付加すれば、更に映像品質
は向上することは言うまでもない。更に、第1実施例乃
至第3実施例の発明を適宜組み合わせて用いることも可
能であり映像品質は更に向上する。
【0038】なお、テレビドアホン装置の動作について
は従来のものと同様であるので説明は省略する。
【0039】
【発明の効果】本発明のテレビドアホン装置は上述のよ
うに構成されたものであるから、請求項1記載の発明に
あっては、分岐器の映像伝送路を除いた伝送路の少なく
ともいずれかに、映像信号帯域を除去する帯域フィルタ
を設けたので、多芯ケーブルで且つツイストペアの施さ
れていない安価な多対平衡ケーブルを用いても良質な映
像を得ることができ、請求項2記載の発明にあっては、
映像伝送路を除いた伝送路の少なくともいずれかを低イ
ンピーダンス駆動するので前記効果と同様の効果があ
り、請求項3記載の発明にあっては、分岐器の映像伝送
路の分岐側に映像信号増幅手段を設けたので前記効果と
同様の効果のある、優れたテレビドアホン装置を提供で
きると言う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテレビドアホン装置の一実施例を
示すブロック図である。
【図2】上記実施例の分岐器を示す回路図である。
【図3】本発明に係るテレビドアホン装置の他の実施例
を示すブロック図である。
【図4】上記実施例の低インピーダンス化回路を示す回
路図である。
【図5】本発明に係るテレビドアホン装置の更に他の実
施例を示すブロック図である。
【図6】上記実施例の分岐器を示す回路図である。
【図7】従来のテレビドアホン装置を説明するブロック
図である。
【図8】従来のテレビドアホン装置の他の例を説明する
ブロック図である。
【符号の説明】
A モニタカメラ B ロビーインターホン E 分岐器 Ek 映像信号増幅手段 M 多対平衡ケーブル Ma 映像伝送路 Mb 通話伝送路 H 住戸端末 Xb 帯域フィルタ Xc 帯域フィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モニタカメラからの映像伝送路とロビー
    インターホンからの通話伝送路とを含んだ多対平衡ケー
    ブルに複数の分岐器を介して複数の住戸端末を接続して
    成り、前記ロビーインターホンと選択された前記住戸端
    末との間で通話を行うと共に前記モニタカメラから送信
    される映像信号に基づいて呼者を前記住戸端末でモニタ
    するテレビドアホン装置において、前記分岐器の映像伝
    送路を除いた伝送路の少なくともいずれかに、前記映像
    信号帯域を除去する帯域フィルタを設けたことを特徴と
    するテレビドアホン装置。
  2. 【請求項2】 モニタカメラからの映像伝送路とロビー
    インターホンからの通話伝送路とを含んだ多対平衡ケー
    ブルに複数の住戸端末を接続して成り、前記ロビーイン
    ターホンと選択された前記住戸端末との間で通話を行う
    と共に前記モニタカメラから送信される映像信号に基づ
    いて呼者を前記住戸端末でモニタするテレビドアホン装
    置において、前記映像伝送路を除いた伝送路の少なくと
    もいずれかを低インピーダンス駆動することを特徴とす
    るテレビドアホン装置。
  3. 【請求項3】 モニタカメラからの映像伝送路とロビー
    インターホンからの通話伝送路とを含んだ多対平衡ケー
    ブルに複数の分岐器を介して複数の住戸端末を接続して
    成り、前記ロビーインターホンと選択された前記住戸端
    末との間で通話を行うと共に前記モニタカメラから送信
    される映像信号に基づいて呼者を前記住戸端末でモニタ
    するテレビドアホン装置において、前記分岐器の映像伝
    送路の分岐側に映像信号増幅手段を設けたことを特徴と
    するテレビドアホン装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002094974A (ja) * 2000-09-14 2002-03-29 Aiphone Co Ltd 集合住宅用インターホン装置
JP2008061005A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Aiphone Co Ltd 集合住宅インターホンシステム

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JP2002094974A (ja) * 2000-09-14 2002-03-29 Aiphone Co Ltd 集合住宅用インターホン装置
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